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【DEEP JEWELS42】アム・ザ・ロケット&イェジは無事に来日&計量クリア 佐伯代表「2人とも減量がキツくなくてよかった…」

【写真】台風の影響が心配されたが来日組のアム・ザ・ロケット(左)、イ・イェジ(右)は無事に計量をクリア (C)Takumi Nakamura

明日10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05&DEEP JEWELS42「10th Anniversary」の計量が、9日(土)に新宿区のホテルローズガーデンにて行われた。

2大会合わせて25試合50名が参加した計量は2部構成で行われ、第1部にDEEP Tokyo Impact 2023#05出場選手、第2部にDEEP JEWELS42「10th Anniversary」出場選手が登場。DEEP JEWELS出場の上瀬あかりを除く全選手が無事に計量をクリアしている。


8日に台風13号が関東地方に接近するなか、DEEP JEWELSにはタイからアム・ザ・ロケット、韓国からイ・イェジの2選手が来日。イェジこそ予定通りに来日できたものの、アムは天候不良の影響をもろに受け、宿泊ホテルに到着したのが深夜2時頃だったという。

DEEP佐伯繁代表は「仮に来日できても、空港からホテルまで移動できるか分からなかったからホントに心配しましたよ。2人とも減量がキツくなくてよかった。問題なく計量をパスしてくれたけど、これが減量のキツイ選手だったら大変だったよ!」と胸をなでおろしていた。

実際にアムは計量後に「久々に適正階級で試合ができるし、ベルトは絶対に渡しません。自分が防衛することを確信してます」と話し、改めてコメントを求めると「日本に到着するんが遅れましたけど体調は問題ないです。練習している時から勝つイメージしかないし、KOか一本で勝てると思っています」と自信をのぞかせていた。

村上もバキバキ・ボディを披露

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット:43.06キロ
[挑戦者]村上彩:43.80キロ

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ:48.95キロ
HIME:48.95キロ

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里:48.50キロ
ケイト・ロータス:48.80キロ

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる:52.55キロ
桐生祐子:52.25キロ

<フライ級/5分2R>
NORI:56.9キロ
斎藤百瑚:57.00キロ

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子:43.20キロ
古林礼名:44.00キロ

<アトム級/5分2R>
古瀬美月:47.90キロ
イ・イェジ:47.80キロ

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留:49.70キロ
彩綺:49.80キロ

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA:43.15キロ
上瀬あかり:46.15キロ

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z:70.10キロ
細谷ちーこ:65.95キロ

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏:57.00キロ
鈴木”BOSS”遥:56.90キロ

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ:52.50キロ
愛温:52.25キロ

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.90キロ
槇原未来:49.00キロ

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【DEEP JEWELS42】実戦復帰=古瀬美月戦へ、イ・イェジ「JEWELSで戦うことで、もっと成長できる」

【写真】組の粘りはあった。MMAとして、その強みをいかに試合に出せるようになっているのか注目 (C)MMAPLANET

10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」にイ・イェジが出場し、古瀬美月と戦う。
Text by Manabu Takashima

K-MMA版高校生ファイターとして注目されデビュー戦の相手が、しなしさ。2戦目が久遠と無茶でキャリアの序盤を過ごしたイ・イェジは、ニームバリューを実力が追いかけるキャリアを過ごしていた。確かな実力を育みつつあったなかでのコロナ時代突入で、今回が実に3年10カ月ぶりのファイトとなるイ・イェジに話を訊いた。

イ・ユンジュンの下でMMAを学び始めたイ・イェジが、仕切り直し&巻き返しの一歩を踏み出す。


――2019年11月にプロ修斗で勝利して以来、実に3年9カ月振りの試合となります。コロナもあったのですが、この間はどのように過ごされていたのでしょうか。

「なかなか試合ができない状況でも練習はやってきたのですが、試合という明確な目標がなかったので、張り合いはなかったです。ただ、ジムでは子供達の指導を続けて過ごしていました」

――韓国内でもコロナ後もMMAイベントは行われてきましが、オファーはなかったのでしょうか。

「試合に関しては、修斗からはトーナメント出場のオファーがあったのですが、コロナの関係で入国が難しくて……。試合のオファーは、それぐらいでした。ただし、MMAに関する想いは変わりなかったです。いつ、試合ができるのか──そういう不安はあったのですが、MMAから気持ちが離れることは一切なかったです」

──韓国国内で試合のチャンスはなかったのですね。その一方で国内外で韓国の女子選手も試合に出るようになっていたことに対し、焦りはなかったですか。

「しっかりとした練習ができていなかったので、あの時に試合がなくて今となっては良かったと思います」

──というのは?

「ウォンジュにあるチームJ MMAで練習をしてきたのですが、どうしても地方都市なので練習相手も限られていました。なので、もっと色々な選手と交流をして練習をしてみたいと思って、今年の2月にソウルに引っ越しました」

――そうなのですか!!

「ハイ。もっと強くなりたかったので。今ではチームaomに所属してイ・ユンジュン監督の指導を受けています」

──Road FCバンタム級チャンピオンだった?

