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【Gladiator020】最後のカードはフォークスタイルグラップリングで二刀流=井上啓太が山田崇太郎に挑む

【写真】オープニングから見逃せないマッチアップが決まった (C)MMAPLANET

12日(木)、Gladiatorより22日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator020、全14試合の最後のカード発表があった。

フェザー級王座決定戦=中川皓貴✖チョ・ソンビン、Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座戦=森戸新士✖ジョセフ・チェン、ライト級選手権試合=王者キ・ウォンビン✖挑戦者グスタボ・ウーリッツァー、笹晋久✖ジョン・オリニドの国際戦、宮城友一✖久保健太の拳で語る漢マッチが組まれた同大会。最後のカード一枚もグラップリング戦=山田崇太郎✖井上啓太という注目カードが組みこまれた。


山田は昨年8月にFighting NEXUSにおけるPROGRESS提供試合=濱岸正幸戦(ストレートフットロックで一本勝ち)以来、2度目のフォークスタイル・グラップリング戦となる。

グラップリングとMMAの二刀流の山田に対して、井上も柔術とMMAの二刀流ファイターだ。青帯時代には全日本とアジアを制しアブダビプロで準優勝、全日本では茶帯も制している井上。この日のメインカードでキ・ウォンビンに挑戦するグスタボ・ウーリッツァーとの次期チャレンジャー決定戦で逆転KO負けを喫して以来、4カ月振りの復帰戦で井上は格上といっても過言でない山田と組み技マッチに挑むこととなった。

この試合は開場時間からプレリミスタートまでのオープニングマッチの第3試合として実施されるが、他のオープニング戦も元グラジ・バンタム級王者=竹本啓哉✖江木伸成のコンバット柔術、さらに女子アマMMAでは住村竜市朗の長女=住村斉明里がMIYUと戦うなど、バラエティに富んだラインナップとなっている。

グラップリングファンや地方在住ファイターに注目するマニア層にとっては、この3試合はメインカード級の顔合わせといえる。ライブ観戦、予定される配信ではオープニングから見逃せないグラジエイターの2023年第一弾となりそうだ。

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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DEEP Gladiator019 Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress ROAD FC Road to UFC UFC YouTube オク・レユン キック キム・ギョンピョ キ・ウォンビン グスタヴォ・ウーリッツァー コンバット柔術 ジェカ・サラギ ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 修斗 宮城友一 森戸新士 江木伸成 海外 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】Road to UFCから日本で再起、ライト級王者キ・ウォンビン「自分の覚悟を見せる場」

【写真】気持ちを切り替えて、キャリアの再構築に踏み出したキ・ウォンビン(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020でライト級王者キ・ウォンビンが3年8カ月振りの来日を果たし、グスタヴォ・ウーリッツァーの挑戦を受ける。

10月にRoad to UFC準決勝で、インドネシアのジェカ・サラギに予想もしないTKO負けを喫したキ・ウォンビンが、再起の場の古巣グラジエイターを選択した。RTUの敗北という厳しい時期を過ごし、日本からキャリアのリスタートを切るキ・ウォンビンをソウルでインタビューした。


──3年8カ月振りの来日が決まりました。今の気持ちを教えてください。

「本当にこの間もグラジエイターで試合をしたいと思ってきました。自分が無名の頃から、グラジエイターには試合の機会を貰っていたのでグラジエイターを愛しています。それがコロナもあって日本に行くことができなくなり、今回は久しぶりにグラジエイターでの試合なので本当にワクワクしています。日本の皆さんに良い試合を見せたいです」

──個人的にオク・レユン、キム・ギョンピョ、キ・ウォンビンという3選手をずっと追ってきたつもりでしたので、本音をいえばUFCに行って欲しかったです。Road to UFC準決勝での敗北をどのように捉えていますか。

「あの敗北に関しては、本当に厳しかったです。今も眠れないことがあります。でも、ここで立ち止まるわけにはいかないです。だからこそ、このタイミングでオファーを出してくれたグラジエイターでの試合を再出発にしたいと思っています。そのために良い試合をして、進化した姿を見せたいです」

