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【DEEP116】雅駿介戦へ、山梨に戻って三連勝=窪田泰斗「韓国に流出したベルトを僕たちが取り返さないと」

【写真】溢れんばかりのDEEP愛を持つ窪田(C)TAKUMI NAKAMURA

11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP116 IMPACTにて、雅駿介と対戦する窪田泰斗。
Text by Takumi Nakamura

2019年12月の試合を最後に活動の拠点を東京から山梨に移し、2022年12月の復帰後は3連勝と勢いに乗っている。パーソナルトレーナーの経験を活かし「いかにスパーリング以外でMMAを強くするのか?」を考えて練習メニューを整備したことが試合結果につながっている。そしてDEEP愛を熱く語る窪田はBLACK COMBATに流出したバンタム級王座奪還を誓った。


――DEEP116 IMPACTでの雅駿介戦まで一週間となりました。試合に向けた仕上がりはいかがですか。

「練習もしっかりできて、体重も順調に落ちているので、あとはインフルエンザや体調不良に気をつけて準備したいと思います」

――DEEP114での力也戦はアームロックで勝利し、約5年ぶりの一本勝ちでしたね。

「思いっきりいけたことが良かったです。いつも上手く戦おうというか、負けないように戦おうとしていたんですけど、前回は自分から勝ちに行くことが出来た試合でした。今回も前回と同じ5分2Rなので、アグレッシブに行って、見ている人にも伝わる試合をしたいと思います」

――力也戦の前のSNSでは「狂気じみた練習が必要」とコメントしていましたが、その真意を聞かせてもらえますか。

「いつも試合が終わったときに思うのが、ケージに入ったら普通のメンタルではダメなんだなと。確かに結果は出ているんですけど、もっと上を目指すためには、普通の試合をしてちゃいけない。それを実践するには他の選手がやらないような強度の練習だったり、他の選手がやらないような練習をしなければいけないと思って、ああいった投稿をしました」

――そのために具体的にはどのような練習をしているのですか。

「常に本気を出すという意味で、バイク系のトレーニングを週3~4回やるようになりました。全力でバイクを漕いで、メニューが一通り終わったら立てなくなるような練習ですね。単純に心肺機能も向上しますし、何よりもメンタルが鍛えられます。僕はそのメンタルが試合では大事だと思うので、前回に続いて今回もこういったトレーニングは多めに取り入れています」

――窪田選手の他の投稿を見てもトレーニングに関するものが多く、かなりトレーニングや練習メニューへの意識の高さを感じます。

「僕自身、普段はパーソナルトレーナーの仕事をしているので、トップ選手たちがどんな練習をしているのか、一週間どんなルーティンでやっているのか、インタビューを読んでどんなメンタルで練習に取り組んでいるのか。そういったことを調べるのが好きなんですね。僕自身、まだトップ選手とは言えないと思うので、実際にトップ選手たちがやっていることを参考にしながら、自分がやるべきことを考えています」

――MMAはまだ練習メニューが確立されていない部分もあると思いますが、窪田選手はどのようなことを意識して練習しているのですか。

「月から土まで基本的に1日2部練で、疲労の度合いで1部練にしています。今僕が意識しているのは『追い込む』ことと『怪我をしない』ことなんです」

――一件その二つを両立させるのは矛盾しているようにも見えますが、どうバランスを取っているのですか。

「僕も格闘技歴が長くなってきて、いかにスパーリング以外でMMAを強くするかを考えているんです。それが先ほどのバイクトレーニングだったり、走り込みだったり、サンドバックやミットだったり、スパーリングやるにしてもシチュエーションスパーだったり…。昔はスパーリングを5分10~12R回して出来るだけ参加するとか、そういった練習もしていましたが、今はスパーリングの本数を絞って、それ以外のことに時間を当てるようにしています。似たような練習ではあるんですけど、おそらく他の選手がやらないようなことをやっています」

――窪田選手は2019年12月から2022年12月まで約3年間のブランクがありますが、何が理由だったのですか。

「当時はトレーナーの仕事が忙しくて、最低限の練習はしているけど、試合のための練習ができていない状況だったんですね。それでいつか仕事が落ち着いたら試合に出ようと思っていて、約3年ほど試合間隔が空きました」

――現在は山梨に活動の拠点を移しているんですよね?

