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【ROMAN01】MMAへのルーツを探る冒険、第一章。渡辺直由─02─「新しい価値観を見出す試合。相手」

【写真】NAOYOSHI代表取締役CEO、弘中邦佳ROMAN実行委員会代表、中井祐樹ROMAN名誉顧問。いよいよ、大いなる冒険が始まる(C)MMAPLANET

14日(月・祝)に会場非公開でROMAN01が開催されるROMAN01。世界に普及したMMAにあって時間無制限、有効な攻撃の幅を広げるROMANルールの採用など、ルーツに戻るイベントを開き、格闘技道を追求する渡辺直由氏インタビュー後編。
text by Manabu Takashima

バーリトゥードの復活以外に道着MMA=ROMANコンバット、そしてスラムやヒールを解禁しスイープを重視しないROMAN柔術と3つのルールが実施される。道着MMAと護身の要素もより高まったようにも感じられる柔術ルール――これらの戦いの場を創造する目的を尋ねた。

<渡辺直由インタビューPart.01はコチラから>


――R.O.M.A.Nのなかにヒエラルキーが存在しているということですね。そしてメインはROMAルールでウィル・チョープ×渡慶次幸平戦が決まりました。思わずニヤリとしてしまうカードです。

「そこをいうとセネガル相撲のチャンピオンの試合も組めそうで。僕としては満足度が高くて、楽しみなカードが揃ったと思います。渡慶次選手のことは以前から頭にあったのですが、特につながっているわけでもなくて。でも国際通りを歩いていたら、渡慶次がいて(笑)。『良かったら、出てください』とお願いして」

――もう、それは運命ですね(笑)。ユニファイドやRIZINルールよりも、ROMAルールで戦うことで渡慶次選手の良さが出るという感覚があったのでしょうか。

「ハイ。金的攻撃やベアナックルに慣れているのと……何よりROMAルールで戦うこと自体、相当に気合が必要じゃないですか。今回、実行委員会が交渉しているなかで渡慶次選手はやはり腹の据わり方が凄いと感じました。本物の格闘家というか、そういう人が出てくれることが嬉しいし興味深いですよね。

ムエタイやラウェイの選手は、試合数が多くて試合間隔も短い。いつでも戦えるという心臓の持ち主というイメージがあって。そういう渡慶次選手だからこそ、このルールも平気で戦える。いうと普段着のままでケージの中に入れるんじゃないかと思えるほどです」

――その点、ウィル・チョープは良い意味でネジが外れている。いつ、どこで、誰とどんなルールでも戦うファイト・ジャンキーかと。

「僕はあまり知らなかったんですけど、本当にそういう人だと聞いて。純粋に楽しみです」

――そしてROMANコンバット。道着MMAでは松本大輔×清水俊一戦。ここも、いい所を突いているなぁと。

「ぶっちゃけていうと、一般層に名前が通った選手が出るならスポンサーになるといってくれた方たちもいらっしゃいました。でも自分のなかで、そういう選手たちはお金を出すから戦ってくれるわけで――。このルールで戦うことを楽しみにしてくれるわけじゃないと思うんです」

――ハイ。

「それが……この2選手もそうですが、『フロンティアスピリッツ溢れる道着MMAならぜひ』という人たちが出場してくれることが凄く嬉しいです」

――そういうなかで若い選手の出場もあります。

「バリバリのMMAファイターでないと出られないとか、トップ柔術家でないと試合は組めないとか。そういうモノでは一切ないです。見ている人にもボクシングの世界戦が組まれたイベントのように8回戦、10回戦、世界タイトル戦と色々なレベルの試合を見て欲しいと考えています。レベル差があることで、開かれた競技に通じてきますし」

――ではスラム、ヒール解禁。もう20年も前に開催されていたグレイシーワールドのような柔術ルールも採用されました。

「今回は柔術家とフィジカルが強くて足関節ができる選手、そんな試合を組みたいというのがありました。柔術家目線でいうと、国内トップの選手が新しい価値観を見出す試合。そうなる相手と組みたかったです」

――長年、競技をやってきた人に新しい戦いの価値観を見出して欲しい。いやぁ、競技者目線で過去になかったかと思います。

「まぁ、言ってしまえば……これも後付けなんですけど(笑)」

――アハハハハ。前例がないから、進めるなかで新たな価値観も見出すことができるということかと。

「7分のなかでヒールフック、スラミング有り。プロルールはノーポイントですが、僕のなかでスイープの評価点はないようにしようと。だからといって、現行のスイープ有りのルールを否定するつもりは一切ないです。それが足関節を狙いやすい状況になるということで。

下を選べることで、広がる技の展開もあると思います。スイープ否定ではなくて、ルールの差別化ですね。それとIBJJFのルールでは掴んでいけない道着の中とかも、掴んで構わない」

――それだけで攻防が変わるかもしれないですね。

「どちらのルールも行き来してほしいと考えています」

――ここまで話を伺って、ナオさんは当然のように冒頭から言われていたようにルールの制限を少なくすることは、絶対的にブラッディなショーを見せたいということではない。それでもROMAルールは通常のMMAよりも凄惨な戦いになり、危険の度合いが違ってくる可能性はあります。主旨とルールの適用に差異が出てくる。それが勝利への拘りで。

「ハイ。これからもルールは変えていきます。試合を重ねるごとにルールを再検討をすることは、前提としてあります。

安全面を軽視することは絶対にないです。そこを第一に考えて、ROMANを続けていきたいです」

■視聴方法(予定)
10月14日(月・祝)
午後2時00分~ ROMAN YouTubeチャンネル

■ ROMAN01対戦カード

<R.O.M.A. RULES74.8キロ契約/時間無制限>
ウィル・チョープ(米国)
渡慶次幸平(日本)

<R.O.M.A. RULES無差別級/時間無制限>
ゲイ・ババカール(米国)
水口清吾(日本)

<ROMAN COMBATフェザー級/5分2R>
松本大輔(日本)
清水俊一(日本)

<ROMAN COMBAT80キロ契約/5分2R>
チアゴ・トサワ(ブラジル)
西村刀(日本)

<ROMAN COMBAT65キロ契約/5分2R>
溝口博章(日本)
村山大介(日本)

