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Scott Coker Weighs In On Gegard Mousasi, Raufeon Stots, Russia Card | UFC 264 | MMA Fighting

#Bellator President Scott Coker spoke to the media after #Bellator264 and weighed in middleweight champ Gegard Mousasi, Raufeon Stots and more.

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BELLATOR Bellator264 MMA ゲガール・ムサシ ジョン・ソルター

【Bellator264】ソルターにTDされても逆転のKO勝ち、ゲガール・ムサシが世界ミドル級王座を防衛

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
ゲガール・ムサシ(オランダ)
Def.3R2分07秒 by TKO
ジョン・ソルター(米国)

サウスポーのソルターに対し、距離を詰めていくムサシ。ケージを背負ってサークリングするソルターはローと右で牽制する。ムサシが右から左ストレートを伸ばす。ケージ中央に戻るソルターを、またもケージ際に追い込んだムサシだが、ソルターのダブルを受けて尻もちを着かされてしまう。

相手の両足をたたみ、ケージに押し込んでいくソルター。ムサシは背中をケージにつけて体勢をキープする。ムサシは右腕で相手の首を抱え、立ち上がろうとするが、ソルターはそれを許さない。反転するムサシのバックを奪ったソルターは、ムサシが体を起こしてもサイドバックを保つ。そして右足を中に入れ、バックマウントを狙う。

ここでムサシは立ち上がったが、バックをキープするソルター。ムサシは正対するが、ソルターはシングルないしはダブルに切り替え、ムサシをケージに押し込む。右腕を差し込むムサシは、右ヒザをソルターのボディに突き刺すが、ソルターを離すことができずに1Rを終えた。

2R、ムサシがプレッシャーをかけて左を打ち込むが、右は空振り。しかしソルターをケージに追い込み、右のショートを当てる。パンチを放ちながら前に出るムサシに対して、ソルターは下がる。ムサシの右ハイをブロックしたソルターは、左ローを繰り出して距離を取る。ムサシは左ジャブを突きながら前に出て、さらに左ストレートをヒットさせる。

右フックを振るいながら、ムサシの左側に回るソルター。ムサシの打ち終わりを狙って、相手の左足にシングルを仕掛けた。ムサシはケージ際でスプロールするも、ソルターが下から足を救い上げてムサシに尻もちを着かせ、そのままケージに押し込む。ムサシは立ち上がり、しつこくダブルで食らいつくソルターをスプロールして、トップへ。

ムサシはケージ際でソルターにパンチを連打。そのままハーフガードのソルターにパンチと鉄槌を落とし続け、ラウンド終了のゴングを聞いた。

3R、プレッシャーをかけるムサシに対し、ソルターはケージを背負ってサークリング。ムサシは左ジャブを伸ばす。ソルターのテイクダウンをカットしたムサシがパンチで追い立てると、ソルターはバランスを崩してしまう。ムサシの右ストレートをかわしたソルターがシングルを仕掛けるも、ムサシはスプロールしてトップに回る。

ケージ際でソルターを抑え込み、ムサシが左右のパンチを連打。ソルターの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。

ムサシは昨年10月にドゥグラス・リマを下して獲得した世界ミドル級王座の初防衛に成功した。
試合後は現在10連勝中のオースティン・ヴァンダーフォードがケージイン、次期挑戦者はヴァンダーフォードになりそうだ。


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BELLATOR Bellator264 MMA キック マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ

【Bellator264】クリーン・スプロール&リバーサル。ラフェオン・スタッツがマゴメドフとのTD戦を制す

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
マゴメド・マゴメドフ(ダゲスタン共和国)

サウスポーのスタッツに対し、右ローから右スピニングバックフィストを放ったマゴメドフ。スタッツも左ハイを繰り出す。スタッツの左ローをキャッチしたマゴメドフだが、倒すことはできず。距離ができると右ミドルを打っていく。スタッツは右ジャブで距離を測るが、マゴメドフは左ジャブからテイクダウンへ。スタッツはスプロールしてスタンドを保つ。