──それにしてもキム・ギョンピョ選手も同時に敗れたことをどのように感じましたか。

「ギョンピョとは仲が良くて。準決勝前には『決勝で当たったらどうしよう』なんて話をしたこともありました。そのギョンピョも負けたことは、本当にショックでした。ギョンピョが負けるとは一切思っていなかったです。だからこそ、自分もギョンピョもこのままで終わるわけにはいかないです。

韓国に帰国する飛行機でギョンピョが隣の席だったので、そういう話をしました。『ここから一緒に頑張ろう』と」

──良い話です。キム・ギョンピョ選手の今後も注目したいです。では、先ほど言われたようにリスタートがグラジエイターになったことにはどういう想いがありますか。

「自分に活躍する機会を与えてくれたグラジエイターで、再び戦えることは凄く嬉しいです。気合も入りますし、絶対に良い試合をするので期待してほしいです」

──ところでRoad to UFCは無観客でも、UFCと同じ会場で実施された大会で、UFCのオクタゴンで戦えたことが凄く良い経験になったと言っている日本人選手もいます。残念ながら勝ち上がれなかったですが、あの場で戦った経験はキ・ウォンビン選手に何をもたらしたでしょうか。

「MMAファイターなら全員が同じだと思いますが、UFCは自分にとって夢の舞台でした。敗れはしましたが、これまで見てきたUFCファイターと同じ環境で戦えたことは自分にとって、これからの人生に生きる経験になっています」

──韓国で再起戦という選択もあったと思います。それが日本で戦う。仕切り直しとして、海外での試合というのは何か違いがありますか。

「韓国で再起戦を戦っていたとしても、同じだけの気持ちで戦えていたと思います。それでもグラジエイターという団体に愛情を持っているので、一段階上の気持ちで戦うような精神状態にはなっています」

──では挑戦者グスタボ・ウーリッツァーの印象を教えてください。

「寝技中心の選手だと思いますが、打撃も思い切りが良いです。試合映像もしっかりとチェックしました。自分は勝敗以上にその日の試合のなかで、もっとも盛り上がる試合をしたいと考えていいます。そういう戦いができる相手だと思います」

──今の言葉を伺って素直に思うところがあります。キャリアの序盤、キ・ウォンビン選手はしっかりとケージレスリングを戦い、マニア好みの重厚な試合をしていました。それが韓国のMMA界の傾向かRoad FCの戦いでは殴るけど殴られる、一か八かの打撃戦をするようになり、Double GFCでも続いたと思います。その結果、打たれ弱くなった。ダメージの蓄積があるのではないかとRoad to UFC準決勝を見て心配になりました。それでも、やはり打撃戦で盛り上げる試合をしたいと考えているのですね。

「よく自分の試合を見てくださっているのですね。ケージレスリングは自分にとって、勝負の鍵を握る攻防でした。そこで優位に立てると、勝てる。その反面、自分には乱打戦をしてしまう傾向があります。次の試合では派手さのあるファイトとともに、しっかりと勝てる戦いをしたいと思います。ツボを押さえて」

──このタイトル戦を終えて、どのようにキャリアの再構築を考えていますか。

「MMAファイターとして、戦うことが本当に好きです。これからも自分が納得して、ファンの皆さんに喜んでもらえる試合を心掛けます。そういう戦いを続けることで、トップになれる。そういう風に成長した姿を毎試合見せることができるファイターになって戦い続けたいです」

──またUFCを目指したいですか。

今回の取材場所4TPフィットネスにはキ・ウォンビンが持つ2つのベルトが飾られていた

「一番の目標はUFCです。

そこにたどり着くまでにグラジエイターもそうですし、韓国ではDouble GFCで勝ち続けないといけないです。これからも地道に1つずつ勝利を重ねていきたいと思います。それとグラジエイターのチャンピオンとして、修斗やDEEPのチャンピオンとダブルタイトル戦をやってみたいです」

──おおチャンプチャンプ対決ですね。凄く難しいとは思いますが、それぐらいでないと選手は強くなれないかもしれないです。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「Road to UFCで自分の敗北を目撃したファンの人もいるかと思います。あの敗北は自分がミスをした結果です。それを次の試合で証明します。次のグラジエイターでの防衛戦は、自分の覚悟を見せる場になります」

