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BELLATOR Bellator291 MMA MMAPLANET o キック ヤーソラフ・アモソフ ローガン・ストーリー

【Bellator291】テイクダウン防御率100パーセント。アモソフがストーリーを完封し、サークルケージ最強誇示

<Bellator世界ウェルター級王座統一戦/5分5R>
ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ローガン・ストーリー(米国)

前に出るストーリーがワンツーからスリーを繰り出す。左に回るアモソフは、最初の足へのタッチに反応した直後に左ジャブを受ける。ワンツーを返したアモソフは、組まれそうになると右に回ってパンチを打っていく。アモソフは右ストレートを当て、焦ったように組もうとしたストーリーをいなして殴る。ウクライナ・チャントの館内、左を入れたアモソフは右ローをかわして、左インローを蹴る。

既に右目尻をカットしているストーリーは、5R制を考慮してか無暗に組むことはない。ただし、打撃戦では劣勢で左を被弾し、ショートの連打から右ハイを狙われる。これが頭部をかすめ、姿勢を乱したストーリーが急ぎ距離を取り直す。アモソフは勝負を急がず、ストーリーの動きを見てスイッチを織り交ぜながら、パンチを纏めるシーンも。初回はアモソフがリードした。

2R、ストーリーの左リードフックに逆にシングルを見せたアモソフ。すぐにリリースして打撃の間合いを取ると、右ローを決める。ローシングルを切ったアモソフは、立ち上がったところで左ミドル、左ロー、さらに左ミドルを蹴っていく。ストーリーは初回より圧を高め、左を当てていく。パンチをまとめたアモソフは、クリンチからの離れ際にパンチを入れ、ヒザをボディに突き刺す。アモソフはパンチを被弾しても直後にパンチを纏め、ダブルレッグもしっかりと切る。

ストーリーは組んでアッパー、離れたアモソフが右ローを蹴る。カーフを連続で蹴られ、構えを変えたストーリーはケージに追い込まれると左右のパンチからハイ、そして右ミドルを受ける。サウスポーのストーリー、右足は相当に効かされているか。この構えではテイクダウンが怖くないのか、蹴りを連続で見せたアモソフが自ら組んでケージ際へ。離れた直後に時間となった。

3R、サウスポーのままのストーリーは、右足を蹴られ右を被弾する。ここからシングルに出たストーリーだが、アモソフは頭を押し、反転して足を抜く。右インローを決めたアモソフが左ジャブをヒット、さらに右フックを打ち込む。アモソフは右ミドルをいれ、左ロー2発、そしてジャブとストーリーを攻める。左フックを被弾して動きが止まったストーリーに対し、アモソフはシングルレッグ。離れて右ハイを狙う。

アモソフは右ミドルを続け、左を入れると下がったストーリーに連打を纏めると、逆にダブルレッグでテイクダウンを決める。バックコントロールからパンチを入れるアモソフは、立ち上がると離れ際に左ハイを狙う。ストーリーも前に出るが、手数&精度で後れを取ったまま3Rも失った。

4R、開始直後にワンツーをヒットさせたアモソフが、仮を散らしてパンチに繋げる。右足を削られ、腹を蹴られるストーリーは右フックに組みつかれバックを許す。テイクダウン、直ぐに立ち上がったところで蹴り、そしてワンツーを決めるなどアモソフが一方的に攻める。左フックをかわされ組んでいったストーリーは、離れたアモソフにショートのワンツーフックを打たれる。

ついにシングルで足を捕らえたすとーりーだが、ここも簡単に足を抜かれるとパンチを纏められ、苦し紛れのテイクダウン狙いを切られる。一瞬のオーソに、すかさず右カーフを入れたアモソフ。崩れたストーリーは、グラウンドで殴られてながら立って間合いを取り直す。アモソフが右ミドル2発、そしてミドルハイを蹴り、ラッシュをかけることなくストーリーを追い込んでいく。バックエルボーから右ハイのアモソフ。ストーリーも完全に足を効かされ、顔面にパンチを被弾し続けても、勝負を諦めず前に出る姿勢を持ち続けている。

