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【DEEP Tokyo Impact2024#02】韓国&グアムでタフファイトの佐藤洋一郎が、嶋田伊吹と再戦

【写真】1年半振りの再戦の行方は──(C)MMAPLANET

13日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#02のメインで、佐藤洋一郎と嶋田伊吹が対戦する。
Text by Shojiro Kameike

両者は2022年9月に一度対戦しており、佐藤が2ラウンド判定勝ちを収めている。今回は1年7カ月ぶり、3ラウンド制での再戦に臨むこととなった。

前戦は嶋田が左右のローとミドルを散らしながら前に出るも、佐藤がカウンターの左ジャブと右ストレートを当てて判定勝ちしている。しかし嶋田がボディロックからテイクダウンする場面もあった。試合終了間際に倒された佐藤はギロチンで凌いだものの、ポイントこそジャッジ3者とも20-18を付けたが内容としては僅差であった。

その後、佐藤はここまで海外で2試合を経験している。まず昨年4月には韓国のMMA大会『The Fighter』のメインイベントで、元Road FC社長で──韓国のMMAコメンテーターとして知られ、日本でもWardogウェルター級王座を獲得しているキム・デファンと対戦した。キム・デファンのテイクダウンに苦しめられる場面が多かったものの、アッパーを織り交ぜたパンチ連打で流血を誘い、スプリットで勝利している。

同年10月、今度はグアムに渡りJ,J.アンブローズとBRAWLウェルター級王座を賭けて対戦した。この時は元PXC王者にテイクダウンを奪われ続け、結果は2R時間切れドローに終わる。当初は今年2月に再戦が組まれていたものの、アンブローズの負傷で試合が流れていた。

一方の嶋田は初戦で佐藤に敗れてから2勝1敗で今回の再戦を迎える。1敗は昨年2月、当時のDEEP王者であった住村竜市朗と対戦して判定負けを喫したものだ。しかし敗れたとはいえ、初回には住村からRNCを取りかける場面もあった。続いて11月にはライト級から階級を上げてきた鈴木琢仁を判定で下す。これまで打撃の「巧さ」にも定評があった嶋田だが、鈴木戦ではしっかりと優勢を印象付ける打撃の「強さ」を示したといえる。

佐藤によっては嶋田との初戦以降、テイクダウンで苦しめられる試合が続いている。スクランブルに持ち込んだとしても、嶋田は得意のバックテイクを狙ってくるだろう。そんな攻防の中で佐藤がどれだけ耐えて、後半に持ち込むことができるか。今回は3R制であることも大きなポイントだ。佐藤はキム・デファン戦のように後半、盛り返すことができるか。あるいは嶋田が序盤から攻め立てるだけでなく、しっかりフルラウンドを想定したゲームメイクができるか。両者の試合運びに注目したい一戦だ。

■視聴方法(予定)
4月13日(土)
午後5時55分~DEEP YouTubeチャンネル


■DEEP Tokyo Impact2024#02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎(日本)
嶋田伊吹(日本)

<フェザー級/5分2R>
高野優樹(日本)
鬼山斑猫(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
渋谷カズキ(日本)

<バンタム級/5分2R>
朝比奈龍希(日本)
八須拳太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
みやび(日本)

<ライト級/5分2R>
井上竜旗(日本)
秋山怜冬(日本)

<ライト級/5分2R>
BAGGIO(日本)
Street♡★Bob”洸助(日本)

<メガトン級/5分2R>
Guts(米国)
野畠大資(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
亀田一鶴(日本)

<フライ級/5分2R>
松丸息吹(日本)
濱口麗地(日本)

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DEEP KINGレイナ MMA o RIZIN SASUKE カルリ・ギブレイン キック ソルト パンクラス ビクター・ヘンリー 上田幹雄 中井りん 中村大介 佐々木憂流迦 修斗 原口央 大島沙緒里 山本空良 巌流島 後藤丈治 新居すぐる 昇侍 栗山葵 武田光司 浅倉カンナ 矢地祐介 神田コウヤ 遠藤来生 鈴木博昭 関鉄矢 須藤拓真 飯田健夫 高木凌 高野優樹

RIZIN.43:矢地 vs. ザック・ゼイン等、追加カード発表

ライト級・矢地祐介 vs. ザック・ゼイン

ハワイで行われたトライアウトで合格し、昨年10月の武田光司戦でRIZINデビューしたが、1Rキムラで一本負けしたゼイン。もう一回呼ぶレベルとは思えなかっただけに、矢地は今度こそフィニッシュが必要であるということを理解した上で戦う必要がある。

フェザー級・鈴木博昭 vs. 西谷大成

鈴木はMMAデビュー戦の奥田は明らかにRIZINレベルではなく、2戦目は昇侍が打撃に付き合ってくれてのKO勝ちで2連勝としたが、そこから平本・青井に連続判定負け中。

トライフォース赤坂所属の西谷は先週行われたDEEPで初めて3Rマッチに出場し、ベテランの高野優樹に判定勝ち。MMA6勝5敗。

ヘビー級・関根"シュレック"秀樹 vs. 上田幹雄

昨年7月にスダリオに秒殺KO負けしたシュレック。その後、GLEATのグラップリングマッチで判定勝ち、巌流島では押し出しで勝利で、MMAはスダリオ戦以来。今年8月に50歳になる。

昨年4月のMMAデビュー戦で引退試合の高阪に秒殺KO負けした元極真の上田。12月にはプロデビュー戦の韓国人ファイターに秒殺KO勝ち。4月にカルリ・ギブレイン戦が組まれていたが、ギブレインがブラジルを出国できず中止となっていた。

