#朝倉未来 #朝倉海 #rizin
0:00 op
0:14 白川陸斗vsガサンザデ
3:38 村元友太郎vsトニーララミー
6:17 柴田モンキーvsヒロヤ
10:28 キムギョンピョvs倉本大悟
カテゴリー: 白川陸斗
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)19勝5敗
摩嶋一整(毛利道場)17勝5敗
2月に組まれていたが、ケラモフが出国できずに流れていた試合を組み直し。摩嶋はケラモフの代役今成に一本負けし、超RIZINでは新居に一本勝ちしたが、(仮想)ランキング的には下がった状態で元王者と対戦。摩嶋は日本人のもうちょっと上のレベルの相手と見てみたいが、ここで勝たなければそういう試合は今後も組まれそうにない。
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
ビクター・コレスニック(ロシア)26勝6敗1分
武田光司(フリー)16勝7敗
萩原にコントロールしての判定勝ち、シェイドゥラエフにはチョークで完敗した武田のフェザー級転向3戦目。相手はフェザー級日本人ファイターの壁・コレスニックという、なかなかに厳し目のマッチメイク。
▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
伊藤裕樹(ネックス)16勝5敗
イ・ジョンヒョン(韓国)4勝2敗
ジモティ伊藤の相手はRIZIN.46の日韓対抗戦で神龍に完敗したジョンヒョン。
▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
柴田"MONKEY"有哉(Team KIZUNA)19勝7敗
ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)9勝13敗1分
3月にアーセンに足関で秒殺一本勝ちしてアップセットと言っていい勝利を手にした柴田 vs. 超RIZINで「負けたら引退」所にKO負けしたヒロヤ。
▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
村元友太郎(ALIVE)12勝8敗2分
トニー・ララミー(カナダ)9勝2敗
カナダBTCのフライ級王者ララミー。地元枠村元相手に、RIZINレギュラー枠をつかめるかどうかのテストマッチ。
▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
20勝12敗1分
アリベク・ガジャンマトフ(ロシア)4勝0敗
RIZINでは村元に勝ち、神龍・笹本に敗れている北方。ガジャンマトフはキャリアわずか4戦の23歳だが、ここまで全フィニッシュ勝利。これもガジャンマトフのテストマッチ。
▼RIZINヘビー級(120.0kg)5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)8勝3敗
加藤久輝(ALIVE)8勝3敗
MMAからK-1に転向したが、2022年に引退した地元の加藤の復帰戦。とはいえ本格復帰ではなく、スポット参戦になりそうだが。K-1でヘビー級でやっていたとはいえ、スダリオとは体格差がありすぎでは。
▼RIZINライトヘビー級(93kg)5分3R
イゴール・タナベ(セラヴィ)5勝0敗
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)9勝3敗
タナベの復帰戦は93kgに上げてヨシオ・ソウザと。ヨシオも引退していた選手だが、重量級だとタナベの対戦相手が見つからなくての復帰戦か。寝技で差はなさそうだが、打撃が弱点だったヨシオが大きなダメージを負わないか心配。
▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R
キム・ギョンピョ(Redhorse MMA)13勝5敗
倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)6勝1敗
ギョンピョはRIZINで2連勝後、矢地戦を欠場。前戦はスパイク・カーライルに一本負け。日本人の壁としてはちょうどいい位置。
倉本はDEEPで3月に川名、5月北岡に1RKO勝ち。ベテランの元王者2人を下したとはいえ、かなり飛び級での試合が組まれた。
▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
白川陸斗(JAPAN TOP TEAM)12勝10敗1分
マジェラム・ガサンザシ(アゼルバイジャン)Magerram Gasanzade 10勝1敗
バンタムに落とした白川の相手は初参戦のガサンザシ。これも初参戦の外国人選手のテストマッチ的試合。
▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ホンサイ柔術)22勝11敗4分
山本聖悟(フリー)7勝11敗1分
これは単純なジモティマッチ。
【オープニングファイト】※5分2R
▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分2R
日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)7勝4敗
窪田泰斗(FourRhombus)
▼RIZINヘビー級級(120.0kg)5分2R
稲田 将(ISHITUNA MMA)
ステファン“スマッシュ”(チーム怪獣キラー)
▼RIZINフェザー級級(66.0kg)5分2R
TATSUMI(ネックス)
平松 翔(THE BLACKBELT JAPAN)
【写真】気持ちの良いポジティブ思考。矢地の言葉は、人々を幸せにできる (C)TAKUMI NAKAMURA
29日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われるRIZIN48にて、矢地祐介が宇佐美正パトリックと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
2023年は1試合に終わった矢地だが、今年は2月のRIZIN佐賀大会の白川陸斗戦、5月のBellatorフランス大会のマンスール・ベルナウイ戦に続いて、早くも3戦目となる。ベルナウイ戦での反省を踏まえて、フィニッシュへの意識を高く持って練習に取り組んできたという矢地。それは打撃への評価が高くなった最近のMMAへの対応という意味も含まれる。
そのなかで迎える宇佐美との一戦を「時代への挑戦。新世代のMMAファイターと戦って、そこに抗えるか」と位置づけた。
──5月のBellator CSにおけるマンスール・ベルナウイ戦後のインタビューでは「今年はドンドン試合をしたい」と話をしていて、3試合目=宇佐美正パトリック戦が決まりました。矢地選手としては常に試合ができる状態で準備していたのですか。
「そうですね。体重含めて常に試合の準備はできているんで、今年はトントントンと試合が決まって嬉しいです」
──Bellator CSのベルナウイ戦の敗戦を踏まえて、どんなことを意識して練習をしているのですか。
「一本勝ちを目指してテイクダウンするとか、ラウンドの中で極めきるとか、練習中の1Rのなかでも勇気を出して失敗してもいいから極めに行く姿勢でやるようにしています」
──より試合をイメージしてスパーリングしているのですか。
「自然にそうなってきていると思います」
──試合は5分3Rなので、ラウンド数もそれに合わせる形にして、短いラウンドを集中してやるようにしているのですか。
「なぜかこの夏、ロータスはエアコンをつけない方針だったんですよ、理由は分からないんですけど(苦笑)。あまりにも暑すぎて、連続では2本やるのが限界みたいな感じでした」
──エアコンをつけない!? 毎年恒例でやっているわけではないんですよね。
「はい。いきなりなんちゅうことを企画しているんだよっていう感じですよ。ただボス(八隅)が決めたことだから反対できないし、ジムから外に出て『あっ、涼しいな』と思うぐらいの暑さでした。外の気温は36度とかなのに(笑)。しかも今年は湿気も凄かったし、マジでバテてました。9月に入ってから少し涼しくなってきて、今日も3本連続で集中してやったんですけど。まあ大変な夏を過ごしました」
──想像するだけでも過酷な練習環境ですね……。よりフィニッシュを意識して練習するようになったのはどういった理由からですか。
「最近のMMAの判定基準が、やっぱりUFCをはじめ世界的にストライキング重視になっていて、寝技でのコントロールがあまり評価されないようになってきていますよね。そういう中で組み技の選手としてはしっかり一本を取るとか、パウンドやヒジでダメージを与える展開を作らないといけない。
特にRIZINの場合はトータルマストなので、3R終盤までずっと相手を組み技でコントロールし続けていても、最後の最後に立ち上がられて1発食らってふらついちゃったら、それだけで相手に判定を持っていかれていて負けになる可能性があるわけじゃないですか。そういう意味で、寝かせたらダメージを与える・一本取ることを意識するようになりました」
──最近のMMAのトレンドを抑えたうえでのことだったのですね。やはりそこは一本を狙う・ダメージを当たると“意識”するだけじゃなくて、体がそうなるように練習から作っておかなければいけないということですね。