<ROMAN COMBAT71.5キロ契約/5分2R>
深澤新(日本)
柿原昇汰(日本)

<ROMAN COMBATバンタム級/5分2R>
小松凌介(日本)
大西真矢(日本)

<ROMAN COMBAT102.1キロ契約/5分2R>
関澤寿和(日本)
土屋茂樹(日本)

<ROMAN柔術75.5キロ契約/7分1R>
森戸新士(日本)
柳井夢翔(日本)

<ROMAN柔術74.8キロ契約/7分1R>
大浦マイケ(ブラジル)
寒河江寿泰(日本)

<ROMAN柔術バンタム級/7分1R>
江木伸成(日本)
鍵山士門(日本)

<ROMAN柔術バンタム級/7分1R>
橋本真吾(日本)
渡部修斗(日本)

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45 AB Gladiator Gladiator024 Gladiator028 Grachan K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube   ゆうと キック キム・ウィジョン キム・スーチョル ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ヅッキーニョス チャンネル テムーレン・アルギルマー パン・ジェヒョク ライカ 上田祐起 南友之輔 吉田開威 宮田和幸 木村柊也 水野翔 江木伸成

【Gladiator028】KOタイム平均61秒の木村柊也、初の国際戦でAngel’s FC王者と。吉田開威✖上田佑起も!!

【写真】チームメイト南友之輔がテムーレン・アルギルマーを破った時の試合解説を聞けば、木村が打撃を知り抜いていることが理解できる (C)MMAPLANET

20日(金)、10月6日(日)に大阪府豊中市の176BOXで行われるGLADIATOR028の追加カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

フェザー級挑戦者決定トーナメント準決勝=ダギースレン・チャグナードルジ×チハヤフル・ヅッキーニョス、パン・ジェヒョク×水野翔が組まれたメインカードに、木村柊也✖キム・ウィジョン、吉田開威✖上田祐起というフェザー級とバンタム級の3回戦が加わった。


木村は日本拳法史上唯一、大学在学中にその頂点である日本拳法総合選手権を2度制した不世出の拳法家だ。しかも、コロナで2年大会が開かれなかったため、通常通り開催されていれば4連覇の可能性もあった。

その木村は昨年12月のGLADIATOR024におけるデビュー戦で66秒KO勝ちを収めると、3月のGrachanでは42秒、そして5月のグラジで76秒と、まだ2分以上戦ったことがないゴールデンルーキーだ。1試合平均61秒という信じられないKOタイムを記録している裏にはグラジとグラチャンというプロモーションにおいては、木村との対戦を受ける同じような経験のファイターが表れなかったことも考えられる。

それもそうだ、不世出の日本拳法家──彼の選択が違っていれば、大舞台でもっと脚光を浴び、いきなり戦績の違うファイターと相対していたこともあったはず。そこを師・宮田和幸氏は「打撃はできても、組みはまだまだ」という慎重な姿勢で教え子の成長を待った。

そして迎える今回の一番、対戦相手のキム・ウィジョンは韓国のAngel’s FC暫定ライト級と中国のICKF(International Kung Fu Federation)フェザー級の2本ベルトを所有しているファイターだ。

柔道準国家代表チームのメンバーだったキム・ウィジョンの戦績は5勝3敗、アマでは3勝2敗と決して綺麗ではない。以前の韓国MMA界風という表現になるが、デビュー直後から経験値の違うファイターとの戦いに挑んでおり、一時代前のキャリアの積み方をしてきた選手ともいえる。

昨年3月にグラジに来日した際にはバンタム級で戦い、ゆうとに判定負けを喫しているが、その3カ月後にはベトナムでフィリピン人ファイターを下し、Angel’s FCで暫定ライト級王座を獲得している。とはいえ、対戦相手のレベルが分からないタイトル奪取よりも、この1年半に渡り所属するJB MMAジムだけでなく、あのイ・ユンジュン率いるRoad GYMアックジョン内のチームAOMでプロ練習に参加している点に注目したい。

現役を全うできていればK-MMA最高のウェルラウンダーとして、その歴史に名を刻んでいたであろうイ・ユンジュンのみならず、出稽古を行うキム・スーチョル、柔術黒帯で元MMAファイター=チョ・ヒョンスン さらには柔術韓国国家代表チームのコーチを務めるアン・ヒョンジンらとの実戦スパーリングで鍛え抜かれてきた。

この間の組み技の完成度のアップは、少なく見積もっても木村が実戦で経験したことがないレベルであることは間違いない。とはいえ、MMAは打撃から始まる戦いだ。当たる時と当たらない時が瞬時に理解でき、体の使い方と力の入れ方を修正できるという天才打撃家が組ませない打撃で初の国際戦をクリアできるのか。あるいは組まれて、初めて苦い水を飲むことになるのか。徳島出身、来年3月のRIZIN高松大会出場が、今から期待されている木村のパフォーマンスは要注目だ。

また木村と同様にストライカーでも、こちらは剛柔流空手を学び、硬式空手の世界で今も活躍する吉田が国内で初めて、3回戦に挑む試合も興味深い。というのも吉田は6月に中国のWKG&M-1に出場しており、見事なハイキックを決めて10秒KO勝ちを収めた試合は3回戦として実施されていた。

この勝利で、MMAでも倒す感覚を身に着けたことが期待される吉田の相手=上田祐起は5月のグラジで柔術黒帯の江木伸成を破り、7月大会ではRNCでMMAでは約2年振りの勝利を手にしている。

2度に渡るBloom FC出場──九州遠征で連敗を喫した状況から、地元・関西で上昇気流のきっかけを掴んだ上田の組みに対し、春日井たけしの下の行われる中京最大のプロ練習の成果を吉田が出すことができるのか。勝敗、勝ち方次第で今後のタイトル戦線に強く影響を与える一戦となるだろう。

同大会に出場する4選手がプレスリリースに寄せたコメントは以下の通りだ。

木村柊也
「今回、初の国際戦ということでいつも以上に気合が入っています。ただ、自分がやることはいつもと変わらないので豪快なKOで会場を爆発させます!」

キム・ウィジョン
「GLADIATORという日本を代表する団体で再び試合する事が出来で光栄です。昨年の試合では初めてのバンタム級戦であまり動く事が出来なかったですが、今回は適正階級のフェザー級なので、良い試合が出来ると期待しております。木村選手は全勝でKOが出来るタイプなので、私と相性がいい試合が出来ると思います。自分にとっても久々の復帰戦なので、激しい楽しい試合しますので、是非楽しんで下さい」