フェザー級・新居すぐる vs. 飯田健夫 

新居はRIZIN中村大介・山本空良に2試合連続1R負けしたが、昨年はパンクラスで2試合連続得意のアームロックで勝利。

飯田は3月に修斗でSASUKEのフェザー級世界王座に挑戦するも、2RバックブローでKO負け。

ともに北海道出身のジモMMA

52.5kg契約・大島沙緒里 vs. ソルト

JEWELSアトム級(47.6kg)・DEEPミクロ級(44kg)王者の大島が、階級を上げて4月にパンクラス女子ストロー級王者となった地元のソルトと対戦。RIZINでは浅倉カンナ山本美憂に勝っているのにこんな理不尽なマッチメイクを受けるしかなかったのか?

バンタム級トレント・ガーダム vs. 後藤丈治

MMAでビクター・ヘンリーに一本負け、2020年の井上直樹のデビュー戦では敗れたが判定まで持ち込んだガーダムだが、その後はMMAの試合には出ておらず、昨年10月肘ありキックルールで出場した梅野戦ではロー一発で足を負傷しKO負け。3年ぶりMMAの相手は地元出身でパンクラスでプロデビュー、現在は修斗ランカーの後藤。

後藤は昨年11月、RIZINにも出場した須藤拓真にヒールで足を破壊され一本負けして以来の試合。

フェザー級・関鉄矢 vs. 遠藤来生

ZST王者関はRIZINでは神田コウヤにKO勝ち・堀江にKO負け、原口央に判定勝ち。昨年7月には佐々木憂流迦の代役で中原由貴戦が直前で決まったが、明らかにコンディション不十分で判定負け。

地元北海道在住の遠藤は最近はパンクラスを主戦場とし2勝3敗。直近は3月の高木凌戦で2RKO負け。

女子バンタム級・熊谷麻理奈 vs. 栗山葵

地元の熊谷はDEEPでKINGレイナとキックルールで対戦するも、謎の判定負け。翌月組まれたダイレクトリマッチでは判定勝ちでリベンジ。その後はMMAに主軸を置き、4連敗していたが、そこから3連勝中。ただし、相手のレベルはいずれも0勝か1勝クラス。

栗山は本来階級下のフライ級の選手だが、昨年のJEWELSフライ級トーナメントでは体重オーバーで失格。ワンデートーナメントだったため、中井りんが1日2試合のハンデキャップマッチをすることになった。今年2月に中井りんと対戦したが2R一本負け。

オープニングファイトMMA特別ルール55kg契約5分2R・丸山大輝 vs. 早坂優瑠

オープニングファイトMMA特別ルールライト級5分2R・渡辺トシキ vs. 安海健人

他、オープニングファイトでジモキック。

上の3カード以外は地元勢が絡むカード。まあ地方大会あるあるだが。出場予定選手に入っていた山本空良の名前がないが、4月の試合も負傷を押しての出場だったとのことなので、無理をしないでほしい。

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CORO DEEP DEEP113 MMA MMAPLANET o YouTube   チャンネル 上迫博仁 中村大介 力也 北岡悟 大原樹理 大山釼呑助 安谷屋智弘 本田良介 村元友太郎 福田龍彌 誠悟 青井人 高野優樹

【DEEP113】計量終了 明日、戦う――フライ級GP出場者たちの優勝者予想。「福田」、「福田」、「福田」

【写真】結果、福田龍彌が本命、本田はアンダードッグのままで決勝前日まで来た(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 113 Impactの計量が中野区中野サンプラザ11階で行われた。

メインでフライ級GP決勝=福田龍彌×本田良介、コメインでDEEPライト級選手権試合=チャンピオン大原樹理×チャレンジャー上迫博仁が組まれた今大会。

ここでは計量結果とGP決勝に向け、GP出場3選手の勝利者予想&その理由をお届けしたい。


<58キロ契約/5分3R>
安谷屋智弘:58.0キロ
ヒロヤ:57.85キロ


安谷屋智弘
勝者:福田
「自分といい勝負をしたからです」

<フライ級/5分2R>
村元友太郎:57.2キロ
ビョン・ジェウン:57.1キロ


村元友太郎
勝者:福田
「本田選手も頑張るんですけど、福田選手をテイクダウンしきれずに削られる。徐々にダメージを与える福田選手もフィニッシュできないけど、判定で勝かちます。でも、こんなことを尋ねられるのは侮辱なので、明日しっかりと勝ちます」

ビョン・ジェウン
勝者:福田
「本田選手に勝ってほしいけど、福田選手が上手くするかなと思います」

■視聴方法(予定)
5月7日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP113計量結果

<フライ級GP決勝/5分3R>
福田龍彌:56.65キロ
本田良介:56.06キロ

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理:70.25キロ
[挑戦者] 上迫博仁:70.2キロ

<バンタム級/5分3R>
CORO:61.7キロ
力也:61.45キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.8キロ
大山釼呑助:70.6キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:65.75キロ
青井人:66.15キロ

<58キロ契約/5分3R>
安谷屋智弘:58.0キロ
ヒロヤ:57.85キロ

<フライ級/5分2R>
村元友太郎:57.2キロ
ビョン・ジェウン:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
高野優樹:66.3キロ→
西谷大成:66.3キロ→

<メガトン級/5分2R>
誠悟:117.55キロ
江畑秀範:―キロ

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DEEP DEEP113 MMA MMAPLANET o アキラ パンクラス ライカ 北岡悟 大山釼呑助 高野優樹

