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【Colors03】澤田千優が王座返上、世界女子アトム級王座をかけて古賀愛蘭とジェニー・ファンが激突

【写真】世界王座を争うファンと古賀は2023年5月のCOLORS旗揚げ戦で対戦。この時はファンがクラークプラッタ(オモプラッタ+チョーク)で一本勝ちしている (C)MMAPLANET

8月3日(土)東京都新宿区の新宿FACEにて開催される女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.3」の追加対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

女子スーパーアトム級世界王者・渡辺彩華の約10カ月ぶりの復帰戦、インフィニティリーグ開幕戦2試合に続き、グラップリングマッチ・トライアウトを含む6試合が追加された。

世界女子アトム級王座決定戦としてジェニー・ファン×古賀愛蘭が決定した。澤田千優がONE Championshipでの試合に集中するために王座を返上、同級4位のファンと5位の古賀の間で新王座を争うこととなった。


ファンはデビュー2戦目からONE Championshipでキャリアを積み、アンジェラ・リーやV.V Meiとも拳を交えた。2022年からはAACC所属として日本を主戦場とし、パンクラス初参戦で沙弥子にRNCで一本勝ちすると、パンクラス女子アトム級王座決定トーナメント準決勝ではSARAMIと対戦し、判定で敗れている。

対する古賀は日本拳法出身、鋭い打撃を武器にデビュー3戦目でRIZINに参戦、4戦目ではDEEPでパク・シウとも対戦した。今年4月には韓国のRING Championship04に参戦し、今大会で渡辺の復帰戦の相手を務めるDouble GFCアトム級王者のパク・ボヒョンからスプリット判定勝利。ボヒョン戦では持ち前の打撃だけでなく、テイクダウンでのポイントメイクも光った。

ファンと古賀は2023年5月のCOLORS旗揚げ戦で対戦。1Rから古賀が鋭い打撃とテイクダウンやがぶりからのコントロールで試合を有利に進めていくが、3Rにファンがギロチンを仕掛けると、そこからクラークプラッタ(オモプラッタ+チョーク)を極めて逆転勝ちしている。

試合結果から見れば、古賀にとってはファンへのリベンジマッチだが、試合展開としては最後のオモプラッタからクラークプラッタを極めるまでは、古賀のペースで試合が進んでいた。そして直近のボヒョン戦を見ても、古賀の打撃&テイクダウン能力はさらに完成度を増していると言っていい。

ただし今回はタイトル戦=5分5Rの長丁場になるため、古賀が25分間ファンをコントロールし続けることは容易ではなく、ファンにも一本勝ちやフィニッシュするチャンスが必ず訪れるはずだ。試合の流れを変える攻防=ファンがサブミッションの仕掛けから展開を作る攻防になったとき、古賀がどう対応する・できるかに注目したい。

また5月に藤野恵実が世界王座に就いた女子ストロー級では宝珠山桃花と高本千代が対戦。グラップリングマッチでは黒部三奈×杉内由紀、中山有加×カロリーナ・デ・アモリン・クワハラも決まった。中山は国内トップクラスの柔道家として活躍した後、柔術に転向。今年3月のMARIANAS PRO JAPAN 2024でカロリーナと対戦し、柔術転向後初黒星を喫した。今回はグラップリングでのリベンジ戦に挑む。

なお第一弾カード発表時に出場が発表されていた杉本恵とFUKKYだが、今大会への出場は見送りとなった。

<世界女子アトム級王座決定戦/5分5R>
ジェニー・ファン(台湾)
古賀愛蘭(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
パク・ボヒョン(韓国)

<女子ストロー級/5分3R>
宝珠山桃花(日本)
高本千代(日本)

<インフィニティリーグ2024 女子フライ級/5分2R>
平田彩音(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<インフィニティリーグ2024 女子フライ級/5分2R>
檜山美樹子(日本)
NOEL(日本)