■ Gladiator019対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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Gladiator019 Gladiator020 MMA MMAPLANET o PFL Progress Road to UFC UFC   キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ホン・ジュンヨン 中川皓貴 久保健太 宮城友一 松嶋こよみ 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─01─「大阪といえば世界の台所」

【写真】180センチの公称が低く感じられるチョ・ソンビン。ここまで長いリーチの選手と中川は対戦経験はないだろう(C)MMAPLANET

1月22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020に元UFCファイターで、PFLと契約するチョ・ソンビンが出場し中川皓貴とGladiatorフェザー級王座を懸けて戦う。

チョ・ソンビンのプロMMAデビューは大阪のACF、そしてWARDOGという関西インディ・シーンから中国のクンルンファイト、母国・韓国のTOP FCで活躍しUFCにステップアップを果たした。そのTOP FCではRoad to UFCで松嶋こよみと激闘を繰り広げたホン・ジュンヨンと暫定フェザー級王座を懸けて戦い、ACF&Wardogに続きベルトを腰に巻いている。

3冠となり挑んだUFCでは1敗でリリースの憂き目にあうが、PFLと契約。2021年シーズンに初戦で悔しい敗北を喫し以来の実戦が、今回のタイトル戦となる。大阪という思い出の地で挑むグラジの王座──今も契約中のPFLからは絶対勝利の条件を付きつけられてなお、チョ・ソンビンは今回の戦いを挑む選択をした。


──22日にグラジで中川選手とフェザー級王座決定戦を戦います。今の心境を教えてください。

「久しぶりの実戦になるので、過去一番に集中して準備をしているところです」

──前回の試合が2021年4月のPFLにおけるタイラー・ダイヤモンド戦です。1年9カ月振りの試合ですね。何が原因でこの間試合は行われなかったのですか。

「去年の4月にPFLでバッバ・ジェンキンスと戦う予定でしたが、ケガをしてキャンセルになりました。あの試合の後も2度オファーがあったにも関わらず、戦う状態にはなくて試合ができませんでした」

──現状、PFLとの契約はどのようになっているのでしょうか。既にフリーランスになっているのですか。

「PFLとの契約は今も残っています。2023年シーズンに出る話もありますが、PFLがグラジエイターで戦うことを許可してくれました。PFLが認めてくれたので、このタイミングで日本で試合ができることになったんです」

──PFLは快くOKをくれたのでしょうか。

「実はPFLからはグラジエイターがどのようなプロモーションかと尋ねられました。そして『この試合で負けるようなことがあれば、4月からの新シーズンに向けて良くない影響が出る覚悟はしてほしい』と言われています(苦笑)」

──えっ!! そのようなことを言われてまで、グラジエイターで戦うことにしたのですか。リスクがあり過ぎて、オファーを受けないという選択もあったと思います。

「自分がMMAデビュー戦を戦ったのは、日本でした(※2014年12月31日のACF07。A-Toys Challenge Fight。ACFフェザー級王座決定戦で上野友暉を1R1分29秒RNCで下す)。日本のMMAには愛情を持っています。と同時に今回の試合で負けるとは思っていないです。絶対に負けない自信があります。だから、この試合を戦うと決めました」

──ACFとWardogで戦ってきた。そして今回の試合も大阪が開催地です。その点について思うところはありますか。

「まずデビューを果たした街、大阪に帰ることができて嬉しいです。大阪といえば世界の台所、美味しいモノがたくさんあります。大阪で食事を楽しむためにも、必ず勝ちます」

──次回大会は2部制になっていて、Wardogとの合同興行になっています。

「最初は知らなかったです。ただ、Wardogに関係している永井(明広)さんにバンテージを巻くのをお願いしたら、自分が出る大会の前にWardogがあることを知りました。駆け出しの頃にお世話になったWardogで今戦っている選手達、いわば後輩である彼らがどのような試合をするのか。とても興味深いです」

──Wardogからクンルンファイト、Top FCを経てUFCと契約。あの時はWardogからUFCファイターが生まれたと、素直に驚かされました。ただしUFCでは不本意ながら1試合でリリースに。そこに関しては、どのように思っていますか。

