カテゴリー
45 AB BELLATOR Brave CF LFA LFA196 MMA MMAPLANET o RENA UAEW UFC YouTube アコ アザット・マスクン イリョル・バフティヤル・ウルル カムエラ・カーク クリスチャン・ナティヴィダッド ケイシー・タナー ザック・マコウスキー ジアン・マツモト ジャコビー・ジョーンズ フィルカドベク・ヤクボフ ヘンリー・セフード ミカイアス・ウレーニャ ワルド・コルテスアコスタ 上久保周哉 松嶋こよみ 空手 藤田大 藤田大和

【LFA196】11秒KO初陣=ドミニカ人ウレーニャがメイン。UAEWで藤田と戦ったヤクボフも、出場!!

【写真】ウレーニャの左胸のハングルは、テコンドー。つまりはテコンドーベースということか(C)LFA

8日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナファイナンシャル・シアターでLFA196「Tanner vs Urena」が開催される。8月に松嶋こよみ&上久保周哉とサイン(※1月大会参戦を念頭に、現在もビザ取得過程にある)したようにLFAはフィーダーショーでありながら、常にグローバル化を目指している。
Text by Manabu Takashima

今大会もメインカード7試合だけで、6カ国のファイターが戦う。ブラジル大会も実施しており、MMA王国からの出場はレギュラーといっても過言でない。そんななか今大会にもニカラグアやドミニカという中央アメリカ、カリブ諸国=ラテンアメリカ系だけでなくキルギス、ウズベキスタンのような中央アジアからも2選手が戦う。


メインでケイシー・タナーと戦うミカイアス・ウレーニャは、ドミニカ=カリビアン・ファイターだ。キャリア9勝2敗のウレーニャはTitan FCやCombateという他のフィーダーショーでキャリアを積み、今回がLFA2戦目となる。LFA初陣では強烈な右フックで僅か11秒でKO勝ちを決めているウレーニャは、そのLFAからUFCに巣立ったワルド・コルテスアコスタに続く2人目のドミニカ人LFA王者を目指し、そして2人目のドミニカ人ヘッドライナーとなる。

対するタナーの戦績は7勝1敗。唯一の敗北が去年のコンテンダーシリーズで、現UFCファイターで16勝0敗のジアン・マツモトに喫したものだ。

父が松濤館空手の指導者で、ヘンリー・セフードと練習を積むご当地ファイターは瞬足バックテイクからのRNCという武器を持つ。

メインカードで2試合が組まれたフライ級マッチはフラービオ・ジ・ケイロス×フィルカドベク・ヤクボフに注目したい。

前者はBRAVE CFでアザット・マスクンにこそKO負けをしているが、シーズンフォーマット時代のBellatorでバンタム級Tを制しているザック・マコウスキーを2分強でKOしている。後者はUAEWにおける藤田大和との戦いで日本のファンも名前を聞いたことがあるだろう。藤田にはギロチンで敗れたのの、その後はカラテ・コンバットを含め4連勝中。中東を経験したブラジル人とウズベキスタン人の戦いも見逃せない。

■視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午後12時00分~UFC FIGHT PASS

■ メイン対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
ミカイアス・ウレーニャ(ドミニカ)

<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
エジニウソン・サントス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フラービオ・ジ・ケイロス(ブラジル)
フィルカドベク・ヤクボフ(ウズベキスタン)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
デヴォン・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
ライアン・パーカー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ゲイブリエル・ブラウン(米国)

<148.8ポンド契約/5分3R>
レオナルド・モラレス(ニカラグア)
イリョル・バフティヤル・ウルル(キルギス)

The post 【LFA196】11秒KO初陣=ドミニカ人ウレーニャがメイン。UAEWで藤田と戦ったヤクボフも、出場!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Breakthrough Combat01 DEEP Gladiator K-MMA LFA MMA MMAPLANET NEXUS o ONE Progress SASUKE UAEW UFC YouTube オトゴンバートル・ボルドバートル シンバートル・バットエルデネ チョ・ジュンゴン 上久保周哉 中原由貴 中川晧貴 久保健太 佐伯繁 修斗 吉野光 坂本一弘 松嶋こよみ 林源平 森戸新士 椿飛鳥 櫻井雄一郎 河名マスト 泉武志 海外 長谷川賢 風我

【Breakthrough Combat01】現状突破へ。新イベント発進。メインに吉野光。DEEPやGladiator勢も

【写真】吉野の日本での試合は2022年2月以来、2年8カ月ぶりとなる (C)MMAPLANET

23(水)、来週30日(水)にProgress実行委員会が主催する新しい格闘技イベント=Breakthrough Combatの第1回大会が会場非公開の配信型イベントとして開かれることが明らかとなり、東京都港区のBarbizon10で設立会見が開かれた。
text by Manabu Takashima

これに先立ってメディアには同大会に関するプレスリリースが配信され、同大会の旗揚げ目的が同委員会の長谷川賢の名前で以下の様に寄せられている。

長谷川賢
「UFCを頂点としたMMAワールドで、最強を目指す選手。国内ビッグショー出場を願う選手、老舗団体プロモーションでタイトルを狙う選手。新興プロモーションで練習の成果を見せて、成長を感じ取りたい選手。組み技世界一を争う異様に進歩したグラップリング最前線に挑む選手たちが、日本の格闘技界には存在しています。

同時にそんな目標はあっても、どのようにステップアップを果たすのかが分からない。行き着くまでの筋道が見えない。目の前を断崖絶壁に阻まれ、その先に進むことができない選手たちがいます。

彼らが現状を突き抜け、閉塞感を打ち破るための戦いの機会を提供したい。最強を目指すためのルートを進むのに欠かせないビーコンサインの役割を果たしたい。北米、アジアの舞台に進むために国内で下準備となる相手と戦い、強さを追求するためのステージに立つサポートをする格闘技イベントBreakthrough Combat(ブレイクスルー・コンバットは、10月30日に活動を開始します。

<中略>

Breakthrough Combat旗揚げに則しましてDEEP佐伯繁代表、Sustain坂本一弘代表、Gladiator櫻井雄一郎代表を始めてとする方々から多大なご協力がありましたこと、深謝の意を表します」


Progress実行委員会は2年前にProgressルールというポイント制及びスクランブルを評価した──まるで打撃のないMMAルールセットを用いて、MMAファイターの技術力強化とグラップリング界との交流を目的に設立された。そして2022年よりGladiatorやHEAT、NEXUSで試合が実施されてきた(現在はGladiatorのみ)。