吉田開威
「僕は毎試合勝利にこだわっています。勝利し続けることが、自分の最高の評価に繋がっていると感じています。今回の戦いにはかなり自信があります。私たち二人の戦いを楽しみにしてくださいそして吉田開威に注目してください」

上田祐起
「暗く長いトンネルに入ったように負けが込んでいたのですが、やっと光が見え自分の戦い方を思い出すことができました。このまま連勝街道に乗ってどんどんステップアップしたいと思います。ゆくゆくはGLADIATORを代表する選手として強い外国人と戦いたいと思っているので、この試合も完全決着で終わらせて競技レベルの違いを見せようと思います。その為にも最後まで油断せず僕の目指すMMAを応援してくれる人、対戦相手、この先対戦する事になる選手、全ての人に見せられるように試合まで残り数週間作り上げていきます」

■視聴方法(予定)
10月6日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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45 Gladiator Gladiator026 MMA MMAPLANET o Progress 上田祐起 江木伸成

【Gladiator026】TD→江木の引き込みで計4Pを得た上田が、足関節のラッシュを凌いでポイント勝利

【写真】トップを奪い、足関節を凌ぎ切った。これもPROGRESS(C)MMAPLANET

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起(日本)
Def.4-2
江木伸成(日本)

左右に動く上田が江木の右足にシングルレッグへ。江木が引き込むような形でテイクダウンをなり、上田に2pが入る。江木は下から上田の左足を取る。上田の左ヒザを抱えて動きを封じ、さらに右足をストレートフットロックで狙う。

さらにクローバーリーフの形に。足をクラッチして防ぐ上田に対し、江木が左足を抱えてストレートフットロックで絞る。上田は江木の首を抱えに行くも、江木がクローバーリーフへ。足が外れるとヒールに切り替えたが、再びクローバーリーフ、さらにヒザを取りに行ったが初回が終わった。上田は自コーナーに足を引きずりながら戻った。

最終回、距離を詰めてきた江木に上田が組みつき、江木が引き込んだことで上田に2pが追加される。江木のラバーガードを一度は振り払った上田だが、江木も再度ラバーへ。さらにオモプラッタからトップに回り2pを獲得する。上田のハーフガードをパスした江木が左腕を抱えてキムラを狙うも、これを凌いだ上田がバックテイクを仕掛ける。

江木はうつ伏せになり、上田の右足を抱えた。ヒールで絞り上げるが上田も耐える。外ヒールから内ヒールに切り替える江木。内田も江木のヒザを抱えてディフェンスする。江木は上田の右足へのストレートフットロック、左足への内ヒール、さらにクローバーリーフと仕掛け続ける。最後は渾身の表情で右足への内ヒール、ヒザ十字を極めに行くが、上田が凌ぎきって試合終了のゴングを聞いた。

結果、ポイント4-2で上田が勝利した。


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【Gladiator026】MMA三戦目、木村柊也「対策をして試合でパフォーマンスを見せることが本当は得意」

【写真】取材時より9キロほど絞り、リカバリーは7キロほどを予定していると言う木村だった(C)MMAPLANET

本日5日(日)、豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026。同大会で木村柊也が塩津良介と対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年12月のGladiator024での田口翔太戦でMMAデビュー、3月のGerachan68XBrave Figth31で2戦目=長男崇志戦と2試合連続初回KO勝ちを木村を修めている。合計試合タイムは驚異の1分58秒と、秒殺KO勝ちを飾っている。そんな木村は学生で全日本拳法総合選手権大会を2連覇した唯一の存在で、日拳史上最強の異名を持つ。

MMA三戦目に向け、まだ対戦相手が決まっていない状況でのインタビューで木村は調整&対策の大切さと、日拳のMMAでの生かし方、そして組み技の習得状況を話してくれた。既に一つの競技の頂点を極めた故の完成した格闘技観、木村柊也は半端なく只者でない感を醸し出している。


――プロ3戦目が5月5日のグラジエイターに出場する木村選手ですが、まだ対戦相手が決まっていないそうですね(※取材は4月4日に行われた)。

「相手が決まっていないので減量を始めることもできないですし、5月5日に戦うことは自分でも分かっているのですが、緊張感がないというのはあります。プロなので、もう少し早く相手が決まって欲しいです。プロだからこそ、2カ月や1カ月半をかけて相手の対策をして、その間の練習の成果をケージで出したいので。そういう部分で気持ちを入れるのが、大変だというのはあります」

――デビュー戦の時の準備期間は?

「ちょうど1カ月です。12月9日の試合で、11月9日にオファーがあり対戦相手も決まっていました。だから、すぐに減量を始めることもできました」

――対して3月のGrachanはライト級でしたが、それは対戦相手が決まらないということが影響していたのでしょうか。

「デビュー戦が終わって2日か3日後に、3月に試合ができることは決まっていました。それから他の試合が発表されても、自分は相手の候補すら名前は聞かされていなかったです。結局、試合の2週間前ぐらいに決まったのですが、ライト級というのが条件でした。

そこを自分が嫌うと、本当に対戦相手が見つからなくて試合ができないと思って受けました。今回も3月の試合後の1週間、10日後ぐらいに対戦相手込みでオファーはありました。自分も凄く嬉しくて『やります』と即答したのですが、その相手の選手がケガをしたみたいで……今、新しい対戦相手を探してもらっています」

――木村選手の評判の高さが、対戦相手が見つからないことに通じているのであれば、格闘競技の本質とは何かと考えてしまいます。

「自分は……そういう気持ちになったことがないので、分からないです。けど……それぞれがケージの中で自分の戦いを見せたいはずです。だから組みの選手は殴り合いをしたくなくて、自分とは戦いたくないとかあるのかと……」

