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【Nexus36】小倉を術中にはめたか。テイクダウンさせて三角を極めた河村がバンタム級王座を防衛

【写真】小倉がテイクダウンした瞬間、河村は手首を抑えてカウンターで極める準備をしていた(C)MMAPLANET

<NEXUSバンタム級選手権試合/5分3R>
河村泰博(日本)
Def.1R1分29秒 by 三角絞め
小倉卓也(日本)

ガードを固めた小倉が右ローを見せる。河村は右ストレートから左ジャブを突く。ケージを背負わせた小倉が左ミドルから組んだ。ボディロックからグラウンドに持ち込んだ小倉に対し、左手首を抑えている河村。小倉がパスを仕掛けると、三角絞めをセットアップし、タップを奪った。

3度目の王座防衛に成功した河村は「俺一人だけレベルが違わないですか? もう1回RIZINに喧嘩を売りに行くので、よろしくお願いします」と語った。


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【NEXUS36】小倉卓也を相手にバンタム級王座防衛戦、河村康博「自分が戦うところを盛り上げていけば」

【写真】戦い続けているとリベンジする場所も、相手も多くなる。どのリベンジを選択していくのかも注目 (C)TAKUMI NAKAMURA

25日(日)、東京都港区のニューピアホールで行われるFighting NEXUS36にて、バンタム級王者の河村康博が小倉卓也と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

NEXUS王者としてRIZINに参戦し、昨年はパンクラスで透暉鷹の持つフェザー級キング・オブ・パンクラスにも挑戦した河村。NEXUSを主戦場に様々な団体で戦う王者が、約1年半ぶりにNEXUSに帰還して3度目の防衛戦に臨む。透暉鷹戦の前には「NEXUSとパンクラスの懸け橋になりたい」と語っていた河村が、NEXUSとして初進出となるニューピアホール大会で戦うことの意味、そして自由度の高いNEXUS王者としての展望を語った。


──昨年12月の透暉鷹戦以来、今年初ファイトがNEXUSの防衛戦となりました。試合間隔が空いたのは何か理由があったのですか。

「特に理由はないんですけど、NEXUSで防衛戦をやることが、だいぶ前から決まっていたんですね。だから次の試合はNEXUSでやるつもりでいて、その大会が8月になったという感じですね。だから怪我していたとか、そういう理由ではないです」

──前回の透暉鷹戦を振り返っていただいて、ご自身ではどんな試合だったと思っていますか。

「変に5分5Rを意識しすぎたのと、なんか試合中にいろいろ考えすぎてしまったところがありました。もちろん透暉鷹選手もめちゃくちゃ強かったですし、一瞬で極められて完全に負けだなとは思っているんですけど、ちょっと1R終盤に(体力を)温存しようとか、そういうことを考えちゃったりして、その隙を突かれたなと思っています」

──頭のどこかでフルラウンドまで戦うことがよぎってしまったと。

「はい。5分5Rはやったことがなかったですし、練習でも5分3Rとか4Rぐらいはやっていたんですけど、5分5Rフルに同じ選手と練習するというのは、あまりやってなかったことも敗因の1つだったなと思います。そういう部分でも不安があって、そこで5分5Rを意識しすぎちゃったなと思っています」

──1Rにはシザーズチョークや足関節のチャンスもあったと思うんですけど、あれは先のことを考えてフルパワーで行けなかったのか。それとも透暉鷹選手の対処が上手かったのか。ご自身の手応えとしてはどうでしたか。

「まず自分の選択ミスがあったと思います。あとは向こうの対処が良かったというのもあって、フルで極めに行きすぎちゃうと凌がれた時にダメだなと思って、それで行けなかったところもあります。今思えばフルで行っておけば良かったなとかっていうのもありますし、そういう部分で5分5Rというのが効いていたのかなと思っています」

──5分5Rは序盤にチャンスが来ると、そこでどのくらい出力していいかどうかの判断が難しいですよね。透暉鷹戦の経験も踏まえて、この期間はどういうことを意識して練習されてきましたか。

「結果は一本負けでしたけど、自分の中ではものすごく差があるとは感じなかったので、自分がやってきたことが間違っているとは思わなかったです。なので練習そのものは今までと変わらず、だいぶ前からなんですけど重点的に打撃をやっていて、それを今も引き続きやっている状況ですね」

──透暉鷹戦の前のインタビューでも話されていましたが、自分の戦い方の幅を広げるための練習ですか。

「そうですね。幅を広げたいというのと、あと自分には倒せる打撃がなくて、そうなるとスタンドで相手に恐怖心を与えられないんですよね。なので、そこを克服したいと思っています。判定で勝つ、寝技を活かすためにはレスリングをやるべきだと思うんですけど、僕にはフィニッシュして勝ちたいという気持ちがあるので、そうなると打撃を磨く方がいいのかなと思っています」

