毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第396弾は2021年10月23日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで行われたDEEP104のリングガールです。
DEEPの次回大会=DEEP106 IMPACTは26日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されます。
(C)MMAPLANET
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DEEPの次回大会=DEEP106 IMPACTは26日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されます。
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The post 【Monday Ring Girl】DEEP104 first appeared on MMAPLANET.【写真】組み有りの打撃か、打撃有りの組みか。伊澤はMMAの打撃戦をいとわなかった (C)MMAPLANET
過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。
背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。
青木が選んだ2021年10月の一番、第二弾は10月23日に行われたDEEP104 から伊澤星花パク・シウ戦について語らおう。
──青木選手が選ぶ10月の一番、2試合目は何になりますか。
「伊澤星花パク・シウですね。伊澤選手は僕が思っていたより良い選手でした。本人はフィニッシュできないことに納得していないようですが、試合が始まったと同時に距離を詰めていきました。パク・シウのプレッシャーに下がることがなかったです。アレを見て、『この子は良い選手だ』と思いました」
──伊澤選手は打撃を貰うことに腰が引けていないですね。
「組みが混ざった打撃、ということではその通りです。この選手は将来性があります」
──おお青木真也にそう言わしめる、と。殴られてダウン、簡単にテイクダウンできなかったも初めての試合でした。
「女子だからというのはあると思いますが、打撃のプレッシャーを掛けることができていた。失速する場面もあったけど素晴らしいと思いました。一つ課題を挙げるとすると、ケージレスリングですね。ケージレスリングはあまり稽古できていないように見えました。
シングル、ダブルと入るのですが、そこから柔道流のクリンチと融合できていない。あそこは勿体ないですね」
──ただ、まだ4戦目です。ケージレスリングも実質、実戦では初体験という見方もできます。テイクダウンから起き上ってきた相手というのは。
「そうなんですよね。だから凄く未知数だった。それが今回の試合で、これから先があることが分かりました。だから、これからを考えるとケージレスリングかなと思いますね。あと今回の試合で49キロ、これまではストロー級ということを考えると、小さいですね」
──試合前のインタビューで、初めて減量をしたと聞きました。ただ海外にアトム級がないので、ストロー級で戦っていきたいと。
「48キロは北米にほぼないですしね。良いと思います。だからこそケージレスリングをしっかりとやってほしいです。そこができると、あのグラウンドの強さが生きています」
──将来性は絶対。どう実戦経験を積んでいくのか。
「国内はいないですからね。どういう文脈でやっていくのかは、興味深い。52キロだと小さいから、体ができるまで契約体重を念頭にいれてキャリアを積んでいくのもありますね」
──では現状のRIZINのトップ勢、いわば浜崎朱加選手ともキャッチウェイトで有り得るわけですね。
「う~ん、僕がこういうことを言うのはダメなんだろうけど、ケージで見続けたいですね」
──北米を見てストロー級で戦っていくということに通じているかとは思います。それ故のケージレスリングが課題という着眼点でしょうし。そうなるとDEEP、佐伯さん人脈だと隔離措置が解かれ、韓国勢の招聘がいつ再開されるか。その辺りが伊澤選手の今後に大きく関係しているのかと。
「そうですね。パク・シウに勝ったことで、パク・ジョンウンやシム・ユリと契約体重で戦うということですね」──はい、シム・ユリは9月にパク・ジョンウンを破りRoad FCのアトム級チャンピオンになりました。それとDouble GFCならアトム級王者のパク・ホビョンがいます。
「階級差はあるけど、彼女に当てる強さを持っている選手は日本にいない。なら韓国勢になってきますよね」──現状、伊澤星花選手と平田樹選手、女子MMA界の新星を比較すると伊澤選手の方がMMAになっているように見受けられます。
「平田より格闘技が出来ている。それは当たり前のことです。全然、伊澤選手の方がMMAになっています。打撃の距離感にしても。伊澤選手は単純にMMAが好きなんだと思います。
この間の大会では控室が近くで試合後に『良いファイト。凄く良いMMAだったと思います』ということだけはお伝えしておきました。あんまり納得いってなさそうだったけど(笑)。そう格闘技で、MMAだったという風に話したはずです。あまりね、ベラベラ話してはいませんが。
この選手をどう育てていくのか。それが彼女の岐路でもあるし、日本のMMA界の岐路でもある。にしてもMMAが好きなのが伝わってくるから、好感を持っちゃいますよね」
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<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28.
