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【RIZIN LANDMARK08】組んだら強いんです──矢地祐介、スクランブル出場の白川をRNCで落とす

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
Def.2R5分00秒by RNC
白川陸斗(日本)

サウスポーの矢地が右ジャブを繰り出す。白川は右ハイ、矢地がブロックする。踏み込んで右ストレート、そして左フックを振るう白川に対し、矢地もすぐに前に出る。左ハイを狙った矢地はケージを背負った状態から左ストレートも、白川の指が右目に入り試合が中断される。再開後、白川は変わらず前に出るが、接近戦とはならずパンチが大きくなる。矢地の組みへの反応でスリップした白川は、立ち上がると首相撲からヒザで削られる。

離れた白川に左ハイを当てた矢地は、どうしてもケージを背負う展開が多い。そこから左&右のコンビを見せた矢地だが、またもケージに詰められる。とはいえ白川も再び右ハイをガードされ、そこからの詰めがない。右フックで前に出た白川が、最後もジリジリと距離を詰めて時間となった。

2R、直ぐに前に出た白川が右ミドルを決める。前に出た矢地が組み、白川が逆にケージに押し込む。小外刈りでテイクダウンを奪われた白川はすぐに立ち上がって、圧を掛けていく。矢地は首相撲&ヒザ、離れてワンツーで前に出る。さらに矢地は三日月を入れ、シングルレッグへ。小外で倒すと、立ち上がった白川にヒザを入れバックへ。組み勝ってヒザを入れる矢地が、そのままヒザを続ける。ヒザを嫌がり、組み勝てない白川。懸命に反応はするが、左足を束ねられ左のパンチを顔面に受ける。

矢地はバックに回りつつ襷へ。ケージに尻を当てて我慢の白川は、左ヒザを顔面に2つ受けると、自ら寝転がった矢地にボディトライアングルに取られる。ガードの上からのRNC、残り10分で絞めあげた矢地は5分の時間とともに白川を落とし一本勝ちを決めた。

矢地はスクランブル発進&階級下の白川に感謝の言葉を述べ、「いやぁ、最初チョット癖出ちゃって。危ない、危ないってなったスけど。だんだん軌道修正して、やっぱ試合で難しい。毎日、毎日練習して強くなるために頑張っています。皆さんも頑張ると何か良いことあると思います。スミマセン、偉そうなことを言って。でも本当に嬉しいです」と話した。


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【RIZIN LANDMARK08】堀江圭功戦前に2つの試練。ルイス・グスタボ「ライト級に上げたことを後悔させる」

【写真】ケージに足を踏み入れる時点で、すでに勝者と言いたくなる。これを当然と捉えられるのは、本当に強い (C)MMAPLANET

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 08のメインイで堀江圭功と対戦するルイス・グスタボ。
Text by Manabu Takashima

昨年4月に武田光司に勝利して以来、10カ月振りの試合は機内で過ごす時間でも30時間という長い旅路の果てに実現する。加えて来日2日は計量が控えている。ケージに足を踏み入れるまでに2つの勝利が必要ならグスタボは、「日本で戦うことが目標だから、当然のこと」と断言した。


――今回、九州の佐賀という街での試合となります。実際、自分は佐賀に行ったことがありません。東京での試合とはまた違うと思いますが、いかがですか。

「日本人なのに、佐賀に来たことがないんだ(笑)。今回、佐賀に来ることができたようにRIZINで日本の色々な街を訪れることができて凄く嬉しい。RIZINには日本中でイベントを開いてほしいよ。そして、RIZINがもっと大きくなってほしい」

──押忍。東京よりも最後に一つ飛行機に乗る回数が増えたのではないですか。

「そうだね。東京から福岡までの分、いつもより長かったよ。飛行機のなかにいるだけでも30時間だった」

──う~ん、もう尊敬しかないです。最近は米国経由というのが少なくなっていますが、どのような経路で福岡までやってきたのですか。

「クリチバからサンパウロまで1時間、それからフランクフルトまで13時間。そして東京まで13、14時間。そこから福岡まで2時間弱かな」

──……。言葉が出てこないです。私もブラジルへ取材に行ったことがあるのですが、最後にサンパウロで入国をしてから、リオデジャネイロまでの短時間のフライトが厳しくて……。

「減量もあるので、サンパウロを飛び立ってから常に厳しい。でも、良い試合をしたくて日本に来ているから」

──有難い言葉です。それだけ長い間飛行機に乗っていると、体調管理の面で機内で気を付けている部分はありますか。

「特に何もやっていない。機内食でタンパク質のモノは口にするけど、炭水化物は摂らないようにしているぐらいだよ。とにかく計量を終えて、しっかりと水分補給をする。そこに集中しているよ」