──今回は小倉選手との試合が決まりましたが、改めて小倉選手の印象はいかがですか。

「何でもできる選手だなというのと、みんなが思っている以上にグラップラーという認識を持っていますね」

――自分と噛み合う・噛み合わないはどう予想していますか。

「試合を見ていると、打撃に関しては結構待ちのスタイルだと思うんですよ。で、相手が攻めてきたところでミスを誘って、バックを取ってバックチョークを極めるのが上手いんで、自分から行き過ぎるのもダメなのかなとか。そうなってくると自分の良さで勝負できないし、いろんな駆け引きをしないといけないし……正直、噛み合わないんじゃないかなと思います(苦笑)」

──小倉選手もキャリアがあるので、そういった意味では勝つための戦術を選択する選手かもしれません。

「やっぱりキャリアがあるので、経験値を活かして行くところで一気に行くみたいな力があるんじゃないかなと思っていますね。ただ今回はしっかり寝技で一本獲りたいと思います」

──今大会はNEXUSとして初のニューピアホール大会ですが、そういった大会に出ることをどう捉えていますか。

「NEXUSでこういうでかい大会があるなら、僕が出ないとダメでしょうという気持ちもあるし、タイトルマッチ&ダブルメインという形でやるのは、ある意味当然だと思っています。それと同時にこういう大会を自分の力で盛り上げないといけないという気持もが強いですね。試合内容もそうですけど、他の選手とは差をつけたいです」

──河村選手はRIZINにも出て、パンクラスでもタイトルマッチを戦っていて、どんなことが経験になりましたか。

「ああいう大舞台を経験して、緊張しなくなったとかはありますね。あとは気持ちの持ちようですけど、戦ってきた相手も他の人たちとレベルが違うと思っているんで、そういった意味では自信にもなっています。とはいえ、RIZINでもパンクラスのタイトルマッチでも負けていて、そこにリベンジしたい気持ちもあるので、NEXUSでの戦いは絶対に落とせないし、ベルトは防衛し続けないといけないと思っています」

──今回は同じRIZIN経験者の横山武司選手も出ます。大舞台を経験した選手がNEXUSに戻ってくるという形で、NEXUSそのものを盛り上げたいという気持ちはありますか。

「もちろんありますね。やっぱり横山選手は注目度が高いと思いますし、その次ぐらいに僕かなと思っているんですけど、それで僕ら目的でNEXUSを見に来てくれて、他の試合を見た時に『意外とNEXUS面白いじゃん!』と思ってもらえたら嬉しいです。今回のNEXUSはすごくいいカードが揃っているし、選手にとっていいアピールの場にもなると思っていて、僕らがそのきっかけになるべきなんじゃないかなと思っています。そういう意味では凄くいい大会だと思いますし、僕らが出る意味もあるのかなと思っています」

──まさに今NEXUSに出ている選手たちからすると河村選手や横山選手の活躍は目標であり、刺激になりますよね。そういう中で河村選手は一ファイターとして、今後どういったキャリアを積んでいきたいですか。

「いろんなところで言ってますけど、最終的にはRIZINにはリベンジしたいという気持ちが一番強いです。それが1つと、あとは僕がNEXUSから急にパンクラスに再登場してタイトルマッチまでいって、いい感じのアクセントになったと思っているんですね。結果は出せなかったですが、自分ではその団体を盛り上げるという仕事ができたと思っています。NEXUSはチャンピオンでも色んな団体に出てもいいというスタンスなので、パンクラスはもちろん、パンクラス以外の団体にも出て、その団体の強い選手とやるのも面白いんじゃないかなと思いますね」

──いい意味でNEXUSでチャンピオンでいることは自由度が高い、と。

「そうなんですよ。好き勝手にという言い方は変ですけど、僕は自由にやらせてもらっていて、そこは凄く非常にやりやすいなと思っています。なので、あまりバンタム級が盛り上がってないと思っている団体さんからオファーをいただけたら、そこを盛り上げる自信は結構あります。そうやって自分が戦うところを盛り上げていけば、僕もまたもう一回RIZINに出るチャンスに繋がると思うんで、いい感じで行けるんじゃないかなと思います」

■視聴方法(予定)
8月25日(日)
午後12時30分~Fighting NEXUS公式YouTubeチャンネル

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【パンクラス】井村塁 キルギス人ファイター カリベクと初の国際戦!