「今からしても悔しさでいっぱいです。UFCは自分にとっても夢の舞台でした。実際に戦っている時は気付いていなかったのですが、あとからすれば相当に緊張してしまっていました。自分の本来の動きが、全くできなかったです。自分にとってあのUFCの試合は、悔しさしか残っていないです」

<この項、続く>

■ Gladiator019対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 UFC   パンクラス 海外 猿飛流 神龍誠 藤田大 西川大和 鶴屋怜 鶴屋浩

【Pancrase330】12・25を読む ベルト&UFC行きを賭けて、鶴屋怜─02─父・浩「納得のいく契約を」

【写真】平常心が過ぎる──鶴屋怜。試合では一気にギアを上げる (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330。同大会のメインで猿飛流の持つフライ級王座に挑戦する鶴屋怜インタビュー後編。

話を訊く側が、ハラハラする神龍誠とのやりとりから、西川大和とサステインの間のトラブル、同門・藤田大について鶴屋に尋ねた。パンクラス2022年フィナーレ=横浜武道館大会Pancrase330――12・25を読む。第10弾は鶴屋怜インタビュー後編をお届けしたい。

<鶴屋怜インタビューPart.01はコチラから>


──でも神龍選手と話す関係なんですね、タメ口とはいえ。

「スーパー銭湯で会った時も喋りましたよ。海外で勝ったばっかりだったからか、なんか『俺、もう先に行っているから』という感じで言っていましたね(笑)。凄い、意識してなって。ライバル心があり過ぎるというか」

──……。

「でも俺はデビューして1年半少しだし、自分の状況に関して焦っていない。それなのに後輩にあんな風に言ってきて……意識してんな。そんなに俺にライバル心を持っているのかって思いました」

──いや怜選手もデビュー戦の直後に、神龍選手に対して対戦をアピールしていたじゃないですか。

「いえ、自分は別に何とも思っていないです。だから普通に会話したみたいな感じです。エへへへ」

──お友達ということではないのですね……。

「でも、この間もアマチュアの大会であって普通に『おぉ!』っていう風で」

──当人にしか分からない感覚なのでしょうね。ところでもう一点、西川大和選手が一度はUFCで戦うことが公表されましたが、サステインとの契約があるということで問題視され、結果的には相手も欠場でUFCでの試合がなくなりました。そのことについて、同世代としてどのように思いましたか。

「う~ん……。階級も違うし、あんまり気にしていなかったです。UFCに行けなかったのは……自分だったら、嫌ですね。UFCに出るために準備してきて、なんか大人の事情でなくなったりしたら。でも、また次の機会を狙ってUFCで戦えるように続けるしかない。自分ならそう思っているかと」

──色々と考えさせられる問題でした。

鶴屋浩 僕は普段から契約書にはしっかりと目を通していますが、今回の試合に関してはあのようなことがないように、しっかりとパンクラスさんとは意見を出し合って契約書を作成してもらいました。互いが納得のいく契約書を交わさせてもらっています。

──事実として西川選手が、発表されたUFCの試合に出られなかった。それが全てだと私などは受け取ってしまいます。そして、意見を出し合ってパンクラスと契約を交わしたということは、この先のUFCを考えてという段階になっていると捉えて構いませんね。

「ハイ。だからこそ、今回の試合を終えた時に6戦6勝全試合でフィニッシュ勝利というレコードにします。フィニッシュして勝ちます。自分がチャンピオンに相応しいという力を見せつけて、アピールしていきたいです。

UFCに関しては、そうですね……今回チャンピオンになってUFC本戦に出られるなら、出たいです。それが無理ならコンテンダーシリーズに出て、しっかりと勝って契約するのでも良いと考えています」

──押忍、初志貫徹。デビュー前と同じ言葉が聞けました。ところで、また怜選手自身の話でないのですが、一つ追加で質問良いでしょうか。

「あっ、ハイ、大丈夫です」

──昨年9月のGladiatorでパラエストラ千葉の藤田大選手がプロデビューし、10月のEXFIGHTでも一本勝ちしました。どちらの試合もケージサイドで見させてもらったのですが、独特の空気がある選手に感じました。藤田選手は怜選手と同世代ですよね。

「ハイ。あの子自体は小学校の時に柔道の団体戦で全国優勝をしているんですよ。それで寝技が強くなるためにウチのジムに来て、柔術の練習をしていました。自分とは……小学校の低学年の頃から、喧嘩みたいにバチバチにやっていてきました(笑)」