「はい。もともと山梨で格闘技を始めて、18歳まで山梨にいました。それから上京して東京で格闘技をやっていて、山梨時代にお世話になった人が山梨にジム=フォーランバスを出すことになったので、今は山梨に戻ってフォーランバスでトレーナーをやりながら練習をしています」

――山梨に戻ってから3連勝していますが、その要因はなんでしょうか。

「格闘技に向き合える時間が増えて、単純に練習量が増えましたね。東京に比べてスパーリングパートナーは少ないですが、自分のやりたいことをコツコツやれるので、それが僕には合っているのかなと思います」

――練習環境をガラリと変えて、試合への不安はなかったですか。

「山梨に戻って半年ほど経っての試合だったので、逆に『これだったらしっかり勝っていける』という自信はありました」

――今大会で対戦相手の雅選手にはどんな印象を持っていますか。

「ムエタイのチャンピオンからMMAに転向した選手ですが、僕は組み技やグラップリングも得意なんじゃないかなと思いました。自分の強い部分で戦うのではなく、相手の弱いところを見つけて戦うことが出来る選手だと思います。MMAファイターとしてバランスがいいですよね」

――その雅選手相手にどのような試合をしたいですか。

「雅選手の対策もしていますが、自分の得意なところで相手を倒そうと思っていて、相手は打撃出身の選手ですが、パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザで倒したいです」

――あえてそこは打撃で勝ちたい、と。

「同じ日にバンタム級の試合が多いので、見ている人にとって分かりやすい試合をしたいんですよね。ここから上を目指すうえで、ムエタイチャンピオンになって寝技で勝ってもアピールにならないというか。僕は強い選手の強いところを上回って勝つことを目標にしているので、今回は僕の打撃を見て欲しいです」

――この試合をクリアすれば復帰後4連勝となります。今の窪田選手にとっての目標は何ですか。

「僕はDEEPが本当に好きで、DEEPで戦えていることを誇りに思っているので、DEEPのチャンピオンになりたいです」

――今のコメントも含めて、窪田選手はすごくDEEP愛を持っていますよね。

「人として社長、佐伯(繁)さんが好きなんですよ。佐伯さんは本当に格闘技が好きだし、そんな人が代表を務めている団体で戦っていることがうれしいです。あとはDEEP出身の選手は単純に強いじゃないですか。僕はDEEP=強い団体だと思っているから、そこで戦っていることが誇らしいです」

――そんな窪田選手にとってDEEP115のDEEP vs BLACK COMBATの対抗戦でDEEP勢が敗れたことをどう捉えていますか。

「せつないですね。韓国に流出したベルトを僕たちが取り返さないといけないと思います」

――特に窪田選手と同じバンタム級で石司晃一選手にTKO勝利したユ・スヨン選手はかなりレベルが高い選手でした。

「僕は石司選手と何度か練習したことがあって、石司選手の強さを知っていて。その石司選手に何もさせずに勝ったので、スヨン選手はかなり強いと思います。スヨン選手に勝つことは難しいと思いますが、僕がDEEPを代表して彼と戦って、日本にベルトを獲り返すことができたら最高ですね」

――同じ大会には元DEEP王者で、RIZINでも活躍する元谷友貴選手もDEEPに凱旋します。

「すごくうれしいですね。ずっと昔から知っている選手ですし、RIZINを主戦場に戦っている選手がDEEPに凱旋してくれて、そういうのも含めて…ますますDEEPが好きになります(笑)。元谷選手は元DEEP王者ですし、DEEP愛がある選手だと思うので、元谷選手も戦いたい相手の一人です」

――それでは最後にファンのみなさんへのメッセージをいただけますか。

「気持ちが見える分かりやすい試合をするので応援よろしくお願いします」

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Black Combat DEEP DEEP JEWELS DEEP114 DEEP115 MMA MMAPLANET o YouTube ブログ 佐伯繁 大原樹理 大島沙緒里 石司晃一 鈴木慎吾

【DEEP115】9月18日に後楽園ホールでDEEP✖Black Combat 02開催。王者が5人、7✖7の対抗戦に!!