スタッツの左ローがヒット。マゴメドフは右バックキックをスタッツのボディに当てる。スタッツの左ストレートで後ろにのけ反ったマゴメドフ、スタッツは打撃でプレッシャーをかけていく。マゴメドフはスタッツの左ストレートをブロック。右ストレートからテイクダウンをうかがう。

スタッツの左ミドルに対してシングルを仕掛けたマゴメドフは、そのままスタッツをケージに押し込む。スタッツの左足を抱え上げるマゴメドフだが、グラウンドに持ち込むことはできない。しかしスタッツは足を抜いて離れ、マゴメドフから左フックでダウンを奪う。

マゴメドフが立ち上がるとケージ中央へ。なんと最後にスタッツがテイクダウンを決めて、ファーストラウンドを終えた。

2R、右ジャブを伸ばすスタッツ。マゴメドフは右ミドルから距離を詰めて右ストレートを放つ。パンチからテイクダウンを狙うマゴメドフだが、スタッツはすぐに離れた。再び距離を詰めて、スタッツの左足へシングルを仕掛けたマゴメドフだが、スタッツも倒れず離れ際に右ショートを当てる。立ち上がり、再びスタッツをケージに押し込むマゴメドフは、ボディロックからテイクダウンを奪った。

尻もちを着かされたスタッツだが、ヒップスローからトップへ。立ち上がるマゴメドフをケージに押し込む。脇を差し込んで離れたマゴメドフに、ケージ中央で左ハイを見せるスタッツ。スタッツの右ジャブがクリーンヒットし、マゴメドフはなかなか組み付くことができない。マゴメドフのシングル、ダブルを、スタッツがスプロールし続ける。

スタンドに戻り、右ジャブを当てるスタッツ。マドメドフも右ストレートを返す。残り30秒で、スタッツの左ハイがマゴメドフの顔面をかすめる。ゴング直前、スタッツはダブルを仕掛けて優勢に見せた。

最終R、マゴメドフの左ローが当たるも、スタッツは右を伸ばして距離を守る。ここでマゴメドフが下がると、左ストレートで追う。マゴメドフの二段蹴りをブロックしたスタッツは、さらにマゴメドフのダブルをスプロールし、バックに回ってRNCへ。足はマゴメドフの体に回り切っていないが、右腕は相手の首に食い込んでいる。マゴメドフが回ろうとする方向へ足を掛けて動きを封じる。

ここで切り返したマゴメドフが上へ。スタッツはハーフで守る。マゴメドフは上半身を起こしたスタッツの首を抱え、リバーサルを許さない。スタッツの動きに合わせて、バックマウントに移行したマゴメドフ。スタッツが反転しようとすると、マゴメドフはスタッツの右腕を取って腕十字へ。しかしマゴメドフが腕を伸ばそうとしたところで、試合終了のゴングが鳴った。

判定はジャッジ2人がフルマークをつけるユナニマスでスタッツの勝利となった。


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BELLATOR Bellator264 MMA UFC YouTube キック ゲガール・ムサシ ジョン・ソルター マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ

【Bellator264】バンタム級最恐ドミネイター=マゴメドフ撃破の鍵は、スタッツのスナップダウンと左ハイ

【写真】フェイスオフで、既に良い空気もなっている両者 (C)BELLATOR

13日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナで開催されるBellator264「Mousasi vs Salter」。

メインでBellator世界ミドル級選手権試合=王者ゲガール・ムサシ✖挑戦者ジョン・ソルターが組まれている今大会だが、日本のファンにとっては古豪の域に入ってきたムサシの防衛戦と同様に、堀口恭司がタイトル奪回を宣言しているバンタム級のトップ・プロスペクト対決、マゴメド・マゴメドフ✖ラフェオン・スタッツも見逃せないファイトだ。


前UFC世界バンタム級王者ピョートル・ヤンと1勝1敗、彼に喫した敗北がキャリアを通して唯一の黒星というマゴメドフは、バンタム級タイトルチャレンジャー第一候補だ。

18勝1敗、ダブルレッグ、シングルレッグ、ハイクロッチ、ケージレスリング、スクランブル、バックテイク、トップコントロールが圧倒的に強い最恐ドミネイターといえる。マゴメドフのドミネイトの先には圧倒的な判定勝ちだけでなく、バックからチョークやスクランブルでも強烈無比なギロチンというフィニッシュを待ち構えている。