福田龍彌(日本)
サウスポー同士の一戦、福田がジャブを突きながら回る。プレッシャーをかける神龍が距離を詰めてから、福田の右足へ低空のシングルレッグを仕掛けた。しかし立ち上がった福田がケージに押し込んでいくも、神龍はテイクダウンを狙いながら、倒し切れないとみるや後ろ三角へ。両腕は福田の右足を抱えている。福田は足のクラッチを解いてアンクルを狙い、そのままトップを奪った。
相手をケージに押し込みながら、パスを狙う福田が、左のパンチとヒジを当てる。そしてパスに成功した福田が、再度から右の拳を落としていく。亀になる神龍のバックに回った福田に対し、神龍は立ち上がって正対する。右腕を差し上げて相手をケージに押し込む福田。神龍が飛びついてギロチンを狙うと、福田は反応するが神龍は再度セットアップ。福田は凌いでサイドポジションに戻る。神龍はケージキックで逃れようとするが、福田は抑え込みながら立ち上がる神龍に蹴りを見舞う。終了間際、福田が右フックを当てると、神龍も左右フックを返していった。
2R、福田の左ローがヒット。神龍が右フックを振りながら前に出る。さらに右バックハウンドブローを振りながら、下がる福田を追いかけるも、福田が組んで押し込んでいく。頭をおっつけて右のオーバーフックで神龍の動きを止めるが、神龍も離れて打撃戦を挑む。福田にケージを背負わせ、左右のフックを上下に散らす神龍。ケージから離れた福田がボディブローを連続でヒットさせ、神龍の勢いを止める。
ケージ中央から距離を詰めた神龍は、ダブルレッグを仕掛けるも、福田はスプロール。立ち上がった神龍を、そのままケージに押し込む。離れた神龍はケージ中央で右バックスピンキックを見せる。足を使う福田はパンチを上下に打ち分け、左フックを神龍のボディに突き刺した。神龍のパンチをブロックする福田のボディブローが当たる。前に出る神龍のパンチは正確性を欠くか。
残り30秒で神龍はテイクダウンを狙うも、福田はカットしてケージに相手を押し込む。しかし神龍が切り返して、最後は上になってラウンドを終えた。
最終回、ガードを叩くあげ、ジャブを当てていく福田。さらに右ボディストレートをヒット。神龍は福田の右ローの合わせてテイクダウンを仕掛けるが、これを福田はカット。飛びついてギロチンを狙う神龍を振り落とした福田が、ケージ際でトップを奪った。神龍はハーフガード、福田は抑え込みながらパンチを落とす。立ち上がる神龍のバックを取った福田は、神龍の右腕を制している。
腕を抜いた神龍がケージ際から離れるも、ケージ中央では福田の右ジャブが、幾度となく神龍の顔面を捉える。しかしケージ中央で、神龍の右ストレートがヒットし、福田がダウン。神龍はすかさず上になりパンチを連打する。下からの蹴り上げでバランスを崩した神龍だが、すぐにトップに戻り、ケージ際へ。ボディロックの神龍に対し、福田は左腕のオーバーフックで切り返す。神龍は残り10秒でトップを奪い、さらにバックへ回ったところで試合終了となった。
裁定は予想以上に大差がつき、神龍がユナニマスで勝利をモノにした。
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【写真】狙っていた一撃か、鈴木が右ヒザのカウンターで北岡をKOした(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
Def.3R by TKO
鈴木琢仁(日本)
鈴木が右ミドルハイから左ジャブ、足を使ってサークリングする。さらに右ローを繰り出す鈴木は、北岡の右フックを足を使ってかわす。北岡はダブルレッグで鈴木をケージに押し込み、テイクダウンを奪った、鈴木はハーフガードの体勢になり、右腕を北岡の後頭部から回して上半身を抱える。ガードの中に戻った北岡がパスを狙いにいくと、鈴木は起き上がってシングルへ、これをギロチンで切り返していった北岡だったが、鈴木はトップを奪う。
ここで立ち上がった北岡をケージに押し込んでいく鈴木。北岡は左腕で鈴木の首を狙う。鈴木はグラウンドに持ち込むが、北岡に首を取られてしまう。体を反転させて、ポイントをずらしていく鈴木の首を北岡は離さない。右腕で鈴木の首を抱えたまま、トップを奪う北岡。ハーフガードを取る鈴木の首を絞り上げていく。ラウンド終了まで鈴木の首にプレッシャーをかけ続けた。