「はい。そういう判定基準がどうかは別にして、世界的にそうなってきているわけだから、僕ら選手としてはそれに従わなきゃいけないし、順応しなきゃいけない。そういう意味でも自然にそうなってきました」
──矢地選手はそういった判定基準は分かりやすくていいと思いますか。
「分かりやすいんでしょうけど、その事実を認められていない選手も多いと思います。特にグラップラーの選手は。今までそれ(コントロール重視)で勝ててきた分、あれ?と思って対応しきれていない選手が多いイメージですよね。でも選手はそれに従ってやるだけですよ。そうじゃなかったら勝てない」
──フィニッシュやダメージへの意識が高くなって、動き自体も変わってきましたか。
「良くも悪くも相手に隙を与えてしまう場面もあったりするんですけど、今までよりフィニッシュできるようになったし、そこを狙っていくことで、技術体系も変わってきて、新たな発見もありますね」
――よりアグレッシブになっていますか。
「好戦的になりますよね。練習の時点で自分からフィニッシュに向かって展開を作っていこうというマインドになっているので。例えばボイド・アレン戦なんかは、固めて勝とうみたいな意識だったんですけど、今はあれじゃ勝てないと思うんですよ。練習の時点でフィニッシュを意識して、それができるようになってきた感覚はあります」
──フィニッシュにトライするからこそ、今までに気づかなかった一本の取り方やダメージの与え方も見えてきましたか。
「それもありますね。(一本を取りに)行ってみたら割と行けるんだみたいな場面はありました。自分は心配性でビビリだから、なかなか一歩前に出られないタイプなんですけど、練習でフィニッシュを狙うことによって、こういうところからでも極められるんだとか、今までは自信がなかったところでも、全然(一本)取れるんだ!みたいな発見はあったかもしれないです。一歩踏み出さなかったから分からなかったけど、一歩踏み出してみたらこんな楽園があった、そんなノリですよ」
──言い方は難しいですけど、変にキツいことをやらなくても、決着つけられる道があるということですよね。
「自信がないからキープしようとか、ちょっとチープに手を打ってラウンドを終わろうみたいな感じだったのが、行くしかないんだとなったら、『なんだ、俺って意外とできるじゃん!』みたいな」
──しかもそれが失敗したとしても、今はトライしたことが判定で評価に繋がるかもしれないわけですからね。
「そうそうそう。それもあると思うし、そういう意味で今の判定基準に順応していますね」
──去年は試合数が少なくて、決まっている試合に勝つための練習ではない、技術そのものを伸ばす練習ができた時期だったと思います。逆に今年は試合がコンスタントに続いていて、勝つための練習にシフトできている部分もあるのかなと思いました。
「確かに…そう言われるとそうですね。いい流れができていると思います」
――今はまた充実して練習ができていますか。
「相変わらず楽しいですね。ただ最近は楽しいのが良くないのかなと思っちゃって。楽しい格闘技になっているから、いま一歩、もう一歩上に上がれていないのかなって思うし、格闘技のことが嫌いになるまで突き詰めないとダメなのかなとか。最近そういう風に思っているんですよ」
──練習するのも嫌になるくらいじゃないとダメだ、と。
「そう、そうなるぐらいまでやらないといけないのかなって。でも………いくらやっても楽しいものは楽しいんで」
──先ほどの判定基準の話にもつながるかもしれませんが、見ている側からすると今のMMAは楽しいMMAになりつつあると思います。
「ちょっと競技、競技しすぎていたのが、またファイトっぽくなってきますよね」
──打撃重視になると言っても、組み技・寝技のスキルがなければ勝てないわけで、逆に組み技・寝技のレベルが上がる部分もあるはずで。
「そうなると柔術の時代や寝技が評価される時代が来るだろうし」
──そういう時代の流れがありつつ、今回はパトリック選手と試合が決まりました。
「まさに今の時代の風潮と戦うにはちょうどいい相手ですよね。彼は打撃の選手で、俺に1発当てればいいと思っているだろうし。その中で俺はしっかり、もちろんMMAなんで打撃も寝技も全部なんですけど、その中でフィニッシュするっていう。時代への挑戦ですよね」
――なるほど。まさに先ほど矢地選手が言っていたように、パトリック選手は試合のほとんどをコントロールされても、最後の最後で一発当てればひっくり返せるというマインドを持って戦ってくるでしょうね。
「だと思いますよ。あっちは俺が被弾する場面が多いのを見ているだろうし、1発テンプルに当てちゃえば、アゴに当てちゃえばって思っていると思います。だから、そこをしっかりディフェンスして、MMAだから俺のパンチが当たることもあるかもしれないし、打撃にせよ寝技にせよ、しっかり極めきることが大事だなと思います」