【写真】ズラリ、4人のチャンピオンと5つのチャンピオンベルト。果たして大島の対戦相手はいるのだろうか…… (C)MMAPLANET

2日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP114 IMPACTで9月18日(月・祝)に同所でDEEP115が開けて、DEEP ✖ Black Combatの対抗戦第2弾が実現すること発表された。

そしてケージ内にウェルター級チャンピオン鈴木慎吾、バンタム級チャンピオン石司晃一、ライト級チャンピオン大原樹理、そしてDEEPミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里が搭乗し、必勝の意気込みをそれぞれが語った。

さらにメインで水野竜也を破ったメガトン級チャンピオンの酒井リョウの出場も確定。イベント終了後の総括で、佐伯繁代表が言及した対抗戦第2弾の現時点での決定事項は以下の通りだ。


対抗戦は7試合、上記にあるように5人のチャンピオンの出場が確定し、対抗戦出場は残り2選手。対抗戦以外の試合も2試合組まれ、計9試合の後楽園ホール大会となる。

Black Combatといえば1週間前にフェイスオフや会見を収録し、ライブ中継はなくYouTubeで1試合ごとにアップするという露出の仕方をしているが、DEEP仕切りとなる次回大会は「試合後の長いインタビューも、後楽園では無理よ。こっちのやり方にやらせてもらう」(佐伯代表)とのこと。

国内はライブ配信、韓国は映画館でパブリックビューイング。試合カードの決定も、前回はBlack Combat側の予選トーナメントの映像のアップを待ってイベント直前となっていたが、今回は早期にアナウンスすることも決まっているという。

「前回、スウォンで向うがこっちに用意してくれたことを返さないといけないので選手の宿泊も東京ドームホテル。計量は東京ドームホテル」(佐伯代表)で、取り行われることも決定した。

またDEEP側がこれだけチャンピオンを揃えるなか、Black Combatのメンツも第1回大会を上回ることが予想され──現在も2階級で予選トーナメントが実施されている。

加えてBlack Combatのベルトが賭けられた選手権試合を2試合組みたいとBCサイドから要望され、なんとDEEPルールで実施されるという。今回の対抗戦、今や王道路線のDEEPが久しぶりにルチャリブレ対抗戦を想わせるビックリ箱状態になるやもしれない。

Black Combatではウェルター級王者が認定されておらず、ウェルター級の試合もほぼ組まれていないことから、鈴木はミドル級戦に出場することも決まっているという。2月4日にスウォンで行われた前回の対抗戦でDEEPは2勝3敗と遅れをとっているなか、絶対に負けられない戦いに向けて──残りの出場メンバーとBlack Combat側の出場選手の発表が気になるところだ。

本来、日本のスポーツにおいて日韓戦ほど、盛り上がるマッチアップはない。そのうえで9月18日に向け、DEEPとBlack Combatの間では、純粋に勝ち負けとしてだけでなく互いの利を追求する上で、すでに舞台裏ではさまざな交渉が行われていることは想像に難くない。佐伯代表は「まさにいろいろと、やり合っていますよ。あくまでもDEEP115 Impactのなかでやるので、同じようにやります」と力強く言い切った。

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   キック 劉獅 岩﨑達也 松嶋こよみ

【DEEP114】イベント終了後の共同取材で、松嶋こよみが話していたこと「フックでなく、背中を使った突き」

【写真】フィニッシュの右の突き(C)MMAPLANET

2日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP114 IMPACTで劉獅を1分54秒でKOした松嶋こよみ。

大会終了後の共同取材の場で、最後のサッカーボールキックに関して他媒体の記者から質問があり、「相手が無理だろうと思ったので追撃に行こうと思わなかったのですが、レフェリーが止めてくれなかったので蹴らないといけないのかと思って。ちゃんと区切ってから蹴ったので良いかなという感じです」と松嶋は返答した。

その一言から続いた松嶋とMMAPLANETの問答をお届けしたい。


──レフェリー批判を導くような質問がありましたが(笑)。

「アハハハ。あれ、どうなんですかね。止めないのか?」

──審判団の1人に話を聞きました。その人の個人的な見解としては「勝敗を司る立場としては、あの状況ではなかなか止めづらいです。選手を守ることもレフェリーの役割なので、松嶋選手がサッカーボールキックの大勢に入れば止めるべきかと思います。そこで止めても劉獅選手陣営から抗議はされないかと思います」とのことでした。

