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45 FORCE19 MMA MMAPLANET o シューティングガイコツ 里見拓磨

【FORCE19】里見がシューティングガイコツをヒザ蹴り→パウンドアウト。FORCE2連勝を飾る

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
Def.2R1分56秒by TKO
シューティングガイコツ(日本)

サウスポーのシューティングガイコツに対し、里見が右ストレート。シューティングガイコツが里見の前足へのシングルレッグに入るが、里見は足を抜いて距離を取る。再びシューティングガイコツがシングルレッグに入ると、里見はそれを潰してパンチを落とす。

シューティングガイコツが立ち上がると、里見はパンチで前進。下がるシューティングガイコツを追いかける。シューティングガイコツはそこにシングルレッグで深く組むが、里見はそれを潰してパンチを落として離れる。

里見は左フック、インローを2発。シューティングガイコツがダブルレッグに入るところに右アッパー。組んだシューティングガイコツだがガードに引き込む。里見は離れてブレイクを待つ。シューティングガイコツがもう一度ダブルレッグに入って引き込むと、今度は里見がパウンドを落とす。

ここからシューティングガイコツのバックを取ると、リフト&マットに落として鉄槌。両足をフックしてバックマウントを取ると、シューティングガイコツもハーフガード戻す。シューティングガイコツが体を起こそうとすると再びバックについて、シューティングガイコツの腿にヒザ蹴りを入れる。

2R、シューティングガイコツは体を上下にしてフェイントをかける、里見は左フックから右。後方に倒れたシューティングガイコツがグラウンドに引き込もうとするが、里見は距離をとって立たせる。シューティングガイコツがシングルレッグに入ると、そこに里見は右のヒザ蹴りを狙い、引き込むシューティングガイコツを立たせる。

ここからシューティングガイコツは何度もシングルレッグに入るがテイクダウンできずに引き込み、里見が立たせてブレイクという展開が続く。そしてシューティングガイコツのシングルレッグに里見が右のヒザ蹴りを合わせ、そこからパンチをまとめてTKO勝利を収めた。

試合後、里見は対戦相手のシューティングガイコツに感謝を述べると「観客のみなさん、パパ、ママ、友達…感謝しています。これからもっと戦います、覚えてもらえたらうれしいです」とマイクで語った。


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FORCE18 MMA MMAPLANET o キック 木村旬志 里見拓磨

【FORCE18】打撃で攻めまくる里見。左ハイでダウンもTD防御からのパンチ連打で木村に逆転勝ち

【写真】危なっかしさもあるが、里見が速く鋭いパンチで1Rからダメージを与えていた(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
Def.2R1分23秒 by TKO
木村旬志(日本)

サウスポーのキムラが左ストレートを伸ばす。里見が右カーフキックを受けた木村はマットに手を着いた。すぐに立ち上がった木村に、里見が右ストレートを浴びせる。大振りのワンツーはかわされたが、距離が詰まるとテンカオから組みつき、左腕を差し上げてドライブする。投げは失敗したものの、すぐに体勢を戻した里見は、木村の右オーバーフックを振りほどいた。

ケージ中央に戻ると、木村が左ハイでダウンを奪う。そのままトップを奪った木村に対し、里見がスクランブルから上へ。左足をすくって木村に肩を着かせる。一気にパスからマウントを奪った里見がパウンドを連打するも、木村が立ち上がった。スタンドに戻ると里見の左がヒット。木村のテイクダウンを防いだ里見は、ボディへヒザを浴びせる。

尻もちを着いた木村の頭部にヒザを連打する里見だが、これは反則だ。パウンドから立ち上がる木村に連打を浴びせる里見。木村はグラつきながらもケージに押し込み、バックを奪う。グラウンドに持ち込んだ木村がパンチで削りながら初回終了のホーンを聞いた。

最終回、里見が右ハイを伸ばす。木村は左インロー、里見は右跳びヒザから右フックを当てた。さらに左ジャブを突き刺すと、木村の動きが止まる。右を当てて、木村の左スピニングバックキックをかわした里見は、さらに木村のシングルレッグをスプロールする。明らかにダメージが溜まっている木村が再びシングルレッグで飛び込むと、それをスプロールした里見がパンチを連打し、レフェリーストップを呼び込んだ。


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FORCE18 MMA MMAPLANET NEXUS o PRIDE   ダイキライトイヤー 修斗 加マーク納 木村旬志 里見拓磨 高岡宏気