最終回、シングルレッグからバックを伺い、さらに足首を取りに行くストーリー。離れた直後にアモソフがハイキックを狙う。ダブルをしっかりと切り、一度もテイクダウンを許さないアモソフが右を当てる。前蹴りで突き放し、シングルを切ったアモソフが逆にシングルへ。ストーリーが足を抜いて離れると、ここもシングルにしっかり反応して右アッパーを突き上げる。ステップインから左を放ったストーリーは、シングルのフェイクからアッパーを狙う。

順序だった攻め手がなくなっても、ストーリーはひたすら前に出る。左前蹴りで大きくバランスを崩され、立ち上がったところでジャブ、パンチをまとめられてしまう。アモソフは最後まで危なげなく戦い、終了間際にストーリーの大振りの右にダブルレッグを決めて試合を締めた。

結果はフルマークの判定勝ち、完勝したアモソフはウクライナへの想いをケージの中で語った。


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BELLATOR Bellator291 MMA MMAPLANET o ジェレミー・ケネディ ペドロ・カルバーリョ

【Bellator291】テイクダウン&コントロール。ジェレミー・ケネディがカルバーリョを完封

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

サウスポーのカルバーリョが右ローから左ハイを見せる。ケネディが右オーバーハンド、近づくとアッパーを繰り出す。左ロー、左ミドルを入れたカルバーリョ、続く左ミドルをキャッチされテイクダウン狙いにギロチンをセットする。スラム気味に上を取ったケネディは頭を抜いて、右腕を引き寄せてカルバーリョの背中をマットにつけさせる。ケネディは枕でしっかりと抑え、ハーフでから右のパンチを連続で顔面に打っていく。

立ち上がることいができず、パンチを引き続き被弾するカルバーリョは、結果的に背中を譲ってスタンドへ。ケネディは胸を合わされてもダブルレッグからボディロックで、ケージにカルバーリョを押し込む続けると、アンクルピックで上を取り直した。ここからエルボーを2発落としたケネディが初回を取った。

2R、左インローのカルバーリョがオーソに構えを変えるが、ケネディにケージに押し込まれる。カルバーリョは懸命にウィザーで耐えるも、ボディロックテイクダウンを許す。即バックを取り、両足をフックしたケネディがRNCの機会を伺う。胸を合わせに行くカルバーリョがスクランブルに持ち込むが、ケネディのバックコントロールが続く。ここもボディロックから持ち上げ、スラムでケネディが上を取る。足を一本抜い抑えたケネディが、この回も取った。

最終回、右ローから左フックを当てたケネディに対し、前に出たカルバーリョが自らクリンチへ。ケージに押し込まれたケネディは、レベルチェンジのダブルでバックを譲るが、キムラロックからスイッチするようにバックを奪い返す。カルバーリョのキムラにも、前方にテイクダウンを決めたケネディが、ここも四の字フックに捕える。

完全にケネディの術中にハマったカルバーリョは、上半身を起こしてエスケープを測るもケネディが許さない。正座状態から立ち上がろうとするカルバーリョをネルソンの要領でコントロールしたケネディは、最後にマウントに移行しようとしたところでタイムアップを迎えた。

自らの戦いをやり切ったケネディは、静まり返ったダブリンのファンの前でウィナーコールを受けた。終わって見れば完勝、「僕は自分がいつも一番だと思っている。僕にとって最悪の日でも30-27で勝てた。僕にとって残されたのはタイトルショットだけだよ」とケネディは話した。


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BELLATOR Bellator291 MMA MMAPLANET o ピーター・クイリー ブライス・ローガン

【Bellator291】ゾンビの大合唱も届かず。ピーター・クイリーが母国でローガンのエルボーに敗れる

<ライト級/5分3R>
ブライス・ローガン(米国)
Def.2R2分32秒by TKO
ピーター・クイリー(アイルランド)

