【写真】UFCからBellatorに標準を定め直したサバテーロ。元UFCのジョンズに相手にテイクダウン&バック奪取以外の組み立ては? (C)TITAN FC
21日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator259「Cyborg vs Smith 2」が開催される。
(C)BELLATOR
既報の通り、6月11日のBellator260より限定で会場での観戦が可能になるベラトールで、一応は無観客に終止符を打つ今大会のメインは世界女子フライ級選手権試合=王者クリス・サイボーグ
レスリー・スミス戦がメインに組まれている。
(C)BELLATOR
この他メインカードではダリオン・コールドウェル
レアンドロ・イーゴのバンタム級戦、ファビアン・エドワーズ
オースティン・ヴァンダーフォードのバンタム級戦、そしてウェルター級のジャリール・ウィルス
マイコン・メンドーサという粒ぞろいの試合が揃っている。
コールドウェルはフェザー級ワールドGP敗退を受けてバンタム級に戻し、いきなりレアンドロ・イーゴとトップ戦線生き残りを賭けて戦うこととなった。
エドワーズもキャリア初黒星からの再起戦となる。
UFCファイター=レオン・エドワーズの実弟は初めて米本土のベラトール出場となり、昨年はケージグラップリングのSUGを主戦場にしていた──MMAでは10勝無敗のヴァンダーフォードとのマッチアップが用意された。
(C)LFA
ウィルスのベラトール2戦目は、LFAウェルター級王者マイコン・メンドーサと相対する。
メンドーサは、そのウィリスが返上したLFA王座を獲得してベラトールにステップアップを果たしており、サークルケージでLFAチャンピオンの宴が見られることとなった。
最近は充実振りが目立つプレリミでは、コアファンにとっては粒揃いのメインカード以上に注目のカードが見られる。それがブレット・ジョンズダニー・サバテーロのバンタム級マッチだ。
(C)Zuffa/UFC
UFCでの鮮烈なカーフスライサーでの勝利が今も記憶に新しいジョンズは、そのオクタゴンでのキャリアを5勝2敗と3試合も勝ち越しながら終え、サークルケージに新天地を求めた。
対するサバテーロもUFCを目指し、Titan FCバンタム級王者となり昨年のコンテンダーシリーズでも勝利している実力者だ。10勝1敗と高い勝率を誇りながら、テイクダウン&スクランブルでバックを制してRNCという鉄板の勝利の方程式を持つ。
しかし、コンテンダーシリーズとそれに続くTitan FC王座防衛戦で防御一辺倒の対戦相手を仕留めきれず、UFCからのコールもなかった。結果、目指すところをベラトールへ代えての元UFCファイターとの一戦は、プレリミには勿体ない一戦といえる。
(C)BELLATOR
この他、ベラトール・イスラエル大会でキャリアを積んできたダビデの新星アビブ・ゴザリは、キャリア5戦(※5勝)の全てをベラトールで経験してきた親子鷹MMAグラップラーだ。
米国大会2度目の出場でゴザリが戦うショーン・フェルトンも8試合(※5勝2敗1分)のプロMMAキャリで、KOTCしか経験していない。いわばイスラエルではエリートだったゴザリが、米国の叩き上げと対する一戦ということになる。
(C)BELLATOR
また元USテコンドー代表チームで、モデルでもあった美形テコンドーファイター=ヴァレリー・ロレーダもデビュー以来の連勝を4に伸ばすべき出場となる。
まだ打撃も力が入り、組みへの反応も未知数のロレーダだけに、ハンナ・ガイを相手にMMA選手としてどれだけ成長しているのか査定マッチという見方もできる。
(C)ACA
そんな見所の多いプレリミだが、オープニングマッチでロシアのWFCAからACA、Fight Nightで戦い19勝3敗のレコードを持つアレクサンデル・シャブリーはとてつもない破壊力を持つストライカーだ。
スイッチヒッター、右クロスや右アッパーで一瞬にして失神に追い込むシャブリーは、パンチの圧を嫌がって組んで来る相手に見事なタイミングで左ヒザを打ち抜く。このヒザがカウンターだけでなく、ケージに詰まった相手やパンチの応酬のなかでは至近距離でもアゴを突き刺す。
(C)BELLATOR
とはいえアルフィー・デイヴィスもボクシングに加え、空手的な上段回し蹴り、カカト落としという腹から上の打撃戦では十分に対応できる。
自らのキックジムを持つデイヴィスだが、シャブリーが怖いのは腕十字、三角絞めという下からの仕掛け、バックチョークにスクランブルでのギロチンというサブミッションの使い手という点だ。
外から内というヒールの連係も実戦でも見せており、ヒールフックでの一本勝ちが2つある。19勝のうち17試合でフィニッシュしているシャブリーは、ライト級戦線で台風の目になる可能性すらある。そんな破壊力溢れるウェルラウンダーだが、繰り返すと打撃ではデイヴィスにも勝機がある──第1試合だ。
■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前6時30分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel
■Bellator259対戦カード
<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者]レスリー・スミス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
ファビアン・エドワーズ(英国)
<ウェルター級/5分3R>
ジェリール・ウィリス(米国)
マイコン・メンドーサ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ(米国)
ベン・パリッシュ(米国)
<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
ネイト・アンドリュース()
<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
タイリー・フォーチュン(米国)
<ライト級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
クリスティーナ・キャッツキーズ(米国)
<ライト級/5分3R>
アビブ・ゴザリ(イスラエル)
ショーン・フェルトン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ(米国)
ハンナ・ガイ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン(米国)
タイラー・キング(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(米国)
ジェネイ・ハーディング(米国)
<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
ダニー・サバテーロ(米国)
<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)
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