【FORCE18】地元でメイン出場、高岡宏気―01―「あの事故が人生の大きな転機になりました」

【写真】修斗だけでなくNEXUSにも出場している高岡(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロフェッショナル修斗公式戦FORCE 18のメインイベントでは、高岡宏気が加マーク納と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

香川県出身&在住の高岡にとって、FORCEのケージはまさにホームだ。そのメインで元グラジエーター王者の加マーク納を迎え撃つ高岡は、地元の香川でMMAを始めた理由は何だったのか。そこにはMMAが盛んでない地域ならではのエピソードがあった。


――本日はリモート取材となりました。事務所のような場所でワイシャツ姿ということは、もしかして会社にいらっしゃるのですか。

「はい、そうです(笑)。格闘技をやっていることも理解してくれている会社ですので、大丈夫です」

――ぜひ会社の皆様にも宜しくお伝えください。差し支えなければ、何のお仕事をされているか教えていただけますか。

「メインは不動産事業で、同じグループ内でサウナや飲食店も運営している会社に勤めています」

――するとフルタイムで勤務してからジムへ向かうのでしょうか。

「そうですね。早ければ19時に仕事が終わり、そこからジムに行って23時ぐらいまで練習しています」

――ハードな毎日ですね。今回はMMAPLANETで初めてのインタビューとなります。まずは高岡選手がMMAを始めた経緯から教えてください。

「もともと中学生の時は極真空手をやっていました。でもPRIDEのファンで、昔からMMAも大好きだったんです。いつか香川県内にMMAができる場所があれば、自分もMMAをやってみたいと思っていて」

――なぜ空手は辞めてしまったのですか。

「それはもう……、遊びたかったからです(笑)。でも田舎あるあるで、遊べる場所も少ない。遊ぶといっても、特に何かするわけではなくて」

――田舎あるあるですよね。私も岡山県の倉敷出身なのですが、夜遊びしようにも店は早く閉まるし、同じところに行っても飽きてしまう。だから夜にダラダラと過ごす生活を送るようになる。

「まさにそういう生活を送り、入学した高校も退学して、鳶職をやっていました。少し格闘技から離れた話になってしまうのですが、鳶職の頃に鉄骨に関わる作業もやらせていただいていた時に、大きな怪我をしてしまって」

――えっ!?

「建物の解体をしていて、廃棄する鉄骨をトラックの荷台に乗せていた時、その鉄骨に僕の足が巻き込まれてしまったんです。足が潰れてしまうような状態にはならなかったのですが、その時に思ったんですよ。『もし足を負傷して現場に立てなくなったら、学歴もない自分はどうやって生活していけるのだろうか』って」

――……。

「今の自分の能力では、現場でも何もできない。『これはヤバい。やっぱり学校は行っておいたほうが良い』と考えました。そこで高校だけは卒業しようと思い、19歳になる前ぐらいから定時制の学校に通い始めたんです。ちょうどその頃に、MMAも始めました。自分にとっては、あの事故が人生の大きな転機になりましたね。定時制の高校から大学に進み、大学を卒業して今の会社に就職しました」

――高岡選手は1995年生まれで、MMAを始めた2015年前後の香川県といえば、まだ常設ジムも少なかったと思います。

「はい。先ほども言ったとおり昔からMMAは好きで、自分もやってみたいと思っていました。そんな時に当時はトイカツ道場香川支部――今のフォースジムを見つけたんです。香川でMMAができるんや!』と嬉しくて入会しました。ただ、あの頃はプロで試合をするとかは一切考えていなかったんです。何もやることがない、暇やからジムに入会にしようという気持ちのほうが強かったですね。でも……ジムに入った時、同い年の子たちがいて。『こんな子らに負けるはずがないやろ』と思っていたら、グラップリングの練習で何もできなかったんですよ」

――今度は格闘技ジムあるあるですね(笑)。

「アハハハ、そうなんです。『こんなヤツらに負けるんや……』と思いました。今考えたら、恥ずかしい限りなんですけど(苦笑)。そこで『少なくとも、この子らよりは強くなりたい』と考えて練習していた頃に、その子たちがアマチュア修斗に出ることになって。同じタイミングで僕も出させてもらうようになりました。それがジムに入って半年経つか経たないか、という頃でした」

――初めてアマ修斗に出た時の結果は……。

「もちろん、ちゃんと負けました(笑)」

――定時制高校に入学した頃にMMAを始め、大学進学から就職と並行して、アマ修斗を経てプロデビューに至るわけですね。

「並行していました。定時制の時は少し大変でしたね。朝9時から15時までバイトして、17時から21時まで授業を受ける。学校からジムまでは自転車で5分くらいで着くので、21時からの練習に5分か10分遅れで参加するという生活でした」