2R、足を使う鈴木に対し、ジワリジワリと距離を詰める北岡。鈴木は右ハイで牽制し、右ミドルから右ストレートで飛び込んでいく。北岡が距離を詰めて組み付くも、鈴木が体勢を入れ替えて北岡をケージに押し込んだ。しかし離れた北岡がプレッシャーをかけ、パンチを繰り出して鈴木にケージを背負わせる。北岡の左ストレートがヒット。鈴木の右ヒザも当たる。
鈴木の右をバックステップでかわした北岡は、左ボディストレートからダブルレッグを仕掛け、ケージ際で鈴木に尻もちを着かせた。自ら背中を着いた形となった鈴木はハーフガードに。右腕を差し上げた北岡はパスを狙う。鈴木は左腕を差し返し、体を起こす。北岡は鈴木の首を左腕で抱えるも、そのまま鈴木が上になって、このラウンドを終えた。
最終回、前に出る鈴木が左ローから左ハイ。さらにヒザ蹴りのフェイントから右を繰り出す。ここでダブルレッグで組み付いた北岡に対して鈴木がヒザを合わせると、北岡はダウン。そのまま鈴木がパウンドの連打を浴びせたところで、レフェリーが試合をストップした。
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【写真】今年6月、ローブロー決着となった両者の再戦を住村が制した(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
米田奈央(日本)
サウスポーの米田が関節蹴り、さらに左ストレートを当てる。右ローから距離を測る住村。米田の右ローが速い。住村の右ローに右フックを合わせた米田。距離が詰まったところで米田が左ストレートを繰り出す。細かく動く米田に対し、住村は左右のローと左ジャブで距離を保つが、米田は左ストレートから右フックで前に出る。そして住村の右の蹴りをキャッチした米田がグラウンドに持ち込んだ。すぐに立ち上がる住村のバックに回った米田は、細かく踏みつけやヒザ蹴りを当てる。
バックに回られながら左腕を差し込んだ住村が正体しようとすると、米田が離れた。サークリングする米田は、右の関節蹴りと左ストレートが中心。米田が左ストレートをもらい、一瞬動きが止まった住村だが、ラウンド終了直前に組み付き、バックに回って初回を終えた。
2R、蹴りのフェイントを見せる米田に対し、住村は左ジャブとローで距離を測る。米田の右ジャブがヒット。住村は右足へのシングルレッグから米田をケージに押し込むも、離れてケージ中央へ。住村の右前蹴りをかわした米田がパンチを繰り出すと、両者は打ち合いへ。接近戦で米田のパンチがヒットする。米田は組み付いて住村を押し込んでいくが、住村は体勢を入れ替えて離れた。
左ストレートから右フックに繋げて前に出る米田。しかし住村が米田の右フックに左フックを合わせた。そして米田が距離を詰めてくると、住村はクリンチワークでかわす。米田のフルスイングのパンチは届かず。米田の右ローの打ち終わりに、住村のワンツーがクリーンヒット。米田も左ストレートを放つが、住村はスリンピングアウェーで受け、クリーンヒットは許さない。残り30秒からは、住村が左ジャブで米田をコントロールした。
最終回、米田の右目周辺が赤くなっている。下がりながら左ジャブを繰り出す住村。米田のパンチをかわし、自身の左ジャブを当てていく。米田のパンチに対してはスリンピングアウェーで対処する住村だったが、米田のダブルレッグて尻もちを着いてしまう。立ち上がる住村のバックに回った米田だが、住村は左腕を差し上げて体勢を戻す。ブレイク後、ケージ中央で再開すると、米田の左ストレートがヒットした、
組み合った両者は、左腕を差し上げた住村が米田をケージに押し込んでいく。クラッチできない米田だが、体で押し返してケージ際へ。米田がテイクダウンを狙おうとしたところで住村が差し返した。バックを奪った住村だが、展開はなくレフェリーが早いブレイクをかける。互いにジャブを当て合うなか、住村がアウトボクシングから組みつき、左腕を差し上げて米田をケージに押し込んだ。そのまま米田の左足を取り、尻もちを着かせて試合を終えた。
判定はスプリットで住村の勝利となった。
