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【RIZIN LANDMARK06】RIZIN初陣=怪獣キラー荒東英貴─01─「吉鷹先生のことオモロイおっちゃんやと」

【写真】RIZIN初見参。アッと言わせることはできるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、GRACHANヘビー級王者の荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから9戦無敗の怪獣キラーが、GRAHCANヘビー級トーナメント優勝後の宣言どおりRIZINに出場することとなった。身長177センチと、ヘビー級の中では小柄ながらKO勝利を生み出す荒東。関西のみならず日本中のキックボクサーとMMAファイターが集まるチーム吉鷹での練習について訊いた。

――今年2月にGRACHANヘビー級王者となって以来、7カ月ぶりの試合を控えています。

「7カ月は長かったです! ありがたいことに、2021年と2022年は年3試合やらせてもらいました。良いペースで試合できていたんやなって本当に感謝しています。そのぶん今回は7カ月も空いているので、少し不安はありますよ。不安要素といえば、そのブランクですね。それでも僕は今までケージでしか試合をしたことがないので、RIZINデビュー戦がリングではなくLANDMARK――ケージでやれることになって良かったです」

――2月の試合後にはRIZIN出場を宣言していましたが、この7カ月の間に交渉していたのでしょうか。それとも突然オファーが来たのですか。

「突然、といえば突然ですかね。GRACHANの岩﨑ヒロユキ代表にはずっと、RIZINに出たいという話はしていたんですよ。その頃、豪州の団体や韓国ROAD FCからも話が来ていて――どうしようかなと思っている時に、夏に東京へ行って岩﨑さんと話をしました。そこで『9月か10月のRIZIN出場の可能性もゼロではない』と聞いて。であれば、まずRIZIN出場をメインに考えて、RIZINで試合が組まれなければGRACHANの15周年記念大会(10月15日)に出るという話が進んでいました。GRACHANのほうで良いカードを組んでもらえそうだったけど、そこで貴賢神戦の話が来て試合が決まりました」

――GRACHANとしても快く送り出してくれたという形なのですね。

「もちろんGRACHANの15周年記念大会にも出たかったです。でもRIZIN出場を夢として掲げていたし、そこは僕も迷わなかったです。岩﨑さんのほうからも『今回はRIZINにしようよ』と言っていただいて」

――GRACHANの「良いカード」というのも見たかったです。ベルトを獲得して次の対戦相手の戦績がプロ2戦2敗の相手という点については、いかがですか。

「最初からヒリヒリする相手との試合でも面白いけど、僕としてはRIZINデビュー戦ですから、悪くない話やと思いました。周りからも『RIZINに出て一度でも負けたら終わりやからな』とビビらされています(笑)。あとRIZIN出場が決まった瞬間に、ネット上でアンチの方々が出て来ましたね」

――えっ!? どういうことですか。

「面白いもんですよ。僕が貴賢神選手を煽るような動画を、YouTubeにアップしたんです。そうしたら『何言ってんだ。荒東は強い相手と試合していない』とか。貴賢神選手のファンの方が書き込むのは、まだ分かりますけどね。ただ単に僕をクサすだけのコメントもあったりして。今まで僕のことを知らなかった人が何を言うとんねん、と(笑)」

――そんな荒東選手のことを知っていただきたく、今日は荒東選手が打撃の練習で通っているチーム吉鷹に伺いました。初めてチーム吉鷹で練習したのは、いつ頃でしょうか。

「初めて来たのは3年前――2020年の10月です。タイでMMAデビューしたあと、日本でGRACHANに出る前ですね。最初はチーム吉鷹のことも、吉鷹弘吉鷹先生のことも知らなくて。パラエストラ大阪の中山巧さんが『打撃のプロ練習なら、エエとこあるから行ってみたら?』と言われただけで、チーム吉鷹に来ました」

――何の予備知識も与えられずに(笑)。

「僕も当時の日本のキックボクシングについて何も知らなくて。来てみたら『巧い選手がたくさんおるなぁ』という感じでした。今考えたら、メンバーを考えると巧いし強くて当たり前なんですけど(苦笑)」

――そこでいきなりプロ練習のスパーリングに参加したのですか。

「はい。自分は技術じゃ勝てないと思って、ダーティボクシングしまくっていました。だって西岡蓮太選手(元シュートボクシング日本ライト級王者、KNOCK OUT 64キロ級トーナメント優勝)とスパーしたら、蓮太さんのジャブは全部食らうのに、僕のパンチは当たらんので。結局、くっついてアッパーを打ち続けていましたね」

――チーム吉鷹を主宰している吉鷹弘さんの反応はいかがでしたか。

「最初は吉鷹先生のことを全く知らなくて。でも初日に柔道の話で意気投合したんですよ。吉鷹先生は柔道出身やし、僕も兵庫で大学まで柔道をやっていたので。『メチャクチャ強くて面白いオッチャンやなぁ』と思いました(笑)」

――吉鷹さんをオッチャン呼ばわり(苦笑)。当時はチーム吉鷹にヘビー級の練習相手はいたのでしょうか。

「全然いなかったですね。というか、今もいないです。一番大きかったのがストラッサー起一さんとレッツ豪太さんで。僕もヘビー級の相手と練習したくてチーム吉鷹に来たわけでもなかったですし」

――打撃や寝技、全てにおいてヘビー級の練習相手は少ないですよね。

「そもそも『ヘビー級の相手と練習したい』という考えがなかったです。違う階級の選手でも、トップファイターの人たちが僕と練習してくれるだけで嬉しいし、ありがたくて。僕が柔道をやっていた道場は、女子とも練習するところやったんですよ。女子で体格が違っても強い人はいっぱいおるし、こちらとしても『力を使わない練習』をする必要がありました」

――それはカルペディエム芦屋で行う組み技の練習に対しても同じ意識で臨んでいるのでしょうか。

「もちろんですよ。僕の寝技なんて最初はカスやったんで、ただただ岩﨑正寛(カルペディエム芦屋代表)さんにボコボコにされました。技術も何もない僕が、ヘビー級やからどうって考える余裕なんか無かったです。だからMMAでは寝技でも打撃でも、強い人たちがおるところで自分の技術を上げたいとしか考えていなかったですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
イム・ドンファン (韓国)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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【RIZIN LANDMARK06】万智戦へ、渡辺彩華「踏み台。ゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

【写真】万智の話題になると、吐き捨てるような口調に変わった渡辺(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、修斗世界女子スーパーアトム級王者の渡辺彩華が万智と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