――ならMMAでなく、グラップリングをしましょうよと言いたくなりませんか。

「いや、それはそういう風に思っているのかは分からないでので(笑)……う~ん、どういう気持ちでオファーを断るんですかね(苦笑)」

――と同時に日本拳法史上最強という肩書の持ち主です。いわば中村倫也級のルーキーだろうと。そうすると町道場でMMAを始めて2戦目や3戦目の選手に、木村選手と試合はさせられないと指導者が判断するのも致し方ないことかと。

「僕自身、プロ10戦ぐらいの人がどれぐらい強いのか見ていても分からないので、実際にケージの中に入って体感したいという気持ちはあります」

――押忍。ところで過去2試合では凄まじい勝ち方だけでなく、ヒヤッとする場面もありました。その辺り、どのように捉えていますか。

「自分としては、ヒヤッとすることはなかったです。決して殴られても殴り勝てば良いという考えではないですが、試合になると、視界が狭くなってしまって……デビュー戦の時はそうでしたね。

でも2戦目は慎重に行こうとして、インローから様子見をして『行けるな』と感じて仕留めに行きました」

――それが感覚で分かるものなのですか。

「そうですね。ある程度、分かりますね。20年やってきた日拳時代は向かい合った時に相手の距離、強さとか……苦手にしているところまで分かりました」

――危機察知能力もあるわけですね。木村選手がそのようになる試合をMMAでも早く見てみたい気もします(笑)。

「そういう強い人と戦う時こそ1カ月半、2カ月前のオファーが欲しいです。自分、相手の対策をして試合に出る……相手のことを知った上で、実戦でパフォーマンスを見せるのが本当は得意なんです。だから準備期間が欲しいというのはありますね」

――それが本当の木村柊也だと。

「そうですね、2週間前だと減量に集中しないといけないので。もっと準備期間があれば、もっと良いパフォーマンスを見せることができると思っています」

――「何が日拳最強だ。これはMMAだ」という感じの対戦相手が現れてほしいものです。

「それは僕も思っています。そして、そういう人を倒す自信もあります」

――おお!! ポイント制の日拳は、いえばずっと組みが続くことはなかったかと思います。そのなかでタイ人コーチとのミットや、首相撲……組みの打撃という練習をしていたことも気になります。

「ストライカーとしては、凄く良い練習になっています。テイクダウンを完全に切れなかった時、そこがヒジの距離だったりして。そこを知っているのと、知らないのでは全然違います。組みづらくなる技を教えてもらっています。そういう意味でも、凄く良い練習ができています」

――いわゆるゼロ距離。相手の組みへの対処で、日拳も一瞬の担ぎ技、崩し技はあったかと思います。その辺りの日拳の組みがMMAに生きることはありますか。

「あります。やりあっているなかで、一瞬力を抜くとか。そうやって相手を崩して、足を掛けるだとか。最後に決めるのは瞬発力。そういう部分で、凄く生きています」

――その日拳の瞬発力、持久力が大切なエレメントとなるMMAでいかに落とし込めるのか。楽しみです。

「戦っている時に100の状態を続けることは絶対に無理です。なので抜くところは抜く、その切り替えをしっかりとすることで5分間でも問題なく戦えます。パンチの当たらない距離で力をそんなに入れることもないですし、自分の距離に入った時だけ100パーセントの力で打ちます」

――そこがもう体に染みついているわけですね。

「そうですね。考えるのではなくて、その距離になった時に『当たる』という感覚で動いています」

――それはもう本能のようで、タイムラグがなくなりそうです。

「だからこそ自分の踏み込んで効かせる打撃を使い、相手が倒れなかった時は近い距離にいるのでムエタイの練習で身に着けた……あの距離でのミドル、ヒザ、ヒジを使えると思います」

――体の使い方は違うかと。

「ハイ。でも、戸惑うことは今のところはないです。基本は違うけど、やっていることは同じ。自分の持っているスタイルに、指導を受けたことを組み合わせるために調整をする。そのアジャストも自分の感覚です。

自分のスタイルがなくて、色々と教わったことを採り入れると試合で何をやれば良いのか分からなくなるはずです。まずは自分のスタイルを理解したうえで、色々と教えてもらう。だから自分の打撃に組み合わせる。そうでないと、教えてくれた人のスタイルになるだけです。自分のスタイルに、他に人のスタイルを嚙み砕いて採り入れる。それをずっとやっています」

――組み、寝技に関してはいかがですか。

「まずは基本です。打撃も足の位置、重心の位置という基本がなっていないと良いパンチは打てないです。現時点で組み技は基本通りにやっています。ここから自分のやりやすい動きが出てくるはずなので。そのために打ち込みをやって、スパーリングで確認しています。」

シングルやダブルに入られたときに、どう対応するか。何をやるかが決まっているので、それ以外の動きはしない。そうしていると自分でもなぜか分からないのですが、バランスが良くなっているように感じます」

――今日も原口伸選手のバックを正対していました。

「アレはたまたまです(笑)」

――ハハハハ。一つのスタイルを究めた強さが、本当に木村選手からは感じられます。では大阪でどのような試合をしたいのか、教えていただけますか。

「KOしか狙っていないです。判定は最初から考えていないので、試合が始まったら――相手の動きを研究して、一瞬にして落とす。それだけです。面白い試合をしていればチャンスが広がってくると思いますし、勝ち負けよりもまずは会場を沸かせる試合をしていきたいと思います」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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45 AB F1 Gladiator Gladiator026 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube アドニス・セビジェーノ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル デッチプール パク・サンヒョン 上田祐起 今井健斗 南友之輔 山上幹臣 木村柊也 水野翔 江木伸成 河名マスト 石田拓穂 竹本啓哉

【Gladiator026】キム・サンヒョン戦へ。チハヤフル・ズッキーニョス「グラジのフェザー級を引っ張る」

【写真】丁寧な……丁寧すぎる受け答えに、なぜかMIBUROの狂気が感じられるズッキーニョスでした(C)MMAPLANET

明日6日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026でパク・サンヒョンと戦うチハヤフル・ズッキーニョス。
Text by Manabu Takashima

Road to UFCに進んだフェザー級チャンピオン河名マストへのリベンジを誓うなかで、チーム・ラカイのアドニス・セビジェーノ戦が中止となり、急遽パク・サンヒョンと戦うこととなった。グラジがアジアのフィーダーショー化を目指すなか、ズッキーニョスはモンゴルのダギースレン・チャグナードルジと戦い、前出した河名、さらにハンセン怜雄、石田拓穂ら国内勢との戦いで確実に力をつけてきた。

今後のフェザー級戦線でさらなる活躍が期待されるズッキーニョスにパク・サンヒョン戦に向けての意気込みを尋ねた。

――対戦相手の変更はいつ頃にズッキーニョス選手の耳に届いたのですか。

「水曜日に聞きました。ただ、その時にもうパク・サンヒョン選手になるかもしれないという話で、決定したと聞いたのは2日前でした」

――アドニス・セビジェーノ対策を続けていたと思いますが、ファイトウィークに対戦相手が変更されたときの想いは?