「ハイ、そうです。Roadジム・アップジョンのなかにチームaomという選手チームがある形です。ほとんど男子選手ばかりなのですが、女子は私を含めて3人います。1人はRoad FCで戦っているペク・ヒョンジュ選手、それとセミプロでもう1人いて。その選手はかなり大きいのでハードな練習になっています。

今はDEEP JEWELSで試合が決まり、しっかりと準備期間があって、目標もある練習ができるので凄く充実しています。韓国と比較しても、日本は女子選手が多いですし、ステップアップできる環境だと思います」

――DEEPからオファーがあった時は、どのような気分でしたか。

「3年間、いつ試合ができるのか分からない状態だったので、オファーがあった時は正直驚きました。DEEP JEWELSは日本の女子MMAの中心で、ここからステップアップをしていった選手も多いです。私もDEEP JEWELSで試合をすることで、もっと成長できると思っています」

――2月に引っ越しをしたということで、既に半年以上新しい環境で練習していることになります。この間、どのような点が成長できたでしょうか。

「これまで知らなかった技術なども学びましたし、そこはレベルアップできたと動いていて思います」

――イ・ユンジュンさんは病気が原因で現役生活を退きましたが、超一流のウェルラウンダーでした。コーチとしてどのような人物ですか。

「もちろん素晴らしい選手だったので、現役時代に培った技術を全て教えてくれます。ただ、一番指摘されることは『最後は自分。どれだけ自分が強くなりたいと思っているのか。ただ習ったことを繰り返すだけでなく、自分で考えて頑張らないといけない』ということで。そういう点でも、素晴らしい指導者です」

――なるほどぉ。では対戦相手の古瀬選手について、どのような印象を持っていますか。

「凄く優しそうな顔つきをしているのに、試合ではかなりタフな相手になります。私も負けずにバチバチやりあいたいです。古瀬選手は私と同じように、女子高生ファイターとして注目されていた時期があります。その時から彼女を知っているファンも多いと思いますし、そういう風に知名度がある選手なのでとにかく皆に喜んでもらえる試合がしたいです」

――では、今後の目標を教えてください。

「アトム級は世界に進出するには、難しい階級です。ただし、私のベストの階級はアトム級なので、とにかくアトム級で頑張りたいです。まだまだなのですが、一つひとつ勝利を積み重ねてアトム級のチャンピオンになりたいと思います」

――イ・イェジ選手、今日はありがとうございました。最後にファンに一言メッセージをお願いできますか。

「久しぶりの試合ですが、自分のできることをしっかりとアピールして、面白い戦いをします。応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(韓国)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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【DEEP JEWELS42】ミクロ級王者アム・ザ・ロケットに挑戦、村上彩「動きはミクロ級の方が良いです」

【写真】計量前日のインタビューは、異例。有難いのと同時に、心身ともにそれができる状態にある (C)SHOJIRO KAMEIKE

10日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」で、村上彩がアム・ザ・ロケットの持つミクロ級王座に挑む。
Text by Shojiro Kameike

普段はアトム級(47.6キロ以下)で戦うことが多い村上にとって、ミクロ級(44キロ以下)の試合は2021年12月の古瀬美月戦以来となる。そんな村上が計量前日に、MMAPLANETのインタビューに応じてくれた。アトム級から、さらに4キロ近く体重を落とすだけに心配されたが――リモート画面に現れたのは元気で、かつ自信にあふれる村上だった。


――計量前日に取材を受けていただき、ありがとうございます。先ほどSNSで公開されていましたが、体がバキバキで顔色も良いように見えます。

「ありがとうございます。メチャクチャ絞れていますよ!」

――これまではアトム級で試合をすることが多かった村上選手ですが、ミクロ級まで落とすと、何か影響はありませんか。

「減量の影響っていうのは、特にないですね。みんな減量しているし、他の人と同じぐらいの影響だと思いますよ。ただ、やっぱり動きはミクロ級のほうが良いです。体が軽いほうが動きも速くなるし、それは練習から実感しています。私は固めるタイプの選手ではないので」

――村上選手はポジショニングやサブミッションなど、どんどん自分から動いていくタイプですよね。

「はい。今までアトム級の試合では、相手が重いと感じることはないけど、自分の動きが重いという時もありました。私の中では、やっぱりミクロ級がベストだと思います。アトム級で試合をしながら、プロモーターさんにも『タイトルマッチができるならミクロ級のほうが良いです』と伝えていて」

――やはりストロー級に比べてアトム級は選手層が薄くなりますし、ミクロ級となれば、っさらに試合も組みづらかったでしょう。

「だからこそ逆に挑戦しやすい、という状況ではあります。まずミクロ級のベルトを獲ってから、アトム級も狙いたいです。今回分かったのは、『しっかりと常に体をつくって練習しながら階級を上げたほうが、アトム級でも動きやすいだろう』ということですね」

