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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 F1 MMA MMAPLANET o RIZIN キック 川原波輝 海外 越智晴雄

【DEEP Tokyo Impact2024#03】まさに伝家の宝刀!越智がギロチンで川原に一本勝ち、ストロー級王座統一

<DEEPストロー級王座統一戦/5分3R>
[暫定王者] 越智晴雄(日本)
Def.1R1分59秒 by ギロチンチョーク
[正規王者] 川原波輝(日本)

越智が右ストレートから左フック、川原はジャブ・右のカーフキックを蹴る。越智はじりじりと前に出てジャブをかわしながらパンチを狙うが、川原は細かくジャブを突いて、バックステップで距離を取る。

離れた間合いから川原が右カーフを蹴るが、越智は距離を詰めて右フック。川原も頭を下げて左を打つが、ここで越智が左腕で川原の首を取ってギロチンへ。これががっちりと極まり、これで越智が川原からタップを奪った。

見事な一本勝ちで王座統一に成功した越智は「川原選手、ありがとうございました。対戦するのが3回目で戦友みたいな感じで、川原選手は海外で頑張ってストロー級を作ろうとしていて、僕は日本で頑張ってRIZINにストロー級を作りたいと思います。まだこれから頑張れると思ったので、まだまだ続けていきます」と語った。


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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o キック 原口央 石司晃一

【DEEP Tokyo Impact2024#03】レスリング力で動きを封じる原口にヒジ連打の石司がスプリット判定勝ち

【写真】中継解説陣も意外だった石司のフルマーク(C)MMAPLANET

<63キロ契約/5分3R>
石司晃一(日本)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29.
原口央(日本)

サウスポーの原口に対して石司がプレスをかけていく。原口はケージを背負いながら右へ回る。ケージ中央に戻った原口は右ハイを見せて下がった。ここで原口がダブルレッグで飛び込むも、これは石司がスプロールした。しかし再度ダブルレッグで組んだ原口がケージに押し込む。原口はシングルレッグに切り替えて石司に左ヒザを着かせ、ローアンクルショットからシングルレッグへ。立ち上がった石司にアンクルピックを狙い、バックからアンクルピックに戻って背中を着かせた。起き上がる石司に対し、原口は右足を差し入れて手首を掴む。石司の動きに合わせてシングルレッグに切り替えた原口が押し込んでいく。正対した石司はレッグホールドからバックを狙うも、これは原口が潰した。

2R、石司が右ミドルを見せる。スタンドから押し込んだ原口がケージ際でシングルレッグから尻もちを着かせる。バックコントロールからアンクルピック、シングルレッグ、ローアンクルショットと切り替えていく原口。ここでレフェリーがブレイクした。スタンドに戻ると原口が石司の右をかわしてグラウンドに持ち込む。

足を押さえられた石司が左ヒジを連打するも体勢を崩せず。シングルレッグで食らいつく原口は、尻もちを着いた石司のレッグホールドも構わずコントロールする。ここで石司が放つヒジ連打をどう評価するのか。効いていれば原口は押し込むこともできないが……。ローアンクルショットからケージに押し込むも、またもここでレフェリーがブレイク。再開後、石司が一気に距離を詰めていくも、原口が右フックを返した。

最終回、原口が開始早々シングルレッグからドライブする。バックを奪われた石司はヒジを連打するものの、原口の勢いは止まらない。石司の左足を束ねた原口が、立ち上がる石司の左足を抱え続けている。石司は左足を支点にバックテイクを狙ったが、背中を着かされてしまう。立ち上がった原口に対し、石司はペダラーダを当てた。原口が足を捌きながらサッカーボールキックを打ち込み、そのままケージに押し込み続ける。

石司も下から腕十字の形に入ろうとしたが、これも潰された。立ち上がって足を抜いた石司。しかし原口がシングルレッグでケージに押し込む。石司はスプロールしきれずに試合終了のゴングを聞いた。

裁定はジャッジ1名が原口につけたものの、他2名が石司にフルマークをつけた。背中を着かされた状態でもパンチを連打し、相手のパスを防げばダメージ効果はあると見ても良いだろう。しかし動きを封じられているなかで、相手のテイクダウンを止められないヒジ連打に効果はあるのか……。


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45 AB DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 F1 MMA MMAPLANET o キック 五明宏人 瀧口脩生

【DEEP Tokyo Impact2024#03】蹴りで主導権を握った五明、終了間際にヒジを効かせて瀧口に判定勝利

【写真】蹴り・ヒジ・ヒザ、五明の打撃が冴え渡った(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
五明宏人(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
瀧口脩生(日本)

サウスポーの五明が左ストレートとヒザ蹴りで前に出る。瀧口も左を見せて、外側にステップする。五明も右フックを返し、左ミドルを蹴る。瀧口はそれをブロックしてダブルレッグに入って、スタンドで五明のバックにつく。五明もポジションを入れ替えて正対し、ヒジを入れる。

瀧口も態勢を入れ替えてヒザ蹴り、五明が押し込んだところでブレイクとなる。再開後、瀧口が左フックとインロー。五明が左ミドル。瀧口がそこに合わせてテイクダウンを狙うが、五明がそれを切ってケージに押し込む。瀧口が態勢を入れ替え、ケージ際で四つの攻防になってブレイクとなる。再開後、五明が左ストレートを打つと、瀧口がそれに合わせて四つで組み付いてケージへ押し込む。五明が態勢を入れ替えたところでラウンド終了となった。

2R、瀧口がジャブとワンツー。五明の蹴りがローブローとなって試合が中断となる。再開後、五明が左ミドル。瀧口が左フックを狙うが、五明が左のヒザ蹴りを突き刺す。そのまま組んだ瀧口がケージへ押し込むが、五明が右腕を差して態勢を入れかえる。瀧口は顔を突き放してヒジを入れ、距離が離れると再び五明が左のヒザ蹴り。組みつく瀧口だがテイクダウンできない。

距離が離れると五明が右ミドルを蹴り、瀧口がそれをキャッチしてテイクダウンする。ガードポジションになった五明は背中を見せて立ち上がり、瀧口はそのままバックにつく。五明は正対して瀧口をケージに押し込む。距離を取った五明は右のヒザ蹴り、左ボディストレート、左のヒザ蹴り、左ミドルとボディを狙い撃ち。瀧口もその蹴り足を取ってシングルレッグに入るが、五明はそれを切って左右ののヒザ蹴り。右のヒザ蹴り。組んでテイクダウンする。

3R、五明が左ミドル・左ハイ。これをもらう瀧口だったが、蹴り足を取ってテイクダウンする。五明は背中を見せて立ち上がって正対し、距離を取る。瀧口も左右のストレート、五明の左ハイキックが頭部をかすめるが、蹴り終わりに組みついてテイクダウンしてバックへ。五明は足をフックさせずに立ち上がって離れる。

