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DEEP99 J-CAGE Report ブログ 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】元谷友貴が貫録の一本勝利。米山千隼にテイクダウンから何もさせず腕ひしぎ腕固めでタップを奪う

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
1R4分59秒 by 腕ひしぎ腕固め
米山千隼(日本)

左手を前に出して構える米山に対し、元谷が右ロー。距離を詰めた米山は、元谷の右ローをキャッチし、相手をケージに押し込んでいく。しかし元谷は体勢を入れ替え、ボディロックからテイクダウンを奪う。ケージ中央でトップを維持する元谷。米山は上半身を起こしながら、左腕を元谷の首に回し、リバーサルする。しかし元谷はすぐにトップを奪い返し、さらにマウントへ移行する。米山のブリッジを防いだ元谷は、マウントから鉄槌を落としてトップをキープ。動く米山のボディにパンチを連打する元谷。徐々にポジションを上げていった元谷は、三角絞めの体勢へ。残り10秒を切ったところでしっかりと足を固めて、暴れる米山に対して腕ひしぎ腕固め(アナウンスはアームバー)に切り替え、ラウンド残り1秒でタップを奪った。

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DEEP99 J-CAGE Report オーロラ☆ユーキ ブログ 白川“Dark”陸斗

【DEEP99】白川“Dark”陸斗がオーロラ☆ユーキの左ミドルをかわし、パンチの連打でKO勝利

<フェザー級/5分3R>
白川“Dark”陸斗(日本)
1R2分18秒 by TKO
オーロラ☆ユーキ(日本)

氏らからが左ジャブから右ストレート。バランスを崩したオーロラが背中を着けてしまうと、すぐに立ち上がる。オーロラは左ミドルを放つも、白川がパンチを繰り出しながらプレッシャーをかけていく。白川はオーロラの左ミドルをブロックし、左ハイ。さらに右アッパーを織り交ぜたコンビネーションを見せる。相手が下がったところに、左ミドルを放つオーロラ。白川はすぐに距離を詰めてパンチを当てる。パンチを効かせた白川は、そのまま連打でオーロラからダウンを奪い、レフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、白川はRIZIN大阪大会への出場をアピールした。

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DEEP99 J-CAGE Report ブログ 和田教良 東修平

【DEEP99】スクランブル出場の和田教良がテイクダウンで先制するも東修平がRNCで一本勝ち

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平(日本)
1R1分52秒 by RNC
和田教良(日本)

東が左ローで先制。和田がダブルレッグで組み付き、両脇を差して東をケージに押し込む。東がケージから離れようとしたところで、和田が外掛けでテイクダウンを奪った。立ち上がろうとする東を抑え込み、さらにケージ際でバックを狙う和田。両者立ち上がり、和田が東をケージに押し込むも、投げを狙ったか和田が背中を見せた瞬間に東がバックに回り、すぐさま左腕を首に回してRNCでタップを奪った。

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DEEP99 J-CAGE Report ブログ 神田コウヤ 鬼山反猫

【DEEP99】神田コウヤの打撃で鬼山反猫がカット、2RドクターストップによるTKO勝ちに

<フェザー級/5分2R>
神田コウヤ(日本)
2R1分49秒 by TKO
鬼山反猫(日本)

開始早々、鬼山が右ローで、サウスポーの神田のバランスを崩させる。その後も鬼山は右ローを軸に攻め立て、神田は距離を取りながら左ストレート。鬼山が右を放った際、一瞬両者が組み付くも、すぐに離れる。神田は鬼山のダブルをカット。鬼山は足をつかいながら、距離が近くなったところで右バックハンドブローを繰り出すも、これは当たらない。左右フックを放ちながら距離を詰めた鬼山に対し、神田は左ストレートを打ち下ろす。右ボディストレートを狙う鬼山。神田は距離が詰まったところで、左のテンカオ。残り2分を切ったところで、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。ハーフガードをとる鬼山に、左ヒジを落としていく神田。神田はパスを狙うが、鬼山はガードでしのぎ切った。

最終2R、鬼山が右ローを当てるも、動きが止まったところに神田がシングルレッグで飛び込み、テイクダウンに成功する。しかし鬼山もすぐに立ち上がる。脇を差して鬼山をケージに押し込む神田。互いに離れたあと、鬼山のフックの打ち終わりに組み付いた神田だったが、ここは倒せず。打撃の攻防が続くなか、鬼山の額から出血が見られ、試合は一時ストップ。ドクターチェックの末、レフェリーが試合を止めた。

