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【Level-G】泉武志撃破から、新居すぐる戦へ。森戸新士「一番警戒しないといけないのは、アームロック」

【写真】11月23日には韓国で賞金1000万ウオンが掛かった柔術のトーナメントに出場するという森戸。Breakthrough Combat01のMVP70万円は奥方がソファを購入できると喜んでくれたそうだ (C)MMAPLANET

明日10日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるLevel-G。CROSS x OVER Cage04内で実施されるサブオンリー大会のメインで、森戸新士が新居すぐると対戦する。
Text by Manabu Takashima

森戸は10月30日にはBreakthrough Combat旗揚げ戦で、自らの保持するProgress暫定ウェルター級王座の防衛戦を泉武志相手に行い、2分28秒に三角絞めを極めている。Level-GはBreakthrough Combatと同様にケージ使用のグラップリング大会だが、ポイント制ではない。そんなルールの違う戦いに連続参戦する森戸に、その心得を訊いた。


──Breakthrough Combat旗揚げ戦で、泉武志選手に三角絞めで一本勝ち。正直、三角絞めでの一本は驚かないのですが、そこまでに2Pを献上しても下になることを選んだ。そこに柔術家の自負を感じました。躊躇することはなかったですか。

「躊躇はなかったです。下からでも、しっかりと組めたら絶対に極める自信はあったので。なら序盤から、汗もかいていないうちに狙っていこうと思いました」

──下になった森戸選手に対して、泉選手が付き合うことがないと思っていました。そして、付き合うことはなかったです。

「そうですね。あの展開は予想していたのですが、5分3R──15分間も逃げ続けることはないので。相手が組んでくることもあるし、自分もポイントは関係なく、もう1回立ち上がって再度2Pを献上しても引き込むとか色々と手段は考えていました。あのまま続いていると、もう一度立ち上がって引き込んでいたと思います」

──立ち上がって1Pを挽回し、ここから2Pを失って3Pのビハインドになっても?

「そういう風なポイントゲームよりも、早い段階で仕留める。一本を狙うために、組み立てていました」

──ケージがあると、バッツスクートでも圧力をかけることができるということでしょうか。

「ハイ。ケージがあると、相手が逃げるのにも限界があります……。僕自身、柔術での場外際での微妙な部分で勝敗がつくのが一番モヤモヤするというか──。それも含んでの競技なのですが、ケージはそういうのがないから良いですね」

──ADCCアジア・オセアニア予選では、延々と場外の板の間で戦わされたこともありました(笑)。

「そうですね(笑)。いつ、ブレイクが掛かるのかと思っていました」

──MMAファイターとの壁レスの練習は、今も続けられているのですか。

「摩嶋(一整)さんやMMAファイターと練習をすると、スパーリングのなかで普通に壁の攻防はあります。ただ、バッツスクートで壁に追い込むという練習をすることはないです」

──座って圧を掛ける。その後のサブミッションがあるからですが、改めて凄いことだと思います。

「Progressを戦ってきたなかで距離感も分かってきていましたし、河名(マスト)選手との試合で同じような展開になったこともあったので。ああいう風になるとどう戦うのかっていうのは、頭のなかにありました。

足を抱えさえすれば、どんな展開も創ることができるので焦ることなく戦えましたね」

──10月14日のROMANでは道着でスラム&足関節有り、10月30日はケージでノーギ&ポイント有り、11月10日はケージ&ノーギでサブオンリー。この短期間でルールが違う戦いが続くと、どのような準備をしているのでしょうか。

「今回はたまたま色々と話を頂いて、集中して試合をしたのですが、基本的にはチャンスを頂くと試合を受けるようにしています。なのでルールセットは違っても、これまでやってきたことを出せるように色々と想定してやっています。

そのなかでProgressに出てきたことは大きいですね。柔術だけでなく、グラップリングもずっとやってきているので。なので、ずっと準備をしてきたことになりますし、それを試合で出す。他のルールでもやってきたことが、Progressにも生きます」