その後、長谷川はGladiatorのタレントリレーションの職に就き、アジアのフィーダーショーを目指す同大会にフィリピン、モンゴル、韓国勢らを招聘。さらにBloom FCにもそれらの国の選手達の来日を実現させてきた。

また自主興行としては今年の2月と8月にGladiator Challenger Seriesを開き、海外ではLFAと協力関係を築き上久保周哉&松嶋こよみの契約が実現。Breakthrough CombatはGCSと違い、Gladiatorを筆頭にDEEPや修斗(Sustain)からの協力を得ている点が特徴だ。

下記の対戦カードにあるようにDEEPを主戦場とする風我、泉武志が出場。前者はモンゴルMMA界の未来=オトゴンバートル・ボルドバートルと相対し、後者は森戸新士の持つProgress暫定ウェルター級王座に挑戦する。

同様にGladiatorから久保健太、中川晧貴の両選手がラインナップに名を連ねている。久保はK-MMA界ティーンファイターでONE FF出場経験のあるチョ・ジュンゴンとのマッチアップ
決まっている。

中川とProgressルールで戦う相手は当初、椿飛鳥が予定されていた。しかし、修斗11月大会でSASUKEの持つ修斗世界フェザー級王座挑戦することが決まり、椿はケガのリスクを避けるという当然の選択をし、彼の代役として試合勘を失いたくないとPROGRESSルール出場の意向を以前から伝えていた──格上いっても過言ない──中原由貴の参戦が実現した。

また世界を目指す道筋を創るという大会開催主旨に則して、メインイベントは日本での試合から遠ざかりUAEWで戦ってきた吉野光が抜擢された。

モンゴルのシンバートル・バットエルデネとの対戦が決まった吉野のBreakthrough Combat出場に関しては河名マスト、上久保、松嶋がグラジに参戦してきた経緯と共にゴールを持つということが非常に似通っていると捉えて何ら問題ないだろう。

なおBreakthrough Combat設立記者会見の詳細は後ほど──お伝えします。

■Breakthrough Combat01対戦カード

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]泉武志(日本)

<58キロ契約/5分3R>
風我(日本)
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴(日本)
中川晧貴(日本)

<フライ級/5分3R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
久保健太(日本)

<Progressミドル級/5分2R>
林源平(日本)
有松息吹(日本)

The post 【Breakthrough Combat01】現状突破へ。新イベント発進。メインに吉野光。DEEPやGladiator勢も first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB ABEMA ACA MMA MMAPLANET o ONE PRIDE RIZIN RIZIN48 Special TOP BRIGHTS UFC   カルシャガ・ダウトベック キック ボクシング 朝倉未来 木下カラテ 松嶋こよみ 鈴木千裕 関鉄矢

【Special】アジアの猛者たち─03─RIZIN48木下カラテ戦へ、カルシャガ・ダウトベック「王者になるため」

【写真】尋ねられたことを、ストレートに答える。朴訥感満載のダウトベックだった (C)MMAPLANET

29日(日)、さいたま市さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN48の第1試合でカルシャガ・ダウトベックが、木下カラテと戦う。
Text by Takashima Manabu

UFC、RIZIN、北米フィーダーショー、日本のプロモーションと世界中のMMAを見渡してみると、明らかにアジア勢が台頭しつつある。もちろん、アジアといっても広い。その勢いの中心は東アジアではなく、中央アジアだということも百も承知だ。MMAPLANETでは6月から日本人ファイターと肌を合わせた経験がある──あるいは今後その可能性が高いアジアのファイター達にインタビューを続けてきた。

お蔵入り厳禁。題して「アジアの猛者たち」──第3弾はキルギスからカルシャガ・ダウトベックのインタビューをお届けしたい。

木下との対戦が決まる前に、5年9カ月振りのRIZIN再出場を果たしたダウトベックは、それまでの日々とこれからについて何を語っていたのか。そして、シラット世界王者という肩書の真実や、カザフスタンでの格闘家生活等、カルシャガ・ダウトベックの真実とは。


──朝倉未来選手に敗れた2018年以降、5年を経てRIZINにカムバックでき、どのような気持ちでしたか。

「ミクル・アサクラに敗れた時、RIZINではどういう風に戦わないといけないのかを学習できた。あれ以来、自分のパフォーマンスが向上することに努め、日本で戦う機会が再び訪れるのを待っていた。必死に練習をしたんだ。

その甲斐があって4月にRIZINからオファーがあった。試合の2カ月前だね。当然、何も疑うことなく試合に応じたよ。5年も待ったのだから、本当に嬉しかった。そのためにスキルに身に着けて戦ってきた。ずっとRIZINで戦いたいと思っていたのは、ただ試合をするためでなくチャンピオンになるためだ」

──では前回の関鉄矢選手との試合のパフォーマンスは、どれだけ満足できましたか。

えげつないボディショットだった(C)RIZIN FF

「まず、あの機会を与えてくれたRIZINに改めて感謝の意を表したい。

もちろん、勝てたことは嬉しい。ただKO勝ちすることがゴールでなかった。自分としては、とにかく勝ちたいと思っていたんだ。それが初回KO勝ちになっただけで」

──ではKO勝ちというのは、期待以上の成果だったわけですか。

「キャリア15勝のうち13回目のKO勝ちだから、それが期待以上のモノとは言わない。でも、どの試合でも自分の目標はハードトレーニングの成果を見せて勝利を手にすることなんだ」

──その結果がKO勝ちなのですね。ところでRIZINにカムバックを果たす前にTOP BRIGHTSで松嶋こよみ選手をKOしました。あの勝利こそ、RIZIN復帰のきっかけになったと思われます。

「コヨミ・マツシマのことを軽視することは決してなかった。彼はONEチャンピオンシップで戦っていて、世界王座に挑戦までしているファイターだ。だからこそ、試合に勝てるようにしっかりと準備をしてケージに上がった。彼のようなグッドファイターから、望み通りの勝利を手にすることができて本当にハッピーだったよ。

あの勝利がRIZINに戻ることできる一つの理由になったことは確かだろう。同時にずっとマネージャーがRIZINで再び戦えるように交渉を続けてくれたことも大きい。彼がやり遂げてくれたことに凄く感謝している」

──そして迎えたRIZIN再登場で、大きなインパクトを残しました。その一方で、我々はまだカルシャガのことをそれほど知っているわけではありません。これまでの戦いの軌跡等を今回は尋ねさせて頂きたいと思っています。まず、カルシャガにとって最初に経験したコンバットスポーツは何だったのでしょうか。

「まず、子供の頃からストリートファイトを日常茶飯事のように続けていた。自分でいうのもなんだけど、問題児だった。喧嘩に明け暮れていたんだけど、近所にボクシングのコーチが住んでいて。彼からボクシングの練習に誘われたんだ。それから、ずっとコンバットスポーツに没頭してきた」

──ボクシングとMMAの両方を始めたのですか。

「ボクシングは2009年から始めて、2013年までやっていた。そして2015年からMMAを始めたんだ」

――その1年間のブランクは?