――なるほど。これまでアトム級で試合をする時は、それほど体重を落とす必要もなかったのですか。

「2キロぐらい落とすだけなので、計量当日に水抜きをするぐらいでクリアできます」

――今日インタビューを行ううえで一つ心配だったのは、減量の影響で口がカサカサになり喋ることが難しいのではないかと……。

「アハハハ。確かに口の中は渇いていますけど、声は聞き取りづらいですか?」

――いえ、ハッキリと伝わってきます。

「良かった。いつもと同じように、普通に喋ることができますよ」

――ということは、良い体重の落とし方ができているということですよね。

「どうなんでしょうね。ミクロ級は久しぶりだから、良い減量ができているかどうか……。といっても、そもそも契約体重までは絶対に落とさなきゃいけないし、それに向かって頑張るというだけですけどね(笑)。でも前にミクロ級で試合をした時――2年ぐらい前に古瀬美月さんとミクロ級で試合をしていて(※2021年12月、古瀬美月に腕十字で一本勝ち)。その時よりも良い落とし方ができていると思います」

――今回はミクロ級のタイトルマッチで、しかも国際戦となります。この試合に向けて何か変えてきたところや、新しく取り組んだものはありますか。

「国際戦だから、というのは特にないです。柔術では外国人選手と試合をしていますけど、それほど日本人選手との違いは感じていなくて。外国人選手でも力が強いとか、体が柔らかいとかは人によりますよね。それよりも、私は攻められたら弱いというか。自分が優位ではない状況や、疲れている時は試合中に躊躇してしまうことがあります。そういう状況にどう戦うのか――相手どうこうよりも、自分に何ができて何をやりたいか。とにかく自分自身を高めていくことを考えています」

――つまりメンタルの部分ですね。今年4月のサダエ・マヌーフ戦はノンストップで動き続け、しっかりと判定勝ちしています。サダエ戦で躊躇という部分は見えませんでした。

「あの試合は、ちゃんと頭で考えながら動くことができました。私は思考が停止すると動けなくなるんですよ。でも試合中に『これが良いかな。これは無理かな。次はこう来たら、これをやろう』と考えることができれば、そのとおりに動くことができます。だから試合中の思考の切り替えや集中力も大事になってきますよね。その部分を生かすことができたという点では、前の試合は良かったと思います。でも今までで集中力が高かったのは、古瀬戦なんですよ」

――やはりミクロ級がベストであると。

「そうなりますね(笑)。相手との相性もあるでしょうけど」

――では次の対戦相手であり、王者でもあるアム・ザ・ロケットの印象を教えてください。

「動きが速いです。私と同じように、ミクロ級ならもっと速くなると思います。アムさんもミクロ級がベストじゃないですか。彼女が打撃と寝技のどちらで来るか分からないけど、私との試合は打撃で来るかもしれないと考えています」

――アムはMMAだとグラウンドで仕留めることが多いものの、やはりムエタイらしい打撃も持っています。アムの打撃については、どう考えていますか。

「それはセコンド陣が教えてくれたことがあって――『自分からKOするつもりで行けば、相手の打撃も効かないから』と。KOできるものなら、やってみろ。そういう気持ちで行けば怖くないし、そう思いながら練習でも取り組んでいます」

――ミクロ級がベストである両者の対決は楽しみです。

「私もムエタイの選手を対戦するのは初めてなので、すごく楽しみですね。でも私は、自分が『これをやる』と決めたことをやり通すだけで。今回はヒジ有りなので、パウンドだけでなくヒジもしっかり入れていきたいです。ヒジがあればグラウンドの展開も変わりますし。明後日は私がチャンピオンになります。皆さん、ぜひ試合を楽しんでください!」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT


■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(日本)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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【DEEP JEWELS42】10周年記念大会でHIME戦、パク・シウ「目標は自分の力の40~50パーセント出すこと」

【写真】昨年4月のDEEP OSAKA Impact以来のケージ出場で、どのような進化した姿を見せるか (C)MMAPLANET

10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」にて、パク・シウが約1年5カ月ぶりのDEEP出場──2年3カ月振りのDEEP JEWELS参戦を果たし、HIMEと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

一昨年大晦日のRENA戦を皮切りに、昨年はRIZINを主戦場に戦ったパク・シウ。RIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリでは1回戦で浅倉カンナ、準決勝で浜崎朱加に勝利して決勝進出を果たすと、決勝では伊澤星花とスプリット判定までもつれる接戦を演じた。伊澤戦から約9カ間「試合に負けて後悔や落ち込んでいる暇があるなら、その時間にトレーニングをした方がいい」とMMAファイターとしての底上げのための練習を続けてきた。HIMEとの一戦ではその成果を見せたいと語った。


――昨年大晦日のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ決勝の伊澤星花戦はスプリットでの判定負けという結果でした。あの試合を振り返ってもらえますか。

「昨年は試合数が多かったので、試合で見つかった自分の悪い部分を修正する時間がなかったです。それが試合に出てしまったかもしれません。今回は約9月間、試合間隔が空いたので、昨年の試合で見つかった課題を修正する練習ができました。またコンディションもすごくいい状態です」

――判定結果が物語っているようにどちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。そういった負けを経験して、気持ちを切り替えることに苦労はなかったですか。