【DEEP113】大山釼呑助戦、17日前の北岡悟─01─「整理し、組み合わせることで新しいモノが生まれる」

【写真】肉体も精神も心地よい疲労の仕方をしているように見えた (C)MMAPLANET

7日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTで、北岡悟が大山釼呑助と対戦する。

2月の高野優樹戦で4年2カ月振りの勝利を挙げた北岡が、3カ月のインターバルで今年2戦目に挑む。ロータス世田谷で精力的なスパーリングを終えた北岡の『今』を尋ねた。


──MMAPLANETの北岡選手の試合前インタビュー、計量後以外のモノは実にiSMOS.1前以来、2年9カ月振りになります。

「あぁぁぁ、ハイ。そうかもしれないですね」

──試合前1週間や2週間と比較して、計量後はピリピリ感が一段落している。それが一番の理由でした。

「あぁ、でもあと今はもう3週間切っていますよね。それを考えると、イライラしていないと思いませんか」

──そうなんです。前回、ゴン格でインタビューをさせてもらった時に、次の試合前はできるかもと感じて。

「うん。なるほど」

──正直、イライラしていないことが北岡選手に良いことなのか、良くないことなのかも正直、分からないのですが。

「そうですね。ハイ。そういう空気感でないことは、前回の試合に勝った影響はあるかもしれないけど、去年の試合前から変わって来ていたと思います。この3年間ぐらいで徐々に変わってきました」

──ロータスの練習も久しぶり取材をさせてもらい、ここも良いのか悪いのか分からないですが、以前と比較してスパーリングを楽しめている感じもしました。

「あぁぁぁ、なるほど。やっぱり自分のジムで練習している時と比較するとイライラしていないですよね。パンクラスイズムでは他のことがどうしても目に入ってしまうので。責任者だから……ここでも一番の年長者としての立ち振る舞いには気を付けようとは思っていますけど。やっぱり、自分のジムだけでなくここがあるのは大きいです。ロータス世田谷がないと、続けていられないと思います」

──金原(正徳)選手、八隅(孝平)さんの声掛けも良い空気を醸し出しているというか。

「あの声があるのは、パンクラスイズムとは違います。それは違います(笑)」

──そして、やはり以前と比べると動きが良く見えます。

「あぁ、ありがとうございます。動けていますね」

──動けていますが、しっかりとやられている。ここも大切かと。

「まぁ、松本(光史)さん──強いですから。いまだにアキラさんに負けたこと、『なんでやねん』って思っています。ずっと、想っています」

──他の選手とのスパーリングもそうですが、テイクダウンされ下になっている。そこに抗い、同時に受け入れているという風にも見えました。

「別にただやられているだけじゃないですし、良い練習になっています。やられた場合も超ダメダメではない。それを分かってやっている。良い練習ですよね」

──シングルで動きを止めている時、下になった時なども状況を打開するために考えて、スパーリングをしていますか。

「ハイ。動かせることを考え、変化できることを試みてやっています」

──とはいえキャリアを積んでくると、やることは大きく変わらないかと思います。

「ハイ。それは変わらないです。なかなか変わらないものです。整理したりして、組み合わせによって新しいモノが生まれたりするけど。そのなかでも色々とアドバイスを貰って、ここから派生できる動きを考えてはいます」

──劇的なストライカー転身などあり得ないし、華麗なステップを踏むようになることもない。そして対戦相手も北岡選手が何をしてくるのかは、百も承知です。

「練習相手になるとなおさらですし、試合ですらそうです」

──そのなかで、何か変化を加えることで相手も戸惑う。そういう何かを投入していくことが、北岡選手の成長になるのでしょうか。

「入り方は色々と考えています。ボディムーブとか、打撃に関しても動きに変化を加えて。距離とか、リズムですね。あるいは、そこを破壊した動きだとか。勝手に変化を加えない動きが出ることもあります。もう本能で動く部分もあるし、そこはそこで全てを含めて戦いです。そのなかで、自分がやってはいけない動きをあぶりだすのも練習で。イメージトレーニングと実際に体を動かしてすり合わせるような感じです」

──そこのすり合わせは誰とすることが多いのですか。

「練習している人とちょっと軽く答え合わせする程度で、基本は自分ですよね。八隅さんと話をしても、そこには八隅さんには八隅さんの見解、受け取り方があるので全部が僕にフィットするわけじゃない。川村(亮)も理解しているし、松嶋(こよみ)君も理解しているから、そういうことを軽く話すことはあっても全てを答え合わせするわけじゃない。

MMAはちょっと情報量が多いので。それこそスパーリング相手に、自分の動きのフィードバックを求めたりしても、自分の考えている全てのことを種明かしするわけじゃないですからね。そこは皆に対して、ですね」

──皆が良いと思って話してくれるなかでも、取捨選択がある?