クイリーが序盤から圧を掛け、ワンツーを振るう。ケージを背負ってクイリーの踏み込みを回ってかわすローガンは左を被弾する。スイッチするローガンに右カーフを蹴ったクイリーだが、左ジャブから右カーフを受ける。クイリーは右カーフを入れるが、前進にカウンターを当てられるシーンも。それでも前に出るクイリーが左右のフック、右アッパーと圧を高める。ローガンは右カーフ、左右に回って間合いを外すことに徹する。

ローガンの単発のパンチを受けることも少なくないクイリーは、前足を蹴られ続ける。館内のファンはグランベリーズのゾンビの合唱でクイリーをサポートするが、クイリーにクリーンヒットは生まれなかった。

2Rもクイリーが前に出て、ローガンが回るという展開でカーフを蹴っていく。左ボディ、ワンツーのローガンが左フックを合わせる。前に出るがパンチのクリーンヒットはないクイリーは、そのステップインにダブルレッグを合わされテイクダウンを許す。すぐに立ち上がったクイリーはシングルを耐えてヒザを入れたところで左エルボーをアゴに受け、腰から崩れ落ちる。ローガンは右の鉄槌&パウンドの追撃でアップセットを起こした。


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【Bellator291】計量終了 アモソフとストーリーは笑顔。フェザー級注目はケネディ×カルバーリョとハサン

【写真】カルバーリョが、ケネディの連動MMAを遮断することはできるのか(C)BELLATOR

25日(土・現地時間)にアイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンで開催されるBellator291「Amosov vs Storley」の計量が24日(金・同)に行われた。

メインのBellator世界ウェルター級王座統一戦で戦うヤーソラフ・アモソフは 169.4ポンド、ローガン・ストーリーは169.4ポンドでパス。セレモニアル計量では肩を抱き合って記念撮影に臨み、しっかり握手をして健闘を称え合った。


ISAOの参戦で注目のフェザー級戦線。コメインで相対するペドロ・カルバーリョとジェレミー・ケネディは、ともにベルトを睨んだ一戦で──言葉を互いに発し合い、険悪とまではいかないが揃って含みのある表情をしていた。

この他、今大会ではフェザー級が5試合も組まれているが、多くが欧州勢のローカルマッチアップだ。そのなかで、やはりハサン・マゴメドシャリポフの試合は見逃せない。

キャリア7連勝、底を見せないまま兄ザビッド・マゴメドシャリポフは現役を退いた。ハサンにとっては良い迷惑だが、ファンや関係者が兄の幻影と幻想を彼に追い求めるのも致し方ない──そんなハファエル・ウジソン戦だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator291計量結果

<Bellator世界ウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヤーソラフ・アモソフ: 169.4ポンド(76.83キロ)
[暫定王者] ローガン・ストーリー: 169.4ポンド(76.83キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 145.4ポンド(65.95キロ)
ジェレミー・ケネディ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ピーター・クイリー: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブライス・ローガン: 155.8ポンド(70.66キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジェネイ・ハーディング: 145.1ポンド(65.81キロ)

<147.5ポンド契約/5分3R>
キアラン・クラーク: 146.4ポンド(66.4キロ)
レオナルド・サイニス: 148.8ポンド(67.49キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ムーア: 205.4ポンド(93.16キロ)
マチェイ・ロザンスキー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
チャーリー・ウォード: 185.2ポンド(84.0キロ)
マイケル・シップマン: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ゴカン・サリカム: 247.4ポンド(112.21キロ)
オレグ・ポポフ: 248.2ポンド(111.58キロ)

<ミドル級/5分3R>
ノーバート・ノヴェニーJr: 185.6ポンド(84.18キロ)
アンディ・マンゾロ: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ルカ・イオビン: 134.6ポンド(61.05キロ)

<フェザー級/5分3R>
リッチー・スマレン: 144.8ポンド(65.68キロ)
ピョートル・ニージエルスキー: 145.1ポンド(65.81キロ)

