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【DEEP Tokyo Impact2024#04& DEEP JEWELS46】計量よもやま話。女子は計量後の握手の習慣なし???

【写真】J太郎、滑り系から空気のようにあった当然のように。達人の域に達しつつある (C)MMAPLANET

明日8日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#04及びDEEP JEWELS46の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Manabu Takashima

梅野源治とのヒジ有り立ち技マッチで注目を集めた魚井フルスイング✖梶本保希、果たしなく続くフライ級サバイバルマッチ=渋谷カズキ✖原虎徹などが組まれたDEEP Tokyo Impact2024#04。そして万智×スーリ・マンフレディの国際戦がメインのDEEP JEWELS46。

アマチュアマッチを含めTokyo Impact大会は全14試合、JEWELSは12試合──計26試合中、MMAPLANETではツーショット撮影の前後に、どれだけの選手が握手を交わすのかを注目してみた。

魚井と梶山は両者、頭を下げて一礼はしたもの握手はせず。またマサト・ナカムラと濱口奏琉は後者が本計量で体重を落とせなかったこともあり、健闘を誓いあうことはなかった。同様に松岡疾人✖安永吏成は、コメントを終えると安永はすぐに背を向けてステージを下りる。岩見凌も即踵を返し、対戦相手の湯浅帝蓮はその背中で手を差し出して笑みを浮かべていた。2試合組まれたアマ戦では、竹見浩史郎と松井優磨は手を合わせなかった。


結果コメインの渋谷✖原、加藤瑠偉の肩を抱いてシェイクハンドの渡邉龍太郎、握手も暑苦しいほどガッチリの滝田J太郎と宮本誠一、グータッチの武利侑都×濱口麗地、握手ばかりか敬礼をしあった宇良拳と渡部智偉ら──8試合、16人の選手が握手を交わしていた。

対してJEWELSでは、マイク前に万智とスーリがどちらからとなく手を差し伸ばしあったが、この両者以外は遅れて計量をパスした桐生祐子と村上彩が握手したのみ。互いに視線を合わせて、一礼しあった斎藤百湖とMANAを含め10試合に出場する20人のファイターに握手は見られなかった。結果、女子選手は男子選手より健闘を誓うことがない──ということに。

またTOKYO IMPACT大会では湯浅帝蓮(たいらん)とアシルベック、アマ出場のマイケル北見の3選手が英語を交えて抱負を語っていた。

今大会が4年11カ月ぶりのMMA出場となる湯浅は米国生まれの日本人で、日本でのMMAは初めてとなる。柔道でUSナショナル3度の優勝を誇るという湯浅、コンバット柔術の出場経験のあり現在は日本在住で、「まだ明確にいつに米国に戻るというのは決まっていないのですが、帰国した時には柔道道場を創りたい」と話している。

マイケル北見も日本在住だが、グアム生まれのグアム育ち。アシルベックは2年前に日本にやってきてからMMAを始めた選手で、もともと母国では松濤館空手で活躍してきた。ウスベキスタン、中央アジア、そしてアジア王者に輝いていたアシルベックは、現在はワールドカラテアカデミー(月井隼南も在籍)で剛柔流の指導を行っており、「突きをコントロールすること。当たった時には終わっている」空手を目指す。

マイケル北見とアマ試合を戦うフェリペ・ハセヤマはフェルナンドと共にブラジリアン。マサト・ナカムラはフィリピンとのハイブリッドで、来日外国人選手はいないもののTokyo Impactは実のところ国際色豊かな大会となっている。なかでも加藤瑠偉は宮城県出身の生粋の日本人だが、エキゾチックな顔立ちをしており、本人は「修羅場がこの顔を創ったんです」と明日の試合に自信を見せていた。

Tokyo Impact 大会、JEWELESもいつも通り計量終了後に審判団からルールの確認があったが、そこで女子選手(男子にも一応はあった)にジェルネイルの使用禁止、過去に見つかったケースではやすりで削って出血、爪が剥がれたこともあるという恐ろしいエスピソードが説明されていた。

万智は先ごろ、ドラゴンボールの七星球的金髪美女ジェルネイルを施していたが、練習中に自然と剥がれ最終的には試合前に自分の爪で「ゴシゴシやって落としました」とのこと。