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【写真】グラウンド状態の蹴りというアクシデントもあったが、最後は伊澤が組み勝った(C)MMAPLANET
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花(日本)
Def.3-0:29-26.29-26.28-27.
パク・シウ(韓国)
開始早々、伊澤が左フックをヒット。パンチを振るいながらプレッシャーをかけていく。パク・シウは右のカーフキックで迎え撃つが、伊澤はシングルレッグでテイクダウン。パク・シウはすぐに立ち上がる。伊澤は相手の左足を離さず、そのままケージに押し込んだが、パク・シウも離れる。伊澤は再びパク・シウにケージを背負わせ、ダブルレッグで尻もちを着かせた。耐えるパク・シウに背中を着かせると、立ち上がってパンチを落とす。
パク・シウは立ち上がってケージ中央へ。伊澤にカウンターの右ストレートを当て、さらに伊澤の左ジャブに右クロスを被せていく。左ジャブを繰り出しながら前に出る伊澤。パク・シウは右アッパーを放つが当たらず。パク・シウの左足にシングルレッグを仕掛けた伊澤は、反対方向へ揺さぶって倒すも、パク・シウもすぐに立ち上がった。伊澤はそのまま相手をケージに押し込んでいく。ケージづたいにパク・シウは離れた。
ケージ中央に戻ると右カーフを当てるパク・シウ。残り1分、サウスポーにスイッチしたパク・シウが左ストレートを放つも、伊澤はバックステップでかわし、プレッシャーをかける。残り30秒でパク・シウにケージを背負わせ、最後はケージ中央で左の足払い気味のローを当て、プレッシャーをかけ続けた。
2R、前に出る伊澤が右ストレートをヒット。左ジャブで距離を測り、組み付いた伊澤がパク・シウをケージに押し込む。ボディロックからダブルに切り替え、さらにバックに回ってグラウンドへ持ち込もうとする伊澤。一度引き倒し、パク・シウにヒザを着かせたが、パク・シウも立ち上がった。バックをキープする伊澤は、パク・シウの右腕を取りに行ったが、これは失敗して背中を着く。ここで伊澤の右目が大きく腫れあがっている。その伊澤の顔面へ、スタント状態にあるパク・シウの右の蹴りが入ってしまい、試合が中断される。
パク・シウにレッドカードが提示され、減点に。再開後、左ジャブを当てた伊澤に対し、パク・シウが前に出る。パク・シウの右ストレートがヒットし、いざがバランスを崩す。立ち上がった伊澤は、ボディロックからテイクダウンに成功して、そのままバックに回りパク・シウをコントロールする。パク・シウは伊澤の足を取りながら立ち上がり、背中を着いたままの伊澤にローを放っていく。
レフェリーがブレイクをかけてスタンドへ。パク・シウの左に左ジャブを合わせる伊澤。パク・シウも伊澤の左ジャブに左フックを返していく。サウスポーにスイッチしたパク・シウは、ガードを広げてから左ストレートを2連発。伊澤は組み付くもテイクダウンできない。パク・シウはスイッチを繰り返しながら、プレッシャーをかけていった。
最終回、開始直前に伊澤の右目に対してドクターチェックが入る。ラウンド開始早々、パク・シウが目に出ていく。伊澤は左ジャブ、パク・シウは右カーフキックを繰り出す。サウスポーから左スイングを繰り出したパク・シウは、オーソドックスに戻して細かいパンチを狙う。伊澤はパク・シウの左足にシングルレッグ。パク・シウはケージに押し込まれながらディフェンス、伊澤もボディロックから右腕を差し上げていく。パク・シウが崩しにかかったところで、伊澤は一瞬離れたあと、パク・シウの右足を取りテイクダウンを奪った。
パク・シウが足を利かせると伊澤は立ち上がる。下から蹴り上げるパク・シウ。伊澤は再びグラウンドへ。ケージに押し込まれたパク・シウは立ち上がる。左足へ食らいつく伊澤は、ダブルレッグに切り替える。パク・シウは左足を差し込んで倒されない。そして離れたパク・シウは、スイッチしながらパンチを繰り出すも、伊澤が組み付いてガブりからシングルに切り替えてケージ際へ。一度尻もちを着かせて、立ち上がったパク・シウをシングルレッグからケージに押し込んだまま、試合終了のゴングを聞いた。