渡辺は今年5月にSARAMIをKOし、プロ4戦目で修斗のベルトを巻いた。柔道ベース+ストライカーとして成長してきた渡辺にインタビュー序盤はその打撃論を訊くと、衝撃的なKOの裏に隠された細かい戦術やRIZINのサッカーボールキック対策など技術的な話題は非常にクールに話していた。

そんな渡辺だが、次戦の相手=万智の話になると表情も口調も一転、決して試合を盛り上げるためのトラッシュトークでない本音の嫌悪感を一切隠そうとしなかった……。


――RIZIN初参戦を控える渡辺選手ですが、まずは今年5月に修斗王座の獲得おめでとうございます。

「ありがとうございます! 一度MMAから離れて、復帰してからの展開がスピーディすぎて……。ただ一戦一戦、一生懸命やってきました。ベルトどうこうよりも、目の前にいる対戦相手に勝つことに一生懸命だったんですよ。それでSARAMI選手を倒した時に『あ、ベルトだ!』と思ったぐらいで。試合当日にSARAMI選手の入場曲が流れるまでは、『本当にSARAMI選手と試合するのかな?』と思っていたんです。私のほうから対戦要求していたのに(笑)」

――アハハハ。自分から言っておいて実感がなかったと(笑)。

「それでSARAMI選手の入場曲を聴いて『あぁ、本当にSARAMI選手と対戦するんだ』と実感したんですよ。何て言うのか……試合をするのは間違いないし、すごく緊張していたわけでもなくて。自分としては冷静でした。でも私はSARAMI選手がRIZINで試合しているのをテレビで視ていたので、『おぉ本物のSARAMI選手が来た!』みたいな(笑)。黒部三奈さんや藤野恵実さんと対戦した時も、同じような感覚がありました。でも……黒部さんや藤野さんはベテランすぎて。SARAMI選手にはオーラがありました」

――黒部選手と藤野選手は、オーラもなかったと?

「そんなことは言っていません! SARAMI選手がベルトを巻いている姿にオーラがあったというか」

――やはりそのオーラが、タイトルマッチならではなのでしょうね。SARAMI戦では、左ハイで決着するとは予想していませんでした。

「そうですか? 今までも左ハイは出していましたよ。当たっていないだけで(笑)。確かに今まではハイキックの重要性を考えていなかったです。ただ蹴ることができるタイミングで蹴っていただけで。しかもガッツリと当てに行っているわけではなく、どちらからというと左ハイを見せて下がらせたりするほうが多かったかもしれないですね」

――SARAMI戦では最初の左ハイをかわされ、2発目がヒットしてダウンを奪いました。すぐに立ち上がったSARAMI選手を引きはがして3発目の左ハイでKOという流れです。あの展開では何としても左ハイで倒そうとしていたのですか。

「実は――ずっと左ハイでKOするのを狙っていたんですよ」

――……。

「本当ですよ! 試合当日の朝に、家族にも『今日は絶対に左ハイで倒す』と言っていましたから。試合では一発目がブロックされたじゃないですか。あれは単発の左ハイで、『やっぱりこのレベルの選手には単発じゃ当たらないんだ。散らさないといけない』と思って。そのあと逆にSARAMI選手が顔面蹴りを打ってきて、自分が距離を外しました。そこで――私の戦い方って『自分がやられて嫌なことを相手にやり返す』なんですよ」

――それは良い言葉です!

「だから私が顔面前蹴りをやり返したら、相手の反応が鈍くて。そこで『左ハイが当たるかもしれない』と思って、まず右ボディストレートから左の三日月蹴り。次にボディストレートのフェイントから左ハイを打ちました」

――そして最初のダウンを奪ったわけですね。もう完全にストライカーへ……。

「黒部さんをKOした時に、自分はストライカーとして生きていこうと決めました! あくまで自称ストライカーですけど(笑)。でも日本の女子MMAではストライカーって少ないじゃないですか」

――それだけのKOを生み出す要因として、ステップワークとスイッチがあるかと思います。SARAMI戦もスイッチを繰り返していましたが、フィニッシュはオーソドックスからサウスポーにスイッチしたと同時に左ハイを打っていました。

「左ハイへ繋げる動き、コンビネーションは練習していました。スイッチからの左ハイだけじゃなく、もっといろんな左ハイの出し方を練習していて。あの形は練習していたものの一つです。オーソドックスのまま左ハイ右ハイも出せますし、サウスポーで右ハイも打てます。

もともと柔道は利き手が前のサウスポースタンスでした。MMAを始めてから、打撃が入るようになってオーソドックスで構えるようにしていました。そういうアベコベの状態からMMAを始めているので、どっちの手や足が前になろうと違和感がないですね」

――他の出身ファイターと同様にサウスポー、いわゆる右利きサウスポーとしてMMAを戦おうとは考えなかったのですか。

「それは考えなかったです。やっぱり左足を前に構えたほうが、前に出やすいですよね。私は徒競走も『位置について』で構える時に右足を下げていましたから」

――……はい。

「そのほうが本来はバランスが良くて。たぶん柔道時代はバランスが悪いほうで試合をしていたんだと思います(笑)」

――打撃でいうオーソドックスで構えていたほうが、もっと柔道でも強かったかもしれないと(笑)。

「柔道って、どんどんルールが難しくなっているじゃないですか。すぐ変更されるし、ルールが変わるたびに頭がパンクしていましたね。そういう競技は苦手です。だからMMAは楽しいですよ。ルールはあるけど分かりやすいから。特にRIZINルールは4点ヒザとサッカーボールキックがあるから、ここで蹴って良いかどうか迷う必要がないですもんね。黒部戦でもSARAMI戦でも、本当はダウンを奪った時にサッカーボールキックをやりたかったんですよ。相手は下を向いているからサッカーボールキックが入りやすくて、その気持ちを抑えるのに必死でした」

――現在サッカーボールキックは練習しているのですか。

「はい。さすがに思いっきり蹴ることはできないので、その状態になったらサッカーボールキックの形に入るだけですけど。4点ヒザの練習もやっています。それは練習相手もサッカーボールキックと4点ヒザありだから、自分も入れられるかもしれなくて緊張感ありますよ。でも、それだけフリーなルールのほうが向いていると思います」