「生活をするために働いていた。ボクシングではカザフスタン王者に3度就き、カデット世界大会でも勝った。でもジュニア・レベルのアマチュアボクシングでは、食っていくことはできないからね」

――ボクシング王国であるカザフスタンですが、カルシャガはプロボクサーになろうとは?

「カザフスタンでは当時、プロボクシングは盛んでなくて、MMAは対照的に人気がうなぎ登りだった。コンバットスポーツから離れていた時期に、今のコーチの1人が『お前はスポーツをして生きていくべきだ』とMMAジムに誘ってくれて……その言葉で、MMAでやっていこうと専念するようになったんだよ。カザフスタンでMMA人気が高まっていたから、行動に移すことができた」

――ボクシングからMMAに転じて、一番苦労した部分はどこでしょうか。

「それをいえばMMAに転じて8年経つけど、今でもMMAは簡単ではないよ。それだけ、自分には伸びしろが残っていると思っている。キックボクシング、ムエタイ、レスリングを今も学び続け、自分のMMA力を高めている状態なんだ」

――そのなかで2017年にシラット世界王者になっているという話ですが、MMAに転じた翌年にシラットの大会に出るというのはどういう理由があったのでしょうか。

「シラット・ワールドGP2017のことだね。自分が出たシラットのトーナメントは、顔面パンチも許されたMMAに似たルールだった。ハードな戦いで、MMAで戦うための良い準備になったよ」

――防具をつけて、蹴り中心で顔面パンチなしのシラットではなく、MMAルールに酷使したルールセットがシラットにあると!!! 

「シラットには型もあるし、アマチュアの試合は顔面を殴ることは許されていない。でもグランプリはプロの試合で、MMAとの違いはケージでなく、マットで行われたことぐらいだ」

――勉強になりました。そのシラットの経験もあり、MMAファイターとして活動を開始しましたが、改めてRIZINから声が掛からなかった間、北米のメジャーリーグを目指すという選択はなかったですか。

「ミクル・アサクラに敗れた後RCC、ACAでも試合をした。地元のAlash Prideでもレベルの高い相手と戦うために、厳しいとレーニングを自らに課してきた。結果、ケガも多く休養が必要な時間も長かった。体を休めるために、北米の団体で戦うという機会はなかった。今はRIZINにチャンピオンになることが、唯一の目標だから北米の組織から声が掛かっても戦うことはないだろう。とにかくRIZINでチャンピオンを目指す」

――RIZINフェザー級チャンピオン鈴木千裕選手の印象を教えてください。

「スズキは素晴らしいファイターで、僕のようなノックアウト・アーチストだ。ただスズキ云々ではない、特に彼のことを気にしているわけではないよ。自分のターゲットは誰だろうが、ベルトを巻いている人間だから」

――とはいえ鈴木千裕選手はボクシングマッチが予定されていたり、なかなか王座防衛戦まで時間が空きそうです。

「ボクシングを戦っても、彼は失うモノはない。そしてメディアの注目を集めるのだから、良い機会になる。それに今すぐタイトルに挑戦できなくても、もう1試合戦ってチャレンジャーに相応しい力があることを証明するだけだ。その時がくれば、スズキは僕の挑戦を受けるしかないのだから。今はその資格を得るために、実力をつける時間だと思っている」

──タイトル挑戦権を手にするために、倒すべき意中の相手はいますか。

「RIZINフェザー級はタフな選手が揃っていて、特にトップ5のファイターが手強い。ただ、そのなかで誰か個人をフォーカスするということはない。RIZINから試合を組まれた時、初めてその相手にフォーカスする。価値ある相手を当てられ、その試合で勝つためにハードな練習をして準備したい」

──カザフスタンのカルシャガ、ウズベキスタンのノジモフ、キルギスのシェイドゥラエフと僅か2カ月の間に中央アジアのファイターがRIZINで急激に存在感を増しました。この中央アジアのファイターの間では、どの国が中央アジアで一番かというライバル意識はあるのでしょうか。

「もちろん、ライバル心はある。同じ地域というだけでなく、同じイスラム社会のなかで誰もが、今のカザフスタンのようにトップになりたいと思っている。とにかく試合機会を得た中央アジアのファイターは、良いパフォーマンスを見せている。RIZINに限らず、世界のメジャーシーンでも中央アジアのファイターが続々と進出を果たすだろう。我々の住む地域では凄い勢いでMMAが発展しているから、国内大会のレベルも凄く高い。それだけ新しい才能ある選手が中央アジアから育つことは間違いない」

──既に中央アジア旋風は世界のMMA界で巻き起こり始めたという見方もできます。カルシャガ、今日は過去のキャリア、中央アジアの現状と色々と教えていただきありがとうございます。最後に日本のファンにメッセージをお願いできないでしょうか。

「少しでも早く日本に戻って、皆が喜ぶ試合をしたいと思っている」

■RIZIN48視聴方法(予定)
9月29日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

The post 【Special】アジアの猛者たち─03─RIZIN48木下カラテ戦へ、カルシャガ・ダウトベック「王者になるため」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR DWCS LFA LFA192 MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UFC アイザック・トムソン アジス・オソルベク・ウウル エジソン・バルボーサ カーロス・ヘルナンデス ケヴィン・ボルハス ジャスティン・スコッギンス フィリッピ・エスティビス マーク・クリマコ ユライア・フェイバー ヴィクトル・ジアス 上久保周哉 松嶋こよみ 鶴屋怜

【LFA192】RTU=マーク・クリマコ×DWCS=ヴィクトル・ジアス。バンタム&フェザー級も見逃せない

【写真】Road to UFCからUAEW、そしてLFA。UFCを目指し、流離いつつLFAに戻ってきたクリマコ (C)MMAPLANET

13日(金・現地時間)、カリフォルニア州サンタクルーズのカイザー・パーマネンテ・アリーナでLFA192「Climaco vs Dias」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインでは昨年のRoad to UFCフライ級準決勝で鶴屋怜に判定負けを喫したマーク・クリマコが地元といって良い北カリフォルニアのサンタクルーズで、ヴィクトル・ジアスを迎え撃つ。