鬼山のカットは、神田の有効な攻撃によるものとみなされ、神田のTKO勝利となった。

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DEEP99 Interview J-CAGE ブログ 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】米山千隼と対戦、元谷友貴「インパクトを残せるぐらいの実力がないと……生き残れない」

【写真】感情の起伏が少ない──そんな強さを持っている(C)MMAPLANET

1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP99。昼夜興行、夜の部のメインで米山千隼と元谷友貴が戦う。

RIZINという舞台で戦いながら、DEEPでも考えうる最強の相手と戦う。UFCを目標に現状で最強の相手を欲する米山と、同じ志向の元谷は、その同じ言葉に情念がなく、アッサリと口にする。

その間性こそ、元谷らしさだが──米山戦を前にして、元谷はいつもと変わらぬ心境でいるようだった。


──現状、修斗やパンクラスは当日計量で1階級上の体重で試合を行っていますが……。

「あっ、そうなんですか。全部、いっこ上なのですか?」

──知らなかったのですか!!

「全然知らなかったです」

──相変わらずの我関せずぶりですね(笑)。そういうなかで前日計量&従来の体重でやることをどのように感じているのかを尋ねたかったのですが……やめておきます(笑)。今回の試合に向けて、主にどこで仕上げてきましたか。

「Power of Dreamで打撃、パラエストラTB(浦安・葛西)で週に1度MMAの練習をして行ける日に柔術をしていますね。あとはKRAZY BEEに行かせてもらっています。今年になってからはこの3カ所で練習しています」

──今回の米山戦ですが非常にシビアな試合です。元谷選手はDEEPでは3月も大塚隆史選手との試合でしたし、RIZINに向けてのチューンアップ的な試合ではないですね。

「取りあえず強い相手と試合をしたいと思って組んでもらっています。もちろんRIZINで戦いたい、戻りたいという気持ちはあります。でもDEEPでつまらないというかレベルの低い相手とやっても盛り上がらないです。強い相手とリスクの高い試合の方が、見てくれる人も面白いはずですしね。

僕自身も気が緩まない相手、普段から頑張るにもそういう選手と戦いたいと思っています。強い相手の方が成長できるので」

──RIZINで敗れたわけでなく、佐伯代表も大晦日で井上直樹選手との試合という流れがあるなかで強い相手を求めたと話していました。このタイミングでDEEPで米山選手との試合、痺れる判断です。

「RIZINからはこの間はあるかもという話で、DEEPがこのタイミングで大会があるから試合に出る。RIZINのためとかでなく、DEEPでもRIZINでも1試合、1試合だと捉えています。井上選手とは、米山選手に勝てば年末にできると思うので(笑)」

──では米山選手の印象を教えてください。

「最初に試合を見たのが、去年の石司戦で。解説をしていたんです。どういう試合運びをするのかと見ているとKOで勝って、強い選手だと思いました。米山選手のことを余り知らなかったので、試合前は石司選手が勝つと予想していました。そこでKOで勝ったので──ハイ、強いですね」

──身長差がかなりあります。

「10センチぐらいですね。180センチ近くあってヒザも強いので、気を付けないといけないです。すぐに首相撲というか、四つ組みにきて離れ際のヒジ、ヒザという印象ですね。寝技もできない感じはなくて、結構良い動きをしているかと思います」

──そんな米山戦で見せないといけないのは?

「打撃も寝技も全部で良い練習ができているので、どこというのはないですが、その成長を見せたいです」

──米山選手は追い込んで気持ちを創らないと試合で戦えない。対して、元谷選手は精神的にいつでも戦えるモノを持っている。それが強さだということを言っていました。

「えっ? へぇ……。どうなんですかね……。やっぱり練習はしないと。でも練習で自分を追い込まないと、戦う気持ちは創れないですよ。ハハハ。そういうことは……余り分からないですね」

──試合で自然と相手を仕留める気持ちの持ち主ということを米山選手は言われていたと思います。

「確かに最近の試合でいえば、凄くリラックスできています。でも、それは練習量──練習をしっかりとやってきた自信があるので、リラックスできることで。練習しないと、試合は動けないですよ(笑)。良いコンディションを出せるように、ずっと創ってきて、それは試合に向けての自信になっています」

──米山選手は未知数な部分が多いです。そこが気になることはないですか。

「未知っていう部分でいえば、1年間試合をしていないので若い選手は、この間でどれだけ成長しているのか。そういう点が未知な感じです。でも、試合内容についてはパターンというか、同じ試合展開に見えます。凄く組みつきたいように感じます。でも、僕は組みつかれても全然平気ですし」

