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【DEEP Tokyo Impact2024#04& DEEP JEWELS46】計量よもやま話。女子は計量後の握手の習慣なし???

【写真】J太郎、滑り系から空気のようにあった当然のように。達人の域に達しつつある (C)MMAPLANET

明日8日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#04及びDEEP JEWELS46の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Manabu Takashima

梅野源治とのヒジ有り立ち技マッチで注目を集めた魚井フルスイング✖梶本保希、果たしなく続くフライ級サバイバルマッチ=渋谷カズキ✖原虎徹などが組まれたDEEP Tokyo Impact2024#04。そして万智×スーリ・マンフレディの国際戦がメインのDEEP JEWELS46。

アマチュアマッチを含めTokyo Impact大会は全14試合、JEWELSは12試合──計26試合中、MMAPLANETではツーショット撮影の前後に、どれだけの選手が握手を交わすのかを注目してみた。

魚井と梶山は両者、頭を下げて一礼はしたもの握手はせず。またマサト・ナカムラと濱口奏琉は後者が本計量で体重を落とせなかったこともあり、健闘を誓いあうことはなかった。同様に松岡疾人✖安永吏成は、コメントを終えると安永はすぐに背を向けてステージを下りる。岩見凌も即踵を返し、対戦相手の湯浅帝蓮はその背中で手を差し出して笑みを浮かべていた。2試合組まれたアマ戦では、竹見浩史郎と松井優磨は手を合わせなかった。


結果コメインの渋谷✖原、加藤瑠偉の肩を抱いてシェイクハンドの渡邉龍太郎、握手も暑苦しいほどガッチリの滝田J太郎と宮本誠一、グータッチの武利侑都×濱口麗地、握手ばかりか敬礼をしあった宇良拳と渡部智偉ら──8試合、16人の選手が握手を交わしていた。

対してJEWELSでは、マイク前に万智とスーリがどちらからとなく手を差し伸ばしあったが、この両者以外は遅れて計量をパスした桐生祐子と村上彩が握手したのみ。互いに視線を合わせて、一礼しあった斎藤百湖とMANAを含め10試合に出場する20人のファイターに握手は見られなかった。結果、女子選手は男子選手より健闘を誓うことがない──ということに。

またTOKYO IMPACT大会では湯浅帝蓮(たいらん)とアシルベック、アマ出場のマイケル北見の3選手が英語を交えて抱負を語っていた。

今大会が4年11カ月ぶりのMMA出場となる湯浅は米国生まれの日本人で、日本でのMMAは初めてとなる。柔道でUSナショナル3度の優勝を誇るという湯浅、コンバット柔術の出場経験のあり現在は日本在住で、「まだ明確にいつに米国に戻るというのは決まっていないのですが、帰国した時には柔道道場を創りたい」と話している。

マイケル北見も日本在住だが、グアム生まれのグアム育ち。アシルベックは2年前に日本にやってきてからMMAを始めた選手で、もともと母国では松濤館空手で活躍してきた。ウスベキスタン、中央アジア、そしてアジア王者に輝いていたアシルベックは、現在はワールドカラテアカデミー(月井隼南も在籍)で剛柔流の指導を行っており、「突きをコントロールすること。当たった時には終わっている」空手を目指す。

マイケル北見とアマ試合を戦うフェリペ・ハセヤマはフェルナンドと共にブラジリアン。マサト・ナカムラはフィリピンとのハイブリッドで、来日外国人選手はいないもののTokyo Impactは実のところ国際色豊かな大会となっている。なかでも加藤瑠偉は宮城県出身の生粋の日本人だが、エキゾチックな顔立ちをしており、本人は「修羅場がこの顔を創ったんです」と明日の試合に自信を見せていた。

Tokyo Impact 大会、JEWELESもいつも通り計量終了後に審判団からルールの確認があったが、そこで女子選手(男子にも一応はあった)にジェルネイルの使用禁止、過去に見つかったケースではやすりで削って出血、爪が剥がれたこともあるという恐ろしいエスピソードが説明されていた。

万智は先ごろ、ドラゴンボールの七星球的金髪美女ジェルネイルを施していたが、練習中に自然と剥がれ最終的には試合前に自分の爪で「ゴシゴシやって落としました」とのこと。

すっかりと星は確認できなくなっていたが、先週の歌合戦に続き、明日はスーリ相手に白星を手中に収めるべき好調ぶりをアピールしていた。

■DEEP JEWELS46視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP JEWELS46計量結果