「そもそも皆が僕には対して、気軽にそういう話を振って来ない(笑)。だからこそ、言ってくれる人の言葉は大切にします。違うなって思うことも聞きますし。そうなると確実に話してくれるマモルさんという存在があって。試合前にはマモル塾をプライベートでやってもらっていますし、月に2回パンクラスイズムでドリル練習の指導をしてもらっているので、そこにも参加しています。

それでもマモルさんが言ってくれることを、全てそのまま取り入れるのではなくて、どのように僕に落とし込むのかという話ですし。マモルさんとの付き合いも、もうまる6年だから結構その辺も互いに分かっている。マモルさんの求めていることの理解は、最低限はしていると思うので」

<この項、続く>

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Column DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o   しなしさとこ 五明宏人 伊藤裕樹 住村竜市朗 修斗 力也 北岡悟 古林礼名 宇田悠斗 山本有人 嶋田伊吹 本田良介 渡部修斗 神田コウヤ 福田龍彌 鈴木慎吾 鈴木槙吾 阿部大治 高野優樹

【DEEP112】試合結果 フライ級GPは本田&福田が生き残り、鈴木と神田が新王者に。北岡が一本勝ち

【写真】激闘、熱闘続きだったDEEP112(C)MMAPLANET

11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP 112 Impactが開催された。今年最初のDEEPは本戦9試合のコンパクト興行ながら、3回戦が7試合でタイトル戦が2試合、トーナメント準決勝3試合と強度の高さが凝縮されたイベントとなった。

フライ級GP2試合は打撃戦とスクランブルで激闘となり本田良介と福田龍彌が生き残り、5月の決勝戦へ。2階級のタイトル戦は鈴木慎吾がウェルター級王者、神田コウヤが暫定フェザー級チャンピオンに輝いている。

北岡悟は3Rのねちっこいドミネイトの果てに、ノースサウスチョークで高野優樹を下し4年2カ月振りの白星を手にした。その北岡、手を挙げらえても笑顔はなく勝利者インタビューも拒否。大会終了後の囲み会見に出席することなく、会場を後にしている。

また住村竜市朗と、しなしさとこ──の元チャンピオン2人も再起の勝利を挙げている。

DEEP112 Impact
<フライ級GP準決勝/5分3R>
○本田良介(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×伊藤裕樹(日本)

<フライ級GP準決勝/5分3R>
○福田龍彌(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×宇田悠斗(日本)
<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
○鈴木槙吾(日本)2R2分05秒
ギロチン
詳細はコチラ
×阿部大治(日本)
<DEEP暫定フェザー級王座決定戦/5分3R>
○神田コウヤ(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×五明宏人(日本)
<ライト級/5分3R>
○北岡悟(日本)
3R3分27秒 by
ノースサウス・チョーク
詳細はコチラ
×高野優樹(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○住村竜市朗(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×嶋田伊吹(日本)
<女子ミクロ級/5分2R>
○しなしさとこ(日本)2R
判定
詳細はコチラ
×古林礼名(日本)
<バンタム級/5分3R>
○力也(日本)1R0分27秒
TKO
詳細はコチラ
×渡部修斗(日本)
<バンタム級/5分2R>
○KENTA(日本)2R
判定
×山本有人(日本)
<フライ級/5分2R>
○秋元強真(日本)1R3分16秒
KO
×高柳京之介(日本)


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『DEEP 112 IMPACT』試合結果


▼第9試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
×伊藤裕樹(ネックスイチムエ)57.05kg
[判定0-5] ※28-29×5
〇本田良介(フリー)57.05kg
※本田が決勝進出

▼第8試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg
[判定5-0] ※30-27×2, 29-28×3
×宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)56.80kg
※福田が決勝進出

▼第7試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
×阿部大治(フリー)王者 77.00kg
[2R 2分05秒 ギロチンチョーク]
〇鈴木槙吾(Mil gracias)挑戦者 76.95kg
※鈴木がウェルター級新王者に

▼第6試合 DEEPフェザー級暫定王者決定戦 5分3R
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)65.70kg
[判定5-0] ※30-27×4, 30-26
×五明宏人(トラフォース赤坂)65.70kg
※神田がフェザー級暫定王者に

▼第5試合 DEEP ライト級 5分3R
〇北岡 悟(パンクラスイズム横浜)70.70kg
[3R 3分47秒 ノースサウスチョーク]
×高野優樹(フリー)69.50kg

▼第4試合 DEEPウェルター級 5分3R
〇住村竜市朗(TEAM ONE)77.55kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-28マスト嶋田
×嶋田伊吹(FIGHT HOLIC)77.40kg

▼第3試合 DEEP女子ミクロ級 5分2R
〇しなしさとこ(フリー)43.40kg
[判定3-0] ※20-18×2, 19-19マストしなし
×古林礼名(GSB 多治見)43.75kg

▼第2試合 DEEPバンタム級 5分3R
×渡部修斗(FIGHT LYNX)61.60kg
[1R 0分27秒 TKO] ※右フック→パウンド
〇力也(KING OF LIBLTY)61.50kg

▼第1試合 DEEPバンタム級 5分2R
×山本有人(リバーサルジム東京スタンドアウト)61.60kg
[判定1-2] ※18-20, 19-19マスト山本, 19-19マストKENTA
〇KENTA(K-Clann)61.60kg

【オープニングファイト】※開場中に実施
▼DEEPフライ級 5分2R
×高柳京之介(k-clann)57.05kg
[1R 3分16秒 TKO]
〇秋元強真(パラエストラ柏)57.20kg

 2月11日に後楽園ホールで開催された『DEEP 112 IMPACT』の試合結果。フライ級グランプリ準決勝は本田良介と福田龍彌が判定勝ちし決勝進出。ウェルター級タイトルマッチは鈴木槙吾が阿部大治に2Rギロチンチョークで勝利し新チャンピオンに。フェザー級暫定王者決定戦は神田コウヤが五明宏人に判定勝ちし暫定チャンピオンに。北岡悟が高野優樹に3Rノースサウスチョークで勝利し4年2ヶ月ぶりに勝利しています。続きを読む・・・
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DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o キック 北岡悟 高野優樹