<グラップリング・女子ストロー級/8分1R>
黒部三奈(日本)
杉内由紀(日本)

<グラップリング・65キロ契約/8分1R>
中山有加(日本)
カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ(日本)

<トライアウト・女子ストロー級/3分2R>
嶋屋 澪(日本)
植田 咲(日本)

<トライアウト・女子バンタム級/3分2R>
中尾あづき(日本)
植木くるみ(日本)

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【Colors03】渡辺彩華が約10カ月ぶりの再起戦で韓国のパク・ボヒョンと対戦、インフィニティリーグも開幕

【写真】RIZINでの万智戦以来、渡辺がCOLORSで復帰戦を迎える(C)MATSUNAO KOKUBO

8月3日(土)東京都新宿区の新宿FACEにて、女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.3」の開催が決まり、一部対戦カードと出場予定選手が発表された。
Text by Takumi Nakamura

昨年5月にスタートし、3度目の開催となる女子プロ修斗公式戦COLORS。今大会では女子スーパーアトム級世界王者の渡辺彩華が帰ってくる。渡辺はCOLORS旗揚げ戦でSARAMIにTKO勝利して修斗王者となり、10月のRIZINではでDEEP JEWELSで活躍する万智と対戦。渡辺はこの試合にスプリット判定で敗れ、目の負傷のため約10カ月、実戦から遠ざかる形となった。


対戦相手のパク・ボヒョンは2018年の格闘代理戦争シーズン3で平田樹と対戦している韓国人ファイター。この時は腕十字で一本負けしているが、その後は母国のAngel’s FCやDoubleGFCで試合を重ね、DoubleGFCではパンクラスにも参戦したホン・イェリンに勝利して、同団体のアトム級王座に就いた。

2022年7月には北米・Combate Globalにも参戦し、アナ・パラシオスに腕十字を極められたものの、右フックでダウンを奪い、そのままパウンドアウトかと思われた矢先の一本負けだった。パラシオス戦から約1年9カ月ぶりの再起戦=今年4月のRING Championship04では日本の古賀愛蘭と対戦。この試合もテイクダウンの攻防で劣勢を強いられ、3Rにはトップキープを許す形で判定負けを喫しているが、打撃に定評がある古賀と真っ向から打ち合った。レコードそのものは4勝3敗ではあるものの、その打撃スキルは戦績以上と言える。

渡辺もスタンドの展開を好み、黒田黒部三奈戦での右アッパーやSARAMI戦での左ハイキックなど意表をつく一発で試合を決めてきたものの、打撃だけでの攻防となるとボヒョンにもチャンスが出てくる。再起戦の渡辺としては、テイクダウンとグラウンドゲームを混ぜた試合運びで確実に勝利を掴みたい。

そして男子フライ級に続いて、女子アトム級でもインフィニティリーグが開幕。NOEL&平田彩香の10代ファイターに加え、檜山美樹子、韓国のパク・ソヨンの4選手がエントリーし、総当たり戦で優勝を争う。また杉本恵、宝珠山桃花、ジェニー・ファン、FUKKYの参戦も決定している。

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
パク・ボヒョン(韓国)

<インフィニティリーグ2024 女子フライ級/5分2R>
平田彩音(日本)
パク・ソヨン(韓国)

<インフィニティリーグ2024 女子フライ級/5分2R>
檜山美樹子(日本)
NOEL(日本)

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45 Colors MMA MMAPLANET o SASUKE Shooto Shooto2024#05 ライカ 上原平 中池武寛 人見礼王 修斗 児山佳宏 加藤ケンジ 大竹陽 安藤達也 岡田嵐 斎藤 椿飛鳥 石井逸人 竹中大地 竹原魁晟 藤井伸樹 野尻定由 須藤拓真 飯田健夫 齋藤奨司