──移動、計量。試合前に2つの勝負を乗り越えているようなモノですね。

「そういう気持ちにはなるよね。でも僕が日本に来るのは戦うことが目的だから、移動も減量も乗り越えて当然のことさ」

──押忍。本当に素晴らしいです。では10カ月振りの試合になります。これだけインターバルが空いたのは、なぜですか。

「すぐにでも試合はしたかったけど、ケガをしてしまってできなかったんだ」

──そうだったのですね。

「でも、今は何も問題ないよ。神は正しい道に導いてくれるからね。試合をする。それは一番簡単なことで。日々、ブラジルでの練習、ケガと向き合うことの方がずっと厳しい戦いなんだ。そこを経て試合をするんだから、心の底から楽しんで戦うつもりだよ。ファンの皆に、良いファイトを見せたいと思っている。

そして今年は、あと3試合は戦いたい。チャンピオンベルトを獲って、防衛もしたい。日本の格闘技史にルイス・グスタボの名を刻みたいんだ」

──そのためにも大切な一戦。対戦相手の堀江選手の印象を教えてください。

「どの試合も大切だよ。今回の試合も、そのなかの一つ。目標を達成するための一つの試合。そしてホリエにとって、15分間の悪夢になる」

──どのように悪夢を見せようと思っていますか。

「スタンドでも、グラウンドでも叩き潰し続ける」

──堀江選手はフェザー級から階級を上げて、自身のパフォーマンスを発揮できるようになったという風に言われています。

「僕はずっとライト級で戦ってきたから、そこは絶対にアドバンテージになる。ライト級に上げてきたことを後悔させてやる」

──では、改めて試合に向けての意気込みをお願いします。

「日本でまた戦うことができて、本当に嬉しい。最高のショーにしたい。皆が買ってくれたチケットの価値を高めるような試合をするので、会場でも僕にポジティブなエネルギーを与えて欲しい。皆の期待に応えるので」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMARK08】計量終了。九州&山口勢が多数参戦――福岡の野瀬翔平が瀧澤謙太と対戦へ

【写真】計量の模様はYouTubeチャンネルで中継された。野瀬と瀧澤、この身長差は試合に影響を及ぼすか (C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの計量がヒルトン福岡シーホークで行われた。出場選手は全員、計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike

RIZIN初となる佐賀大会は、九州ならびに山口県在住あるいは出身のファイターたちが多数参戦する。山口県在住の摩嶋一整は当初、前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフと対戦予定であったが、ケラモフが来日不可能となり相手が今成正和に変更されている。計量をクリアした摩嶋は「今成選手と戦えるのは光栄です。明日はレベルの高い攻防を見せられると思います」と語った。

また、北九州を拠点に戦う田中半蔵との試合が組まれていたトゥラル・ラグモフもケラモフと同様、来日不可能に。一方の田中も右腓腹筋損傷で全治4週間のため、今大会は欠場することとなった。元RIZIN女子スーパーアトム級の浜崎朱加は山口県出身で、高校卒業は福岡県で柔道選手として活躍していた。今大会でクレア・ロペスと対戦予定であったが、こちらも負傷で欠場に。代わりにチームメイトの大島沙緒里がロペスと戦う。

九州勢の中でも注目は野瀬翔平の参戦だ。福岡県在住の野瀬は、2年連続でRoad to UFCに出場。いずれもUFC契約には至らずも、昨年12月には神田T-800周一に完勝して再起を果たした。この国内屈指のグラップリングMMAファイターと戦う瀧澤謙太は、現在RIZINで3連敗中と苦しい試合が続いている。ここは空手ベースで、2021年9月には元谷友貴をKOしたパンチの強さを再び見せつけたい。

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK08 計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(70.95キロ)
堀江圭功(70.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(65.75キロ)
今成正和(65.35キロ)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(71.00キロ)
白川陸斗(71.00キロ)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(47.85キロ)
クレア・ロペス(48.90キロ)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(65.95キロ)
鈴木博昭(65.90キロ)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(76.95キロ)
押忍マン洸太(76.95キロ)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(60.85キロ)
野瀬翔平(60.95キロ)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(56.55キロ)
上田将年(56.90キロ)

<キック・58キロ契約/3分3R>
寺田匠(57.90キロ)
冨永武聖(57.70キロ)

<60キロ契約/5分2R>
RYOGA(59.80キロ)
堺龍平(59.50キロ)

<フライ級/5分3R>
八尋大輝(60.65キロ)
荒木雄登(60.90キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
REITO BRAVELY(62.30キロ)
古村匡平(62.40キロ)

<キック・62.5キロ契約/3分3R>
般若HASHIMOTO(62.50キロ)
力斗(62.30キロ)

<キック・53キロ契約/3分3R>
石郷慶人(52.85キロ)
片島聡志(52.55キロ)

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【RIZIN LANDMRK08】キム・ギョンピョ~白川陸斗戦へ、矢地祐介「僕の中では常にUFCという目標がある」

【写真】力説するタイプじゃなく、口調も軽く感じられるような向きがあるが、矢地の言っていることは本当に変わらない (C)TAKUMI NAKAMURA

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAにて、矢地祐介が白川陸斗と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