「あぁ、なるほど。そうですね」

──最後の蹴りはチョコッと当てた感じですか。

「いや、結構当たってしまいました」

──それでも一発で止めて欲しかったというのはありますか。

2発目の蹴り

「えっ? 2発蹴っていました?」

──ハイ。いえば3発目も蹴りそうな空気でした。そのままヒザまで出して、反則負けになるかと。

「やりかねないですけど(笑)、そこだけはちょっと……」

──しっかり、ひと呼吸を置いて改めてサッカーボールキックを複数回蹴る。個人的に試合中に求めていた、人でなしの部分が出たと思いました(笑)。

「勝った人間に、そんなこと言いますか(笑)。でも、ああは言ったけど、それこそ劉獅選手が受けてくれて、この試合ができたので。『ありがとう』と本人には伝えました。だから、最後はちょっと可哀そうなことをしてしまいました」

──冷静に喧嘩ができたということではないでしょうか。

「そうですね。5分3R使って色々と試しつつ相手を効かせていこうと思っていたので、本当は1Rで終わらせるつもりもなかったです。正直、アレで倒れるか……。入った時は『まぁ、倒れるな』という感じで入ったのですが、もうちょっと色々とやりたかったという部分はあります」

──そのフィニッシュになったパンチですが……。左に体を傾けながら、腰を捻る反動で得る力を使って打つというのではないパンチでした。

「そこは前から変わっていないと思います。背中を使って打つイメージを持って、フックでなく──それこそストレートのなかで回転のある打ち方で」

──記者がフックと書くと「フックじゃないっ!!」と岩﨑達也氏が、声高に指摘するパンチですね。

「ハイ(笑)。ストレート──突き。突き、です。あれは突きだと思います。ヒジが膨らむというか、そういう軌道で打っている真っ直ぐの突きです。変わらずにやってきていることが出ました」

──他の色々と試したいというのは、あの突きで倒れない選手と戦っていく準備をしているということだと思います。そうなると次ですか。

「ちょっと色々と考えて……これでRoad to UFCに引っ掛かると言ったら、多分引っ掛からないと思うし。ちゃんと色々と考えて、色々と固めつつ動いていかないといけないなと思ってやります」

──まずは勝利の美酒を味わっていただければと。

「今日と明日ぐらいはそうします(笑)」

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o ブラック 水野竜也 酒井リョウ

【DEEP114】酒井が水野をパンチ連打でKOし、ベルト防衛でブラックコンバットとの対抗戦第2弾に出陣

【写真】ブラックコンバットの対抗戦でメガトン(ヘビー)級代表に(C)MMAPLANET

<DEEPメガトン級選手権試合/5分3R>
酒井リョウ(日本)
Def.1R0分45秒 by KO
水野竜也(日本)

サウスポーの水野に対し、酒井が右ローを繰り出す。水野もローを返した。互いに左右フックを当て、酒井が水野にケージを背負わせる。水野が首相撲で捕えようと手を伸ばすと、酒井が左右フックを浴びせた。グラついた水野に追撃のパンチを当てた酒井が、そのまま倒れて亀になった水野にパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

暫定王座の防衛に成功した酒井は、「2つだけ言いたいことがあります。韓国(ブラックコンバット)との対抗戦、メガトン級は空いていますか? DEEPに出るのは、あと2回です。一番強いヤツを呼んでください。ジョシュ・バーネットかな? 対抗戦は必ず僕がブッ飛ばします」と宣言した。

ブラックコンバットとの対抗戦は9月18日のDEEP後楽園ホール大会で開催される。DEEP側は各階級の王者を投入することを発表した。


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o キック 劉獅 松嶋こよみ

【DEEP114】スクランブル発進の劉獅が前に出るも、松嶋が盤石の試合運びから右フック一撃で沈める

【写真】なぜダウンの時点でストップしないかは甚だ疑問だが、ともあれ松嶋がKO勝利(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
Def.1R1分54秒 by KO
劉獅(日本)

ガードを固める劉獅が距離を詰めて右を伸ばす。松嶋は右ローでこかした。組み合いから松嶋は首相撲で制し、右スピニングバックキックから、右フックを当てつつ左足で払ってグラウンドに持ち込んだ。すぐにマウントへ移行した松嶋は、パウンド一発で劉獅に背中を向かせる。ここで劉獅が脱出して立ち上がった。

松嶋は劉獅にケージを背負わせて、右カーフキックを当てる。ケージに背中を着けながら首相撲で対応する劉獅に対し、離れた松嶋が距離を詰めてきた劉獅を、カウンターの右フックで沈めた。……かに思われたが、ここでレフェリーがストップせず、前のめりに倒れている劉獅に右サッカーボールキックを見せたところで、ようやくレフェリーが割って入った。

