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AB o 蕎麦は地球を救う

豊はる@神保町

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しっぽりと一杯飲める蕎麦屋もいいけど、チャチャっと食べれる立ち食い蕎麦も捨てがたい。そんなわけで最近よく行く立ち食い蕎麦。ちょっとだけ早起きしたこの日は朝から神保町。朝7時から営業している豊はるに向かいました。

奥行きのある店内は広々。清潔感があって整然としているから立ち食い蕎麦のイメージとはだいぶ違う。しかも券売機で食券を買うとすぐに店員さんが誘導してくれる優しさ。一見さんでも安心して入れるのがうれしい。

逆にうれしくないのがメニューの多さ。いや、うれしいんですよ?でも券売機の前で何を注文するか迷うプレッシャー。かけはもちろん、かき揚げ、あじ天、紅生姜天、ちくわ天など天ぷらも豊富。しかも、麺も蕎麦の他にうどん、きしめんまであるじゃありませんか。迷わせてくれます。

中でも豊はるのイチオシは肉系。牛バラ肉、厚肉など立ち食い蕎麦では珍しいメニューが並びます。一際異彩を放っているのはパイカ。パイカってなんだ???豚のバラ軟骨のことだそうです。柔らかく煮て甘辛く味つけしたものをのせたパイカそばが一番人気。まずはそこから攻めよう。せっかくなので肉(豚バラ肉)をトッピングしてパイカそばを注文しました。

登場したパイカそば。パイカと豚バラがどっさり入っているから麺が見えない豪華版。パイカはとろとろした食感と甘辛い味付けは牛すじ煮込みに近い。これで一杯やりたくなってきます。

そして豚バラは圧倒的な存在感。結構な厚みもあるし、何より一枚で丼の面積をほとんど占めてしまうビッグサイズ。もはや定食のメインディッシュです。この豚バラが蕎麦のつゆを程よく吸って美味しい事!なんでしょう。このつゆの美味しいさは。。。ちょっと濃いめでお肉にも蕎麦にも合う。思わず最後まで飲み切ってしまいました。

そして蕎麦もまた美味い。そば粉多めなのか黒みがかかった麺はコシが強い。温かいつゆの中に入ってもコシの強さを保ったまま最後まで美味しくいただきました。肉はもちろん、つゆも麺も、そしてお店も接客もハイレベル。人気店は人気店になるだけの理由があるなと痛感させられたお店です。