五明は瀧口の入りに合わせて右ヒザ蹴りを狙い、自ら組みついて瀧口をケージに押し込む。瀧口がインローと右フック。このインローがローブローとなって試合が一時中断となる。瀧口が右ストレートを当て、組みつく五明をケージに押し込む。ブレイク後、前に出る瀧口に対し、五明が右の縦ヒジをカウンターで合わせてダウンを奪うと一気に鉄槌を連打。この状態のまま試合終了となり、スタンドの打撃で主導権を握り続けた五明が判定勝利を収めた。


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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o RIZIN スダリオ剛 ベンツ 赤沢幸典

【DEEP Tokyo Impact2024#03】赤沢幸典が140キロのベンツをTD&パウンドアウトし、スダリオ戦アピール

【写真】140キロの相手を持ち上げた赤沢(C)MMAPLANET

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
Def.1R1分31秒 by TKO
ベンツ(タイ)

右ローのフェイントを見せるベンツに対し、赤沢がプレスをかけてケージを背負わせる。ベンツは右ローを当てるが、直後に赤沢がダブルレッグでケージに押し込む。赤沢が140キロの巨体を持ち上げてテイクダウンすると、会場からどよめきが起こった。

ハーフガードのベンツに赤沢がパウンドを連打する。動きの止まったベンツに鉄槌を落とし、さらに右ストレートのパウンドが顔面を直撃するとレフェリーが試合を止めた。

マイクを握った赤沢は「セコンドについてくれた山田(崇太郎)さんに内緒にしていたことがあります。水曜日のトレーニングが終わったあと、ギックリ腰になって2日間ほど動けませんでした。勝てて良かったです」と語った。さらにゴールデンウィーク中、スダリオ剛が練習中に赤沢を訪ねてきて「脅してきた」ということで、「俺たちファイターなので」と超RIZIN03でのスダリオ戦をアピールした。


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45 AB DEEP DEEP JEWELS DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o ONE UFC YouTube その他 アンソニー・ドゥ キム・ウジェ フェルナンド ベンツ ユライア・フェイバー 五明宏人 力也 原口央 山本有人 川原波輝 悠太 松岡疾人 梶本保希 瀧口脩生 石司晃一 赤沢幸典 越智晴雄

【DEEP Tokyo Impact2024#03】越智晴雄と王座統一戦、川原波輝「夢を潰しに来るヤツをしっかりと倒す」

【写真】タイでの2週間の集中打撃トレの成果が明日、見られるのか (C)MMAPLANET

本日26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#03のメインで暫定チャンピオン越智晴雄とDEEPストロー級王座統一戦を正規チャンピオン川原波輝が戦う。
Text by Manabu Takashima

2020年8月の越智との2度目の対戦で同王座を獲得して以来、3年9カ月振りの国内でのファイトとなる川原は、この間にONEで挫折を経験し、UFCにストロー級王座を創るという壮大な目標に向かって動き始めた。

3月29日にA1 Combatで北米初のストロー級チャンピオンになった川原は、越智との試合を3週間後に控えた時点でタイはバンコクで打撃に特化したトレーニングを行っていた。


──バンコクはマスター・トンの下で練習をしている川原選手ですが、試合の約3週間前にサクラメントからタイにやってきて練習をする意味合いを教えていただけますか。

「8カ月間、サクラメントにいてレスリングと寝技をずっとやってきました。この間、アルファメールの打撃コーチが僕とはスタイルが全然違ってフィットしないので、打撃は夜叉坊とか選手同士で練習していたんですよ。

実はその前にONEで試合をするために半年ほど、マスターのところで打撃の練習をしていました。ONEで戦うことを想定していたので、やっぱり打撃の強い選手が多いし打撃を仕上げることが目標でした。それで米国のビザ申請中に打撃を磨くために、6カ月間バンコクでマスターの指導を受けて……サクラメントに行ってからも、ONEで戦うために練習をしていたのは変わらなかったんですけどね。

ただ、そのレスリングと寝技中心の練習をしていると打撃の感覚が凄く鈍って来て。越智戦を前にレスリングと寝技はある程度自信があるので、ここにいた時の打撃の感覚を取り戻したくて来ました。

あと、時差ボケを直すのも込みですね。3週間前に来て、2週間滞在して1週間前に帰国して試合をする予定です(※取材は9日に行われた)」

──では3月にA1 Combatのストロー級王座を獲得した時は、打撃の感覚は狂っていたということですか。

「狂っていたというよりか、自己流に近いモノでした。打撃のコーチとマンツーマンでミットを打ち込んでいた時とは別モノで。この前の試合は、自分のなかでは感覚としては良かったですけど、まだまだ仕上げないといけないという感じでした。倒しきれなかったですしね」

──しかし、アルファメールの打撃は大丈夫なのですか。

「チーム全体を見ているコーチもいますが、さっきも言ったように僕とはまるでスタイルが違うので習おうとは思わなかったです。そうなると……これは米国では結構あることかもしれないですけど、お金を持っている選手はマンツーマンで指導を受けています。でもお金のない選手は、選手同士でミットを持ち合っているような感じでした。何かを得るには、対価を支払う。それが米国なので」

──3週間前から日本にいる方が、体調面など調整は上手くいきそうに思えますが……。この猛暑のバンコクに来て、試合への調整は難しくないでしょうか。

「それは考えようです。こんだけ暑いことをネガティブに捉えて、調整が難しいと考えるのか。こんだけ暑いところでやっているから、日本に戻ると涼しくてメッチャ動きやすいやんって言う風にポジティブに考えることができるのか。

僕の志向は、今は良い方だけにフォーカスできるようになっています。何よりも、今回の試合は倒し切らないといけない。そうでないとUFCにストロー級なんて創れないですから。KOを量産してカリスマ性を持たないと……簡単なことではないと分かっているので、マスターのところに来たんです」

──マスター・トンは独特な間合いのパッディングですね。

「一発一発を重たく打つ。それがマスターの打撃で。僕はもともと伝統派空手だったので、手打ちだったんですよね。そこをマスターが修正してくれました。肩を入れて、一発一発打てって教えてくれて。それでパンチ力がついたというイメージが、ここにいる半年間にはありました。それこそ、ONEのムエタイに出ようかという話があったぐらいに」

──まだ2日目ですが、感覚を戻ってきているのでしょうか。

「ハイ。打ち込み、蹴り込みの大切さを思い出しています。スタミナの消耗の仕方も違っていますし。キレは2日間でも増しています。実際、A1 Combatのタイトル戦はとにかく勝たないといけないという意識で戦って、勝てて本当に嬉しかったです。でも、終わってみて……倒し切る大切さを凄く感じるようになって」

──とはいえバンコクにいるとMMAの練習はできないのでは?