当初キム・ギョンピョとの対戦が発表されていた矢地だが、ギョンピョが左ヒザの負傷により欠場。大会約3週間前に対戦相手が白川に変更となった。KRAZY BEEを離れ、新たな練習環境を整えて3年。その成果が形になりつつある中、矢地は「次の試合でまた矢地強くなったなというか『矢地にまた期待しちゃおうかな?』って、皆さんに思ってもらえる試合になる」と話す。そしてギョンピョとの戦いを希望する理由、変わらぬ目標についても語ってくれた。


──今日はCARPE DIEM広尾での取材ですが、ここではどのくらい練習されているのですか。

「2~3年前まで会員として2年ぐらい通っていたのかな。週1~2回なんですけど、道着も着て。今は橋本(知之)さんのノーギのパーソナルトレーニングを受けています。ここはアクセスもしやすくて、YouTubeの撮影で使わせてもらっていたジムで、橋本さんという組み技のトップの人がいるのでパーソナルをお願いしました」

――橋本選手のパーソナルトレーニングはいつから始めたのですか。

「本当に最近で、今年に入ってからです。それまで柔術からは離れていたんですけど、改めて考えると自分は寝技の基礎の部分が抜けていて。あらゆる面で基礎・基本、『これってどうやるんだろう?』みたいなところから学び直す上で、柔術のスペシャリストに聞くのが一番早いなと思ったんです。だから橋本さんには本当に基本的なことを聞いていますね。『手の位置はどこでしたっけ?』とか『この場面ってどう動けばいいんですか?』みたいなことを、今改めて習っている感じです」

──矢地選手もキャリアが長くなってきて、基礎的なことを端折ってしまっていた部分もあるのでしょうか。

「今まではフィジカルと運動神経、自分で言うのもなんなんですけど、センスでなんとかなっちゃっている感じだったんです。それが通用しなくなってきたのがここ3~4年で、そこで新たに(取り組む)っていう感じですね」

──ロータス世田谷でも練習されていますが、それとも違うものですか。

「八隅(孝平)さんも色んなことを教えてくれるんですけど、ロータスはMMAの練習なんですよね。それよりももっと寝技の基礎的な部分というか、スパーリングじゃなくて(技を)頭に入れるための作業・座学みたいな感じです」

――対人練習はなし・テクニック練習のみという形ですか。

「はい。これに関しては何が正解か分からないですけど、今は1日1回しか練習してないんです。なんでかと言うと、一つの練習の強度が高くなってきて、練習するメンツ的に自分の動きが通用しない場面もあるので、一つ一つの練習を集中してやる。そして頭に(技術を)入れる時間が欲しいと思っていて、それをやっている感じですね。技術のインプットがないと伸びないし、それを取り入れている感じです」

──実際に寝技のパーソナルトレーニングを受けて、MMAの動きで変わってきたところはありますか。

「八隅さんとの練習でもそうなんですけど、この状況で何をすべきか、この状況で相手が何をしてきたらどうする、相手がこう攻めたら、俺はこうする………そういうことを場面・場面でしっかり理解することができて、落ち着いて戦えるようになってきましたね」

──昨年6月のザック・ゼイン戦の一本勝ちもまさに場面・場面でやるべきことをやって、相手を型に嵌めた戦いに見えました。

「まさにそれですね。この時に自分はどうするか。相手がこういうリアクションをしてきたらこうして先手を取って、最後に首を絞めるとか。そういうことを考えて戦っていました」

──自分の中で新たなスタイルに開眼しましたか。

「開眼したと思います。MMAの組みに関しては全然違ったものになっているし、打撃に関しても同時期に宮川(峻)っていうトレーナーについてもらって、ずっとやっている中で、組技と同じでこういう時はどうする、こうしたら相手がこう動くからこうするみたいなことを理解し始めたので、今までとは全然変わっていますよ」

──宮川さんは矢地選手の高校の同級生なんですよね。

「そうです。僕と宮川と佐藤天が同級生で、宮川も元々プロだったんですけど、頭の病気(先天性のくも膜のう胞)が発覚して引退しちゃったんです。それからはリバーサルジム東京スタンドアウトでトレーナーをやっていて、今はLIT GYM TOKYOの代表で。ちょうど僕がKRAZY BEEを離れた段階で、ミットを持ってくれるパートナーを探していて、パッと思い浮かんだのが宮川で、何回かミットを持ってもらっているうちに、こいついいなと。ミットを受けるだけじゃなく、技術指導的なこともいいなと思えてきて、それで本格的にトレーナーとして指導してもらえないかとお願いしました」

──高校の同級生→同じプロ選手→選手・トレーナーという関係なのですね。

「そうですね。で、やっぱり僕レベルですら、年齢も重ねて指導者が気を使ってくることも多くなって(苦笑)。その中で彼はタメで、良い意味で同級生で、色んなことを言い合える関係性なんです。僕が出来てないことはしつこく指摘してくれるし。あと彼は格闘技そのものが好きで、選手のトレーナーをやるのも僕がほぼほぼ初めてなんですよ。それにもすごくやる気になってくれているし、親身になってくれている。