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9月29日に立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE 347の第一弾対戦カードとして、井村塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)×カリベク・アルジクル ウルル(キルギス/Olymp Gym Bishkek)のバンタム級ワンマッチが発表されました。

井村はパンクラスバンタム級ランキング1位。昨年、河村泰博に敗れたものの、石井逸人、田嶋涼という実力者を大接戦の末に判定勝ち。これまでに比べて粘り強さを感じさせる試合運びを見せていたのが印象的。さらに殺傷能力の高いストライカー矢澤諒をバックチョークで仕留めるなど復調ムード。チャンピオンの透暉鷹がROAD TO UFC参戦中のため早期には実現しませんが、次期挑戦者の最有力候補と言っていいでしょう。

そんな井村にぶつけるのはキルギス人ファイター のカリベク。試合内容はベールに包まれていますが、MMAは10勝1敗という綺麗な戦績。しかも、アゼルバイジャンやカザフスタンなどRIZINを席巻しつつある中央アジア出身というのが幻想を抱かせてくれます。ファイトスタイルは立っても寝ても試合を決められるオールラウンダーとの事。いいじゃありませんか。

いきなりランキング1位の井村にスカ勝ちするようだと、タイトル戦線に乱入するどころか、RIZIN上陸も視界に入る可能性十分。逆に井村が一本取ればRIZINが放っておくはずがないでしょう。先物買い必須の一戦。楽しみです。
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【Fighting NEXUS】横山武司復活!岸野”JUSTICE”紘樹と対戦!

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8月25日にニューピアホールで開催されるFighting NEXUS vol.36。河村泰博(和術慧舟會AKZA)×小倉卓也(スカーフィスト)のバンタム級タイトルマッチをプッシュしたばかりですが、さらなる豪華カードが追加発表されました。フェザー級チャンピオン横山武司(Swells柔術ジム)が岸野"JUSTICE"紘樹(トイカツ道場)とのタイトルマッチに臨みます。

横山は全日本柔術選手権アダルト黒帯フェザー級で優勝したグラップラー。Fighting NEXUSでプロデビューすると寝技を武器に3連勝。わずか3試合目でRIZIN常連だった山本空良を判定で下してフェザー級チャンピオンを戴冠しました。

その後はRIZINに参戦すると契約体重オーバーの山本琢也から腕十字で一本勝ち。次戦の摩嶋一整との重厚なグラップリング対決には敗れ、その後に網膜剥離の手術を受けたものの、プロ戦績は5勝1敗(4試合が一本勝ち)で27歳と伸びしろ充分。強気な性格と引き出しの多い寝技を武器に改めてブレイクしても不思議ではありません。

対する岸本はFighting NEXUSライト級チャンピオン。ジェイク・ウィルキンスを下して王座を戴冠すると、今年になって1階級下のフェザー級に挑戦。2月には4連勝中だった村井和道に判定で競り勝ってタイトル挑戦権を獲得しました。

派手さはありませんが、立っても寝ても安定感があって、グラウンドで上をキープも出来る選手。横山の仕掛けを封じ込めてドロドロの競り合いに持ち込めば、フィジカルにモノを言わせて競り勝つ可能性も充分。河村×小倉とのダブルメインだけでも観戦する価値アリ。見逃せません。
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【Fighting NEXUS】河村泰博× 小倉卓也 バンタム級タイトル戦決定!

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8月25日にニューピアホールで開催されるFighting NEXUS vol.36。初代ミドル級王座決定トーナメント準決勝として行われる佐藤龍汰朗(坂口道場一族)×瓜田幸造(掣圏会瓜田道場)、将斗(AACC)×マシン(BLUE DOG GYM)の2試合に日韓対抗戦の2試合など初のニューピアホール開催に相応しい好カードが並びました。

その中でも注目なのは河村泰博(和術慧舟會AKZA)×小倉卓也(スカーフィスト)のバンタム級タイトルマッチでしょう。河村はRIZINにも参戦して、歯に衣着せぬポストが話題になる事も多い寝技師。レッグハンター須藤拓真、森永ユキトから一本勝ちしてNEXUSのバンタム級王座を戴冠。その後、パンクラスに参戦すると強豪の井村塁からダースチョークで一本を取っており、その極めの強さは際立っています。

対する小倉は修斗やPFCを主戦場にしてきたベテランファイター。最近では渡部修斗に敗れたものの、大石真丈、小林博幸に腕十字で一本勝ち。昨年12月の次期挑戦者決定戦で唐沢タツヤをギロチンチョークで下して河村戦に辿り着きました。最近になってメキメキと極めが強くなってきた印象。河村を相手にどこまで抵抗出来るのか興味津々です。

展開は河村は自ら下になってでもグラウンドで勝負してくるはず。小倉は上をキープしてチャンスを見て一本を狙うのか。もしかするとスタンド勝負を挑むのか。見る側の想像力が掻き立てられます。そうこうしているうちにFighting NEXUS vol.36でましてもビッグカードが。。。こちらは別途まとめます。今大会は会場観戦必須だな。
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45 AB ABEMA DEEP FAW2024#03 MMA MMAPLANET o RIZIN Special キック ギレルメ・ナカガワ チャンネル トミー矢野 ホベルト・サトシ・ソウザ ボクシング 中村京一郎 中村悠磨 中谷優我 所英男 朝倉未来 河村泰博 皇治 秋元強真 脇田仁 芦澤竜誠 雄貴 髙谷裕之