──MMAファイターと戦うのと、グラップラーと戦うのでは気持ち的に違う面はありますか。

「う~ん、戦う上で気持ち的にはそれほど変わりないです。どの試合も心境はそれほど変わらないので。ただケージであったり、プロの舞台というのは普段とは違う心境にはなります」

──とはいえ、MMAファイターとの戦いは絶対の自信を持っているのではないでしょうか。

「MMAファイターは一旦組めば、戦いやすいです。サブミッションに対するディフェンス力だったり、技術でのディフェンス力は柔術家の方が詰めてやっているよう感じます」

──半面、難しい部分はありますか。

「寝技に付き合ってくれない選手と戦って、フィニッシュまで持って行くのは簡単ではないです。そこが課題だったのですが、克服できたという感覚はあります。組みたくない相手にも、極める力をつけることはできています。

ただMMAファイターと一括りにはできないですね。摩嶋さんとか普段から練習していて、めちゃくちゃやり難いので(笑)」

──では練習仲間でなく、摩嶋選手のようなMMAファイターが出てくることを期待したいです(笑)。

「そうですね。摩嶋さんはきっとProgress最強だと思うので(笑)」

──ところで暫定のベルトを守りましたが、正規王座についてはどのように考えていますか。

「それはもうチャンスがあれば、戦いたいです(笑)」

──ジョセフ・チェンが再び日本にやってくるのか、ですね。そして次はLevel-Gで新居すぐる選手との注目マッチが控えています。

「柔術とグラップリングとやってきて、MMAの選手と戦うという貴重な機会が続いていますね。しっかりと勝って、柔術・グラップリングの強さを見せたいと思います」

──新居選手は独特な極め力があるかと思います。

「得意技、一発の強さがあるので緊張感がありますね。でも、そこに気を付けながら普通にやれば勝てるかなと」

──普通に柔術をやっていれば、シザースチョーク&アームロックは掛からない?

「今まで極められたことはないので(苦笑)。ただ実際に食らってみないと何ともいえないです。ポジション力とかで勝てると思うので、そういう危うい展開にならないで勝てるようにしたいと思います」

──サブオンリーですが、引き込むと付き合ってもらえない可能性はあります。対して、組んで倒せば絶対に寝技の展開になる。その辺りはどのように考えていますか。

「試合展開次第というのはありますが、触ってみて決めようと思います。やっぱり一番警戒しないといけないのは、アームロックで。スタンドの攻防になるなら、スタンドで背中を見せて創ってきたりしてくると思います。

でも、そこも分かっていれば大丈夫です。7月に摩嶋さんと戦っているので、その時に一緒に対策を考えました。今回は自分が対戦する縁を貰えたので、しっかり圧勝したいです(笑)」

──なるほどです。10分1Rという試合タイムは、同じケージでもグラップラー寄りかと。

「ハイ。やはりラウンド制だと、残り時間が少ないと防御に徹することができて、仕切り直しがあります。でも10分だとポジショニングがブツ切れになることがないので、僕としては戦いやすいです」

──押忍。Level-Gは初出場ですが、高橋サブミッション雄己選手が、競技者としてだけなくグラップリングを盛り上げるために活動している大会です。

「高橋サブミッション選手は、以前タッグを組んで戦ったこともある仲なので(※2020年8月、Battle Hazard07で岩本健汰&山中健也と対戦。結果はドロー)。あの時に初めて会って、いきなりタッグを組んで試合をしたんです(笑)。Quintetでも同じ大会に出たりしてきて、サブミッショ選手がやるLevel-Gはずっと見てきましたし、出場できることは素直に嬉しいです。

高橋さんはセルフプロデュース力もあるし、業界を変えようという想いが伝わってきます。陰ながら応援してきましたし、彼の大会のメインに出場するので盛り上げることができるように結果を残して、内容のある試合をしたいです」

■Level-G視聴方法(予定)
10月10日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE(KROSSxOVER Cage04内)

■ Level-G対戦カード

<ウェルター級/10分1R>
新居すぐる(日本)
森戸新士(日本)