「そこはもう8カ月間やり込んできたので、負けないです。レスリングだけでも、負けない。ピュアレスリングもハイスクールのレスリング・クラブに通ってやってきたので、そこに関してはある程度の自信はあります。

だから、ここからの2週間は余り寝技の練習はできないと思いますが、もう体が覚えているので。ここから2週間、アルファメールに残ってレスリングをやり込んでも、変わらないような気がしました。体に沁み込んでいるので。それに今回の試合は倒し切ることが絶対条件なので」

──そう公言していると、越智選手も対策を練って来るかと思われます。

「それでも倒さないと、自分の夢は叶わないので。自分の夢を潰しに来るヤツをしっかりと倒さないといけないです。ONEでは勝てなかったのですが、掴みかけていることがあったんです。それが道半ばで遮断された時に、もう一度ONEで戦うという選択もあったのですが、何も創られてない道を見つけました。UFCにストロー級を創るという道を見つけ、そこへの可能性を感じた。

それってユライア・フェイバーというチームのボスの下で、学ばしてもらったことなんです。ユライアはライト級までしかなったUFCにフェザー級とバンタム級を創らせた張本人で、僕がUFCにストロー級を創りたいって打ち明けると、迷いなく『やろうぜ』って言ってくれて。全くネガティブなことは言わなかったです。でも日本の友達に相談すると『そんなことできるの?』って言われてしまいますよね」

──応援したい気持ちがあっても、それは見果てぬ夢ではないかと思う人がいるのも当然ですよね。

「ハイ。それは分かっています。でも、ユライアはもう成し遂げているので。そのユライアが僕に言ったのは『ストロー級はいるのか』ということでした。でも、おるんですよ。まずアンソニー・ドゥがいて、その他にもカリフォルニアに何人かのストロー級の選手がいるので、その選手の名前を伝えました

でもユライアも自分の団体でベルトを創るのだから、そこは『その他には?』とまた尋ねられて……。実際、それ以上の選手の名前を僕自身伝えることはできなかったです。でも、創れば集まるっていう話をしたんです。ないからONEの水抜き無しで125ポンドというストロー級に選手が集まっているだけで、115ポンドを創れば選手は出てくる──と。そういう話をすると、ユライアは『じゃあ、タイトルを創ろう』って言ってくれました」

──それだけの夢を持つようになり、このタイミングでDEEPで戦うのは?

「シンプルに4年で3試合しかしていないと、経済的にも厳しいですし。何より、ONEとの契約から解放されて試合が組まれるのであれば、どんどん戦っていきたいという気持ちになっていました。前の試合でケガもなくて、その時に佐伯さんから声を掛けてもらい、今は日本で試合ができることも嬉しいです。

それに日本で試合をするのであれば、DEEPだけ。それは決めていました。佐伯さんへの感謝の気持ちを込めて戦うから、相手は誰でも良かったです。そうしたら佐伯さんから『越智選手がいる』という話を貰いました。なので今回の試合は3度目とか、相手云々ではなかったです」

──この後というのは?

「やっぱり、そこはA1で戦っていきたいです。越智選手より強い相手がDEEPのストロー級にいれば別ですけど、いないですよね。越智さんは強い、リスペクトしている選手だからこそ倒し切ります。

A1のベルトに関しては、タイトルを取った後にDMで『やろうぜ』という風に伝えてくる選手もいます。ユライアには、そいつと防衛戦をしたいと伝えています」

──夢を現実にするために、どのような戦いを見せないといけないと感じていますか。

「何回も言っていますが、倒し切ること。それだけです。もう相手の問題でなく、自分自身との戦いです。誰が来ても、倒す。倒し切る、その姿勢が人の心を動かすんじゃないかと思っています。

スタイル的にも……ここにきてキレが増して、イメージもデキています。日々、毎日やってきたこと全力でやりきる。ただ『倒し切る』と言っていても、とにかくやってきたことを出すのが先決で。言うと日々、やってきたことを出すだけで。やってきているからこそ、それが自信になっています。あとは楽しんで、狩りに行くイメージですね」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後0時~U-NEXT
午後0時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#03計量結果

<DEEPストロー級王座統一戦/5分3R>
[正規王者] 川原波輝:52.0キロ
[暫定王者] 越智晴雄:52.1キロ

<63キロ契約/5分3R>
石司晃一:62.75キロ
原口央:62.9キロ

<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.2キロ
瀧口脩生:66.25キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:107.8キロ
ベンツ:141.9キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.55キロ
山本有人:61.65キロ

<59キロ契約/5分2R>
松岡疾人:58.8キロ
キム・ウジェ:58.75キロ

<バンタム級/5分2R>
梶本保希:61.4キロ
フェルナンド:61.5キロ

<75キロ契約/5分2R>
後藤亮:74.95キロ
山田聖真:74.8キロ

<フライ級/5分2R>
石井涼馬:57.15キロ
吉田悠太郎:57.0キロ

<バンタム級/5分2R>
清太郎:61.55キロ
生田大雅:61.5キロ

<アマ・ライト級/3分2R>
川島悠汰:70.15キロ
渡辺智偉:70.3キロ

<アマ・フェザー級/3分2R>
橋本玲音夢:66.1キロ
菊川勇:65.65キロ

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【Deep Tokyo Impact2024#03】計量よもやま話。ベンツは141キロ。川原のコーナー夜叉坊は路上生活経験

【写真】ルックスから想像する以上に、重かったベンツ(C)MMAPLANET

明日26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#03の計量が千代田区のKANDA SQUARE内SQUARE CONFERENCEで行われた。
Text by Manabu Takashima

メインのDEEPストロー級王座統一戦で戦う川原波輝、越智晴雄の両者を筆頭にアマチュアマッチ2試合を含め全12試合、24選手が問題なく計量を終えた。そんな計量会場にいた選手や関係者の空気がエアポケットに陥ったように一瞬、止まったのはメガトン級で赤沢幸典と対戦するベンツの体重が呼び上げられた時だった。

141.9キロという発表に、赤沢も一瞬目を見開き驚きを隠せない表情を見せる。本名アディマポン セーンテップ、タイはバンコクにあるエリート・ファイトクラブ所属のベンツはアマMMA(※今回がプロデビュー戦)2戦を含め、ファイトキャリアは129戦で、90勝35敗4分の記録を持っている。

この巨体で正確かつスピーディーなジャブなど正統的な技術の持ち主は、試合に向けての調整でそれでも体重が6キロ以上落ちているそうだが、寝技は未知数ながら体重だけで赤沢戦が楽しみになってきた。


59キロ契約で松岡疾人と対戦するキム・ウジェのセコンドには、彼が所属するP-Boy MMAを主宰するONEバンタム級ファイターのクォン・ウォンイルがセコンドとして来日。ONEで対戦した松嶋こよみと旧交を温め、一緒に練習をしたという。そのクォン・ウォンイル、近々ビッグマッチの発表がある模様、楽しみに待ちたい。

五明宏人と対戦する瀧口脩生は、これがキャリア21戦目にして、初めての東京での試合に。2017年3月のプロデビュー以来DEEP、GLADIATOR、パンクラスで戦ってきた瀧口はその全てが大阪での試合で、唯一の例外が2019年12月21日に中国は山東省のホーツーで開かれた五岳巅峰というMMA大会だった。