【FAW2024#03】中村×トミーの決勝以外にもJTT秋元×ヒロ・ヤマニハ。4月に3試合、脇田仁×クサノも注目

【写真】MMA2試合で勝利した月に、MMAグローブでキックルールに普通挑めるのか? 脇田仁に注目したい(C)MMAPLANET

16日(木)、都内某所で明日17日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争-THE MAX-決勝大会の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

優勝賞金300万円が懸かった3カ月連続のハードなトーナメントも明日で終幕となる。

決勝に残った中村京一郎とトミー矢野の両者は、準決勝敗退ながらワンマッチ出場となる中谷優我、ギレルメ・ナカガワ、準々決勝で敗れた向坂準之輔らワンマッチ出場選手とともに計量をパスしている。


スペシャルマッチで組まれたヒロ・ヤマニハ×秋元強真の一戦も注目だ。代理戦争的にはホベルト・サトシ・ソウザ推薦のヤマニハと朝倉未来推薦の秋元。MMAマニアにとってはTHE BLACKBEL JAPANの離れてJTT入りをした17歳の新鋭が、キャリア35戦越えのRIZINベテランのヤマニハに挑むという形式になる。

3月にMMAPLANETが行ったインタビューで「朝倉未来選手は、MMAを始めたのがそんなに早くはなかったじゃないですか。だけどあそこまで昇り詰めていて――そんな朝倉選手を見て、自分もいけるんじゃないか」と秋元は話していた。いわば、自身がMMAファイターとしてやっていける根拠となる人間の下で新たなる一歩を踏み出すことになる。

「正直、舐められているといると思うので、明日は必ずKOします」という21歳下の言葉に、過去2戦で河村泰博、所英男を破っているヤマニハは鼻で笑う様な仕草を見せ、「悪夢を与える」と断言した。

4月の準決勝大会の皇治×芦澤竜誠対決の勝者対決=ガブリエル・クサノ×脇田仁は、コメントの際にクサノが脇田の名前を覚えておらず──わざわざ本人に確認を取るという挑発手段に出る。

この行為にも脇田は「何も思わないです。自分は試合をやるだけなんで」と冷静を装う。この脇田、4月は7日にDEEP名古屋大会、19日代理戦争準決勝大会、そして27日にはHEATと1カ月で3試合も戦っている。

特にHEATはスクランブル出場で、名門OISHIジム期待の新鋭=惺也とMMAグローブ着用のキックボクシングという過酷な戦いに挑んでいる。ボディを効かされ最後はミドルで敗れたものの5オンスのグローブで、ジュニア空手を4度制した神童と真っ向から打ち合いを挑む気持ちの強さに、クサノが気後れするようだと勝負の行方は分からなくなる。もちろん、組みの技術力の違いはあるだろうが、MMAはスタンドから始まる──という髙谷裕之理論もMMAの真理だ。3分間の短距離走、注目はやはりファーストコンタクトだ。

なお準決勝で中村に敗れたギレルメ・ナカガワは質疑応答で「柔術家として決勝はどちらが勝つと思いますが」という問いに、たっぷりと無言で時間を費やし──恥ずかし気に「柔術家として、柔術家が勝つと思う」と答えた。

これにはギレルメと激闘を繰り広げた中村は、「俺と違うんかーい」としっかりとズッコケて見せた。

■視聴方法(予定)
5月17日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#03計量結果

<フェザー級/3分3R>
中村京一郎:65.45キロ
トミー矢野:65.35キロ

<62.5キロ契約/5分3R>
秋元強真:62.4キロ
ヒロ・ヤマニハ:62.35キロ

<ライト級/3分3R>
中谷優我:70.75キロ
中川海:70.6キロ

<フェザー級/3分3R>
佐藤藏ノ介:65.4キロ
ギレルメ・ナカガワ:65.65キロ

<63.5キロ契約/5分3R>
向坂準之輔:63.2キロ
笹崎健司:63.4キロ

<63キロ契約/3分3R>
ガブリエル・クサノ:62.65キロ
脇田仁:62.95キロ

<67キロ契約/3分3R>
雄貴:66.85キロ
中村悠磨:66.7キロ

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【Road to UFC2024Ep04】キム・キュソン戦=透暉鷹「UFCのトップで面白くない試合をする選手はいない」

【写真】キム・キュソンの日本人との対戦歴を見ると、ここは安パイと思いたくなるものだが全く楽観視していない透暉鷹だった(C)TAKUMI NAKAMURA

18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。2日間で4エピソードが実施されるアジア発、世界最高峰への道──その2日目、エピソード04で透暉鷹が韓国のキム・キュソンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

