カテゴリー
ABEMA HEAT49 MMA NØRI PANCRASE Pancrase324 Pancrse324   ジェイク・ムラタ 上田将竜 井村塁 内村洋次郎 小川徹 山北渓人 村山暁洋 狩野優 端貴代 菊入正行 透暉鷹 野田遼介

【Pancrase324】計量終了 タイトルマッチ3試合を始め、出場全選手が一回目の計量でパス

【写真】トリプルクラウンが揃って暫定王座というのは、過去に例があるのだろうか (C)PANCRASE

明日、17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の計量が行われた。

フライ級暫定KOPC=チャンピオン小川徹✖上田将竜、暫定女子フライ級王座決定戦=NØRI✖端貴代、暫定ウェルター級王座決定戦=菊入正行✖村山暁洋ら3階級のタイトル戦に出場する6選手を始め、メインカード出場の22選手の全員が1度目の計量でパスした。

メインカードの出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

The post 【Pancrase324】計量終了 タイトルマッチ3試合を始め、出場全選手が一回目の計量でパス first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA MMA ONE PANCRASE Pancrase323 RYO UFC 中田大貴 狩野優 田村一聖

【Pancrase323】初メイン=Ryo戦を控えた中田大貴のトンデモ人生─01─「空道、スイス、ヒマラヤ」

【写真】最後まで相手の攻撃が見ることができているという中田(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrase323のメインイベントで、中田大貴がRyoと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年5月に元キング・オブ・パンクラシストの田村一聖をKOし、フェザー級ランキング3位に浮上した中田が、プロデビューから僅か2年でメインイベントという舞台に立つこととなった。そんな中田に、試合で見せる激しい打ち合いについて訊くと、MMAに辿り着くまでのトンデモ人生が浮かび上がってきた。


――中田選手といえば、田村一聖戦で見せた激しい打ち合いが印象的です。

「そうですね。あの打ち合いには、理由があるんですよ。もともと僕は大道塾出身で打撃が得意だったんですけど、MMAでは打撃でいくことができなかったんです」

――というと?

「大道塾だと、スーパーセーフがあるじゃないですか。でもMMAはプロだとヘッドギアなしで、薄いMMAグローブで殴り合うのは……と行きあぐねていたんですよね」

――それが一転、あれだけの打撃戦をするようになったキッカケは何だったのでしょうか。

「去年のネオブラッド決勝(昨年9月、狩野優に判定負け)ですね。あの試合では負けてしまいましたけど、パンチに対して恐怖心がなくなりました。これからは前に出ることができるかもしれない、むしろ前に出なかったから負けたんじゃないか、と思ったんです。だから、次からは前に出て打っていこうと」

――もともと打撃で攻めたい気持ちは強かったのですね。狩野戦の次の試合、今年2月のRoad to ONEでも、激しい打ち合いから岩本達彦選手をKOしています。

「フラストレーションが溜まっていたなかで、ネオブラ王者の岩本選手と対戦することになって、『これはチャンスだな』と思いました。自分には、打撃でガンガン行く戦い方が合っていると感じています」

――ただ、打ち合いでは当然、相手の攻撃も被弾するリスクがあります。岩本戦でも田村戦でも、顔面にパンチを受けていました。

「田村戦では、普通の人だと倒れるパンチを何発も食らいました。でも倒れなくて、自分は丈夫だなって思ったんです。だから逆に無双状態になっちゃって……」

――無双状態……ですか。

「パンチをもらって倒れることはない、という自信を得て前に出ることができる。そういうタイプは、日本のMMAファイターには珍しいと思います」

――試合中は効かされることがなくても、試合後に何か影響が出る可能性もあります。それは怖くはないですか。

「もちろん、そういうリスクはあります。だからディフェンスの練習も、しっかりやっています。実は僕、パンチをもらう瞬間まで、しっかり見ているんですよ。パンチが当たる瞬間だけ顔を引いたり、急所は外したり。そういったディフェンスは、大道塾にいる頃から教わっていました」