【DEEP112】北岡が最終回に高野をノースサウス・チョークで仕留め、4年2カ月ぶりの勝利

【写真】4年2カ月ぶりの勝利で、マイクを持たずにケージを後にしたのも北岡らしさか。 (C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
Def.3R3分27秒 by ノースサウス・チョーク
高野優樹(日本)

サウスポーの北岡に対し、高野が距離を詰めていく。北岡は左ミドルハイでけん制した。北岡が左インローからシングルレッグで組みつき、ケージ際で高野に尻もちを着かせる。さらに背中を着かせた北岡は、ハーフガードの高野をパスしてサイドに回る。高野の右腕を取った北岡はキムラを狙うも極まらず。そのままサイドで右ヒジを落としていく。

高野が左腕を両足で挟むが、北岡は右腕で高野の顔面を抱えてノースサウス・チョーク狙いか。もう一度サイドから右ヒジで削っていく北岡は、ノースサウスチョークを狙いながら、今度は右腕に狙いを変えてキムラへ。高野はケージキックで脱出を試みるも、北岡は右腕を離して逆側のサイドに回った。さらに潜る高野の首を左腕で抱えた北岡は、最後に左ヒジを高野の顔面に叩きつけていった。

2R、高野がパンチの連打で前に出る。北岡も下がりながら右フックを当てた。高野の右フックが北岡の頭部を捉える。高野をローで下がらせた北岡は、プレスをかけながら左インローを効かせた。さらに両腕を差し上げてきた高野をケージに押し込む北岡、しかし高野は右ヒジを打ち込みながら離れる。組んだ北岡がドライブしてケージ際でバックに回った。

高野の左足を両足で抑え、パンチで削っていく。正面を向こうとした高野の首を、北岡が左腕で抱えた。一度ハーフネルソンで抑えてから、続いて高野の左腕を掴んでコントロールする。そこから高野の首を左腕で抱えてギロチンへ。高野は前転するも、北岡は逃さずガブって再びギロチンを仕掛ける。トップに回って絞り上げる北岡、ここは高野が頭を抜いたが、そのままトップをキープする。残り30秒で、北岡はまたも高野の首を抱え、左ヒジも落としていった。

最終回、北岡が左インローを当てる。しかし足を滑らせたところに高野が攻め込み、サッカーボールキックが北岡の顔面をかすめた。パウンドを出しながらトップを奪う高野に対し、北岡は右腕を差し上げてハーフガードで守る。さらに北岡はボディロックから反転し、高野の右足を取って内ヒールへ。高野は苦悶の表情を浮かべながらも足を抜く。

すぐさまトップに回った北岡は、ハーフガードの高野を抑え込む。下から動く高野の首を抱える北岡がパスに成功し、ノースサウス・チョークに移行してタップを奪った。


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【DEEP112】高野優樹戦で、4年2カ月振りの勝利を目指す北岡悟「頑張りだけ評価されるのは癪」

【写真】どれだけ体が戻り、それが試合で優位になるか (C)MMAPLANET

明日11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112で北岡悟が高野優樹と戦う。

最後の勝利は2018年の大晦日。4年間、勝利から遠ざかり喫した敗北の数は、7。それでも北岡は戦い続け、戦い続ける努力を続け、対戦相手に恐怖を感じさせている。そんな北岡に計量直後に話を訊いた。


──前回の計量は取材できなかったのですが、前々回の計量後に「肌艶が良くて調子が良さそうだ」という話をさせてもらったのですが、今日は一見して目のくぼみ方とかその時とは違っていて。減量が厳しかったとかは?

「いえ、普通に水抜きしただけです。そりゃ、減量は楽じゃないですよ。でも、しっかりと落としてきた。ドライアウトしてきただけです。体重を落とすのが無理ということではなくて、良くも悪くもギリギリで落とした感じです(笑)」

──ハイパーダイエット&リカバリーを見直す選手も増え、また年齢を重ねると階級を上げる選手もいます。そのなかで北岡選手がライト級に拘るのは?

「でもウェルターじゃないですよ。僕の骨格はライト級がぴったりで。なんならもっと若い時にフェザー級にするという判断をしていればフェザー級でやれる体格です。下手をすると、MMAファイターを志した時点でバンタム級に設定していればバンタム級の体になっていただろうし、当時『UFCフライ級だ』っていう選択があればそうなっていたかもしれない。それぐらいの体だから、ウェルターではない」

──逆に若かりし頃のパンクラス時代には90キロぐらいありそうでした。

「いや、それはないですよ(笑)、過去最高で通常で87キロぐらいで。今が82キロとかで。特にライト級に拘っているわけでないし、普通にそういう動かし方をしているからです。普段、動きやすい体を79キロぐらいにしている時もあります。でも4年間も勝っていない人間の体重なんて、どうでも良くないですか」

──いや、確かに勝っていないです。ただし、北岡悟の話は聞いておきたい。そういう価値観の見出し方は良くないかもしれないですが。

「そうですね。北岡悟だから、ずっと組んでもらっているので。分かっています、それは。人がどう思っているか分からないけど、僕は過去がどうだったかとかで続けているわけじゃないし。過去の成功体験を求めることが無いと言ってしまうと、それは嘘で。でも、過去の栄光にすがって試合をしているわけじゃない。まぁ過去の栄光のおかげで試合ができている……俺に過去の栄光なんてあったのかって見方もありますけどね(笑)。