<フェザー級/5分3R>
デラー・ケリー: 145.2ポンド(65.86キロ)
ドーヴァル・ジョーダン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジョジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
リアム・マクラッケン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリナ・カリオニドゥ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ジェナ・ビショップ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケニー・モホノアナ: 145.6ポンド(66.04キロ)
クレイグ・マッキントッシュ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエレ・スカティッツィ: 164.2ポンド(74.47キロ)
ドミトリー・フリツェンコ: 164.2ポンド(74.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・ヒル: 170.2ポンド(77.2キロ)
ジョエル・クアジャ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハサン・マゴメドシャリポフ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ハファエル・ウジソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

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『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』前日計量動画


MAIN CARD (Showtime, 4 p.m. ET)

・Champ Yaroslav Amosov (169.4) vs. interim champ Logan Storley (169.4) – welterweight title unification fight
・Pedro Carvalho (145.4) vs. Jeremy Kennedy (146)
・Bryce Logan (155.8) vs. Peter Queally (155.4)
・Janay Harding (145.1) vs. Sinead Kavanagh (146)
・Ciaran Clarke (146.4) vs. Leonardo Sinis (148.8)* – 147.5-pound contract weight

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 11:30 a.m. ET)

・Karl Moore (205.4) vs. Maciej Rozanski (205.6)
・Mike Shipman (184.8) vs. Charlie Ward (185.2)
・Oleg Popov (248.2) vs. Gokhan Saricam (247.4)
・Andy Manzolo (185) vs. Norbert Novenyi Jr. (185.6)
・Luca Iovine (134.6) vs. Brian Moore (135.8)
・Piotr Niedzielski (145.1) vs. Richie Smullen (144.8)
・Darragh Kelly (145.2) vs. Dorval Jordan (145.2)
・Asael Adjoudj (145.8) vs. Liam McCracken (145.8)
・Jena Bishop (125.2) vs. Elina Kallionidou (124.8)
・Craig McIntosh (145.8) vs. Kenny Mokhonoana (145.6)
・Dmytrii Hrytsenko (164.2) vs. Daniele Scatizzi (164.2)
・Steven Hill (170) vs. Joel Kouadja (171)
・Rafael Hudson (145.2) vs. Khasan Magomedsharipov (145.6)

 『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』前日計量結果。キアラン・クラークと対戦するレオナルドス・シニスが148.8ポンドと1.3ポンドオーバー(フェザー級ではなく147.5ポンド契約でした)出場給の20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ヤロスラフ・アモソフ vs. ローガン・ストーリーはアモソフ支持9人、ストーリー支持2人。

・ペドロ・カルヴァーリョ vs. ジェレミー・ケネディはカルヴァーリョ支持1人、ケネディ支持10人。

・ピーター・クイーリー vs. ブライス・ローガンは11人全員クイーリー支持。

・シニード・カヴァナ vs. ジャネイ・ハーディングはカヴァナ支持10人、ハーディング支持1人。

・キアラン・クラーク vs. レオナルドス・シニスは11人全員クラーク支持。続きを読む・・・
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【Bellator291】アモソフ×ストーリー統一戦は正規王者のTD防御が鍵? 本人は「MMAはレスリングじゃない」

【写真】会見ではケージのなかよりも、ウクライナの状況に質問がほぼ集中していた (C)BELLATOR

25日(土・現地時間)、アイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンでBellator291「Amosov vs Storley」が開催される。

18試合のロングイベントのメインはBellator世界ウェルター級王座統一戦=正規王者ヤーソラフ・アモソフ×暫定王者ローガン・ストーリーだ。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ケージを離れ国を守るために戦う決断をしたアモソフが、1年8カ月振りにMMAとして実戦の舞台に戻って来る。


この間に暫定王者となったストーリーとは、2020年11月に戦っており、その時はアモソフがスプリット判定勝ちを収めている。この試合、とにかくアモソフがテイクダウンを切り続けた。ダブルレッグ、シングルレッグに素早くスプロールで反応し、足を抱えられたもウィザーと抜群のバランスキープ力で倒されない。