キャリア8年目の東京でのファイトで、MMAPLANET的には名田英平、山本健斗デリカットと並び、一皮剥ければ化けるはず──と期待の関西フェザー級実力者トリオの1人である瀧口が如何に爪痕を残すことができるか、注目だ。

そんな計量会場に大量のフルーツをビニール袋にいれ、最前列に陣取っていたのが川原のセコンドを務める石原夜叉坊だ。昨年9月にブルーノ・ソウザに敗れた後、左足の指を骨折し──ハワイはビッグアイランド(ハワイ島)のコナに静養に出向いた際、夜叉坊はホームレス生活を経験していたという驚愕の事実が発覚した。

同地の唐揚げショップで店主の自宅に同居しながらバイトをしていた夜叉坊だったが、毎晩の酒の誘いが苦痛となり断りを入れると、店主が激高。口論となり、夜叉部は家を出ることになってしまった。それでも温暖なハワイ、ビーチで寝起きをして魚を釣り、いくらでも食べ放題の野生のフルーツを採って栄養補給をしつつ、1個6ドルの儲けとなるココナッツ取りのバイトをしてヤシの木登りを続けていた夜叉坊は、「生きてはいけるけど、現金が残らない」生活の突入していた。

唐揚げショップで働いていた時期に、売れ残りをホームレス保護施設で配っていた夜叉坊は、その時に知り合った人々の助けを受けながらもホームレス生活を続けていたところ、当地で柔術道場を持つ人物の息子がUFCファンで、ビーチで寝起きをする夜叉坊を発見。その父親から、「あなたはそんな風に生きるべきでない」と、ジムでの寝泊まりするよう勧めてくれ、さらに週に2度打撃のプライベートレッスンをするよう機会まで与えてくれたという。年も変わり、地道にお金をためて4カ月後にサクラメントに戻る計画を立てていた夜叉坊だったが、なんとアルファメール総帥のユライア・フェイバーが現地を訪れ「すぐにでも戻ってこい」と航空券まで用意してくれ、1月7日にサクラメントに戻る。加えてユライアの隣人が自宅に持つコテージで寝起きをするようになった。

3月、そして5月とA1 Combatで試合機会を探っていたが実現しなかった夜叉坊は「とにかく色々な人に支えてもらっているので、ケージのなかで返すしかないんで」と話し、その舞台は「A1と修斗以外、考えていないです」ということだった。なお波乱万丈の人生を送る夜叉坊だが、詳細を尋ねようと取材を願い出るも、「勝ってないと、何を言っても始まらない」とチーム・アルファメール日本勢の鉄則に従いインタビューに応じることはなかった。

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後0時~U-NEXT
午後0時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#03計量結果

<DEEPストロー級王座統一戦/5分3R>
[正規王者] 川原波輝:52.0キロ
[暫定王者] 越智晴雄:52.1キロ

<63キロ契約/5分3R>
石司晃一:62.75キロ
原口央:62.9キロ

<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.2キロ
瀧口脩生:66.25キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:107.8キロ
ベンツ:141.9キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.55キロ
山本有人:61.65キロ

<59キロ契約/5分2R>
松岡疾人:58.8キロ
キム・ウジェ:58.75キロ

<バンタム級/5分2R>
梶本保希:61.4キロ
フェルナンド:61.5キロ

<75キロ契約/5分2R>
後藤亮:74.95キロ
山田聖真:74.8キロ

<フライ級/5分2R>
石井涼馬:57.15キロ
吉田悠太郎:57.0キロ

<バンタム級/5分2R>
清太郎:61.55キロ
生田大雅:61.5キロ

<アマ・ライト級/3分2R>
川島悠汰:70.15キロ
渡辺智偉:70.3キロ

<アマ・フェザー級/3分2R>
橋本玲音夢:66.1キロ
菊川勇:65.65キロ

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45 AB ARAMI DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS45 DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 MMA MMAPLANET o ONE SARAMI YouTube   ジヒン・ラズワン パク・シウ パンクラス ライカ 万智 修斗 弥益ドミネーター聡志 本田良介 松田亜莉紗 澤田千優 藤野恵実 野田遼介 鈴木千裕

【DEEP JEWELS45】パク・シウと暫定王座&再起戦、万智「過去最強!! 勝って星花ちゃんと統一戦!!!!」

【写真】相変わらず、ド天然な元気っぷりを見せていた万智。悪霊に憑りつかれると思うほど、前回の敗戦は精神的にダメージがあったという(C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45でDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦=パク・シウ✖万智が行われる。
Text by Manabu Takashima

コロナ期より日本をターゲットにトップファイターを目指してきたパク・シウに対し、昨年11月にキャリア1年で同王座決定戦に出場し松田亜莉紗に敗れた万智。

あれから半年を経て万智はさらに天然振りを発揮し、天賦の才を磨いてきたのか。その言葉では、想像もつかない今の万智──だが、とにかくインタビューでは絶好調さとハードな練習振りが伝わってきた。


――日曜日にパク・シウ選手と暫定ストロー王座決定戦です。その前に昨年11月の松田亜莉紗選手とのタイトル戦、スプリット負けという結果に関してですが……コールを受けた時、どのように思いましたか。

「勝ったと思いましけど……もう、ねぇ……」

──口が曲がっていますよ。

「アレは勝っていました、万智が。だから、ポカーンと夢みたいですよね。ドミさん(弥益ドミネーター聡志)も試合後、コーナーで凄く喜んでくれていて。梅田(恒介)さんは微妙な顔をしていました。でも、試合後に映像をチェックして『勝っていた』と……。『角度の問題だ』って。万智のヒジが当たったのと、相手のストレートが当たったのと。相手のセコンドも万智が勝ったと思っていたように見えました」

──万智選手が勝っていたという意見は少なくないですが、勝った松田選手には何も非はなく。松田選手陣営は、勝ったことを否定する必要はないですし。

「そうですね。まぁ向うはラッキーで、こっちはラッキーじゃなかったということですよね(笑)」

──その敗北をすぐに消化できたのでしょうか。

「あのう……皆には『落ち込んでいない』って言っていましたけど、結構引きずっていました……。練習にいっても、やる気を失って続けていた感じで。あの試合に集中して、その後のことも何も考えないぐらいだったので。でも、皆だって万智が勝ったと言っていましたよ……」

──勝ったと思った試合を落としたことで、何か学んだことはありましたか。

「もっと攻めないといけないな、と。あれだけコントロールしていたけど、判定負けするってことは。フィニッシュを目指さないといけないと思うようになりました」

──まだ不満そうですね(苦笑)。

「でも、今回タイトルを掛けてまた戦うことができるので」

──この試合が決まったのはいつぐらいだったのでしょうか。

「実は3月大会にもオファーがあったんです。あの時は古傷の具合が良くなくて、パクちゃんと戦うには……。なので5月にしてもらったんです。ただ3月の時は、タイトルは掛かっていなくて日韓戦のような感じで組まれていたんだと思います。結果、ラッキーだなって(笑)」