【Shooto2024#05】後楽園でW王座決定戦、世界バンタム級=藤井×齋藤、環太平洋フェザー級=竹原×上原

【写真】1月に環太平洋王座を防衛した藤井と約1年2カ月ぶりの復帰戦・齋藤が世界王座を争う(C)MMAPLANET

7月21日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#05では世界バンタム級王座決定戦=藤井伸樹×齋藤奨司、環太平洋フェザー級王座決定戦=竹原魁晟×上原平を含む全11試合が決定している。
Text by Takumi Nakamura

7.21後楽園、7.28阿部野、8.3新宿=COLORSと2週間で3大会が続く“サステイン真夏の3連戦”。3連戦の口火を切る後楽園大会ではダブルタイトルマッチが組まれた。安藤達也の王座返上により、空位になった世界バンタム級王座を争うのは同級1位・環太平洋同級王者の藤井と同級3位の齋藤だ。


ランキング的に受けて立つ側の藤井は、2022年11月に石井逸人を下して環太平洋王座を獲得すると、2023年7月に竹中大地とノンタイトル戦で対戦。3Rに猛反撃を見せるも、1・2Rで失ったポイントを挽回できずに判定負けを喫した。2024年は1月に須藤拓真の挑戦を退け、今回の世界戦に駒を進めた。

一方の齋藤はRISEで立ち技の試合も経験しているストライカーで、2021年6月から修斗に参戦。初戦こそ落としたものの、その後はPound Stormでの試合を含め7戦6勝1分と無敗の快進撃を続け、昨年は野尻定由と須藤からも勝利を収めた。怪我の影響で長期欠場を余儀なくされ、約1年2カ月ぶりの復帰戦が世界戦という形になった。

王座戴冠後もコンスタントに試合を続けてきた藤井に対し、コンディションを上げるために試合間隔を空けた齋藤。この試合に臨む状況が対照的な両者だが、ファイトスタイルとしてもスクランブル主体のスタミナ勝負で最終的に競り勝つ藤井×スタンドの時間を長くして打撃で倒す齋藤と対照的だ。藤井がスクランブルの強さを発揮する前に斎藤が打撃を効かせてペースを掴むか。組みの攻防ではなく、どう組みの攻防がスタートするかに注目したい世界戦だ。

そして空位の環太平洋フェザー級王座は竹原と上原によって争われる。この試合は昨年のインフィニティリーグの1位(竹原)×2位(上原)として3月の後楽園大会で行われる予定だったが、竹原の負傷欠場により中止。今大会にスライドしての実施となる。

両者のリーグ戦での対戦結果は5分2Rフル戦ってのドロー。1Rに上原がサウスポーの竹原に対して右ミドルからの右ストレートでフラッシュダウンを奪うも、2Rは竹原がテイクダウンのアプローチからバックコントロールの時間を長くし、各ラウンドを取り合う形で勝ち点を分け合った。

遠い距離にいてスタンドの打撃で戦い上原と近距離でのパンチ&テイクダウンで攻めたい竹原。上原が3R通じて明確に打撃でダメージを与えるか、竹原がコントロールで終わらずにクリーンテイクダウンとトップキープまでつなげられるか。前回と近い試合展開が予想される中、両者ともにどこで試合の山場を作るかが求められる一戦だ。

そのほか3回戦では世界フェザー級王者SASUKEのベルトを狙う椿飛鳥と飯田健夫改めたておによる一戦が決定。2回戦では5月の日中対抗戦で勝利した中池武寛が新人王決定トーナメント2回戦で蓮池勇太と対戦する。

<修斗世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
藤井伸樹(日本)
齋藤奨司(日本)

<修斗環太平洋フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
たてお(日本)

<インフィニティリーグ2024 フライ級/5分2R>
大竹陽(日本/勝ち点3)
須藤晃大(日本/勝ち点7)

<バンタム級/5分2R>
加藤ケンジ(日本)
人見礼王(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
島村 裕(日本)

<フライ級/5分2R>
シモン・スズキ(日本)
岡田嵐士(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
瀬戸口怜久(日本)