ヒザの負傷で万全でなかったとはいえ、クリマコは鶴屋にとってUFCデビュー戦のカーロス・ヘルナンデスと並びフィニッシュできなかった対戦相手だ。加えてヘルナンデスよりも拮抗したファイトになっていた。

そんなクリマコにとって北カリフォルニアで試合は2018年5月のBellatorサンノゼ大会以来、実に6年4カ月振りとなる。Road to UFC後はUAEWで南アフリカのフライ級の新鋭トゥメロ・マニアマラにスプリット判定勝ちして以来の実戦となる。

対するジアスは柔術黒帯でマルロン・モラレスやエジソン・バルボーサと同郷のファイターで、両者を追ってATT所属となっている。クリマコが10勝3敗なのに対し、ジアスは10勝2敗でTitan FCでフライ級王者となり、昨年のコンテンダーシリーズに出場している。しかし、ペルーのケヴィン・ボルハスに判定負けを喫してUFCとの契約はならなかった。

それでも今年の6月にはジャスティン・スコッギンスをRNCで破り、LFAから世界最高峰を目指すことを選んだ。いってみるとRoad to UFCとDWCSで躓いたファイター同士が、ノンタイトルの今後を大きく左右する一戦に挑むことになる。

また本日、松嶋こよみと上久保周哉のLFAとの契約が発表されたが、そうなるとフェザー級とバンタム級はマストウォッチとなる。

コメインで組まれたキルギスのアジス・オソルベク・ウウルとブラジルのフィリッピ・エスティビスのバンタム級戦は前者の計量失敗で138ポンドのキャッチウェイト戦で実施される。

フェザー級ではチーム・アルファメール所属のダウンアンダー=アイザック・トムソンがイズラエル・デルガドと戦う。

プロ3戦目からLFAで戦うトムソンは、まだ22歳ながらユライア・フェイバーがその将来性の太鼓判を押す完成度の高いウェルラウンダーだ。しかし、4月のシャヒーン・サンタナにまさかのスプリット判定負けを喫している。この一戦に敗れ、コンテンダーシリーズ出場を逃したといっても過言でないトムソンの再起戦──対戦相手のデルガドを含め、松嶋の対戦相手になる可能性があるだけに、上記の138ポンド契約戦となったオソルベク・ウウル×エスティビスと共に見逃せない。

オロルベク・ウウル×エスティビス戦以外もミドル級のランデル・ウォレス×ヘナト・ヴァレンチ、女子ストロー級のケンドラ・マッキンタイヤー✖クリスザイダ・アデームスも共に前者が体重をリミットまで落とせず契約体重マッチとなっている。

6試合のメインカード中3試合がキャッチ戦、常にそうではないが体重超過率は高い──それもLFAの現実として知っておく必要があるだろう。

■視聴方法(予定)
9月8日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS

■ メイン対戦カード

<フライ級/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
ヴィクトル・ジアス(ブラジル)

<138ポンド契約/5分3R>
アジス・オソルベク・ウウル(キルギス)
フィリッピ・エスティヴィス(ブラジル)

<189.6ポンド契約/5分3R>
ランデル・ウォレス(米国)
ヘナト・ヴァレンチ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・トムソン(豪州)
イズラエル・デルガド(米国)

<116.8ポンド契約/5分3R>
ケンドラ・マッキンタイヤー(米国)
クリスザイダ・アデームス(米国)

<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ(米国)
ディラン・ダイビッツ(米国)

The post 【LFA192】RTU=マーク・クリマコ×DWCS=ヴィクトル・ジアス。バンタム&フェザー級も見逃せない first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Gladiator Gladiator Challenger Series02 Gladiator CS02 Gladiator027 Gladiator028 LFA MMA MMAPLANET o Progress Road to UFC UFC YouTube アドニス・セビジェーノ エド・ソアレス ソドノムドルジ・プレブドルジ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ヅッキーニョス パク・サンヒョン パン・ジェヒョク 上久保周哉 中川晧貴 木村柊也 松嶋こよみ 水野翔 河名マスト 田中路教 石田拓穂 長谷川賢

【Gladiator028】フェザー級T準決勝2試合が発表。松嶋こよみは上久保周哉と共にLFA契約でOut、水野がIn

【写真】昨年6月の激闘が再び繰り返されるのか。ヅッキーニョスは真価が問われる一戦だ (C)MMAPLANET

13日(金)、10月6日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR028でフェザー級挑戦者決定トーナメント準決勝=ダギースレン・チャグナードルジ×チハヤフル・ヅッキーニョス、パン・ジェヒョク×水野翔の2試合の実施と、松嶋こよみ&上久保周哉がLFAと契約を結んだことが発表された。
Text by Manabu Takashima

河名マストが持つGLADIATORフェザー級王座への挑戦権が賭けられたトーナメントは、7月のGLADIATOR027でヅッキーニョスは中川晧貴を、ダギースレンはアドニス・セビジェーノとの厳しい一戦を紙一重のスプリット裁定で下し準決勝進出を確定させていた。


一方、同じく7月に行われたGLADIATOR CHALLENGER SERIES02でソドノムドルジ・プレブドルジをヒザ蹴りで倒した松嶋は、その後LFAとの契約が締結され同トーナメントから離脱。石田拓穂を破った倒したパン・ジェヒョクは、リザーブ戦で勝利した水野と相対することが決まった。

同リリースによると、松嶋は同じくGLADIATOR CS02でProgressフェザー級王座を獲得した上久保周哉と共にLFAとサインし、現在は米国ビザ取得に向け動いているということ。ビザが取れ次第、マッチメイクが進むということだが両者とも11月か12月にはLFA初陣を希望しているということだ。

両者の契約を仲介したPROGRESS実行委員会の長谷川賢に今回の契約内容を尋ねると「契約は3年で6試合契約。この間、ビザがあるということでUFCのショートノーティス出場のリストに、両者の名前が加わるという利点がある」とのこと。

また田中路教が経験した試合が組まれないという状況になった場合は、日本国内で戦うことは許容されるという。

Road to UFCで敗れた河名の進退も気になるところだが、まずは挑戦権を賭けたサバイバル戦。ヅッキーニョスは昨年6月に同王座決定T準決勝でダギースレンと対戦しており、スプリットでダギースレンに下っている。それからも河名マスト戦にTKO負けを喫しながら、国際戦を含め経験値を高めてきた。まさに、この間の成長をぶつける一戦となる。

