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【Special】J-MMA2023─2024、Road to UFC決勝へ。原口伸「全然、負ける気はしないです」

【写真】既に計量を終えている両者。ロン・チュウはかなり戻してきそうな体をしており、当日はフィジカルの差は出てきそうだ (C)Zuffa/UFC

2024年も早くも1カ月が過ぎ、MMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、こらからの1年について話してもらった。
Text by Manabu Takashima

J-MMA2023-2024、第十九弾はRoad to UFCライト級ファイナルを控える原口伸に話を訊いた。

3日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるRoad to UFC2023 Finalでロン・チュウと対戦する原口は、いわばレスリング一本槍のMMAスタイルを今回の決勝まで全うすると断言。MMAファイターとしての底上げは、UFCとの契約後であることを明らかとした。

なおRoad to UFCバンタム級決勝はシャオ・ロンの負傷欠場で不成立、フェザー級はリー・カイウェンが4.5ポンドのリミットオーバーとなっている。

■2023年原口伸戦績

2月12日 Grachan59 X BRAVE FIGHT27
〇 1R3分57秒 by TKO 小谷直之(日本)

5月28日 Road to UFC2023Ep04
〇 2R1分25秒 by TKO ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)

8月27日 Road to UFC2023Ep06
○ 3-0 パク・ジェヒョン(韓国)


──昨年の今頃はGrachanライト級王座防衛戦の準備をしていたかと思います。あの時、1年後にUFCとの契約まで一歩のところにいる自分を想像できていましたか(※取材は16日に行われた)。

「Road to UFCに出ることを目指していましたけど、声も掛かっていない状況で。気持ちとしてはあやふやな感じでした。現実味がなかった、それが本当のところですね」

──対して決勝を控えるだけとなった今の心境を教えてください。

「Road to UFC出場が決まった時から、心のどこかで優勝するもんだと思い、普段の生活から練習への取り組みができていました。なので、ようやく来たかというぐらいの感覚です」

──10月にお兄さんの央選手と対談をさせていただいた時、試合に向けての練習に関して悩みがあって病んでいるという発言もありました(笑)。

「あっ、でも次の日にはケロッとしていました(笑)」

──アハハハ、何なのですか。それは(笑)。

「気楽にはやれてなかったですね(苦笑)。今から思うと、色々と背負ってしまってやりたいこととデキていることが噛み合っていなかったです。僕は完璧主義みたいなところがあると思うので、上手くいかないとモヤモヤしてしまうということはあります」

──12月9日に当初は予定されていた決勝戦ですが、その1カ月少し前に韓国で央選手がRoad FCのグローバルT決勝をキム・スーチョルと戦いました。敗れはしましたが、あの激闘を傍で見て何か得ることはできましたか。

「兄貴という一番近い存在が、キム・スーチョルというメチャクチャ強い相手と対峙する。その緊張感はセコンドでも、味わうことができました。キム・スーチョル選手は普段はニコニコしていて凄く良い感じの人なのですが、試合になると殺気に溢れていて。MMAファイターになって初めて、怖いと感じました。アレを感じ取れたことは良かったです。

その怖いと感じた選手に向かっていく──アニキの覚悟が見えました。あそこは自分が見習わないといけない部分ですね。そこは決勝戦に向けて、良い経験になりました」

──同時になかなか日程がハッキリせず、2カ月ズレたことをどのように捉えていますか。

「僕にとってはプラスです。一番大きなことは開催地が上海からラスベガスになったことですね。米国はホームではないですけど、アウェイでもない。中立の場所なので」

──十数時間の飛行機の旅、時差もある。それでもベガスの方が良いと。

「ラスベガスと聞いて、『良しッ!』ってなりました。ラスベガスはMMAのメッカですし、意識しないところでテンションが上がっていたと思います。経験という部分では相手の方がずっとあって。だからこそ、この2カ月という時間は少しでも詰めることができたと思いますし」

──対戦相手のロン・チュウですが、準々決勝と準決勝の試合を見返して思っていた以上に手強い選手だと思うようになりました。

「Road to UFCから見るようになって1回戦は強烈なKO勝ちをして、強さを見せて準決勝は判定で手堅く勝っていた。最初は韓国人選手をマークしていたのですが、ロン・チュウの方が全然強いですね(苦笑)。

それでも全然、負ける気はしないです。なんか燃えていますね」

──テイクダウン対策は徹底してくると思います。

「得意なのはバレていますよね。すぐに行ってダメなら、我慢するのも手かと思っています。打撃戦につき合うということではなくて、動いてタイミングをずらしてテイクダウンへの意識が薄まった時に一気に狙う。切られて、そのまま続けるとそこは防がれるので、そういう風に戦おうかと考えていますし、練習もしています。

ただし自分のテイクダウンは初速なんかは、普通のMMAファイターと違うと思っています。だから、基本は切られないと考えています。でも相手が準備をしているところで仕掛けると切られます。準決勝では、相手が準備しているのに仕掛けて切られたので……言ってみれば、プレッシャーをかけても仕掛けない。そこで相手が出てきたところで、仕掛けるとかタイミングに変化を持たせようと思います」

──組んで倒しても、立たれる。だから、組みは淡泊になり打撃戦が多くなるのも今のMMAです。組み技は疲れるという意識を持っていますか。

「疲れます。でも、自分の武器なので。最後は離れると死ぬぐらいの意識でやっています。それでも無理から打撃をするよりも、組んでいる方が……そうですね、体力的には疲れますが、気持ちは一切折れないです。そこで相手が嫌がるような素振りを見せれば、また元気になりますし」

──UFCでは準決勝の動きだと、切られるだけでなくパウンドを打たれるかと思います。今回はその辺りも意識することはありますか。

「次の試合はトーナメントの決勝ですし、今持っている強さをぶつけます。勝ちに徹するというか、全てをぶつけて戦います。そうなると、これまでやってきた打撃の展開になることもあるだろうし、結果的にそうなれば先を見越していることになるかもしれないですね。理想は倒して殴る。でも、パウンドでは隙間ができてスクランブルに持ち込まれるので、エルボーとか密着して打つ方向で考えています。