透暉鷹は2022年12月に河村泰博に一本勝ちし、フェザー級に続いてバンタム級キング・オブ・パンクラスを獲得。年始のMMAPLANETでのインタビューではRoad to UFCへの出場を希望しており、それが叶った形となる。パンクラスでの2階級制覇も、バンタム級転向も、すべてはUFC参戦のため――。いよいよ透暉鷹がUFCへの道を歩み出す。


――上海入りしたあとのインタビューありがとうございます(※取材は14日に行われた)。本格的なファイトウィークがスタートしたところだと思いますが、どのような感じですか。

「UFCの施設や環境がものすごく整っていることが一番衝撃ですね」

――海外遠征ではありますが、そこまで苦労はないですか。

「そうですね。明日から食事も支給されますし、練習場所まで近くてバスも出ているので、移動も楽なんです。試合以外の作業もなく、ストレスがフリーなので、すごくいいですね」

――透暉鷹選手はパンクラスでの戦いを経て、Road to UFCへの出場が決まりました。実際に決まったときの心境はいかがでしたか。

「もともと僕は世界で戦うためにパンクラスを選んで、ずっとRoad to UFCには出たいと思っていました。ただ実際に出られるかどうか分からない状況で、色んな角度・色んな方面からアプローチしてもらっていたんです。そこはもう出られるように祈るしかなかったんですけど、こうしてチャンスが来て本当に嬉しかったですね」

――今までの試合とは違って、正式に出場決定を待つ状況だったと思いますが、どのような心境で過ごしていましたか。

「チャンスが来ることを信じて練習していましたね」

――昨年12月の河村泰博戦からバンタム級に階級を落とす形でしたが、それも×世界やRoad to UFCを見据えてのものだったのですか。

「そうですね。海外挑戦が見えてきたくらいから、階級を落とすことを視野に入れて体を作り直してっていう感じでやっていました」

――計画的に体重を落としていたのですね。

「もちろんフェザー級よりきついはきついです、最後の水抜きとか。でもそこは海外の選手とやるには必要なところなんで。色々なことも経験していきながら、バンタム級まで落とせるように普段から節制しています」

――透暉鷹選手としては実績やキャリアを積んでRoad to UFCにチャレンジするというよりも、明確にRoad to UFCにチャレンジするという目標があって、そこから逆算してやってきたわけですね。

「はい。元々そこを目指してやってきたので。だからいよいよ自分が望んでいた戦いがここから本格的に始まる、という心境です」

――河村戦以降はどのようなことを意識して練習してきましたか。

「自分の課題というか、ずっと取り組んでいる技術的なところがあって、それは試合で経験しないといけない、練習では身についていかない部分でもあるんですね。だから試合と練習を重ねながら、しっかり取り組んでやってきました」

――実際に試合にならないと分からない部分もあると思いますが、練習での変化・手応えは感じていますか。

「自分ではそこまで分からないのですが、練習仲間や周りのコーチ陣には、スピードが上がったねと言われます。スピードが上がれば打撃のキレも上がって威力も変わってくるし、階級を落としたほうが普段の練習の質が上がって、良い練習ができてますね」

――節制してグッドシェイプになったことで、練習全体の質が上がっているようですね。

「そうですね。技術的にもちゃんと練習できるみたいな」

――技術面ではどういったことを意識してきたのですか。

「自分の得意なところは組みだったり、フィジカルや瞬発系の動きを生かすことで、そのうえで例えば組みだったら、自分が力を使っていても、ちゃんと相手に力が伝わっていなかったら意味がない。そこでテクニック的にしっかり力を使うというか、しっかり力が伝わるように、ですね。練習でも試合の中でやっていることをイメージしながらやらないと、ちょっと感覚が違ってきたりするんです。それは打撃の部分も同じで、自分がテイクダウンして極めたりとか、パウンドアウトするための総合的なストライキングの距離感やシュートボックスの距離感をずっと取り組んでいます」

――対戦相手のキム・キュソン選手にはどんな印象を持っていますか。

「結構日本人とも試合をしている選手なので、日本人とやることにも慣れているのかなと思います。僕もフェザー級では長身の選手とやることが多くて、オーソドックスで亀井(晨佑)選手とか。だから(身長が184センチの)キュソン選手のイメージはしやすいのかなと思います。

ただ技術的には今までやってきた相手よりも、もっと上だと思っていて。グラウンドで寝かされてから立つ動きとか、柔術的な感じの動きとかも多分全然レベルが上がってくると思うんで、そこをしっかりイメージして練習してますね」

――キュソン選手はデータも多い選手なので作戦も立てやすそうですね。

「練習仲間にも180センチぐらいの選手がいて、それこそ日沖(発)さんは身長も体型も似ているので、練習はしっかりやってくることができました」

――Road to UFCはUFCと契約することがゴールで、一戦一戦結果が大事な戦いです。どんな戦いを見せたいですか。

「僕は普段の練習からプロとして面白い試合をやれるように…というか、技術的にUFCのトップにいる選手で面白くない試合をする選手っていないじゃないですか。ちゃんとそこを普段の練習からやっていて、それを試合に出していけば、自然にいい試合ができると思うんですよ。格闘技は相手あってのものだし、そこが噛み合うかどうか分からないですけど、自分の中では練習でしっかりフィニッシュを狙って戦う。