加えてダギースレンとパン・ジェヒョクは王座決定トーナメントに進出した者同士(ダギースレンの計量失敗で王座はパン・ジェヒョクのモノとなり、ワンマッチで対戦。パン・ジェヒョクが判定勝ちを収めている)だ。Road to UFCの準決勝全敗は日本が中国、韓国に遅れを取った現状を如実に表した緊急事態──リザーブ戦から勝ち上がった水野、リベンジを誓うヅッキーニョスが意地の決勝再戦を阻止できるか。

また水野と同様にリザーブ戦でハンセン怜雄からTKO勝ちしたパク・サンヒョンだが、計量失敗ということで代替出場の権利を失っている。そのサンヒョン、今大会で木村柊也戦のオファーがあったものの──そのハンセン戦で足の指を骨折しており、ようやくギブスが外れた状態ということで「今回ばかりは、試合を戦えるコンディションは作れない」と出場できず。相変わらず日本勢では対戦相手が決まらない木村の5月大会以来のグラジ出場はあるのか。追加カードの発表を待ちたい。

なおLFAと契約した両者、2人を迎え入れるエド・ソアレスLFA代表。トーナメント準決勝で戦う4選手がリリースに寄せたコメントは以下の通りだ。

エド・ソアレス
「LFAが日本のトップファイターである松嶋こよみと上久保周哉とサインできたことに興奮を隠せないです。日本を代表するエキサイティングな選手との契約は、我々LFAが世界中でファイター達の発掘に力を入れている証といえます。また両者のとの契約はLFAが世界で一番の人材発掘&育成団体として、もう一歩前進したことを意味しています」

松嶋こよみ
「フェザー級挑戦者決定トーナメント参戦中でしたが、LFAとの契約が決まりました。GLADIATORで試合をしたことでこういったチャンスを手にできました。そして快く送り出していただいた関係各位の皆様ありがとうございます。新しいUFCに繋がる道を切り拓いていけるように精進します。応援よろしくお願いいたします」

上久保周哉
「この度多くの方のご尽力の下LFAとの契約書にサインしました。少しでも厳しい道を選ぼうと思っての判断です。毎日積み上げてきたものが自分自身を作ります。今日の自分を明日に繋げる為に過ごしてきました。厳しい相手との試合の日の自分に繋げる為に懸命に1日1日を過ごして備えます」

トーナメント準決勝出場選手のコメントは以下の通りだ。

チハヤフル・ヅッキーニョス
「ダギースレン選手にはいつかもう一度挑戦したいと思っていたので、今回早くも実現しとても嬉しいです。前回は負けましたが、実力は拮抗していたと思います。お互いファイターとして成長した今、どんな試合をお見せできるか楽しみです。僕はあれから5試合を戦い、濃い時間を送ってきた自信があります。それをすべてぶつけて今度こそ倒し、決勝に進みます。ダギースレン選手、前回を超える激しい試合をしましょう! SEE YOU SOON!!!」

ダギースレン・チャグナードルジ
「こんにちは! 今回の試合はこれまでの経験を活かし、新たな一面を引き出せる、華やかな戦いになると思っています。練習も順調で、過去の試合で反省した点を改善してきました。対戦相手には、『どちらがより努力してきたか、皆さんと一緒に見届けてください!』と伝えたいです。応援してくださる皆さんへ、素晴らしい試合をお見せできるよう、全力で頑張ります! ありがとうございます」

水野翔
「まずは、この様なチャンスを頂きありがとうございます。ただ、代わりに入っただけじゃなく俺がこのトーナメント優勝します。練習仲間や応援してくれる方々に感謝をして、試合は覚悟を決めてします。この試合は俺が勝たないとおもろく無いと思うので絶対に勝ちます!」

パン・ジェヒョク
「今回の相手はステミナもパワーもあるので、注意してトレーニングしています。万全を期し、二度と後悔する事なく、綺麗にトーナメント優勝してベルト取り戻します。今回のトーナメント出場が決まった時から、期待していた松嶋こよみ選手との試合が叶わなかったのは残念の極まりないですが、LFAで戦うチャンスを生かしてUFCにステップアップして欲しいです。自分もGLADIATORのベルトを手見上げにステップアップをするので、UFCで戦おう」

The post 【Gladiator028】フェザー級T準決勝2試合が発表。松嶋こよみは上久保周哉と共にLFA契約でOut、水野がIn first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o SASUKE UFC キック 松嶋こよみ

UFC on ESPN+100:第4試合・イー・ジャー vs. ガブリエル・サントス

フェザー級

イー・ジャーはRoad To UFCシーズン2ウィナー。シーズン1にも出場し、SASUKEに1RTKO勝ち、松嶋こよみにスプリット判定勝ち。決勝でもリー・ジョンヨン相手に勝っているようにも見えた内容でのスプリット判定負け。準優勝でも2人UFC契約しているが、一番接戦だったイー・ジャーは契約できず。昨年のシーズン2で連続出場し、決勝までの3戦のうち2試合でガードからの腕十字で勝利して優勝。27歳。

サントスは昨年UFCデビューしたが、ここまで2連敗中。初戦は直前の代役出場で、カーフキックを効かせた場面があったが、後半失速して判定負けし、MMA初黒星。2戦目はUFC2勝2敗のデビッド・オナマにガードから腕十字を仕掛けて攻めたが、2Rに失速してアッパーでKO負け。27歳。

打撃戦。蹴りを掴んで倒したイー・ジャーだが、グラウンドには行かずパンチを入れる。サントスのパンチが顔面にヒット。スライディングカーフキックを見せるサントス。ケージを背負ったイー・ジャーに右を打ち込んだサントス。カーフ。手数で上回っているサントス。前蹴りでスリップダウンしたイー・ジャー。サントスも立たせる。イー・ジャー打撃で出てきた。しかしサントスの前蹴りが顔面に入りダウン!サントスパウンド連打!背中を向けたイー・ジャーだが立った。立ち際にヒザを入れるサントス。イー・ジャーダメージがありそうだがパンチで出る。ミドル。カーフ。しかしカットされてダメージがあったのかまたケージを背負う。サントス詰めて首相撲からヒザ。ホーン。