──カード発表会見で「若い選手とやることに意味がある」とおっしゃっていましたが、今日話を聞いていてもっと大きなテーマの話になってきたなと思いました。今の時代のMMAとの勝負ですよね。
「そうですね。まさにそう。新世代、今の時代のMMAファイターと戦うっていうことですよね。だからいいっすよね。そこで抗えるかどうか」
──今年はそういった意味で試合も多いですけど、それこそいろんなテーマがありますよね。
「はい。続けているとテーマは増えますよね、結局」
──そうやって試合の度にテーマが出てくるのは矢地選手が格闘技にしっかりと向き合っているからだろうし、地震の被弾数が多いということも理解したうえで練習しているからですよね。相手はその弱点を突いて攻めてくると思いますが、そうさせずに一本を取るという部分は入念に練習しているところですか。
「そこは(ルイス・)グスタボに負けて以来ずっと取り組んでいることで、俺が被弾しているのは相手のプレッシャーに負けて下がってしまって…という場面なんで、不用意に下がらずにしっかりプレッシャーをかける。組むにしろ打撃を当てるにしろ、自分からプレッシャーをかけて攻撃を作っていくことがテーマです」
──それも決して昨日今日で修正しようとしていたことではない、と。
「最近それを試すのにちょうどいい相手と試合を組んでもらえているから、RIZINからの俺への課題というか。これを乗り越えないと君は上に行けないよというのを試されていると思っています」
──同じ日にライト級のタイトルマッチもありますが、そこは意識していますか。
「シンプルにどっちが勝つんだろうと思って気になりますね。凄い楽しみです」
──それこそあのカードも今のMMA的な打撃=グスタボ×組み技=サトシという試合かもしれないですね。
「確かに確かに。でもサトシもパンチは強いですからね、上手くはないけど」
──喧嘩が強い系ですよね。
「体の節々がでかいし、パンチが硬いんですよね。本当にいい試合になると思います」
──もちろん矢地選手もパトリック戦をクリアして、そのベルトを狙っていると思います。
「もう1発ここで勝って、大晦日に試合を組んでもらって。何度も言うけど俺は強豪外国人と戦って、乗り越えたいって気持ちが強いんで、また海外の選手と大晦日にやりたいなって今は思っています。もちろん次勝たないと何も始まらないんで」
──分かりました。この夏、冷房を切った中で練習してきた成果をぶつけてください。
「本当そう! 冷房の中で試合ができるだけで天国ですよ(笑)!」
■RIZIN48視聴方法(予定)
9月29日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
注目カードが多いです。
— 笹原圭一 (@sasaharakeiichi) July 14, 2024
CORO×瀧澤謙太、中村大介×白川陸斗、
神田コウヤ×木下カラテあたりを注目しています。
あとは第一試合に登場する木村琉音。
噂によると恐ろしく打撃が強いそう。 https://t.co/MegczM9m7R
◆Yogibo presents RIZIN.46◆
U-NEXTで全試合完全生配信!
ご視聴はこちら↓↓↓
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000004949
▷公式SNSでも見どころ配信中!
公式Twitter: https://twitter.com/UNEXT_fight
開催日時
2024年4月29日(月)15:30開演
対戦カード
第10試合/フェザー級タイトルマッチ 鈴木千裕 vs. 金原正徳
第9試合/牛久絢太郎 vs. 太田忍
第8試合/⽇韓対抗戦 中島太一 vs. キム・スーチョル
第7試合/⽇韓対抗戦 神龍誠 vs. イ・ジョンヒョン
第6試合/⽇韓対抗戦 倉本一真 vs. ヤン・ジヨン
第5試合/“ブラックパンサー”ベイノア vs. 井上雄策
第4試合/中原由貴 vs. ビクター・コレスニック
第3試合/篠塚辰樹 vs. X
第2試合/山本空良 vs. イルホム・ノジモフ
第1試合/高木凌 vs. 西谷大成
大会概要はこちらから
https://jp.rizinff.com/_ct/17676774
#RIZIN46 #UNEXT格闘技 #格闘技観るならUNEXT #白川陸斗 #ヒロヤ #伊澤星花 #鈴木千裕 #金原正徳 #牛久絢太郎 #太田忍 #神龍誠 #中島太一 #倉本一真 #キムスーチョル #イジョンヒョン #ヤンジヨン
【写真】8月末に移転することが決まっているマッハ道場巣鴨の前で (C)TAKUMI NAKAMURA