練習で漬けたり、判定を狙う動きばっかりしていると僕は絶対に勝てないと思っているんで。普段からフィニッシュを狙って練習して、その練習通りにやれば結果も出るし、いい試合ができると思います」

――純粋に強い選手の試合は面白いですし、強いからこそフィニッシュを狙えるのも確かです。

「そのくらい強い選手しか集まってこないから、UFCは人気があるんだと思います。たまに選手の気持ちが折れたように見える試合もあると思うんですけど、あれは気持ちが折れてるわけじゃなくて技術・フィジカル的に負けているからだと思うんですよ。

そこは気持ちでどうにかなるものじゃないから。ちゃんと練習から技術とフィジカルを作って、それを試合で出すことが出来れば気持ちは折れない。僕はそういうものだと思っているから、ちゃんと練習・試合でやれてないと駄目だなと思います」

――技術・フィジカルで競っているからこそ最後は気持ちの勝負になるわけですからね。それでは最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。

「正直試合が決まった直後は日本のファンに対する想いみたいなものを考えたことがなかったんですね。でも試合が近づくに連れて、色んな人から声をかけてもらうようになって。僕自身、UFCに向けて試合をやってきて、今までとやってきたことは変わらないんですけど、海外で試合する=日本のみんなが応援してくれるんだなということを日に日に実感しています。

今まではあまり気負う感じではないんですけど、しっかり周りの声や応援もプラスに変えて、今までやってきたことをしっかり出すことに集中していきたいなと思います」

■視聴方法(予定)
5月19日(日)
午後9時~UFC Fight Pass
午後6時45分~U-NEXT(※Ep03から引き続き)

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45 AB MMA MMAPLANET NEXUS o PANCRASE Pancrase343 Road to UFC RYO UFC YouTube   ジョセフ・カマチョ パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 丸山数馬 伊藤盛一郎 平田直樹 河村泰博 浜本キャット雄大 葛西和希 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase343】Ryo「会見では派手でも、試合は堅実でクレバー」×平田直樹「(服装は)妹の影響が…」

【写真】これはもう仁義なき戦い(C)MMAPLANET

13日(日)、東京都新宿区のサンエービルで25日(土)に港区のニューピアホールで行われるPancrase343出場5選手、6月30(日)に同所にて開催されるダブルヘッダー=Pancrase344&344に出場が決まった4選手、さらに7月21日(日)に立川市の立川ステージガーデンに開かれるPancrase346でムハンマド・サロハイディノフの挑戦を受けるフライ級KOP伊藤盛一郎らが出席した会見が実施された。
Text by Manabu Takashima

ここではPancrae343でフェザー級次期挑戦者決定戦を戦う平田直樹とRyo、パンクラス初陣のジョセフ・カマチョ戦を控えた浜本キャット雄大、そしてライト級マッチで対戦する葛西和希と丸山数馬の5選手が出席した会見第一部の模様を──出場選手の冒頭の抱負と、MMAPLANETの質問への返答に特化してお伝えしたい(要約)。

浜本キャット雄大
「パンクラスに参戦するにあたって一つ謝罪をしたいのが、伊藤盛一郎選手に2戦目で対戦させていただいて、その後に練習をさせていただいたりとか、仲良くさせていただいたんですけども。今回、パンクラスに参戦することになって、ちょっとタイミングが合えば、対戦する機会が発生すればお互い全力を尽くして試合ができればという風に思っておりますので、気を悪くしないでください」(※会見を眺めていた伊藤がサムアップと笑顔で応える)

丸山数馬
「Pancrase343に向けてハードなトレーニングを行ってきました。当日にソレを皆さんにお見せできればと思っています」

葛西和希
「当日は全局面で圧倒して勝ちたいと思います」

Ryo
「今回もいつも通りですけども、たくさんの人に支えられているので最後の1秒まで諦めません。そういったところを見てもらいたいです」

平田直樹
「やっと、ここまで来たので当日はしっかりと良いパフォーマンスを見せられるように頑張ります」


──Ryo選手から(多媒体の記者の質問の返答で)「見ての通りナイスガイ」という発言がありましたが、記者会見になるとファッションがナイスガイとはかけ離れている感じもします。お父さんの影響なのか、それとも妹さんの影響なのでしょうか。

平田 妹の影響が大きいです。試合があまり面白くない、目立たないことが多いので、こういう機会では少しでも目立ったり、しっかりと見てもらえるようにと。他の選手と違う恰好もしたいし、そういう感じです。父には何も言われないです。妹と話しながら(決めている)。

──Ryo選手、平田選手の服装と試合運びのギャップについて何か感じられますか。

Ryo フォローをするわけではないですが、平田選手は会見では派手にしていますが、本当に試合では堅実でクレバーな戦い方をする選手なので、本当にそこを見てほしい──と僕は思います。どちらかというと玄人よりな戦い方なんですけど、とても緻密で繊細な動きです。僕はそれに呑まれないように思い切りぶつかっていきます。

──平田選手の対戦相手は、その土俵で戦いたがらないということがあるかと思います。Ryo選手としては、組みからの展開を含めどのような試合を見せたいと思っていますか。

Ryo かつてないスクランブルを見せたいです。

──対して平田選手は?