KO勝利を収めた松嶋は「対戦相手が変わって何とも言えない気持ちでしたが、劉獅選手が試合を受けてくれて成立しました。今日は応援ありがとうございました」と挨拶した。


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o 江藤公洋 野村駿太

【DEEP114】野村はカーフで動きを止められず。江藤がドミネイトして最大4ポイント差の判定勝ち

【写真】とにかく江藤のコントロールが強い(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
江藤公洋(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27.
野村駿太(日本)

野村が右ストレートから右ロー、右アッパーと連打を繰り出すが、江藤がダブルレッグで組みついた。グラウンドに持ち込んだ江藤がバックマウントを奪い、野村の体を伸ばす。江藤は野村にワキを開けさせ、細かいパンチを打ち込んでいく。野村の右腕を抑えた江藤が、しっかりと体を伸ばしていく。左のパンチで削る江藤は、4の字ロックから左腕を野村の首に回してRNCへ。野村が腰を上げて振り落とそうと試みるが、江藤は野村の左腕を抑えてバックマウントをキープする。再びヒザを着いた野村を削り続けた。

2R、野村が右インローを当てる。距離を取ってサークリングしながら、右ストレートを突き刺した。野村が前に出ると、江藤も組みつこうとするが野村が右ショートを叩き込む。さらに足を使いながら右ヒジを繰り出す野村。江藤は頭を下げて距離を詰めるが、そこに右を打ち下されてしまう。ボディロックで組んだ江藤がケージ際で野村に尻もちを着かせた。

野村の左腕を抑えた江藤が、右足を差し入れてパンチで削る。右腕を野村の顔にかけてパンチが当たる位置に寄せる江藤。野村は右足を封じられて動けない。やや疲労が見える野村が江藤の右リストを取るも、すぐに腕を抜いた江藤が削りながらバックマウントへ。1Rと同じく、野村が腰を上げてもポジションをキープして殴り続けた。

最終回、野村が足を使って、周りながら右ストレートを伸ばした。右ハイ、右ローを散らしつつ、パンチを当てると江藤の動きが止まる。しかし江藤がパンチをもらいながらもダブルレッグで組み、グラウンドに引きずりこんだ。すぐにバックマウントへ移行した江藤は野村の右手を抑え、体を伸ばしてパンチで削る。

連打を受ける野村の動きが止まった。江藤のラッシュが激しくなると、止められまいと野村も動きを見せるが、体勢を入れ替えることはできない。起き上がろうとした野村の右足を抑え、さらに左手を制した江藤がパンチで削り続ける。野村が大きく口を開けた。江藤はサイドバックから野村の動きを潰して、そのまま試合終了のゴングを聞いた。

江藤が野村をドミネイトし、ジャッジが最大4ポイント差をつける判定勝ちを収めた。


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o キック 五明宏人 海飛

【DEEP114】フェザー級転向の海飛が左カーフキックで優位に。五明のパンチをかわしてスプリット判定勝利

【写真】左右ロー&カーフ、海飛が空手らしさも見せた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分2R>
海飛(日本)
Def.2-1:20-18.19-19.19-19
五明宏人(日本)
ドローのジャッジはマスト判定で1名が海飛、1名は五明

ともにサウスポー。五明が左ストレートから右フックを返す。海飛が左ローを連打で当てた。五明がパンチを振るい、左ストレートを当てる。海飛は右ジャブを突くが、五明の左ストレートが何度も海飛の顔面を捉える。しかし海飛のパンチも当たり、五明にケージを背負わせた。ケージ際を脱した五明だが、左ストレートは届かず海飛の右フックをもらって顔を跳ね上げられる。

左から右フックに繋げる五明に対し、海飛の右フックが当たる。さらに海飛がプレスをかけたところで、五明がボディロックで組みついた。五明はバックを狙うも、海飛が背中をケージに着けた。差し返した海飛に対し、五明は左右フックを浴びせる。ケージ中央に戻り、海飛の左カーフキックがヒット。五明の左ストレートも海飛の顔面を捉えるが、海飛の右フックもクリーンヒットしている。

海飛が左カーフキックを繰り出す。五明の左ストレートから右フックが当たった。海飛は右フックや右インローを合わせている。残り10秒で海飛が右ハイから左カーフキックを当てていった。