彼はトレーナー用のパーソナルトレーニングを受けたり、色んなことを取り入れているみたいで、そういう意味でトレーナーとしてすごくいいなと。時期的には川名雄生戦から八隅さん&宮川体制になって、勝ち負けはあれど、自分の中で1戦1戦成長を感じられているんで『いいね!いいね!』が続いている感じです」

──どうしてもジムを離れると、練習環境が崩れて伸び悩む選手もいますが、矢地選手の場合は新体制がハマっているわけですね。

「本当にいい出会いがありましたよね。自分と八隅さんの関係もそうなんですけど、KRAZY BEEでKIDさんの下でやっていたことでいろんな人と繋がりができて、いい環境を作ることが出来ました」

──そういう手応えがあったにも関わらず、昨年はなかなか試合が組まれなかったという…。

「そうなんですよ(苦笑)」

──正直、試合がなかなか決まらない状況はどう思っていましたか。

「本当に最悪でしたよ。ストレスも溜まって。今の体制になって3年ちょっとかな。去年の頭辺りからだいぶ形になってきて、あとは試合でいろんなことを試そう、課題や修正点を見つけて修正しよう、そこを繰り返していこうと思っていたんです。ゼイン戦がほぼ組みの展開で、組みに関してはやりたいことができたけど、打撃をもうちょっとやりたかったなとか、次はもうちょっと打撃を試してみたいなとか。そういう考えがある中で、なかなか試合が決まらず、試合で試せない期間が続いていたんで、もどかしかったです」

──言える範囲で構いませんが、オファーそのものはあったのですか。

「10月の名古屋大会(RIZIN LANDMARK 6)も大晦日もオファーが来て、相手の候補もいたんですよ。自分は2連勝中だったし、もっと挑戦させてほしいと思う相手ではあったんですけど、自分はやるつもりで返事もしていて。それでも最終的に試合が流れちゃって、キャリア初の年1で終わりました(苦笑)」

──選手としては一番ストレスが溜まるパターンですよね。ようやくキム・ギョンピョ戦が発表されたら、今度はギョンピョが負傷欠場で、白川陸斗選手に相手が変わることになりました。

「色んなところで言っていますけど、僕はずっとキム・ギョンピョとやりたかったんです。彼は僕が出たくても出られなかった『Road to UFC』に出てベスト4になっている。ようはUFCの一歩手前にいる選手ですよね。アジアのなかでそういう位置にいる選手とやることで、自分の立ち位置がどこなのかを知りたかったし、このレベルの選手とどこまでやれるかを知りたくて、ギョンピョはずっと戦いたかったんです。だからマジで念願叶った!と思っていたら、まさかの欠場で。欠場の連絡があった時は最悪でした」

──そこで試合はやらないよりはやりたいと思ったわけですか。

「そうです。結局代替の選手のオファーが来て、白川選手ともう一人候補がいて『白川選手はやると言っています。もう一人はこれからオファーします』ということだったんで、僕は白川選手が受けると言ってくれてるんだったらやりますという返事をして、すぐ決まった感じです」

──対戦相手として白川選手にはどのような印象を持っていますか。

「ボクシングが上手いっていうのかな、強いて言えば。近い距離でのコンビネーションとかスピードだったりっていうのは上手いのかなと。ただパンチ力がある感じでもないし、かと言って近い距離を好んで戦う選手でもない。意外と繊細に遠目な距離設定をしている印象です」

──僕も「FIGHT CLUB」(MMAグローブのキックボクシングルール)で白川選手の試合の解説をしたのですが、キックボクサー顔負けの綺麗な打撃をする印象でした。

「慎重ですよね。ちょっと相手がフェイントをかけたらすぐパッと下がったり、繊細で上手に戦うなぁと思います。逆に組みはそんなにかなっていう」

──実績・キャリア的なことを考えると、矢地選手にとってはきっちり勝って次に進みたい試合だと思います。

「もし相手がギョンピョだったら、僕とは似たもの同士で、お互いのせめぎ合いの中でミスした方が負けみたいな戦いになって、最善をチョイスし続けなければいけない試合だったと思うんです。白川選手をナメてるわけじゃないですけど、そういう意味ではギョンピョと違って色んなことを試せる相手なのかなとは思います」

──ギョンピョ戦は流れてしまいましたが、ここからは一戦一戦、自分の立ち位置が分かるような相手・試合をやっていきたいですか。

「やっていきたいですね。やっぱり自分は強い選手とやりたいし。自分で言うのは嫌なんですけど、年齢も年齢で、キャリアもベテランと言われるところに差し掛かっているんで、その時の自分に合った対戦相手をチョイスしたい気持ちもあります。そういう意味でちゃんとキャリアを重ねていきたいなと思うし、技術的なことも含めて自分のテーマに沿った相手とやりたいです」