──その辺りで吹っ切れたようですね。

「もう、やる気満々になりました。タイトル戦の前から、次にやるのはパクちゃんだっていう空気だったので。でも、試合が正式に決まった時から、気持ちが入りました。なんか、呪われているなって思っていたんです。練習は好きだから続けていても、やる気がでない。身が入らないから、悪霊に憑かれている。絶対に何かがいるって」

──そろそろホラー系になってきましたね(笑)。

「真剣にそう思って、お祓いにも行きました!!」

──えっ……。絶句です。

「でも、何も変わらないから(笑)。呪いじゃなかったです。アハハハハ、試合が決まったらめっちゃやる気が出て」

──いや……。

「そうなんです。試合がないから、目標を見つけることができなくてやる気が起こらなかっただけで(笑)。もう、決まってからはやる気満々です」

──パク・シウ選手とは練習仲間でもあったので、練習環境を変えないといけなかったのではないですか。

「そこはパクちゃんが、52キロ級に上げたことで練習をしなくなっていました。マスタージャパンの金曜日の練習に行くのも止めて。JTTに行くようにしたのですが、(伊澤)星花ちゃんが所属になったので、JTTにも気まずくて行けなくなって。金曜日の朝は急いで宇都宮に帰って、正午からZEROでムエタイの練習をするようになりました」

──急いで、というのは?

「木曜日は東中野のトイカツ道場で練習をしてから、中野の友達の所に泊まっていたんです。次の日はマスタージャパンの練習があったので。でも、パクちゃんが韓国に戻ったので、またマスタージャパンでの練習を再開しました」

──とはいえ、マスタージャパンの女子練習で一緒の藤野恵実選手も同じストロー級ですよね。

「ハイ。試合をするとなったら……。藤野さんが修斗のチャンピオンになったことはめっちゃ嬉しいです。ヤバいぐらい嬉しかったです。でも、戦うとなったら調整が必要になるかと思います」

──現状の練習のルーチンは、どのようになっているのですか。

火曜日のアライアンスの練習メンバーと。野田遼介は、1週間後のONE FFで本田良介とリョースケ対決がある──とか、ないかと……という話も

「月曜日は佐野のグロリアMMAでグラップリングとムエタイ。

火曜日はここ(アライアンス)。水曜日が手塚(裕之)さんのところと、那須のクロウフォレスト。もうクロウフォレストの練習大っ嫌いです。みなにボコボコにされて……」

──そこも、つまりは……。

「ハイッ!! それだけ良い練習をさせてもらっていることなんですけどね(笑)」

──押忍。そして木曜日は?

「八丁堀で津田(勝憲)さんのパーソナルでミットを持ってもらっています。それから東中野ですね。金曜日が今はマスタージャパンと、土曜日がパラエストラ松戸、IGLOOからゼロです。そして日曜日がマスタージャパンの女子練習です」

──休息日は無しですか!!

「若いんで(笑)。ヤングですから」

──ヤング……。

「アハハハハ。でも一部練習の日もあるので、休めてはいます」

──なるほど……なのか……。これだけ色々なところで練習をしていて、対策などを立ててくれるのは梅田さんなのですか。

「ハイ、そうです。あとドミさんもセコンドに就いてくれるので。手塚さんも……手塚さんは声出し係ですけど(笑)」

──アハハハハ。ともあれパク・シウ選手は大変な相手です。

「私も大変だと思っています」

──?

「私もパクちゃんからすれば、大変だと思います。差はないです。過去一番強いです。でも、皆が『パクちゃんは大変な相手』と思っていることは分かります。昔、練習でボコボコにされていたし。

でも、パクちゃんも警戒していると思います。女だから、差はそんなにない。同じ性別だし、男の人と試合をするわけじゃないので」

──女子練習以外は男の選手との練習が、今も主なのですね。

「ハイ。多いです。あとはマスタージャパンでチィちゃん(澤田千優)と。チィちゃんがジヒン・ラズワンとやるまでは水曜日はパンクラスイズムで一緒にやっていて。移籍したので、マスタージャパンでやるようになって……今、一番の練習パートナーです。チィちゃんとは打撃有りで、マ~ジでガチスパーをやっていて。マジでヤバいです。力は凄くあるし、凄く良い練習になっています」

──とはいえパク・シウ対策という面では、ストライカーとの練習も大切になってくるかと思うのですが……。

「対策練習はやっていないです。自分のやることをやっているので。それをいくつかのパターン持っていて、得意なことを伸ばしているのですが、打撃の練習も頑張っているので。コンビネーションも皆に褒めてもらっています。

MMAの打撃が上手くなっているっていわれます。ゼロでムエタイをしたこともいきて、津田さんのミットでMMAの打撃が伸びている。だから組みばっかりパクちゃんが警戒してきたら、打撃だけで戦っちゃうかもしれないですよ(笑)。テイクダウン前もテイクダウン後も、めっちゃくちゃ考えるようになっているので。組みのパターンも増えて、際を頑張れるように。

その部分ではIGLOOでの練習も凄くタメになっています。(山田)海南江さんには、メチャクチャにやられて。自分が何も考えられないぐらい、やられているんですけどね(笑)。クルクル回されて──その技を、教えてくれるんです。寝技では一番の練習をしてくれています」

──今日の練習では足関節もかなりトライしていました。

「足関節は得意です。MMAでは使ってこなかっただけで(笑)。足関はメッチャ得意ですっ!!」

──すごいドヤ顔ですね。過去最強バージョン、期待が高まってきます。

「そうなると思います。練習でやっていることを、試合で出すことができれば」

──そのために必要なことは何になると思っていますか。

「気合い」

──体言止めですか(笑)。

「気合いです。根性、気持ちです。そこがあればデキる。パクちゃんは10年振りのタイトルマッチらしくて……あんなに強いのにチャンスがなかったから、ここに掛けてくる想いが強いと思います。

でも私はタイトルマッチを前の試合で経験して、しかも負けているから失うモノがないチャレンジャーの気持ちで戦えます。思い切りいくだけ。だから気合いと気持ちで頑張ります」

──勢いがそのまま言葉になっているように感じます。

「実は『稲妻メンタル』を読んで、メンタルを鍛えてきました!!」

──鈴木千裕選手の?

「ハイ。書いていることは当然のように参考になります。同時に元気過ぎて、一気に読めない(笑)。元気過ぎて、こっちがやられてくるので、精神面のスタミナ強化になっています(笑)。でも、練習で疲れて元気がない時に読むと鈴木選手の『気合いッス』っていう言葉で元気になれるんです。で、気合いが入って来る。鈴木選手はもうこれだけ実績を残した。私は何もない。こんなままじゃヤバい。だから気合いッス!!」

──浜口京子さんに見えてきました。

「似ているって言われています(笑)」

──元気な万智選手であることは間違いないようです。では、最後に改めてパク・シウ戦について意気込みの方をお願いします。

「色々な場所で、色々な人達にサポートをしてもらっているので、皆に感謝している気持ちを持ってパクちゃんと戦います!!