「残念……『マジか』と思いました。でも、パク選手のことを調べて動画も一通り見ました。良い選手ですし、セビジェーノ選手と体格は違いますが、打撃の感じとか対策してきたことはまぁまぁ生きそうだと思いました」

――68キロ契約、500グラムオーバーまでOKと体重も変わりました。

「それはパク選手になるかもしれないという時点で、セビジェーノ選手と戦っても体重は68キロのキャッチウェイトになるということでした。パク選手も以前にフェザー級で戦っていましたし、直前でも試合を受けてくれたことはそれだけ練習をしていたのだと思います。キャッチウェイトに関して、僕もフェザー級のリミットまで落とさないで構わないので、減量が楽になりました」

――そんなズッキーニョス選手ですが、河名マスト選手がRoad to UFC行きを決めました。そこについて、どのように思っていますか。

「マイクでリベンジをしたいと言わせてもらって、それは本心でした。ただ河名選手はRoad to UFCで戦いたいとずっと言っていて、そのチャンスを掴めたことは素直に良かったなぁと思っています。先日、彼が奈良でレスリングのワンマッチをするということで見に行って、その時に少しお話もできて『ぶっちぎりで優勝してください』と伝えました」

――では今後グラジのフェザー級戦線で戦ううえで、今大会で国際戦が組まれたことに関しては、どのように思っていますか。

「今のところ、グラジのフェザー級の日本人は何人かしかいないわけですが、今回出ている中川選手、それに木村柊也選手が継続参戦してくれば絶対にやらないといけないだろうし。まずグラジのフェザー級は自分が引っ張っていく気持ちでいます。やっぱりグラジのベルトは欲しいです。それは河名マストが巻いていたベルトであるわけで(笑)。そこは巻きたいと思っています」

――グラジがアジアのフィーダーショーを目指し始めた昨年から、ズッキーニョス選手はグラジで戦い続けていますが。定期的に試合が組まれるとコンディションを創りやすいなど利点はありますか。

「グラジエイターから毎回オファーを頂けているので、凄くありがたいです。僕も今が一番試合をしたい時期で、外国人選手との試合もやっぱり興味がありますし、そこをどんどん経験できることは嬉しいという気持ちです」

――今後ベルトの所在は不明ですが、ベルトに向けての戦いが再開されることを考えるとどのような試合をしたいと思っていますか。

「本当に急遽受けてくれた相手で、もちろん勝ちには行きます。パク選手のスタイルですが、今時珍しいアップライトで綺麗な打撃を使います。そんな彼の良さも受け止めて戦いたいなと」

――そんなリスキーなことを?

「アハハハハ。短期決戦で突っ込んでくるかもしれない。そこは警戒していますが、本来の戦い方は丁寧に創ってくるタイプの選手なので。そこでガッと来た時に吞まれないようにして、彼の本来のペースに落ち着かせてから攻略したいと考えています。僕の彼に対する強みは組みになるのですが、そこはしっかりと差を見せて勝ちたいと思っています」

――モンゴルから、そろそろダギースレン・チャグナードルジがグラジに戻ってくるというような話も伝わってきます。

「それは楽しみです。チャンスがあればリベンジしたいですし、今戦えば彼が強くなっていても勝つ自信があります。それとダギースレンと他の選手の試合も見たいですよね。ハンセン怜雄選手とか、ダギースレンと手の合う選手は多いかと思います。いや、またグラジに戻ってきた欲しいです」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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【Gladiator026】計量終了 ズッキーニョスの相手がセビジェーノからパク・サンヒョンに変更

【写真】中川×水野、プログレス=上田×江木、木村&南のBRAVEゴールデンルーキー勢、この辺りのメンツの試合を楽しめると――よりグラジが面白くなる(C)MMAPLANET

明日6日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026の計量が同地のSMOKER GYMで行われた。
Text by Manabu Takashima

今大会ではメインでフライ級王座決定戦としてNavE×オトゴンバートル・ボルドバートルの一戦が組まれていたが、前者の負傷で7月7日大会に延期されている。そしてチハヤフル・ズッキーニヨスと対戦予定だったアドニス・セビジェーノが諸事情で来日できず、韓国のパク・サンヒョンと68キロ契約で対戦することに。

パク・サンヒョンは昨年11月のBloom FC01で持田哲兵を多彩な打撃で下したキャリア8勝5敗のストライカーだ。4月にRing Championshipのバンタム級トーナメント準々決勝で國頭武と戦うことが決まっていたが、減量中に倒れて病院に搬送されていた。

そのパク・サンヒョンは、アドニスが来日できないケースを想定してバックアップファイターとして主宰者が交渉を行い、試合がないケースもあるという状況下でこの一戦に向け調整してきたという。相当なハングリー精神を持ってグラジ初参戦となったパク・サンヒョン、ズッキーニョスと共に68キロ&500オーバーの契約体重戦のリミットをパスしている。


また9年5カ月ぶりの減益復帰となる山上幹臣は膚艶も良く、声が枯れるようなこともなく56.65キロで、これまた9年5カ月ぶりの計量をパスしている。

2月のGrachan大阪大会で計量失敗し、TKO勝ちもノーコンテストという結果になった南友之輔は大阪の自宅でしっかりと体重を落とし、BRAVEの同門&スーパールーキーコンビの木村柊也と共に滞りなく計量を終えた。

この他、日本人フェザー級サバイバル対決に臨む中川晧貴&水野翔の両者、フォークスタイルグラップリング対戦する上田祐起と江木伸成らも問題なく、明日の戦いに挑むこととなった。