──RIZIN大晦日参戦に向けて、インパクトを残すという意識はありますか。

「それもありますし、今後上にいくためにインパクトを残せるぐらいの実力がないと……生き残れないと思っています」

──元谷選手はRIZINで、その強さが結果に結びついていないという印象もあります。年末、そして2020年に向けて、どのような目標を抱いていますか。

「結果はそんなに良くないですね。だからこそ目の前の試合でしっかり勝ち、年末にもしっかり勝つ。そこですね。ここで良い勝ち方ができれば、また良い相手と組んでもらえますからね。もう今しかない、本当に来年こそは──そういう気持ちでやっています」

──では改めて、米山戦への意気込みをお願いします。

「意気込みを話すというのが、いつも難しくて……(苦笑)。試合に向けて必要なことはやってきました。あとはケガなく、試合をこなす。イメージ通りに戦うだけです」

■視聴方法(予定)
11月1日(日・日本時間)
午前5時45分~PPV SPWN

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
米山千隼:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗:66.05キロ
オーロラ☆ユーキ:65.95キロ

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平:63.2キロ
和田教良:61.40キロ

<フェザー級/5分2R>
神田コウヤ:66.3キロ
鬼山反猫:66.15キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.7キロ
桜井宇宙:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.6キロ
日比野”エビ中”純也:61.25キロ

<フェザー級/5分2R>
ザック・バスケープ:65.6キロ
DJ・マルコ:65.3キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
我謝真人:62.85キロ
ラックチャイ・GTジム:62.3キロ

<ストロー級/5分2R>
サイモン・シェ:51.9キロ
竜己:52.1キロ

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DEEP99 J-CAGE News オーロラ☆ユーキ ブログ 元谷友貴 和田教良 東修平 白川Dark 陸斗 米山千隼

【DEEP99】計量終了 元谷友貴「インパクトのある試合を」✖米山千隼「自分がやってきた事のほうが濃い」

【写真】両者とも実に覚悟の決まった表情をしている(C)DEEP

11月1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP99 IMPACT の計量が31日(土)に行われた。

メインはRIZINで巻き返しを図るための落とせない元谷友貴とUFCへ賭ける想いのみで戦う米山千隼の注目の一番が組まれた同大会。DEEP98 出場選手とは時間をずらし、計量が行われた。


ここではDEEP事務局から送られてきたメイン出場の両選手のコメントを紹介したい。
元谷友貴
「メインなんでインパクトのある試合をします」

米山千隼
「元谷選手は実績はありますが、今まで自分がやってきた事のほうが濃いと思いますので明日は勝ちます」

■視聴方法(予定)
11月1日(日・日本時間)
午前5時45分~PPV SPWN

■ DEEP99計量結果

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
米山千隼:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗:66.05キロ
オーロラ☆ユーキ:65.95キロ

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平:63.2キロ
和田教良:61.40キロ

<フェザー級/5分2R>
神田コウヤ:66.3キロ
鬼山反猫:66.15キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.7キロ
桜井宇宙:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.6キロ
日比野”エビ中”純也:61.25キロ

<フェザー級/5分2R>
ザック・バスケープ:65.6キロ
DJ・マルコ:65.3キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
我謝真人:62.85キロ
ラックチャイ・GTジム:62.3キロ

<ストロー級/5分2R>
サイモン・シェ:51.9キロ
竜己:52.1キロ

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DEEP99 J-CAGE News ブログ 和田教良 山本聖悟 東修平

【DEEP99】Road FC帰りの山本聖悟が負傷欠場。ラウェイ=東修平の相手はスクランブル発進の和田教良に

【写真】山本とはスタンス、構え&距離もまるで違う和田がスクランブル出場 (C)MMAPLANET

27日(火)、DEEP事務局より11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP99で組まれていたバンタム級2回戦で、東修平と対戦予定だった山本聖悟が負傷欠場──和田教良が代わって出場することが発表された。

昼の部DEEP98 & 夜の部DEEP99とダブルヘッダー大会、98では佐藤洋一郎✖阿部大治、水野竜也✖ジョアォン・バチスタ・ヨシムラ等が組まれ、元谷友貴✖米山千隼戦がメインの99大会で2回戦ながらRoad FC帰りの山本聖とラウェイで活躍中の東の対戦は注目度が高いカードだった。


山本の代役で急遽出場となった和田はキャリア6勝3敗1分で、パンクラス、Gladiator、そしてDEEPに参戦経験がある。現状、2連勝中だが所属ジムが変わり約2年振りのファイトとなる。これまでの戦い方でいえば、打撃を見せてから組みつき、グラップリング勝負という印象が強い和田。東にとって山本戦とは、まるで違う戦術が必要になってくる。