SARAMIさんがパンクラスを獲った。藤野さんが修斗を獲った。次は万智がDEEPを獲ります。パクちゃんが勝っても、もう星花ちゃんが戦いたいってならないから、タイトルを返上しちゃうと思うんです。だから万智が暫定チャンピオンになって、星花ちゃんと統一戦をします」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

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【DEEP JEWELS45】ダブルタイトル戦へ、大島早緒里「互いにグラップラーだけど打撃戦になることも」

【写真】世界最軽量のダブルタイトル戦に挑む大島 (C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWELS 45にて、DEEP女子ミクロ級王者・大島沙織里とDEEP女子とDEEP JEWELS女子ミクロ級王者・村上彩が互いのベルトをかけたダブルタイトルマッチで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

大島はDEEP女子フライ級王者として、昨年9月にBlack Combatアトム級とのダブルタイトルマッチでパク・シユンと対戦。まさかの判定負けを喫し、アトム級王座を手放した。今年の2月にはRIZIN LANDMARK08では、同門・浜崎朱加の負傷欠場を受けてショートノーティスで出場し、クレア・ロペスを腕十字で破って以来、3カ月振りの実戦となる。

グラップリングに強みを持つもの同士の一戦、大島は組み技対策はもちろん、打撃戦になることも想定して準備を続けてきた。そしてダブルタイトルマッチというシチュエーションについて「しっかり結果を出す・勝つことに集中したい」と語った。


――試合前のインタビューありがとうございます。試合に向けて強度の高い練習はもう終えられたタイミングでしょうか。(※取材は21日に行われた)

「水曜日までは対人練習もやって、そこから最終調整に入ろうと思います」

――昨年9月にパク・シユンに敗れてDEEP JEWELSアトム級王座から陥落。その再起戦が今年2月RIZINでのクレア・ロペス戦でした。あの試合は浜崎朱加選手の欠場を受けての代打出場からの勝利でしたが、あの試合を振り返っていただけますか。

「負けたあとでもあり、怪我もしていたので、試合間隔が半年くらい空いている状況だったんですね。そんななかでオファーをいただいて。急遽ではあるけれど、今まで2連敗をしたことがなくて、ここで負けてしまったらこの先どうなるんだろう?と思って過ごしていました。試合が決まったのが約2週間前で、ずっとそのことばっかり考えていました」

――シユン戦に敗れたあと、代打出場でオファーを受けるというのは厳しい選択をしているなと思って見ていました。

「今までオファーを断ったことがないですし、実は朱加さんが怪我した時の練習に私も参加していて、自分にオファーが来るかもしれないという予感があったんです。だからオファーが来たらどうするかを一晩考えていました。正式なオファーはなかったのですが、その日は一睡もできなかったです(苦笑)」

――正式なオファーが来る前に心構えが出来ていたんですね。

「はい。私の場合、色々と迷っていても最後はやるとい選択肢にいきつくし、早く前回の負けを払拭したいという気持ちもありました。試合そのものからも遠ざかっていましたし、ここでやっておかないといつチャンスが来るか分からないという気持ちもありましたね」

――何度かロペスにトップキープを逃げられたなかでの一本勝ちでしたが、勝った瞬間の心境は?

「私の中では判定になっても勝てると思っていたので、試合中に焦ることはなかったです。相手も身体が大きいとはいえ、米国では47キロでやっている選手ですし、美優さんとかの方がフィジカルは強かったです」

――自分がやるべきことをやれば勝てるという確信がありましたか。

「ただ(ロペスが)元体操選手ということを知らなくて、フィジカルが強いというよりも、体の使い方が上手かったんですよね。動きが柔らかいというか。そこには少し驚きました」

――一本を取るまでの流れは見事でしたが、あれは大島選手の得意な形ですか。

「1Rに(袈裟固めで)上を取った時にポジションを返されてしまったんですね。それで2Rに同じような形になった時、これは絶対1回目と同じようにポジションを返されると思ったんです。それで無理にキープせずに、相手が返そうとしたときに自分から先に回ったんですね。そうしたら相手の左腕が残っていて、全く力が入っていなかったので、それで腕十字を極めることができました」

――見ている側からすると「またポジションを返された」と思っていたのですが、そこも計算したうえでの動きだったんですね。

「腕十字を狙っていたわけではないのですが、先に自分から回って展開を作ろうと思いました」

――さて今回は村上選手と対戦することになりましたが、どのようなことを意識して練習してきましたか。

「村上選手は寝技が強くて柔術家なので、すごく足がきくと思うんですね。それで柔術の選手とたくさん練習しましたし、お互いにグラップラーだけど打撃戦になることも想定して練習を続けてきました」

――MMAのグラップリングが強い選手と柔術家と練習するのは感覚が違いますか。

「そうですね。私がグラップリングをやっているなかで、柔術家のことをすごく尊敬しているんですね。道衣を着ないグラップリングでも柔術家は柔術家らしい足の使い方や寝技の強さがあるので、そこをイメージして練習をしてきました」

――打撃についてはいかがでしょうか。

「まだまだ時間は必要だと思うのですが、今の自分が出来る範囲で打撃の練習にも時間を割いています。自分が出来ないことを補う、伸ばすというよりも、打撃のトレーナーさんにも村上選手の映像を見てもらって、村上選手対策としての打撃を指導してもらっています」

――この試合はDEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSミクロ級のダブルタイトルマッチとしても注目を集めています。どんな試合を見せたいですか。

「村上選手も強いし、お互いタイプと体格が似ているので、ギリギリの戦いなることも想定します。だからいい勝ち方が出来ればベストですが、しっかり結果を出す・勝つことに集中したいと思っています」

――ロペス戦後に「RIZINでは4連勝中なので、伊澤(星花)さんにも挑戦したい」というアピールもありましたが、今年はどんな目標をもって戦っていきたいですか。

「アピールはさせてもらいましたけど、簡単にやらせてもらえる相手ではないですし、控えめに言わせてもらいました。しっかり実績を積んで、伊澤選手のところまでたどり着きたいです。それ以外にもずっと前から目標にしていることもあるので、それに向けて頑張っていきたいです」

――約8カ月ぶりの都内での試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「久しぶりに東京での試合で、前回は情けない試合をして負けてしまったので、今回はちゃんと勝ちます。メインイベントの試合なので最後までみなさん楽しんで帰ってください」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

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【DEEP Tokyo Impact2024#03】スーチョル戦を経てーー原口央、石司晃一戦は「サクッと勝ちます」

【写真】愛犬のはらみちゃんと(C)MMAPLANET

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP Tokyo Impact2024#03で原口央が石司晃一と戦う。
Text by Manabu Takashima

石司は当初、平松翔と同大会で対戦することが決まっていたが、3日のDEEP119でバンタム級王座を掛けて元谷友貴と戦う予定だった福田龍彌の欠場により、平松が元谷と戦うことに。

席が空いた石司の相手に、原口が収まった形だ。昨年5月にDEEPでバンタム級転向初戦を戦い、Road FCのグローバルTをステッピングボードとした原口は、韓国での戦い──キム・スーチョル戦を経て、如何に力を伸ばしたのか。