<ライト級/10分1R>
内田タケル(日本)
安楽龍馬(日本)

<バンタム級/7分1R>
渋谷カズキ(日本)
佐藤光(日本)

<ウェルター級/7分1R>
室谷勇汰(日本)
ラルフ・マルコリーニ(日本)

<バンタム級/7分1R>
橋本敦貴(日本)
漆田直輝(日本)

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【RIZIN LANDMARK10】16カ月振りに来日。ヴガール・ケラモフに訊く、鈴木千裕戦の敗北と摩嶋一整戦

【写真】再来日の喜び──以上に、自信が伝わってきた (C)MMAPLANET

17日(日)、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10にヴガール・ケラモフが出場し、摩嶋一整とメインで対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年7月に圧倒的な力を見せて朝倉未来をRNCで破りRIZINフェザー級王座を獲得も、11月に母国での初防衛戦で鈴木千裕にボトムからの打撃で敗れたケラモフ。同大会でチームメイトらと暴行行為があったと調査が入り、国外に出ることがならなかった。その疑念も晴れ無罪放免──1年4カ月ぶりの来日が実現するケラモフに、改めて鈴木戦の敗北、そして摩嶋戦への意気込みを尋ねた。


■鈴木千裕戦の敗北「過去に一度も経験したことがない一瞬の出来事で、全てが台無しになった」

──約3週間後、ようやく再び日本の土を踏むことができますね(※取材は10月25日に行われた)。来日を控え、今の調子はいかがですか。

「アゼルバイジャン国内で試合をしている選手たちとの練習だけでなく、ダゲスタンでもトレーニングをしてきた。これから体重を落としに掛かるけど、良い試合をするために万全を期している」

──鈴木千裕選手との試合前後にあった問題で国外に出ることが不可能となり、あの敗北について話を伺う機会がありませんでした。もしよければ、あの敗戦について話を聞かせてもらえないでしょうか。

「あの試合は……本当に体の仕上がりも最高で、これ以上ないほどの状態で戦うことができていた。それが……過去に一度も経験したことがない一瞬の出来事で、全てが台無しになった。あれは自分のミスだ。人為的ミスってやつだよ」

──ミスといえばミスですが、下からのパンチを効かされるとは誰も予想できなかったと思います。

「下からのパンチなんて、子供が殴ってくるようなものだよ。何も効果はない。パンチでKOされたわけじゃない。その前のカカトが見えていなかったからだ。瞬きをして、カカトが見えていなかった。そして勝負は終わった。

母国のファンの前で、敗北を喫したことはこれ以上ないぐらい残念でならなかった。絶対にベルトを守るつもりで戦っていたから。ただし、それも神が自分に与えた試練だろう。タイトルを取った時に戦ったミクル・アサクラは、チヒロ・スズキの2倍は強いファイターだった。それなのにミスをしてチヒロ・スズキに負けた。あのミスから多くのことを学んだ」

──トップを取った時に勝利を確信し、鈴木選手のグラウンドワークを過小評価した部分はありましたか。

「自信過剰だったと言いたいのかい? 正しい指摘だ。スズキの寝技は全く気にしていなかった。あのまま、深く考えなくてもフィニッシュできると思っていた。スズキは下にいたくなくて、そこから逃れるためにあの蹴りを出したに過ぎないのに……そこが一番、勉強になった。油断をしないこと。

しっかりとフィニッシュするために段取りを守って、アドバンテージを失うことなく戦術的に戦う。そう学ぶことができた。だから、あんなミスは2度としない。もう、起こりえない。ああいうことがないように、集中して戦う。より戦術的に戦えるようにトレーニングを積んできた。

リベンジの機会を得ることができれば、勝つのは自分だ。実際、あの試合の時でさえ自分の方が強かった。でも、ミスをしたことでスズキの日になってしまったんだ」

■摩嶋一整戦「ケージは自分にアドバンテージをもたらす」

──再戦の機会を得るためにも、次の摩嶋選手との試合は非常に重要になってきます。そして摩嶋選手は組みが強いファイターです。

「彼の過去の試合はチェックしている。レスリングが好きな選手だ。でも、レスリングなら自分もできる。レスリングもそうだし、打撃も寝技もほとんどの局面で、彼の技量を上回っている」