――SARAMI戦で印象深かったのが、もう1点……あらゆる攻防の中で、必ず最後に右ジャブあるいは右フックをフォローで入れていました。

「あれを入れておくと必ず相手の動きが止まって、追って来られなくなりますね。ストライカーとしては『追ってくるなよ』という意味で右をフォローするようにしています。今はボクシングジムでも練習していますけど、やっぱりAACCで――MMAの練習の中でないと分からないものがあって。特にグラップラーが蹴りの打ち終わりにテイクダウンを狙うって攻防は、MMAだけのものじゃないですか。それはMMAの中で学ばないといけない。自分にとっては、あの右のフォローが流れの一つとして染みついているんです。ナチュラルな動きでモーションもなく出しているから、相手も気づいていないのかなとは思いますね」

――それほどナチュラルなストライカーぶりを発揮して修斗のベルトを獲得したあとは、どのような展開を考えていましたか。

「いきなりRIZINに出る、というのは考えていなかったです。まず修斗のベルトを獲ったあとは、防衛戦をやるのかなぁと考えていました。でも、そうなると対戦相手が――もともと黒部さんとSARAMI選手が2強で、いきなり再戦っていうのも変じゃないですか。誰か新しいチャレンジャーが登場するまで、どうなるのかなぁと考えていました」

――すると他団体として、DEEPジュエルスに出場している選手には興味がありましたか。

「DEEPジュエルスには49キロの選手が多いじゃないですか。自分の階級は見ていて『この選手と対戦したいなぁ』という気持ちはありました」

――同じ階級……となると、次に対戦する万智選手は「試合をしたい相手」の中に入っていなかったのですね。

「ストロー級の選手ですけど、自分が階級を上げれば対戦することはあると思っていました。ちょうど同じぐらいのキャリアなので。今回の52.5キロ契約というのも、仕方ないですね。それは万智選手と試合すると決めた限りは、契約体重はもう関係ないので。柔道時代は52キロ級で、その体重で動いたことがないわけでもないですし。あと正直、おいしい相手だと思っているのでオファーを受けました」

――柔道時代の52キロとMMAの49キロでは感覚も違いますか。

「今の自分にとっては修斗のスーパーアトム級(50キロ以下)が適正です。すごく動きやすし、自分の打撃も効きますからね。ただ、国内だけで試合をしていれば、いずれ対戦相手もいなくなってくると思います。世界で戦える選手になりたいっていう気持ちは大きくて、いずれ世界の階級――ストロー級でも強いと言われるようになりたいです。だからずっとストロー級で戦うことは見据えていました」

――……渡辺彩華選手にとってはAACCの先輩である浜崎朱加選手の前に立ちふさがったのが、アトム級とストロー級の間にある壁だったように思います。それはイコール、日本女子MMAにとっての壁でもありました。アトム級の選手が、いかにストロー級で戦うか。

「私は今でも、日本の女子MMAでは浜崎さんが一番強いと思っています。でも私と浜崎さんはファイトスタイルが違うし、違うからこそ壁をブチ破れるかもしれないです」

――それは期待したいところです。では対戦する万智選手の印象を教えてください。

「……ゴキブリですよ、ゴキブリ」

――いきなり語気が強くなったうえ、ゴキブリ呼ばわりするとは……。

「だって、いろんな練習場所に現れるじゃないですか。自分で自分の動きを『ゴキブリみたいな動き』と言っていますからね。だから彼女は自他ともに認めるゴキブリなんですよ」

――万智選手がAACCに来たことはないですよね。

「AACCに来たら、国内の女子選手全員と練習することになってしまいますよ(笑)。本人は、いずれAACCの選手と対戦することが多くなると思っていたかもしれないですけど」

――万智選手の練習環境の問題もあるので何とも言えませんが……。

「それと彼女に対してはイラッとすることがあって。以前MMAPLANETのインタビューで、私の名前を出さずに私のことを挑発していたじゃないですか。Colorsの選手との対戦について訊かれて、『自分がやってやりたい。でも団体も違うし、階級もちょっと違うので』とか何とか」

――「黒部さんとSARAMIさんに勝った人」とは、間違いなく渡辺選手のことですね。

「最初は階級が違うから、万智選手に対してそれほど興味があったわけではないです。でもAACCの人から『こういうことを言われているよ』って、MMAPLANETの記事が送られてきて。でも読んでみたら『階級が違うから悔しい』とか、何言っているんだろうって感じですよ。言い訳するんじゃないってイラつきました。

私だったら――『階級が違うから悔しい』と思うぐらいなら、体重を落としてでも試合します。それで私がツイッター(現X)で、MMAPLANETの記事を引用リツイートして『試合しましょう』と書いたら彼女は何も答えずに、いいねだけしていて……。自分から言っておいて何なんですか。だから私が体重を上げてあげましたよ。これで文句ないでしょう。相手の体重でタコ殴りにしてやります」

――トラッシュトークかと思ったら、本気で怒っているようですね。

「そうですよ。ホントにイラッとしましたから」

――では客観的に、ファイターとしての印象を教えてください。

「グラップラーじゃないですか。柔道出身のグラップラー。よくいるタイプですよ」

――同じ柔道出身であるにも関わらず、ハッキリとストライカーとグラップラーに分かれました。万智選手のようなグラップラーを相手に、渡辺選手の寝技も見てみたいところです。

「フフフ、今回そうなるかもしれませんね。寝技になっても自信はありますから」

――ちなみにRIZINでいえば伊澤星花選手のことは、どのように見ているのですか。

「伊澤さんに対しては何もないですよ。昔、同じアマチュア大会に出た時は『お互いに頑張ろうね』と言っていたぐらいで。RIZINに出場するかぎりは、やるなら伊澤さんだと思っています。ただ、AACCとして考えると伊澤さんのほうが邪魔ですよね。ウチのトップ(浜崎)を倒してベルトを奪っているわけですから。次の万智戦は、伊澤星花とのタイトルマッチへの踏み台ですよ。ゴキブリはゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
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<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
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ストラッサー起一経歴【主戦場】
2014〜2017  UFC(アメリカ)
2017〜2019  RIZIN(日本)
2019〜2020  Bellator(アメリカ)
2021〜. RIZIN(日本)

—-目次—-
0:00 挨拶 (マッチョ選手の試合結果含む)
6:30. 奥田啓介 vs. 久保優太
8:52. 魚井フルスイング vs. ヤン・ジヨン
12:05. アラン“ヒロ”ヤマニハ vs. 河村泰博
15:05. 青井人 vs. 鈴木博昭
19:09. 中村優作 vs. 征矢貴
22:40. カルリ・ギブレイン vs. 貴賢神
26:05. ミノワマンZ vs. 侍マーク・ハント
28:52. 元谷友貴 vs. 倉本一真
32:45. 今成正和 vs. 鈴木千裕
35:15. 弥益ドミネーター聡志 vs. 平本蓮
44:04 平本蓮は朝倉未来に勝てるのか!?
47:13. 質疑応答