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DEEP99 Interview J-CAGE ブログ 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】10月23日(金)発売のFight &Lifeで米山千隼が語った──尋常でない追い込み練習と元谷友貴戦

【写真】鬼気迫るという表現が生ぬるく感じられた追い込み練習だった(C) MMAPLANET

11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるダブルヘッダー=DEEP98&DEEP99。夜の部=DEEP99のメインが元谷友貴✖米山千隼に決定した。

10月23日(金)発売のFight & Lifeでは、元谷戦に向けて追い込み練習を行う米山は取材。

記事にあるように、鬼気迫るというような表現が生ぬるく感じられるような追い込みよう──このままで精神に異常を来たすのではないかと危惧されるほど、肉体とメンタルをギリギリにまで苛め抜く米山の息が整うのを待ち、元谷戦、これからについて尋ねた。

ここでは、元谷戦と元谷というMMAファイターについて、どのように思っているのかを抜粋(要約、加筆)してお届けしたい。


──どういう気持ちで、この追い込みの5分✖5R=25分間をやり切っているのでしょうか。

「始める前は『やるしかない』とか自己暗示を凄くかけています」

──このハードな練習は当然11月1日に元谷友貴選手との一戦に向けてでしょうが、「元谷に勝てないぞ」という周囲の声が、「そんなじゃUFCに行けないぞ」という声に変わりました。

「そもそも僕はUFCに憧れてUFCに行きたいと思ったわけではないです。強くなりたいと思った時にUFCを目標にすれば強くなれると思って、UFCを目標にしました。それが自分のなかに刷り込まれています。だから折れそうなときに『UFCに行けないぞ』と言われると、体が動くようになります。

疲弊した時に、その言葉が聞こえ一瞬でも考えることができるなら、何とかやり切れるメンタルになります。正直なところ元谷選手に勝っても、それでUFCと契約できることはないと思っています。なので、この試合に勝ってからということだと、僕はACAやBrave CFを考える必要があります」

──とはいえ、これだけの追い込みしているのですから、元谷選手との試合を軽視しているわけはない。そのうえで元谷戦後を考えているわけですね。

「今、海外に行ける状態でないことは分かっています。でも1年間も試合間隔が空いてしまった。その一方で、この状況でも試合をしている人は実際にいます。世の中の流れもありますが、僕も無理やり戦おうと思ったらできていたのにやらなかった。それもあって、もうこれ以上先に延ばすことはできない。僕は知らなかったのですが、年末のRIZINで井上直樹選手が元谷選手と戦うという話があるなかで、僕に元谷選手と戦わないかという話がきた。DEEPで一番強い選手ですし、すぐに『やらせてください』と返事をしました」

──元谷選手は申し分のない相手だということですね。

「UFCへ行く云々ではなく、僕が今持っている実力で試合に出る、その相手として最高の選手だと思っています。でも元谷選手にカツカツの試合で勝ったからといって、UFCに行けるとは思っていないです。だからといって今の僕の力で元谷選手を圧倒できるのか……、できないのかっていうのは、試合をしてみないと分からないことですし。とはいえ客観的に考えて、全てを出し切れる相手です」

──これまでのキャリアのなかで一番強いという意識はありますか。

「あります。そういう意識は。だからこそ、ここで躓いているようではUFCはないです。ジムで立ててもらっている作戦は、しっかりと判定でも勝つというものですが、僕自身……心のなかでは、フィニッシュしないといけない相手と捉えています。僕の個人の想いですけど」

──ところで昨年10月の石司戦の前に、「石司選手と圧倒的な違いは勝利への執着心であり、そこが差になる」と言っていましたが、今回の元谷選手と自分自身の違い、そして試合に置いて差になると考えている部分はありますか。

僕の勝手な想像ですが、元谷選手の試合を見たり、インタビューなんかを読んでいると、僕とは違い試合用の自分なんか創る必要がなく戦える人だと思います。石司選手には勝利に対する執念が足らないと言ったのですが、元谷選手の勝利に対する執念は無意識なモノじゃないかと。その執念を創ってきて、試合に臨んでいるのではなくて、もともと備わっている。

だから勝負すべきところで勝負できて、最後の最後でも勝ち拘ることができます。対して僕は生まれながらそういうモノが備わっているわけでもなく、学生時代にそういう勝負をしてきたわけでもないです。格闘技を始めてから、勝つためにソレを備えてきました」