勝ちを確信したか、試合直後うずくまって涙を流す伊澤。判定はパク・シウの減点もあり、大差で伊澤の勝利となった。
The post 【DEEP104】序盤は打撃、後半は組みでコントロールした伊澤星花がパク・シウに3-0判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
【写真】冷静すぎる試合運びで快勝した鶴屋。今回は受けの強さが見えた(C)MMAPLANET
<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
Def.1R by TKO
久保健太(日本)
サウスポーの鶴屋がプレッシャーをかけ、久保をケージに追い込んで右ヒジ。さらにパンチの連打で久保を下がらせる。防戦一方となった久保のバックに回った鶴屋。久保は腰を落としてディフェンスし、立ち上がる。離れた鶴屋に対し、久保はケージ中央でパンチを振るう。しかし組んだ鶴屋がテイクダウンに成功し、ケージ際でトップを奪った。対する久保もすぐに立ち上がり、ケージに押し込まれながら切り返していく。
右のオーバーフックで久保に良い体勢に持ち込ませず、そのままパンチを連打する鶴屋。久保が組んでくると、またも右のオーバーフックで防御して自らが上になる。鶴屋が相手をケージに押し込み、マウントへ。相手が背中を見せるとバックマウントを奪い、パンチを連打する。鶴屋は久保の左手首を掴み、右のパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。
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【写真】この撮影後、伊澤はドクターペッパーをゴクリ。かつて日本のエース、水垣偉弥はリカバリー時にコーラを愛飲していたことが思い出された(C)MMAPLANET
23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 104 でDEEP JEWELSストロー級チャンピオンの伊澤星花が49キロ契約マッチでパク・シウと戦う。
僅かキャリア3戦目でチャンピオンベルトを巻いた伊澤にとって、過去最強の相手は打撃という要素でMMAファイターとして試金石となるファイトだ。
この大一番を前にして、計量終了直後もリラックスし大物感を漂わせる伊澤に話を訊いた。
──今回49キロ契約、ストロー級より3キロ軽いわけですが、減量の方は順調でしたか。
「これまで減量なしで52キロで試合をしてきて、今回も3キロぐらいしか落としていないので全然問題はなかったです」
──普段は減量をしていなかったのですね。では、MMAでは初めて減量になったと。
甘いモノを我慢して練習していると、これぐらいに落ちるので本当に体調も良いです。52キロの時は腹筋とかも全然でないので、今はちょっとお腹が割れていて嬉しいです」
──キャリア4戦目、チャンピオンとしてパク・シウと戦う。果たしてあのパンチを被弾した時、これまで通りに戦えるのかという点が鍵になってくるかと思います。
「試合では打撃を受けたことはないですけど、練習では顔に痣ができるぐらい被弾しているので。受ける時にちゃんと気合を入れてパンチを見ておけば、KOとかはされないですし、見てさせいればしっかりとディフェンスもできるので、そこまで怖くはないです」
──横田さんからもお墨付きをもらっていますか。
「試合でも自信を持ってやって良いと言ってもらえました。ずっとサウスポーの選手としか試合をしてこなかったのですが、横田さんからは『オーソの選手とも戦うことになるから』ということで、かなり早い段階からオーソドックス対策をしてきていたんです。
前の試合が終わった直後から、オーソドックスを想定して練習してきたのですが、『最初は全然できていなくて自信もなかった。でも最近は動き方も考え方もちゃんと分かってきてているので、自信を持ってやって良い』と」
──それこそ、自信になる言葉ですね。伊澤選手は練習してきたことを試合でも試したいと思う方ですか。