<ストロー級/5分2R>
牧ヶ谷 篤(日本)
友利琉偉(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フライ級/5分2R>
中池武寛(日本)
蓮池勇太(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級/5分2R>
松岡 拓(日本)
井上翔太(日本)

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Colors KAREN MMA o PANCRASE Pancrase324 Torao TORAO COLORS Wardog プロレス 修斗 原田よき

修斗240519:第2部第1試合・新谷琴美 vs. リー・グワーンジェン

女子ストロー級

新谷は2021年に7月に『WARDOG.31』でプロデビュー。同年10月に『PANCRASE324』に参戦し、後にストロー級王者となるKARENにヒジでカットされTKO負けで初黒星を喫するも、WARDOGに戻るとプロレスからの復帰戦となるマドレーヌに1Rアームバーで一本勝ちするなど連勝。昨年8月には広島で行われた『TORAO COLORS』で修斗に初参戦。原田よきを判定で下した。現在3連勝中。

グワーンジェンも新谷と同じく2021年にプロデビュー。デビューからWFL MMAで2連敗したが、その後2連勝。前戦は『JCK Fight Night 70』に出場したが、一本負けで戦績を2勝3敗としている。

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Colors o UFC 修斗 安藤達也 藤井伸樹 齋藤奨司

修斗240519:安藤達也が修斗バンタム級王座を返上。7月21日の後楽園大会で藤井伸樹 vs. 齋藤奨司で新王者決定戦。

Road to UFCに出場したバンタム級王者の安藤達也の王座返上と、7月21日後楽園ホール大会での新王者決定戦・ランキング1位藤井伸樹 vs. 3位齋藤奨司が行われることが発表される。

両者がケージイン。

齋藤「ずっとやりたかった藤井選手と修斗のタイトルを賭けて戦えるのを嬉しく思います。7月21日、後楽園ホールでゾンビ狩りするんで、会場で会いましょう」

藤井「ようやくこのタイトルに挑戦することができました。5分5R、自分の良さを最大限に発揮できると思うんで、よろしくお願いします」

また、6月14日COLORS新宿FACE大会が、8月3日に同じ新宿FACEでの開催にスライドすることも合わせて発表された。

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Colors MMA o RIZIN Road to UFC SASUKE Shooto UFC   キム・ジェヨン パンクラス マモル リオン武 佐藤ルミナ 修斗 内藤太尊 内藤頌貴 安芸柊斗 岡見勇信 新井丈 清水清隆 漆谷康宏 猿丸ジュンジ 田中半蔵 石井逸人

【修斗】プロフェッショナル修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”

231102shooto-sasuke-tanaka
お昼のCOLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”に続いて豊洲PITで開催されたプロフェッショナル修斗2023 Vol.8“FIGHT&MOSH”。こちらもメインでは世界フェザー級チャンピオンシップが配置され、さらにはレジェンド岡見勇信の修斗初参戦。そして修斗で初めて2階級制覇を達成したマモルの引退エキシビションマッチなどバリエーション豊かな大会になりました。


【第2試合 フライ級】
×内藤頌貴(パラエストラ松戸)
(2R 三角絞め)
○石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)
前進してパンチをでプレスを掛けていた内藤。しかし逆に石井のパンチを被弾するとテイクダウンを許して形勢逆転。2Rに内藤の飛び膝をかわした石井がまたもテイクダウン。バックに周ってチョーク、下になりながら腕十字と仕掛けて最後は三角絞め。これで内藤は失神して石井が鮮やかな一本勝ち。まさかここまで差が出るとは。。。フライ級に戻して石井は凄味を増している。試合後にはフライ級王者の新井丈に宣戦布告。落ち着いたかに見えた修斗フライ級がまた荒れてきた。


