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DWTNCS S04 Ep06 Report UFC キャメロン・チャーチ シェラード・ブラックレッジ ブログ

【DWTNCS S04 Ep06】ノンストップアクションの序盤、TDで削ったブラックレッジがチャーチに判定勝ち

<ライト級/5分3R>
シェラード・ブラックレッジ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
キャメロン・チャーチ(米国)

ジャブの差し合いからジャブ、ワンツー、前蹴りを見せたチャーチ。ブラックレッジはパンチに合わせて組みつき、ケージへ押し込む。体を入れ替えた離れたチャーチは左ハイから後ろ回し蹴り。右に動いてかわしたブラックレッジは、ボディ打ちにワンツーを顔面に返す。左フック、右ロー、右フックでチャーチは前に出て、さらに左ボディフック、左フック、右ハイと圧力を強める。

ここでブラックレッジはダブルレッグをきめて、ハーフからヒジを落とす。直ぐに立ち上がったチャーチは左ジャブを受けながら左ミドル、さらに右フックを打っていく。やや前のめりになり姿勢を崩したチャーチだが、持ち直してパンチの連打にハイを織り交ぜアグレッシブに動き続ける。ブラックレッジは組んでケージへ。

ヒザ蹴りから左右のフックを決めたブラックレッジは離れて左ジャブ、チャーチはワンツーから右フックを打ちこむ。ローに右クロスを当てたラックレッジが再びテイクダウンを決める。下からアメリカーナのチャーチは、パウンドとエルボーを受けて背中を見せてスタンドへ。ノンストップアクションの初回が終わった。

2R、ジャブからワンツーで前に出るチャーチに対し、ブラックレッジが右フックで迎え撃つ。と、クリンチでヒザ蹴りを急所に受けたチャーチが苦悶の表情を浮かべてしゃがみこむ。再開後、チャーチは頭を振って前に出てパンチを振るう。ブラックレッジはショートアッパーとボディを連打、間合いを一旦外したチャーチに右ハイを入れる。

それでも前に出てくるチャーチにテンカオ、左右のフックを連打したブラックレッジだが、今度は逆にローを急所に受けて2度目の中断に。リスタート後、ワンツーで前進するチャーチに組みついたブラックレッジがヒザを入れ、離れて誘うとまたもダブルレッグを決める。すぐに立ち上がることができず、下になったブラックレッジが腕十字へ。ヒジを抜いた右のパンチを打ち込んだブラックレッジは、スタンドに戻った直後にダブルレッグを決める。

チャーチは背中をつけ、その下で右手を取られてそうになると防ぎ逆にキムラへ。ブラックレッジは腕を抜くと、腕十字をスラムし担ぎパス。背中を向いてスクランブルに入ったチャーチは前方にブラックレッジを落とし時間に。

最終回、かなり消耗が目立つ両者。右ローから左を打ったチャーチがスピニングバックフィストを繰り出す。ブロックしたブラックレッジは負けじとスピニングバックエルボーを狙う。首相撲からブラックレッジがヒザを腹に連続に入れ、離れるとチャーチがワンツーで前に出てくる。ブラックレッジはダブルレッグでケージにつめ、もう粘ることができなくなったチャーチにテイクダウンを決める。クローズドガードでのキムラはセットできないチャーチは、エルボーを落とされる。

スクランブルに持ち込めないチャーチは左目尻をカットしている。ブラックレッジは足を一本抜いて右のパンチを打っていく。チャーチはクローズドに戻し、蹴り上げからスクランブルを狙う。すかさず組みつきブラックレッジがバックを取ると、チャーチは引き込んで万事休す。ブラックレッジは最後の1分で、どこまで攻めることができるか。

体を上げてパウンドも、すぐに頭をつけて疲弊は隠せないブラックレッジはガードの中でエルボー、パンチを落としてタイムアップを迎えた。結果はブラックレッジの3-0の判定勝ち──「凄くタフな試合だった。ベストを尽くした。フィニッシュを狙ったけど、チャーチはタフだった。ダブルレッグは作戦通り、パウンドアウトしたかった」と語った。


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【DWTNCS S04 Ep06】0分50秒RNC、2分22秒三角絞めに続き、ホーズが78秒でベスタエフをノックアウト

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
Def.1R1分18秒by KO
カジムラット・ベスタエフ(米国)

右カーフを蹴り合う両者。ホーズが右オーバーハンドを打っていき、カーフをチェックして左フックをヒットさせる。後ろ回し蹴り、右ハイを見せたベスタエフは右フックへ。打ち終わりにホーズが右フックを合わせ、腰から崩れ落ちたベスタエフに鉄槌を連打する。すぐにレフェリーが試合を止めた。

4連勝、5度目の1RKO勝ちを決めたホーズは「世界王者になるために、このスポーツを始めたんだ。コーチから低い姿勢からアタックしろと言われていたから、彼の長身も気にならなかった」と非常に静かに話した。


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DWTNCS S04 Ep06 Report UFC ドラコ・ロドリゲス ブログ