──僕自身、MMAの取材から離れていた期間もあるのですが、矢地選手のなかにはUFC出場だったり、UFCレベルの選手と戦って勝ちたいという想いがあるのですか。

「やっぱりUFCには出たいですよ。UFCのチャンピオンになりたいなんて、口が裂けても言えないですけど、UFCに出たいという目標は変わらずずっと持っているから、UFCリリース組だとかUFC一歩手前ぐらいの選手とやりたいです」

──その目標はずっと変わらずなんですね。

「変わらないです。2022年の大晦日の木村“フィリップ”ミノル選手戦(※ミックスルール)も、そのために受けた試合だし。あの試合が発表されて結構『なんだよ、矢地』とか『そういう路線に行くの?』みたいに言われましたけど、僕的には『いやいや。あの試合にもテーマがあるから』って。自分にはああいうストライカーに立ち向かう・やり合う技術が必要で、それは練習だけじゃ身につかない。試合の生の感覚だからこそ得られるものがあるんです。そう思っているときにオファーが来たから、喜んでやりますと(試合を受けた)。木村選手と戦って上手く立ち回ることができたら、それはMMAにも必ず活きるし、自信にもなると思って試合を受けたんです。だから僕の中では常にUFCという目標があって、それに向けて考えて行動しているんですよね」

──どれだけストライキングが強い選手と練習したとしても、試合という場で経験するものとは違いますからね。

「僕自身、普段の練習では上手くできていても、いざ試合になってダメな部分が出るというのを、最近の試合で経験しちゃっているんで。やっぱりいくら練習しても、試合でそこが強い相手と対峙すると苦手な・ダメな部分が出るものなんです。僕もRIZINで長く試合をやってきて、みんなに『またその負け方かよ』と思われているかもしれないけど、それが僕の弱点であって、悪い癖が抜けていない。それを修正するのは試合をやって自信をつけるしかないし、木村戦はそういう考えのもとでのチョイスだったし、これからもそうやって強くなるための試合をしていきたいです」

──改めて矢地選手が試合の目的と意味を持って戦っていることが分かりました。それでは最後に矢地選手の試合を待っている人たちにメッセージをいただけますか。

「相手が代わっちゃって色々あったんですけど、試合ができる喜びを噛み締めて頑張りたいと思います。次の試合でまた矢地強くなったなというか『矢地にまた期待しちゃおうかな?』って、皆さんに思ってもらえる試合になると思うし、今回は流れちゃいましたけど、キム・ギョンピョとは絶対にやりたいし、それはRIZINにも伝えています。そういうところも楽しみにしていてほしいです」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN】白川陸斗、矢地祐介の発言に怒りあらわ「ホンマにしばき回す」 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』公開練習

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)で、矢地祐介と対戦する白川陸斗が19日、都内の所属ジム「JAPAN TOP TEAM」で公開練習を実施。RIZINのYouTubeで公開された動画で、矢地の「白川選手はリスクはないが、こっちはデメリットしかない」という発言に対して、怒りをあらわにした

同大会ではライト級の「矢地祐介vs.キム・ギョンピョ」が決定していたが、キムのケガによる欠場のため、1階級下のフェザー級の白川が代打で出場する。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK #白川陸斗

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【RIZIN】榊原CEO、ケラモフの欠場を発表 摩嶋一整VS今成正和の対戦が決定 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』に関する記者会見

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(佐賀県・SAGAアリーナ)についての会見が16日にRIZIN公式YouTubeで配信され、摩嶋一整と対戦予定だったヴガール・ケラモフと、田中半蔵と対戦予定だったトゥラル・ラギモフの欠場が発表された。

ケラモフについては、昨年11月の『RIZIN』アゼルバイジャン大会の公開計量の際にケラモフのチームがトラブルに巻き込まれ、警察に拘束されたと報道された。その後にトラブルの当事者との和解が成立した状況だが、アゼルバイジャン政府が「手続きが完了するまで出国は認められない」という結論になったため、このタイミングで来日することができずに試合は中止となった。

摩嶋の新たな対戦相手は今成正和に決定。田中の新たな対戦相手はアラン・ヒロ・ヤマニハに決定したが、今度は田中が負傷のため欠場することになったため、ヤマニハの出場は取りやめとなった。

また、クレア・ロペスと対戦予定だった浜崎朱加が練習中に「左尺骨骨幹部骨折」により全治5ヶ月の負傷を負ったため、欠場が決定。代役として大島沙緒里が出場し、ロペスと対戦する。

さらに、オープニングファイトでRYOGAと対戦予定だった持田哲兵が怪我により欠場し、代役として堺龍平が出場することも発表された。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK

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2.24『RIZIN LANDMARK 8』矢地祐介の対戦相手がキム・ギョンピョから白川陸斗に変更