倒されるタイミングになると、そのままロールしスクランブルに持ち込む。絶対的にアモソフは背中をマットにつけることはなく戦い続けた。結果、2R中盤からストーリーの踏み込みは甘くなり、なによりレスリングを続ける体力も消耗、ついにはダースで切り返され、がぶってバックを許すようになった。

最終3Rになると、組みつく数も減ったストーリーだったが、アモソフがやや食い気味のスプロールで姿勢を乱すとバックを奪取。RNCで攻め込み、逆転の可能性もあった。

前回の試合を見ても、如何にストーリーのテイクダウンをアモソフが防ぐことができるのかが鍵となる。とはいえ、いくら受けの強さを見せ攻めに転じても1人のジャッジはストーリーにつけたようにアモソフが受け身と見られた一面もある。

ストーリーとしては、前回の試合で思うようにテイクダウンゲームに持ち込めなかった要因は、ケージに押し込む位置で組めなかったことだろう。つまり立ちでアモソフが圧を掛けて、ストーリーはケージ際に追い込むことができなかった。組みの圧力に負け、ケージを背負ってテイクダウン狙いを耐えようとした結果、倒され続けたMVPとアモソフとの違いは、この点にある

両者の2年3カ月振りの試合は5R制。ストーリーは立ちの展開で、前回よりも我慢強く打撃の交換ができるか。そして、自身でなくアモソフが疲れるレスリングを続けることができるのか。この点は非常に興味深い。

そんななか23日(木・同)に行われたメディアデーで、正規王者にはロシアのウクライナ侵攻に関する質問が集中していた。「ロシア兵が中央ウクライナから撤退した時、皆が僕にMMAに戻ってベルトを守って欲しいと言ってきてカムバックを決めた」、「ウクライナの現状が、モチベーションになっている」というアモソフ。会見終盤に『米国のレスリングとウクライナのレスリングは、どちらが強いか』という問いに対して、「MMAはレスリングじゃない。決して、全てのレスラーがMMAで成功しているわけじゃないように。僕もフリースタイルレスリングやっていた。ウクライナのレスリングと米国のレスリング云々については、なんともいえない」と苦笑いを浮かべていた。

■視聴方法(予定)
2月26日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator291対戦カード

<Bellator世界ウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[暫定王者] ローガン・ストーリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ピーター・クイリー(アイルランド)
ブライス・ローガン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナウ(アイルランド)
ジェネイ・ハーディング(ニュージーランド)

<フェザー級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
レオナルド・サイニス(ギリシャ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ムーア(英国)
マチェイ・ロザンスキー(ポーランド)

<ミドル級/5分3R>
チャーリー・ウォード(アイルランド)
マイケル・シップマン(英国)

<ヘビー級/5分3R>
ゴカン・サリカム(トルコ)
オレグ・ポポフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ノーバート・ノヴェニーJr(英国)
アンディ・マンゾロ(エストニア)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ルカ・イオビン(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
リッチー・スマレン(アイルランド)
ピョートル・ニージエルスキー(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
デラー・ケリー(アイルランド)
ドーヴァル・ジョーダン(フランス)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジョジュ(フランス)
リアム・マクラッケン(英国)

<女子フライ級/5分3R>
エリナ・カリオニドゥ(ギリシャ)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ケニー・モホノアナ(アイルランド)
クレイグ・マッキントッシュ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエレ・スカティッツィ(イタリア)
ドミトリー・フリツェンコ(ウクライナ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・ヒル(英国)
ジョエル・クアジャ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ハサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ラファエル・ウジソン(ブラジル)

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BELLATOR Bellator291 o UFC ジョニー・ウォーカー チャールズ・ジョンソン ハファエル・アウベス ブレンダン・アレン マイク・マロット