そんななかメインでタイから来日したデッチプールと戦うバンタム級チャンピオン竹本啓哉は1度目の計量で50グラムをオーバーし、再計量パス日本記録を持つという異名通り――再計量で帳尻を合わせている。

しかし、第2試合のバンタム級でカーヴィと対戦予定だった新地魁夢は67.35キロと、リミットを6キロ上回る体重で即失格に。コブラ会の同門で計量に同行していた大月宣樹が、「アマ修斗出場に向けて、しっかり練習を積んでいる」と三島☆ド根性ノ助コブラ代表の判断もあり、試合前日にカーヴィとの対戦を承諾、計量も60.65キロで終えている。

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026計量結果

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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【Gladiator026】竹本啓哉と対戦、微笑みの国のMMAファイター=デッチプール「柔術も茶帯を巻く」

【写真】前田吉朗率いるエンカウンターで今朝も調整していたというデッチプール。リングネームの由来は言わずもがな(C)THE 1 TV

5日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR026のメインで、グラジに初めてタイ人MMAファイターが来日──デッチプールが、バンタム級チャンピオンの竹本啓哉と対戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリアは8勝5敗、2年5カ月振りのMMAを日本で戦うデッチャディン・ソーンシリスパティンことデッチプールはプロボクシングの経験があり、ムエタイでも27勝3敗の戦績を残している。それでいてブラジリアン柔術の茶帯を巻くというデッチ──微笑みの国のMMAファイター=デッチプールに話を訊いた。


──今、大阪のホテルに到着したばかりだそうですね(※取材は2日に行われた)。お疲れのところ、ありがとうございます。

「とにかく凄くエキサイトしているよ。バンタム級のチャンピオンと試合ができることが嬉しい。疲れはないし、体重も問題ない。ただ、大阪は寒いね」

──えっ、もう初夏の陽気かと思うんですが。

「今、バンコクは40度以上あるから夜の大阪は少し寒く感じたよ。だからダウンを脱ぐことができない(笑)」

──40度以上、いやぁゾッとします。

「アハハハハ。とにかくGLADIATORからMMAルールで戦う機会を貰えて嬉しい。日本でMMAを戦うのは初めてだし、凄く楽しみなんだ。この試合をきっかけに、もっと日本で戦えるようになりたいと思っている」

──デッチは昨年、結果は望ましいモノではなかったかと思いますが、日本でボクシングの試合を2度戦っています。日本にはどのような印象を持ちましたか。

「MMAの試合機会がタイでもなかなかなくて、そんな時にボクシングとはいえ2度も日本で戦うことができて凄く良い経験になった。それにタイ以外で試合経験を積みたいと思っていたから、ボクシングだろうが日本で戦えて良かったよ」

──ボクシング、ムエタイ、MMA。現状、デッチはどのスタイルに一番自信を持っているのでしょうか。

「MMAだよ(笑)。だって打撃だけでなく、レスリングもグラウンドファイトも許されているんだから。MMAを最後に戦ったのは2年5カ月も前だ。でも、この間にグラップリングのトレーニングを徹底的に積んできた。柔術も茶帯を巻くようになった。僕のグラップリングは、当時と比べると比較にならないほど良くなっているよ」

──では改めて竹本選手の印象を聞かせてください。

「グラップリングが強いね。本当に強いと思う。彼のことを凄く尊敬しているよ」

──ムエタイの経験が30戦あるデッチですから、自分達はどうしても首相撲を期待してしまいます。

「う~ん、それは試合の流れによるよ。距離とタイミング、そこが合致すれば首相撲もそうだし、ヒザもヒジも使える。レスリングの攻防から、首相撲にスイッチできるし、そのままレスリングで戦うこともある。

当然、タケモトはムエタイを研究してボディロックには来ないだろう。ダブルレッグかシングルレッグ……特にシングルレッグだろうね、彼が狙ってくるのは。でも、僕は本当にレスリングをやってきたから、自分のMMAに自信が持てるようになったんだ。

今回の試合ではKOを見せたい。ムエタイはタイの国技だからね。やっぱり自分の国の格闘術で、タケモトを仕留めたい。さっきも言ったようにタケモトはチャンピオンだ。今回はノンタイトル戦だけど、ここで勝てばチャンピオンへの道が明確になる。

日曜日は日本のファンが、恋に落ちるような試合をしたい。僕とタケモトの試合を楽しんで、できれば僕のサポートもしてほしい(笑)」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉(日本)
デッチプール(タイ)

<フライ級/5分3R>
山上幹臣(日本)
今井健斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴(日本)
水野翔(日本)

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起(日本)
江木伸成(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村柊(日本)
塩津良介(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
田中義基(日本)

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵(日本)
都市弦介(日本)

<フライ級/5分2R>
新地魁夢(日本)
カーヴィ(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
小見山瞬(日本)

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎(日本)
塩谷尚也(日本)

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【Gladiator CS01】竹内稔戦で二冠を目指す竹本啓哉─02─「プログレスに強い選手が出て来るキッカケに」

>【写真】グラジのベルトを奪還して以降、竹本の意識は確実に変化している(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、竹内稔とPROGRESSフェザー級王座を賭けて戦う竹本啓哉のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

紆余曲折を経て、当初の発表どおり「ミスター・アナコンダ」竹内稔とのフォークスタイルグラップリング戦に臨むこととなった竹本。グラジエイター王座との二冠を賭けた一戦への意気込みを語る。

<竹本啓哉インタビューPart.01はコチラから>


――GLADIATOR CSは配信に特化したイベントで、無観客で行われます。その点についてはいかがですか。

「嬉しいです。僕も今まで経験がないことに挑戦したくて。無観客の中で試合をすると、どうなるのか――これって選手の性格も出ると思うんですよね。僕自身はどうなるか分かりませんが、最初に竹内戦が決まってから、すごく楽しみにしています。自分でチケットを売ることがないのも楽ですし。もちろん配信を視てほしいので、その案内はしますけど」

――では竹内戦に関するお話の前に、改めて2023年は竹本選手にとってどのような1年でしたか。

「自分にとっては『立て直すことができた1年』だったと思います。初めて1年に2試合も国際戦をやりましたし、初めてのコンバット柔術も楽しかったです。新しい刺激が多くて、かつベルトを巻きなおしたことで、自分を立て直すことができた1年だったと思います」