対するスタッツもキャリア16勝1敗、D-2オールアメリカンレスラーはマゴメドフと同様にレスリングを主武器としているが、より打撃を多用しスピニングバックフィストでKO勝ちもしている。

とはいえマゴメドフはストライカーは気にしない。拳が届かない距離から、鋭い踏み込みでシングルやダブルに入り、組めばもう自分の庭で戦えるからだ。そんなマゴメドフにとって嫌なタイプは、テイクダウンを切れるレスラー。加えて、そこに打撃が備わっていれば、思ったように削ることができなくなる。

そう、スタッツのようなファイターとのレスリング勝負で優勢でなければ、マゴメドフのケージコントロールファイトは計算が成り立たない。

打撃でいうオーソの構えから、左手前のレスリングのサウスポーで鋭いシングルやダブルレッグに入るマゴメドフに対し、スタッツは完全な喧嘩四つの相手となる。

右手前の打撃的にはサウスポーのスタッツは、レスリングではオーソになる。そして、この試合の鍵を握っているのはスタッツの受けの強さだ。

前述したように簡単に倒されたり、バックを許すとそこはマゴメドフのフィールドで、スタッツが倒れなければ計算が狂う。そしてスタッツは、過去の試合を見る限り受けが強いというよりも、スナップダウンが巧みだ。

つまり相手の勢いをいなして、姿勢を乱すことに長けているということになる。そしてマゴメドフが最も警戒しないといけないのが、スナップダウンをバランス崩した時のスタッツの左ハイだ。マゴメドフも蹴りを使うが、ミドルもスピニングバックキックも遠いレンジで放たれる。

対してスタッツの左の蹴り、特にハイはミドルよりも近距離で有効だ。

いなされ、見えない角度からスタッツの左ハイが入ればマゴメドフといえども立っていることはできなくなるだろう。いずにせよ、この攻撃もスタッツがマゴメドフに組み負けないという大前提があってのもの。スタッツとすれば、ルーファスポートの同門セルジオ・ペティスがチャンピオンということを考えても、微妙な立場にいるが──ただの太刀持ちでは終わりたくないのは当然だ。

次のワールドGPはバンタム級で行われるということも伝わってくるBellatorだけに、堀口の存在も含めこの試合の勝者が即タイトル挑戦となるかは不明だが──陣容が固まってきた135ポンドの戦い模様に大きな影響を与える試合であることは間違いない。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator264計量結果

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] ジョン・ソルター: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・コレシュコフ: 170.75ポンド(77.45キロ)
サバウ・ホアシ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135.75ポンド(61.57キロ)
ラフェオン・スタッツ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン: 264 ポンド(119.74キロ)
エヴェレット・ガミングス: 257ポンド(116.57キロ)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー: 185ポンド(83.91キロ)
カジムラット・バスタエフ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン: 145.75ポンド(66.11キロ)
ホベルタ・サマージ: 146ポンド(66.22キロ)

<142ポンド契約/5分3R>
ジェフリー・グロスナー: 142ポンド(64.41キロ
セバスチャン・ルイ: 141.75ポンド(64.29キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
オーランド・メンドーザ: 194ポンド(87.99キロ)
ジョン・マクニール: 195ポンド(88.45キロ)

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BELLATOR Bellator264 MMA YouTube   ゲガール・ムサシ ジョン・ソルター ダニー・サバテーロ ラファエル・ロバトJr

【Bellator264】計量終了 ゲガール・ムサシ、キャリア57戦目へ「ただ良いフィニッシュがしたい」

【写真】ムサシが勝てば、48勝目になる防衛戦!!(C)BELLATOR

13日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator264「Mousasi vs Salter」の計量が、12日(木・同)に同所で行われた。

ファイトウィークになりダニー・サバテーロ✖ジョニー・キャンベルなど2試合がコロナ感染でキャンセルされた今大会だが、計量でジャスティン・モンタルヴォと対戦予定だったが、ケンドリー・セントルイスがライト級リミットから6.5ポンド・オーバーの171.5ポンドで試合が不成立に。