──アゼルバイジャン大会もケージが使用されていましが、ヴガールが右を当てて、そのままシングルレッグでテイクダウンを奪ったので金網を使った攻防はなかったです。摩嶋選手は壁レス、ケージレスリングが強い選手ですが、その辺りはどのように考えていますか。

「それこそ、ダゲスタンでの練習ではケージでの戦いを想定してきた。ケージで戦うことは、全く問題じゃない。逆にリングよりも、戦いやすい。ケージ使用はマジマでなく、自分にアドバンテージをもたらすに違いない」

──本邦初公開となるヴガールのケージレスリングを楽しみにしています。

「ケージレスリングだけでなく、全てを楽しみにしてほしい。最高に仕上げて、ベストバージョンのヴガール・ケラモフの姿を日本のファンには見て欲しい」

──押忍。承知しました(笑)。では最後にヴガールの再来日を待ち焦がれていた日本のファンの一言お願いします。

「日本のファン、文化、国自体を愛している。日本に戻れることが嬉しくてしょうがない。絶対に良い試合をすることを約束するよ」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK10対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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AB MMA o ONE RIZIN UFC アルジャン・ブラー カン・ジウォン

ONE169:第4試合・マーカス・アルメイダ vs. アミール・アリアックバリ

ヘビー級。

柔術世界王者のブシェシャことアルメイダはONEでMMAデビューし4連勝していたが、昨年8月のオマール・ケイン戦で初黒星し、これが再起戦。ケイン戦では打撃で押され、1R終了時には両者スタミナ切れ。テイクダウンして上になっても逃げられてしまい判定負けした。寝技は強いが、打撃には穴がある。34歳。

イランのアリアックバリはグレコで世界選手権優勝。2016年からRIZINに参戦し、無差別級トーナメントでは決勝でミルコにKO負け。その後2連続1RKO勝ちしたものの、RIZINからは契約更新されないままFA。一度UFCと契約したが、試合をしないまま契約破棄となった。21年からONEに参戦。初戦でカン・ジウォンにまさかの逆転KO負けを喫すると、2戦目もアナトリー・マリキンにKO負け。しかしそこからは4連勝中。前戦は相手のアルジャン・ブラーが消極的で、イエローカード3枚で失格になるというONEで初めての事象での勝利。36歳。

両者見合い。警戒している。アリアックバリがジャブで牽制。アルメイダはタックルのフェイントを見せる。アリアックバリが飛び込むタイミングでアルメイダタックル。テイクダウン!アリアックバリ寝かされないようにこらえている。立ち際にバックを狙うアルメイダ。アリアックバリ小手に巻いて小手投げで凌ぐ。しかしドッグファイトで上を取ったアルメイダ。ハーフから足をまたいでほぼマウントへ。アリアックバリが返そうとした瞬間にバックに回った。チョーク!タップアウト!

レスラーのアリアックバリ相手にどうやってグラウンドに持ち込むかが勝負だったが、見事なタックルでテイクダウン。その後も立たせずにフィニッシュした。

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【LFA196】11秒KO初陣=ドミニカ人ウレーニャがメイン。UAEWで藤田と戦ったヤクボフも、出場!!