———————————————–
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【RIZIN LANDMARK04】下攻めラーラ戦へ、SARAMI「私的には名古屋で戦えることは凄く嬉しい」

【写真】「なんで対戦相手のインタビューの方が先にアップされるんですか(笑)」という一言がSARAMIから聞かれた。色々と事情があるのですが――良い精神状態が続いているようだった(C)MMAPLANET

本日6日(日)、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」で、SARAMIがラーラ・フォントーラと対戦する。

4月に浅倉カンナに敗れ、6月に人生初の米国修行=チーム・オーヤマでの練習を経験。UFC世界ストロー級世界王者カーラ・エスパルザにも触れた。ホーム感を大切にしつつするSARAMIは「外国人選手との対戦は吹っ切れる」と良い感じの精神状態で、下攻めフォント―ラと相対する。


――ラーラ・フォントーラ戦まであと5日(※取材は1日に行われた)、追い込みも終わったと思いますが、どのように過ごされていますか。

「何もしないで、普通に過ごしています(笑)。ジムも昨日は用事があったので行っただけで体は動かしていないです。本格的な練習は土曜日に終わっているので整体に行ったり、メンテナンスが多いですね。あとは美容室に行ったり。ここにきて体を動かすよりも、疲労を抜くことの方が重要かなって」

――では追い込み期間中に北岡悟選手がアブダビに行っていましたが、その影響はなかったですか。

「ないです。今回は北岡さんと話をして創っていますが、週に1度か2度しか一緒に練習していないので。北岡さんも自分の試合があるし、私も出稽古が多いので」

――その出稽古先とは?

「パラエストラ池袋で柔術、寝技対策ですね。北岡さんの関係で通わせてもって、林(孝宗)さんに色々とお世話になって。当日もセコンドにはいってもらいます。

あとトイカツ東中野でMMAをやってもらっています。トイカツ東中野は木曜日の夜に端(貴代)さんと藤野(恵実)さんと練習して、弥益さんや弥益さんのセコンド陣もいて。割と皆が声をかけてくれたり、温かく見守ってくれました」

――そこ、重要ですね(笑)。

「重要です、かなり。ホーム感があるので」

――そのホームとはまるで違う、米国での練習。チーム・オーヤマに行ってきました。なぜ、このタイミングで米国での練習だったのでしょうか。

「4月のRIZINのあと、トーナメントに出るつもりだったので『このままじゃヤバいな』と。もともとスポンサーさんの関係で海外で練習させてもらえることになっていて。『今行かないと、もう行くこともない』と思い……6月から7月にかけて1カ月ほど行ってきました。行く前にはトーナメントに出られないことは分かったのですが、それほどトーナメントにこだわっていなくて。

それよりも1試合、1試合を大切に戦っていこうという気持ちだったので、『出られなくても仕方ないかな』って思ってました」

――では気持ちを切り替えて、米国に向かうことが出来たのですね。アーバインではファイターズハウスに寝泊まりしていたのですか。

「いえ、女の子1人は泊まれないということだったので(笑)」

――確かに(笑)。ではチーム・オーヤマの練習はいかがでしたか。

「言葉が通じなくて大変でしたけど、練習は凄く良かったです。女子選手が絶対に2人はいて。UFC世界女子ストロー級王者のカーラ・エスパルザはオフなのか、あまりジムに来なくて。来た時もコンバテ・グローバルに出る選手やLFAに出ている選手の手伝いをしていました。

それでも打撃のクラスで同じ場にいたのと、一度グラップリングのスパーをさせてもらいました。子供みたいに扱われていましたね(笑)。何もできなかったです。抑えても、普通に起こされて。力が強いとか、凄い勢いがあるとかでなく、普通にやってコロンみたいな感じでした。『強いんだな』って思いました」

――LFAやコンバテに出ている選手との練習では、どのような手ごたえがありましたか。

「う~ん……やっぱり強かったですけど、階級差もあるので自分がメチャクチャ弱いとは思わなかったですね。ただ技術がちゃんとしていました。私はコーチの言っていることができなくて大変でしたけど、皆はしっかりとできるので」

――言葉が通じず、技術的に分からない。病みそうにならなかったですか。SARAMI選手は気分の人という風に感じているので。そういう時は厳しかったのではないかと。

「でも皆が頑張って説明しようとしてくれて、日本より全然褒めてくれるし(笑)。日本だとシュンとなっちゃうけど、言葉が通じていない分大丈夫でした(笑)。なんと言っても、教えてくれようとしてくれるので……皆、温かったです」

――土日などは、どのように過ごしていたのでしょうか。

「日曜日は休みですけど、土曜日が一番きつかったです。あの太陽の下でラントレをして、ジムに戻って打撃スパー、MMAスパー、ドリルをやって終わり。もう走り終わった時に私はチーンとなっていました。で、日曜日はスーパーでウロウロするような感じで。

でもホームシックもなかったです。あの1カ月で、打ち込みの大切さを再確認しました。打ち込みって大事だと痛感しました」

――そこは日本に持ち帰ることができましたか。

「自分がやるパターンは、ですね。普通にジムの打ち込みの時間にやって。ただ他の人と共有したりとかできないのが、私なんです(笑)。皆で一緒にやろうよ――とかできないんですよ。それもあって米国のように充実した練習はできなくて、北岡さんとも結構ケンカしたりしましたよ(笑)」

――そこも安定路線です(笑)。

「本当ですか(笑)。良かったです。『俺じゃ、それは無理だから。他に行けば。他でやって。ここは俺のジムだから』って(笑)」

――アハハハハハ。帰国後、7月と9月、そして10月と試合はありませんでした。

「10月の福岡でラーラという話は頂いたのですが、セコンド陣がいなくて無理で。それに11月に名古屋であるって聞いて、『なら名古屋で試合がしたいです』と伝えました」

――名古屋とSARAMI選手、何かつながりがあったのですか。

「富山が近い……近いというか、富山のアマチュアは名古屋で試合をすることが多いんです。だからホーム感があって。私的には名古屋で戦えることは凄く嬉しいんです。柔術も愛知県で試合をしているし。知り合いが住んでいるとか、名古屋で暮らしたことがあるってことじゃないのに、私のルーツがあるような。それとやっぱり(SARAMIが所属していた)クラブ・バーバリアンの福本(吉記)代表と公武堂とDEEPってつながりが強かったので。だから名古屋はホーム感があります」