鶴屋浩 藤田は強いから、怜と当てて。ガンガンやってもらっていたんですよ。

「アッチの方が体重が10キロぐらい重くて。でも、本当にバッチバッチにやっていましたね。今も寝技の才能は凄いです。パワーがあって、ウェルター級で身長は低いですけど、寝技は本当に強いです」

鶴屋浩 高校までずっと柔術をやっていたんです。それを僕が「MMAをやれ」って引っ張って。最初は「嫌だ」って言っていました(笑)。それがMMAをやるようになって、まずはどんなもんかってことでグラジエイターとEXFIGHTに出しました。

──計量の時から、なんか眼力があって。太々しいというか。

「ちょっと変わっていて、いや大分変っています(笑)。千葉所属なんですけど、柏にも時々来ていますよ。僕とはもう、う全然体重が違ってしまいましたけど」

鶴屋浩 まだまだですけど、西川大和とやらせても面白い。ホント、藤田はこれから面白くなりますよ。

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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DEEP Gladiator019 Gladiator020 MMA MMAPLANET NavE o PFL Progress RIZIN Road to UFC UFC キック キ・ウォンビン ジェカ・サラギ ジョセフ・チェン チョ・ソンビン パンクラス ボクシング ライカ 中川皓貴 久保健太 井上啓太 住村竜市朗 修斗 吉村友菊 宮城友一 森戸新士 荻窪祐輔 藤田大

【Gladiator020】RTUからの仕切り直し。ライト級王者キ・ウォンビンが初防衛戦。宮城友一✖久保健太も!!

【写真】こ、これは……グラジがHEAT化したかのようなタイトル戦だ!! (C)MMAPLANET

15日(木)、Gladiatorより来年1月22日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator020の追加カードが発表されている。

既にGladiatorフェザー級王座決定戦として中川皓貴✖チョ・ソンビン、Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座戦として森戸新士とジョセフ・チェンの一戦が発表されている同大会。

元UFC&PFLファイターと、アジアの組み技界の超新星の来日というスマッシュヒットに続き、今回の発表ではライト級王者キ・ウォンビンの3年半ぶりの出場&同王座の初防衛戦をグスタボ・ウーリッツァー相手に行うことが明らかとなっている。


ウーリッツァーは9月のGladiator019で井上啓太を劣勢のなか、左フック一発で逆転KOし挑戦権を手にしていた。キャリア50戦越えのブラジル人ファイターを迎えるキ・ウォンビンは10月のROAD TO UFC準決勝でインドネシアのジェカ・サラギを相手にまさかのKO負けを喫し、最高峰で戦う夢と閉ざされた。

そんなキ・ウォンビンがキャリアのリスタートをグラジで切ることとなった。打たれ弱さは心配なチャンピオンだが、組みとリカバリーが凄まじいフィジカルでチャレンジャーを上回っており、どのようなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

またグラジでは今回のリリースでメインカードはタイトル戦以外もこれまでの2回戦から3回戦中心のラインナップに変更することを明記しており、その3回戦で宮城友一と久保健太のフライ級マッチを組むことも決まっている。

パンクラスからグラジでキャリアを再生し、修斗でも活躍する宮城に対し、久保はDEEPからグラジでレズレクションしRIZIN TRIGGERでも勝利を挙げたファイターだ。ともにストライカー、この一番の勝者がNavEが王者に君臨するフライ級戦線で頭一つ抜けることになるだろう。

再生、復活という意味ではパンクラスで活躍してきた荻窪祐輔がグラジに初参戦し、吉村友菊と相対する一番も組まれる。さらにシュートボクシング・スーパーウェルター級2位の璃久が、イゴール・シルバとケージキックで対戦する。

2回戦にも韓国のTeam MADからヘビー級の新鋭チョン・ホチョルが来日し、大場慎之助と戦うことも決定している。その2回戦では、ウェルター級でパラエストラ千葉の異端的な存在=藤田大が9月大会に続き、連続参戦。10月にはEXFIGHTのアママッチでも勝利し、8月にJBJJF全日本の茶帯無差別級を制している藤田はスコティッシュ=スティーブン・ギレスピとプロ2戦目を戦う。さらにはオープニングマッチで組まれたアマ女子MMAででは住村竜市朗の長女セアリが、MIYUと戦うことも公表されている。