「毎回そうですが、MMAをしたいと思っています。その時、その時で最善を尽くす。例えば明日の試合で距離を取られて打撃戦になったら、しっかりと打撃で応戦しようと思っています。接近したら組んで倒していく。その時々でベストの戦い方を選んでいきたいと思っています。まだどういう展開になるかは分からないですけど、組みに拘るという気持ちはないです」
──ではパウ・シウの攻撃で最も警戒しているのは?
「スイッチしてからの三日月蹴りと、普通に右ストレート。組みに行った時のカウンター狙いのストレート。この2つを意識しています」
──伊澤選手は打撃ではオーソですが、組みは右手でも左手前でも組んでいるように見受けられます。
「組む時は右・左に関係なく練習してきたので、どちらが前でも組めます。打撃のオーソのまま左手でも、踏み込んで右手でも」
──聞けば聞くほど、ポテンシャルを感じます。それでも4戦目でパク・シウと戦うことをどのように自己評価していますか。
「トントン拍子ですね(笑)」
──今回、水抜き無しで49キロを700グラム下回っていました。今後、アトム級で戦うこともありますか。
「落そうと思えば、落とせます。でも最終的に世界で戦っていきたいので、世界にはないアトム級よりも、体を創ってストロー級で戦っていきたいです。世界で戦うには体を大きくして、減量してストロー級になる必要があると考えています。筋肉をつけて、落としてストロー級で戦っていこうと思います」
──男女揃って、もっとも将来を期待される存在になりつつあります。この試合では、どのような戦いをしたいと思っていますか。
「今回は相手がストライカーだということで注目されていると思うので、MMAとして組み技だけでなくMMA全体で伊澤星花は強いというのを証明したいと思います」
■視聴方法(予定)
10月23日(土)
午後5時55分~PPV SPWN
午後5時55分~PPV dwango
■ DEEP104計量結果
<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
福田龍彌:57.2キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
鈴木琢仁:70.35キロ
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.6キロ
米田奈央:77.5キロ
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花:48.35キロ
パク・シウ:49.0キロ
<ライト級/5分2R>
大木良太:70.75キロ
石塚雄馬:70.6キロ
<フライ級/5分2R>
久保健太:57.05キロ
鶴屋怜:56.95キロ
<フェザー級/5分2R>
高橋辰也:65.7キロ
木下尚祐:66.3キロ
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【写真】2年4カ月振りのDEEP出場となる神龍。仕上がりは上々のようだ(C)MMAPLANET
明日23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 104 IMPACTの計量が、中野区の中野サンプラザで計量が行われた。
前修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌と、DEEPフライ級正規チャンピン神龍誠の会場入りが数分遅れたものの全7試合、14人の出場選手は全てが計量をパスした。以下、計量後の選手たちの一言だ。
福田龍彌
「久しぶりに東京ですけど、折角戦いたくてもなかなか戦えへん子とできるんで精いっぱい楽しもうと思います」
神龍誠
「明日は……今、僕、メチャクチャ強いんで、福田選手死んじゃうと思うんで。僕が殺しちゃう前にレフェリーの方、早目に止めてください」
鈴木琢仁
「明日、北岡選手の引退試合の相手を務めることになりました。北岡選手、今までお疲れさまでしたって感じですね」
北岡悟
「ええと、この場でいうことではないんですけど、ホント改めて色々な方にありがとうございますっていう気持ちです。感謝の気持ちって、区切り感があるんですけど、まぁアレですねぇ………………まぁ、舐めんじゃねぇよ。明日、見とけよって感じでしょうか。宜しくお願いします」