29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、中原由貴がビクター・コレスニックと対戦する。
Text by Takmumi Nakamura
中原は昨年9月のRIZIN44で白川陸斗に判定勝利。約7カ間ぶりの試合となったが、試合間隔が空いたことで剛毅會空手とボクシングの融合をはじめ、自身のMMAにさらなる磨きをかけてきた。RIZINで2戦2勝の本格派コレスニックとの対戦を前に「キャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したい」と語る。
──昨年9月の白川陸斗戦以来、約7カ月ぶりの試合が決まりました。
「前回の試合が終わって大晦日に試合をしたかったので、そういうリクエストもしていたのですが(試合が)決まらなくて。それで最終的に4月の有明アリーナでコレスニック戦のオファーがあって、そこで話がまとまった感じですね」
──白川戦で勝利したこともあり、できるだけ早く試合はやりたかったですか。
「そうですね。でも結果論ですけど、今のパフォーマンスを考えるとしっかり期間が空いたことで組みの反省もできたし、打撃もいい感じになってきているんですよ。逆にもっと早く試合が決まっていたら、仕上がりが中途半端になっていたのかなと思います」
──試合が空いたことがプラスになっている、と。
「はい。むしろこのくらいの試合間隔の方がよかったかもしれないです。前回の試合も当初希望していた6月から9月に後ろ倒しになって、ちょうど剛毅會で空手を狙い始めた時期だったんですけど、6月だったら中途半端なパフォーマンスになっていたと思うんです。それが9月にずれたことで、ちゃんと練習の成果が出せました」
──試合間隔が3カ月となると、技術を伸ばすための練習に割く時間が短くなってしまいますよね。
「そうですね。新しい技術を覚える前に対策練習をして、減量して…となるので」
──そういった意味では前回の試合以降は、MMAの中でもどんなことを意識して練習されてきました?
「まず白川戦を振り返ると、あのシチュエーション(コーナーに押し込んで寝かせようとする)でもブレイクかかるんだなってことですね。ルールミーティングで事前に聞いていたので、ブレイクのタイミングには納得しているんですけど、じゃあレフェリーにブレイクさせないためにはどう動くべきだったか。そこは意識して練習しています」
──前回の試合は組みを主体にして、相手をテイクダウンもしくはコントロールするプランだったのですか。
「あの試合は打撃で勝負するつもりは全くなかったです。組みのトライが増えて、相手の打撃を被弾した部分もありましたが、組んで勝つことを決めて臨んだ試合だったんです」
──なるほど。
「それがKO負けした鈴木千裕戦の反省でもあるし、大塚(隆史)さんの所でずっと取り組んでいた”組み”をどれだけ磨くことができたかを答え合わせする試合にしたかったからです。こう言うと語弊を生むかもしれないですが、フィニッシュするとしたらスタンドのKOではなくて、削りきってパウンドアウトだったり、一本勝ちだと思って戦いました」
――しっかり自分のなかでテーマを持って臨んだ試合だったんですね。
「3Rに僕のパンチが当たり始めても、自分から組みに行ったのはそういうことです。もしあそこで打撃でいっていたら鈴木戦の二の舞いになったかもしれないし、組み勝つという課題を持って臨んだ試合だったからこそ、ああいう戦い方を選択しました。ただし今回はそういう試合にはならないと思うので、必然的にリスクを冒してトライする試合になると思います。打撃に関してはずっと岩﨑(達也)先生から指導してもらいつつ、コレスニックと試合が決まった段階で、ボクシングを見てもらっているトレーナーに連絡して、いつもより早めにボクシングを教えてもらっています」
──ボクシングの練習を早めに導入したのはビクター・コレスニック対策なのですか。
「空手の練習をやっていて、どうしても空手の攻撃では距離感にしても、僕の中で攻撃が出づらい部分があったんです。もともと僕はボクシングをずっと教えてもらっていて、前回の反省として、それ(ボクシング)も使うべきだと思いました。空手の教えが進んでいく中で、今この段階だったらいい具合に空手とボクシングが混ざるだろうと思い、ボクシングコーチに早めにスケジュールを決めてもらい、毎週ボクシングも練習しています。なので空手の教えがありつつ、そこにもともとやっていたボクシングをさらに強化みたいな感じです」
──一度空手をやると決めて、やり込んだからこそ、ボクシングの必要性が分かったということですか。