なお今大会は午前11時からWARDOGも行われる二部構成、なにわのMMAが1月22日に2023年の活動を開始する──といっても過言でない力の入ったカードが揃ったグラジだ。

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【Pancrase330】12・25を読む&人に歴史あり。TSUNE─01─「父親が巨人に入っていたらしいです」

【写真】いや、次から次へと「!」な内容ばかりのインタビューになりました (C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で、TSUNEが田嶋椋と暫定バンタム級王座を争う。
Text by Shojiro Kameike

TSUNEは1985年生まれで現在37歳、プロデビューは2011年とベテランの域に入ってきた。2021年から4連勝でランキング1位にまで昇りつめ、今回の暫定王座決定戦に至っている。もともと社会人野球までピッチャーとして活躍していたTSUNEが、MMAにたどり着いた経緯とは――そこには不思議な縁があった。パンクラスの2022年フィナーレ、横浜武道館大会――12・25を読む。第3弾はTSUNEインタビュー前編をお届けしたい。


――MMAPLANETとしては初のインタビューとなりますが、これまでMe,Weの選手から「TSUNE選手の組みが強い」と名前が挙がっていました。

「そうなんですか。どうだろう……自分の中では、そんなに組みが強いっていう感覚はないんですけど」

――実際に試合でも相手を組み伏せて4連勝中です。

「練習でも僕はやられる側ですから。そんなに自信はないですし、僕も直接そう言われたことはないですよ。みんな、もっと言ってくれれば良いのに(笑)」

――アハハハ。それだけ組みが強いと言われるTSUNE選手が、柔道やレスリングではなく野球出身というところが驚きです。

「はい。小学3年生から社会人まで野球をやっていましたね。ずっと軟式野球をやっていたのですが、高校から硬式を始めて。そのまま社会人野球で取ってもらいました」

――社会人野球まで進むということは、高校時代も大きな実績があったのでしょうか。

「高校時代は夏の予選ですぐに負けました。ただ、地元の熊本県では夏予選の前に、もう一つ大きな大会があるんです。熊本県を城北と城南に分けて、その城南大会で甲子園に出ている学校に勝って優勝したら注目を浴びた感じですね」

――ちなみに野球時代のポジションは……。

「ずっとピッチャーをやっていました」

――えっ! 子供の頃にピッチャーを任されるのは、その中で運動神経が最も良い子だという印象が強いです。社会人野球までピッチャーをやっていたのであれば、子供の頃はいわゆるエースで四番だったのですか。

「いえ、四番は嫌いなので三番を打っていました。できるだけ早く、多く打席に立ちたくて。三番だと絶対、1回に打順が回ってくるじゃないですか。それだけの理由です(笑)」

――小学3年生の時に野球を始めたキッカケは何だったのでしょうか。

「最初は友達の誘いだったのですが、もともと父親が野球をやっていまして。しかも調べたら、プロで巨人に入っていたらしいです。自分は実際に試合を見たことがないので、あまり信じていないんですけど(苦笑)。父は恒村勝美といいます」

※注)恒村勝美さんは熊本県立球磨工業高等学校から、1972年に読売ジャイアンツへドラフト6位で入団したサウスポーの投手。TSUNEが生まれる10年前の1975年に引退している。

――お父さんがプロ野球選手だったことを信じていないのですか(笑)。

「ネットで調べると、『高校時代は1試合平均2ケタの三振を奪う速球投手』とか書かれていて。そこから巨人のV9時代(1965年~1973年)に入団していますけど、なにせ実際に試合を見ていないので……」

――では、お父さんから野球をやれと言われたわけではないのですね。

「父は何も言わなかったです。それこそ父から野球を教わったこともなくて。でも家に巨人の帽子があるので、何だろうとは思っていました。

父はプロ野球選手だったと、自分からは言わないんです。一度も一軍の公式戦に出たことがないみたいで、それで自分がプロ野球選手だったと言うのは、プライドが許さないんですかね。V9時代だから一軍に上がることすら難しかったかもしれないですけど」