平田 僕もスクランブルでいつも通り、コントロールを見せたいです。トータルでもしっかりと戦える、前回の試合よりも少しでも成長したところを出せたらなと思います。

──ライト級王者の雑賀ヤン坊達也選手がRoad to UFCで戦います。この後、ベルトの行方はチャンピオン次第になるところもあるかと思いますが、そこを踏まえてどのような試合をしたいと思っていますか。

葛西 しっかりとパンクラスでチャンピオンになって、世界に向かっていきたいと思っているので、ここはしっかりと明確に勝ちます。じゃないと今後は厳しいと思います。

丸山 今回の試合はかなり厳しい試合になると思っています。その前提で自分もファイトキャンプをやってきたので、ソレを本番で見せられたらと思っています。

──河村泰博選手が、パンクラスで試合をする時には溢れんばかりのNEXUS愛を語っています。その辺り、浜本選手はどのような心境でパンクラスに挑みますか。

浜本 NEXUSは大好きなんですけど、NEXUSを背負ってという気持ちが強すぎると、自分の力が出ないと思っています。なので、そのNEXUSの重荷を一旦下ろしてパンクラスで挑戦者として頑張りたい──拳を振りまわして、全員を倒していきたいと思っています。

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AB ABEMA DEEP MMA o RIZIN クレベル・コイケ 倉本一真 所英男 手塚基伸 朝倉未来 河村泰博 秋元強真

【ABEMA】秋元強真×ヒロ・ヤマニハ 格闘代理戦争で激突!

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5月17日に行われるABEMA『格闘代理戦争 THE MAX』決勝戦。その中でクレベル・コイケ推薦のヒロ・ヤマニハ(ボンサイ柔術)と朝倉未来推薦の秋元強真(ジャパントップチーム)が62.5kg契約で対戦する事が発表されました。

実績格差マッチメイク?下剋上マッチメイク?さすがは格闘代理戦争。なかなか思い切ったマッチメイクを用意してきたもんだ。

秋元は18歳ながらMMA4戦4勝の期待の新星。DEEPで3試合連続で1Rフィニッシュで勝利し、朝倉未来が率いるJAPAN TOP TEAMに移籍して今回の参戦に至りました。引き続きDEEPでひとつずつ実績を重ねてステップアップすると思いきや、飛び級的にたどり着いたのがまさかのヤマニハ戦です。

ヤマニハはRIZINにも定期的に参戦しているボンサイ柔術第4の男。柔術をベースにしながらもスタンドでの打ち合いも出来るオールラウンダー。倉本一真、手塚基伸、河村泰博、所英男と一癖ある実力派に勝利しており、RIZINのバンタム級の中でも一定の位置に付けているのは間違いないでしょう。

そのヤマニハに秋元がどこまで通用するのか。もし秋元が勝つような事があれば、RIZINバンタム級戦線に一気に割り込んでくる下剋上。逆に敗れるようなら幻想崩壊。このノルかソルかのスリルがたまらない。この試合が行われるのが金曜の19時ですって!?有給取るしかないな。
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【Special】J-MMA2023─2024、透暉鷹─02─「UFCでベルトを巻く」「海外の元UFCファイターと戦いたい」

【写真】この大きなベルトを巻いたことが、どのように海外につながっていくのか(C)MATSUNAO KOKUBO & SHOJIRO KAMAIKE

J-MMA 2023-2024、第十一弾・透暉鷹インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

パンクラス2階級制覇を果たした河村泰博戦について振り返ってもらった前編に続き、後編は気になる今後について訊いた。UFCとの契約を目指す透暉鷹が希望するのは、海外での試合あるいは海外の強豪との対戦——何よりUFCへと直結するRoad to UFCやDWCS出場だった。

<透暉鷹インタビューPart.01はコチラから>


――国内MMAではフライ級とバンタム級の層が厚いと言われています。そのなかで、「バンタム級の自分は強い!」と思いましたか。

「いやいや、まだそれは言えないですよ(苦笑)」

――しかしバンタム級で戦っていける自信はついたかと。

「それはありますね」

――となると、気になるのは今後です。海外で戦うためにバンタム級転向を選択した透暉鷹選手が、今後パンクラスで防衛戦を続けるのか。あるいはすぐに海外を目指すのか。

「まず前回のインタビューでも言ったとおり、バンタム級初戦がタイトルマッチになるとは思っていなかったんですよ。そこでパンクラスさんが僕の実績を考慮してくれて、暫定王座決定戦になった。そして正規王者の中島太一選手がベルトを返上して、僕と河村選手の試合が正規王者決定戦になって」