テイクダウン後の相手の処理が上手いと、テイクダウンから後の勝負になります。テイクダウンは取れるので。意識は倒した後、そこから何をやるのかは3パターンほど用意していて、そのうちのどれかを当てはめる。相手の動きとかでなく、そこにはめ込みます」

──契約することがデフォルトとして、2024年はどのような活動をしていこうと考えていますか。

「それこそUFCを契約した後は、MMA選手として完成度を上げていきたいです。だから契約した後は、少し時間を空けるかもしれないですね。UFCデビューは夏から秋、その前に海外で練習もしてみたいです。トーナメント中は勝つ事に集中してきたので、終わればMMAを楽しめる時間も創りたいと思っています。幸い、今回の試合でビザも取れ、アッチで練習する障害はなくなったので米国──キルクリフFCとかで練習したいですね。また、しっかりと考えますけど、MMAを……知らない世界を味わいたいです」

──そのためにもロン・チュウ戦、クリアしてください。

「ハイ。一部では厳しいとか言われているようですけど、僕は勝つことしか考えていないです。そうやって自分を信じ込んでいるので、それを当日にしっかりと見せることができれば……と思っています」


■視聴方法(予定)
2月4日(日・日本時間)
午後1時30分~UFC FIGHT PASS
午後1時15分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Final計量結果

<Road to UFCライト級T決勝/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
原口伸: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 149.5ポンド( 67.81キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
鶴屋怜: 125.5ポンド(56.92キロ)
チーニョーシーユエ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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Brave Fight27 Grachan Grachan59 Grachan63 Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC UFC ブログ 山田哲也 植田豊

【Grachan63】植田豊と再起戦、山田哲也「心も体も“普通の人”になっちゃっていました」

【写真】(C)TAKUMI NAKAMURA

6日(日)、東京都江東区のTFTホール500で開催されるGRACHAN 63で、山田哲也が植田豊と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2月のGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、約2年2カ月ぶりの復帰戦を迎えるもブレンゾリグ・バットムンクにKO負けを喫した山田。6月のLevel-Gライト級王座決定Tを挟み、本人が適正階級と話すライト級での植田戦が決まった。バットムンク戦を経て「今は身も心もみなぎっている」という山田は自信たっぷりに植田戦への意気込みを語った。


――2月のブレンゾリグ・バットムンク戦をKO負けという結果に終わり、6月にLevel-G02でのグラップリングの試合を挟み、今回の一戦が決まりました。

「2月の復帰戦は約2年間試合間隔が空いていて、試合が決まって2カ月間では心と体が間に合わなかったかなと思います」

――6月にグラップリングの試合を入れたのは、試合勘を取り戻す意味でも試合間隔を空けたくなかったということでしょうか。

「2月の試合はウェルター級で、試しに一度、ライト級まで体重を落として動いてみたかったんです。それで6月にグラップリングの試合に出ようと思いました」

――ウェルター級で復帰戦を戦いましたが、ライト級が適正という感覚だったのでしょうか。

「試合から離れている間に体重が増えていたんですけど、試合に向けてハードに練習を続けていると自然に体重も落ちてきて。自分としてはライト級の方が適正なんじゃないかなと思うようになりました」

――MMAPLANETのインタビューでフェザー級時代は90kgから減量していたというエピソードもあったので、ウェルター級の方がコンディションが良いかと思っていました。

「過去の戦績を振り返ってもライト級が一番動けていたし、戦績的にも良い結果を残せていたんですよね。改めて自分はライト級の選手なんだなと思いました」

――では6月の試合を終えて今後戦う階級を決めた、と。

「はい。あの試合を終えて、ライト級でやっていこうと決めました」

――分かりました。日本に活動の拠点を移して、今はどんな練習環境なのですか。

「基本的にE.D.O. Yokosuka Baseで練習をしています。まだプロ選手は数名なんですけど、プロを目指しているアマチュアの選手たちも交えて一緒に練習しています。あとが出稽古で鍛えてもらっています」

――出稽古先はどちらですか。

「長岡さんのDOBUITA FIGHT SPORTS GYM 、安田けんさんのSONIC SQUADですね。それこそ僕が高校生の頃からお世話になっている方たちなので、すごくいい練習ができています」

――タイ時代とはどのような部分で違いがありますか。

「タイで練習していた時はちょっと大雑把になっていた部分が多かったかなと思います。日本に戻ってきてからは周りと細かく話し合いながら練習ができるようになったと思います」

――それは言葉の壁ですか。

「それもありますね。技術の細かい部分だったり、試合に向けた戦術だったり、そこまで作りこむことは出来なかったかなと思います。体力的に伸びるところはあったんですけど、その分、雑さが際立ってしまった感覚です」

――そこを先輩たちから修正してもらっている、と。

「はい。みなさんしっかり指摘してくれるので、自分自身もそこを意識して練習しています」

――言える範囲で具体的にどこを意識して練習していますか。

「今まで試合中に休んでしまっていた場面でも攻めるというか。組み立ての部分です。最終的にどこを目指して戦っているのか。そのために何が必要か。そこを考えています」

――山田選手は思い切りの良さや爆発力が武器だと思うのですが、そことのバランスはどう考えていますか。

「それこそ中村さんに解説してもらっていた頃、当時はZSTでイケイケで怖いものなしだったんですけど(笑)、今回もあのくらいの勢いでいってやろうと思っていますね。ビビらずにガンガン行こう、と」

――復帰戦でKO負けして細かい技術を修正していると聞き、リスクを冒さず勝ちに行くスタイルを確立させていると思っていました。

「僕は手堅くやって判定で勝とうなんて一切思ってないです」

――フィニッシュしたい欲が出ているのですか。

「それがまさに2月の試合前には感じていなかったことで、あれから練習を重ねていくうちに思い出してくるものがあるんですよ。こうだったよな、ああだったよなって。そうやって蘇ってきた感覚を大事にして、今回は戦いたいと思っています」