【第3試合 フライ級】
〇猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)
(1R TKO)
×安芸柊斗(MMAZジム)
予想外の短時間決着。勢いと若さで安芸が圧倒するかと思いきや、開始直後に猿丸のパンチがヒット。安芸がバランスを崩したところを上になってあっと言う間にパウンドアウト。現在進行形で現役バリバリの安芸に勝って引退なんてもったいないけど、かっこよすぎる。試合後の「修斗がずっと続きますように」というマイクも痺れました。


【第4試合 68kg契約】
〇リオン武(RISING SUN)
(2R TKO)
×内藤太尊(ROOTS)
4年半ぶりに復帰したリオンですが見えない右ストレートは今だ錆び付かず。じわじわと前に出てくる内藤に対して距離を取ってカウンターの右ストレート一閃。パンチが効いて背中を向けた内藤に右のパンチで追撃してTKO勝利。継続して試合をするかは別にして定期的に試合をするとなれば、バンタム級、フェザー級の台風の目になる可能性も。。。


【第5試合 マモル引退エキシビションマッチ】
マモル
(勝敗なし)
漆谷康宏&清水清隆& 佐藤ルミナ
Xとなっていた対戦相手の最後の1枠はまさかのルミナ。何とも心憎い演出。令和のRIZIN世代にはピンと来ないかもしれませんが、マモルはMMA冬の時代の軽量級戦線を支えてきた立役者。修斗で2階級を制覇したばかりか、パンクラスでも王座を戴冠した戦績はレジェンドと言うに相応しいでしょう。引退セレモニーもシンプルかつアットホームで非常によい雰囲気。マモルが指導した選手が修斗で活躍してくれる事に期待。お疲れ様でした!


【セミファイナル 第6試合 ミドル級】
〇岡見勇信(EXFIGHT)
(判定2-1)
×キム・ジェヨン(NOVA MMA)
岡見の試合をまた日本で、しかも修斗で見る事になるとは。。。どこか非現実感のある対戦カード。UFCで活躍していた全盛期の圧倒的な攻撃力はありませんでしたが、最後まで泥臭く組み付いてパンチ打っていく姿もまたMMA。アスリートとしてピークを越えてもなお現役に拘る岡見に最敬礼。


【メインイベント 第7試合 修斗世界フェザー級チャンピオンシップ】
〇SASUKE(マスタージャパン東京)
(3R TKO)
×田中半蔵(FUN'S)
2年連続でROAD TO UFCに出場してUFC参戦を目指したものの成就しなかったSASUKE。心機一転しての修斗参戦。絶対に負けられない試合でしたが、やっぱり修斗での安定感は抜群。3Rには膝蹴りを効かせてダウン気味にタックルにきたのを潰してパウンドアウト。王座防衛に成功しました。修斗では抜きん出た存在だけにやはりUFC参戦に拘りを見せるかのか。個人的には群雄割拠のRIZINフェザー級に打って出ると俄然面白くなると思いますが。。。2024年のSASUKEに注目が集まります。
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AB ABEMA Colors KAREN MIYU MMA o RIZIN Shooto   キック ソルト パク・ソヨン パンクラス ホ・ジュギョン ライカ 中村未来 修斗 前澤智 奥谷晴加 山田海南江 川西茉夕 澤田千優 緒方亜香里

【修斗】COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”

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電気グルーヴのアンと匂いの樹と被ったために泣く泣く観戦を断念した修斗。遅ればせながらABEMAで追っかけ視聴したので感想をまとめてみました。まずは前半で開催されたプロフェッショナル修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”藤井恵がCSOを務める修斗の女子部門の2大会目。今回はメインで女子アトム級のタイトルマッチが用意されました。


【第1試合 グラップリング 85kg契約】
○緒方亜香里(AACC)
(アームロック)
×奥谷晴加(藤田柔術)
ロンドン五輪柔道78kg級日本代表が開始早々にサイドを奪うとアームロック。僅か45秒であっと言う間の一本勝ち。ちょっと格が違った。MMAでの試合もまた見たいけど階級が階級だけになかなか相手がいないのかな。。。