モンタルヴォは155.75ポンドで計量をパスしており、ファイトマネーを受け取り試合がなくなった形だ。


ファイトウィークに入り3試合を失い8試合のコンパクトのイベントとなった今大会のメインは、Bellator世界ミドル級選手権試合=王者ゲガール・ムサシ✖挑戦者ジョン・ソルターだ。

ムサシは昨年10月に当時のウェルター級王者ドゥグラス・リマと、自らが敗れたラファエル・ロバトJrが返上した同王座決定戦を行い、判定ながら完勝してベルトを巻きなおしている。対してソルターは、ムサシと同様に最後に敗れた相手がロバトJrで、以降は3連勝で初の王座挑戦を実現させた。

「タイトル挑戦まで時間はかかった。でも、良いタイミングだ。自分の人生にとって必要なモノが揃う。数カ月後に娘が生まれることも、モチベーションになっている。人生の青写真として完璧で、ベルトを獲る時がやってきた。

勝利の鍵はミスをしないこと。5R、ハードに動く準備をしてきた。それがベルトを手にするために全うすることだ」と挑戦者はインタビューで答えた。

一方、王者ムサシも「前回の試合は判定勝ちだった。フィニッシュされるか、フィニッシュするか。そんなことは関係ない気持ちで、今回は全身全霊をかけて戦い、良い試合をすることを約束する。全てを捧げた試合をする。

僕はまだ終わっていない。今が最高の状態だ。もちろんファイトマネーもモチベーションになっているけど、印象に残る良いフィニッシュをしたいんだ」と、キャリア57戦目に向けて意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator264計量結果

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] ジョン・ソルター: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・コレシュコフ: 170.75ポンド(77.45キロ)
サバウ・ホアシ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ: 135.75ポンド(61.57キロ)
ラフェオン・スタッツ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン: 264 ポンド(119.74キロ)
エヴェレット・ガミングス: 257ポンド(116.57キロ)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー: 185ポンド(83.91キロ)
カジムラット・バスタエフ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン: 145.75ポンド(66.11キロ)
ホベルタ・サマージ: 146ポンド(66.22キロ)

<142ポンド契約/5分3R>
ジェフリー・グロスナー: 142ポンド(64.41キロ
セバスチャン・ルイ: 141.75ポンド(64.29キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
オーランド・メンドーザ: 194ポンド(87.99キロ)
ジョン・マクニール: 195ポンド(88.45キロ)

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BELLATOR Bellator264 MIKE MMA UFC YouTube   キック ダニー・サバテーロ ベラトール ペドロ・ムニョス ボクシング

【Bellator264】残念、コロナ陽性で欠場。敢えて掲載、堀口恭司の盟友サバテーロは何を語っていたか

【写真】言葉は悪い。しかし、その言葉の端々でファイトIQの高さが滲み出ていたダニー・サバテーロ。残念な欠場だ(C)BELLATOR

13日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator264「Mousasi vs Salter」が開催される。

LAからコロナ禍における聖地に戻るベラトールのメインは、世界ミドル級王者ゲガール・ムサシの防衛戦だ。そして要注目のマゴメド・マゴメドフ✖ラフィオン・スタッツというバンタム級戦が組まれている。

そのBellatorバンタム級戦線に加わったダニー・サバテーロが、コロナウィルスのチェックで陽性が発覚し、ジョニー・キャンベル戦が流れた。

Titan FCバンタム級王者でコンテンダーシリーズでも勝利しているサバテーロだが、UFCからのコールはなかった。その鬱憤を晴らすかのようにベラトール初戦でUFCで勝ち越していたブレット・ジョンズを完封したサバテーロ。