――山田哲也はこういうファイターだろ、と。

「まさにその通りです」

――では対戦相手の植田選手の印象も聞かせてください。

「柔道ベースで首投げからフィニッシュする選手という印象です」

――組み技を主体に戦うスタイルが形になっている選手ですが、攻略のイメージは出来ていますか。

「相手の得意な部分をつぶしていこうと思います。あと試合としてはかみ合う展開になると思います。しっかり準備して試合ができるので一切負ける気がしないです」

――2月の復帰戦前とは違う感情が沸いてきていますか。

「はい。前回は本当に準備ができなかったというか…試合前もそうでしたし、試合当日もなんかフワフワしていて、地に足がついてなかったんですよ。根本的にファイター、戦う人間としての心構えができていなかったです」

――試合に向けて気持ちのスイッチが入りきらなかったのですね。

「そうですね。で、何もできないまま終わっちゃうという(苦笑)」

――今振り返って、それは何が原因だったと思いますか。

「試合がない期間で心も体も“普通の人”になっちゃっていました。それを“ファイター”に戻すために2カ月という準備期間は短すぎたのかなと思います。もちろんその2カ月間は必死にやったんですけど、結果として戻しきれなかったです」

――では改めて今の山田選手のMMAにおける目標は?

「絶対にGRACHANのベルトは獲りたいです」

――ライト級に階級を落とすとなると、とりあえずは原口伸選手が標的となりますが、Road to UFCでUFCとの契約を目指しています。その原口選手の実力をどのように評価していますか。

「すでに試合映像はチェックしていますし、現時点でもめちゃくちゃ強いと思います。で、これからさらに強くなっていく選手だと思います。原口選手はRoad to UFCに参戦中ですが、僕はあそこで負けるとは思えないんですよね。先のことは分からないですが、そのくらい可能性を持った選手だと思います」

――山田選手も高校生在学中にZSTでプロデビューして、戦極、パンクラス、ONE……そして今またGRACHANと国内外、色んな団体で試合をしてきました。MMAをめぐる状況もその都度変わっていったと思うのですが、今はどんなファイターになりたいと思っているのですか。

「僕はまだ自分を諦めてないんですよ。もっといけるところまでいきたい。海外から日本に拠点を移して、僕のなかでは新しいスタートだと思っていて。今までのことや過去の試合がどうこうではなく、僕はここからだと思っているんです。次の試合から僕の連勝街道が始まると思います」

――今までの試合では自分の力を出し切れない、悔いが残るような試合も多かったのですか。

「それこそタイにいた時は自信を持って試合をしたことがなくて。毎日海外から来ている選手たちにボコボコにされたり、ロシア人にぶっ飛ばされたりするんですよ。そうすると試合前なのに『ああ…俺って弱いな』ってメンタルになっちゃって。他の国の選手たちはチームごとタイに来ることが多くて、そのチーム内でコミュニケーションを取るんですよ。でも僕は単身タイに住んでいたので、何かメンタル的に落ちた時に相談する相手もいないし、そういう部分を支えてくれるチームメイトもいなかったので、メンタル的にはボロボロでしたね(苦笑)」

――では日本に戻ってきて仲間や旧知の先輩たちとともに戦うというのはまさに新章の幕開けですね。

「ホントにその通りです。今は心も体もみなぎっているので、自分に自信しかないです」

――それでは次の試合ではどのような姿を見せたいですか。

「一言で言うと…ぶっ飛ばしますよ。全然負ける気はしないんで一方的にぶっ飛ばして終わらせます」

■視聴方法(予定)
8月6日(日)
午後1時00分~ GRACHAN放送局

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Brave Fight27 Column Grachan Grachan59 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   ブレンゾリグ・バットムンク 今市凌太 原口伸 古谷宗太郎 宮内拓海 小谷 小谷直之 山田哲也 崎山勲 御代川敏志 新垣健司 薩摩竜仁 藤村健悟 阿仁鬼 高橋孝徳 高須将大

【RACHAN59 X Brave Fight27】試合結果 予想を遥かに上回る強さを見せ原口伸が小谷直之を撲殺TKO

【写真】打ちつける時のインパクトが凄まじかった(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のTFTホール500でGRACHAN59 X Brave Fight27が開催された。

メインのGrachanライト級選手権試合はチャンピオン原口伸が、小谷直之をテイクダウンからパウンドを圧倒。TKO勝ちで王座防衛に成功し、改めてフェザー級でRoad to UFC出場をアピールした。

またコメインでは山田哲也がブレンゾリグ・バットムンクを組み倒せず、パウンドアウトされ、仕切り直しのフェザー級T準決勝は高橋孝徳が崎山勲を判定で破っている。

GRACHAN59 X Brave Fight27
<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
○原口伸(日本)1R3分57秒
TKO
詳細はコチラ
×小谷直之(日本)
<ウェルター級/5分2R>
○ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)1R4分59秒
TKO
詳細はコチラ
×山田哲也(日本)
<フェザー級T準決勝/5分2R>
○高橋孝徳(日本)2R
判定
×崎山勲(日本)
<ライト級/5分2R>
○藤村健悟(日本)1R3分46秒
腕十字
×松田マン(日本)
<バンタム級/5分2R>
△高須将大(日本)2R
Draw
△ガルちゃん(日本)
<無差別級/5分2R>
○鈴木マシマシ(日本)2R
判定
×ダンカン(米国)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○御代川敏志(日本)2 R2分49秒
TKO
×薩摩竜仁(日本)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○天野哲宏(日本)1R1分47秒
KO
×原拓郎(日本)
<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
○宮内拓海(日本)1R0分59秒
KO
×新垣健司(日本
<フェザー級/5分2R>
○櫻庭泰裕(日本)2R
判定
阿仁鬼(日本)
<バンタム級/5分2R>
○髙橋謙斗(日本)2R
判定
×松本大輔(日本)
<74キロ契約/5分2R>
○神谷大地(日本)1R1分27秒
判定
×今市凌太(日本)
<ライト級/5分2R>
○望月貴史(日本)1R1分27秒
判定
×古谷宗太郎(日本)
<フライ級/5分2R>
○山﨑聖哉(日本)1R1分27秒
判定
×二之宮徳昭(日本)