――今も昔もハードな毎日だと思います。それだけ高岡選手をMMAに向けて突き動かしてきものとは何だったのでしょうか。

「試合で勝ったら嬉しい。それが一番です。初めてアマ修斗に出て負けた時に、すごく悔しかったです。そこから強くなりたいと思ったのですが、修斗だとアマチュアで勝てばプロに昇格できる道があると知って。まずはプロ昇格を目標に頑張りたいと思いました。地方にいる人間にとって、アマからプロに繋がる道があるのは大切なんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■ FORCE18対戦カード

<フライ級/5分2R>
高岡宏気(日本)
加マーク納(日本)

<フライ級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
亮我(日本)

<バンタム級/5分2R>
波平ゴング(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<新人王決定Tフェザー級準決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
石原愼之介(日本)
若山達也(日本)

<バンタム級/5分2R>
矢野武蔵(日本)
JAM(日本)

<ライト級/5分2R>
おえゆうた(日本)
轟轟(日本)

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
木村旬志(日本)

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FORCE18 MMA MMAPLANET o   ブログ 木村旬志 里見拓磨

【FORCE18】高松で木村旬志と対戦、里見拓磨「ジムで一番強くなる。これからもZジムで強くなります」

【写真】際という接点の概念がないのが、生粋のMMAファイター (C)TAKUMI NAKAMURA

17日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロフェッショナル修斗公式戦FORCE 18にて、里見拓磨が木村旬志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

7月の修斗後楽園大会で世界戦を戦った安芸柊斗と同世代、地元徳島のMMA Zジムで格闘技を始め、プロとしてのキャリアをスタートさせた里見。ジムでMMAをやることは「他の子が習い事をやるのと同じ感覚」だったといい、アマチュア修斗よりもキッズ修斗で試合経験を積んできた、まさに新時代のMMAファイターだ。同じ四国は香川で迎えるプロ5戦目に向けて意気込みを訊いた。


――FORCE 18=プロ修斗公式戦高松大会に出場が決まった里見選手です。今回がメディア初登場ということで、プロフィール的なことからお聞きしたいと思います。格闘技を始めるきっかけから教えてください。

「小さい頃はすごく泣き虫で、ヤンキーとかを見ただけで怖気づいてしまうような子供だったんです。そういう自分を変えたいと思ってZジムに入りました。それが小学2年生の時ですね」

――小学2年生でヤンキーに怯える環境…だったのですか。

「自分が住んでいる地域にヤンキーが多くて、通学路にいてガン飛ばしてくるんですよ(笑)。それが嫌すぎて泣きながら学校に行っていました」

――身を守るために始めた格闘技だったのですね(笑)。身体を動かすこと自体は好きだったのですか。

「運動神経は悪い方じゃなかったです。サッカーをやるか格闘技をやるかで迷っていて、最終的に格闘技を選びました」

――格闘技を始めてからヤンキーへの苦手意識は克服できたのですか。

「キャラ的に影が薄い方やったんですけど、少しずつ明るくなっていったと思います。ただ変わらずヤンキーは苦手で、わざと練習用のヒザ・サポーターをつけて登校したりしてました(笑)」

――それは周りに「アイツ格闘技やっているんじゃないか?」と思わせるために、ですか(笑)。

「そうです!実際に喧嘩する気はないんですけど、格闘技やっていそうなやつにはちょっかい出してこないだろうと思って、威嚇の意味を込めてやっていました(笑)」

―面白いエピソードをありがとうございます(笑)。そんな里見少年はジムの雰囲気にもすぐに馴染めたのですか。

「はい。偶然入会したジムなんですけど、最高のジムに入ることができて恵まれていたなと思います」

――つまり里見選手の格闘技のバックボーンはMMAになるわけですね。

「他の格闘技をやってMMAを始めたわけではないので、僕にとって格闘技=MMAですね。だからMMAの動きは子供の頃から染みついています」

――MMAはストライキング、テイクダウン、グラップリング…と色んな事を練習するなかで、最初に得意になった技はなんですか。

「ギロチンですかね。Zさん考案のZチョークという技があって、アマチュア時代はZチョークで無双していました(笑)」

――ところで小学2年からMMAを始め、初めて試合に出たのはいつ頃になるのでしょうか。

「小学4年生です。出始めた頃は試合が嫌いで、試合前になると試合が嫌すぎて吐きそうになっていたんです。でも試合が終わると独特の解放感があって、あれが気持ちいいんですよね。そうやってちょっとずつ試合に慣れていきました」