「それもあると思います。例えば新しいことに触るだけ触って自分に合わないなと感じることもあると思いますが、僕は岩﨑先生の武術的な考え方もめちゃくちゃ面白くて刺さったし、なんとか空手を自分のものにしたかったんです。ただどうしてもいざMMAで、しかも試合で使うとなると、そこまで行ききれない難しさもあって。大塚さんも『そこはしょうがないよ』と言ってくれるのですが、どうしても僕自身が納得がいかなくて。
そういう中で岩﨑先生から『これができたから、次はここまで行こう』って言ってもらって、そこまで来たら(ボクシングが)使えるじゃんと。ちょうど今がその時期だったんです」
──このタイミングでボクシングをやったことで、空手とボクシングがどう融合されていますか。
「パンチが入りやすくなったし、ボクシングコーチからも大塚さんからも『パンチが見えづらくなった』と言われます。MMAのスパーリングをやらせてもらっている選手たちからも動きが良くなっていると言ってもらえて、やっと空手とボクシングの両方の教えを実践できるようになって、上手く混ざってきましたね」
──改めて対戦相手のコレスニックには、どんな印象を持っていますか。
「体が強そうですし、全部できますよね。本当に上手な選手だと思います。ただ僕はRIZINに来た2試合しか見ないようにしていて、古い映像やKO集みたいな動画を見て、変な印象を付けるのも良くないじゃないですか。結局直近の動きが一番参考になるので。で、運がいいことにRIZINの2試合でオーソドックもサウスポーも両方やっていたので、そこも頭に入れています」
──判定決着にはなりましたが、高木凌選手と対戦した試合の方がコレスニックの引き出しが見えた気がしました。
「コレスニックが岸本篤史選手とやった時も、彼のほうから組んでいたんですけど、あれは岸本選手のパンチが当たって、ちょっと効いたと思うんですよ。そこでコレスニックがガッと組みに行って、勢いでガチャガチャと上を取ったように見えました。でも高木戦を見ると、コレスニックはバックを取られた時にちゃんと高木選手の片手をツーオンワンにとって立ち上がったり、バックコントロールで片手を外してフロントチョークに入ったり……細かいところもちゃんとやっていたんですよね。あのレベルの選手なので当たり前と言えば当たり前ですが」
──今の中原選手の言葉にもあるように全局面で勝負して、そのどこで山を作るかがポイントの試合になると思います。
「僕もそういう試合になると思うし、向こうも打撃も組みも両方やって来ると思います。でもそうやってお互いが全部を警戒しているときこそ、予想外の一撃で早期決着で終わることもあるじゃないですか。そういう可能性も頭に入れています」
──想定外のことが起こることも想定している。色んなパターンをシミュレーションしているようですね。
「だいぶ(シミュレーションを)やっていますね。あとは試合当日、自分が万全かも分からないし、体調も含めて、ですよね。でもそのくらい考えさせられる相手ですよ、コレスニックは」
──厳しい相手だと思いますが、時期的にはそういう相手と戦いたいという気持ちもありましたか。
「そうですね。パンクラス時代に当時の日本人選手とはあらかたやって、それからONEでは色んな外国人選手と戦ってきて。ONEでやっていたような未知強とばっかりやるのは微妙ですけど(笑)、強い外国人選手と戦うことは楽しみですね。今までも海外を選んで試合をしている人もいるじゃないですか。そういうタイプだと思うんで、自分は」
──僕はこの試合は実力者同士のランキング戦のようなイメージを持っています。
「派手な試合というかキャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したいです」
──コレスニックに勝てば連勝にもなりますし、中原選手の評価も上がると思います。今年はどんなことを目標に戦っていきたいですか。
「コレスニックに勝って、どれだけ評価が上がるかは分かりませんが、間違いなく上に行く確実なステップにはなると思います。だからコレスニックに勝って、次はRIZINのフェザー級で名前のある選手とやって、そこからタイトルマッチにつなげたいですね。同じ日のタイトルマッチ(鈴木千裕×金原正徳)でどちらが勝つか分かりませんが、フェザー級の列に並んでいる選手たちを引きずりおろしたいです」
──そういう相手に勝っていけば発言権も得られますし、中原選手が希望する相手との試合も組まれると思います。最初の話に戻ってしまいますが、だからこそ試合数が減ったものの、この1年で中原選手のMMAが熟成されて、今年はそれで勝負する1年になると思います。
「3年ぐらい前の自分だったら、MMAファイターとしてここまで来られていなかったと思います。そのくらい今は色んなことが繋がり始めて、空いていた隙間がきれいに埋まってきています。それは競技に集中できる環境を整えてくれた周りのおかげでもあるんですけど、今は格闘技をやっていて楽しくてしょうがないですね。一つ技を覚えると色んなことがどんどんつながっていくんで」