──いわば元谷選手の執念は天然モノで、米山選手は人工的だと。

「ハイ。僕と元谷選手の勝利に対する執念は種類が違うというのは凄く感じます」

──天然と人工的、どちらの執念が強いのでしょうか。

「元からあるモノがどれくらいのモノかは分からないです。でも元から備わっているモノよりも、自分が創ってきたモノの方が上回ることができる……いや、分からないですね、そこは。今、僕が言えることは11月1日までに元谷選手が元々持っている勝ちへの執念を上回れるモノを創ること。そうできる自信はあります──ということですね」

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DEEP98 DEEP99 J-CAGE News ブログ 神田コウヤ 鬼山斑猫

【DEEP98&DEEP99】神田コウヤ✖鬼山斑猫とキックマッチ=我謝真人✖ラックチャイ・GTジムが98から99へ

【写真】神田コウヤは8カ月振りのDEEP出場が98から99に変わった (C)MMAPLANET

7日(火)、11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるダブルヘッダー=DEEP98 & DEEP99で、98大会で組まれていた2試合が99大会に組み直されたことが発表された。

その2試合とはフェザー級2回戦の神田コウヤ✖鬼山斑猫、キックルールの我謝真人✖ラックチャイ・GTジムの2試合だ。この変更によりDEEP98ではウェルター級佐藤洋一郎✖阿部大治、ミドル級の水野竜也✖ジョアォン・バチスタ・ヨシムラなどアマチュアを含め8試合、DEEP99ではバンタム級の元谷友貴✖米山千隼戦を筆頭に9試合が組まれることとなった。


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DEEP98 DEEP99 J-CAGE News ジョン・バチスタ・ヨシムラ ブログ 山本聖悟 東修平 水野竜也

【DEEP98&DEEP99】昼に水野達也がジョアォン・バチスタと!! 夜はラウェイ=東修平✖RoadFC=山本聖悟

【写真】噛み合うのか、噛み合わないのか。後者でも非常に興味深い (C)MMAPLANET&ROAD FC

28日(月)、29日(火)の両日に11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP98 & DEEP99ダブルヘッダーの対戦カードが続々と発表されている。

なかでもウェルター級佐藤洋一郎✖阿部大治が組まれていた正午スタートのDEEP98で組まれたミドル級の3回戦=水野竜也✖ジョアォン・バチスタ・ヨシムラ、元谷友貴✖米山千隼戦がメインの夜の部=DEEP99のバンタム級2回戦=山本聖悟✖東修平は気になるマッチアップだ。


DEEPミドル級チャンピオン水野は去年の6月以来のミドル級での試合で、過去2戦はライトヘビー級で戦っており現在8連勝中だ。

対するバチスタは9月13日(火)のHEATで4年振りのMMAを戦ったばかりだ。この時はウェルター級で出場し73秒で菱沼郷に勝利している。

よりゴツゴツボディとなったバチスタだが身長差は明確にあり、水野のヒザ蹴りを掻い潜り組みを生かしたダーティボクシングに持ち込めるのか。柔術の腕も確かだが、やはりバチスタの魅力は喧嘩上等の打撃戦。と同時にスタミナがどこまでも持つかという状況も試合をスリリングなモノとするだろう。それでもミドル級王者として、コツコツと目の前の試合を勝ち続けてきた水野だからこそ、落とすことはできない試合となる。

山本聖悟と東修平の試合は、10分間のガツガツな打撃戦となるのか──それとも10分も必要ないのか。ともに寝技に課題の残るMMAファイター人生を歩み、山本はGrachanでフライ級王座決定戦で敗れた後に打撃至上主義MMAの代表格=ROAD FCでの飛躍を誓い、プサンに移り住んだ。ロードFCの年間アワードでベストKO賞にノミネートされるなど期待の存在になっていたが、コロナ禍で日本に帰国。ケージのなかでやるべきことはロードFCを志した時と1ミリも変わりないはずだ。

対して東もGrachanでバンタム級のベルト巻けず、中国や韓国での試合を経てMMAではなくラウェイに転じたファイターだ。グローブ無し、頭突き有りの伝統的なラウェイの特徴として、判定もない。結果、戦績としてはドローも多いがとにかくリング上でバチバチの殴り合い、蹴り合いに心血を注いできた。

両者揃ってストライカーとはいえ、MMAマッチはラウェイとは距離が違う。東が持ち味を発揮し、同様に山本が打撃決着に執念を見せようが、組みと距離を消化してこそ、その持ち味を出せるファイト、そしてKO勝利に近づくのではないだろうか。

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