「プロで試合をしている以上、勝つこともあれば負けることもあります。伊澤選手に判定負けしたことを後悔はしていませんし、それを引きずることもないです。後悔する・落ち込んでいる暇があるなら、その時間にトレーニングをして次の試合に向けて備えた方がいいですよね? 私はいつもそういう気持ちで練習しています」

――RIZINではRENA選手、浅倉カンナ選手、浜崎朱加選手、そして伊澤選手とトップ選手たちと試合が続きました。どのようなことが経験やプラスになりましたか。

「まず本当のプロフェッショナルなファイターとして試合をしていると感じていました。あとは色んなタイプの選手たちと戦えたことも大きな経験になりました」

――伊澤戦以降は、練習において何か特別に意識することはありましたか。

「試合期間が空いたので対戦相手のことを意識せず、自分のMMAのレベルを上げるための練習ができました。打撃、レスリング、グラップリング…それぞれの技術を伸ばすことを意識し、それぞれの技術で自分の弱点だったところを克服しています」

――日本ではKRAZY BEEが主な練習場所ですか。

「そうですね。基本的にはKRAZY BEEが主です」

――パク・シウ選手は打撃の印象が強いですが、レスリングやグラップリングの強化についてはいかがですか。

「まず私は周りから『打撃が強い』と言ってもらえるのですが、世界のトップレベル選手と比べるとまだまだだと思っています。KRAZY BEEに打撃専門のトレーナーさんがいるので、その方のもとで打撃の技術を伸ばす練習をしています。レスリング・グラップリングについては全体的なレベルアップが必要で、そうした練習をやりつつ、試合になった時に自分が得意な打撃とどう組み合わせて使うのかが大事だと思っています」

――実際にこの半年間でどんなスキルが伸びていると感じていますか。

「練習で成長は感じていますが、それを試合で出すことが難しいし、試合で出せなければ意味がないので、次の試合でそれが分かるのかなと思います」

――では対戦相手のHIME選手の印象を教えてください。

「私は対戦相手の映像をあまり見ないので、細かいことは分からないですが、もともとバスケットボールの選手で背が高くて身体能力が高い選手だと思います。成長のスピードも速いと思うので、前回の試合よりも今回の方が間違いなく強くなっていると思います」

――言える範囲で構わないので、どのような試合をイメージしていますか。

「相手は打撃が強くて、私も打撃が好きなので、打撃戦になると思います。私は新しいコンビネーションも練習しているので、それを試合で出したいです。あとはレスリングとグラップリングもたくさん練習しているので、テイクダウンしてサブミッションでも勝ちたいです。いざ試合でどうなるかは楽しみにしていてください」

――まだ試合で見せたことがないパク・シウ選手のことを見せられそうですか。

「今までの試合は自分が持っているものの20パーセント程度しか見せることが出来ませんでした。今回の目標はそれを40~50パーセント出すことで、それが出来たらとてもいい試合になると思います」

――今回は約1年5カ月ぶりのDEEP参戦となります。久しぶりにDEEP JEWELSで戦うことをどう感じていますか。

「RIZINでずっとリングの試合をやってきて、今回は久々のケージなので、まずそこを楽しみにしています。また前回DEEP JEWELSに出た時よりもたくさんの人が応援に来てくれるので、そういう人たちの前で戦うことも楽しみです」

――今回の復帰戦をクリアしたあとの目標を聞かせてください。

「私はアトム級・スーパーアトム級で試合をしていますが、今はRIZINのスーパーアトム級チャンピオンになることが一番の目標です。それを実現出来たら階級を上げて、50キロ以上の階級にもチャレンジしていきたいです」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(日本)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

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サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
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MMA MMAPLANET NEXUS NEXUS32 o Shooto YouTube チャンネル 修斗 小倉卓也 海外 渡部修斗 青野ひかる

【NEXUS32】引退試合=小倉卓也戦へ、渡部修斗─02─「『自分が修斗に出ることはないな』と思うように」

【写真】ラストケージイン、ケジメの戦いへ (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS32で、小倉卓也の持つPFCバンタム級王座に挑む渡部修斗のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

渡部はネクサスのバンタム級王座を獲得後、海外で戦うことが叶わず引退を決意した。「惰性でMMAを続けたくなかった」という渡部が最後にPFCタイトルマッチを選んだのは、最後まで挑戦者でありたいという気持ちから。ただ、挑戦したいのはベルトだけではなかった。

<渡部修斗インタビューPart.01はコチラから>


――青野ひかる選手とのご結婚やジム(FIGHT LYNX)を設立したことで、現役生活に対する意識も変わったのではないですか。

「結婚については――妻とはずっと一緒に暮らしていたので、生活面で特に変化はなかったです。でもジムを出したことによって、もっといろんな仕事をしたいと思うようになりました。今までは社会不適合者みたいな生活をしていましたから(笑)」

――アハハハ。社会不適合者かどうかはともかく、ずっと格闘技に専念してきたわけですし、格闘技以外のことに興味を持って当然です。

「はい。今は引退後が楽しみなんですよ。自分としては引退後にもっと、他にもやりたいことを見つけていきたい。おかげさまでジムも、自分が考えていた以上に通ってくださる方が多くて――充実した生活を送らせてもらっています」