でも、そのおかげでこうやってやらせてもらっているのはありますよね。だから過去の自分にはありがとうと言いたい。でも、今は今で頑張っているし。その頑張っているのも、結果を残してから言わないといけないことなんで。

そういう過去があって、今も評価してもらっているから恐らくは、この大会で一番ファイトマネーを貰っていて、恐らく一番チケットを売っている。別に他の選手が頑張っていないなんて思っていないですよ。でも、そういうことなんじゃないかなって。こんな話、面白いですか(笑)」

──正直、北岡選手にインタビューをする時は覚悟が必要です。

「それ、話を聞いておいて言いますか(笑)」

──だから計量直後なんです。やはり試合の準備期間のピリピリしている時は、今のようにインタビューが成立しないこともままありましたし。

「なるほど。ただ続けている、頑張っているだけじゃ評価したくないですよね?」

──本当に極まれにそこを超越した戦いが見られます。勝っても、響くものがない勝利もあれば、負けても響く試合がある。それが2022年の2試合でした。

「上迫(博仁)戦は人によってはボロンチョに言われますが、自分のなかでは良い動きができていたと思っています。江藤(公洋)戦の内容は悪かったですか?」

──重ねて言いますが、格闘家は結果を残してナンボです。ただし、前回の試合は選手から『北岡選手の頑張りに感動した』という声が聞かれました。

「そうなんですね。でも、頑張りだけ評価されるのは癪なんですよね」

──そうだと思います。ただし、今回は佐伯さんも北岡選手の対戦相手選びに苦慮しているようにも感じました。

「……。……。……。それは僕に言われても……。……。……。僕が相手を選んだわけじゃないから。少なくとも僕は……試合をさせてもらって有難いなんていうのは違うけど、相手を選べる立場にないから。来た相手を受けただけです」

──前回の試合の動きを見れば、恐らくは79キロぐらいまで戻るであろう北岡選手の方が、肉体的に有利で。それはMMAを戦う上でも絶対に有利だと考えられます。

「逆に怖いですよね。だからこそ、怖いです」

──怖い?

「勝負はそういうモノだから。ハイ」

──では、前回の試合に続き何を見せたいですか……って、これも北岡選手には尋ねるべき問いではないですね。

「ハイ。僕には見せたいモノはないから。住村さんがコメントで言ったように、僕も勝ちたいだけだから。勝ちたいだけなら弱いヤツ選べよって話もあって」

──えっ?

「それ、ちょっと人に言われたんです。去年の2試合、強いヤツを選んでいるから。勝ちたいだけなら、弱いヤツ選べば勝てるだろって言われて。それは違うんですよね。強いヤツに勝ちたいんだから。だからこそ、明日の試合は怖いんですよ。何となく、分かりますよね?」

──ハイ。ただ、これは江藤選手と上迫選手に失礼かもしれないですが、あの試合で彼らは北岡選手が怖かったのかもしれないなと。

「あぁ、それは毎試合思います。これね、人のことだしこうやって持ち出すべきじゃないかもしれないけど、岩﨑達也さんが『ヴァンダレイ・シウバが怖がっていた』と言っていますよね」

──ハイ。まぁ、誰もそうは思わないかという話ですが……。

「それと同じなんです。要は覇気とか、なんかどういえば良いのか。当人にしか分からない」

──と同時に相手は怖いから、勝てるということもありますね。

「それ、自分でいうとナンだけど、怖い……怖がられるのは、やはり強味で。だから僕のことを買ってくれる人がいてくれる。そういう覇気、あると思うから。多分、僕の懸命さのようなモノが形になってぶつかるわけでしょ。まぁ、それが僕です」

──北岡選手は怖いですよ。そりゃあ、怖い。だって普段は良いヤツだから。良い人間だから、ケージの中で面と向かって戦うのは怖い。きっと北岡選手が良いヤツでなかったら、同じだけの覇気があっても怖くないはずです。

「うん……。ちょっと、それは……。だから、しっかりと見届けてください」

■視聴方法(予定)
2月11日(土)
午後5時30分~サムライTV
午後5時40分~SPWN PPV
午後5時40分~ニコニコ生放送

■ DEEP112計量結果

<フライ級GP準決勝/5分3R>
伊藤裕樹:57.05キロ
本田良介:57.05キロ

<フライ級GP準決勝/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
宇田悠斗:56.8キロ

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
阿部大治:77.0キロ
鈴木槙吾:76.95キロ

<DEEP暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
神田コウヤ:65.7キロ
五明宏人:65.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.7キロ
高野優樹:69.5キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
嶋田伊吹:77.4キロ

<女子ミクロ級/5分2R>
しなしさとこ:43.4キロ
古林礼名:43.75キロ

<バンタム級/5分3R>
渡部修斗:61.6キロ
力也:61.5キロ

<バンタム級/5分2R>
山本有人:61.6キロ
KENTA:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
高柳京之介:57.5キロ
秋元強真:57.2キロ

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【DEEP112】計量終了 本田良介「コイツがメインで良かったなと」✖伊藤裕樹「早いものであと2回」

【写真】良い仕上がり具合のメインイベンター2人 (C)MMAPLANET

明日11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 112 Impactの計量が、雪化粧の東京の街が中野区の中野サンプラザ12階で行われた。

いよいよ準決勝を迎えるフライ級GP出場4選手も始め、全選手が計量を一発でクリアしている。

そのフライ級GP準決勝、そしてメインで戦う本田良介は「明日はこんな無名ですけど、RIZINとかいっぱい出ている選手を差し置いて抽選で運よくメインを張れたんですけど、結果で『コイツがメインで良かったな』と思ってもらえるようにやって、しっかり決勝に繋げたいです。伊藤裕樹選手、強いと言われているけどしっかりやっつけます」と抱負を語る。