――はい。

「じゃあ次はどうするかというと、一番良いのは、今年もRoad to UFCが開催されるなら出たいです。RTUで3回勝てばUFCと契約できる、という目標が明確じゃないですか。しかもトーナメントだからコンスタントに試合ができる。もちろん自分のことを客観的に見ると、まだUFCのランカーやトップ選手たちと比べたら足りないところは多いです。今から、さらに実力を付けていかないといけないですよね。

そんななかで、『PFLという選択肢もあるよ』と言ってくださる人もいました。ただ、PFLはフェザー級以上でバンタム級がない。バンタム級に転向することも含めて自分自身の状況を冷静に見つめると、RTUからチャレンジしていきたいと思いました」

――パンクラスのベルトを獲得した場合は、防衛戦も含めて何か新しい契約事項が発生するのでしょうか。

「契約というより、まだ今後についてパンクラスさんとは細かい話し合いをしていなくて。チャンピオンはベルトを獲得してから1年以内に防衛戦ができなければ、王座返上——という規約は変わらないです。他のところで試合をすることは、話し合い次第だとは思いますけど、RTUの場合はどうなるのか……」

――現フライ級KOPの鶴屋怜選手がRTU出場中で、昨年クリスマスイブに暫定王座が制定されました。その例からいうと、RTU出場については特に規制はないのでしょう。ただし、まだ開催されるかどうか、開催されたとしてもスタート時期も明確になっていません。もしRTU開催まで期間が空いた場合、どのような試合をやっていきたいですか。

「そうですよね……。正直、格闘家ってそんなに長く続けられるものでもない。そして自分が目指しているのは、世界の強い選手と戦うことです。だから、どんどん強い選手と対戦していきたいですね」

――次の試合がパンクラスKOPの防衛戦という選択肢はない、と。

「難しいところですよね。今のバンタム級ランキングを見渡しても、お客さんが面白いと思ってくれるカードが組めるかどうか。日本国内の興行であれば、プロモーターもそういう目線になるじゃないですか。

たとえばランキング3位の井村塁選手がベルトに挑戦したがっている。そういう話も聞きます。でも井村選手は河村選手に負けていて、その河村選手に勝っている僕に挑戦するのは違う――という感はあります」

――その点では昨年4月、中島選手に敗れている現ランキング1位の田嶋涼選手にも同じことが言えますよね。パンクラス内のことでいえば、もう少し次の挑戦者を決める戦いが必要かもしれません。

「いずれにしても春ぐらいには試合がしたいです。やっぱりコンスタントに出たいので、前回が12月だから次は4月か5月か。去年は手術とかあって試合には出られなかったじゃないですか。二十代で試合がやれるうちに、年2~3回はやりたいですね」

――今年もRTUが開催されるとしても、エントリーして出場できるかどうかは、過去の実績も関わってくると言われます。確実にRTU出場を勝ち取ることができるような対戦相手が必要になってくるでしょう。

「はい。それに僕の目標はRTUに出場することではないので。RTUで勝ってUFCと契約し、UFCのベルトを巻くことです。そのための試合がしたい。勝ち星をつけるための試合とか、そういうものは望んでいません。できれば海外の元UFCファイターと試合をしてみたいですね」

――UFCを目指すうえで、RTUができたことでアジア勢の出場が途絶えたDWCS……。いや、UFCは難しいです。ただし、RTUがなければコンテンダーシリーズも選択肢に含まれてきそうですね。

「RTUが開催されないのであれば、DWCSも考えます。今は日本人選手がUFCと契約するためには、RTUやDWCSにチャレンジするしかないかなと思っていて。もし出られるならDWCSにも出たいです」

――RTUは3回勝てばUFCと契約できるのに対し、DWCSは試合内容によっては契約できない場合もあります。ある意味、一発勝負のオーディションですよね。そのRTUとDWCSの性質の違いについては考えますか。

「いや、そういうことは考えないです。DWCSだとフィニッシュする試合を求められるかもしれない。でも僕は、普段の練習から『漬ける』というようなことはやっていないので。DWCSでも自分の実力を出して、その試合を見せることができればUFCと契約できる自信はあります」


本文とは関係ないが、タイトル奪取後のバック宙はヒザをついて失敗した透暉鷹


今もstArtで修得に励んでいる──のではなく、コーディネーション・トレの一環


ちなみに久米鷹介は全日本バック宙選手権シャバーニの部出場に向けて猛特訓中だ


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