――そうなると、もう常日頃から戦うことを意識することは難しくなりますよね。選手と指導者、あるいは他のお仕事との両立が困難になったり。

「……そうですね。考えてみると、『もっとMMAで上に行きたい』という欲が少なくなったのかもしれないです。何より僕は、惰性でMMAを続けたくなかった。やりたいことが無いから試合に出続ける――そういう選手生活を送りたくなくて。上に行きたいという欲が少なくなり、目標も無くなった状態で選手を続けるのは無理でした。だったら『もういいんじゃない?』と言われる前に、惜しまれつつ引退するほうが良いなと思いました」

――青野選手は引退について、どのように仰っているのですか。

「ずっと前から妻には『引退する』と伝えていました。妻は毎回『もっと続けられるんじゃない?』と言っていましたけど、今回ばかりは『意志が強そうだから反対しない』と。妻に対しては、今まで以上にサポートしていきたいです。これまでもサポートしていたつもりですけど、十分ではなかったと思います。自分も現役の選手だったので。今は女子MMAも新陳代謝が激しくて、どんどん新しい選手が出て来る。そのなかで妻が勝っていけるよう、もっと強くしていきたいです」

――そうしたなかで今回の引退に至るわけですが、やはり渡部修斗選手が修斗に参戦することはなかったのですね。

「自分でもそう思っていました(笑)。修斗に対する想いは、以前のインタビューでお伝えしたとおりです。今まで何度も修斗に出たいと考えたし、実際にお話を頂いたこともありました。でも他の試合が決まっていたり、タイミングが合わなかったりとか……いつしか『自分が修斗に出ることはないな』と思うようになって」

――ご自身に「修斗」と名付けたお父さん、元シューターの渡部優一さんからは修斗に出てほしいとは言われなかったのですか。

「父とは会えば格闘技の話をしますし、アドバイスも貰ったりしますが、『どこどこで試合をしてほしい』と言われたことは一度もなかったです。それは修斗に限らず。僕が引退を決めたことはまず母に言って、母から父に伝わったようですね。そのあと会った時に、いつもと同じように『次の試合も頑張れよ』と言ってくれました」

――なるほど。そこで引退試合に関するお話なのですが、なぜネクサスでPFCのタイトルマッチを行うことになったのでしょうか。

「引退試合の相手として、チャンピオンあるいはチャンピオンクラスと対戦したいと山田さんに伝えました。そこでPFC王者の小倉卓也選手の名前が挙がってきたんですよ。小倉選手はネクサスに出たこともあったし、元修斗世界ランカーなので自分も試合したいと思って。この試合がPFCのタイトルマッチになったのは――PFCタイトルマッチって、通常は5分5Rじゃないですか。自分の中で最後に一度、5Rを戦ってみたかったんです」

――今回は3R制となりましたが、本当は5R制を希望していたのですか!

「アハハハ、そうなんですよ。自分は最後まで挑戦し続けたい。まずタイトルマッチだから僕は挑戦者になりますし、今まで経験のない5Rにチャレンジしたいと考えて。もちろん5Rの試合でも、僕は序盤にフィニッシュするつもりですよ。でも5Rを戦うための練習や精神状態に自分を追い込みたいと思いました」

――引退試合だからこそ、最後に一番キツい道を選びたかったと……。

「その練習を乗り越えたら、今後の人生に対してメチャクチャ自信になるだろうと考えて。でも興行の時間があるからか3R制になりました。試合が決まったあとで『あぁ、後楽園ホール大会だった』と気づいたんですけど(苦笑)」

――後楽園ホールは撤収時間の都合もありますからね(笑)。では引退試合の相手、小倉選手の印象を教えてください。

「どこでも勝負できる選手ですよね。打撃でもグラウンドでも――レスリングもMMAのレスリング力は高いですし。MMAが上手くて、何よりフィニッシュできる選手だと思います」

――小倉選手はリーチが長く、打撃にしてもレスリングにしても自身のリーチを生かしている印象が強いです。そのぶんハードな試合になりそうですね。

「バチバチな試合になるかどうかは分かりませんが、とにかく今の自分を見せられる試合にしたいです。これが最後の試合なので、今まで自分がやってきたMMAを思いきり出したいですね。あとは結果にこだわるのはもちろん、内容にもこだわりたいです。『渡部修斗、強かったな』、『これで引退するのか!?』と思われるような試合をしたいし、そんな試合ができると思っています。自分史上、今が一番強いですから」

■視聴方法(予定)
8月20日(日)
午後6時~Fighting NEXUS公式YouTubeチャンネル

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【NEXUS32】引退試合でPFCバンタム級チャンプ小倉卓也に挑戦、渡部修斗─01─「今が一番良い自分を」

【写真】「ファイターとして彼女の目標でありたかった」──今では修斗夫人、青野ひかると (C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS32で、渡部修斗が小倉卓也の持つPFCバンタム級王座に挑む。
Text by Shojiro Kameike