<ストロー級/5分3R>
万智:52.45キロ
スーリ・マンフレディ:52.65キロ

<49キロ契約/5分3R>
HIME:48.95キロ
彩綺:48.8キロ

<アトム級/5分3R>
村上彩:47.8キロ
桐生祐子:48.1キロ

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子:44.0キロ
知名眞陽菜:44.05キロ

<60キロ契約/5分2R>
斎藤百湖:59.95キロ
MANA:59.7キロ

<アトム級/3分2R>
LIBBY:47.8キロ
須田美咲:48.0キロ

<バンタム級/5分2R>
Te-a:60.4キロ
鈴木”BOSS”遥:61.0キロ

<アトム級/5分2R>
上瀬あかり:47.9キロ
サラ:47.8キロ

<フェザー級/5分2R>
超弁慶:63.85キロ
近藤セリナ:65.9キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
あすか:57.1キロ
一色栄里:56.75キロ

<アマ・キック・ストロー級/1分30秒2R>
横江明日香:51.25キロ
須山はな:51.3キロ

<アマ・キック・ストロー級/1分30秒2R>
横瀬美久:48.95キロ
須山ゆな:48.2キロ

■DEEP Tokyo Impact2024#04視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後12時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#04計量結果

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング:61.4キロ
梶本保希:61.5キロ

<フライ級/5分3R>
渋谷カズキ:56.7キロ
原虎徹:57.0キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.15キロ
濱口奏琉:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
松岡疾人:57.0キロ
安永吏成:57.1キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.95キロ
渡邉龍太郎:56.65キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:66.15キロ
湯浅帝蓮:65.85キロ

<68キロ契約/5分2R>
滝田J太郎:67.6キロ
宮本誠一:67.8キロ

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ:61.5キロ
フェルナンド:61.05キロ

<フェザー級/5分2R>
アシルベック:65.95キロ
雄大:66.0キロ

<フライ級/5分2R>
武利侑都:56.9キロ
濱口麗地:57.15キロ

<ライト級/5分2R>
宇良拳:70.4キロ
渡部智偉:70.35キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
竹見浩史郎:57.1キロ
松井優磨:56.75キロ

<アマ・ストロー級/3分2R>
マイケル北見:52.05キロ
フェリペ・ハセヤマ:51.1キロ

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【DEEP JEWELS46】彩綺戦へ、HIME「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくない」

【写真】 パンチ力があるからこそ、寝技で極める機会もでてくるでしょう(C)SHOJIRO KAMEIKE

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46で、HIMEが彩綺と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年のプロデビューから8戦で4勝4敗。戦績はイーブンでありながら、その対戦相手が凄まじい。ケイト・ロータス、藤田翔子、本野美樹、大島沙緒里、桐生祐子、万智、パク・シウ、そして中井りんと戦いながらストライカーのイメージを確立してきた。そのHIMEが語るMMAキャリアと理想、そしてリングネームの秘密に迫る。


もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした

――今回がMMAPLANET初インタビューとなります。まずはこれまでのキャリアについてお聞きしますが、格闘技を始めたキッカケから教えてください。

「格闘技を始めたのは5年前ぐらいです。それまでは小学4年生からずっとバスケットボールをやっていました。バスケがキッカケで山口県に来たんですよ」

――バスケがキッカケで山口県に、というと……。

「出身は愛知県ですけど、大学の先生に『バスケで就職したい』と相談したんです。そうしたら山口県の大学の先生と繋がりがあり、こちらでバスケのチームを持っている会社を紹介してもらいました」

――バスケに詳しくなくて申し訳ないのですが、そのチームはプロなのですか。それとも実業団なのでしょうか。

「いわゆる社会人チームですね。プロチームのようにバスケ専業というわけではなく、会社の仕事をしながらバスケをやるという感じでした。でも31歳ぐらいの時に、監督から『子として終わってください』ということを告げられて」

――そこで他のチームに行くという選択肢はなかったのですか。

「自分としてはバスケを続けたいと思っていました。でも、そういう形でチームを離れることになって……。このままバスケを続けても、復讐心が残ると思ったんですよ」

――元のチームを見返してやろう、と。

「はい。そんな気持ちでバスケを続けても楽しくないないだろうと思っていた時に、毛利道場に入りました。とにかく体は動かしていたいので、フィットネスジムを探して。あの頃はバスケを続けたいという気持ちもありつつ、道場に通うようになりました」

――そこからMMAでプロデビューするまで、どのような経緯があったのでしょうか。

「最初は週2回のフィットネスクラスだけで、ミットを打つのがメインのクラスだったんですよ。その後にあったのが、プロの人もいるキックボクシングのクラスで。『次のクラスにも参加してみなよ』と誘われて、モジモジしながら参加してみたのが最初です(笑)」