【写真】ウレーニャの左胸のハングルは、テコンドー。つまりはテコンドーベースということか(C)LFA

8日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナファイナンシャル・シアターでLFA196「Tanner vs Urena」が開催される。8月に松嶋こよみ&上久保周哉とサイン(※1月大会参戦を念頭に、現在もビザ取得過程にある)したようにLFAはフィーダーショーでありながら、常にグローバル化を目指している。
Text by Manabu Takashima

今大会もメインカード7試合だけで、6カ国のファイターが戦う。ブラジル大会も実施しており、MMA王国からの出場はレギュラーといっても過言でない。そんななか今大会にもニカラグアやドミニカという中央アメリカ、カリブ諸国=ラテンアメリカ系だけでなくキルギス、ウズベキスタンのような中央アジアからも2選手が戦う。


メインでケイシー・タナーと戦うミカイアス・ウレーニャは、ドミニカ=カリビアン・ファイターだ。キャリア9勝2敗のウレーニャはTitan FCやCombateという他のフィーダーショーでキャリアを積み、今回がLFA2戦目となる。LFA初陣では強烈な右フックで僅か11秒でKO勝ちを決めているウレーニャは、そのLFAからUFCに巣立ったワルド・コルテスアコスタに続く2人目のドミニカ人LFA王者を目指し、そして2人目のドミニカ人ヘッドライナーとなる。

対するタナーの戦績は7勝1敗。唯一の敗北が去年のコンテンダーシリーズで、現UFCファイターで16勝0敗のジアン・マツモトに喫したものだ。

父が松濤館空手の指導者で、ヘンリー・セフードと練習を積むご当地ファイターは瞬足バックテイクからのRNCという武器を持つ。

メインカードで2試合が組まれたフライ級マッチはフラービオ・ジ・ケイロス×フィルカドベク・ヤクボフに注目したい。

前者はBRAVE CFでアザット・マスクンにこそKO負けをしているが、シーズンフォーマット時代のBellatorでバンタム級Tを制しているザック・マコウスキーを2分強でKOしている。後者はUAEWにおける藤田大和との戦いで日本のファンも名前を聞いたことがあるだろう。藤田にはギロチンで敗れたのの、その後はカラテ・コンバットを含め4連勝中。中東を経験したブラジル人とウズベキスタン人の戦いも見逃せない。

■視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午後12時00分~UFC FIGHT PASS

■ メイン対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
ミカイアス・ウレーニャ(ドミニカ)

<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
エジニウソン・サントス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フラービオ・ジ・ケイロス(ブラジル)
フィルカドベク・ヤクボフ(ウズベキスタン)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
デヴォン・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
ライアン・パーカー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ゲイブリエル・ブラウン(米国)

<148.8ポンド契約/5分3R>
レオナルド・モラレス(ニカラグア)
イリョル・バフティヤル・ウルル(キルギス)

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【ONE169】三階級制覇、無敗&判定勝ち無し=マレキンに挑む、セネガル相撲出身ログログ

【写真】インスペクターも含め、怪獣総進撃のようだ(C)ONE

明日9 日(土・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE169が開催される。日本から三浦彩佳が出場する同大会。ONEムエタイ世界フライ級王座の防衛戦を行う予定だったロッタン・シットムアンノンが制限時間内に計量をパスできず、王座剥奪。キャッチ戦となった変則世界戦は、ジェイコブ・スミスが勝利した場合のみ王者に認定されることとなった。
Text by Manabu Takashima

トリプルクラウンがダブルクラウンとなったイベントのメインはONE世界ヘビー級選手権試合=王者アナトリ―・マリキン×挑戦者ウマウ・ケニ・ログログの一戦だ。ミドル&ライトヘビー&ヘビー級の三冠王者にとって、ヘビー級王座の初防衛戦となる。


マレキンはこれで2022年2月の暫定ヘビー級王座決定戦から、同年12月のライトヘビー級王座挑戦。昨年6月のヘビー級王座統一戦。そして今年3月のミドル級王座挑戦を経ての王座防衛戦で、5試合連続の世界戦となる。

ONE独自の階級により、北米階級ではヘビー級に相当する選手がライトヘビー級で戦える背景もある3階級制覇とはいえ、腰に巻き、両肩に掛けるベルトの数よりもマレキンの偉業はその圧巻の試合内容といえるだろう。