今年4月にネクサスを通じて渡部は、8月にMMAを引退すると発表した。その引退試合として、なぜネクサスでPFCのタイトルマッチを行うことになったかは後編で語ってもらうとして、まずは渡部が引退を決意した理由を訊いた。その理由には、ファイター渡部修斗が詰まっていた。


――8月20日に引退試合を迎える渡辺修斗選手です。今年4月にNEXUSを通じて引退することを発表した時は驚きました。このタイミングで引退する理由を教えてください。

「自分の中では、急に引退を考えたわけではないんです。ここ何年もの間、『自分が一番良い時期に辞めたい』というのは、いろんなメディアでお話させていただきました。じゃあ自分の一番良い時期って、いつなのか。そこで今後を考えた時に――正直なところ、自分にとって良い未来が思い描けなかったんですよ」

――引退を考え始めたのは、いつ頃だったのでしょうか。

「2020年ですね。2018年にネクサスのバンタム級トーナメントで優勝し、ベルトを巻きました。2020年に初めてRIZINに出て負けた(2020年8月、井上直樹にRNCで一本負け)あとは、ずっと『この試合が最後かな』というつもりで戦ってきていたんです。コロナ禍で大会開催数が少なくなったこともあって」

――それはネクサスのベルトを巻きRIZINに出場したことで、やり切った気持ちがあったのですか。あるいはファイターとしての限界を感じたのか……。

「やり切ったという気持ちのほうが強いですね。もう叶えたい夢がなくなったといいますか」

――叶えたかった夢とは何だったのでしょうか。

「もともと僕は30歳までにベルトを獲って引退するという夢があって。その夢はずっと変わらず、まず29歳の時にネクサスのベルトを巻くことで一つ達成しました。ただ、ベルトを獲って終わりではなかったです。ベルトを持っていることで、他の道も開けてきました。当時すでに妻の青野ひかると出会っていて、自分自身がファイターとして彼女の目標でもありたかった。

だから試合をし続けたいと思ってRIZINに出たんですよ。自分の中では、そこでやり切ったというか。協力してくださった皆さんのおかげで、本当に良い格闘技人生を歩ませていただきました」

――なるほど。2021年以降もRIZIN、DEEP、そしてネクサスで試合を行っています。その時点では誰と対戦したい、どこの舞台で戦いたい等、新しくMMAで叶えたい夢を持つことはできなかったのですか。

「RIZINに出場して以降は、RIZINでしか対戦できない強いファイターと試合がしたいと思っていました。実際、当時の修斗ランカーだった田丸匠選手、朝倉海選手と試合できたりとか。だからといって、RIZINで昇り詰めていきたいという気持ちがメチャクチャ強かったというわけではなく――それこそコロナ禍になる前は海外で試合をしてみたかったです」

――海外というのは、どの舞台を指すのでしょうか。

「コロナ禍の前はONE出場を目指していたんですよ。いきなりONE本戦でなくても、当時はONE Warrior Seriesがあったじゃないですか。ネクサスの山田峻平代表に『ONE WSに出られませんか』と相談していたこともありました。そうこうしているうちにコロナ禍が起こってしまい……。

最近でいえば豪州や、韓国などアジアで戦える場所がないかと考えていました。『海外で試合をしたい』という気持ちは、ずっと変わらなくて。渡航制限も緩和されてきたあたりから、自分でツテを見つけて海外の団体と話をしていたんです。でも、うまくいきませんでした」

――「自分にとって良い未来が思い描けなかった」とは、海外プロモーションとの交渉がまとまらなかったことも大きいのですね。

「はい。そこで目標がなくなってしまいましたね」

――なぜそこまで海外で戦いたかったのですか。

「レスリングをやっていた頃から、日本を代表して海外で試合をすることが憧れでした。レスリングで実績を残せなかった自分にとって、レスリング仲間が日本代表として海外で試合している姿がカッコ良かったんですよね。その気持ちはMMAを始めてからも変わりませんでした。

もちろんMMAでも自分の実績からいえば、『日本を代表して戦う』とは言えません。それでもアジアとか他の国で戦ってみたいという気持ちがあって。どうしても日本国内の試合だと、周りは知っている人ばかりじゃないですか。何も知らないところで戦ってみたかったです。僕ってイメージ的に、そういうタイプではないと思われていますよね」

――いえ、決してそんなことは……。

「いいんです。実際に『そんなことを考えるタイプだとは思わなかった』と言われているので(笑)」

――正直に言えば、目立ちたい気持ちのほうが強いファイターなのかと思っていました。

「アハハハ、国内で大きな舞台ばかりを目指していて――とか(笑)。海外で試合をする目標は捨てきれませんでした。もしかしたら今後どこか海外の団体から声が掛かることもあるかもしれません。でも、オファーを待ちながら試合をせずに練習を続ける生活では、モチベーションを保てない。オファーがあっても、そこでベストの自分を出すことは難しい。

だからここ数年は一戦一戦、オファーがあったから受けた。目の前の試合に向けて頑張ろうと思いながら続けているような感じでした。相手を選べば、今後も勝っていけるかもしれないです。でもファイターとして、今より落ちている自分を見せるのが嫌なんですよ。今が一番良い自分を見せられるんじゃないかと思って、今年引退しようと決めました」