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Brave Fight27 Grachan Grachan59 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC キック 原口伸 小谷 小谷直之

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】TD後は小谷に何もさせず、原口がパウンド葬で王座初防衛に成功

【写真】ベテラン小谷をパウンドで圧倒――この勝利がRoad to UFCに繋がるか(C)MMAPLANET

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
原口伸(日本)
1R3分57秒 by TKO
小谷直之(日本)

ともにサウスポー。サークリングする小谷に対し、原口が距離を詰める。小谷の左カーフキックがヒット、原口の右足が大きく浮いた。右を伸ばしながら回る小谷が、左ローを繰り出したところで原口がダブルレッグで組みつきテイクダウンを奪う。小谷はハーフガードで原口の頭を抱える。頭を抜いた原口が左パウンドを落としていく。

小谷はケージに頭を着け、原口の右手を抑える。原口がその右手を抜くと、小谷は立ち上がった。しかし原口はすぐさまグラウンドに引きずりもどしてパウンドを連打する。パウンドを嫌がった小谷は立ち上がるが、原口はバックへ。ボディロックからリフトアップしようとすると、小谷がケージを掴んでしまった。そのまま試合は続行され、小谷はガードポジションで耐える。

しかし原口がハーフガードの小谷の顔面に右ヒジを落とし、さらにパウンドの雨を降らすと防戦一方に。小谷の動きが止まると、レフェリーが試合をストップした。

勝者の原口は「今日までメチャクチャ緊張していて寝られなかった。UFCを目指して頑張っているので、今年Road to UFCが開催されるなら出たいです」とアピールした。


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Brave Fight27 Grachan59 J-CAGE Report ブレンゾリグ・バットムンク ブログ 山田哲也

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】国内復帰戦で勝利ならず。山田がブレンゾリグのパンチ連打に沈む

【写真】山田はまさかのKO負け――(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分2R>
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)
Def.1R4分59秒 by TKO
山田哲也(日本)

サウスポーの山田が右じで距離を測る。ブレンゾリグが距離を詰めて来ると、山田は反時計回りにステップを踏む。ブレンゾリグが右ストレートを伸ばしたところで組んだ山田は、そのまま右腕を差し上げてブレンゾリグをケージに押し込んでいく。しかしブレンゾリグも喧嘩四つで組み、体勢を入れ替えて山田を押し込む。さらに離れ際に右を打ち込んだ。

ブレンゾリグがサウスポーにスイッチしたが、すぐにオーソドックスへ戻す。ガードを下げているブレンゾリグに対し、山田が左ハイを見せた。ブレンゾリグはサウスポーにスイッチして左ローを繰り出した。オーソドックスに戻したブレンゾリグに、山田は左ミドルを狙う。互いにフェイントを繰り出し合うが、手数は少ない。

左ローを見せ合ったあと、ブレンゾリグの左ストレートに山田が下がりながら右フックを合わせた。続いてブレンゾリグのパンチが山田の右目に入ったか。下がる山田に対して、ブレンゾリグが距離を詰めていく。ブレンゾリグの左ローがヒット。さらに右ストレートを伸ばす。サウスポーのブレンゾリグが左のカーフキックから左右フックでダウンを奪った。すかさずブレンゾリグがパウンドを連打すると、山田の動きが止まりレフェリーが割って入った。


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【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】原口伸─02─「小谷選手に勝てなければ、フェザーでも海外で勝てない」

【写真】ケージの中の躍動感、無慈悲なパウンドとは対照的に普段はホンワカな感じの原口伸(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催されるGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、小谷直之を相手にGrachanライト級王座の初防衛戦を行う原口伸のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

フレームの問題でフェザー級転向を考える原口にとって、ライト級での試合は今回が最後になるだろう。もちろん契約の問題はあるかもしれないが、それでもプロモーターとの話し合いで今回からフェザー級で戦うことも可能だったはず。しかし原口は、国内ライト級の中でも大きな小谷と対戦する。その先に見据えるのは――UFCに出ることではない。オクタゴンで勝利を手にすることだ。

<原口伸インタビューPart.01はコチラから>


――今後はフェザー級で戦っていくと考えた時に、小谷選手はライト級の中でもフレームが違いすぎませんか。

「はい、メチャクチャ大きいです(苦笑)。僕としてもフレームの違いがネックになるとは思いますが、オファーがあった時点で覚悟は決まっています。もともとグアムの試合の前からオファーは頂いていて。その時は僕も通常体重が落ちていたので、『試合が終わってから身体をつくり直してから防衛戦をやりたい』と返答していました」

――小谷戦を4日後に控えた今、ライト級用の身体に戻ってきているのでしょうか。

「なんとか……。それでもまだ小谷選手とはフレームが違うでしょうけど、計量の時点では同じ70.3キロになるので、あまり深く考えないようにしようと思っています」

――小谷選手とはフレームだけでなく、キャリアの違いもありますね。原口選手にとっては過去最大のキャリアを持つ相手となります。

「PRIDEやUFCにも出たことのある相手ですからね。オファーを頂く前は名前を知っているぐらいでしたが、対戦が決まってからは試合映像をしっかり見ました。見たら『おぉ~っ!!』と思って」

――「おぉ~っ!!」とは(笑)。

「寝技が強くて、一発で試合展開をひっくり返すことができる選手だと思います。どれだけ僕が優勢に進めていても、どこかで取られたら一発で終わる。緊張感のある相手ですよね。ケージレスリングも強いじゃないですか。ケージ際での小外掛けも上手いので、そういったケージでの攻防も頭には入れています」

――特に四つで組んだ時は強いですよね。それでも――フレームの大きさに関わらず、組みでは負けない自信がありますか。

「そうですね。僕はレスリング時代から、力×力で勝負するタイプではないんですよ。相手が力で来たら、こちらはスピードで勝負するような。グラチャンのベルトを獲った植田戦でも、相手が組んできたところを切り返す場面もありました。むやみに力で勝負することはなく、そういった攻防も全て含めて、組みでは負けないと思っています」

――では他の要素についてもお聞きします。小谷選手の打撃については、どのように見ていますか。

「左ストレートは強いですよね。形が良いわけではないと思いますが、実際当たるし、当たったら危ないです。僕も小谷選手もサウスポースタンスなので、左をもらわないように動きたいです。自分もまだ打撃については未完成なので、荒々しい打ち合いになるのかなと思っています。そのなかでも自分はキム・サンウォン戦のように、スピードを生かしながらコンパクトに打っていきたいです」

――なるほど。先ほども少し触れられていましたが、サブミッションを比べるといかがですか。

「まず相手に取らせないことが一番です。一度掴まれたら、こちらが技術で対抗しようとしてもガッと持っていかれる力があると思うので」

――対して、ご自身のグラウンド技術は?

