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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ブログ 若松佑弥

【Fighters’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる若松佑弥の声 on 2017年10月8日

Yuya-Wakamatsu【写真】Fighter’s Diaryの中では父としての不安の声も聞かれた若松、2年半前はこんなに若かった!! (C)ABEMA & MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.01というドキュメンタリームービーが12日(日)より、アップされている。

第1回でクローズアップされた格闘家は平田樹、若松佑弥、中村K太郎&杉山しずか夫妻、
堀口恭司、青木真也の6名だ。

Fighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)午後7時より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送される。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第2回は2017年10月8日公開、同日に取材が行われた──翔兵戦前日の若松佑弥のあの日の声をお届けしよう。


<リードを含めた完全版はコチラから>

──計量を終えて、コンディションの方は?

「今はバッチリですね」

──計量直後にも関わらず肌艶が良く、減量は上手くいったようですね。

「前からずっと節制していたので、体重もすんなり落とせました。以前は普段からの節制していなかったですけど、ここ何試合かは試合がない時期も節制しています」

──タテキ・マツダ選手の負傷欠場による参戦となりましたが調整はスムーズに出来ましたか。

「ずっと試合があるかないかという状況で『いつ試合が決まっても良いよ!』と思っていたので、話が来た時には『すぐ行けるぞ』という感じでした」

──翔兵選手はバンタム級から階級を落とし、フライ級に参戦している選手です

Wakamatsu vs Shohei「体重も同じだし、同じ1人の人間なので『どの局面でも負けない』という自信があります。前回の試合からは結構スパンが空いたので、その期間も常に試合に出られるように準備していました。今回の試合も全然問題ないです」

──この間、試合を戦ううえで以前と比較して成長しているだろうと思える点はどこでしょうか。

「しっかり落ち着いて冷静に1個ずつ丁寧にやっていこうと思っている点ですね。前は『殴ってやろう』という気持ちが前面に出ていたんですけど、試合の中では何があるか分からないですし。そういう時に焦ってしまうと相手のペースに飲まれてしまうので、常に冷静さを保って練習していくことを心掛けてきました」

──冷静さを心がけるようになったキッカケを教えてください。

「トレーナーのニック(永末貴之)さんのサーキットトレーニングは種目がいっぱいあって、マスクをつけながら決められた回数、種目をこなします。結構キツいんですけど、焦ってしまうと益々出来なくなってしまうので、キツい時でもしっかりと冷静に対処しないとダメだなと思いました。

そのトレーニング以外にスパーリングとか寝技や打撃もしっかりやっています。ボクシングは今回の試合から三迫ボクシングジムという東武練馬にある結構有名な名門のジムに行っています。三迫ジムの人と一緒にトレーニングをする事があるので、その繋がりで行くようになりました。

寝技だとロータス世田谷でライト級くらいの自分より重い階級の選手と、HEARTSでは修斗に出ている猿田(洋祐)さんとかと練習しています」

──敢えて重い階級の選手とも練習をしているのですね。

「ロータスでの練習は週1回なので、体の大きい人にもしっかり積極的にぶつかっていくという練習も取り入れています。同じ階級やレベルの人と練習をして技を磨いたりしています」

──その練習での変化は感じますか。

「前回より打撃もパワーアップしていると思います。打撃でバチーン!と倒したいですけど、寝技で極めたりとかそういうところも『俺はこういうことも出来るんだぞ』というのをチャンスがあったら見せたいですね。

自分が1番だと思っているので明日は1番レベルの高い試合を見せたいし、前回より全局面で進化しているので更にパワーアップ強くなっているところを見て欲しいです」

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ブログ 平田樹

【Fighters’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる平田樹の声 on 2018年12月29日

Itsuki-Hirata1 (1)【写真】たった1年4カ月前とは思えない、幼さが残る2018年12月29日の平田樹(C)ABEMA & MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.01というドキュメンタリームービーが12日(日)より、アップされている。

第1回でクローズアップされた格闘家は平田樹、若松佑弥、中村K太郎&杉山しずか夫妻、堀口恭司、青木真也の6名だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)午後7時より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送される。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第1回は2018年12月31日公開、同29日に取材が行われた平井樹のあの日の声をお届けしよう。


──格闘代理戦争3rdシーズン決勝が終了しました。今の気持ちをまず教えてください。

「やっと本格的に格闘家になれました。それが今の気持ちです(笑)」

──昨年の今頃、平田選手は何をされていたのでしょうか。

「去年の今頃は卒業前で、家でグゥタラしていましたね。柔道は夏で引退し、卒業してから格闘技を始めようと思っていたので家でゴロゴロして(笑)。年末とお正月は普通の高校生として過ごしていました」

──柔道を続ける気持ちはなかったですか。

「なかったです。気持ちが強すぎて、柔道だけでは収まり切らなかったです。やっぱりMMAをやってみたかったです」

──いつ頃からそのように思うようになっていたのでしょうか。

「高校に入ってからですね。家族が皆好きだったので。RIZINや柔術の試合を皆で見に行ったり、兄がサンボの試合に出たので応援にも行っていました」

──ではレジェンド、桜井マッハ速人さんのこともご存じだったのですか。

「お父さんが凄く知っていたみたいです(笑)」

──実際にMMAを始めたのは高校を卒業してから?