<この項、続く>

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【DEEP JEWELS42】10周年記念大会でアム×村上のミクロ級タイトル戦。齋藤百湖の初陣は何と、NØRI

【写真】ほぼほぼ適正体重より重い状態で戦って来た両者が、どのようなパフォーマンスを見せつけるか (C)MMAPLANET

12日(水)にDEEPより、9月10日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS42「10th Anniversary」が開催されオープニングのアマMMAを含め12試合の対戦カードが発表された。

2013年8月31日に新宿FACEで旗揚げ戦が行われ(※メインに藤野恵実、セミのキックにキム・ジヨン、グラップリングに魅津希、パウンド無し試合も組まれた)、確実に日本の女子MMA界の成長を後押ししてきたDEEP JEWELSが活動開始から10年の区切りとなる大会を開催する。


3回戦で発表されたのは、DEEP JEWELSミクロ級タイトル戦=王者アム・ザ・ロケット×村上彩。そしてパク・シウ✖HIMEの49キロ契約マッチの2試合だ。

同じく49キロ契約では2回戦ながら須田萌里×エイト・ロータスという注目カードが組まれている。

また全日本学生柔道選手権63キロ級で3位の実績を持ち、EXFIGHT所属でアマMMAで万智に勝利している齋藤百湖がプロデビューに挑む。対戦相手は何とパンクラスでタイトル戦を経験したばかりのでNØRI──実績崩壊マッチも実現する。

この他、青野ひかる×桐生祐子、山崎桃子×古林礼名、竹林愛留✖ 彩綺なども決定した10周年記念大会。特別仕様でなく、普段着の装いで記念大会が実現することが、DEEP JEWELSが10年に渡り積み上げて来た実績の証といえるだろう。

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【DEEP JEWELS】連勝中のHIME 新鋭・万智と対戦!

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2月18日に新宿FACEで開催されるDEEP JEWELS2023年の開幕戦DEEP JEWELS 40の第一弾対戦カードが発表されました。

最も気になる対戦カードはHIME(毛利道場)×万智(スポーツジム67’s)のストロー級ワンマッチでしょう。実力派の大島沙緒里、桐生祐子に連勝してトップ戦線に躍り出てきたHIME。大島はパンチを蓄積して何度もグラつかせ、桐生は開始直後のパンチの連打でダウンを奪って秒殺しています。

キレと精度、そして威力を合わせ持つ打撃は女子ストロー級トップクラス。本人も熱望するRIZIN参戦も目前に迫った重要な一戦を迎えます。

対するは柔道と柔術をベースにアマチュア時代から注目を集めてきた万智。プロデビュー戦では屈指の実力者ARAMIを相手にグラウンドをコントールして判定勝ちを収めました。

字面だと伝わりにくいですが、レスリングも強くて仕掛けもしつこいARAMIに競り勝つって並大抵の事じゃないですよ。この1勝だけでも万智のポテンシャツの高さが如実に伝わってきます。

打撃で勝負したHIMEにグラウンドに持ち込みたい万智。テイクダウンを巡って緊張感のある試合になるのは間違いないでしょう。RIZIN参戦に向けて一歩踏み出すのはどちらか。マニア注目のマッチメイクです。
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そしてもう1試合見逃せないのが青野ひかる(FIGHT LYNX)×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)の一戦。話題先行、美貌先行だったケイトですが、K-Clannでのトレーニングの成果が出たか竹林愛留に判定勝ちを収めました。

このまま波に乗るかと思いきや、次の相手が青野とはまた分が悪い。レスリングをベースにした強烈なタックルを切るのは至難の業。そしてパワフルで堅実なグラウンドコントロールもまた強烈。そう簡単に逃げ出す事は出来ないでしょう。

連敗中の青野が注目度の高いケイトを破って再出発するか。ケイトがアップセットを起こすか。この試合も2023年を占う意味で注目です。
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2.11『DEEP 112 IMPACT』& 2.18『DEEP JEWELS 40』対戦カード

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 2月11日に後楽園ホールで開催する『DEEP 112 IMPACT』で以上の対戦カードが発表されています。伊藤裕樹、福田龍彌、宇田悠斗、本田良介によるフライ級グランプリ準決勝の組み合わせは近日中に抽選で決定します。


 2月18日に新宿FACEで開催する『DEEP JEWELS 40』で以上の対戦カードが発表されています。続きを読む・・・
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【DEEP JEWELS37】須田萌里と王座防衛戦、大島沙緒里―02―「実力をもう一度証明したい」

【写真】極め争いはポジショニング争い。そして組み力の勝負だ(C)MMAPLANET

8日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS37で、須田萌里を相手にDEEP JEWELSアトム級王座の初防衛戦を行う大島沙緒里のインタビュー後編。

2022年3月、大島沙緒里は49キロ以下契約のノンタイトルマッチでHIMEと対戦し、判定負けを喫した。当日は2試合前、青野ひかるに一本勝ちした須田萌里が大島の持つベルトへの挑戦をアピールし、今回のタイトルマッチに至っている。大島にとってHIME戦での敗北から見えた、須田戦そして今後勝っていくための術とは。