――なるほど……すみません、野球選手へのインタビューのような展開になってしまいました。社会人野球に進んだあと、どのような形で格闘技に繋がっていくのでしょうか。

「社会人野球は岡山県の三菱自動車に入ったんですよ」

――岡山県の三菱自動車野球部は水島工業地域にあります。現在Me,Weでチームメイトの藤田大和選手と藤田翔子選手のご実家は、その水島で道場を運営されていて……。

「そこが繋がっていくんですよ。実は、格闘技を始めたのはドリーマージム(藤田の実家が運営するジム)で」

――ドリーマージムはアマチュアボクシングのジムですが、そこに間借りする形で最初はコブラ会、次にゼロ戦クラブが総合格闘技クラスを持っていました。

「左のヒジを痛めて投げられなくなったので、23歳の時に野球を辞めてしまいました。そのまま会社には残っていたのですが、まだ元気で体は動くし、何かやりたいなと思って。それで探したら近くにドリーマージムがあったので、入会したんですよ。

まだ大和が中学生の頃でしたね。健児(大和の弟で現在プロボクサー)と一緒に、スパーでも試合でも大人をボコボコにしていて(笑)。その何年も後に自分がいるMe,Weに大和が入ってきて『俺のこと覚えている?』、『ドリーマージムにいましたよね!?』と驚いていました」

――それは凄い縁ですね!

「僕はもともとプロレスも好きで。ドリーマージムには1年ぐらいしかいなかったんですけど、実際に格闘技をやってみたら楽しかったんです。そこから『30歳ぐらいまで東京でMMAをやろうかな』っていう、本当に軽いノリで上京しました。社会人野球から三菱自動車の社員となり、それを捨てて東京でフリーターですよ。貯金が一瞬で無くなりました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【CFFC114】フライ級王座に挑む、神龍誠「チャンピオンになって大晦日に堀口選手と戦うつもりでした」

【写真】淡々とした言葉に、強い意志が感じられた (C)MMAPLANET

10日(木・現地時間)、フロリダ州タンパのセミノール・ハードロックカジノで開催されるCage Fury FC114「Smith vs St.Louis」で、ブラジルの組み技師ジエゴ・パイヴァとCFFCフライ級王座を賭けて戦う神龍誠。

5月に藤田大和を破り、DEEPフライ級王座を統一すると7月にはRIZINで所英男を破った。目標とするUFCとの契約に向けて、あらゆるアプローチから選んだのが老舗フィーダーショーのベルトだ。本来、大晦日で堀口恭司戦にこぎつけようというプランは頓挫してしまったが、その分──この一戦に賭けている神龍がフロリダにいた。


──計量を終えたのは、どれぐらい前ですか。

「2時間ぐらいですね。今、リカバリー中です」

──そんな時にインタビューを受けてもらい、ありがとうございます。何ポンドでパスしたのでしょうか。

「パウンドは忘れてしまいましたけど、多分56.6キロぐらいだったと思います」

──CFFCという米国のフィーダーショーで、フライ級王座を賭けて戦います。そもそも5月にDEEPで統一フライ級王者になった時は、どのような形でUFCを目指そうとしていましたか。

「Road to UFCのフライ級がなければ、コンテンダーシリーズに出られればと考えていました。それかRIZINで戦って実績を積むか。勝ち進めれば声は掛かる。そういう気持ちではいました」

──Road to UFCにスクランブル発進的なオファー、それもバンタム級であったと聞いています。

「めっちゃ時間が無かったんですよ。1週間もないぐらいで。で、対戦相手(キム・ミンウ)を見るとサイズがデカすぎて。さすがにこれは厳しいなって。やっぱりUFCに行きたいのですが、そこは冷静に判断して断りました。ここまで積み上げてきたので──というのはありました」

──7月にRIZINに所英男選手に勝ってから4カ月、CFFC出るまでUFCへのアプローチというのは?