――里見選手は始めた格闘技がMMA、いわゆるキッズ時代から試合に出ているというキャリアを積んでいるのですね。

「自分としては特別なことをやっている感覚がなくて。うちのジムはキッズの頃からみんな仲が良くて、練習するのもそうなんですけど、ジムでみんなと話すのも楽しかったんです。それでジムに行っていた感じですね。他の子が習い事をやるのと同じ感覚だと思います、たまたま僕がやっているのがMMAだっただけで」

――当時好きだった選手や憧れていた選手はいますか。

「実は格闘技を見るようになったのが、つい最近で(笑)。それまではほとんど見たことがなかったんです。格闘技を見ることに興味がなかったというか」

――そうだったのですね。小さい頃からMMAをやっている=MMAの知識も豊富で詳しいものだと思っていました。

「僕の場合は全然そんな感じじゃないです。あくまで僕にとってMMAは自分がやるものだったんで」

――中学に進学する際、格闘技以外のことに興味を持つことはなかったですか。

「もう練習が生活の一部になっていたので、格闘技をやめるとか一切考えなかったです。中学時代は部活で剣道もやっていたんですけど、部活とジム通いを並行してました」

――ではプロになることも自然な流れですか。

「はい。特にプロになりたいと思っていたわけじゃなくて、まさに流れです。みんなでジムで練習して、先輩たちについていって、アマチュアで結果が出るようになって、気がついたらプロになっていた、みたいな」

――アマチュアではどのくらい試合経験を積んだのですか。

「キッズ修斗で50戦、アマチュア修斗を10戦くらいですね」

――アマチュアの戦績でもキッズ・ジュニア修斗の方が多いのですね。格闘技のスタートがMMAで、キッズ・ジュニア時代からMMAの試合に出てプロになる。まさに新しい時代のMMAファイターの形だと思うのですが、里見選手自身はそういったキャリアを積んできたことでどのようなプラスがあったと思いますか。

「どうですかね…なかなか言葉で説明するのが難しいんですけど、MMAの動きを身体が覚えていて、試合になったら自然に身体が動いてくれているとは思います」

――おそらく僕たちとはMMAという競技に対する考え方そのものが違うと思っていて、例えばMMAは打撃・レスリング・寝技に分かれていなくて、MMAはMMAという捉え方なのでしょうか。

「プロとアマはパウンドの有無で分かれるところはありますけど、それ以外で特に分かれているとは思っていないです」

――また里見選手にとってジムや練習仲間は大きな存在だと思います。一言でいうとどのような存在ですか。

「家族ですね。ライバルでもあるし、一緒に切磋琢磨している仲間でもあるし。僕の場合はライバルだと思っているところが強くて、この子より強くなろうと思わないと強くなれないと思うし、僕の目標は今でもZジムで一番強くなることです」

――里見選手が考える理想の選手像・ファイトスタイルはありますか。

「ベタですけどオールラウンダーになることです。すべての局面に対応して、すべての局面で相手の動きを潰せる選手。何をやっても相手に上回りたいです」

――先ほど最近格闘技の試合を見るようになったということですが、今好きな選手はいますか。

「う~ん……マニアックな選手を言った方がいいですか」

――そこは自然体で大丈夫ですよ。リアルに好きな選手を聞きたいです。

「かなりミーハーですけど、コナー(・マクレガー)さんです(笑)」

――それは……ずばりミーハーです(笑)。

「ですよね(笑)。でもコナーさんが好きです!」

――それでは次戦についても聞かせてください。今回の試合が決まった時の心境はいかがでしたか。

「僕は試合が好きなんでうれしかったですね。モチベーションが途切れないうちにどんどん試合はやりたいです」

――前戦は今年7月の修斗後楽園大会、根井博登選手に判定負けした一戦でした。あの試合を振り返ってもらえますか。

「あの試合は何もできないまま終わってしまって。攻める体力と技術が足りなかったかなと思います」

――それが出来なかった理由は何だったと思いますか。

「気持ちの部分ですね。後楽園ホールという場に呑まれたというか。僕はどちらかというとメンタルが弱い方なんで、後先のことを考えると自分から攻められないんですよね(苦笑)」

