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【Road to ONE04】「ガキには未来しかない」5年後のJ-MMAのために。Road to ONEがYoung Guns大会

【写真】ONE本戦契約中の平田、Warrior Seriesと契約している吉野、修斗から安芸、バラエティに富んだ若い力が揃うイベントとなりそうだ (C)MMAPLANET

テーマは「ガキには、未来しかない」──2日(火)、ONE Championshipより22日(月)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」が開催されることが発表され、メインに平田樹が出場することが明らかとなった。

2019年9月に修斗✖パンクラス対抗戦、昨年4月は緊急事態宣言下での無観客&会場非公開の配信大会、そして9月はONE国際大会再開プレ大会的に青木真也がメインで戦うというイベントをRoad to ONEは開いてきた。

今回は5年後の日本の格闘技界を考える──ということをメインテーマに、10代と20代の選手が中心となったYoung Guns大会が行われることになった。


当初、MMAでの参戦は許可が下りないためキックボクシングで若松佑弥が出場という話も聞かれたが、彼の出場がなくなったことは次戦が決まったと捉えて良いはず。ここはONE本隊のアナウンスを待ちたい。

そんな同大会のメインを任されるのは、昨年2月のONEジャカルタ大会以降、試合がなかなか確定しなかった平田樹となった。さらにイベントテーマも彼女が豊富のなかで話した『ガキには、未来しかない!』というもの。

コロナ禍下においてMMAイベントの開催数、試合数とも減少傾向にあり、その影響を多く受けているのが若くキャリアの少ない選手たちだ。結果、今大会はONEという冠を抱く一方でONEへの路という面ではなく、平田の言葉にあるように日本のMMAの未来を見据えたマッチメイクとなった。

18歳の田上こゆるが、35歳のリトルと対戦

ONE WARRIOR契約下の長田拓也、吉野光。

修斗勢では四国は徳島の安芸柊冬、関西発ティーンエイジ・シューターの田上こゆる、奇天烈。

2021年の大会開催の発表がないパンクラスを主戦場にしている小川徹、前田浩平、リトル、岩本達彦らの参戦も決まった。

若手、地方、再生、TTFC的なテイストが詰まったRoad to ONE第4弾に向け、メインで戦う両選手の今回の試合に向けて抱負は以下の通りだ。

平田樹
「ONE本戦での試合を待ち望んでいましたが、何度か決まりかけたカードが流れたりして、気がつけば1年の間隔が空きました。先々の見通しが不透明な中で、日本で、東京で戦える……と聞き、迷わず志願しました。試合することを許可してくれたチャトリCEO、マット・ヒュームさんに感謝しています。そして試合のない時期もずっと声援を送ってくれるファンの皆さん、お待たせしました。2月22日は、圧倒的な試合をします。『ガキには、未来しかない!』」

中村未来
「平田選手は柔道というしっかりとしたバックボーンがあって、気持ちも強く全てにおいて勢いのある選手だと思います。

試合を受けてくれてありがたいのですが、自分は失うものがないので、得意の打撃で、全力で倒しに行くので、よろしくお願いします」

また今大会は選手、セコンドのみならず運営スタッフ及び放送関係者の全てがPCR検査を行い陰性状態であることを確認したうえで、午後8時終了予定の有観客興行として行われる一方で、中継スタッフ等も都内の別スタジオからのリモート中継を導入するなど、感染予防対策に関して最新かつ実験的な視察も含めた大会運営となるとのことだ。

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

■ Road to ONE04対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中拳治(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
奇天烈(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

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J-CAGE Report TTFC09 ブログ 長田拓也 飯田健夫

【TTFC09】カーフで前足を破壊された飯田、為すすべなく長田の組み&コントール&パウンドに完敗

【写真】長田は完勝も、少し手堅く行き過ぎたか(C)MMAPLANET

20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されたTribe Tokyo Fight Challenge 09。上位3試合は修斗公式戦、他5試合はTTFCルールで東西対抗戦が組まれていた。ここではコ・メインの長田拓也✖飯田建夫の一戦の模様をお送りしたい。

<ウェルター級/5分3R>
長田拓也(日本)
Def.3-0:30-25.30-27.30-27
飯田建夫(日本)

試合の初弾といえる長田の右カーフで、飯田が姿勢を乱す。組みつくような姿勢の右オーバーハンドを見えた長田は左フックを振るって離れる。飯田の左ローを払い、姿勢の乱れたところで組みついた長田はボディロックテイクダウンに成功する。

そのままサイドで抑える長田に対し、飯田は頭を抱えると時間をかけて立ち上がる。ただし、背中を取られている状態ですぐに倒され、またヘッドロック状態に。

頭を抜いた長田はハーフで抑え、飯田が足を戻すと立ち上がってローを蹴る。すぐにシングルに出た飯田だが、潰されてバックを許す。亀の飯田を殴り、両足をフックするとパームトゥパーム・チョークを仕掛ける。

耐える飯田に対し、腕が張るのを避けたか長田はシードベルトに移行し、サイドを選択して抑える。ここも背中を譲った飯田は頭部にパンチを受け、腰にヒザ蹴りを打たれると足を絡めることがないまま上を向きなおしサイドで抑えられる。