「今回はグラップリングに重点を置いて練習してきました。僕にとってグラウンドでの武器は、パウンドです。さらにパウンドを打ちながら、その流れでサブミッションを極められるような練習を積んでいます。最初から極めることを狙うよりも、一つひとつを積み重ねていって、その先にフィニッシュがあると思っています」

――ということは、やはり試合は削り合いが多くなりそうですか。

「そう思います。小谷選手を相手に、シンプルなグラップリングで一本を取れるような技量は、今の僕にはないかもしれないです」

――正直な意見ですね。原口選手に限らず国内で、シンプルなグラップリングで小谷選手を極められる選手も少ないとは思いますが……。

「アハハハ、それぐらい強い相手だと思います。でもライト級でフレームの大きい小谷選手に勝てなければ、フェザー級に落としても海外では勝てないですよね。僕が目指しているのはUFCです。UFCだけでなく海外の試合を見ていると、ここで負けているようでは中央アジア勢には勝てないと考えています」

――一方で、キム・サンウォン戦を削り合いで制しただけに、原口選手と中央アジア勢の試合もぜひ見てみたいです。

「ありがとうございます。先日のUFC(UFN218)を見ても、『日本人はUFCで勝てない』というのは先入観に過ぎなかったんだなと思いました。どの競技でもそうですけど日本人選手が勝つと、その勢いに続くことってあるじゃないですか。今はMMAでも、その現象が起きつつあるというか――少なくとも、僕の中の先入観がなくなった大会でした。『自分もUFCで戦える』そう思わせてくれました」

――小谷選手との防衛戦を控えた今の時点で、先のことを言うと鬼が笑うかもしれませんが、あとどれくらいでオクタゴンに到達したいと考えていますか。

「宮田先生からは『MMAが分かるようになるには3年かかる』と言われています。僕はMMAを始めて2年経っていないので、まだ分からずに考え込んでしまう部分もあります。だから今年が勝負の1年になると思います。もし今年もRoad to UFCアジアが開催されるなら、ぜひ出たいですね。

UFCに出るためには、小谷選手は絶対に超えないといけない壁です。結果はもちろん、試合内容も問われると思います。試合当日は準備してきたものを、出し惜しみせず全部出して、しっかり勝ちます」

■視聴方法(予定)
2月12日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN59×BRAVE FIGHT27対戦カード

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者]原口伸(日本)
[挑戦者]小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田哲也(日本)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フェザー級T準決勝/5分2R>
高橋孝徳(コンゴ)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
松田マン(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
ガルちゃん(日本)

<無差別級/5分2R>
ダンカン(日本)
鈴木マシマシ(韓国)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
御代川敏志(日本)
薩摩竜仁(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
原拓郎(日本)
天野哲宏(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
宮内拓海(日本)
新垣健司(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
児玉勇也(日本)
田中智也(日本)

<フェザー級/5分2R>
阿仁鬼(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
松本大輔(日本)

<74キロ契約/5分2R>
神谷大地(日本)
今市凌太(日本)

<ライト級/5分2R>
望月貴史(日本)
古谷宗太郎(日本)

<フライ級/5分2R>
山﨑聖哉(日本)
二之宮徳昭(日本)

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【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】岩の拳ブレンゾリグと対戦、山田哲也─02─「パウンドでフィニッシュ」

【写真】ONE時代に国内では経験しがたい圧は幾度となく経験してきた山田。その経験がブレンゾリグを相手に生きるか (C)ONE

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催されるGRACHAN59×BRAVE FIGHT27で、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦する山田哲也のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

元ZSTウェルター級王者の山田にとって、日本での試合は2016年12月にグラチャンで行われた石原裕基戦以来、6年2カ月ぶりとなる。長きにわたる海外での試合経験は、山田に何をもたらしたのだろうか。そして打撃系ファイターのバットムンクと、いかに戦うのか――そんな山田が、試合前にも関わらずフィニッシュ方法を宣言した。

<山田哲也インタビューPart.01はコチラから>


――グラチャンに参戦するうえで、目指すはGRANDウェルター級王者の川中選手への挑戦ということは、完全にウェルター級に移行するということですね。山田選手の階級変更で、国内ウェルター級が活性化しそうです。

「ありがとうございます。今後はウェルター級でやっていきたいです」

――山田選手にとって国内での試合は、2016年12月の石原戦以来、6年2カ月ぶりとなります。

「試合は試合なので、国内でも海外でも変わらないです。ケージに入ってしまえば、どこでも同じかと思っています。国内で試合をすると、いつも一緒に練習している仲間が応援に来てくれるので心強いですね」

――では6年以上もの間、ずっと海外で戦ってきたことで学んだものはありますか。

「直前のオファーを受けて試合をしたりとか、当日に試合順が変わったりする環境で試合をしてきました。そういう面では、メンタルが強くなったかなと思っています。いきなり試合順が変わったために、アップできずに試合をすることもありましたから(笑)」

――試合順が後になるならまだしも、いきなり繰り上がって予定より早く試合をするのはキツいですね。

「クンルン・ファイトに出た時(2017年7月、中国でウ・ハオチアンに判定勝ち)なんですけど、チャールズ・クレイジーホース・ベネットの都合で僕の試合順が繰り上がりました(笑)。それに限らず、海外の試合はトラブルも多いですよね。日本での試合のほうが安心感はあります」