米田奈央
「まぎれもない強敵なんですけど、明日も全力でぶつかって良い試合ができればと思います」
住村竜市朗
「前回ちょっと、米田選手が仕上げてきてくれたにも関わらず、不甲斐ない結果になってしまってスミマセンでした。なんで、今回は改めて創り上げてきて仕留められるように、ハイ、明日はしっかりと良いモノを見せられると思うので期待してください」
伊澤星花
「今回、このような面白い試合を組んでいただきありがとうございます。明日は男子の試合のなかで、女子の試合をすることができるので、DEEP JEWELSの強さを証明したいと思います。明日は完全決着で決めますので応援宜しくお願いします」
石塚雄馬
「大木選手、頑丈そうなんで明日はぶっ飛ばしていきたいと思います」
大木良太
「明日はいつも通り楽しんで試合をして、しっかりと倒したいと思います」
鶴屋怜
「相手、3連勝中か4連勝中がよく分からないですけど、一発KOで終わると思うので注目してください」
久保健太
「若手のホープの鶴屋選手と戦えることを光栄に思います」
木下尚祐
「他団体から来たので僕のことを誰も知らないと思いますけど、明日は覚えて帰ってもらうことになると思います」
高橋辰也
「このなかで実績がないなかでこうして、これだけDEEPのメイン大会に呼んでいただき本当に感謝しています。今回の相手はZSTの強豪だと思いますが、自分はDEEPとしてしっかり迎え撃ってガッチリ倒してやろうと思っています」
■視聴方法(予定)
10月23日(土)
午後5時55分~PPV SPWN
午後5時55分~PPV dwango
■ DEEP104計量結果
<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
福田龍彌:57.2キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
鈴木琢仁:70.35キロ
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.6キロ
米田奈央:77.5キロ
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花:48.35キロ
パク・シウ:49.0キロ
<ライト級/5分2R>
大木良太:70.75キロ
石塚雄馬:70.6キロ
<フライ級/5分2R>
久保健太:57.05キロ
鶴屋怜:56.95キロ
<フェザー級/5分2R>
高橋辰也:65.7キロ
木下尚祐:66.3キロ
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【写真】柔術ベースだが、典型的な柔術家タイプでもなく、その打撃のスタイルを含め非常に個性的なファイターだ (C) MMAPLANET
23日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP104で、北岡悟と対戦する鈴木琢仁。
ボンサイ柔術所属、ホベルト・サトシ・ソウザやクレベル・コイケにもまれる鈴木。今回、過去に北岡からKO勝ちを収めている師サトシが仮想・北岡として動きをコピーし鈴木をサポートしてきたという。それでも勝負の行方は、彼自身が握っている。柔術ベースながら多くの格闘技を参考に、独特の技を磨いてきた鈴木は、独自の動きが北岡にハマると自信を持って語った。
──北岡選手との試合が明後日に迫ってきました。
「そうですね、今日の夜から最後の水抜きが残っていますが、体調は問題ないというか──いつも通りに仕上がっています」
──8月にゴング格闘技の企画のなかで、鈴木選手の使う技がカポエイラのヴィンガチーヴァではないのかということで話を聞かせていただいた時に、ちょうど今回の試合の話が伝わっていた時でした。
「北岡選手との試合のオファーがあった時は、ちょっとビックリしました。最近の自分の戦績は勝って負けてという繰り返しで良くないので、あるとしても自分がもう少し勝ってからだと思っていました。だから意外ではありましたが、受けない理由はなかったです」
──北岡選手の印象は?