1Rサントス。イー・ジャー、前蹴りでダウンしてからのパウンド連打は止められてもおかしくなかった。

2R。サントス今度はボディに前蹴り。イー・ジャータックルに行くが切ったサントス。カーフキック。前蹴り。イー・ジャーパンチからタックルへ。ヒザを入れて受け止めたサントスがケージに押し込むとヒジを入れ離れる。逆にサントスがタックル。テイクダウン。Road to UFCではガードからの腕十字で2勝しているイー・ジャーだが、当然それはチェックしているサントス。パウンドを落としながらパスを狙う。ハーフにしてヒジを入れるサントス。パスしてバックに回るがイー・ジャー立った。スタンドバックに。正対したイー・ジャー。ヒジを返す。ここでグラウンドのヒジで額をカットしたイー・ジャーのドクターチェック。即再開。イー・ジャーのバックスピンキック。サントスのミドルがローブローとなるが、イー・ジャー即続行を主張。タックル。懐に入ったが、サントス切った。イー・ジャーバックヒジ。またバックヒジを放つがサントスの右をもらった。ホーン。

2Rサントス。

3R。サントスのパンチを貰い効いてないアピールするイー・ジャー。タックル。脇を差されて止められた。しかし離れ際にまたタックル。が、また切られる。出ていくイー・ジャーに今度はサントスがタックル。テイクダウン。パスを狙うサントス。イー・ジャー背中を向ける。サントス四の字ロックに捕らえた。パウンドを入れながらチョークに。ディフェンスするイー・ジャーだが、バックからヒジを入れるサントス。反転できないイー・ジャー。背中のサントスにパンチを入れることしかできない。残りわずかで背負って立った。後方に倒れ込んだところでタイムアップ。

30-26×2、30-27の3-0でサントス勝利。

Road to UFCウィナーが0勝2敗のサントスに完敗。アジアにとってショッキングな結果に。

カテゴリー
45 AB C-MMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC UFN UFN242 アンドレ・リマ イェン・シャオナン イー・チャア カイル・ネルソン ガブリエル・サントス コディ・ダーデン ショーン・ブレイディ ジェシカ・アンドラーデ ジャケリン・アモリン ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ スティーブ・ガルシア スムダーチー ソン・ヤードン ディラン・バドカ トレヴァー・ピーク ナタリア・シウバ マット・シュネル ヤナル・エシュモズ リー・カイウェン ロン・チュウ ヴァネッサ・デモパウロス 松嶋こよみ

【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」

【写真】足を踏み入れた最高峰で、どのような戦いを見せてくれるか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN242:UFN on ESPN+100「Burns vs Brady」が開催され、イー・チャアがガブリエル・サントスを相手にUFCデビュー戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年のRoad to UFCは準優勝も初戦でSASUKE、準々決勝で松嶋こよみと日本人の夢を打ち砕いたイー・チャアは、2023年のRoad to UFCで同朋のリー・カイウェンを腕十字で一蹴し、UFCとの契約を果たした。

成長著しいC-MMAの象徴ともいえるイー・チャアにデビュー戦に向けてン心境と、躍進中国MMAの要因を尋ねた。


──UFCデビューを控え、今はどのような心境でしょうか(※取材は4日に行われた)。

「もう、準備は整っている。いつでも戦えるよ」

──UFC A PEXで既に試合をしていますが、Road to UFCとUFC本戦で戦うのとでは何か違うところはありますか。

「Road to UFCの時よりも、自分の力を証明するためによりエキサイティングな気持ちになっている。ただファイトウィークの過ごし方は、Road to UFCの時と変わらない。スケジュールも同じだしね」

──今はデビュー戦に集中しないといけないのは理解していますが、2週間前のRoad to UFC準決勝大会について話を聞かせてください。

「もちろんだよ」

──4試合の日中戦が組まれ、中国人選手が全勝と日本のファンにとっては強烈なショックな結果となりました。中国勢の勝因をどのように考えてますか。

「もう、それは上海PIの存在以外に考えられないだろう。中国人選手はPIであらゆるサポートと、最高のトレーニング環境を与えられているから、成長が著しい。上海のPIでは、ラスベガスのPIと同じだけの待遇を受けているからね。コーチの指導も、行き届いている。

実際、フェザー級と女子ストロー級の決勝は中国人同士になる。今回のRoad to UFCは中国人ファイターの成長が如実に表れた結果になっている」

──それでもイー・チャアがチーム・アルファメールで練習をするのは、どういう理由からなのでしょうか。

「基本的に上海のPIがあれば、長い移動をして米国でトレーニングをする必要はないという見方もできる。それでも多くの中国人選手が米国で練習するのは、ソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーたちが米国で練習をしてきた過去があるからだよ。

僕自身、PIでは3年、4年と練習してきたので、新しい環境に身を置きたいということもある。そこで新しいモノが学べるかもしれないからだ。アルファメールで練習をするのはソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーがいるからだ。皆がアルファメールにいて、互いのことをケアし合えるしね」

──そのような練習環境に身を置いているイー・チャアですが、デビュー戦の相手の印象を教えてもらえますか。

(C)Zuffa/UFC

「ガブリエル・サントスはウェルラウンディット・ファイターでレスリングもグラップリングも強い。

でも、スピードで僕が上回っている。そこが焦点になってくるだろう」

──ペースも勝負の鍵を握ってこないでしょうか。

「それは試合を見て、判断してもらおうかな。Road to UFCで戦った2年間、合計6試合を連続で戦ったことで、体のダメージも蓄積してしまっていた。試合が7カ月空いたことで体のケアがきたことも大きい。しっかりと休息を取り、自分の戦いを見つめ直すことでより強くなることができた。だから、次の試合が楽しみでならないよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN242対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ショーン・ブレイディ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<フェアー級/5分3R>
カイル・ネルソン(米国)
スティーブ・ガルシア(米国)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
コディ・ダーデン(米国)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・ドルギャリアン(米国)
ブレンダン・マロッテ(米国)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
イー・チャア(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ディラン・バドカ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

The post 【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 Gladiator Gladiator CS02 MMA MMAPLANET o キック ソドノムドルジ・プレブドルジ パン・ジェヒョク 松嶋こよみ

【Gladiator CS02】ソドノムドルジに左三日月を効かせた松嶋、左ヒザでKOしてトーナメント準決勝へ

【写真】ソドノムドルジのパンチに対して危ない場面もあったように見えたが、最後は松嶋が安定感を見せてKO勝ち(C)MMAPLANET

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
2R2分47秒 by TKO
ソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)

松嶋が右カーフキックで先制する。ソドノムドルジのパンチをバックステップでかわした松嶋は、サウスポーにスイッチして左ハイを見せた。オーソドックスに戻した松嶋のローに、ソドノムドルジが右ストレートを合わせる。ソドノムドルジのパンチをかいくぐり、組みつく松嶋だがテイクダウンは奪えず。