――社会人チームでバスケをプレーしていたのであれば、他の一般会員さんよりも体力や体の動かし方などは、HIME選手のほうが上だったのではないですか。

「動けるね、体力はあるねとは言われていました。でも自分の中ではメッチャ辛かったです。バスケとは使う筋肉が違うというか、瞬発力から筋持久力に変わるので。ただ、飲み込みは速かったみたいで、例えば寝技の練習でエビをやってみても困ることはなかったですね」

――やはり凄い。しかし、その時点ではまだ選手になろうとは思っていなかったのですね。

「ジムに入ってから半年ぐらいで、アマチュアDEEPに出るお話をもらったんですよ。同じ時期に入会した、ちーちゃん……和田千聖選手の試合があって『同じ大会に出る?』と声をかけてもらいました。

その試合で負けて、『もっとMMAをやりたい』と思って、アマ修斗にも出たあとDEEPジュエルスでプロデビューすることに――ただ、当時はプロ選手になりたいと思っていたわけではないんです。そんな気持ちのまま、プロの肩書がついたというか……」

――そのなかでプロデビュー翌年には長いリーチを生かしたパンチ中心のファイトスタイルで、前年にDEEPジュエルスのアトム級王者となっていた大島選手に、ノンタイトル戦で勝利しました。もともと格闘技経験がないなかで、なぜ打撃中心のファイトスタイルを選択したのでしょうか。

「自分の中では、選択したわけではないんですよね。大島選手との試合も『打撃が得意だから打撃で行く』のではなく、『寝技じゃ絶対に勝てないから打撃で――』という感覚に近いですね(苦笑)」

――えっ! そうだったのですか。

「もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした。だから藤田さんとの試合もバック奪取からコントロールしたり、本野さんとの試合でもグラウンドの展開があって」

――そういえば……大島戦以降は打撃の印象が強すぎて、HIME選手のグラウンドについて頭から抜けていました。本野戦ではボトムからの展開もありましたし。

「アハハハ。まぁ『グラウンドもゼロではない』というぐらいで。寝技も好きなんですよ」

――一方で大島戦の後は桐生選手に秒殺KO勝利を収めたものの、続いて万智戦とパク・シウ戦で連敗を喫しました。

「万智選手との試合は負けたことより、自分のやりたいことが出せなかったことが悔しいです。それと、あの試合から『もっとグラップリングをやりたい』と思いました。パク・シウさんとの試合も『打撃の試合になるだろう』と期待してもらっていましたけど、実際は打撃勝負ではなくMMAで負けたわけですよね。パク・シウさんも試合前から『私がMMAで勝ちます』と言っていましたし」

――……。

「今、ストライカーとして評価してくれるのは嬉しいです。でもやっぱりトータルで強くなりたいですね。パク・シウさんは本当に圧も凄くて、こちらが打撃で行きたくても行けませんでした。でも逆に、あのプレッシャーを受けて『KOできなかったけど、KOされなかった。もう怖いものはない』と思ったんですよね。負けたけど凄く自信になった試合でした」

――なるほど。その自信を胸に、中井りん選手の対戦相手として立候補したと。

「行けるだろ、みたいな(笑)」

――実際のところ中井戦で敗れはしましたが、HIME選手がパンチで中井選手を削ることができていました。打撃の面で何か新しく取り組んだことはありましたか。

「打撃の当て方ですね。それまでは『綺麗に速く打つ』というイメージでパンチを打っていました。でも最近は、相手の急所を自分の拳の効くところで殴ることを意識しています」

――拳の効くところ、つまりナックルを正確に当てるということですね。

「そうです。おかげで左ジャブを効かせることができるようになりましたね。中井選手との試合でも左ジャブと右アッパーを出していて――そこから右ストレートを当てたかったです。でも『このスタイルで、この距離を保つことができたら』という手応えはありました。

階級が上の選手で、負けたけど試合をやって良かったと思います。あれだけプレッシャーが凄い選手と向かい合って、自分もパンチで攻め込むことができました。『これでまた49キロで試合をしたら、どうなるんだろう?』と楽しみです」

――次の試合は49キロ契約で、「ストライカー対決」と言われています。

「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくないです。ストライカーである自分も好きではあるんですけど(笑)」

――今はストライカーの自分と、寝技をやりたい自分では、どちらが上ですか。

「あぁ、際どい! どっちなんでしょうね。今はストライカーの自分のほうが好きかもしれないけど、綺麗に寝技で極めることがあれば、また変わると思います」

『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と

――なるほど。ちなみに対戦する彩綺選手がブレイキングダウン出身であることについて、何か意識したりはしますか。

「特にないですね。『次の相手は?』と訊かれて『ブレイキングダウンに出ていた彩綺選手だよ』と答えたほうが分かってもらえることもある程度で。もうDEEPジュエルスで何戦もしている選手ですし、私たちが戦うのはMMAなので。自分もMMAで勝ちます」