対して伊藤は「早いもので準決勝、あと2回。最高の相手を用意してもらったんで、明日は潰されないようにしっかりぶちのめしたいと思うので」と応えた。

コメインで組まれたもう1つの準決に臨む宇田悠斗は「相手は福田選手ということで、強い相手と分かっている。皆知っていると思うんで。ホント、この1カ月、福田選手のことを考えて抜かりなく準備してきたんで。俺はもう決勝のことは考えていないんで。明日、殺るか殺られるか。俺は明日死ぬ気でいくんで。福田選手とならデキると思うんで、ぜひお願いします。胸貸してください」と下剋上宣言。

一方、福田は減量がこれまで上手くいったのか声が枯れることなく「ええと、いつも通り楽しみだけです」と言葉短めにコメントした。

ウェルター級と暫定フェザー級のタイトル戦を含めて、他の試合の出場選手のコメントは以下の通りだ。


鈴木槙吾
「明日、阿部選手に挑戦させていただきます。タイトルマッチがね、メインじゃなかったので。ちょっとどうかなと思っているんですけど。後から僕らの試合をメインにすれば良かったと言ってもらえるような試合ができればと思います」

阿部大治
「2年振りにDEEPに戻って来ました。明日はメイン級の試合
をやります」

五明宏人
「毎日、朝倉未来さんと練習してきました。明日は全局面で圧倒します。押忍」

神田コウヤ
「意気込みなどはENCOUNT様で取材頂いたので、そっち方見てください。明日はPPVもあります。今日までに購入で前売り券などで是非お求めやすい価格で勝ってください」

高野優樹
「今回ライト級で挑戦させていただくんですけど、体重どうこうというよりはもちろん勝つだけっていう形なので気にせず、逆にバンタムの時と比べてマイクの時にこんなに声が出るんだという感覚もあるんですけど、しっかり楽しんで試合をしてきたいと思います。前回、後楽園ホールでチャンスを頂いたんですけど、試合が中止になってしまって。今回、またこういう形でチャンスをいただけたので、とにかく勝つだけです。それだけを考えてきたので応援宜しくお願いします」

北岡悟
「頑張ります」

嶋田伊吹
「またトップどころを引きずり下ろすチャンスを貰えたんで。明日は全力で叩き潰します」

住村竜市朗
「ハイ。勝ちたい。明日は勝ちたい。以上です」

古林礼名
「明日は女子格のレジェンドのしなし選手との試合なんですけど、自分がやることは決まっていると思うので明日はそれをやるだけのつもりです。応援宜しくお願いしま~す」

しなしさとこ
「46歳の挑戦です。多分、最年長だと思います。3年振りなんですが、しっかり勝ちたいと思います。応援宜しくお願いしまぁす」

力也
「明日は格の違い見せます。押忍」

渡部修斗
「今までやってきたことを信じて、明日は全力で戦って勝ちます。押忍」

KENTA
「後楽園ホールで連続3回出させてもらって、とりあえず3連勝目指して頑張ります。少しずつレベルが上がっているんで。明日は一発目から盛り上げます」

山本有人
「今年一発目、明日はしっかりと勝ちたいと思います」

秋元強真
「明日はKOして勝ちます」

高柳京之介
「明日はオープニングなんですけど、しっかり勝って先輩のKENTAさんと高野さんに繋げられるように頑張りたいと思います」

■視聴方法(予定)
2月11日(土)
午後5時30分~サムライTV
午後5時40分~SPWN PPV
午後5時40分~ニコニコ生放送

■ DEEP112計量結果

<フライ級GP準決勝/5分3R>
伊藤裕樹:57.05キロ
本田良介:57.05キロ

<フライ級GP準決勝/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
宇田悠斗:56.8キロ

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
阿部大治:77.0キロ
鈴木槙吾:76.95キロ

<DEEP暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
神田コウヤ:65.7キロ
五明宏人:65.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.7キロ
高野優樹:69.5キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
嶋田伊吹:77.4キロ

<女子ミクロ級/5分2R>
しなしさとこ:43.4キロ
古林礼名:43.75キロ

<バンタム級/5分3R>
渡部修斗:61.6キロ
力也:61.5キロ

<バンタム級/5分2R>
山本有人:61.6キロ
KENTA:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
高柳京之介:57.5キロ
秋元強真:57.2キロ

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【DEEP112】古林礼名と対戦=しなしさとこ─02─「これからは最年長一本勝ち記録を目指したいです」

【写真】人生、常にピース──サインとはいかないから、良いのです(C)SHOJIRO KAMEIKE

11日、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112で古林礼名と対戦する、しなしさとこインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから20年――変化した面もあれば、変わらないところもある。出産と育児でブランクをつくりながらも、しなしは戦い続けてきた。勝ち続けることに対する執着は無くなった、といっても負けることは絶対に嫌な46歳の現役ファイター。選手としてカドは取れていない。そんな彼女の新しい挑戦が、今回の古林戦から始まる。

<しなしさとこインタビューPart.01はコチラから>


――将来、息子さんが『MMAをやりたい』と言ったら、どうしますか。

「いやぁ、どうなんでしょうね(苦笑)。どんどん体は大きくなるでしょうし……。今はまだ170センチぐらいで」

――中学1年生で170センチは大きなほうだと思います(※13歳男子の平均身長は160センチ前後)。

「そうなんですか!? そうなれば息子の良いお手本になれるよう、私も頑張っていきたいですね。試合の結果だけではなく、一緒に暮らしているなかで試合に臨む過程を見てもらいたいです」