サウスポースタンスでプレスをかけた松嶋がソドノムドルジにケージを背負わせた。回ったソドノムドルジが連打を浴びせ、松嶋の顔面を捉える場面も。頭を下げて回った松嶋は左三日月蹴り、左ヒザをボディに突き刺す。ソドノムドルジがシングルレッグで組み、松嶋に尻もちを着かせる。松嶋はボディロックから返すと、ソドノムドルジが立ち上がる。

スタンドに戻ると、ソドノムドルジが右ストレートを伸ばす。松嶋が右ストレートからオーソドックスにスイッチして、ボディロックで組んだ。ソドノムドルジが右オーバーフックから離れる。ソドノムドルジのパンチの勢いで、松嶋がバランスを崩した。互いに右カーフを出し合う。松嶋が左ミドルハイからプレスをかけ、ケージを背負わせて初回を終えた。

2R、松嶋はサウスポーで向かい合う。前手のフェイントから左の三日月蹴りを伸ばす松嶋。右カーフキックを当てて離れると、二段蹴りで左ミドルをボディに打ち込む。ソドノムドルジが前に出て来ると、左テンカオを突き刺した松嶋。しかしソドノムドルジも打ち終わりにパンチを振るう。スイッチしながらプレスをかける松嶋が左ミドルを放つと、ソドノムドルジが右を狙う。

ソドノムドルジの右ローがヒット。松嶋は左ハイを効かせ、さらに左ストレートからボディに左ヒザを突き刺してKOした。

「相手は強いパンチをブンブン振ってきましたけど、勝てて良かったです。頑丈な選手だろうとは思っていましたが、時間をかけていけば勝てるだろうと考えていました。(パン・ジェヒョクについて)試合を観ていなかったので、また試合を見直します(笑)。また強い部分をつくり直して頑張りますので、よろしくお願いします」と語った。


The post 【Gladiator CS02】ソドノムドルジに左三日月を効かせた松嶋、左ヒザでKOしてトーナメント準決勝へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB F1 Gladiator Gladiator CS02 MMA MMAPLANET o パン・ジェヒョク 松嶋こよみ 石田拓穂

【Gladiator CS02】ジェヒョク、1Rに右フック→鉄槌で石田にTKO勝利「重さを意識して練習してきた」

【写真】前に出てくる石田にジェヒョクが右フックを合わせ、そこからパウンドアウトした(C)MMAPLANET

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定決定T準々決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
Def.1R3分47秒 by TKO
石田拓穂(日本)

ジェヒョクがジャブと右カーフ、石田も右ローを蹴り返す。ジェヒョクはプレッシャーをかけながらジャブを突いて右カーフを蹴り、ジャブを顔とボディに打ち分けて、右ストレートで飛び込む。さらにジェヒョクは左フックを当て、石田の右ローに右ストレートを合わせて、石田に尻餅をつかせる。

すぐに立った石田も組みついてテイクダウン、バックを狙うが、ジェヒョクもそれを許さない。試合がスタンドに戻るとジェヒョクは石田の右に左フックを狙い、右カーフをタイミングよく当てる。石田が右→左フックを振って飛び込むが、そこにジェヒョクが右フックを合わせると石田がダウン。ここからジェヒョクが鉄槌を連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、ジェヒョクは「勝ったのはとてもうれしいけど、石田選手の涙を見ていたら。負けた選手の気持ちも分かるので複雑な気持ちになりました。河名戦の時は怪我でスタミナがなかったけど、今回は疲れないスタミナを作る練習をしてきました。また今回は練習方法を変えて、今まではスピードだけでしたが、今回はスピードと重さを意識する練習をしてきました。次もフィニッシュして勝ちたいです。(決勝では)松嶋こよみ選手と戦えたらうれしいです」とコメントした。


The post 【Gladiator CS02】ジェヒョク、1Rに右フック→鉄槌で石田にTKO勝利「重さを意識して練習してきた」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Gladiator Gladiator Challenger Series02 Gladiator CS02 LFA MMA MMAPLANET o Progress RIZIN Road to UFC UFC YouTube ガブリエル・シウバ ジョゼ・アルド ソドノムドルジ・プレブドルジ チャンネル テムーレン・アルギルマー パン・ジェヒョク ユ・スヨン 上久保周哉 南友之輔 松嶋こよみ 石田拓穂 竹内稔 竹本啓哉

【Gladiator CS02】竹内稔のProgress王座に挑戦、上久保周哉「MMAで勝てる戦い方で、勝ちます」

【写真】上久保にとってグラップリングは遊びではなく、Part of MMAの真剣勝負 (C) RANK5/ GYO DOK LEE

今日12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会として開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj で上久保周哉がProgressフェザー級チャンピオン竹内稔に挑む。
Text by Manabu Takashima

昨年のRoad to UFCはベスト4に終わり、12月にGLADIATORで再起した上久保は2月のGLADIATOR CS旗揚げ戦で強豪から勝利を挙げて、Road to UFC再挑戦を狙っていた。しかし、股関節が悲鳴をあげガブリエル・シウバ戦は流れ、Road to UFC再出場はならなかった。

そんな上久保はUFCに向けて、LFAからステップアップを果たすことを決めた。北米ナンバーワン・フィーダーショーでの厳しい戦いに向けて、試運転のグラップリング王座戦を戦う。このグラップリングマッチは、キング・オブ・アナコンダ=竹内の一発の強さを認めた上で、自身のMMAを貫いて勝利を得ることができるか──という勝負論ある戦いとなる。


こんなに体が痛くても、UFCという強さのラインを求めるからこの練習ができる

――竹内稔選手の持つProgressフェザー級王座に挑戦。なんとも意外で、そして楽しみな一戦──なのですが、なぜ?と思ってしまう戦いが決まりました。

「そうですね、実はRoad to UFC出場を目指して2月のGLADIATOR CHALLENGER SEREISでLFAのガブリエル・シウバと戦うことが決まっていました。それが正式発表の前に股関節のケガで戦うことができなくなって。最初は片側だったのが、両側を傷める状態になりました。試合が決まってから痛みがだんだんとひどくなっていって。蹴りが使えなくなり、パンチのミットにも支障が出て。一番酷い時は普通に歩くのも15分間が限度という感じになり、試合ができるコンディションではなくなってしまいました。

試合はやりたかったです。それはRoad to UFCに向けて、強い相手に勝つことは必要だったし。でも、その体にできなかった。練習ができないのに試合をするのか。同時に試合をしないと次に繋がらない。ブラジルから選手を呼んでもらって、長谷川さんが色々と動いてくれた。そこまでしてくれているのに、この試合をしないで良いのかという想いもありました。様々なチャンスを棒に振るのかと」

──でも戦える状態ではなかったと。それで終わりでなく、次を考えてのことなら戦わなくて正解かと思います。結果、4月ぐらいまで練習はできていなかったと聞いていますし。

「かなり練習はしなかったです。ただ、しなくても良くなるものではなくて。放っておいて完治するものでなく、できるだけより良い状態を保つために努力をするというのが現実で」

──人工関節を入れる必要があるかもという話を聞いた時には、絶望的な気持ちになりました。

「そうですね……。入れるとすれば、引退してからですね。痛みがマシになっても、これまで通りに動けないと意味がないですし。それ以前に歩くにも痛い、起きるのも痛いという状態でした」

──現状というのは?