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 RIZIN3連勝を狙う韓国のキム・ギョンピョは、練習中に左膝の前十字靭帯と後十字靱帯の一部を断裂したため全治8週間との診断が下り今大会は欠場となりました。

キム・ギョンピョに代わり白川陸斗が契約体重は70.0kgで矢地祐介と対戦することが決定いたしました。

矢地祐介 コメント

 こんにちは。矢地祐介です。発表の通り対戦相手が変更となりました。まず初めに、急な対戦オファーを受けて頂いた白川選手、ありがとうございます。昨年の6月以降対戦相手が決まらず、なかなか試合が実現しない中でさらに今回のようなアクシデントでまた試合が流れてしまうのか、ととても気を落としていたので、対戦を受けてくださりとても感謝しています。対戦予定だったキム・ギョンピョ選手は前戦以降ずっと戦いたいなと思っていた選手でやっと実現した試合だったので今回試合が実現しなかったことはとても悔しい気持ちでいっぱいです。また近い将来に対戦が実現することを願っています。対戦相手は変わってしまいましたが、自分がやることは変わらず、目の前の相手を倒し、勝利することなので、あと少しの期間しっかり集中して必ず勝利します。初の佐賀大会に相応しい試合をします。 応援よろしくお願い致します。

白川陸斗 コメント

 皆さんご無沙汰しております。白川陸斗です。昨日この試合のオファーを受けて正直びっくりしましたが、迷わずやると返事させてもらいました。一階級上で相手はヤッチ君。厳しい戦いになるのは覚悟の上ですが、この試合俺が勝ちます。フェザー級のベルト巻くにはライト級の中堅選手ぐらいKOしとかないとね!佐賀大会盛り上げる為に初っ端から全開で行きます。ヤッチ君、お祭り男ならバチバチに殴り合いましょうや。

 白川陸斗は9月の『RIZIN.44』で中原由貴に判定負けして以来の試合。


 その他『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』情報。続きを読む・・・
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【RIZIN46→LANDMARK9】神戸大会はケージ仕様に。ライト級王者サトシがK太郎とノンタイトルで激突

【写真】サトシと対戦する中村K太郎は通常営業のポーズ(C)MMAPLANET

31 日(水)、東京都内で、3月23日(土)に兵庫県の神戸市ワールド記念ホールで開催されるRIZIN46改めRIZIN LANDMARK9の追加カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見の冒頭で榊原信行CEOから、当初ナンバーシリーズとして発表されていた今大会がLANDMARK=ケージを使用する大会となることが発表された。会見で発表されたMMAルールの試合は、ライト級=ホベルト・サトシ・ソウザ×中村K太郎(ノンタイトル戦)、ウェルター級=イゴール・タナベ×ストラッサー起一、フライ級=山本アーセン×柴田MONKEY有哉、フェザー級=久保優太×高橋遼伍、バンタム級=金太郎×ダイキ・ライトイヤー、フライ級=中村優作×アルマン・アシモフ、ヘビー級=貴賢神×コーディー・ジェラベック、フェザー級=高木凌×西谷大成の8カードだ。


キックボクシングルールの試合も組まれ、70キロ契約=憂也×蛇鬼将矢、56.5キロ契約=赤平大治×吉岡雄希、57.5キロ契約=松山瞬×櫻井芯、53キロ契約=野田蒼×上村雄音の4カードが発表されている。また。2月24日(土)にSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK8で矢地祐介と対戦予定であったキム・ギョンピョがヒザ靭帯の負傷により欠場となり、白川陸斗が矢地と対戦することとなった。

ここからは会見での挨拶と、MMAPLANETからの質問に対する回答を書き記したい。

ホベルト・サトシ・ソウザ
「最近は試合をしていないけど、今年も頑張ります。RIZINのライト級でもっと面白い試合を見せたいから、今年ももっと頑張ります。(K太郎が兄のマルキーニョスに勝っていることについて)絶対にその質問が来ると思っていた(笑)。でも私は全然気にしていない。兄も『良い試合になる。絶対に勝てる』と言っているから」

中村K太郎
「サトシ選手という強い相手とライト級で戦えるのは光栄です。頑張ります。(かつて兄のマルキーニョスに勝っていることについて)今、言われるまで僕も言えていなかったのですが、事あるごとに『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言ってやろうと思います。試合中もボソボソ『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言って、メンタルを乱してやります」

イゴール・タナベ
「今回の相手は日本から世界で活躍してきたストラッサー起一選手ですが、自分が世界一になるためには必ず越えなければいけない壁です。必ず1Rで一本を極めます」

ストラッサー起一
「自分は24歳の時にド素人で格闘技を始めました。当時は『UFCに行く』と言って、みんなにバカにされながら、それを糧にして頑張ってUFC、Bellator、RIZINで戦ってきました。42歳の今でもRIZINのチャンピオンを目指しています。『もうできひん』『もう引退しろ』という声もあります。その言葉を力変えて、しっかりイゴール・タナベ選手を倒し、30~50代の方に勇気とか感じてもらえたらと思います。熱い試合をします」