――母として試合に臨む気持ちは理解できました。一方で、いちファイターとしては今後戦い続ける先に何を見ているのでしょうか。

「何でしょうね? 最近は女子も選手が増えてきたけど、RIZINでも海外でも女子44キロって試合がないですよね。だから、そういうところは求めていないです。何だろう――幸せ、かな(笑)」

――意外な答えが返ってきました。しなし選手にとっての幸せとは……。

「心の在り方ですよね。年齢を重ねるにつれて、そう思うようになってきたんです。自分が好きなことをやっていると、気持ちが豊かになるし、穏やかにもなるから。最近は、そういう幸せを求めています」

――……その幸せが格闘技を続けていく先にしかない人生って、素敵なことだと思います。

「私はやりたいようにやらせてもらっているので、今も幸せだなって思います。どうですか? あんまり幸せじゃないですかね(苦笑)」

――人それぞれではないでしょうか。これまで多くのファイターを見てきて、戦うことで幸せを得た選手もいるし、そうではない選手もいたと思います。何より命に関わる怪我を負う可能性がある競技なので、MMAを続けることが良いのか良くないのかは第三者として言えません。ただ、しなし選手を見ていると……楽しそうです。

「アハハハ、楽しいですよ。もちろん練習はキツいです。でも何でも楽しまないと、もったいない気がします。この年齢で格闘技を続けられること自体が幸せだと思うし。特に、46歳で挑戦できること――もう吹っ切れましたよね。吹っ切れたので、今までよりも心が強いと思います」

――何に対して吹っ切れたのでしょうか。

「最初に言ったように、ずっと勝ち続けることばかり追求していました。負けたら終わり。でもそこにこだわり続けると自分が小さくなってしまう気がして。今はそんなこだわりを捨てることができて、私にとっては46歳の新しい挑戦なんですよね。ちなみに、毎年つくっている年賀状も楽しいんですよ」

――毎回新しいコスプレに挑戦している年賀状ですか。

「今年の年賀状も撮影した時点で『次は何をやろうかなぁ』って考えていますから。こうなったら年賀状も、できるだけ続けたい。毎年、お正月から皆さんに笑いを届けたいです」

――えっ、あの年賀状は笑いのためにやっていたのですか! てっきりコスプレの趣味があるのかと思っていました。

「そんなわけないじゃないですか(笑)。『皆さんが少しでも笑顔になってくれれば良いなぁ』という気持ちですよ」

――なるほど。話が逸れすぎてしまいましたが、試合のお話に戻ります(笑)。今回の対戦相手、古林選手の印象を教えてください。

「やりづらそうな相手ですよね。結構しつこく組んでくる選手で、しかもケージ際で振り回してくるじゃないですか。力も強そうで」

――にっせー戦では、しなし選手がケージに押し込みながら100パーセントの状態で組むことはできていませんでした。今回もケージレスリングで苦戦すると思いますか。

「前の試合(にっせー戦)は、前蹴りをもらって効いちゃっていたんですよ。それで力が入らなくて。でも負けるつもりはないし、勝ちに行かせていただきます。今回は2R、10分フルで戦うことになるかもしれないです。相手もサクッと極めさせてくれないでしょうし」

――勝つことへの執着はなくなったとしても、やはりフィニッシュへのこだわりは持ち続けているのでしょうか。

「もちろんです。いろんなパターンをイメージしていて、そのパターンにハマればフィニッシュできると思います。ただ、相手がいる試合ですからね。どうなるかは分からないですけど、必ず仕留めたいです。判定は考えていません。今までMMAの試合で、判定で勝とうなんて一度も思ったことがないですから」

――「勝ち続けることにこだわらない」としながら、そう仰っている表情が、やはりファイターなんだなと思います。

「そうですか(笑)。何て言うんでしょうね。スマックガールに出始めた頃(2001年12月にプロデビュー)って、できることが少なかったんです。極めるしか勝つ方法がなかった。そこから極めないと勝ちじゃないと思うようになりましたね。プラス今は、できることも増えていますから」

――判定勝ちよりもKO負けのほうが良いと思うタイプですか。

「いやいや、それはないです。負けたら、また気持ちが落ちちゃいますから。自分も情けないし、周りの人にも申し訳ないし……。だからKOに関わらず負けと、判定勝ちは同じぐらい悔しいかな。今どういう記録があるか知らないけど、これからは最年長一本勝ち記録を目指したいです」

■視聴方法(予定)
2月11日(土)
午後5時30分~サムライTV
午後5時40分~SPWN PPV
午後5時40分~ニコニコ生放送

■ DEEP112対戦カード

<フライ級GP準決勝/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
本田良介(日本)

<フライ級GP準決勝/5分3R>
福田龍彌(日本)
宇田悠斗(日本)

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
阿部大治(日本)
鈴木槙吾(日本)

<DEEP暫定フェザー級選手権試合/5分3R>
神田コウヤ(日本)
五明宏人(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
高野優樹(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
嶋田伊吹(日本)

<女子ミクロ級/5分2R>
しなしさとこ(日本)
古林礼名(日本)

<バンタム級/5分3R>
渡部修斗(日本)
力也(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
KENTA(日本)

<フライ級/5分2R>
高柳京之介(日本)
秋元強真(日本)

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