――なんだか、良い話です。そんな名古屋で戦うラーラ・フォントーラの印象を教えてください。

「下から三角マンですよね。そこから腕十字でしか、勝っていない。今時、ないですよね。チーム・オーヤマで結構ケージレスリングとかやったんですけど、まぁ関係ないです(笑)」

――同時にMMAです。付き合わなくても構わない。

「ハイ。それです。そのための柔術の練習です。付き合わずに、強さを出せるか」

――付き合わないのも根性がいります。我を通す自信はありますか。

「1Rを凌げば、こっちの勝ちだと思います。向こうは少しでも早く、一本で終わらせたいはずです」

――対してSARAMI選手は1Rにたくさん汗をかいて凌ぐと。

「ハイ(笑)。その通りです」

――長い手足、身長差も相当ありますし、嫌な相手ではあるかと。

「う~ん、でもそんなに緊張もしていないし。なんか私、対外国人選手だと開きなおってできるんです」

――もともと自分が初めてSARAMI選手の試合を見たのが、ROAD FCのソン・ガヨン戦でした。

「そうそう、ああいう感じで戦いたいんです。普通にMMAで戦って、殴ってっていう感じですね」

――先日、イズムの練習を見させてもらった時に11月27日に修斗で戦う澤田千優選手、そして11月23日にDEEP JEWELSでデビューを控えた万智選手が出稽古にやってきていました。練習仲間として若い世代の台頭、どのように捉えていますか。

「ちょっと焦ります。あの子たちと練習をすると。強いし、このままじゃマズいって思います。あの2人はすぐに私のところまできて、越えていっちゃうと思います。だから刺激になります」

――若い選手を脅威に感じるなか、ラーラ戦への意気込みをお願いします。

「もう殴って勝ちますよって感じですかね。絶対に私のパンチが当たったら、向うはピヨると思うので。そこで勝負をしていかないと――とは思っています」

――良い感じで吹っ切れているようですね。

「そうですね。修斗に出た時点で、結構振り切れていました。でも4月に躓いたので、もう1回自分の思い通りにやれば良いかなって思っています」

■視聴方法(予定)
11月6日(日)
午後2時~RIZIN STREAM PASS. ABEMA, U-NEXT, RIZINIVE. Exciting RIZIN, dTV, Streaming+,Paravi, SPOOX,スカパー!

■RIZN LANDMARK04計量結果

<70キロ契約/5分3R>
弥益ドミネーター聡志:69.3キロ
平本蓮:69.85キロ

<フェザー級/5分3R>
今成正和:65.45キロ
鈴木千裕:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.0キロ
倉本一真:60.8キロ

<ヘビー級/5分3R>
ミノワマンZ:89.95キロ
侍マーク・ハント:117.65キロ

<無差別級/5分3R>
カルリ・ギブレイン:110.45キロ
貴賢神:119.75キロ

<49キロ契約/5分3R>
SARAMI:48.8キロ
ラーラ・フォントーラ:48.65キロ

<フライ級/5分3R>
中村優作:56.95キロ
征矢貴:56.8キロ

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.55キロ
鈴木博昭:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ:60.85キロ
河村泰博:60.6キロ

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング:61.0キロ
ヤン・ジヨン:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
奥田啓介:65.75キロ
久保優太:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
日比野“エビ中”純也:60.65キロ
吉田陸:60.65キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
秀義:57.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
佐藤執斗:52.9キロ
KAZUNORI:52.95キロ

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【RIZIN LANDMARK04】計量終了。平本蓮は計量後に通常稽古、「後ろを使う」と「下がる」の違い

【写真】計量終了から1時間後、平本の姿がstArt Japan MMA&BJJで見られた (C)MMAPLANET

6日(日)、名古屋市中区のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK04の計量が、同地の名古屋東急ホテルで行われた。

オープニングファイト3試合を含む全14試合、28選手の全選手が計量をクリアしている。

午後2時15分から行われたセレモニアル計量。その締めで70キロ契約で戦う弥益ドミネーター聡志と平本蓮が登壇し、前者が69.3キロ、後者が69.85キロという体重だったが、体が大きく見え――かつ、絞った感があったのは弥益の方だった。

フェイスオフ後、平本は両手を添えて弥益と握手した

その弥益、平本が「明日は俺が絶対勝ちます。皆さん、ドミネーター選手の応援をよろしくお願いします」と淡々と話したのに対し、「もう色々ありましたけど、飾りつけはもうこれ以上いらないでしょ。明日のケージの中で見届けてください」と疲れた空気感を醸し出す。

今大会のメインに関して、正式発表がなされた以上のやり取りが存在したであろうことが、弥益の表情や言葉の端々から感じられた。一方、「減量は全くない」と言う平本は、計量終了の1時間後には実弟の丈を伴い、stArt JAPAN MMA&BJJで打撃の師である剛毅會空手の岩﨑達也氏、組み技の指導者・赤沢幸典と合流していた。


減量がない分、休息とリカバリーもない平本は計量後もミット打ちやケージ際での組みなどの確認を普段通りのメニューで1時間に渡り行い、日沖が場所を提供したというのが今回のstArt訪問だ。

平本のシャドーの向こうで日沖がGSP譲りのコーディネーション・トレを黙々と行う。バック宙の高さに驚かされた、この後、赤沢がGSPに電話をかけ両者が約10年ぶりに会話をした

「先生との練習は、練習でも試合のような空気がある」という平本。パンチを打つ際のヒジの伸び方から、拳の置き方、そして足さばきの際の頭の位置など、試合前日であってもダメ出しのオンパレードで、まさに日々の稽古が繰り返されていた。

とはいえ、武術に頼らないで、その断りを使いMMAで勝つための打撃を2カ月の稽古期間で習得させるのは簡単ではない。というよりも不可能だ。その動きに適応させようとすることで、平本が本来持つ良さをスポイルする面を感じていた赤沢がその点を岩﨑に尋ね、答えを導き出すというコーチ陣の横のつながりも見られた。

実際、平本は後ろを使う――という武術的思考と、下がるという可視化できる現象の差を埋めつつある。組まさない志向での戦いのなかで組まれたときの対処など、「足」という限定的な表現で彼が言い表した負傷の影響と、超短期間での追い込み=思考の変化が如何に明日のケージが見られるのか。

1時間の稽古を終えた平本は、日沖に感謝の言葉を伝えstArt Japanを後にした。チーム平本蓮、最後の稽古は会場入りしてから行われるそうだ。

■視聴方法(予定)
11月6日(日)
午後2時~RIZIN STREAM PASS. ABEMA, U-NEXT, RIZINIVE. Exciting RIZIN, dTV, Streaming+,Paravi, SPOOX,スカパー!