【第2試合 グラップリング 51kg契約】
×前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
(三角絞め)
○山田海南江(IGLOO)
山田の極めの強さがとにかく光った一戦。足関節をフックに下からの腕十字を経て三角絞めに移行。そのまま一回転してマウントになると腕も絞め上げると前澤はタップ。2023年の全日本柔術選手権茶帯フェザー級で優勝した実力はダテじゃない。あの前澤を極めてしまう圧巻の試合運びでした。


【第3試合 2023年度新人王決定トーナメント 女子アトム級 決勝】
○川西茉夕(BURST)
(1R 腕十字)
×天天さくら(BATTLE)
グラウンドに持ち込んだ川西。サイドを奪取すると腕十字を極めてあっさりと一本勝ち。女子アトム級新人王に輝きました。エントリーが2名で1勝して新人王というのは締まりがよくないですが、川西はポテンシャルが高そう。藤井恵の指導でトップ戦線に食い込んでくるか。


【第4試合 女子アトム級】
○平田彩音(BURST)
(1R TKO)
×MIYU(DFC Team LEOS)
ストライカーのMIYUに対して平田がグラウンドに持ち込むとその差は歴然。1Rからポジショニングで圧倒すると2Rになってマウントからパウンドと肘の連打で試合を決めました。川西と同様藤井恵に師事する平田。安定感のある試合運びと堅実なグラウンドは次世代のエース候補の可能性十分。


【第5試合 52kg契約】
○KAREN(パラエストラ柏)
(1R TKO)
×パク・ソヨン(韓国/グンサンROADジム)
パンクラスでチャンピオン経験を持つKAREN。得意のサイドキックで試合を組み立てるスタンド中心の展開を予測していましたが、開始早々にグラウンドに持ち込む。終了間際にバックに周るとパウンドラッシュでTKO勝ち。随分とスタイル変わったなと思ったら、そもそもパラエストラ柏所属になってましたね。今後はオールラウンドでの成長が期待出来そう。


【第6試合 セミファイナル 54kg契約】
○ソルト(マルスジム)
(1R TKO)
×ホ・ジュギョン(TEAM J)
パンクラス女子ストロー級王者のソルトが19歳のジュギョンを圧倒。リーチ差を活かして開始直後からパンチを面白いようにヒット。1R中盤にパンチの連打を被弾して足が止まったジュギョンを見てレフェリーが試合を止めた。とにもかくにも実力差があり過ぎたマッチメイク。


【第7試合 メインイベント 修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ】
○澤田千優(AACC)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
いやはや澤田の強烈なタックルと固いポジショニングは格が違った。マウンド、バックマウントを奪取して腕十字が極まらないと見るや、パウンドラッシュに切り替えると1R終了間際にレフェリーが試合を止めた。ちょっと修斗という枠には収まりきらない圧倒的な実力。格闘家らしからぬビジュアルも相まってRIZINに出場したらブレイクしそうなのだが2024年の動向が気になる。


終わってみれば7試合全てがフィニッシュ決着。爽快感十分ではありますが、いかんせん実力差があるワンサイドゲームが多かったのは否めません。選手層が決して厚くない女子部門だと厳しいかもしれませんが、COLORSが盛り上がるためには大きな課題になるでしょう。
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Colors Colors02 MMA MMAPLANET o 中村未来 澤田千優

【Colors02】貫禄のベルト初防衛。澤田が開始早々のテイクダウンから中村に腕十字でテクニカル一本勝ち

【写真】ベルト初防衛。もはや貫禄が感じられる試合ぶりだ(C)MATSUONAO KOKUBO

<世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
澤田千優(日本)
Def.1R4分59秒 by 腕十字
中村未来(日本)