「マネージャーのシュウ(ヒラタ)さんに交渉してもらって、RIZINで戦うのか。こういう海外での試合もあるので。それはチャンスだろうと。この話に乗った形です。UFCと契約するまでに海外で試合をしたいという気持ちもあったので」

──初海外。減量など調整面で国内にいる時と、違いはありましたか。

「日本食があまり食べられないので、リカバリーは多少違ってきます。あっ、スミマセン。ちょっと水を飲んで良いですか? (分量を確認しながら、3度に分けて水分を補給)」

──リカバリーのため飲む時間、量も決めているのですか。

「ハイ。これはいつもやっていることです。サプリメントを持ってきて、そこはなるべく崩さないようにやりたいと思ってやっています」

──時差、長い移動もあるなかで仕上がり具合はいかがですか。

「やっぱり飛行機で18時間というのは疲れます(苦笑)。でも1日、2日ぐらいで取れるので。それに旅を楽しんでいるというのはあります。全てが新鮮じゃないですか。新しい練習場所、外を見れば新しい景色ばかり。そういう風に楽しんでいます。いつものように試合に集中するのに加えて、リフレッシュできていますし海外にいることでのマイナスはそんなにないです」

──CFFCでの試合が決まってから、大晦日に堀口恭司選手と扇久保博正選手の対戦が発表されたときにSNSで反応していましたね。

「やりたかったんで(笑)。やっぱり大晦日に出るのも夢で。今回勝って、そこから大晦日も戦う気持ちでした。この時期に米国で試合をしても、大晦日に堀口戦も狙える。でも、決まってしまって……。もう少し、待って欲しかったなと思いました。今回、僕が勝てばDEEP統一チャンピオン、そしてCFFCチャンピオンとして堀口選手と戦えば、もっとわいたかとは思うんで……という感じですね(苦笑)。

でももう決まってしまったことなので、諦めました。大晦日の堀口戦に負けないぐらい、俺は海外でやっているんだぜっていうのを見せたいです」

──では対戦相手のジエゴ・パイヴァの印象を教えてください。

「グラップラーですね。寝技の大会とかでも優勝しているし、シュウさんからも『寝技は過去一で強いと思った方が良いよ』と言われているッスね。そのつもりで戦うし、1試合しか映像は見ていないのですが、圧されていても隙があれば一発で逆転できる選手なので、全部を警戒して戦うつもりです」

──組んだら勝てると宗教的に自分を信じることができて、勝負を諦めない感が伝わってきました。そんな相手に対し、どのように戦おうと思っていますか。

「プランとしては打撃で創っていって、でも組みも完全に付き合わないというわけじゃないです。全然上から殴って、本当にああいう選手は心を折らないと試合を終らせてくれないと思うので。寝技を避けて、立ち上がってもどうしようもない。そこは削って相手の心を折ろうと思います。さっき計量で目を合わせてきたのですが、まぁやる気がある目はしていましたね」

──インタビューでパイヴァは「握手をしない。感じが悪い奴だ」と言っていました(笑)。

「アハハハハ。それ、毎回そうなんです。試合前はそうなんです。俺は殺し合いをしているんで。殺し合いをする相手に握手をするのは……だから考え方が違うんでしょうね。試合が終わればしますよ。でも、試合前にあんなフレンドリーで。人生を賭けてやっているのに『それは違うでしょ』というのは、俺はあります」

──その言葉、しっかりと書かせていただきます。UFCを目指して戦う2人、この試合に対する意気込みを。

「今まで、この試合のために頑張ってきたので全てをぶつけてUFCに行こうと思います」

──ではABEMAで中継を視聴する日本のファンに一言、お願いします。

「皆に楽しんでもらえる試合をして、必ずフィニッシュしてチャンピオンベルトを持って帰るので応援よろしくお願いします」

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EXFIGHT06 MMA MMAPLANET o 清水洸志 藤田大

【EXFIGHT06】19歳の藤田大が秒殺勝利。清水洸志を投げてからRNCで仕留める

【写真】今年のJBJJF全日本オープンでは茶帯ミドル級&オープンで優勝、すでにグラジエーターでプロ1勝を収めている藤田が完勝した(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
Def.1R0分41秒 by RNC
清水洸志(日本)

ともにサウスポー。開始早々、清水の左ミドルをキャッチした藤田がケージへ押し込む。手を着きながら立ち上がろうとした清水のバックに回る藤田。清水を後方に投げてテイクダウンを奪い、すぐさま右腕を首に回してRNCでタップを奪った。


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