4試合の世界戦はおろか、ONEで戦った6試合の全てがフィニッシュ勝利。キャリア全般においても、敗北も判定勝ちも一度としてない。

対するログログはMMA二戦目からONEで戦い、通算戦績は5勝1敗。前回の試合ではムエタイ初陣をKO勝ちで飾っている。ONE特有のマルチウェイトカテゴリー、マルチスタイルが融合したMMAヘビー級のベルトに挑むこととなったログログのベースは、ルッ・セネガル=セネガル相撲だ。

セネガル相撲といえば、先月14日に第1回大会が実施されたROMANにゲイ・ババカールが出場し、僅か18秒で水口清吾をパウンドアウトしている。

ナチュラルにパンチを出せ、被弾しても怯まないレスラー。それがセネガル相撲勢といえる。殴ることが許されたレスリングだけに、MMAでいえばダーティーボクシングがクリーンファイトとなり彼らのDNAに組み込まれている。過去の試合からいえば序盤のテイクダウン能力の高さは、マレキンも警戒が必要だろう。とはいえ距離を取ったキックボクシングをされると、距離の詰め方とスタミナ配分には課題も残る。

グラップリングといえば攻めより、防御力の方が高いか。マーカス・アルメイダ・ブシェシャに極めさせなかったのは、ともに疲労困憊でグダグダのファイトであったとはいえ特筆すべきことだろう。

MMAファイターとしての完成度の高さでは、チャンピオン。そしてフィニッシュ力もマレキンだが、序盤の瞬発力ではログログも負けていない。加えて、そこから試合が長引くと……マレキンも持久戦には未知数な部分が残っている。とはいえログログのスタイルからも、試合がチャンピオンシップラウンドまで続く可能性は低い。

同時に短時間のファイトではマレキン有利だが、ログログも序盤にだからこそ発揮でいる一発を有しているかもしれない──そんな王者有利なヘビー級の頂点争いといえるだろう。

■ONE169 視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE169 対戦カード

<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] アナトリ―・マリキン(ロシア)
[挑戦者] ウマウ・ケニ(セネガル)

<ONEムエタイ世界フライ級変則選手権試合135.5ポンド契約/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジェイコブ・スミス(英国)

<ONEキックボクシング女子世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者] ジャッキー・ブンタン(米国)
[挑戦者] アニッサ・メクセン(フランス)

<フライ級((※61.2キロ)/5分3R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
ダニー・キンガド(フィリピン)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)
タギール・カリロフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<キック・ストロー級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ジャン・ペイメン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
アミール・アリアックバリ(イラン)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
エディ・アバソロ(米国)
モハメド・ユネス・ラバー(アルジェリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
マカレナ・アラゴン(アルゼンチン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア)
ヴァウテル・ゴンサウベス(ブラジル)

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45 AB Column MMA o ONE UFC UFC Fight Night   アマンダ・ヌネス キック ボクシング

ジャーメイン・デ・ランダミーがMMA引退を表明

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 ジャーメイン・デ・ランダミーがインスタグラムで引退を発表。年内引退を目指していたのでUFCにはもう1試合だけ戦いたいと申し入れいていたものの、カードが一杯だと断られたそうです。

Germaine de Randamie(Sherdog)

 ジャーメイン・デ・ランダミーは1984年4月24日生まれで現在40歳。MMA戦績10勝5敗。キックボクシング戦績46勝0敗。元UFC女子フェザー級チャンピオン。2019年12月の『UFC 245: Usman vs. Covington』ではアマンダ・ヌネスの女子バンタム級王座に挑戦し判定負けしています。4月の『UFC Fight Night 240: Allen vs. Curtis 2』でノルマ・デュモンに判定負けした試合がラストマッチとなりました。続きを読む・・・
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AB o TOP BRIGHTS   堀口恭司

『TOP BRIGHTS』が活動休止を発表

営業中看板 木製サイン(中サイズ) 臨時休業/定休日 No.25333 営業中サイン


 TOP BRIGHTSの堀口健太代表がXで活動休止を発表。

https://top-brights.com/

 公式サイト。堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーでしたが、結局1大会のみの開催で活動休止となってしまいました。BreakingDownのアンチテーゼとして「本物志向」を謳っていましたが…。続きを読む・・・