――大道塾で打撃を学んでいたからこそ、可能な打ち合いなのですね。

「これは大沢(ケンジ和術慧舟會HEARTS代表)さんにも言われたんですけど、効くパンチって、自分が見えていないパンチなんですよ。フェイントをかけられたりして、自分が見えていない状態、力が入っていない状態でパンチを食らったら、その力が伝わりやすい、と」

――確かに、そういった面はあるでしょうね。

「でも僕の場合は、最後まで相手のパンチが見えています。だから前に出つつ、急所には当てさせないで攻め続けることができるんじゃないか、と思っていますね」

――なるほど。その打撃を学んだ大道塾に入ったキッカケは何だったのですか。

「最初は中学の時にラグビーをやっていて、ラグビーの練習の一環でレスリングをやったことがあるんです。その時に『格闘技って面白いな』と思ったのが最初ですね。それで中3の時に、家の近所にあった大道塾の道場に入門しました」

――大道塾、空道の大会での実績を教えてください。

「2013年に北斗旗の関東地区ジュニア予選、アンダー19の男子240未満で優勝しています。といっても、1回か2回勝っての優勝でしたけど……。2017年には北斗旗の体力別にも出場しています(1回戦負け)」

――空道で得意だった動きなどはありますか。

「打撃はもちろん、あとは組み打撃ですね」

――組み打撃といえば、相手の道衣を掴みながら打撃を打ち込むという、空道ならではのルールですよね。

「掴みからのパンチ、ヒジ、頭突きが好きで、よく使っていました」

――今、MMAをやるうえで空道の動きは生かされていると思いますか。

「組み打撃は、たとえばMMAだとリストコントロールの時に役立つんですよ。組み手争いですね。僕は相手の手首を取ってアームドラッグを狙ったり、手首をコントロールしながら下に移ってテイクダウンを仕掛けたりとか。そういう動きは、大道塾で教わった組み打撃の動きが生かされていると思います」

――全日本体力別まで出場するようになった空道を、そのまま続けようとは思わなかったのですか。

「え~と……、まず私立の中高一貫校に通っていたんですが、勉強を疎かにしていたために内部進学できなくなりまして(苦笑)。それでスイスの高校を受験したんですが、格闘技への熱がドラムに移りました。でもスイスの高校も退学になったんですね」

――えっ!?

「親に申し訳ないなと思って、帰国してから通信制で高卒の資格を取り、大学に入りました。でも入学したのはいいんですが、結局は学校に行くのが面倒になり――」

――……。

「帰国してから空道の練習を再開していたのですが、それが唯一の救いでした。ずっと遊んでいたり、ちゃらんぽらんにやっていたなかで、空道だけは唯一、ちゃんと向き合うことができていたんです。でも練習でヒザを怪我して、空道からも離れてしまいました」

――いろいろ起こりすぎて、お話を聞きながら整理できてないのですが……まず大学は卒業できたのでしょうか。

「大学は5年通いました。単位が取れなくて4年で卒業できなくなった時、もともと親からは『4年間だけはお金を出す』と言われていたので、残りの1年間は自分で学費を稼いで通っていました。その5年目ですね。バイトで貯めたお金で、ヒマラヤに行ったんですよ」

――なぜ、いきなりヒマラヤ!?

「富士山の近くにあったレストランでバイトをしていて、富士山を見ていたらヒマラヤに登りたくなったんです。突発的ですね」

――突発的すぎます(苦笑)。

「ヒマラヤに行って、それこそ魂が震えるような景色を見ることができました。そして初めてUFCを見た時、ヒマラヤに登った時と同じぐらい魂が震える感覚をおぼえたんです」

<この項、続く>

The post 【Pancrase323】初メイン=Ryo戦を控えた中田大貴のトンデモ人生─01─「空道、スイス、ヒマラヤ」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA PANCRASE Pancrase322 林優作 狩野優