──今まで使っていなかった技術が急に使えるようにもなるでしょうし。
「そうなんです。『ああここで使えたんだ!』みたいな。それが本当に楽しくてしょうがなくて、このまま時間が止まってほしいとさえ思っています。自分が思っていた以上に強くなれるじゃん、俺って。30歳を超えたらパフォーマンスが落ちると思っていたんですけど、いい具合にトレーニングの数値もまだ良くなっているし、まだまだやれそうだなって手応えはありますね」
──この中原選手の話を聞いて試合が楽しみになったファンの人も多いと思います。最後にファンの皆さんに一言お願いします。
「下馬評や予想で色々言っている人もいますけど、それを超えるために頑張っているし、頑張ってきたことが無意味じゃないぞってことをきっちり見せて、面白い試合をやって勝ちたいと思います。僕自身もこの試合が楽しみなので、みなさんも楽しみにして見てもらって構わないです」
■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE
-Patchy Mix vs. Magomed Magomedov
— caposa (@Grabaka_Hitman) March 6, 2024
-Usman Nurmagomedov vs. Alexander Shabliy
-Gregory Babene vs. Costello van Steenis
-Slim Trabelsi vs. Louie Sutherland https://t.co/VARAxP4LYS
Louie Sutherland(Sherdog)
Bellator MMAが5月17日にフランス・パリのアコー・アリーナで『Bellator 303』を開催することとウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンドル・シャブリーのライト級タイトルマッチ、パッチー・ミックス vs. マゴメド・マゴメドフのバンタム級タイトルマッチ、グレゴリー・バベン vs. カステロ・ヴァン・スティーニスのミドル級マッチ、スリム・トラベルシ vs. ルイ・サザーランドのヘビー級マッチを行うことを発表。
ヌルマゴメドフは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』でブレント・プリムスに判定勝ちしたものの、その後禁止薬物の陽性反応が出たことからノーコンテストになって以来の試合。しかし意図的に摂取したものではないと判断され、タイトルは剥奪されていません。シャブリーは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』でパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(Bellator戦績5勝0敗)。現在Bellatorライト級ランキング1位。
ミックスは11月の『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』で行われたバンタム級王座統一戦でセルジオ・ペティスに2Rリアネイキッドチョークで勝利し王座統一して以来の試合で6連勝中。マゴメドフは7月の『超RIZIN.2』でダニー・サバテーロに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合。現在Bellatorバンタム級ランキング4位。両者は2022年12月の『Bellator 289: Stots vs. Sabatello』で対戦しており、この時はミックスが2Rギロチンチョークで勝利しています。
バベンは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でチャーリー・ワードに1Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で8連勝中(Bellator5連勝中)。スティーニスは5月の『Bellator 296: Mousasi vs. Edwards』でドゥグラス・リマに判定負けして以来の試合。
トラベルシは10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』で行われたBellatorデビュー戦でダヴィオン・フランクリンに1R TKO勝ちして以来の試合でプロデビュー以来6連勝中。サザーランドは現在30歳のイギリス人でMMA戦績6勝2敗。今回がBellatorデビュー戦。
Current #BellatorParis line-up (per press release).
