【写真】国内競技柔術最強といっても過言でない森戸の闘裸男出場は嬉しい限りだ (C)MMAPLANET
13日(水)、TORAO NATION STATEより12月5日(日)に広島市南区のBULE LIVE HIROSHIMAで開催される闘裸男26と、闘裸男GIG03の対戦カードが発表された。
6月13日の博多大会に代わり、晴れて闘裸男26と闘裸男GIG03というナンバリングが打たれた今大会、博多大会と同様に2部制──そして当日計量で行われることが決まった。
今回発表されたのはGIGで2022年修斗新人王トーナメントが4試合、闘裸男26で修斗公式戦4試合とグラップリングマッチ=闘裸男・寝試合の5つのカードだ。
3回戦では6月の博多大会で流れた野瀬翔平奇天烈戦が、広島で再度組まれた。奇天烈は2月のRoad to ONEで上野光と対戦予定も負傷欠場、野瀬が代役で出場し判定負けを喫したという因縁がある。
7月に格上の齋藤翼を相手に判定勝ちを収め、3連敗を免れた野瀬は承知の通り、今月17日にHEAT名古屋大会で土肥潤との対戦が決まっており、1カ月半後に奇天烈戦というハードな日程となっている。
また広島在住の神田周一は京都のキシシと2回戦で戦う。神田は9月のGladiatorで1年10カ月振りの勝利を挙げ、2年1カ月振りの闘裸男参戦となる。
現状、奇天烈とキシシ、キシシの同門で新人王T出場の丸山幹太が闘裸男圏外というべき中国・四国および九州地方以外からの出場という同大会では、競技柔術日本最高峰にある森戸新士が75キロ契約&5分2R戦のグラップリングマッチで、田村ヒビキと対戦することが決まった。
山口県岩国市在住の森戸は8月のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権でアダルト黒帯を制し、パンデミック前にJBJJFランキング1位に輝くなど、日本国内で最強といえる存在だ。ノーギにも果敢にチャレンジしている森戸だが、ケージという舞台がどのように彼の柔術を左右するか。もちろんグラップリングだから引き込んだり、スクートすればケージレスリングをする必要はない。
何より経験値として田村の方が上回るとはいえ、森戸は2012年に旧グラジ、カナダ留学時代にMMAを経験している点に注目したい。その経験が即、壁の存在が体に入っているのか否か。ケージの戦い熟知している田村は、体でどこに金網があるかを察知して森戸の動きに制限を加えることができるだけに、金網際の攻防が大きな見所となりそうだ。
いずれにせよ、このタイミングでの森戸の出場により中国地方のMMA&柔術のコロナ禍での決起集会、団結が強く印象つけられる。地域格闘技の雄、闘裸男ならでは──といえよう。
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