UFC on ESPN+78:オッズ/予想と展望

ニキータ・クリロフ 1.59
ライアン・スパン 2.45
アンドレ・ムニス 1.44
ブレンダン・アレン 2.90
アウグスト・サカイ 1.77
ドンテイル・メイエス 2.10
タティアナ・スアレス 1.13
モンタナ・デ・ラ・ロサ 6.50
マイク・マロット 1.47
ヨアン・レイネス 2.85
エリック・ゴンザレス 2.75
トレバー・ピーク 1.49
ジャスミン・ジャスダビシアス 2.10
ガブリエラ・フェルナンデス 1.77
ジョーダン・レビット 1.87
ビクター・マルティネス 1.95
オデー・オズボーン 2.35
チャールズ・ジョンソン 1.65
ジョー・ソレッキ 1.40
カール・ディートン 5.40
ハファエル・アウベス 2.55
ヌルーロ・アリエフ 1.56
ヘイリー・カワン 1.80
アイリーン・ペレス 2.05
ホゼ・ジョンソン 2.40
ギャレット・アームフィールド 1.61

現在予定されている最後のAPEX大会。来月の11日には、コロナ後初めてナンバーシリーズ以外・APEX以外でのラスベガス開催(バージンホテル・シアター大会)があり、その後のUFNも地方都市での客入れイベントが予定。4月22日以降の会場は未定なので、またAPEXに戻る可能性もある。

メインはライトヘビー級6位のクリロフと8位のスパンの対戦。クリロフはUFCデビューから10年での初メイン。デビュー当初は21歳・キャリア2年で15勝2敗・全試合1Rフィニッシュ決着という幻想のあるレコードで、5連勝を記録したこともあったが、2017年に契約で揉めてフリーエージェントとなり、ロシアのイベントで活躍していた時期がある。2年後のロシア大会で復帰したものの、ここまで4勝4敗。2連敗の後、落ち目のグスタフソンに1RKO勝ち、前回はタイトル挑戦経験のあるヴォルカン・オーズデミアのスタミナ切れに乗じて後半圧倒しての判定勝ちで2連勝中。ランキングを過去最高まで上げている。

相手のスパンはUFC7勝2敗。負けた相手はアンソニー・スミスとジョニー・ウォーカー。現在2連勝中で、前回は元王座挑戦者のドミニク・レイエスにKO勝ちしたが、レイエスは3連敗中とダメージの蓄積があり、スパンも体重オーバーしてしまっていた。ギロチンが得意なグラップラー

30歳のクリロフと31歳のスパン。両者とも今のところはタイトル挑戦までたどり着けるようには思えないが、勝った方が次また勝って連勝としたら、そろそろタイトルに届く位置になりそう。

スパン一本勝ち。

セミはUFC5連勝中で、ホナウド・ジャカレイを腕十字でタップアウトさせて引退に追い込んだムニスの試合が組まれている。ランキングは11位だが、もっと上で見たい選手。しかし今回はノーランカーで現在3連勝中のブレンダン・アレンの挑戦を受ける試合に。アレンも柔術黒帯のグラップラーで一本勝ちが多い。

メインカードには、女子フライ級戦でタティアナ・スアレスが3年8ヶ月ぶりの復帰戦を行う。レスリング世界選手権銅メダリストで、TUF23の女子ストロー級ウィナーとなりUFCデビュー。UFC本戦でも圧倒的なレスリング力を武器に4連勝でランキングも2位まで上げたが、膝の負傷により長期欠場していた。階級を上げての復帰となるが、ブランクにも関わらず今大会一番のフェイバリットとなっている。

第1試合は26日朝6時から。Bellator291・ダブリン大会のメインカードも6時開始となっている。Bellator視聴後に追っかけ速報します。

 

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2.25『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』の対戦カードを紹介





 2月25日にアイルランド・ダブリンで開催する『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』のメインカード5試合を紹介します。