そして石司を実力者と認めながら、「サクッと勝つ」と言い放った自信の要因とは。


──今週末、石司選手と戦う央選手ですが、福田龍彌選手の負傷欠場からドミノ倒しのように対戦カードの変更が起こりました。いつ頃、この試合のオファーがあったのでしょうか。

「福田選手がケガをして、元谷(友貴)選手とできるかも──という話を宮田(和幸)先生から聞いて……最初に」

──おおっ!! 5月3日のメインの代役として声が掛ったのですね。

「ハイ。もちろん、何人かの1人だったと思うのですが、元谷選手と戦えるなんて本来はありえないことで、本当に戦いたかったです。ただ試合の10日前で、契約体重が64キロにしても落とすことは無理でした。僕の場合、バンタム級で戦うのに2カ月の時間を要します。なので、1カ月あっても63キロまでが限界で。

それに元谷選手と試合ができるなら、自分のベストで挑みたいという気持ちがあったというのもあります。

そういう話をしていたら、次の日……いや数時間後に石司選手という話があったのですが、ここも『63キロなら』という風に返答をさせてもらいました。きっと平松(翔)選手が元谷選手と戦うことになって、すぐに僕が彼に代わってということになったんだと思います」

──今年もRoad FCのトーナメントに出場するということを念頭に置いていましたが……。

「声が掛れば出ます。ただ、その後の連絡がないままで。なら僕は大会も団体も問わないので、頂いたオファーのなかで戦いたい相手と戦うまでです。逆をいえばトーナメントが決まっていれば、今回の試合は受けられなかったかもしれないです」

──ところで3月のグラチャン×Braveファイトを欠場した負傷の方は?

「3月の負傷に関しては1カ月安静だったので、4月になってから徐々に体を動かして、半ばからスパーリングにも戻りました」

──では負傷明けのタイミングで、石司選手と戦うというのは?

「石司選手はメチャクチャ強いです。この機会が巡ってきたことは、凄くラッキーで。石司選手はもうDEEPの誰とやっても勝てるだろうし、僕が戦うのが相応しいから声が掛ったと思っています。

戦績も綺麗で、強い選手にしっかりと勝ってきています。練習をしたことがある選手も皆、『強い』と言っています。でも普段の練習通り戦えば、全然勝てるんじゃないかと思います」

──おお、断言しましたね。その自信を持てる要因とは?

「キム・スーチョル選手と戦ったので。あの選手と戦えば、大概の日本人選手は怖くない。あんなに殺気があふれた選手はいないと思います」

──あの試合では、打撃戦を繰り広げることができた。そこはどう生きていますか。

「あれは正直、プランにはなくて……出たとこ勝負になってしまいました。でも、出たとこ勝負でスーチョル選手の土俵で戦えた。今は練習の大半を打撃に費やしているぐらいです。組みなら勝てると思っているので」

──打撃の練習というのは?

「BRAVEでやっています。南(友之輔)だったり木村(柊也)だったり、打撃の強い選手が集まっています。野村(駿太)もいて。どこかにいって打撃を強化することなく、BRAVEでやっていけます。タイ人のネーム・バス・コーチとのミット打ちでムエタイの技術も教わっていますし。引き出しも増え、普通に……今回の試合でも、打撃勝負もやります」

──組み技の方は?

「ロータスに行かせてもらっていたのですが、最近はケガで行くことができていなかったです。ロータスでの練習は全く手を抜く暇がなくて。ないからこそ、体重差がない時は休むことなくスパーを続けるようにしています。連続でスパーをすることで、試合のラストの厳しい時に頑張ることができると思うので。

でも青木(真也)さんも、ずっと入っていて。凄いです。青木さん、上久保(周哉)さん、和田(竜光)さん、そこに八隅(孝平)さんが時折り入って回していると、もう本当にキツイです。宇野(薫)さんにもボッコボコにされます」

──ロータスで積んだことをBraveで試す形でしょうか。

「そうですね、上久保さんや和田さんには、知らない技ばかりかけられて……。でも、すぐに答えを求めて尋ねるのですはなくて、何度も仕掛けられて掴んで。それを持ち帰るような形です。そうやって練習をしていると、寝技だったら絶対に勝てるという自信がつきました」

──キム・スーチョル戦からさらに積んできたものもあり、今回の試合で新しい原口央を見せる自信は?

「やることは、実際は変わらないです。寝かせて、ドロドロにする。ただ、そこに行くまでに出す技なんかは以前と違うことを準備もしています。基本の姿勢は崩さないけど、そういう風に戦えるかと思います。それとスーチョル選手との試合で想定外の部分でも戦えたので、もうやりたいことをやりまくろうと思っています」

──石司戦をクリアした後のことを考えることはありますか。

「今後に関してはDEEPで戦わせてもらえるなら戦いますし、以前と同じように海外に行きたい気持ちでいます。伸がRoad to UFCに出ているので、そこでワンマッチとかあるなら戦いたいですし……やっぱり、MMAをやっている以上はRoad to UFCのトーナメントにも出てみたいです。

伸や河名(マスト)さんとか身近な選手が出ている舞台だし、憧れはあります。結局、UFCの人に自分のことを見たいと思ってもらえないことがあるのですが……そのためにも、自分のやりたいことをやって勝ちます。石司選手は強くて、僕より経験もある選手なので、そう上手くはいかないことは覚悟しています。

でも……そういう強い選手に勝たないと、世界とかないと思っているので。サクっと超えないといけない相手です」

──石司選手に対して、サクっと……ですか。

「上で戦うようになるには、それぐらいでないと絶対に無理だと思っています。難しいけど、サクッと勝ちます。判定になっても、誰が見ても僕が勝ったと思われる試合。30-27で勝たないとダメです。余力を残すわけではないですけど、ギリギリにはならない。10回やっても10回勝てると思われるぐらいの差をつけないといけないと思っています」

■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
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【DEEP Tokyo Impact2024#03】川原波輝と王座統一戦、越智晴雄「4度目はない。これが決着戦です」

【写真】ストロー級への想いは同じ--(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#03で、DEEPストロー級暫定王者の越智晴雄が、同級正規王者・川原波輝との王座統一戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike

これまで2度ベルトを賭けて対戦している両者だが、2戦目で敗れてベルトを失っている越智にとってはリベンジマッチでもある。昨年12月に暫定のベルトを巻いた越智に、川原との決着戦と、ストロー級への想いを訊いた。


――川原選手との3度目の対決が、ストロー級王座統一戦として行われます。越智選手にとっては「遂に来た」という想いですか。

「そうですね。いつか3度目の試合はやりたいとは思っていました。2戦目で自分が負けているので、ずっとモヤモヤした気持ちはあって。別にそこから引きずっていたわけじゃないけど、今回の試合が決まって過去2戦の映像を視たんですよ。そうしたら2戦めで負けた時の記憶が蘇ってきて(笑)。『やられた分やり返そう』という気持ちは強くなりました」