高橋遼伍
「自分は今まで海外で試合していたのですが、ずっとRIZINに出たかったので念願が叶いました。自分は実家が明石で、神戸は隣町なので、地元開催という一つで二つ美味しいことが起こりました。今このキャリアになっても新しいことにチャレンジできるのが、凄く嬉しいので、しっかりRIZINを盛り上げたいです」

久保優太
「対戦相手の高橋選手は、RIZINファンの方は聞きなれない名前の選手かもしれません。修斗のチャンピオンで、ONEでも活躍していて、トップクラスの選手だと思っています。その選手に挑戦できるのは、凄く嬉しいです。常々言っているとおり、僕はRIZINのチャンピオンになることが目標です。この勝利が目標達成のための第一歩になると思っています。自分の格闘技人生の集大成を見せたいです」

西谷大成
「去年の6月、北海道で大きな花火を打ったのですが、うまくいったかどうかは結果的によく分かりません。今年初めての試合ということで、気合い入れて練習してきました。今回も跳びヒザで勝てるように頑張ります」

高木凌
「前回は負けて、イチから全て見直してきました。西谷選手は自分との試合の前にブレイキングダウンに出るみたいで、そこはサクっと勝ってもらわないと困ります。跳びヒザで勝つと言っていますが、跳びヒザで来たら右でブッ倒すので楽しみにしておいてください」

山本アーセン
「自分は寝技の相手には良いところを見せて最後に負けたりだとか、良い結果を出せていないので。今回も黒帯だと聞いているので、自分の壁を超えて、しっかり1Rで終わらせられるように頑張って、また本戦に呼ばれるような選手になろうと思います」

柴田MONKEY有哉(コメント代読)
「まず初めにDEEP佐伯代表、DEEP関係者の皆さん、RIZIN関係者の皆さん、僕を起用してくださり、ありがとうございます。僕の夢はPRIDEです。そして、現在に蘇ったPRIDがRIZINだと思っています。そんなRIZINで、レスリングの世界を獲ったアーセン君と戦えることは、異種格闘技戦に近いPRIDEのような戦いができるんじゃないかとワクワクしています。RIZIN初参戦ですが皆さん、応援のほど宜しくお願いします」

ダイキ・ライトイヤー(コメント代読)
「前回に続きオファーを下さったRIZINの関係者の皆さん、ありがとうございます。3月23日は自分の地元・神戸でのRIZIN開催です。そして対戦相手が金太郎。試合が面白くならないはずがありません! 自分も大人しくしているつもりはないので、金太郎選手をしっかり倒して、会場も、神戸も、RIZINも盛り上げようと思っています。修斗で積み上げてきたものを全て出しきり、必ず勝ちます! 神戸の皆さん、ダイキ・ライトイヤーの応援よろしくお願いします!」

金太郎
「この1年、格闘技にしっかり向き合ってきました。次の試合で、その成果を見せます」

榊原CEO
「神戸は追加でキックの試合を1試合、2試合追加できるかなと思います。神戸と佐賀、LANDMARK2連戦で、この2024年シーズンを占うような、シーズンを引っ張ってくれるような選手が誕生してくれると嬉しいです。今年も10大会ぐらいを予定しています。そこに参戦していただく機会も増えるかと思います」


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【RIZIN】速報中!RIZIN LANDMARK.9 in KOBE 追加対戦カード発表記者会見


3月23日に神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN LANDMARK.9 in KOBEの追加対戦カードの発表記者会見が行われました。当初ナンバーシリーズで開催と発表されていましたが、ケージを使用するLANDMARKに変更になったとの事。発表されたのは以下の対戦カード。


【MMA ライト級(71kg)】
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)

【MMA ウェルター級(76kg)】
イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
ストラッサー起一(コブラ会)

【MMA フライ級(57kg)】
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)

【MMA フェザー級(66kg)】
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
高橋遼伍(KRAZY BEE)

【MMA バンタム級(61kg)】
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)

【MMA フェザー級(66kg)】
高木凌(パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級1位)
西谷大成(JAPAN TOP TEAM)

【MMA フェザー級(66kg)】
中村優作(TEAM FAUST)
アルマン・アシモフ(カザフスタン/Mustafa Ozturik)

【MMA ヘビー級(120kg)】
貴賢神(フリー)
コーディー・ジェラベック(米国/マッドハウスMMA)

【キック 70kg契約】
憂也(魁塾)
蛇鬼将矢(テツジム)


髙木×西谷、金太郎×ダイキ、久保×高橋、アーセン×柴田、タナベ×ストラッサー、サトシ×K太郎など、RIZINで活躍したり、知名度を増してきた選手に対して、修斗やパンクラス、DEEPで試合を重ねてきた苦労人ファイターを当てるマッチメイクは妙味。RIZINで勝ち星を挙げたら一躍脚光を浴びるビッグチャンス。