長田のニーインベリーのタイミングで左腕を差して、シングルに出た飯田はがぶられてサイドバックを許し、サイド→サイドバックを繰り返し我慢続きの初回が終わった。

2R、右カーフを続ける長田は飯田の左ジャブに右クロスを合わせ、続くカーフで飯田の体を大きく崩れる。左足を完全に効かされた飯田は左足のヒザの横が真っ赤になっている。それでも懸命に右オーバーハンドに右を合わせた飯田だが、カーフに反撃を遮断される。

長田は右でヒザの後ろを蹴り、棒立ちの飯田に組みついてケージに押し込む。踏ん張りがきかないのか、すぐに下になった飯田は立ち上がったところで左を被弾する。

間合いを取り直した長田は前蹴りからカーフを蹴り、オーバーハンド&ニータップを切る。続いて右が交錯するタイミングでバックに回った長田がテイクダウンへ。一度はヒザを上げた飯田は、前転してガードを取り、立ったままの長田がローから飛び込んでパウンドへ。

飯田はスペースができたところでシングルを仕掛けたが、すぐにガードを取ってしまう。ハーフでエルボー、クローズドに戻しても左右のパンチを被弾した飯田は反撃の糸口すらつかめないまま、ラウンド終盤は横を向いてエルボーを落とされた。

最終回、またも右が交錯したタイミングで、バックに回ろうとした長田に対し、胸を合わせた飯田だったが、左フックに続く右カーフでついにダウンを喫してしまう。崩れた飯田にパウンドを打ちつける長田は、ここでクローズドガードの中に収まる。

セコンドや会場内にいたBLOWSの選手から、「立って打撃で戦え」という声が挙がるが、長田も抑えて殴ることに執着する。飯田はハーフガードから潜ってシングル狙いも、長田が頭を押して立ち上がると、引き込むように背中をマットにつけてしまう。

ほぼほぼ勝負の大勢が決まり、下の飯田を長田が殴りパス。足を戻し、腕を差しに行って飯田はスクランブルには持ち込めず、潰されてパウンドを被弾。長田はそのままトップで試合を終え、ジャッジ1人が30-25をつける大勝──も、試合展開には課題が残ったといえるだろう。


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Interview J-CAGE TTFC09 ブログ 長田拓也 飯田健夫

【TTFC09】修斗公式戦=飯田健夫戦 in TTFC、長田拓也「デビュー戦の時みたいに緊張しています」

【写真】ONEウォリアーで本戦級の海外勢と対峙した経験が、どのように生きるか (C)MMAPLANET

20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでTTFC初の大阪大会が開催される。

BLOWSの中蔵隆志氏と長南亮氏、東西の顔が怖いMMA界のリーダーが手を結び、西の揺り起こしを始めた。全8試合、上位3カードはシューター同士の対戦ということもあり、長南氏がプロモーターライセンスを取得し、修斗公式戦として行われる。

そんなTTFC産プロ修斗公式戦でONE Warriorと契約中の長田拓也が出場し、飯田健夫と対戦する。ウォリアーシリーズから修斗へカムバック、関西内部の戦いでも白黒をつけたい長田に、飯田戦前日に話を訊いた。


──明日、TTFCで飯田選手と戦います。今の調子はいかがですか。

「メンタルもフィジカルも今までで一番好調です」

──TTFCながら1年11カ月振りのプロ修斗公式戦です。また修斗の試合を戦うことで何か思うところはありますか。

「飯田選手からすると、僕のランキングを奪うという意志が強いと思うので、自分のランキングを守るというプレッシャーは強いです」

──昨年はONE Warrior Seriesと契約し、6月と10月に2試合を行いました。パンデミックが起りONEウォリアーはイベント再開の目途がついていない状態です。そこでTTFCにおける修斗の試合に出ます。

「これも何かの縁なのかとと思っています。ウォリアーシリーズを目指していたのですが、ここで修斗の試合を戦える事は修斗で上に上がれるチャンスを手にできたと思っています」

──ONEウォリアーからONEにステップアップを狙っていたかと思いますが、修斗でもまた上を目指すということでしょうか。

「そうですね。ONEウォリアーと契約したのは、中藏先生からオファーがあったという電話を貰って……。チャンスがあればどこでも飛びつきたいというのが僕の考え方なので。

それにONEウォリアーとの契約は、他のどこの団体で戦っても良いということだったんです。ウォリアーシリーズがないので、試合があればいつ何時でも戦います」

──修斗、Road to ONE、TTFCというところが選択できる大会だったかと思います。特にこだわりはなかったですか。

「そうですね……でも修斗には愛着があります。だからウォリアーシリーズがないようなら、また修斗でも戦いたいと思っています」

──修斗ライト級戦線は前世界王者がベルトを返上してパンクラスへ。現王者はRIZINで戦いました。

「えっと……TTFCのあとに修斗の大会があって、環太平洋王座決定戦があるんですよ。そこを狙いに行けたらと思っています」

──環太平洋王座がターゲットですか。

「関西勢から新チャンピオンが生まれるんです。関西人としては同じ関西に強い人がいるなら、やっぱり頑張って勝ちたいです。

特に田中有選手には負けているんで……。あの時は僕がランカーで無名の田中選手に挑戦されて負けたので、今度は逆に……田中選手がチャンピオンになれば挑戦したいです」

──そのためには飯田選手に勝利することはマストですね。飯田選手の印象を教えてください。

「フィジカルがあって、気持ちもある……僕から見たら堅実な真面目な選手やと思います」

──長田選手がやるべきことは?