【Pancrase322】ネルソンとバックを取り合う攻防から、ランカー狩野優がRNCで林優作からタップを奪う

<フェザー級/5分3R>
狩野優(日本)
Def.2R3分39秒 by RNC
林優作(日本)

林が左ジャブ、そして右ミドルを放つと、サウスポーの狩野が蹴り足をキャッチする。しかり林は倒されず、逆にバックへ回ってリフトアップからグラウンドに持ち込む。すぐに立ち上がった狩野は、ケージに押し込まれながら切り返して左腕を差し上げる。離れた両者はケージ中央で打撃を放つ。狩野の左ストレートに対し、林は右ミドルを合わせる。

狩野の左ストレートが林の顔面を捉え、さらに狩野は相手をケージに押し込む。しかし林は狩野の右脇をくぐってバックへ。狩野も再び左腕を差し上げて、相手をケージに押し込む。さらに林を振り払った狩野。ケージ際から離れた両者は、林が飛び込みながらワンツーを繰り出し、林はかわして組み付くが、狩野はケージを背にしながらフルネルソンで抱えてグラウンドに持ち込んだ。

下になった狩野は、三角絞めを狙う。これは凌いだ林に対し、狩野は足を刈っていくが、ディフェンスした林はトップからパウンドを落としていく。狩野も起き上がり、組み付いてケージに押し込みながらテイクダウン。すぐにバックに回ったところで、ラウンド終了のホーンが鳴った。

1Rの採点は、ジャッジ3名とも林に10-9をつけた。

2R、狩野は左ミドル。林が右ミドルハイを繰り出すと、距離を詰めて相手をケージに押し込む。左腕を差し上げる狩野は、ダブルに切り替えて林に尻もちを着かせる。ケージに背中を着けて、上半身は起こしている林。狩野は右足を差し込み、バックを狙う。バックマウントからマウントを狙った狩野だったが、林は切り返してトップへ。

すると狩野は下からネルソンからリバーサル。林が逃れようとすると、狩野が立ち上がった林のバックに乗る。グラウンドに持ち込んだ狩野はバックマウントへ。さらに四の字ロックから右腕を林の首に回し、左腕に切り替えて締め上げ、タップを奪った。


The post 【Pancrase322】ネルソンとバックを取り合う攻防から、ランカー狩野優がRNCで林優作からタップを奪う first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA News Pancrase322 ブログ 三浦広光 中川皓貴 尾崎龍紀 山北渓人 松岡嵩志 林優作 狩野優 粕谷優介 菊入正行 遠藤来生

【Pancrase322】計量終了 上位3試合に加え、フェザー級Next Gen対決=狩野✖林、遠藤✖中川にも注目

【写真】J-MMAの歴史のなかで今ほど若い力に注視しないといけない時期はない。最後のチャンスぐらいの気持ちで、業界が若い選手を強くしなければならない(C)PANCRASE

26日(土)、東京都新宿区の新宿サンエービル地下1階会議室において、明日27日(日)に江東区USENスタジオコーストで開催されるPancrase3221の計量が行われた。

メインイベントはウェルター級の菊入正行✖三浦広光、セミはライト級の松岡嵩志✖粕谷優介、セミ前に尾崎龍紀✖山北渓人のストロー級が組まれた今大会。


それら上位カードに並び、注目したいのが狩野優✖林優作、遠藤来生✖中川皓貴という東京、名古屋、神戸、札幌からトップ戦線入りを狙うフェザー級のサバイバルマッチだ。

昨年来Ryoの活躍が目立つアップネクスト・フェザー級戦線において、そのRyoに敗れた林、TTFCで中川に敗れた狩野。互いにパンクラス初陣となる遠藤と中川。ともに負けられない2試合、そして勝たなければいけない2つファイトだが、前者がより負けられない、後者がいかに勝つかという気持ちが反映しそうな勝負になるやもしれない。