「切らないで治療を進め、2月と比べるとそれは良くなりました。練習中も気は使っていますけど、MMAファイターなんだから、ケガをしていない関節の方が少ないですよ(笑)」

──2月の試合がなくなった時点で、Road to UFCは諦めていたのでしょうか。

「ほとんど諦めていたけど、名前が出揃うまでは出場した場合のことは考えていました。出られた時のために、やれる治療を全部やることにして。そういう準備はしていました」

──結果、出場権は与えられませんでした。

「あの時は正直、2月に試合をしておけばという気持ちにはなりました。でも、やっていると5月に戦うことはできなかったかもしれないですしね。短期間の連戦はきつかったと、今は思っています」

──その状態でシウバ戦をクリアしたとしても、手負いが過ぎる上久保選手とユ・スヨンの試合など、見たくないと正直に思います。

「う~ん、Road to UFCに関しては、如何に良いコンディションを保つことができるのか。そこが大きいですからね。あの時の自分では、上手く創れなかったと思います」

──その結果がGLADIATOR CHALLENGER SERIESでPROGRESSのタイトル戦になったというのは?

「Road to UFCがなくなってから、今後に関してはLFAやあそこと並ぶ場所で戦っていこうと考えていました。その方が、情熱を向けることもできるし、結果を残せば目標にも自ずと近づくので。そこでLFAに向けて長谷川さんが動いてくれて。

と同時に現状としては、治療も続けてきて練習スケジュールも色々と変えました。ケアに当てている時間も多いし、補強も増やしています。ただLFAを本番だとしたら、本番に向けて試運転がしたい。半年以上、試合間隔が空いているので。実際に自分がどれぐらい動けるのか、半信半疑で。MMAスパーリングも再開したのですが、まだまだトライすることもありますし」

──それ故のグラップリングマッチと。

「LFAという強い選手が立ち並ぶところでやるために、どこかのタイミングで実戦に近い試合経験がしたかった。グラップリングを実戦に近いという表現は、違っているかもしれないけど、MMAでないMMA的な試合がしたかったということです。

練習と試合で掴める感覚は全然違います。相手が対策をしてくることを越えていく必要があり、こちらが立てた作戦も当たるのかということもありますからね」

──UFCへの挑む姿勢というファクターがなくても、竹内選手と上久保選手の組み技戦はワクワクします。特にMMAグラップラーである竹本啓哉選手をアナコンダで仕留めたチャンピオンですし。

「一発のサブミッションを持っている選手……ブルーノ・プッチは一応そういう相手でしたけど、そういう相手とMMAでやってこなかった。でも、いずれ必要になってくる。そういう相手に自分のやりたいことをやらないといけないので」

──打撃がないので、失敗しても下になって殴られることはない。その状況で、竹内選手の仕留める力はより脅威になりませんか。

「ケージの中では、ある程度……一発を持っている柔術を封じ込めることはできる。まぁ僕が得意とする場所でやるから。一発は持っているかもしれないけど、普通にオープンなマットでやるのとは全然違うと思っています」

──ケージがあれば、頭を下げることができるのですか。竹内選手のアナコンダをセットするまで誘導する力と判断力に対し、ケージがあることで対抗できると?

「う~ん、まぁ偶然スパッと極まるようなことは起きないです。竹内選手はアナコンダが強いことが分かっているので。そこを考えて、MMAを見据えたグラップリングをしたいです。トップコントロールをしっかりとしたいと思います。そこで一本を取りたいという気持ちも、チョットあったりはするし。

勝つために正しい選択を瞬間、瞬間でできるのか。一本を取れそうな誘惑を我慢して、やるべきことができるのかという部分が大切になってきます。まずはポジション、万が一が起きないように自分の心を強くすることが大切です。

同時に……グラップリングでMMAファイターがトップにいて、『MMAなら俺が勝ちだ』ということは言いたくなくて。あの言い方は好きじゃないと常々思っているのですが、その腹積もりではいないといけないのも確かです。

ただ竹内選手がクローズドの中に僕を入れ続けて、『俺の勝ちだ』と思うのは自由です。けど僕はMMAファイターだからMMAで勝てる戦い方で、勝ちます」

──そこも「UFCを目指さないと、頑張れない」という名言通りですか。

「言うとUFCからするとRIZINと一緒で、僕なんていなくても問題なく回り続けることができる場所です。でも、あそこにジャンプするとジョゼ・アルドが復帰した世界線に立つことができるんです。その魅力には、なかなか抗うことはできないです。

だってこんなに体が痛くても、UFCという強さのラインを求めるからこの練習ができる。体が痛くても『別にUFCファイターなら、こんなぐらいやっているだろう』と思わされるので、続けることができます」

──なるほど、です。グラップリング戦を経て体と相談もあるかもしれないですが、その後はどのように考えていますか。

「LFAで同じように厳しい相手と厳しい試合をして、勝ちたいです。なので、そこを照準にした練習をしたい。体が持たなくなるかもしれないので、できるだけ早い内に勝負を賭けたいと思っています。UFCなのか、Road to UFCなのか、そこに通じる道は自分で創ります」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ:66.05キロ
ソドノムドルジ・プレブドルジ:66.15キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク:66.3キロ→66.3キロ→66.25キロ
石田拓穂:66.15キロ

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔:65.6キロ
[挑戦者] 上久保周哉:65.25キロ

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー:61.35キロ
南友之輔:61.6キロ

The post 【Gladiator CS02】竹内稔のProgress王座に挑戦、上久保周哉「MMAで勝てる戦い方で、勝ちます」 first appeared on MMAPLANET.