■RIZN LANDMARK04計量結果

<70キロ契約/5分3R>
弥益ドミネーター聡志:69.3キロ
平本蓮:69.85キロ

<フェザー級/5分3R>
今成正和:65.45キロ
鈴木千裕:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.0キロ
倉本一真:60.8キロ

<ヘビー級/5分3R>
ミノワマンZ:89.95キロ
侍マーク・ハント:117.65キロ

<無差別級/5分3R>
カルリ・ギブレイン:110.45キロ
貴賢神:119.75キロ

<49キロ契約/5分3R>
SARAMI:48.8キロ
ラーラ・フォントーラ:48.65キロ

<フライ級/5分3R>
中村優作:56.95キロ
征矢貴:56.8キロ

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.55キロ
鈴木博昭:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ:60.85キロ
河村泰博:60.6キロ

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング:61.0キロ
ヤン・ジヨン:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
奥田啓介:65.75キロ
久保優太:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
日比野“エビ中”純也:60.65キロ
吉田陸:60.65キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
秀義:57.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
佐藤執斗:52.9キロ
KAZUNORI:52.95キロ

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【RIZIN】貴賢神、ギブレインの威嚇に動じずカメラマンが驚く展開に 無差別級対決で固い握手交わす 『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』公開計量

あす6日に行われる格闘技イベント『ANGEL CHAMPAGNE presents RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』(ドルフィンズアリーナ)の前日公開計量が5日、名古屋市内で行われた。

6日に行われた格闘技イベント『ANGEL CHAMPAGNE presents RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』(ドルフィンズアリーナ)の試合後インタビューに出場選手たちが応じた。

●対戦カード(対戦順)
【OPファイト】佐藤執斗 VS KAZUNORI(53キロ契約)
【OPファイト】久保健太 VS 秀義(57キロ契約)
【OPファイト】日比野“エビ中”純也 VS 吉田陸(61キロ契約)
第1試合 奥田啓介VS 久保優太(66キロ契約)
第2試合 魚井フルスイング VS ヤン・ジヨン(61キロ契約)
第3試合 アラン“ヒロ”ヤマニハ VS 川村泰博(61キロ契約)
第4試合 青井人 VS 鈴木博昭(66キロ契約)
第5試合 中村優作 VS 征矢貴(57キロ契約)
第6試合 SARAMI VS ラーラ・フォントーラ(49キロ契約)
第7試合 カルリ・ギブレイン VS 貴賢神(無差別級)
第8試合 ミノワマンZ VS 侍マーク・ハント(120キロ契約)
第9試合 元谷友貴 VS 倉本一真(61キロ契約)
第10試合 今成正和 VS 鈴木千裕(66キロ契約)
第11試合 弥益ドミネーター聡志 VS 平本蓮(70キロ契約)

◆『ANGEL CHAMPAGNE presents RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』
日時:11月6日(日) 後0:30開場/後2:00開始(予定)
会場:ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
チケット:発売中
PPV:ABEMA、RIZIN STREAM PASS ほか

◆RIZIN FF オフィシャルサイト:https://jp.rizinff.com/

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#RIZIN #貴賢神 #カルリギブレイン #RIZINLANDMARK

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RIZIN LANDMARK4:オッズ/予想と展望

オープニングマッチは割愛。

奥田啓介 3.40
久保優太 1.33

MMA未勝利対決。申し合わせで物議を醸したシバター戦以来、10ヶ月ぶり久保。久保がどれだけ練習しているのか不明だが、奥田は練習していなさそうなので久保KO勝ち。

魚井フルスイング 3.00
ヤン・ジヨン 1.38

7月の沖縄大会で朝倉海戦が組まれていて、朝倉海欠場で代役昇侍を圧倒したジヨン。ここ3年で獅庵にしか勝ってない魚井では厳しいだろう。オッズはもっと大差でいいと思う。

ジヨン判定勝ち。

アラン“ヒロ”ヤマニハ 1.47
河村泰博 2.75

パンクラスでランカーだったヤマニハとランキング未満の河村。その後NEXUSで王者になったが、特に変わったようには見受けられない。

ヤマニハKO勝ち。

青井人 1.71
鈴木博昭 2.10

弱冠二十歳の5年前、修斗で連勝を続けていたホープだった青井だが、今は中堅クラスに勝ったり負けたりするレベルで落ち着いている。鈴木は実質ノーカンの奥田戦と、打ち合ってくれた昇侍戦で勝利したが、MMAキャリア1年で劇的に成長する年齢でもないので青井相手は厳しいだろう。オッズはもっと大差でいい。

青井一本勝ち。

中村優作 2.75
征矢貴 1.47

中村はチーム・アルファメール・ジャパンとしてUFCを目指していた当初は連勝していたが、ライリー・ドゥトロにKO負けしてからは2勝5敗で、現在3連敗中。36歳でこれは厳しい。最近は打撃の技術で上回っても、打たれ弱さでKO負けする試合が増えてきている。

征矢はRIZIN3連続フィニッシュ勝利中だが、相手はすべて階級下の体重ハンデ戦。とはいえ、今の中村相手なら勝ちは動かないか。

征矢一本勝ち。

SARAMI 5.00
ラーラ・フォントーラ 1.18

急に大差のオッズ。単純に戦績だけで見ているのかもしれないが、SARAMIはレコードでは黒星が多いものの実力者。むしろフォントーラの実力が不明。伊澤戦では下攻めの強さは見せたが、それ以外の能力がわかるまえに終わってしまった。初見だったらフォントーラが極めて勝ったと思うが、下攻めが警戒されていたらそうそう極まるものではない。スタンドで互角に撃ち合える力があるかどうか。

フォントーラ判定勝ち予想だが、賭けるならSARAMIにベットする価値がある。

カルリ・ギブレイン 1.45
貴賢神 2.80

オッズはもっと大差でいい。双子の兄・スダリオは、デビュー当初は3分3Rで相手もMMA素人だったり体格差があったりする選手と組まれていたのに、貴賢神は初戦で当時RIZIN日本人最強のシュレック、今回はGLADIATOR王者のギブレイン。外見が似ているスダリオがMMAに対応できているから、貴賢神もできると思われていないか。見る側も、スダリオと比較して足りない部分が目についてしまう。今回は120kg契約だったのが無差別級に。ギブレインは110kgないので、貴賢神が落とせなかったのだろう。練習量にも疑問が残る。