 ヤロスラフ・アソモフ vs. ローガン・ストーリーのウェルター級王座統一戦が行われるとのこと。

 アソモフは2021年6月の『Bellator 260: Lima vs. Amosov』でダグラス・リマに判定勝ちして新チャンピオンになって以来1年8ヶ月ぶりの試合。ウクライナ人のアソモフはロシアのウクライナ侵攻による戦争に参加したことから昨年5月の『Bellator 281: MVP vs. Storley』でマイケル・ペイジとローガン・ストーリーの間で暫定王座決定戦が行われてストーリーが判定勝ちし暫定チャンピオンとなっており、この度統一戦が実現します。

 ピーター・クイーリー vs. ブライス・ローガンのライト級マッチが行われるとのこと。

 クイーリーは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でベンソン・ヘンダーソンに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在Bellatorライト級ランキング10位。ローガンは昨年6月の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でマンデル・ナロに1R KO負けして以来の試合で3連敗中。

 ペドロ・カルヴァーリョ vs. ジェレミー・ケネディのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 カルヴァーリョは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でマッズ・バーネルに判定勝ちして以来の試合。現在Bellatorフェザー級ランキング3位。ケネディは昨年10月の『Bellator 286: Pitbull vs. Borics』でアーロン・ピコに1R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在Bellatorフェザー級ランキング5位。

 シニード・カヴァナ vs. ジャネイ・ハーディングの女子フェザー級マッチが行われるとのこと。

 カヴァナは昨年2月の『Bellator 275: Mousasi vs. Vanderford』でリー・マーコートに判定勝ちして以来の試合。現在Bellator女子フェザー級ランキング3位。ハーディングは昨年4月の『Bellator 279: Cyborg vs. Blencowe 2』でダイアナ・シウバに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在Bellator女子フェザー級ランキング7位。

Keir Harvie(Sherdog)

 キアラン・クラーク vs. キア・ハーヴィーのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 クラークは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でハファエル・ハドソンに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合でMMA戦績6勝0敗。プロデビューがBellatorなのでBellator戦績も同様です。ハーヴィーは現在24歳でスコットランド出身。MMA戦績5勝2敗1引き分けで今回がBellatorデビュー戦。

 なお、アイルランド大会ということで開始時刻は日本時間2月26日午前1時30分、メインカードは午前6時開始予定です。続きを読む・・・
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【Bellator291】ウクライナ義勇からケージに帰還。ウェルター級王者アモソフがストーリーと統一戦

【写真】もちろんアモソフのコンディションは気になるところだが、これから3カ月の準備期間で万全に仕上げて欲しい(C)BIBIANO FERNANDES

22日(火・現地時間)、Bellatorが来年2023年2月25日(土・同)にアイルランドはダブリンの3アリーナで開催するBellator291で世界ウェルター級王者統一戦を行うと発表した。

つまり正規王者ヤーソラフ・アモソフが昨年6月以来、実に1年8カ月振りとなる戦列復帰で暫定王者ローガン・ストーリーと対戦することとなった。


生涯プロMMAキャリア26勝0敗、カビブ・ヌルマゴメドフの持つワールドレコードに3勝に迫っていたウクライナ人チャンピオンは、本来は今年の5月にロンドンでマイケル・ペイジの挑戦を受け、初防衛戦を戦う予定だった。しかし、ロシアのウクライナ侵攻によりアモソフは母国を守る決断をした彼はケージから離れていた。その5月のロンドン大会で彼の代役としてマイケル・ペイジと暫定王座決定戦を戦い、ベルトを巻いたのがストーリーだ。

NCAA D1オールアメリカン4度の強烈無比なテイクダウン&コントロールでベラトールウェルター級暫定ナンバーワンとなったストーリーは2020年11月にアモソフと対戦し、スプリット判定負けを喫している。とはいえアモソフが2-1という裁定にもつれ込んだのは、その後のKSW世界ウェルター級王者でONEと契約したロベルト・ソルディッチ以来、2人目だ。

ウェルラウンダー、打撃という局面だけなら暫定王者の上を行く正規王者だが、5R戦でストーリーのレスリングを凌ぎ切れるか。アモソフの持つ柔道流のテイクダウンが試合の鍵を握るやもしれない。

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