「飯田選手には申し訳ないですけど、全局面で上回って圧倒したいと思います」

──ウォリアーシリーズでキーラン・ジョプリン、オトゴンバートル・ネルグイという海外勢と戦った経験は、今後に生きるでしょうか。

「海外の選手は勝負勘が強いというか、ここというところの決めどころは真似すべきだなって。そういうのは何個もありました。格闘技に対する考え方、戦い方が変わりました。日本人の選手は勝負どころでもじっくり見ていく感じですけど、向こうの選手はここっていうところになると一気に来るので。

そこが海外の選手の良いところだと思ったので、そういうトレーニングを僕も取り入れてやっています。あの経験は日本人相手では、あまりないコトだと思います」

──その圧力を知ると、日本人選手と戦う時に有利になると考えますか。

「う~ん、また別の強さはあるので油断はしないです。でも、あの圧力を経験していたら、あの圧力以上のモノはないのかとは思っています。

ただ前の試合から結構空いてしまったので、デビュー戦の時みたいに緊張しています(笑)。とにかく、ここでしっかりと勝って修斗のタイトル戦線に喰いこめていければと思っています」

■TTFC09対戦カード

<ライト級/5分3R>
山本健斗デリカット(日本)
工藤諒司(日本)

<ウェルター級/5分3R>
長田拓也(日本)
飯田建夫(日本)

<バンタム級/5分3R>
服部賢大(日本)
後藤丈治(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分2R+Ex>
名田英平(日本)
高橋孝徳(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分2R+Ex>
西村大地(日本)
上田直毅(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分2R+Ex>
加藤正徳(日本)
岩﨑大河(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分2R+Ex>
中川皓貴(日本)
狩野優(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分2R+Ex>
宇都宮伍(日本)
大谷啓元(日本)

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【TTFC09】TTFCでデリカット✖工藤など、修斗公式戦が3試合。TTFCは岩﨑大河や中川皓貴が東西戦!!

【写真】中川皓貴などは、まさにTTFCのコンセプトに相応しい選手ではないだろうか(C)TTFC

26日(月)、TRIBE TOKYO MMAより12月20日(日)に大阪市淀川区の大阪メルパルクホールで開催されるTTF Challenge09の対戦カードが発表された。

TTFCにとっての関西大会は既報の通り、夜の部がサステイン主催のプロ修斗公式戦とのダブルヘッダーで行われ、BLOWSの中蔵隆志氏が協力し関西✖関東という対戦がコンセプトの大会になるということだった。

今回の発表では、その修斗のTTFCの関係がさらに接近し、今大会において修斗ライセンス保持者同士のマッチアップは、修斗公式戦として組まれランキングに影響し、長南亮氏が修斗のプロモーター・ライセンスを取得したことも明らかになった。


修斗公式戦は3試合、メインを含め上3つで組まれている。メインは山本健斗デリカット✖工藤諒司が70.3キロで、セミでは77.1キロで長田拓也✖飯田建夫、さらに65.8キロで服部賢大✖後藤丈治戦が修斗の試合で勝敗は当然ランキングにも反映される。

工藤はONE Warrior Seriesと契約中で、今年は2度に渡りRoad to ONEで戦い、ついにTTFCにおける修斗公式戦復帰となった。対して健斗デリカットは修斗以外の大会出場は2014年のHEAT以来、6年振りとなる。

工藤同様に長田もONEウォリアーの配下にある選手で、昨年10月のONEウォリアー日本大会でモンゴルのオトゴンバートル・ネルグイに敗れてから、1年2カ月ぶりの再起戦が飯田とのマッチアップとなった。飯田は9月にヨシ・イノウエからキムラで一本勝ちした勢いを買い、キャリア最高ランクの対戦相手に挑む一戦だ。

もう1試合の修斗公式戦は9月に藤井伸樹に逆転負けをした後藤が、早くも仕切り直しの一戦で服部を相対する。服部としては7月の大阪大会で南出剛を倒した勢いで、後藤をホームに迎え撃ちたい。

5試合組まれたTTFCマッチでは昨日のパンクラスでプロ2勝目を挙げたばかりの岩﨑大河が出場し加藤正徳と対戦。パンクラス3連勝中の名田英平✖高橋孝徳、GladiatorからDEEP大阪大会と負け知らずの5連勝中の中川皓貴が、2020年ネオブラ・ライト級で優勝したばかりの狩野優と戦うなど、掘り起こしと潰し合いというTTFCらしさに地域対抗戦という特色が加わったカードが組まれている。

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