互いにサウスポー。ケージ中央の中村に対し、澤田が回りながらニータップでテイクダウンを奪った。澤田が立ち上がり、スタンドに戻ると再びニータップで飛び込んだ。ケージ際で背中を着かせた澤田が、立ち上がろうとする中村をバックコントロールからリフトし、マットに叩きつける。一本足を絡めた澤田がパンチを浴びせていく。ハーフガードを取った中村に対し、澤田がパンチを落としながらポジションを整える。

中村が下から左足をかけ、右足を上げようとしたが澤田が自身の足で潰した。ハーフガードの中村の顔面にパンチを落とし続ける澤田。ケージ際で中村の左側にパスした澤田が、ニーインザベリーからマウントへ。パウンドを連打し、背中を見せた中村を殴り続ける。残り10秒で澤田が腕十字に移行すると、残り1秒でレフェリーが試合を止めた。

ベルト防衛に成功した澤田は「やれなかったこと、練習したことを完璧に出せた試合ではなかった。もっともっと高みを目指して、世界に向けて戦っていきたい」と決意を語った。


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Colors Colors02 MMA MMAPLANET o ソルト パンクラス ホ・ジュギョン

【Colors02】現パンクラスQOPのソルトがホ・ジュギョンを打撃で圧倒。前蹴りを効かせ連打で仕留める

【写真】リーチの長さを生かした打撃は強い(C)MATSUONAO KOKUBO

<54キロ契約/5分2R>
ソルト(日本)
1R1分37秒 by TKO
ホ・ジュギョン(韓国)

ソルトが右インローからワンツーを浴びせる。ソルトの右がホ・ジュギョンの顔面をかすめた。首相撲で捕えられたホ・ジュギョンが離れるも、リーチが長いソルトの左右ストレートがホ・ジュギョンのアゴを跳ね上げる。ソルトの前蹴りがボディに突き刺さり、ホ・ジュギョンの体が一瞬くの字に曲がる。

ソルトのパンチと前蹴りを効かされたホ・ジュギョンが、組みついてケージに押し込んでいく。顔面にパンチを受けたホ・ジュギョンが顔を背けてケージまで下がる。そのままソルトが左右のラッシュと首相撲からのヒザ蹴りで動きを止め、レフェリーストップを呼び込んだ。

元パンクラスQOPのソルトは「良いところを見せたくて、力みすぎて雑になってしまいました。この経験を生かして、良い試合を見せたいです」と述べてケージをあとにした。


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Colors Colors02 KAREN MMA MMAPLANET o キック パク・ソヨン パンクラス 修斗

【Colors02】初修斗出場&国際戦のKARENが、パク・ソヨンをバックマウントからパンチ連打でストップ

【写真】ポジショニングの安定感が増したか(C)MATSUONAO KOKUBO

<52キロ契約/5分3R>
KAREN(日本)
Def.1R4分44秒 by TKO
パク・ソヨン(韓国)

KARENが距離を詰め、左ジャブを当てる。KARENの左足をキャッチしたパク・ソヨンだが、足を抜かれてしまう。ケージ中央からKARENが組み、両腕を差し上げてケージまでドライブし、グラウンドに持ち込んだ。パク・ソヨンはハーフガードから左腕を差し上げる。この腕を振り払ったKARENが鉄槌で削ると、パク・ソヨンはニーシールドから深く潜っていく。しかしKARENの抑え込みは解けず、鉄槌を連打していく。

パク・ソヨンがケージキックから回転すると、KARENはバックに回った。左足を差し入れたKARENがパンチを浴びせ、パク・ソヨンが体を起こしたところで右足も差し込んだ。バックマウントを完成させたKARENが、パク・ソヨンの首を狙いながら体を伸ばしていく。体を伸ばされたパク・ソヨンが鉄槌の連打を浴びると、レフェリーが試合をストップした。

初の修斗出場&国際戦となったKARENは、「来年もベルトを狙っていく」と語った。パンクラスのベルトを指していると思われるが、修斗再出場はあるのか。


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