――最後に、HIMEというリングネームの由来は何なのでしょうか。

「バスケの時のコートネームがHIMEだったんですよ。バスケでは試合中、互いに呼びやすいよう2文字ぐらいの名前をつけることがあって、それをコートネームと言うんです。大学でコートネームを決める時、私はカッコいいのが良かったのに、先輩が悪ふざけで『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と言ってきて」

――アハハハ! ゆくゆくはMMAのリングネームがTONOになる可能性もあったのですね。

「いやぁ、そうなると選択肢は一つしかないじゃないですか。でも当時から私はボーイッシュで、『見た目がボーイッシュでコートネームがHIMEなら笑いが取れるじゃん』という先輩の言葉に乗ってしまいました(笑)。今もリングネームがHIMEなのにストライカーで、あの時にHIMEを選んで良かったと思います」

■DEEP JEWELS46視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP JEWELS46 対戦カード

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
スーリ・マンフレディ(フランス)

<49キロ契約/5分3R>
HIME(日本)
彩綺(フリー)

<アトム級/5分3R>
村上彩(日本)
桐生祐子(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
知名眞陽菜(日本)

<60キロ契約/5分2R>
斎藤百湖(日本)
MANA(日本)

<アトム級/3分2R>
LIBBY(日本)
須田美咲(日本)

<バンタム級/5分2R>
Te-a(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アトム級/5分2R>
上瀬あかり(日本)
サラ(日本)

<フェザー級/5分2R>
超弁慶(日本)
近藤セリナ(日本)

■DEEP Tokyo Impact2024#04視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後12時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#04対戦カード

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
梶本保希(日本)

<フライ級/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
原虎徹(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
濱口奏琉(日本)

<フライ級/5分2R>
松岡疾人(日本)
安永吏成(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
渡邉龍太郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野新太(日本)
石塚一(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
湯浅帝蓮(日本)

<68キロ契約/5分2R>
滝田J太郎(日本)
宮本誠一(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<フェザー級/5分2R>
アシルベック(ウズベキスタン)
雄大(日本)

<フライ級/5分2R>
武利侑都(日本)
濱口麗地(日本)

<ライト級/5分2R>
宇良拳(日本)
渡部智偉(日本)

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【DEEP JEWELS46】HIMEと対戦、彩綺が目指すMMA人生「ずっと青コーナーで戦っていきたい」

【写真】清々しいほどの確固たる意志を持っている(C)MMAPLANET

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46で、彩綺がHIMEと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ブレイキングダウン出身として注目を集めていた彩綺は、今年3月に古瀬美月を36秒でKOしたことによりMMAファイターとしても今後が期待される存在に。そんな彩綺がHIME戦と、その先に思い描くMMA人生とは。


――古瀬戦ではKO勝利後、「みんな私のファンになってください!」とマイクで叫んでいました。その後、ファンは増えましたか。

「私の中では『増えたなぁ』と実感しています。たとえばXで投稿すると、今までは何も反応がなかったような内容でも誰かコメントしてくれるようになったりとか。応援のDMとかも以前に比べたら増えました。

そういえば、マイクでアピールした時に会場から『彩綺ぃ!!』と叫んでくれた人がいたんですよ。知らない人だったんですけど、大会が終わったあとに『さっき叫んだ人間です』と声を掛けてくれて。その人は次の大会、VIP席のチケットを買ってくれています」

――おぉっ、凄い! 試合内容としても手応えがあったのではないですか。

「ありましたよ! 試合前からフィジカルで負けることはないと思っていました。でも技術と経験の差はどうにもならない。だから私の中で覚悟を決めていくしかない――と。かといって練習していないと覚悟は決まらないですよね」

――古瀬戦のフィニッシュシーンは、サウスポーにスイッチした相手に左ヒザのフェイントから左のショートフックを決めました。古瀬選手がサウスポーの時、オーソドックスの時と作戦は考えていたのでしょうか。

「そんなにガッチリは決めていなかったです。前の試合は、相手がどう来ても良いように練習していました。古瀬選手は相手の構えやファイトスタイルによってスイッチすることが多いですよね。私との試合でも、36秒の間に何度もスイッチしていましたし。オールラウンダーでスイッチしてくるから、私も『コレ!』と決めるわけでもなく、とにかく全体的に。

古瀬選手はテイクダウンのために足を触りたかったのか、どんどん構えが前傾姿勢になっていて。パンチもフックが中心になって頭も下がってきていたんですよ。そこにヒザを当てようと思ったら相手がサウスポーになったので、私も左のショートを当てました。

