<フライ級/5分3R>
JP・ベイス(南アフリカ)
Def.1R4分54秒by ギロチンチョーク
ジェイコブ・シルバ(米国)
右ストレート、右ローから見事なタイミングでダブルレッグを決めたベイス。ケージ中央で背中をマットにつけたシルバは、足を一本抜く。ベイスは肩固めを狙いつつ、ヒザを押してマウントを狙う。マウントでなくパスでサイドを取ったベイスは、ここからニーイン→マウントへ。
そのタイミングでブリッジから上を取ろうとしたシルバは左腕を差すが、背中を伸ばされバックマウントを許す。見事な動きでシルバを制したベイスはハンマーフィストを打つつけ、襷からシルバを抑え肩固めに入る。このままバックに移行し、鉄槌、パンチ、ヒジを思い切り落とす。ケージ際に移動し、立ち上がろうとしたシルバに対し、ベイスはギロチンにスイッチ。残り20秒、思い切り絞める。動きが止まったシルバを見てレフェリーが試合をストップするが、「俺は落ちていない」と猛烈に抗議する。
裁定は覆らず、いずれにせよバイスのグラウンドのトランジッションは見事な一言──素晴らしいパフォーマンスを見せた。
「彼はタフだった。体が強かった。ただパーフェクトの形で、いびきみたいな音が聞こえてきたよ。五輪レスラーやハイレベルのグラップラーと準備してきたから、凄く簡単に戦えた。あそこで終わらなくても、勝てていたと思っている。最後は僕はどうしようもなかった。UFCで戦う機会を与えてくれるなら、とても嬉しい」とベイスは話した。
2020年コンテンダーシリーズ・フィナーレ、ダナ・ホワイトは「ビクトリアの対戦相手は、立ち技は素晴らしかったけどワンディメンショナルだった。テイクダウンから立ち上がることができなかった。でも、それはビクトリアの責任じゃない。彼女はフィニッシュしたし……ビクトリア、UFCに来てくれ。
タッカー、フィニッシュすると約束したけど、このスポーツがいかにタフかが分かったね(笑)。11連勝、こちらの要望に応え戻ってきた。そしてコンテンダーで無敗だ。試合をしてもらうよ。
グロリア、何もいうことはない。ワールドクラスの柔道家と戦い、最初は豪快に叩きつけられたけど、2度と食らわなかった。全てを止めて、長らく視ることができなかった美しいシュートボクセ・スタイルを披露してくれた。彼女は特別だと思う。グロリア、UFCにようこそ。
ニックはCovid19の影響でミドル級なのに、264ポンドの相手と戦った。22歳で、6勝0敗。今、病院に移動中でここにいないけど──彼をアルティメット・ファイターに呼びたいと思う。彼が合意することを願っているよ。
ジェイコブ・シルバをここに連れ戻したのは、タフで肉弾戦もお構いないしで、絶対に諦めないからだ。レフェリーは完全にミスジャッジだった。足はだらんとしていたし、落ちたと思ったんだろうな。不注意だ。でも、ファイトはどうだった? (と、インタビュアーのローラ・サンコに尋ね、彼女が「ほとんど1Rで終わらせていたわ」と答える) そうだろう、1RでJP・バイスは本当に多くのことを見せてくれた。クリーンで素晴らしかった。色々とあったけど、こっちに来い!!」と合否の発表を行い、シーズン4を以下のように総括した。
「30人以上が契約したんじゃないかと思う。過去最多だね。試された彼らに、とにかく機会を与えたい。でも、ノーと言わないといけないこともある。この場所ではね。それはしょうがないことで……でも、また来年の夏を楽しみにしている。シーズン5がいつになるか、まだ確定していないけど──。今、世界中で小規模の大会が立ち行かなくなっていることが本当に気掛かりだ。だから、ファイトパスで契約するスモールショーを増やして経営が成り立つようにしたい。タレントをクリエイトするために資金が必要だから」
DWTNCS S04は48人の勝者が誕生し、37人のファイターがUFCと契約した。
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