— BellatorZone (@bellatorzone) March 6, 2024
The event goes down on FRIDAY, MAY 17 in the Accor Arena! pic.twitter.com/TJMiczZ1sa
さらに、プレリミナリーカードでマンスール・バルナウイ vs. 矢地祐介のライト級マッチも行われます。
バルナウイは9月の『Bellator 299: Eblen vs. Edwards』でジェイ・ジェイ・ウィルソンに判定負けして以来の試合で2連敗中。矢地祐介は2月の『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で白川陸斗に2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
#RIZIN#朝倉未来#平本蓮#breakingdown
『目次』
0:00
0:17幼少期
1:25胸に刻まれるタトゥー
3:17RIZIN参戦
7:52VS平本蓮
10:20 vs朝倉未来
16:57 VSカイルアグォン
アンダーグランドから成り上がり日本最高峰のRIZINまでたどり着いた大阪の悪童
圧倒的な打撃を持つものの苦手なグランドでプロの厳しさを教えられ
練習環境など一新し格闘技と心身に向き合う萩原の人生を深掘りしましたので是非ご覧ください
vs朝倉未来https://youtu.be/zcTVAPyjs7c?si=G0oAiZJTEWj6Qzo7
vs平本蓮https://youtu.be/CN_5KjJQSeo?si=3ZMz6f0fmuJpL7mE
vsカイルアグオンhttps://youtu.be/K8r4ZmyTt_4?si=gwg5AXLPm_Amipls
vs鈴木千裕https://youtu.be/p4vrGmxeN1Q?si=NgEGZwpB1qy_Dwvb
vsクレベルhttps://youtu.be/Lx5Tk5IAmN0?si=miLehMaYo1sS3voF
vsドミネーターhttps://youtu.be/pa13gZm6Bd8?si=C3lTcAmfWfzAomL5
vs鈴木博昭https://youtu.be/FcAO1Sk8Ad4?si=WsPZ7YJxX44B9yYa
vs内村洋次郎https://youtu.be/kVBzkZzu2KQ?si=RP1cPO_-NoY6R3bq
vs白川陸斗https://youtu.be/Y8IEGf8EY9s?si=GWFbsNj2jcK7CZcr
vs昇侍https://youtu.be/CWLs0NVqQO0?si=HgtmhCKL_yDLejHk
vs芦田崇宏https://youtu.be/4W2UnC-V8Nc?si=YIoGRFYEDQuYBKF_
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#RIZIN_LANDMARK8 in SAGA〓️
— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) March 2, 2024
以下Full Fightを本日12時公開〓
1️⃣ #ルイスグスタボ〓#堀江圭功
2️⃣ #摩嶋一整〓#今成正和
3️⃣ #矢地祐介〓#白川陸斗
4️⃣ #大島沙緒里〓#クレアロペス
5️⃣ #阿部大治〓#押忍マン洸太
6️⃣ #瀧澤謙太〓#野瀬翔平
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2月24日にSAGAアリーナで開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』のうち、6試合のフルファイト動画がアップされています。以下、動画です。続きを読む・・・
<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
Def.2R5分00秒by RNC
白川陸斗(日本)
サウスポーの矢地が右ジャブを繰り出す。白川は右ハイ、矢地がブロックする。踏み込んで右ストレート、そして左フックを振るう白川に対し、矢地もすぐに前に出る。左ハイを狙った矢地はケージを背負った状態から左ストレートも、白川の指が右目に入り試合が中断される。再開後、白川は変わらず前に出るが、接近戦とはならずパンチが大きくなる。矢地の組みへの反応でスリップした白川は、立ち上がると首相撲からヒザで削られる。
離れた白川に左ハイを当てた矢地は、どうしてもケージを背負う展開が多い。そこから左&右のコンビを見せた矢地だが、またもケージに詰められる。とはいえ白川も再び右ハイをガードされ、そこからの詰めがない。右フックで前に出た白川が、最後もジリジリと距離を詰めて時間となった。
2R、直ぐに前に出た白川が右ミドルを決める。前に出た矢地が組み、白川が逆にケージに押し込む。小外刈りでテイクダウンを奪われた白川はすぐに立ち上がって、圧を掛けていく。矢地は首相撲&ヒザ、離れてワンツーで前に出る。さらに矢地は三日月を入れ、シングルレッグへ。小外で倒すと、立ち上がった白川にヒザを入れバックへ。組み勝ってヒザを入れる矢地が、そのままヒザを続ける。ヒザを嫌がり、組み勝てない白川。懸命に反応はするが、左足を束ねられ左のパンチを顔面に受ける。
矢地はバックに回りつつ襷へ。ケージに尻を当てて我慢の白川は、左ヒザを顔面に2つ受けると、自ら寝転がった矢地にボディトライアングルに取られる。ガードの上からのRNC、残り10分で絞めあげた矢地は5分の時間とともに白川を落とし一本勝ちを決めた。
矢地はスクランブル発進&階級下の白川に感謝の言葉を述べ、「いやぁ、最初チョット癖出ちゃって。危ない、危ないってなったスけど。だんだん軌道修正して、やっぱ試合で難しい。毎日、毎日練習して強くなるために頑張っています。皆さんも頑張ると何か良いことあると思います。スミマセン、偉そうなことを言って。でも本当に嬉しいです」と話した。