――石原戦はグラチャンで行われた試合で、今回そのグラチャンで国内復帰という形になりました。そこに何か縁などは感じますか。

「そうですね。グラチャンについては――いつかまたグラチャンで試合したいと思っていました。国内で試合するにあたって、最初に声をかけていただいたのがグラチャンで嬉しかったです。12月4日(GRACHAN58)で出場の挨拶をさせてもらった時に、久しぶりに見ると大会も変化しているなと思いました。もう名前が分からない、新しい選手がたくさん出ていて。新鮮だったことに加えて、メインで川中選手の試合(ノンタイトル戦ながら渡辺良をヒザ十字で下している)も見ることができたので良かったです」

――ずっと海外で試合をしている間、他のプロモーションも含めて日本国内の動向はチェックしていたのでしょうか。

「細かくチェックしていたわけではないですが、今の国内で自分がどれだけやれるのか――その点はずっと頭の中にありました」

――どれだけやれるか……その結論は出ていますか。

「それは今回の試合次第だと思います」

――なるほど。次の対戦相手は韓国在住のモンゴル人ファイター、ブレンゾリグ・バットムンクです。山田選手のほうから「誰と対戦したい」「海外選手と試合したい」といった希望はあったのですか。

「いえ、特に希望はなかったです。もともと『もし日本人選手で相手がいなかったら、海外の選手でも良いですか?』というお話を頂いていたので、相手が外国人選手になっても驚きはなかったですね」

――では、そのバットムンクについて印象を教えてください。

「体の力が強くて、腰が重い選手ですね。復帰戦としては、なかなかの相手だと思います」

――腰が強いからこその打撃力が目立っていますね。

「はい。立っている時の安定感が優れています。勢いに乗ると、どんどんパンチを振ってきますよね。自分としては近い距離になったら組んで、倒してから大人しくさせたいです」

――やはりポイントはテイクダウンですね。近い距離になっても、打ち合う気はないですか。

「打ち合いは……(苦笑)。ただ、組むためには近い距離に入らないといけないので、少しは打撃戦に付き合わないといけないと思います。相手の打撃をかいくぐって、どう組みついてテイクダウンするかですね。それでも珍しいタイプというわけではないです。これまでも雑な打撃を振ってくる相手とは対戦してきているので」

――バットムンクのテイクダウンディフェンスに関してはいかがですか。

「過去の試合では、何度もテイクダウンされていますよね。でも、ああいうギリギリまで粘るタイプは、テイクダウンしたい側としては一番疲れる相手なんです(笑)。以前グラチャンに出た時(2019年1月、植田豊に判定負け)、テイクダウンの際にケージを掴んでいて。あれをやられるとキツいですよ。今回は2Rなので、最初からテイクダウンしてフィニッシュを狙っていきたいです。今回はパウンドでのフィニッシュを狙っています」

――えっ、試合前にフィニッシュ方法を宣言して大丈夫ですか。

「アハハハ、大丈夫です。パウンドでフィニッシュしますよ。相手は今までの試合で、サブミッションを返している場面もありました。ただ、そんなにブリッジが強い選手ではないので、まずはしっかりポジションを取ること。ポジションを取るためにパウンドを落としながら、そのまま殴り続けて仕留めたいです」

――これまで山田選手の試合ではパウンドアウトによるフィニッシュはなかったので、ニュー山田哲也を楽しみにしています。

「いずれはRIZINなどにも出たいと思っていますが、今は山中選手のことしか頭にないです。次はグラチャンとブレイブファイトの合同興行なので、きっとブレイブ所属の山中選手も会場に来ますよね? バットムンクを仕留めて、その場で山中選手に対戦を要求させていただきます」

■視聴方法(予定)
2月12日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN59×BRAVE FIGHT27対戦カード

<Grachanライト級選手権試合/5分3R>
[王者]原口伸(日本)
[挑戦者]小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田哲也(日本)
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)

<フェザー級T準決勝/5分2R>
高橋孝徳(コンゴ)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
松田マン(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
ガルちゃん(日本)

<無差別級/5分2R>
ダンカン(日本)
鈴木マシマシ(韓国)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
御代川敏志(日本)
薩摩竜仁(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
長野将大(日本)
天野哲宏(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
宮内拓海(日本)
新垣健司(日本)

<フライ級次期挑戦者決定T1回戦/5分2R>
児玉勇也(日本)
田中智也(日本)

<フェザー級/5分2R>
阿仁鬼(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
松本大輔(日本)

<74キロ契約/5分2R>
神谷大地(日本)
今市凌太(日本)

<ライト級/5分2R>
望月貴史(日本)
古谷宗太郎(日本)

<フライ級/5分2R>
山﨑聖哉(日本)
二之宮徳昭(日本)

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【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】小谷直之と防衛戦。原口伸─01─ムエタイ開眼「TDだけに固執しない」

【写真】体格差は歴然。そのなかでレスリングだけでない原口伸を見ることができるか (C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催される『GRACHAN59×BRAVE FIGHT27』で、Grachanライト級王者の原口伸が小谷直之を相手にベルトの初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

2019年にレスリング全日本選手権フリー70キロ級で優勝した原口は、2021年にMMAでプロデビュー。翌2022年には植田豊を判定で下し、グラチャンのベルトを獲得している。ここまでMMA無敗の原口だが、レスリングの展開ではめっぽう強いものの、昨年の大宮優戦や植田戦では相手の打撃をもらってしまう場面も――そんな原口の打撃が向上し、MMAファイターとしてレベルアップして小谷戦に臨む。体重が減る要因は、打撃の練習。原口の身の内に何が起こったのか!?。


――2023年の初戦を4日後に控える原口選手です(※取材は2月8日に行われた)。2022年は、原口選手にとってどんな1年だったのでしょうか。

「やはりグランチャンのベルトを獲得した1年ということですね。ベルトを巻いてからチャンピオンの自覚が芽生えました。たとえばブレイブジムでの練習だと、普段は武田光司さんの胸を借りています。チャンピオンになってからは、『いつまでも練習でやられてばっかりじゃダメだな』と考えるようになって。ジムの先輩方を『追い越さないといけない存在』として見ることができるようになったと思います」