ATTで堀口恭司のスパーリングパートナーでもあるドミネイターは、ベラトールバンタム級戦線について、どのように語っていたか。

試合は無くなってしまったが、この強豪の言葉を敢えて紹介したい。きっと真のMMAファンなら、そのトラッシュトークに隠れた彼の潜在能力に気付くに違いないはずだから。


──堀口恭司選手から、ダニーはテイクダウン対策で最高のスパーリングパートナーだと伺っています。

「WOW!! キョージがそんな風に言ってくれているなんて最高だね。俺にとってもキョージはストライカー対策をするうえで最高の練習仲間さ」

──堀口選手、そして岡田遼選手からもダニーのことを訊いていて、Titan FCの王座奪取とコンテンダーシリーズの勝利、そしてTitan FCバンタム級の王座防衛と試合をチェックさせてもらってきました。が、これだけ結果の残してきたのにUFCからオファーはありませんでした。そしてダニーはBellatorと契約し、初戦でUFCで勝ち越しているブレット・ジョンズを下しましたね。

「UFCで5勝3敗だったブレット・ジョンズのようなファイターにしっかりと勝てた意味は大きい。彼がUFCで残している実績を俺のキャリアにキャリーオーバーできた。Bellatorのファイターが、UFCファイターより優れていることを示した試合は少ないけど、俺もそこに加わることができたよ。

ブレット・ジョンズがUFCで負けた相手はペドロ・ムニョスとアルジャメイン・ステーリングの2人だ。それ以外の相手には勝ってきたから、俺はそれ以上の力があることを示せたと思う。Bellatorのバンタム級も相当な面子が揃っているけど、あの1勝で俺もタイトル戦線に割って入ることができると思ったよ」

──この現状でUFCベテランに勝てたことに、とても満足しているのではないですか。

「UFCは時々バカげたことをするんだ。ただ、俺にとってはUFCファイターに勝とうが、Bellatorファイターに勝とうが余り関係ない」

──鬱憤を晴らせたと思っているかと想像していました。

「俺はハッピーな野郎だから、誰に勝っても満足できるんだよ(笑)。もちろんBellatorというビッグプロモーションで、彼のようなファイターに勝てたことは大きいよ。Bellatorでずっと戦っていきたいと思っている」

──ダニーのテイクダウンからコントロール、そしてグライディングするファイトがUFCは気に入らなかったと考えることはなかったですか。なんせ、今も米国ではケージレスリングやグラウンドの局面でファンがブーイングを送ります。

「MMAは幸運にも何をやっても構わないスポーツだ。キックボクシング、ムエタイ、ボクシング、レスリング、柔術、柔道、全てだ。MMAはボクシングじゃない。俺は全ての試合で打撃を使っているし、レスリングをして、柔術をして、グラウンドでも殴っている。

俺たちは一つの限られた局面で優れていてもしょうがない。ボクシングがしたくて、レスリングがしたくない相手にはレスリングを仕掛ける。それがMMAの良さで、俺は常にドミネイトすることができたんだ。その結果として、相手をサブミットしてきた。

ブレット・ジョンズも、フィニッシュするつもりで戦った。ヤツは経験豊かで防御力には長けていた。ただサブミッションで勝とうが、KOだろうが、気にしていない。俺は全局面で戦えるから、試合をコントルールし支配することが重要なんだ。

それでも今回の試合は2Rで終わらせる。ジョニー・キャンベルは俺のレベルにない。弱点をついてビッグウィンを挙げる。全く問題ない相手だ」

──なぜ2Rなのですか? 初回ではなくて。

「1Rで勝つっていうヤツは口だけだ。最初の5分は、俺を殴ってこようとする相手を見極める時間だ。MMAは体を使ったチェスゲームだから、スマートに戦わないとね。ジョニーは俺をKOするしか勝ち目はない。だからパンチを振りまわしてくる。そんな奴が元気な間に、何も勝負を決めに行く必要はないだろう。2Rになったら、全てを使ってヤツを追い込んで倒すよ」

──ダニーはダブルレッグやシングルからバックに回るのが非常に巧いです。テイクダウンだけでなく、バック奪取もスマートに戦う証なのでしょうか。

「だから言っているじゃないか、俺は全ての局面で強いんだって。テイクダウンしてグラウンドへ行くのも、バックに回るのも相手がソレを俺に許している結果なんだ。MMAで大切なのは距離のコントロール、タイミング、そしてコンディショニングだよ。

バンタム級という階級で10勝1敗の結果を残せているのは、そこで上手くいっているからだ。しっかりと自分の距離とタイミングで戦い、相手の攻撃を見極めることができてテイクダウンに持ち込むことが可能になる。