映像を視てもらえれば分かると思いますけど、意外と私も冷静だなって(笑)。あのパンチが当たったあとに畳みかけることなく、『これで勝ったでしょ』と思えるぐらいの手応えがあったので」

――キャリアで上回る古瀬選手をKOしたことで、自信になったのではないですか。

「自信にはなりましたけど、う~ん……試合前から『ここで躓いていちゃいけない、ここで負けていちゃダメだ』と思っていました。MMAができるのも、あと4~5年ぐらいだと思うんですよね。だから勝っても『まだまだ上に行きたい』って――MMA人生を行き急いでいる感じです(苦笑)。私、まだ青コーナーでしか戦ったことがないんですよ。これからも、ずっと青コーナーで戦っていきたいと思っていて」

――青コーナー、つまりずっと挑戦者として戦っていくということですか。

「私、本当に失うものがないんですよ。だから青コーナーで戦いつづけて、最短で伊澤星花と試合がしたいです」

――おぉっ!!

「伊澤さんとはMMAを始める時に一度練習させてもらったことがあるんですよ。その時はスパーが始まってすぐギロチンを極められましたけど(笑)。その時に『この人と最短で試合するためには、どうすればいいんだろう?』と考えていました。

今、女子の49キロ(スーパーアトム級)が変わりつつあるじゃないですか。いろんな選手を発表していて……。でも、そこに伊澤さんが残っている。その伊澤さんと最短で戦うために、私も負けている場合じゃないんですよ」

――ただ、自分も予想していないスピードで駆け上がっていくと、そのスピードに戸惑いを覚える選手もいます。彩綺選手の場合は……。

「あぁ、そういうことがあるんですね。私の場合は、そもそも自分が期待されていると思っていなくて。期待されていない、って考えると結構楽ですよ(笑)」

――とはいえブレイキングダウンに出たあと、プロでも古瀬戦のようなKO勝ちでファンも増えた。結果、失うものが出来てしまうこともあります。

「どうなんでしょうね? ちょっと違う話かもしれないけど、やっぱり自分がブレイキングダウンに出ていたことで、いろんなイメージを持たれていたんですよ。さらに私が何かSNSに書くとネットニュースになって、アンチのコメントも増えるし。イラッとはしますけど、それはそれで仕方ないとは思っています。自分自身で選んだ道だから。だけどMMAで勝つと回収できていることもあって」

――勝っていくと評価も高まりますが、ぶつかる壁も高くなることもあるとは思います。それこそ「ここで負けられない」という気持ちは、「失うものがない」こととは相反するものではないですか。

「それは『越えなきゃいけない』と思い込んでしまうから、ですよ。一つひとつ壁のことを考えるから難しいのであって。言ってみれば全て壁ですもん。どれだけ壁があったとしても、まずは自分が普段から何をしているか――じゃないですか」

――そう考えると、最も楽しみなのは彩綺選手が赤コーナーで試合をする時ですね。

「あぁ、そうか。考えたこともなかったです(笑)。確かに、チャンピオンになったら赤コーナーですもんね。そうなったらまた青コーナーで試合することを考えるかもしれないけど」

――ベルトを巻いても挑戦し続けるということですね。まずは目前に青コーナーの試合が控えています。HIME戦はストライカー対決と言われていますが、ストライカーとしても違うタイプではあります。

「とにかく手足が長い相手ですよね。リーチは男子選手と同じぐらいなので、男子選手との練習で『これぐらいの距離なんだろうな』と考えながらやっています。ただ、やりづらさはあるけど、こちらがやることはシンプルだと思うんですよ」

――シンプル……というのは、打ちますか。それとも組みますか。

「自分が組んで面白い試合ができるかどうか、ですよね。たとえばHIME選手と同じジムの摩嶋一整選手は組んだら強いし、倒した後の展開が面白いじゃないですか。『こうなるのか。おぉっ! 次はこうなった』みたいな。今のDEEPジュエルスの中では、私はそこで魅せられる選手じゃなくて。でも打撃のイメージがあるのに、速攻で極めることができたらインパクトも大きいですかね(笑)」

――アハハハ、それはインパクトが大きいと思います。

「でも私はストライカーでいたいです。オールラウンダーを目指したいけど、その中でもストライカーにこだわりたい。もちろん打撃としてパウンドで倒すことも想定はしていて。あと今回は3R制で、ヒジありだし楽しみですよ」