――もともとそういった性格なのでしょうか。

「どうなんだろう。やってやるぞって気持ちはいつもあるし。前回に関していえば冷静に試合することを目標にしていて、それが影響したかもしれないです。それまで自分はずっとフィーリングでやっていて、動物でいうなら『野性的なチーター』やったんです。でも、これからは『賢いエリートチーター』になりたくて冷静に戦おうと思ったら、逆に冷静になりすぎて熱くなれなかったです」

――対戦相手の木村旬志選手にはどのような印象がありますか。

「ストライカーでしっかり打撃に重みがあるので、いい試合ができると思います。相手のスタイルも含めて打撃を意識して練習しています」

――相手がストライカータイプであっても打撃の攻防にも応じる、と。

「もちろんトータル的に戦いますが、しっかり打撃の練習もしているので打撃の攻防もやりたいです。僕は打撃だけの試合も好きだし、打撃の攻防は見ていて楽しいじゃないですか。それこそ後先考えずにバチバチの殴り合いもやってみたい。前回はそういう野性味を出せなかったので、今回はかつての野性味を取り戻しつつ、冷静に頭を使って戦うところのバランスを考えながらやりたいです」

――ちなみにMMA以外で、打撃系で好きな選手もいるのですか。

「須藤元気さんですかね。トリッキーな人が好きなんで」

――須藤さんはMMAもやるし、全く打ち合わない…ですよね(笑)。

「あっ……そうでした(笑)」

――初めて里見選手を取材しましたが、かなり自然体な選手だと思います(笑)。でもマクレガーだったり、須藤さんだったり、個性がある選手が好きなようですね。

「はい。見ている人の印象に残る選手になりたいと思うし、試合で里見拓磨をどう表現するかを見てもらいたいです」

――これからの里見選手の夢や目標はありますか。

「ジム全体で強くなりたいです。僕も技術をたくさん身につけて強くなって、それをみんなに指導して。そうやってジムとして強くなって、Zジムという名前を轟かせたいです」

――例えばアマチュアの試合で対戦相手に「俺の相手はZジムか。強いな…」と思わせるようなジム・チームでいたいですか。

「そんな感じですね! ジムの名前で相手をビビらせるような“名門”と言われるジムになれたら最高ですね」

――最後に一つ、質問をさせてください。同門のCHAN-龍選手が7月に急逝しました。里見選手にとっても切磋琢磨してきた仲間だと思います。簡単には答えられない質問だと思いますが、一言コメントをいただけますか。

「(少し考えて)やっぱり……残念です。僕は龍ちゃんと仲が良かったし、さっき話したジムで一番強くなるという目標には龍ちゃんを倒すことも含まれてたんです。もうそれは出来ないけれど、僕はこれからもZジムで強くなります」

■視聴方法(予定)
9月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■ FROCE18対戦カード

<ストロー級/5分2R>
石原愼之介(日本)
ニシダ☆ショー(日本)

<ストロー級/5分2R>
里見拓磨(日本)
木村旬志(日本)

<フライ級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
亮我(日本)

<フライ級/5分2R>
高岡宏気(日本)
加マーク納(日本)

<バンタム級/5分2R>
波平ゴング(日本)
ダイキライトイヤー(日本)

<バンタム級/5分2R>
矢野武蔵(日本)
JAM(日本)

<新人王決定Tフェザー級準決勝/5分2R>
松浦真実也(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ライト級/5分2R>
おえゆうた(日本)
轟轟(日本)

<バンタム級/5分2R>
二宮弘樹(日本)
小川隼人(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
木村旬志(日本)

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 根井博登 里見拓磨

【Shooto2023#05】里見の足関節を凌いだ根井が2Rにテイクダウンを狙い続けてフルマーク判定勝ち

【写真】根井は2Rもしっかりと背中を着かせてプロ2連勝(C)MMAPLANET

<ストロー級/5分2R>
根井博登(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
里見拓磨(日本)


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MMA o Shooto   エンゼル☆志穂 ライカ 上原平 修斗 吉成はるか 安芸柊斗 宝珠山桃花 新井丈 根井博登 浜松ヤマト 磯部鉄心 藤野恵実 里見拓磨

【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.5

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灼熱の日々が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。そんな中、私は熱中症からの胃腸炎。ずいぶんと長引きましたが、徐々に回復したため、後楽園ホールからプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.5の速報をお届けします。メインは今や修斗の顔になったと言っても過言ではない新井丈(和術慧舟會HEARTS)がストロー級の王座防衛戦に登場。キレ味鋭いストライカー安芸柊斗(MMA Zジム)を迎え打ちます。新井の鬼神のような強さが続くのか。安芸が打ち崩すか。今宵も電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。