ギブレイン1RKO勝ち。

ミノワマンZ 3.10
マーク・ハント 1.37

両者とも地元岐阜のジモティマッチだが、前座でいいのでは。ミノワマンはもう7、8年くらい、勝っても負けても動けていないし、積極性も感じられない。いつものように、足関の一発以外勝ち目がない。

ハントKO勝ち。

元谷友貴 1.41
倉本一真 2.95

この試合がセミでいいのでは。元谷はRIZINバンタム級GPでは瀧澤に不覚を取ったが、そこから3連勝。しかしすべて判定で、勝ってもインパクトを残せていないため、また下の選手との対戦に。

倉本は2月のTRIGGER2ndでは加藤に圧勝して、ケージでの強さが評価されたが、ケージorリング以前にそもそもが格下相手の試合。その前にはヤマニハに完敗している。

序盤は倉本優勢でも、次第に元谷ペースになり、元谷判定勝ち。

今成正和 2.80
鈴木千裕 1.45

RIZINでの過去2戦はバンタムの今成だが、今回はフェザー。まああまりコンタクトしないスタイルなので、そこまで体重差は影響しないか。今成はグラウンドに持ち込む方法が引き込みしかないので、相手にとっては距離を取って対処すればローリスクで勝ちが狙える。逆にパウンドなどでグラウンドに付き合うと極められる危険が非常に高い。結果として、グラウンドをやりたい今成と、スタンドで戦いたい相手とで噛み合わない試合になりがち。

しかし、急遽出場鈴木は「一本取られるか、KOするか」と言っていて、その言葉を信じるなら、リスクを恐れず勝負に行く模様。サッカーボールキック等、一発入ればKOできるかもしれないが、それをキャッチされると足を極められる。直前の試合決定のため、足関から逃げる練習をする時間も十分なかったはず。試合はスリリングになるかもしれないが、リスキーと言わざるをえない。

この試合だけオッズとは逆で今成一本勝ち予想。

弥益ドミネーター聡志 1.33
平本蓮 3.40

結果として、並んだカードを見たら、この試合以外にメインを任せられるカードがなく、怪我を押して出場させるのもやむなしかもしれない。もともとのマッチメイクに勝負論を感じていなかったが、怪我で3週間練習できていなかったのなら、平本が勝つとしたら出会い頭の打撃でのKOしかない。オッズはもっと大差でいい。

ドミネーター一本勝ち。

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【RIZIN LANDMARK04】リスタート=SARAMI戦、ラーラ・フォントーラ「GSPのように戦う」

【写真】過去映像はほぼガードから攻め。激しく打撃で打ち合うこともあったが、果たしてSARAMIとどのように戦うのか──長旅の疲れも見せないラーラに尋ねた(C)MMAPLANET

6日(日)、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」で、SARAMIと戦うラーラ・フォントーラ。
Text by Shojiro Kameike

7月の初来日では女王=伊澤星花を引き込みから三角絞めに捕えるも、上体を突っ込まれ腰が上がるという厳しい姿勢になり、腕十字に移行できなかった。結果はパス狙いの伊澤のギロチンに敗れたフォントーラだったが、そのしなやかな肢体から繰り出される柔術は紛れもなく本物だった。

3カ月半という短いスパンで、SARAMIとの一戦が実現するのも関係者からの評価が高いが故。とはいえ2連敗すると、もう地球の裏側から日出ことは難しい。ラストチャンスともいえる修斗世界王者との対戦を前に、フォントーラをインタビューした。


――今回、日本に到着したのは?

「昨日よ(※取材は11月4日に行われた)」

──私もブラジルを訪ねたことがありますが、長旅は本当に体にきついです。今の体調はいかがですか。

「ブラジルと日本はとても遠いから、もちろん疲れるわ。でも私は旅をすることが大好きなので、あまり気にしていないの。試合に集中していて、早く戦いたいという気持ちの方が強いわね」

──ブラジリアのコンストリクター・チーム所属と紹介されることが多いですが、つまりはアタイジ・ジュニオールに師事をしているということですか。

「コンストリクター・チームは私の夫(ジェジマール・ニンジャ・ヴェントゥーラ)が所属しているチームで。私は彼の指導を受けているの。彼はアタイジ・ジュニオールの下で柔術を習い、今もプロのMMAファイターとして戦っているわ(※12勝5敗)」

──ではハニ・ヤヒーラやエリッキ・シウバたちと練習したことがあったのですか。

「えぇ。一緒に練習──スパーリングをしたこともあるし、皆知り合いね」

──おお、その話を伺うとさらに試合が楽しみになります。ところで前回の伊澤星花戦では、三角を逃げられました。あの時はロープ際で三角を仕掛けていましたが、リングということで戸惑いはなかったですか。

「いつもオクタゴンで戦ってきたから、あの試合は少し戸惑ってしまって……。ケージを蹴って態勢を整えたりできなくて」

──今回はケージですね。

「ケージで練習しているので、ケージの方が自信を持って戦えるわ」

──正直ラーラのように徹底して下で戦う選手は、MMAではあまりいないです。柔術の時も、下が好きなのですか。

「上も下も好きよ。とにかく今回の試合は冷静に戦いたい。冷静でいられれば打撃戦もできるし、寝技で戦うこともできる。GSPのような試合がしたいわ」

──GSPですか、ならテイクダウンをして削ってパス、そんな戦い方をすると? GSPの下は余り想像できません。

「う~ん、前の試合は打撃を出せなかったので、今回の試合では打撃を使ってからグラウンドに持ちもこうと思っているの。そうね──とにかくスマートに戦って、ドミネイトするわ。ボトムだけでなく、トップからも攻めるし、打撃も使って戦おうと思う。私が持っている全てを見せるわ」

──ではSARAMI選手の印象を教えてください。

「とても良い選手ね。でも私の方が強い。自分を信じて、必ずRIZINのチャンピオンになるから」

──GP決勝を残すなか、再来日を果たしました。そのためにも本当に大切な試合になります。

「今はこの試合に100パーセント集中して、将来的にチャンピオンになるから」

──では最後にファンに一言お願いします。

「日曜日は打撃で打ち合い、寝技を支配するよう戦うわ」

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11月6日(日)
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■ RIZIN LANDMARK04対戦カード

<70キロ契約/5分3R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
平本蓮(日本)