――前回の試合ではファン獲得だけでなく、ヒジありの試合もアピールしていました。それだけヒジ打ちに自信を持っているということですか。

「自信もあるし、やってみたいんですよ。やっぱりヒジありの試合は迫力があるじゃないですか。タイでは全然ヒジの練習はしていなかったけど、HEARTSでは皆さん、ヒジ打ちをガンガン練習していて、しかもレベルも高いから『やっぱりヒジありをやりたい!』と思いました(笑)。今回は3Rだけど、1秒も相手に与えるつもりはないので。ずっと私のターンで、勝たせていただきます」

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【DEEP JEWELS46】万智戦前─知性と狂気が同居=スーリ・マンフレディ「私は頭でなく魂で戦うファイター」

【写真】インタビュー中に「サングラスを外してください」とは言えなかった……。いや、もう青タンが凄いことになっているでしょう…… (C)MMAPLANET

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46のメインで万智と戦うスーリ・マンフレディ。
Text by Manabu Takashima

DEEP JEWELSストロー級暫定王座決定戦2連敗中とはいえ、パク・シウとの激闘で万智の力は万人が認めるところだ。対する初来日のマンフレディはムエタイ、ラウェイ、K-1、ベアナックルファイト、クンクメール(カンボジアの打撃格闘技)ベースの9分✖1RのカスタマーMMAファイトで戦ってきた。

頭突き、ヒジで容赦なく対戦相手ぶちのめし狂気性すら感じさせるファイトを続けてきたマンフレディは、リモート取材でもその危なさが伝わってきた。しかし、話が進むうえで、知性が狂気性を圧倒する。あの暴力的な戦いが、理性の下で自制の効いたファイトであったのなら……。そう考えると──より怖すぎるスーリ・マンフレディだった(※取材は8月24日に行われた)。


結局のところ、ファイトはファイトで。私はファイターだから、どんな種類のファイトでも戦うわ

──万智戦に向けて、今の気持ちを教えてください。

「彼女と戦えることができてハッピー。日本に行って試合ができることも凄く嬉しくわ。ここまで全てにおいて順調に準備できているから」

──今はパタヤ在住ということですが、なぜ母国フランスを離れタイに拠点を置くようになったのでしょうか。

「可能な限りたくさん練習をして、可能な限り多くの試合に出たかった。だから5年前にタイにやってきたの。当時、ヨーロッパでは女子の試合機会は十分ではなかったから。その点、タイは練習にしても試合にしても女子の選手が望む環境がある。結果として、思ったように多くの試合を戦うことができているわ」

──スーリは立ち技、MMAを問わず試合を戦っていますが、初めて学んだ格闘技は何だったのでしょうか。

「ずっとムエタイをやってきたけど、実はその前にアマチュアMMAの試合を戦ったことがあって。ボクシング、ベアナックルファイト、ラウェイと戦い続けてきたわ。結局のところ、ファイトはファイトで。私は本当の意味でファイターズ・スピリットを持っている。ルールの違いには可能な限り、合わせられる。私はファイターだから、どんな種類のファイトでも戦うわ」

──既に日本でもK-1で試合をしていますね(2022年6月)。

「実は日本もタイも同じような国だと、それまで思っていたの(笑)。同じアジアでしょって。アハハハハ。でも文化も自然もまるで違っていて。特に日本の自然が、凄く気に入ったの。マウント・フジに代表されるように、日本は本当に美しい国だった。試合をする環境も整っているし、日本のことは大好きよ」

──ラウェイの試合映像を見た時に、キックボクシングで戦う時よりも溌溂としているように見えました。

「K-1も本当に好きだけど、相手を掴むこともテイクダウンを仕掛けることもできないでしょ。ラウェイはもっと自由でエルボーも、頭突きだって許されている。K-1は素晴らしいスポーツだけど、少しフラストレーションが溜まる感じね。実際、K-1での試合は頭を掴んでヒザやヒジを使いたくなってしまって。でも、それはできないから。MMAだとムエタイの技術をしっかりと使うことができるから、K-1より戦いやすいわね」

──ラウェイの試合で組んでエルボーを入れ、ヒザをついた対戦相手の後頭部に縦ヒジを落としまくっていた試合は、ひくぐらい怖かったです。これはストリートファイターだと(笑)。

「アハハハハハ。どう説明すれば良いのか……ラウェイは、私のファイティングキャリアを確立させてくれた戦いで。凄くストリートファイティングの要素が詰まっているわよね。そこが何よりも気に入っている点よ。でも、今のミャンマーの状況を想うと、悲しくなってしまう。私たちはもうミャンマーでラウェイを戦うことができないかもしれない。でも、それはどこの国でも起こり得ることだと私は思うようになったわ。できることなら、またミャンマーで戦いたい。その気持ちは持ち続けているわ。