【DWTNECS S04 Ep06】ドラコ・ロドリゲスが、スイープを許した直後に三角絞めでマルチネスを落とす

<バンタム級/5分3R>
ドラコ・ロドリゲス(米国)
Def.1R2分22秒by 三角絞め
マナ・マルチネス(米国)

左ジャブから右を振るうロドリゲス、右ローをマルチネスが返す。右オーバーハンドを入れたロドリゲスは左ハイをブロックして、続くローにテイクダウンを合わせる。パスを許さずマルチネスはクローズドガードを取ると、腕十字へ。リフトして逃れたロドリゲスに対し、マルチネスはオモプラッタでスイープ。上を取り返したところで、ロドリゲスが三角絞めを仕掛ける。

頭を引き寄せるロドリゲス、持ち上げたマルチネスだがスラムにはいかず下ろす形でパンチを入れる。ロドリゲスが頭を引き寄せると、マルチネスが落ちて勝負は決した。

「打撃で戦おうと思ったら、こんな風になっちゃったよ(笑)。KOして契約したかったんだ。三角絞めを極めたのは分かってない。ただコーチが『右足をつけろ』って叫んでいたことだけ覚えている。で、僕はとにかく絞め続けたんだ」と勝利をロドリゲスは振り返り、「ダナ、いつでも戦える。ケガは全くない」とアピールした。


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DWTNCS S04 Ep06 Report UFC アリアスカブ・カイジレフ エンリケ・スギモト ブログ

【DWTNCS S04 Ep06】あぁ……エンリケ・スギモト、カイジレフのRNCに50秒で一本負け

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
Def.1R0分50秒by RNC
エンリケ・スギモト(ブラジル)

サウスポー同士の対決、カイジレフが右ハイから左フック。エンリケもフックを返し、右ハイを蹴っていく。エンリケの右ローでバランスを乱したカイジレフが、マットに手をつき起き上がりなら組んでいく。

カイジレフがボディロックテイクダウンに成功する。サイドで抑えられたエンリケは背中を預けて立ち上がろうとし、両足のフックを許す。エンリケはRNCを仕掛けられ、背中を伸ばされるとタップ……50秒で無敗のダゲスタン人に13勝目を献上することとなった。

「この試合は僕の階級じゃなかったけど、勝てて良かった。僕はミドル級でも戦えるけど、ウェルター級でずっと戦ってきたから、これからはウェルター級でやっていきたい」と勝者は淡々と話した。


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DWTNCS S04 Ep06 Preview UFC エンリケ・スギモト ブログ

【DWTNCS S04 Ep06】元HEAT王者エンリケ・スギモトが出場。無敗のロシアンとUFC行きを賭けて戦う

【写真】エンリケ・スギモトがコンテンダーシリーズに出場!! (C)MMAPLANET

8日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Tuesday Night Contender Series 2020年シリーズ第6週が開催される。

日本人のコンテンダーシリーズ出場はまだ実現していないが、4年目にして日系ブラジリアンで元HEATミドル級王者エンリケ・スギモトがダナ・ホワイト御前試合に臨むこととなった。


エンリケはブラジルはマトグロッソ・ド・スゥ州のカンポグランジ出身、父方の祖父母が日本人、日系3世だ。7歳の時、奈良県の天理に移り住むも家族揃って日本で生活するだけの基盤が過ごせず、エンリケは兄弟3人でブラジルに戻り祖母のと暮らす。

4年後、再び来日し三重県・四日市に引っ越した両親と生活を始め、当地のブラジル人中学と高校で学び、15歳の時にホベルト・ナカヤ率いる東海ブラジリアン柔術アカデミーに入門して柔術を始めた。

17歳からムエタイも始め愛知県小牧市のNEXや、2099年に帰国した時からカンポグランジのショック・コンバッチでMMAキャリアをスタートさせたエンリケは、翌年からDEEPやHEATで戦うようになった。

HEATでミドル級王者になったエンリケは、他団体でも並行活動を望みタイトルを返上し、ロシアやスイスで戦うよになった。

そのロシアでスイス人ファイターのネルソン・カルバーリョと知り合い、彼の所属するファイトムーブでトレーニングを開始し、加藤久輝を破りHEATミドル級王座に返り咲いた。

この時から「最終的なゴールはUFC」と話していたエンリケにとって、明日はいよいよ夢を実現させるための最終関門となる。対戦相手のアリアスカブ・カイジレフはキャリア12勝0敗、Fight Night Globalもウェルター級チャンピオンだ。KO勝ちが5度、一本勝ちが3試合──7試合で初回フィニッシュ勝利、トキーニョことホウジマール・パリャレスを58秒でKO勝ちしている。

両者揃ってKOパワーの持ち主で、UFCへ行くためにはKOを狙うのは当然だ。よってエンリケにとってはディフェンス、パンチを被弾しないことが最重要となってくる。

■視聴方法(予定)
9月9日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWTNCS S04 Ep06対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)
アル・マタヴァオ(米国)

<ライト級/5分3R>
キャメロン・チャーチ(米国)
シェラード・ブラックレッジ(米国)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
カジムラット・ベスタエフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス(米国)
ドラコ・ロドリゲス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
エンリケ・スギモト(ブラジル)