なお、第1試合に出場する予定だったCHAN-龍(MMA Zジム)は前日計量の会場に訪れず、対戦相手の上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)の不戦勝となりました。またCHAN-龍はインフィニティリーグへの出場権も消滅。計量バックれて、、、プロとしてあるまじき姿。その後の行方が気になる。


【オープニングファイト第1試合 2023年度新人王決定トーナメント フライ級 一回戦】
△大石航輔(トライデントジム)
(判定1-0)
△木下皓介(GROUND CORE)
1R、開始直後からケージ際での長い差し合いが続く展開。膠着してブレイク。再開すると打撃の交差。木下の蹴りに合わせて大石のパンチがヒットしたか木下はグラつく。しかし木下はタックルで組み付いて再び差し合い。ここから互いに倒し切れずラウンドを終えた。
2R、開始と同時にタックルで組み付く木下。ケージに押し込んでテイクダウンを狙うが大石は必死に耐える。差し合いから大石の膝がローブローになってしばらく中断。再開するとまたも差し合い。終了間際に木下がやっとテイクダウン。しかし大石は下から三角を狙う。木下もパウンドで応戦するがタイムアップ。判定は1-0でドロー裁定。優勢ポイント3-0で大石が準決勝進出。


【オープニングファイト第2試合 ストロー級】
◯根井博登(パラエストラ千葉)
(判定3-0)
×里見拓磨(MMAZジム)
1R、軽快なステップからスタンドでバックに周った根井。ジャーマンでテイクダウン。逃げる里見を捕獲してグラウンドに持ち込む。すかさず根井は足関節。だが里見は冷静に対処してスタンドに脱出。猪木アリ状態からローを蓄積。さらにスタンドでパンチをヒットさせるが、最後は根井がタックルでテイクダウンしてラウンドを終えた。
2R、タックルに来る根井に対してパンチを当てる里見。根井はお構いなしに組んでテイクダウンするが里見はすぐに立ち上がる。それでもタックルに来る根井を潰してパンチを入れて、時には飛び膝を狙うがグリーンヒットしないまま試合終了。判定は根井に軍配。


【第2試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級】
◯浜松ヤマト(T・GRIP TOKYO/勝ち点4)
(判定2-0)
×磯部鉄心(パラエストラ松戸/勝ち点0)
1R、差し合いから足を掛けてテイクダウンしたのは磯部。しかし浜松はすぐに立ち上がる。逆に組み付いてケージに押し込むとテイクダウン。立ち上がろうとする磯部のバックに周ってコントロール。しかし終了間際に磯部は浜松をガブってチョーク狙い。だがタイムアップ。
2R、一転してスタンドの展開。磯部の左ジャブ、ローが蓄積。嫌がった浜松は胴タックルで組み付く。時間を掛けてテイクダウン。バックに周ると側頭部にパウンドを入れながらチョークを狙う。左右を入れ替えて仕掛け続けるが極め切れないまま試合終了。判定は浜松に軍配。


【第3試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT/勝ち点4)
(判定2-0)
×吉成はるか(シューティング宇留野道場/勝ち点0)
1R、スタンドで主導権を握る宝珠山。間合いを詰める吉成に対して左右の連打をヒットさせる。嫌った吉成は胴タックルで組み付く。しかし宝珠山の腰は重く、長い差し合いが続く。終了間際に足を止めて打ち合うがクリーンヒットなくラウンド終了。
2R、やはり打撃で勝負したい宝珠山に対して吉成は組み付く。差し合いのまま膠着したが、中盤についに吉成が足を掛けてテイクダウン。しかし宝珠山はすぐにバックに周る。吉成もすぐに立ち上がり、お互いにテイクダウンし切れずに試合終了。微妙な判定は宝珠山に軍配。


【第4試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級】
◯藤野恵実(トライフォース赤坂) 
(1R チョーク)
×エンゼル☆志穂(GSB多治見/勝ち点0)
1R、開始直後から足を止めての打ち合い。まるでドン・フライ×高山善廣。エンゼルも真っ向から打ち合うがド突き合いなら藤野が上手。パンチでダウンを奪うとギロチンを狙う。一度は不発に終わるが再び首を取ってグラウンドに持ち込むとバックに周ってチョーク。ガッチリ極まるとエンゼルはタップ。藤野が貫禄の一本勝ち!