あの優しい人達が、強い意思を持って内戦状態を生き抜いているなんて……本当に心が痛む。ミャンマーの皆が、平穏に暮らせる日が再び訪れることを願ってやまないわ」

──仰る通りです。私も2度ほどミャンマーを訪れたことがありますが、ホテルの従業員の人たち、屋台のおばちゃん、あの優しさは忘れられないです。

「本当に、少しでも早く今の状況から抜け出して欲しい」

──ハイ。そんなスーリの言葉は必ず日本のファンに伝えさせてもらいます。そして、話を格闘技に戻させてください。スーリは制限のない戦いが好きなようですが、ムエタイもラウェイも立ち技です。寝技で戦うことに、どれぐらい自信がありますか。

「正直に言えばムエタイを始める前に、ブラジリアン柔術をやっていたの。もちろんムエタイの試合では、柔術の技は何一つ使っちゃいけないけど、1年以上グラップリングとレスリングもやってきたから自信はあるわ(微笑)。

それ相応のレベルにある。グラウンドでも、レスリングの展開になっても恐れることはない。MMAに起こり得る全ての局面に自信を持っている。だから、今回の試合を受けたわけだし。私は優秀なボクサーだけど、MMAのどの局面でも戦うことができる」

──では対戦相手の万智選手の印象を教えてください。

「彼女の試合をチェックしたけど、完璧なファイターね。ボクシングも、打撃も上手いストライカーでもある。レスリングとグラップリングを得意にしていることも知っているけど、私のボクシングも負けていない。タイプが違うファイター同士だけど、どの局面でも良い試合……エキサイティングなファイトになるでしょうね。

タイでタイ人と戦うことが多くて、どうしても同じようなリズムの戦いになる。今回は違うリズムの相手と戦うことになるはずだから、そこも凄く楽しみにしている」

格闘技を長い間続けたいなら、素手はダメね

──ベアナックルファイトも経験していますが、5オンスのMMAグローブ、ボクシンググローブ、そしてベアナックルでは、どの拳が一番戦いやすいですか。

「MMAグローブは掴みやすいから、一番使い勝手がいいわね。でも、それはMMAを戦うからで。いずれにしてもボクシンググローブでも、ラウェイのバンテージにしても相手の顔も自分の拳も守る役割をしている。ベアナックルは真逆ね、顔も拳もケガばかり。長いキャリアを築きたいなら、どちらも守らないといけない箇所を傷つけるのがベアナックルだわ。

ベアナックルは簡単にケガをする。ベアナックルの経験ができたことは良かったと思っているけど、格闘技を長い間続けたいなら、素手はダメね。私はグローブをつけることを選ぶわ」

──戦慄のストリートファイターかと思いきや……全くもって、異論の余地がない意見でした。

「アハハハハ。そう考えるのは、当然でしょ(笑)。私は頭でなく魂で戦うファイターよ。でも、自分のキャリアを考えるならスマートでないと。15年、20年もベアナックルで戦うことなんてできない。ワイルドかつスマート、そのバランスが求められるのがコンバットスポーツだから。

私はファイトを愛している。情熱を燃やすことができて、それが仕事になっている。そう唯一、私が生きていける場所がここなの。戦って、収入を得ることができる。そんな私の試合を見て、応援してくれるファンに楽しんでもらいたい。ずっと情熱を燃やし続けることができるファイトこそ、私の天職ね」

──では、このタイミングで日本で戦うことにどのような意味があると捉えていますか。

「正直、DEEP JEWELSの存在を知らなかった。女子だけの試合が組まれているプロモーションがあるなんて。そんなショーの一員になれることが、最高ね。10年前、女子の試合は1試合すら組まれなかった。DEEP JEWELSの存在は革命的よ。そこでは以前の私が持っていなかった技術を使った試合ができる。最初にいったようにひたすらハッピーだし、凄くワクワクしているわ」

──この試合をステッピングボードにしたいと考えていますか。

「もちろん。でも、それには私が何を魅せることができるのか。私のパフォーマンス次第。それだけのモノを見てもらうことができたら、あとはプロモーション関係者が判断することで。とにかく、そのためにも勝利は欠かせないわ。そのために、ずっとハードトレーニングを課してきたわけだし」

──日本の女子MMAを背負って立つと見られている万智を倒す自信のほどは?