■視聴方法(予定)
6月27日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■ Pancrase322計量結果

<ネオブラッドTフライ級決勝/5分3R>
──
──

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
伊良波:キロ
森井一輝:キロ

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/5分3R>
上野惇平:70.6キロ
小川準也:69.55キロ

<ライト級/5分3R>
木村裕斗:66.05キロ
DARANI DATE:65.8キロ

<フェザー級/5分3R>
立成洋太:61.3キロ
上田厚志:61.15キロ

<バンタム級/5分3R>
サイバー遼:61.3キロ
宮島夢都希:61.5キロ

<フライ級/5分3R>
赤崎清志朗:56.75キロ
西村大輝:56.8キロ

<ネオブラッドTライト級準決勝/5分3R>
白川洸太:69.85キロ
ダスタン・オムルザオフ:69.85キロ

<ネオブラッドTバンタム級準々決勝/5分3R>
川北晏生:61.0キロ
内山拓真:61.65キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
田代悠生:56.9キロ
曾我英将:56.6キロ

<ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
聡-sDATE:56.45キロ
前田浩平:56.95キロ

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行:77.3キロ
三浦広光:77.45キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.35キロ
粕谷優介:70.25キロ

<ストロー級/5分3R>
尾崎龍紀:52.4キロ
山北渓人:52.4キロ

<無差別級/5分3R>
佐藤光留:89.7キロ
渕上幹斗:105.8キロ

<フライ級/5分3R>
有川直毅:56.9キロ
山中憲次:56.4キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:65.95キロ
高橋祐樹:65.35キロ

<フェザー級/5分3R>
狩野優:65.1キロ
林優作:65.55キロ

<ライト級/5分3R>
丸山数馬:70.3キロ
平信一:70.45キロ

<フェザー級/5分3R>
遠藤来生:64.85キロ
中川皓貴:65.9キロ

<女子ストロー級/5分3R>
EDGE:51.75キロ
華蓮DATE:51.4キロ

The post 【Pancrase322】計量終了 上位3試合に加え、フェザー級Next Gen対決=狩野✖林、遠藤✖中川にも注目 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
J-CAGE News Pancrase322 ブログ 三浦広光 林優作 狩野優 菊入正行

【Pancrase322】続々と対戦カード決定!! 元KOP三浦博光✖Jのトップへ、菊入正行。狩野✖林は生き残り戦

【写真】日本で上に行くためにも、三浦越えは必須といえる菊入 (C)MMAPLANET

14日(金)、6月27日(日)に東京都江東区USENスタジオコーストで開催されるPancrase322で有川直毅✖山中憲次が発表されるなど、カードの決定が続いている。

松岡嵩志✖粕谷優介、佐藤光留✖渕上幹斗、白川洸汰✖ホブソン・タカノ、尾崎龍紀✖山北渓人に続き、今日アナウンスされた有川直毅✖山中憲次までにも、ウェルター級の菊入正行✖三浦広光、フェザー級の名田英平✖高橋祐樹、フェザー級では狩野優✖林優作、女子ストロー級=EDGE✖華蓮DATE戦が明らかとなっていた。


この連日のカード発表のなかで注目したいのは菊入正行✖三浦広光か。パンクラス・ウェルター級の頂点=手塚裕之はONE参戦中で、三浦と菊入は1位と4位の対戦となる。元王者の三浦は2019年10月のレッツ豪太戦以来、1年8カ月ぶりの実戦だ。

WEC、ボクシングでも活躍し時折り見せる柔道家の片鱗と、とにかくクラッシャー的な怖さを持つ三浦に対し、菊入は昨年12月に同じくベテランの村山暁洋に敗れウェルター級転向後、初黒星を喫した。その後、一説によると中東系MMAプロモーションからオファーがあった菊入だが、日本でトップになることを目指すため固辞したという。