「一言でいえばレジェンドです」
──レジェンドという言い回しはまた微妙で、ピークがあった選手に使われることが多いです。
「そうですね。落ち目は落ち目……ですかね。それが現実で。なので、ある意味オイシイといえばオイシイ部分はあります。それでも組みであったり、極めである部分は注意が必要ですし、(ホベルト)サトシ先生からも『力が強い』という風にアドバイスは貰っています。
サトシ先生はここ2カ月、ずっとMMAでも柔術でも、打撃でも北岡選手の真似をしてくれました。ずっとそうやって対策も含めて助けてもらってきました」
──負けが込んでいるとはいえ、気持ちは折れない。ただしRIZINで殴り合いに応じるようになったのは、組みに徹底して勝てる展開に持ち込めない一例かという考え方もできます。
「まぁ自分は北岡選手とは打撃でも、組みでも全然どっちでも良いです。どっちの展開になっても大丈夫です。寝技に関しても、自分の柔術には自信を持っています」
──そこはサトシ選手、クレベル・コイケ選手の強さが、鈴木選手の自信になってくるのでしょうか。
「確かに強い選手と練習していますけど、だから試合に勝てるとは限らないというのは、自分が一番分かっていることです。自分はサトシ先生とかクレベルみたいに、下からガチっと三角絞めを取るとかっていうタイプではないです。
これまで一本勝ちもないから、それは皆が分かっていることだと思います。2人と同じことはできないですが、自分にしかできない技は色々と持っているつもりです。それよりも……自分のオリジナルというか、自分が試行錯誤してやってきたことを信じています。上手くいけば、僕の持っている技術で全然やれる自信はあります。ピッタリとハマってくれるんじゃないかと。
これまでの試合では相手が積極的に組んでくることが殆どなかったので、北岡選手が相手なら新しいモノを見せられるかもしれないです」
──なるほど、振り返ると私自身も鈴木選手のユニークな技術、色々と考えている技や試合の動きに感心してインタビューをさせてもらうことが多いです。あの動きも積み上げてきたもの閃きではないということですね。
「ハイ、練習で繰り返して体の中にあるもので。試合中に閃くのではなく、練習で繰り返してきた動きです。その動きのことでインタビューをしてもらえることは有難いのですが、タイトルを獲ったり、タイトルマッチを戦ったことのある選手との試合を落とし続け、頂いたチャンスを潰してきました。それだけ良い選手とやらせてもらってきたのに。そこで勝てなかった……。だから、次こそはというのはあります。ただ、試合前にプレッシャーにもなりますし、あまり余計なことは考えないようにしています」
──この試合で大切になってくることは、何だと思いますか。
「きつい試合になるのは分かっています。3R戦が2019年の12月以来というのもありますし、厳しい試合になることは絶対です。どういう展開になるとしても、最後は気持ちかと思います……結果を残したいです」
──では最後にMMAPLANETの読者の皆さんに意気込みの方をお願いします。
「色々なところで言っているのと同じことになってしまっても構わないですか?」
──もちろんです。
「ボンサイ柔術が凄く有名になっていますけど、サトシとクレベルだけじゃない。鈴木琢仁もいるということをアピールしたいです」
■視聴方法(予定)
10月23日(土)
午後5時55分~PPV SPWN
午後5時55分~PPV dwango
■ 対戦カード
<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
福田龍彌(日本)
<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
鈴木琢仁(日本)
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
米田奈央(日本)
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花(日本)
パク・シウ(韓国)
<ライト級/5分2R>
大木良太(日本)
石塚雄馬(日本)
<フライ級/5分2R>
久保健太(日本)
鶴屋怜(日本)
<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)
<フェザー級/5分2R>
高橋辰也(日本)
木下尚祐(日本)
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