「ハイ。春日柔道クラブの先輩がK-clannに通っていて。家も近かったので入門したんです」

──そんな折に格闘代理戦争が女子で始まる話が浮上したと。

「k-Clannも横田(一則)さんが代表でやってくれて、凄く環境が良くて。全ての出会いが、番組と結び付けてくれたような感じです」

──格闘代理戦争がなければ、どのような道を歩もうと思っていたのですか。

「どうだったんでしょうね。ONEが目標にもなっていかったですし、地道にコツコツとアマチュアの試合に出て、プロの大会から目をつけてもらう……普通はそうだと思います。半年でこんな風になるとは想像もできなかったです」

──そもそもMMAファイターになろうと思った時、目標はどこに設定していたのでしょうか。

「日本の女子格闘家のトップです。海外はオファーがあったら良いなぁぐらいで」

──ロンダ・ラウジーみたいになりたいとは?

「そこまでは考えていなかったです(笑)」

──石浦トライアウトで選ばれなかった時、あれは多くの視聴者も意外だと思っていたはずですが、どのような気持ちに?

「選ばれると信じていました。まさか、落ちるとは思っていなかったので『マジか!!』って……『甘くないなぁ』と」

──甘くないというか、圧倒していましたしね。

「『なんでだろう?』という気持ちは大きかったです。でも、すぐに次の試合に向けて頑張ろうと切り替えました。で、すぐにJEWELSのアマチュアの試合にも出ました」

──9月16日のアマJEWELSに「いつき」という名前で出場し、アームロックで一本勝ちしています。

「トライアウトに選ばれなかった次の週に出たんです(笑)。落ちたから、出ました。そして勝ったら、また流れが変わって来て。番組を視てくれている人からも『いないとダメな存在でしょう』とか言って貰えて。そんな時にマッハさんの推薦で、番組に戻れることができたんです」

──平田選手の復活を知った時、他のメンバーと見比べてMIO選手のパンチを被弾した時にどうなるのか。それ以外の相手とは差があるのではないかと思っていました。そして準決勝のMIO戦では自らパンチを当てて、RNCで失神に追い込みMMAというフィールドで地力の違いが出たかと。

「ありがとうございます。自分のなかでは1回戦のパク・ポヒョン選手が一番手強かったです。試合も2Rまでいきましたし、打撃も寝技もできる選手で自分を出すことができなかったです。

キックも貰ったし、パンチも貰って。あの試合は厳しかったです。気を付けろと言われていたのに、首を抱えて投げてバックを取られそうになりましたし」

──確かにそのような場面もありましたが、袈裟固めが片方でなく移動して両方で抑えてトップキープ。勘の良さなのか、とにかく良い動きでした。

「あそこの動きも練習の成果です。横田さんに習った柔道の経験をいかした動きでした」

──マッハさんではなかったと。

「あの時はまだ……(笑)」

──今日の勝利でONEとの契約も勝ち取りました。

「う~ん、まだ実力的は全くです。番組とはルールも違いますし、対戦相手のフィジカルの強さも違います。日本の選手は細いけど、外国の選手は体も凄いです。もうバキバキのムキムキなんで。ONEに出ることを考えると、そこでも負けないようにしないといけないです。だから、これからやることがまだまだあって……やらないといけないことが増えたと思っています。

フィジカルだけでなく、打撃、寝技、技術と全部です。もうプロという風に受け止めらていると思うので、ONEの選手と同じようにできないといけないです」

──格闘代理戦争に出演することで、知名度は普通のプロ選手と比較ならないほどあります。そして、舞台慣れもしているように思います。ただし、プロとして戦っていくのはこれからです。そのなかで、平田選手が優勝を決めた後に「ここからスタート」と言っていたことが印象に残りました。

「本当にここがスタートです。やっとスタートラインに立てただけなので……浮かれるつもりはないです。ただ番組を見て応援してもらえることは、凄く力になりました。そこはプレッシャーやストレスになるのではなくて、パワーをもらっています。あれだけ応援をしてもらえると、やるしかないです。

同時に認知度が上がると色々と言って来る人も増えるということにもなりますが、そういうことを気にするよりも、もっともっと強くなりたいというのが一番です。

ここから『どんだけしんどいんだろう』って思いますが、それが一番の楽しみです。泣きながらやるんだろうなって(笑)」

──ではMMAファイターとして、広がっただろう夢を教えてください。

「チャンピオンになりたいです。そのためにコツコツと地道に練習し、1試合戦う度に『変わったな』と言ってもらえるよう強くなりたいです」

──いつ頃、ONEのサークルケージで戦いたいと考えていますか。

「う~ん……3月31日の日本大会は早いですけど……やってみたい気持ちもあります。やっぱり負けたくないので、死ぬほど練習するだろうし。出たい気持ちもあるし、まだ早いかなとも思います」

──では話題を変えて、優勝賞金300万円を何に使いたいと思っていますか。

「それ、たくさん聞かれます(笑)。自分、海外で練習したいです」

──えぇ、ディズニーランドではないのですか(※第1回UFCの優勝賞金の使い道を聞かれたホイス・グレイシーが『ガールフレンドとディズニーランドに行きたい』と答えた)(笑)。

「……。海外で練習したいですッ!!! 言葉も通じない場所で、凄く厳しい練習をやってみたいんです」

<掲載当時の状況がより分かる──リードを含めた──完全版はコチラから>