<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
鈴木千裕(日本)

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
倉本一真(日本)

<ヘビー級/5分3R>
ミノワマンZ(日本)
侍マーク・ハント(日本)

<無差別級/5分3R>
カルリ・ギブレイン(ブラジル)
貴賢神(日本)

<49キロ契約/5分3R>
SARAMI(日本)
ラーラ・フォントーラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
中村優作(米国)
征矢貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
鈴木博昭(日本)

<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
河村泰博(日本)

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
ヤン・ジヨン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
奥田啓介(日本)
久保優太(日本)

<バンタム級/5分3R>
日比野“エビ中”純也(日本)
吉田陸(日本)

<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
秀義(日本)

<キック53キロ契約/3分3R>
佐藤執斗(日本)
KAZUNORI(日本)

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【RIZIN LANDMARK04】摩嶋欠場で鈴木千裕が今成と対戦。平本蓮は異例の負傷公言→弥益と70キロ契約戦

【写真】異例の負傷の公言。公傷ファイトから、一度は試合が中止に至ったことがあったと十分に想像できる (C)MMAPLANET

1日(火)、午後5時よりRIZIN FFが東京都中央区のエンジェル・シャンパン銀座店から6日(日)に名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」に関してリモート記者会見を行った。

榊原信之CEOの挨拶に続き、平本蓮と鈴木千裕がフレームイン。そして榊原代表より、今成正和と対戦予定だった摩嶋一整が左ヒジ内側側副靭帯損傷により欠場、鈴木が代役として66キロ戦で戦うことが明らかとなった。

さらにフェザー級=66キロで弥益ドミネーター聡志と戦うことが決まっていた平本は負傷をおして、70キロのキャッチウェイトで試合は実施されることが発表され、続いて貴賢神✖カルリ・ギブレインが120キロ戦から無差別級になることが伝えられた。


ここで急遽出場が決まった鈴木がマイクを握り、以下のように意気込みのほどを語った。

鈴木千裕
「今回急遽決まって用意してきたのですが、やっぱりファイターでいる以上は常に戦えるように自分自身用意しているので。よく言うじゃないですか、試合が急遽決まった人は『練習期間がぁ』とか『練習量が足りなかったぁ』と。僕、全くそういうことはなくて。むしろ凄く調子良くて。いつも以上に力が出せると思うので。今成選手をKOしてもっと上のステージに上がれると思うので、皆さん楽しみにしてください」

続いてマイクを手にした平本は「試合の対策練習している段階で足を骨折してしまって、病院に行ってドクターから『これはできないと思うよ』みたいな感じで言われて。実際に練習でも踏ん張ること、力を出すことが凄く難しくて。打撃もグラップリングも3週間ぐらい練習がままならなくて──トレーニングができない状態が続いて。ホント、心底ここ3週間ぐらい悩んだというか。どうしようかと、過去一の強敵でもあったんで。ホントに凄く自分のなかで色んな葛藤があって。本当に最初焦りました。実際、こんなんじゃ戦えないって弱気になる自分がいて。まず戦えることができるのか、色んな不安な部分があって。結構自分でもメンタル的に追い込まれていたんですけど、とある1人の男が僕の肩を押してくれて今回、腹を決めて出場を決めたんですけど」と話した。

ここから平本は朝倉未来が年末のBellatorとの対抗戦に出ない話を持ち出し、「ちょっと腑抜けた感じのことを言っていて。自分が時代を創るんだと思って、そん時に出場に固い決意を決めて。今回、喧嘩というか自分の実力を信じてやってやろうと思って。朝倉未来、ありがとうっ!!」と言葉を締めた──と思いきや、DISNOTEとなるモノを持ち出すと、ここから朝倉をディスり続けた。

途中で鈴木が「長い」と文句をいう場面もあるほど、実際に長いディスりだったが──この下りは彼にとってもお役目、むしろ前半のマイクの部分こそ格闘家・平本蓮の本音のように感じられた。

実際、平本の練習仲間からは「出ないと思う」、RIZIN関係者からは「治すと言っていると聞いています」という話がここ3週間ほど聞かれていた。いずれにせ、70キロという減量幅の少ない体重で、負傷箇所も「足」とぼかした(※本来は負傷していたことを試合前に公言する必要は一切ないが)時点で、平本は勝つつもりでいる。

そう肯定的に捉えたうえで、コメントにあった喧嘩の強さをMMAでの強さで上回る弥益を相手に如何にぶつけるのか。当日は平本蓮の心の強さが問われることとなる。

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【RIZIN LANDMARK04】榊原CEO「来年以降、ケージとリングをセ・パリーグのように展開していくことも」

【写真】 今後のRIZINにおけるケージの活用方法とは──(C)MMAPLANET

30日(金)、東京都目黒区のホテル雅叙園東京で11月6日(日)に名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」の記者会見が行われた。

弥益ドミネーター聡志✖平本蓮以外に元谷友貴✖倉本一真、摩嶋一整✖今成正和、貴賢神✖カルリ・ギブレイン、ラーラ・フォントーラ×SARAMI、侍マーク・ハント×ミノワマンZ、鈴木博昭×青井人、征矢貴✖中村優作、ヤン・ジヨン×魚井フルスイング、河村泰博×アラン・ヒロ・ヤマニハらのカード発表があった同会見。

今大会がケージ使用になった理由、そして今後のケージとリングのすみ分けに就いて尋ねられた榊原信行CEOの以下のように返答をした。


榊原信行CEO
「TRIGGERを立ち上げた時、ファンの人のなかにもケージでの試合を求める声もありました。僕はリングの方が良いと思いながらも、世界標準はケージなんですね。選手たちがこの後、日本発世界を目指していくなかで、やっぱりケージでの戦い方、リングでの戦い方は同じだと選手たちが言いながらも──でも見る側も違うし、選手たちのタクティクスは違うと思うんです。ケージをどう活用するのかというもあるし、リングだったからここをこう生かすというのとか色々、当然落下するリスクなども多分、選手たちのなかにも戦う刹那のなかであると思います。

だからケージは定期的には使っていきたいと思います。TRIGGERシリーズを廃止するということになるので、LANDMARKが基本ケージになることが多いと思いますが、現時点ではまだ少しテストマーケティングではないですけど、テスト的に今回やらせていただいて、ケージでこれからもLANDMARKをやることをファンの人たちも選手も含めて、求める声が強くなれば、セリーグとパリーグみたいなことで来年以降、来年以降に展開していくことは十分にあるかな──そう思っています」

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