そしてRIZIN LANDMARK7に出場する矢地祐介の対戦相手が白川陸斗に変更。こっちの方が乗れるけど、ライト級で白川はどんな動きを見せるんだろうか。詳細は追って!
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RIZIN LANDMARK8:矢地 vs. ギョンピョ、浜崎 vs. クレア・ロペスなど主要カード発表。

ライト級
矢地祐介
キム・ギョンピョ

一時はライト級エース候補だった矢地だが、サトシとグスタボに連敗。昨年は6月の北海道大会で5連敗中のザック・ゼインに1Rチョークで勝ったのみで、なかなか試合が組まれなかった。北海道に続いて九州とドサ回りが続くが、勝って3連勝となるか。

ギョンピョは2022年のRoad To UFCで優勝したインドのアンシュル・ジュビリに判定負けで敗退。昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックにキャリアの差を見せつける圧勝。11月にはアゼルバイジャン大会に出場して地元のラギモフを秒殺KOしている。

女子スーパーアトム級
浜崎朱加
クレア・ロペス

元王者浜崎は2021年にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けで、デビュー以来初の日本人選手相手の敗戦。22年4月、タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチでも敗れて王座から陥落した。女子アトム級GPでは準決勝でパク・シウに判定負け。41歳になった昨年は試合をしておらず、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。タイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない試合。

ロペスは昨年4月、RIZINデビュー戦でRENAに足での膝十字で勝利。2戦目で早くも伊澤のタイトルに挑戦したが、ニンジャチョークで秒殺一本負け。

フェザー級
芦田崇宏
鈴木博昭

元DEEP王者で、RIZINデビュー戦で萩原に1R一本勝ちした時点では、まだ始まったばかりのフェザー級トップ日本人選手だったはずの芦田だが、地味さが災いしてか試合が組まれず、ようやく組まれると金原・アグォンに連敗。中田に地味勝ちしたものの、昨年5月にはRIZIN3連敗中の摩嶋に一本負け。地味強ばかりと当てられている。

MMA転向から3勝3敗の鈴木だが、勝った試合は序盤に打撃がヒットしてのKO勝ちで、あとは判定負け。打撃勝負に付き合ってもらえない相手だと厳しいままだと、これ以上RIZINで使い道がないのでは。生き残りがかかった試合。

バンタム級
瀧澤謙太
野瀬翔平

4連敗中でリストラギリギリの瀧澤が地元九州勢の野瀬と対戦。野瀬は一昨年、もっとも知名度が低い中でRoad To UFCに出場したが、準決勝で中村倫也に完敗。中村という厳しい相手だったためか、昨年も出場のチャンスが与えられたものの、一回戦でスプリット判定負け。現在修斗ではノーランカーだが、先月ランカーの神田T800に勝利したので、1月度ランキングには入ってくる見込み。

フライ級
伊藤裕樹
上田将年

伊藤は昨年5月にアーセンにタックルからコントロールされ判定負け。超RIZIN.2にはヒロヤの相手枠として出場し、テイクダウンに手こずってのスプリット判定勝ち。地元相手でのLANDMARK.6ではまたも僅差の試合でのスプリット判定勝ち。

上田もジモティ枠。上田将竜のリングネームでパンクラスに参戦していたが、タイトルには届かず。昨年11月に地元福岡で行われたBLOOM FCでは本名に戻し、モンゴルのオトゴンバヤルに判定勝ち。

ウェルター
阿部大治
押忍マン洸汰

阿部はストラッサーに判定勝ちするなど3連勝したが、DEEPで鈴木槙吾にまさかの一本負けで王座陥落。昨年7月にはイゴール・タナベ相手にミドル級で体重ハンデマッチを組まれ、パンチを効かせる場面もあったが一本負け。ウェルター級に落としたタナベが大晦日に試合が組まれているのに対し、1年4ヶ月ぶりに本来のウェルターで試合を組まれた阿部は福岡でジモティ選手と対戦。RIZINウェルター級では3戦0勝とトップの戦績にもかかわらず不遇。

福岡出身の押忍マンはハードパンチャーで、パンクラスでは勝っても負けてもフィニッシュ決着で盛り上がる試合をする選手。

フェザー級
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

福岡出身の田中は2022年に40歳で修斗に復帰すると、2連勝で先月SASUKEのタイトルに挑戦したが、3RKO負け。相手のラギモフはアゼルバイジャン大会のジモティ枠で、ギョンピョに秒殺KO負け。今回はケラモフの抱き合わせ出場か。

今回発表された地元勢は、地元でなければRIZINに出てくるレベルではないので、正直勝っても次にRIZINに出るチャンスが与えられるとは思えない。しかし、北海道大会の後藤のように、インパクトのある勝利なら次のチャンスもあるかもしれない。

これに加えてジモキック1試合、オープニングファイト5試合(字もキック3試合とジモMMA2試合)。

メインは長崎出身の堀江 vs. グスタボになるとのこと。