それにはレベルチェンジがまた鍵を握って来るんだ。そこがMMAの醍醐味だ。それを創るのが距離とタイミング、そしてコンディショニングだ。この3つの要素の大切さを理解しているのが、ダイハード・ファンだよ」

──もちろん今回の試合に集中しないといけないですが、この階級にはマゴメド・マゴメドフというドミネイターが存在します。そのマゴメドフが、またレスリングに優れたラフィオン・スタッツと同じ大会で戦います。

「その試合は楽しみだよ。マゴメドフは優れたグラップラーだ。でもアイツのグラップルなんて、俺から言わせれば全くなっていない。俺との試合は最高のマッチアップになるだろう。俺が如何に優れているかを証明できて、アイツにベラトール初黒星をつけることができるからな。

それにMMAファイターとして、アイツは打撃ができない。俺はスクランブルして、立ち技でも削ることができる。アイツはランキングで俺の上にいるから、今回の試合で完全に力の差を見せつけて、次はマゴメドフを狙うよ」

──ところで堀口選手もバンタム級タイトルの返り咲きを狙っています。

「タフな話だ。俺たちはグッドフレンズだし、フロリダで初めて戦った試合でキョージは俺のコーナーに就いてくれた。俺たちは毎日一緒に練習して、強さを追求してきた。でも、俺は誰とでも戦う。俺の人生のゴールは世界のベストファイターになることだ。そのためにはチームメイトとも戦うだけだ。

そりゃあ、本音を言えばチームメイトとは戦いたくない。いつも協力しあっているんだから……でも自分の夢を実現させるには、俺はマイ・グランマとだって戦う。それが俺の人生なんだよ」

──OMG!! 堀口選手も世界タイトル以外ではチームメイトとは戦いたくないと言っていました。

「その通りだ。世界一を目指す。その想いは皆同じだろうからね。その時はチームメイトでも、親友でも戦わなければ夢は実現できない。バンタム級タイトルが掛かるなら、俺はキョージと戦うよ。

どっちにしても、セルジオ・ペティスも大したファイターじゃない。俺にとってはアイツとの試合はベリー・ベリー・イージーだ。アイツは打撃もグラップリングも荒い。だから長い間ベルトを持っていることは無理だ。

とにかく俺はジョニー・キャンベルをぶっ飛ばして、次のステップを持つことにする。俺はブレット・ジョンズに勝った時、3人戦いたい相手を挙げたけど誰も応じなかった。とにかく、次の金曜日にしっかりと勝って、またその時に言いたいことを言わせてもらうつもりだ。アイツらは俺のよりランクは上だけど、ただのフェイク野郎だからな。

これはファイトビジネスだ。俺と戦いたくないなら、道を譲れ。出ていけ。逃げて、偉そうなことを言っているんじゃない。俺は誰からも逃げないからな」

──刺激的な言葉の数々をありがとうございました。実は以前、マイク・ブラウンが日本のMMA関係者にも凄くダニーのことをプッシュしていて。堀口選手や岡田選手もダニーのことを良いヤツだと断言しています。

「俺はベリー・ナイスガイだよ(笑)。いつも謙虚でいるように心掛けている。でも、ケージのなかは違う。俺の目の前にいるヤツは敵なんだ。

戦って、倒す。そのために意識を変える必要がある。そんなヤツと家族や友人を同列に並べることはできない。それだけだよ」

──では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「次の金曜日、日本のファンのためにもジョニー・キャンベルをファッ〇ン・チョークアウトするよ。楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator264対戦カード

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ゲガール・ムサシ(オランダ)
[挑戦者] ジョン・ソルター(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・コレシュコフ(ロシア)
サバウ・ホアシ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
ラフェオン・スタッツ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダヴィオン・フランクリン(米国)
エヴェレット・ガミングス(米国)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー(米国)
カジムラット・バスタエフ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン(米国)
ホベルタ・サマージ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)
ケンドリー・セントルイス(米国)

<142ポンド契約/5分3R>
ジェフリー・グロスナー(米国)
セバスチャン・ルイ(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
オーランド・メンドーザ(米国)
ジョン・マクニール(米国)

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