「私は自分に100パーセントの自信を持っている。もちろん、人生というものは思った通りに進むわけじゃない。普通は、そうじゃない。色々と躓くモノで。でも、そこで何かをやり遂げるのが人生。特にファイトの世界で生きるということは、常にベストと尽くすことが第一。そうやって、この世界で生きてきたのだから、これからも同じように戦い続けるだけで」

──ではマルチファイターとして、どのような技術を日本で見せたいと思っていますか。

「それはこれから、見つけるわ(笑)。とにかく自分の戦いをする。そして、対戦相手がミスをしたり、穴があればそこをつく。私がどう戦えるのかだけでなく、対戦相手が何をしてくるのか。そこも含めてどう戦うのかは、ケージのなかで決まって来るでしょうね」

──スーリ、今日はありがとうございました。最後にファンにメッセージをお願いできないでしょうか。

「まず、こうやってインタビューをしてくれた貴方に感謝しているわ。ありがとう。そして日本のファンの皆は……もちろん皆はマチの応援をするのだろうけど、私も皆のために戦うから応援してもらえると嬉しいわ。ビューティフル・ファイトを心掛けるから、見逃さないで欲しい」

■DEEP JEWELS視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

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【DEEP JEWELS46】万智の再起戦──K-1ベテランのラウェイ王者=ステゴロ#01マンフレディ戦が決定!!

【写真】MMAファイターは喧嘩が強い人間より、MMAでは強くないといけない。万智が競技的でない強さを見せることができるか(C)MMAPLANET & ONE

17日(水)、9月8日(日・同)に東京都港区のニューピア・ホールで開催されるDEEP JEWELS46で万智がタイ在住のフラン人ファイター=スーリ・マンフレディと対戦するストロー級3回戦など、11試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

万智は5月にパク・シウとのDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦をJ-MMA史上に残る激闘ながら末惜敗し、ベルトを巻くことができなかった。その一方で王者となったパク・シウのヒザを破壊するなど、しっかりと爪痕を残した万智が国際戦で再起戦に挑む。


対戦相手のマンフレディはパタヤにあるRage Fight Team所属のファイターで、MMAは母国フランスで3連敗からスタートも、タイに拠点を移すと直近の4試合は2勝2敗のレコードを残している。

マンフレディのファイト歴はMMAだけで語ることはできない。彼女はWBCムエタイのスーパーフライ級で世界ランキング3位にランクされたこともある立ち技女子戦士だ。2022年6月にはK-1に来日し、KANAと対戦。3RでKO負けを喫しているもの1Rにパンチを効かせ、「記憶が飛んだ」とKANAをして言わしめたハードパンチャーでもある。

しかし、マンフレディの拳の強さはボクシンググローブでは威力が半減され、またK-1ルールも本領発揮できるものではなかった。彼女はWLC=ミャンマーラウェイで史上初の女子世界王者に輝き、ベアナックルファイトの経験も豊富で、つまりは素手で最大限に力を発揮する。

またクンクメールをベースとしたMAS FIGHTでは9分1R&ジャッジ裁定なし、KO決着ルールが基本というなかで寝技ありルールに挑み、腕十字や絞めで勝利している。

K-1プロデューサー時代にマンフレディを招聘した中村拓己氏はラウェイの世界戦で首相撲からヒジを入れ、ヒザをついた相手の後頭部の縦ヒジを落とした末のえげつないKO勝ちを見て、「エグイ勝ち方で、ガツガツいくタイプだったので、K-1ルールに向いていると思ってブッキングしました。女子でここまで躊躇なくいける選手はなかなかいないので」と招聘理由を振り返っている。

それでいてなお、マンフレディは「グローブがないほうがもっと自由に試合が出来る。もっと純粋な戦いという感じがして、グローブをしないスタイルのほうが自分は好きだと思っている」と話していたそうだ。

実際ラウェイでは首相撲からエルボーだけでなく、ヒザ蹴り、頭突き、そして首投げも披露しており、素手に強いというよりもステゴロの猛者という雰囲気のファイターだ。

もちろん、テイクダウンから先という部分で万智のアドバンテージは絶対だろう。加えて万智はMMAの打撃の理解も進んでいる。それでも素手に近いMMAグローブでのマンフレディのパンチの破壊力、ゼロ距離でのエルボー&ヒジ打ち、何よりも怖いモノしらずの喧嘩ファイトが、万智の戦いにどのような影響を与えるのか。

マンフレディ戦はMMAの枠を超えた戦いという部分で、万智に成長をもたらすファイト──そして、何が起こるか分からない危険が伴う試合になる可能性がある。

この他3回戦ではHIME×彩綺も倒せる女子対決=49キロ契約、大島沙緒里に敗れDEEP JEWELSミクロ級王座を失った村上彩の再起戦=アトム級での桐生祐子戦。2回戦でも──KOパンチャー=LIBBYの再来日=須田美咲戦と、最近のDEEPの勢いが感じられるバラエティに富んだマッチアップが揃っている。

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