――ベルトがあると無いとでは、新年を迎えた時の気持ちも違うかと思います。

「もちろん気持ち良く新年を迎えられた部分もありますが、せっかくベルトを獲得したのに――12月の大会で勝った竹中大地選手と上久保周哉選手には見向きもされていませんでした。『眼中にないじゃん……』って、ちょっと心に引っかかっています。だから今年は、竹中選手と上久保選手だけじゃなく、多くの人たちに『グラジのベルトは、これだけの価値があるんだよ』と知らしめていきたいです」

――竹中選手と上久保選手がグラジのケージで、グラジ王者との対戦を希望しなかった点については気になりますか。

「少し傷つきましたね(笑)。僕は強さには興味があるけど、それほど有名になりたいという気持ちはなくて。でもあんなに見向きもされないと、『そうじゃない。このベルトはもっと価値があるんだ』と言いたくなります。僕のことよりも、もっとグラジという大会とベルトに対する認識を高めるために、僕自身も実績を上げる必要があるなって思いました。

さっきも言ったとおり、現役の間にもっともっと強い相手と試合がしたいです。次の相手、竹内選手もグラップリング界では本当に強い相手で。それにしても、最近は竹が絡む選手が多いですね」

――竹中選手、竹内選手と同じカルペディエム三田の竹浦正起選手、そして竹本選手と。

「ここまで竹が多いと、もう竹林ですね(笑)」

――……。

「すみません、余計なことを言いました(苦笑)」

――アハハハ。話を戻すと、これまで竹内選手との絡みはないですよね。

「ないです。自分の周りでいえば去年、アマゾン先生(白木アマゾン大輔)にアナコンダを極めていましたよね。今までの試合について調べたら、本当にギロチンやアナコンダで勝っている試合が多いじゃないですか。ADCC予選も6試合中4回アナコンダを極めていて――とんでもない選手ですよ。その竹内選手とグラップリングで試合をするのは、MMAとは違う緊張感があります」

――MMA以外の試合としては、昨年1月にプログレスのコンバット柔術ルールで江木伸成選手を下しています。打撃のないグラップリングルールの試合は、いつ以来でしょうか。

「一昨年の11月、TOKKUMI(3対3のグラップリング団体戦)ですね。チームカルペディエム名古屋で出場して、2試合がドローで1試合はヒザ十字で勝ちました。グラップリングマッチは自分にとって里帰りみたいな気持ちもあって。何より竹内選手との試合って、異次元対決のような感じなんですよ」

――異次元、ですか。

「自分でも、どんな試合になるか分からないです。えぇ、どうなるんだろう? 自分が普通に勝っちゃう気もしますし、反対にあっさりとアナコンダを極められてしまうかもしれないし……展開が予想しにくい試合ですね。

だって、ADCC予選で準優勝ですから。今のADCCはスタンドレスリングが強い選手が勝つと聞いていたのに、そんななかでアナコンダをバンバン極めていて。完全に我が道を往く『アナコンダ・モンスター』じゃないですか」

――テムーレン戦はシングルレッグで組むことができました。しかし、それは竹本選手がジャブで崩してから入るというMMAならではのお話で。ではフォークスタイルグラップリングだと、どう崩していくのか。

「インサイドで組むシングルレッグだと、相手もアナコンダは極めにくいと思いますけど……、どうなるんでしょうね。安易に組むとアナコンダが待っているので怖いです(苦笑)」

――どうなるのか、それはご自身で試してみるのが一番です。

「自分から極められに行きませんよ! あのアナコンダがあるので、否が応でも慎重になりますよね。きっと形に入られたら一発で極まっちゃいますから。かといって失点もしたくないので、自分から下になるのも嫌ですし。

いずれにしても、どちらが早く自分の得意な形に持ち込むかっていう勝負になりますよね。僕が竹内選手のアナコンダを警戒しすぎて、ただ時間が過ぎていく展開も嫌じゃないですか。アナコンダを食らわないためには、まず自分がテイクダウンに行かなければ良いわけですけど、今までテイクダウンを狙わなかったことがなくて(笑)。

せっかく竹内選手とグラップリングで戦う良い機会だから――という気持ちは、なくはないです。竹内選手のアナコンダって、どれくらい凄いんだろうって楽しみでもありますし。自分も一本を狙いたい。でも試合だから、勝ちに徹したい気持ちもあって。とにかく対策だけはしっかりして、あとは試合展開次第というところですね」

――この試合に勝てば、グラジとプログレスの二冠王者となります。

「二冠王者になったら、防衛戦が大変そうですよね(笑)。でも竹内選手と対戦できるのも、グラジのベルトを巻いたおかげです。今回は自分がチャンピオンになることで、プログレスにも強い選手がどんどん出て来るキッカケになるよう、必ず勝ちます!」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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MMA MMAPLANET o Torao TORAO31 キック ニシダ☆ショー 江木伸成

【TORAO31】組み技戦のリベンジを狙ったニシダ☆ショー、初回にダウンも奪うも江木と痛み分けに

<フライ級/5分2R>
ニシダ☆ショー(日本)
Def.1-0:20-18.19-19.19-19
江木伸成(日本)

8月大会で急遽、グラップリングで対戦した両者。49秒で一本勝ちした江木に対し、MMAでは経験で上回るニシダがリベンジになるか。サウスポーの江木が、まず左ミドルを蹴る。サイドキックも見せた江木は、ミドルから左ハイやローと蹴り主体で立ちの時間を過ごす。圧を掛けたいニシダは内回し蹴りを避けた直後に、自ら右ハイでバランスを崩す。ニシダの立ち上がりから試合は初めてクリンチの攻防になったが、すぐに離れる。今成ロールをかわしたニシダは、ローを蹴って当然のように寝技には付き合わない。

江木はニシダの圧を蹴りで返すなかで、踏み込みに右ストレートを合わされ腰から崩れる。ガードを取った江木に対し、スタンドで待ち受けたニシダは勝負を急ぐことはない。残り1分、江木はミドルやハイを見せるが組みへの展開に持ち込むことなく、最後に蹴りにシングルを合わせたもののテイクダウンに至らず初回を落とした。