――いつまでも若手のままではいけないということですね。とはいえ、原口選手にとって2022年はプロデビュー2年目でした。その年にベルトを獲得したのは、ご本人にとっては早いと感じますか。それとも当然だと思いますか。

「思った以上に早かったですね。自分が考えている以上に、事が早く進んでいる感があって(笑)。ベルトを獲った直後は、まだ地に足が着いていませんでした。そこから試合期間も空いたので、ちょっとずつチャンピオンとしての自覚が芽生えてきた感じです」

――ベルトを獲得したのが昨年の5月で、次の試合は半年後にグアムのBrawlインターナショナル2022で、元Double G FCフェザー級王者のキム・サンウォンに判定勝ちを収めています。それだけ試合期間が空いたのは、何か理由があったのでしょうか。

「実は体重がどんどん軽くなっているんです。これまでライト級で試合をしていましたけど、フェザー級に落とせるぐらいの通常体重になっていて」

――今は通常体重が何キロなのですか。

「だいたい73~75キロぐらいです。グアムの試合も、68キロのキャッチウェイトでやらせていただきました。グラチャンのベルトを獲得した時に、防衛戦を行うことも契約に入っているので、次はまた体をつくり直してライト級で試合をします」

――普段の体重が軽くなったのは、何かあったのかと心配になってしまいますが……。

「通常体重は6キロぐらい軽くなりました。もともとレスリング出身なんですけど、打撃の練習を取り入れると、どんどん体重が落ちていきましたね」

――なるほど。昨年はそれだけ打撃の練習に取り組んだということですか。

「はい。全体的にバランス良く練習しているほうだとは思いますが、自分の場合は打撃に不安や課題がありました。去年は重点的に打撃を練習している期間が長かったです」

――それを聞いて納得できました。グアムでのキム・サンウォン戦は以前よりも打撃の幅が広くなり、それによってスタンドレスリングやケージレスリングもレベルアップしているように感じました。

「本当ですか、ありがとうございます。もともとあの試合は宮田(和幸)先生からお話を頂いた時に、『海外で外国人選手と試合してみたい』という好奇心から受けました。ただ、相手がDouble GFCのチャンピオンだったことを知ったのは試合後で……」

――えっ!? 宮田代表からお話があった時に調べたりしないのですか。

「とりあえず戦績と映像は見ていました(苦笑)。あとは兄弟子の伊藤空也さんが、2年前に左フックでKOされていることは知っていました(2020年3月、同じイベントでKO負けを喫している)。ただ、Double GFCのチャンピオンだったことだけ知らなかったです」

――キム・サンウォンがDouble Gのチャンピオンになったのは伊藤戦の後ですし、原口選手が対戦した時はベルトを返上していたようですが……それでも(笑)。

「まず韓国人選手って強いじゃないですか。加えてキム・サンウォン選手は打撃が強いので、対戦したいと思いました。実際に試合したら、寝技も強かったですね。僕がテイクダウンしても、下から三角やオモプラッタを仕掛けてきて。全部ソツなくできる選手なんだなぁと思いました」

――そのなかで原口選手がケージ際は首相撲で対応し、至近距離で細かい連打を入れて、打撃を散らしながらテイクダウンしている姿が印象的でした。

「試合では初めて、あの細かい連打を出しました(笑)。去年の8月ぐらいから、ブレイブジムにタイ人のトレーナーさんが来られたんです。ガオさんといって……下の名前は分からないんですけど(笑)、元ラジャダムナンのウェルター級王者だった方です。ずっとガオさんから首相撲を教わっていたので、試合でも自然と首相撲の展開になりました」

――ガオトレーナーに教わるまでは、打撃の練習はどのように行っていたのですか。

「ジムでキックボクシングを教わりながら、自分なりにレスリングと混ぜてやっていたような感じでした。組み際の打撃、至近距離での打撃はそこまでやっていなかったです。いま考えると打撃は打撃、レスリングはレスリングって分けてしまっていたと思いますね」

――MMAでヒジを打てる至近距離での打撃は、ガオトレーナーからムエタイを学んでからということですね。

「そうです。首相撲で組みながらの打撃をやっていると、レスリング出身の自分にとっては『これがやりたかった!』と思うぐらいで。組みついてテイクダウンできなくても、そのまま首相撲に持ち込むという展開をつくれるようになりました。そのおかげで、テイクダウンだけに固執しなくなったんです」

――ベルトを獲得した植田豊戦とは大きく変わっていますね。

「あの頃まではテイクダウン、テイクダウン、テイクダウン――そんな試合でした(笑)。その前の試合(昨年3月、大宮優にTKO勝ち)は、打撃を見せようと思って反対に危ない場面もあって。1試合1試合、勉強させてもらっています。まず自分のレスリングという軸はブレずに、キム・サンウォン戦もレスリングからつくっていって、打撃につなげられれば良いと思っていました。実際に韓国のチャンピオンを相手にレスリングから削って、相手の心を折って勝つことができたのは自信になっています。削り合いなら負けないですね」

<この項、続く>

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Brave Fight27 DEEP Grachan59 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN キム・ジェウン ブレンゾリグ・バットムンク マラット・ガフロフ 山田哲也 川中孝浩 海外 長岡弘樹

【GRACHAN59×BRAVE FIGHT27】再起戦 、山田哲也「普段は90キロ、ONEのフェザー級はキツかった」

【写真】 ウェルター級で26カ月ぶりの実戦となる山田(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、東京都江東区のTFTホールで開催される『GRACHAN59×BRAVE FIGHT27』で、山田哲也が韓国在住モンゴル人ファイターのブレンゾリグ・バットムンクとウェルター級契約で対戦する。
Text by Shojiro Kameike

山田といえば2016年12月の石原裕基戦を最後に海外へ。2018年以降はONEを主戦場としていた。しかし2020年12月のキム・ジェウン戦で敗れてから、約2年2カ月ぶりの試合をグラチャンで迎えることとなった。ONEとの契約、ウェルター級での復帰、そしてグラチャンでの戦いなど、山田が現状を包み隠さず語ってくれた。