――状況によっては川原選手がベルトを返上し、越智選手が正規王者に昇格する可能性もあったかもしれません。

「統一戦をやるのかどうか僕は待っている状態で。ベルトを返上するのか、あるいは統一戦をやるのかハッキリしてほしいとは思っていました。もともと僕も去年12月に暫定王者になって、統一戦をやるなら3月かなと考えていて。でも川原選手が米国で試合をするから3月はない。そのあと5月に統一戦ができそうだという話もあったので、この5月に照準を合わせて準備してきました」

――なるほど。その暫定王座決定戦のお話ですが、衝撃的なKO勝ちを収めています。三角を狙ってきた相手の足から腰を押さえてマットに叩きつけるという、スラムというより完全にパワーボムの形でした。

「そんなにガッツリと持ち上がったわけでもなく、どちらかといえばスッポ抜けるような感じもあったんですけどね。自分の手応えとしても、相手も意識が飛ぶほどだと思っていませんでした」

――あの形でKOしようとは考えていなかったのですか。

「そこまでは考えていなかったです。相手が三角で組んできたらリフトしようとは考えていて、リフトするところまでは打ち込み練習をやっていました」

――それはあくまで三角を外すためですよね。

「三角を外してからパウンドを打っていくというプランでした。以前からあのパターンはやっているんですよ。カン・サトー選手との再戦(2017年6月、越智がギロチンを極めてDEEPストロー級王座を獲得)は、もっと強く叩きつけていたけど相手は意識が飛ばずに試合を続行していましたね」

――スクランブルに持ち込むとギロチンに持ち込み、それを避けるためにボトムから仕掛けてきてもパワーボムがある。このパターンは大きな強みだと思います。

「このキャリアになって、まだ新しいフィニッシュのパターンが増えていくのは――やっぱりMMAは面白いし、難しい。いまだにMMAがよく分からないです(苦笑)」

――越智選手の中では今でもMMAを始めた頃と同じように、何かを追い求め続けているのですか。

「自分の中でいくつかパターンは固まってきたとは思うんですよ。『こうなったらこう、この場合はこうする』と。だから試合の中で自分がやることはハッキリしてきました。あとは自分がやることに対する反応も相手によって違うので、その反応に対するパターンを増やしていくというか」

――前回のインタビューでは、地元の愛媛にジムを開設して以降も月1回、東京で石渡伸太郎さんの指導を受けているとのことでした。

「今年も2月、3月、4月と行っています。次は5月、試合前に行きますね。試合が決まっていると一緒に作戦を立てて、対策練習をしたあと愛媛に戻って反復します」

――ジムの若い選手を相手に、何度もパワーボムを反復すると。

「いやいや、そんなことはしませんから(笑)」

――川原選手の場合、ギロチンかパワーボムという必殺パターンには当てはまらない印象もあります。

「川原選手は打撃が強いし、前回の試合もケージ際の攻防で、しっかりギロチン対策をしていましたね。今回の試合もそこが肝になると思うので、自分の中でも違う形を考えながら練習しています」

――前回の試合ではケージレスリングからバックに回ることで、川原選手はギロチンの体勢に持ち込ませませんでした。

「あの試合からずっと『どこを修正すれば勝てるのか』と考えていました。ただ、先ほど言ったとおりギロチンに対する反応って、人によって違うんですよ。特に川原選手のような逃げ方をする選手は他にいなくて。だから今回の試合が決まってから、改めて川原選手の対策を考えてきました。あの川原選手の対応に対して、自分がやるべきことはもう決めています」

――前戦から約4年が経ち、川原選手も変化していると思いますか。

「全部できるようになっていますよね。どちらかというと組技、寝技が強くなっているのかなって思いますね。それが米国で練習していた成果かもしれないですね。根本的な強い部分は同じだと思いますが、全然違うタイプの選手になっていることも想定はしています」

――越智選手がベルトを防衛した2019年3月の初戦と、ベルトを奪われた1年半後の再戦では、川原選手に対して何か違いは感じましたか。

「2戦目のほうが力強さを感じました。僕はストロー級で相手に力強さを感じた経験がなくて。今までそう感じたのはジャレッド・ブルックスぐらいで――国内の選手を相手に力強さを感じたのは、川原選手との再戦が初めてでしたね」

――修斗でプロデビューした頃から越智選手は体が強く、いわゆる「ゴム毬のような動き」も見せていました。確かにストロー級の中では身体能力が飛び抜けていた印象があります。

「その点でキツかったのは、ランボー(宏輔)さんとの初戦ぐらいですね。あの時は結構やられていて、ギリギリで逆転勝ちしました」

――あのガゼルパンチで逆転KO勝ちした試合ですね。そう聞くと越智選手がストロー級に戻ってきた理由も分かります。絶対的なアドバンテージがあるわけですから。

「それは間違いないですね」

――川原選手は「UFCにストロー級をつくりたい」と発言しています。同じストロー級で戦うファイターとして、この発言について思うところはありますか。

「僕はUFCでなくRIZINでストロー級を――と思っています。その部分で川原選手と気持ちは同じかもしれないです。自分の場合は、もう海外で戦うことは考えていなくて。だけど日本で一番大きなMMAの団体にストロー級が出来たら、若い子にとっても目標になると思うんですよね。

たとえばボクシングには40キロ台、50キロ台の階級があるじゃないですか。もしかしたら男子にもアトム級があれば、その階級が適正の子たちも入ってくるかもしれなくて」

――そのストロー級でベルトを巻いた越智選手にとって、ストロー級の扱いが低いと感じることはあるのですか。

「扱いが低いというか、そもそもUFCや北米、RIZINにも男子のストロー級が無いですからね。自分もフライ級に上げるしかないと思っていました。だけど、やっぱり選手には適正階級があって」

――ストロー級については選手層の問題もあるとは思います。フライ級の試合を視ていて「この選手はストロー級が適正だよなぁ」と思うことはありますか。

「新井丈選手は、まさにそうじゃないですか。適正はストロー級だけどフライ級に上げていて。僕自身は経験上、無理やり階級を上げても結果はついてこなかった。だから適正階級のストロー級に戻ってきました」

――扱いでいえば「ストロー級タイトルマッチを後楽園ホールのメインでやってくれよ」とは思いませんか。川原選手との再戦、そして前回の暫定王座決定戦もニューピアホールで行われました。

「アハハハ、それは無いです。前回ニューピアホールでベルトを獲られているので、同じ会場で僕がベルトを獲り返す。それが自分のやるべきことだと思っています」

――越智選手の中では対戦相手が川原選手だからこそ、ストロー級を盛り上げるための試合をしたいという気持ちはありますか。

「試合って結局は自分がやってきたことしか出ないんですよ。普段からずっとストロー級に対する想いを持っている二人だから、すごい試合になるはずです。過去2試合とも違う内容になるでしょうし。でも4度目はありません。この試合が僕と川原選手の決着戦です」

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