王者の動向にもよるが、このマッチアップは暫定及び正規ともにベルトに近づくことは間違いない。荒々しさが大きな圧力となる三浦と、ソリッドな菊入、裏を返せば前者には丁寧さ、後者には大胆さが求められる新旧対決だ。

また狩野✖林も気になる一戦だ。昨年のネオブラTフェザー級優勝狩野はTTFC大阪大会で中川皓貴に判定負け。名古屋在住ながら北のMMAことPFC王者の林もパンクラスでRyoに敗れており、昨揃って仕切り直しのファイトとなる。

The post 【Pancrase322】続々と対戦カード決定!! 元KOP三浦博光✖Jのトップへ、菊入正行。狩野✖林は生き残り戦 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
J-CAGE Report TTFC09 ブログ 中川皓貴 狩野優

【TTFC09】神戸reliableの中川が、TRIBEの狩野とのスクランブル戦を制し関西勢に1勝をもたらす

【写真】直結のスクランブルでなく、一旦下になってからの仕掛けで上を取り返した中川。上の選手にこの攻撃が通じるか。パンチもあるので楽しみだ (C)MMAPLANET

20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されたTribe Tokyo Fight Challenge 09。上位3試合は修斗公式戦、他5試合はTTFCルールで東西対抗戦が組まれていた。ここでは第2試合、中川皓貴✖狩野優の一戦の模様をお送りしたい。

TRIBE TOKYO MMA所属、ネオブラ優勝の狩野に対し、神戸のreliable所属でGladiatorやDEEP大阪大会でキャリアを積んでいる中川──まさにTTFCらしい顔合わせの行方は。

<フェザー級(※70.3キロ)/5分2R+Ex>
中川皓貴(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
狩野優(日本)

サウスポーの狩野に対し、牽制の蹴りを見せる中川。さらに右オーバーハンドから右ハイキックを繰り出す。

両者踏み込み、狩野の右に対し中川はワンツーの左を当てる。狩野はさらに前に出るが、右フックを被弾。一旦間合を取り直して、左ジャブを当てた中川がまず勢いで上回ったか。しかし、左フックに右を合わされ姿勢を乱した中川はガードを強いられる。

中川のスイープ狙いからスクランブルの攻防となり、ギロチンを仕掛けられた狩野が背中をマットにつけて回避し、そのままシングルへ。切った中川は背中に乗って横三角も狩野はブリッジから体を起こして抜こうとする。

足を押し上げて横三角の態勢に入った中川は、狩野がブリッジで暴れるとトップ選択する。狩野が体を反転させ、トップを取りクラッチをルーズにさせるとついに中川が三角の組みを解く。

ここで中川は下から狩野の両足を四の字で束ね、右腕を差して時時計回り反転してリバーサル、上を取り返す。狩野はバックを譲りながらケージ際に立ち上がり、胸を合わせたところで初回が終わった。

2R、右オーバーハンドを入れた中川は自らの右ミドルで姿勢を乱す。このタイミングで蹴り足を取ってトップを奪取した狩野だが、中川がまたもガードから両足を束ねてスイープを狙うと頭を押して突き放そうとするが、この動きでバックを取られる。

前転して狩野の最中を張りつき、ワキを潜ってトップを取った中川はネルソンからのダースをパスで防ぎ、狩野がクローズドガードを取る。足を戻されるとスタンドに戻った中川は、狩野の立ち上がり際にパンチで詰めていく。

直ぐに組み合いになり、狩野のボディロックをウィザーで耐える中川だがやがて後方にていうダウンを取られる。ケージ際を背にした中川がダブルアンダーフック&バタフライガードからスクランブルに持ち込み切れず、もう一度に下になる。

右を差して必死に懸命のスクランブルでついに中川が立ち上がったところでタイムアップに。打撃、組みともに上回った中川が、TTF5試合では唯一の関西勢の勝利を挙げた。


The post 【TTFC09】神戸reliableの中川が、TRIBEの狩野とのスクランブル戦を制し関西勢に1勝をもたらす first appeared on MMAPLANET.