最終回、五明が左ストレートを伸ばす。海飛は左カーフと右ローを当てた。距離が近くなると五明の左右ショートが海飛の顔面を捉える。海飛は右ハイキック。五明がダブルレッグで組みつくも海飛が切った。海飛は左カーフキックを当て、五明が距離を詰めると右フックをカウンターで合わせる。右ミドルハイを繰り出した海飛は、五明のパンチをブロックして右インローを繰り出す。

五明が組みついたが、海飛が離れる。ケージ中央で左右のカーフキックを当て続ける海飛が、五明にケージを背負わせた。海飛が左を打ち込み、五明の左をかわす。ローから左右フックを繰り出す海飛に対し、五明がワンツーを伸ばしたが届かず。スイッチしながら蹴りを上下に散らす海飛は、五明が中に入ってくると右フックを合わせていく。

海飛の跳びヒザに右フックを合わせた五明。海飛は距離を戻し、ケージ中央で右ハイをクリーンヒットさせた。五明は押し戻すもパンチが届かず。海飛は組みついてから離れ、最後は右フックを当てていった。

この試合からフェザー級に転向した海飛がスプリット判定で勝利し、連敗から脱した。


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o 力也 泰斗 窪田泰斗

【DEEP114】力也が開始早々に仕掛けるも、窪田がパンチで形勢をひっくり返しキムラで仕留める

【写真】力也の速攻に慌てず仕留めた窪田(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
窪田泰斗(日本)
Def.1R3分27秒 by キムラ
力也(日本)


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o 小金翔 泉武志

【DEEP114】2Rに小金が左フックでダウンを奪うも、泉がテイクダウン&トップキープを貫き通す

【写真】この内容で19-19になるのか……(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
Def.3-0:20-18.19-19.19-19.
小金翔(日本)
ドローのジャッジ2名はマスト判定で泉


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o キック 鹿志村仁之助

【DEEP114】右ローと右ストレートで自分の距離を保つ日比野、鹿志村の組みを潰して判定勝ち

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也(日本)
Def.3-0:20-28.19-19.19-19.
鹿志村仁之助(日本)
ドローのジャッジ2名はマスト判定で日比野

サウスポーの鹿志村が左ローのフェイントを見せる。日比野はローからパンチに繋げる。ここで鹿志村が右ローを合わせると、日比野の下腹部を捉えたため試合が中断された。再開後、鹿志村が右ジャブを突く。日比野は右ハイ。鹿志村が左ミドルから組みつき、日比野をケージに押し込む。しかし日比野が差し返して、すぐに離れた。鹿志村は日比野の右ローに合わせて組みつきテイクダウンを奪う。鹿志村がバックを狙ったところで日比野がリバーサルする。

4の字のクローズドガードから鹿志村が右ヒジを打ち込む。日比野が2発、右のパウンドを落とした。鹿志村は日比野の右リストをコントロールしている。足を上げていく鹿志村。下から右ヒジを放つ鹿志村に対し、日比野は左ヒジを鹿志村のボディに放つ。鹿志村の三角絞めをかわした日々のはパウンドの連打から離れた。スタンドでは日比野がストレートを伸ばす。鹿志村は左ミドルから、相手のパンチをスウェーでかわす。日比野は左ホホから出血が見られる。

最終回、鹿志村が右の前蹴りでけん制する。日比野は右のインロー、鹿志村が左ミドルを返した。回る鹿志村に右インローを当てる日比野は、鹿志村のストレートをかわしてワンツーを当てた。右ミドルハイで鹿志村をケージに追い詰めた日比野は、回って前に出る鹿志村に対し、下がって自分の距離を保つ。鹿志村は左ストレートをボディに伸ばした。日比野がプレスをかけて鹿志村にケージを背負わせ、右インローを当てていく。

鹿志村の左ストレートは届かず。日比野が右ローの位置から右ハイに入る。さらに右ストレートが鹿志村の顔面をかすめた。鹿志村が左ストレートを繰り出すと、バックステップで自分の距離を保つ日比野が、左手を前に出して再び距離を詰める。右ハイ、右ローと蹴りを散らす日比野に、鹿志村がシングルレッグで飛び込んだがスプロールされた。日比野はケージ中央で右インローを当て、左ジャブと右ハイ、右スピニングバックキックで鹿志村を中に入れさせず、最後まで自分の距離を保った。

2Rともに日比野が取ったかに見えたが、ジャッジ2名が19-19のイーブンに。しかしジャッジ2名はマスト判定で日比野につけての勝利となった。


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