2R、鼻血を流す江木はドクターチェック後に、蹴りでバランスを崩して引き込む。ここも立ったままで待つニシダだったが、立ち上がった江木の蹴りが急所に入って試合が中断される。再開後、左ミドルを蹴った江木は右足を掴んでテイクダウン。ニシダのバタフライガードとリストコントロールに、時間を掛けて足を抜きにかかる。

なかなか越えることができなかった江木は、ニシダのスクランブル狙いにボディロックに取る。と、片ヒザをついたニシダの顔面をヒザ蹴りで蹴ろうとしてしまい注意を受ける。立ち上がってボディロックもテイクダウンを奪えなかった江木は、体を入れ替えられケージに詰められる。江木は小手投げらから足関節。体を反転させたニシダに、内ヒールを狙った江木が下から鉄槌を打ち時間となり──ジャッジ1人がニシダにつけたが、マジョリティドローに。ラウンドマストでは真っ当な裁定といえるだろう。


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ABEMA Combate Global DEEP Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET NavE o PANCRASE PRIDE Progress Wardog エフェヴィガ雄志 ダギースレン・チャグナードルジ テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 パン・ジェヒョク ユン・ダウォン 世羅智茂 佐々木信治 修斗 八木敬志 前田吉朗 森戸新士 江木伸成 河名マスト 海外 竹本啓哉 総合格闘家 長南亮

【Gladiator023】エフェヴィガ雄志が初出場、DREAMER八木と対戦。組み技戦でNavE×前田吉朗も!!!

【写真】肉弾戦か、現代MMAか。両者にとって自分を試すテストマッチ(C)MMAPLANET

25日(水)、GLADIATORより9月30日(土)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR023 の追加カードの発表があった。
Text by Manabu Takashima

バンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉。フェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦。

そしてフェザー級の2河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル・ズッキーニヨス×ハンセン玲雄という5試合が既に決定している同大会のラインナップに加わったのはライト級3回戦のエフェフィガ雄志×八木敬志とNavE×前田吉朗の60キロ契約フォークスタイルグラップリングの2試合だ。


EXFIGHT、POWNDSTORM、修斗、Combate Globalと試合の度に舞台を変えるエフェの凱旋マッチは、大阪初進出となるグラジエイターとなった。対する八木は元DREAMERSで、WARDOGと雄志がグラジでその後のキャリアを積み、7月にはフィリピンで海外マットを踏んでいる。

現在、佐々木信治がベルトを巻くが無風状態のライト級にどのような影響を与えることになるのか――楽しみなマッチアップだ。

そして60キロ契約のPROGRESS提供フォークスタイルグラップリングを戦うことが決まったNavEと前田吉朗。NavEは3月にフライ級王座をショッキングな7秒KO負けで失って以来の実戦復帰となる。

1年8カ月ぶりの同ルール出場のNavEに対し、昨年4月にMMAから引退した前田は3月大会でフォークスタイルグラップリング戦に臨み、江木伸成を下している。レジェンドとの組み技戦とはいえ、基本は組み系MMAファイターのNavEは再浮上を目指す上でも落とせない一戦となる。

なお、この4選手の意気込みに加え、TRIBE TOKYO MMA長南亮代表の3選手を送り出す身の気合のコメントは以下の通りだ。

八木敬志
「試合を組んで頂き本当にありがとうございます。GLADIATORという大きな団体でたくさん目立てるように試合を盛り上げていきたいです。試合にむけて減量はプラン通りに落としていき、最高の状態を仕上げて相手を倒していきたい。
対戦相手のエフィヴィガ雄志さんの印象は前にABEMAで試合をみていて、今とても勢いのある若手の選手だなと思いました。自分も挑戦者の気持ちを忘れずに当日は精一杯暴れて倒したいと思います」

エフェヴィガ雄志
「GLADIATORに参戦出来る事を嬉しく思います。自分自身、大阪での初試合になりますし、今勢いのある団体で試合出来る事に興奮しております。

八木選手の印象は上背はないですがその分力があるという印象です。なかなか試合相手が見つからなかったので試合を受けて頂きありがたく思います。前回の米国での試合からさらに成長した姿をお見せ出来ると思うのでぜひ期待して下さい」

前田吉朗
「GLADIATORならではのルールで戦わせて頂ける事に感謝致します。総合格闘家として引退した身ですか、やはり毎日格闘技に触れていますと、戦いたいとウズウズしておる毎日でした。対戦相手もNavE選手ということで、しっかりと準備させて頂いております。
大会当日、自分が誰よりもどの試合よりも素晴らしいものを魅せれる様に精一杯いかせて頂きます。NavE選手しっかり準備しておいて下さい。引退したおっさんを秒殺くらい出来なきゃグラジエイターの顔としてのメンツに関わりますよ(笑)」

NavE
「GLADIATOR、PROGRESSを通じてPANCRASEとDEEP王者の前田吉朗さんとやらせてもらえるという事で心が踊りました。
自分はPRIDEではなくDREAMを視て格闘技を始めました。10年以上前にTVやDVDで視ていた、あの〝前田吉朗〟と時を経て交わらせてもらえて光栄です。リスペクトを込めて極めます! 漢と漢の本気の取っ組み合いをご堪能あれ!」

長南亮
「TRIBE TOKYO MMAは海外で試合をする事を目標にして日々鍛錬している選手が多いチームです。
エフェヴィガはEXFIGHTでデビューしPOWNDSTROM、プロ修斗、マイアミで開催されたグCOBATE GLOBALで勝利し、異色のキャリアを積んでいます。今回はGLADIATORさんとタイミングが合い大阪までチームで遠征する運びになりました。
私もゲスト解説で観戦した事がありますが、大阪の選手達が海外勢に苦戦を重ねている印象があります。今回試合をする八木選手はDREAMERS出身の選手なので少し縁があるのかと感じました。
ここで道草しているわけにはいかないので。はっきりと試合をフィニッシュして次に進ませます。その後はGLADIATORさんが継続参戦を希望してくれるか?再び海外へ挑戦になるかは未定ですが、全力で今回を勝利しなければ何も進めないという事は理解しています。
同日一緒に乗り込む川北、阿部も同様です。TRIBE TOKYO MMAの強さをお見せしましょう」

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