――2020年12月のキム・ジェウン戦以来2年2カ月ぶりの試合を、日本のグラチャンで迎えます。まず現在、ONEとの契約はどのような状態にあるのでしょうか。

「去年の10月にONEとの契約は切れました。ONEから契約更新の連絡がなかったんです。僕自身も更新するつもりはなかったので、契約は終了となっています」

――ONEとの契約を更新するつもりがなかった──。その理由を教えていただけますか。

「それは単純に、全く試合が組まれなかったからですね。2018年に3試合したあと、2019年と2020年はそれぞれ年1試合のペースで――それだと厳しいと思いました」

――さらにコロナ禍もあって試合が組まれることは厳しかったでしょう。

「自分としては最低でも年4試合はやりたかったです。それで試合が組まれなかったので、やり甲斐を感じられなくなっていきましたね……」

――年4試合ですか! MMAでその試合数は、多くはないですか。

「いえ、専業でMMAファイターをやっているのであれば、それぐらいは試合をしたいです。2017年には8試合やっていましたからね(笑)」

――ONE参戦当時でいえば、敗れたとはいえマラット・ガフロフやキム・ジェウンのような強豪を相手に、年4試合も戦える自信があったということですね。

「はい。フェザー級(ONEは70.3キロ以下)は減量がキツかったですけど……。それでも、いつでも試合ができるように普段から体重には気をつけていました。試合間隔が空かないほうが減量も楽なので、どんどん試合をしたかったです」

――そのようななかで、2018年にはONEで2連勝後に2連敗を喫しました。その戦績については、どのように感じていますか。

「最初に言ったとおり、ちょっとモチベーションの問題で――負けたのは、気持ちが落ち込んでいる時期でもありました。もちろんONEのトップにいる選手たちはレベルが高いですし、試合はしたかったです。ただ、体重的にONEのフェザー級で戦うのは難しかったと思います。最後のほうはウェルター級(ONEは83.9キロ以下)での試合を希望していたぐらいで」

――えっ、通常体重は何キロなのですか。

「90キロぐらいですね。ONEのフェザー級だと、そこから20キロ落とすことになります。わざわざ弱くなって試合に出ているような感じでした。1階級変わると、コンディションも大きく変わってきます」

――ONEを離れて、初めての試合がグラチャンになりました。

「日本に帰国してからは、もともと所属していたY&Kスポーツアカデミーと、いまは長岡弘樹選手の総合格闘技DOBUITAでも練習させてもらっているんです。ONEを離れて初めて声をかけてくれたのが、グラチャンの岩﨑(ヒロユキ)代表から声をかけていただいたんです。DOBUITAの長岡選手はグラチャンに出ているので、岩﨑代表も長岡さんから、僕の現状を聞いていたのかもしれません(笑)」

――ONEとの契約が終了した時点で、どこか出場したいプロモーションなど希望はあったのでしょうか。

「いえ、特に何も考えず、声がかかるのを待っていました。日本でやるなら、どうやってRIZINに出ようかなと考えていたぐらいで……。そんななかで、最初に声をかけてくださったのがグラチャンだったんです。ありがたくオファーを受けさせていただきました」

――もう他の海外プロモーションで戦うという選択肢はなかったのですね。

「はい。それと、以前からグラチャンの川中選手に興味がありました」

――現GRANDウェルター級王者の川中孝浩選手ですか。

「そうです。1年半ぐらい前に――まだONEとの契約下にある頃、群馬のINFIGHT JAPANで合宿をしていました。INFIGHT JAPANでは、DEEPに出ている大山釼呑助選手と一緒に練習させていただいていて。その大山選手から『山田君、強いね。そういえば練習したなかでは、川中孝浩選手も強かった。山田君と川中選手、どっちが強いかなぁ?』と言われたんです」

――その大山選手の一言から……。

「そう言われた時は、まだ川中選手と対戦したいとは思っていなかったです。でも、ずっと川中選手のことは頭の中にありました。それで今回グラチャンに参戦させていただくにあたり、川中選手の試合映像を全て見ました」

――いきなり全試合を見ましたか!

「すごく体の力が強い選手ですよね。試合映像を見るにつれ、対戦したい気持ちが強まりました。次の試合は別の相手ですけど、いま一番興味あるのは川中選手です」

<この項、続く>

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Brave Fight27 Grachan58 Grachan60 MMA MMAPLANET o ハシモト・ブランドン ミランダ亜廉 桜井隆多 瓜田幸造

【Grachan60】冬の大阪は無差別級T決勝=荒東✖ハシモトがメイン。ミランダ亜連は仕切り直しの初陣

【写真】大阪で始まり、大阪でトーナメント最終マッチを迎える荒東 (C)NOBU YASUMURA

23日(月)、2月26日(土)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGRACHAN60の対戦カードが発表された。

同月11日(土)に東京都江東区のTFTホール500で行われるGRACHAN58 X BRAVE FIGHT27から2週間後──。グラチャン大阪単独興行時代、冬の陣は無差別級トーナメント決勝戦=荒東”怪獣キラー”英貴✖ハシモト・ブランドンがメインに組まれた。


昨年12月の準決勝となった桜井隆多戦では、2R終盤の打撃戦のなかで放ったヒザ蹴りが急所を直撃。桜井が試合続行不可能となり、その時点までの裁定で判定勝ちを手にした荒東が、瓜田幸造を判定で破ったブランドン・ハシモトと地元でメインを張ることに。

ペルー系日本人のハシモトは、同トーナメントでプロデビューした新鋭で、瓜田戦では序盤の目視戦でカウンターの右でダウンを奪い、後半はジャブや前蹴りで突き放し接近戦でも打ち勝っている。JAWS West所属で初戦はマウントパンチでズールを破ったハシモトと、荒東の一戦は打撃戦から組み、寝技の攻防に発展するのか注意したい。

また同大会では昨年8月の大阪大会でプロデビューが決まっていたが、コロナ陽性で欠場となった注目ルーキー=ミランダ亜廉の仕切り直しの初陣、中嶋紳乃介戦も決まっている。

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