<大島沙緒里インタビューPart.01はコチラから>


――2021年は4戦全勝でしたが、2022年はHIME戦での判定負けからスタートしました。あの試合から2カ月、大島選手の中であの敗戦はどのように捉えていますか。

「言い訳になってしまうんですけど、3週間前に新型コロナウィルスに感染してしまって1週間ぐらい動けなかったんです。欠場するわけにはいかないと思って、残り1週間ぐらいで練習の量は詰め込むことができました。でも気持ちの面では、試合に集中することができていなかったですね。

ただ、どんなに準備ができていたとしても、HIME選手には勝てなかったと思います。私にとって、とても相性の悪い選手でした」

――HIME戦では、試合中に大島選手の表情から気持ちが消えているように見えました。これまでは常に気持ちが前面に表れていた大島選手に、何があったのかと気になりました。

「正直、最初の打撃で少しクラッとしたんです。上の階級の打撃をもらうと、こんなに効くんだなって。だから試合中のことは、あまり覚えていないんですよ。ただ、相手が遠い距離にいるから『もっと近づかないといけない、もっと近づかないと』という気持ちばかりが強くなって。それでようやく組んでクラッチすることができても、相手を動かすことができない。どうしたらいいのだろう……と思いながら試合をしていました」

――大島選手は2冠王者となり、2021年は全勝という結果を残したことで、他の選手からは研究し尽くされるファイターになっていると思います。

「はい。私は相手のことを研究していなかったわけではないんですけど、細かいところまでは考えられていなかったと思います。試合が始まった瞬間、HIME選手がサークリングし始めたので、こう来るのかと思ってしまって。あの試合は、すごく勉強になりました」

――今後は対戦相手が全員、同じようなことをしてくるでしょう。

「そうですよね。HIME選手のように距離を取ってくるパターンも増えるでしょうから、練習でもそういったシチュエーションを意識するようにしています。細かいことは言えないんですけど、練習相手にも同じようなシチュエーションをお願いしたり」

――前回の試合は、49キロのノンタイトルマッチでした。大島選手にとって49キロというウェイトは重く感じられるのでしょうか。

「RIZINでも感じたんですが、確かに49キロは重いかもしれないです。でも49キロでの試合に慣れていかないといけないと思って、前回のHIME戦は49キロで試合しました」

――49キロに慣れていかないといけない、とは。

「RIZINに出た時、体の小さい私が勝ったことで、感動しましたというメッセージをたくさん頂いたんです。私の試合で何か感じてもらえることがあるなら、今後も49キロで試合をしていこうと考えています」

――現在、国内女子MMAは49キロがメインストリームとなっています。大島選手もそのウェイトで試合をしていきたい、という考えはないのでしょうか。

「そういう考えはないです。私は44キロでも、47.6キロでも試合していますし、44キロでも強い外国人選手もいますから。でもRIZINに出て49キロで試合をして、勝ったことで周りの人からそういう声を頂いてから、49キロでも試合をしていきたいと思ったんです。前回の試合で負けてしまったので、またRIZINに出るには時間もかかるでしょうけど……」

――なるほど。そのHIME戦が行われた段階では、次の試合がタイトルマッチになるお話はあったのでしょうか。

「その時はまだ無かったですね。須田選手がアピールして、すぐにタイトルマッチが組まれるとは思っていなかったです。HIME戦が終わって数日後に、今回のタイトルマッチのお話を頂きました。私も負けたまま試合を決めずに、負けた気持ちをずっと引きずるのは良くないと思って。須田選手も私と試合がしたいと言ってくれているし、ここでしっかりベルトを防衛して、自分の力を証明できたらと考えました」

――では、須田選手の印象を教えてください。

「柔術をやっていて、極める力がある選手ですよね。試合を見ていても、得意なパターンがある。毎試合、相手に合わせて作戦を考え、その作戦を完全に実行して勝っているんだろうなと思います。それは、その作戦を実行するために日々練習して、体に染み込ませているということなので」

――大島選手は、そのタイプではないのですか。

「そういうタイプではなかったです。……今までは。HIME戦の後から変わりました。一緒に作戦を考えてくれる人もいるし、一緒に対策練習してくれる仲間もたくさんいますから」

――HIME戦については、相性が悪かったというお話がありました。須田選手は、相性の良い相手だと思いますか。

「そうですね……。悪くはないと思いますけど、同じようなタイプなので、相手にとっても私は相性が悪くないということですよね。しかも相手のほうが身長も6センチほど高くて、手足も長いので、相手との距離感については考えていかないといけないです」

――その須田選手を挑戦者に迎えてのタイトルマッチ、どのような試合にしたいですか。

「自分の実力をもう一度証明したいです。打撃も練習しているので、それを見せたいとも思っています。でもグラップラー同士なので、最後は組みつくのかなって。そうなれば私が一本を取れるように、自分が得意な形に持ち込んで勝ちたいと思います」

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