すっかりと星は確認できなくなっていたが、先週の歌合戦に続き、明日はスーリ相手に白星を手中に収めるべき好調ぶりをアピールしていた。

■DEEP JEWELS46視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP JEWELS46計量結果

<ストロー級/5分3R>
万智:52.45キロ
スーリ・マンフレディ:52.65キロ

<49キロ契約/5分3R>
HIME:48.95キロ
彩綺:48.8キロ

<アトム級/5分3R>
村上彩:47.8キロ
桐生祐子:48.1キロ

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子:44.0キロ
知名眞陽菜:44.05キロ

<60キロ契約/5分2R>
斎藤百湖:59.95キロ
MANA:59.7キロ

<アトム級/3分2R>
LIBBY:47.8キロ
須田美咲:48.0キロ

<バンタム級/5分2R>
Te-a:60.4キロ
鈴木”BOSS”遥:61.0キロ

<アトム級/5分2R>
上瀬あかり:47.9キロ
サラ:47.8キロ

<フェザー級/5分2R>
超弁慶:63.85キロ
近藤セリナ:65.9キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
あすか:57.1キロ
一色栄里:56.75キロ

<アマ・キック・ストロー級/1分30秒2R>
横江明日香:51.25キロ
須山はな:51.3キロ

<アマ・キック・ストロー級/1分30秒2R>
横瀬美久:48.95キロ
須山ゆな:48.2キロ

■DEEP Tokyo Impact2024#04視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後12時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#04計量結果

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング:61.4キロ
梶本保希:61.5キロ

<フライ級/5分3R>
渋谷カズキ:56.7キロ
原虎徹:57.0キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.15キロ
濱口奏琉:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
松岡疾人:57.0キロ
安永吏成:57.1キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.95キロ
渡邉龍太郎:56.65キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:66.15キロ
湯浅帝蓮:65.85キロ

<68キロ契約/5分2R>
滝田J太郎:67.6キロ
宮本誠一:67.8キロ

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ:61.5キロ
フェルナンド:61.05キロ

<フェザー級/5分2R>
アシルベック:65.95キロ
雄大:66.0キロ

<フライ級/5分2R>
武利侑都:56.9キロ
濱口麗地:57.15キロ

<ライト級/5分2R>
宇良拳:70.4キロ
渡部智偉:70.35キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
竹見浩史郎:57.1キロ
松井優磨:56.75キロ

<アマ・ストロー級/3分2R>
マイケル北見:52.05キロ
フェリペ・ハセヤマ:51.1キロ

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【DEEP JEWELS46】彩綺戦へ、HIME「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくない」

【写真】 パンチ力があるからこそ、寝技で極める機会もでてくるでしょう(C)SHOJIRO KAMEIKE

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46で、HIMEが彩綺と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年のプロデビューから8戦で4勝4敗。戦績はイーブンでありながら、その対戦相手が凄まじい。ケイト・ロータス、藤田翔子、本野美樹、大島沙緒里、桐生祐子、万智、パク・シウ、そして中井りんと戦いながらストライカーのイメージを確立してきた。そのHIMEが語るMMAキャリアと理想、そしてリングネームの秘密に迫る。


もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした

――今回がMMAPLANET初インタビューとなります。まずはこれまでのキャリアについてお聞きしますが、格闘技を始めたキッカケから教えてください。

「格闘技を始めたのは5年前ぐらいです。それまでは小学4年生からずっとバスケットボールをやっていました。バスケがキッカケで山口県に来たんですよ」

――バスケがキッカケで山口県に、というと……。

「出身は愛知県ですけど、大学の先生に『バスケで就職したい』と相談したんです。そうしたら山口県の大学の先生と繋がりがあり、こちらでバスケのチームを持っている会社を紹介してもらいました」

――バスケに詳しくなくて申し訳ないのですが、そのチームはプロなのですか。それとも実業団なのでしょうか。

「いわゆる社会人チームですね。プロチームのようにバスケ専業というわけではなく、会社の仕事をしながらバスケをやるという感じでした。でも31歳ぐらいの時に、監督から『子として終わってください』ということを告げられて」

――そこで他のチームに行くという選択肢はなかったのですか。

「自分としてはバスケを続けたいと思っていました。でも、そういう形でチームを離れることになって……。このままバスケを続けても、復讐心が残ると思ったんですよ」

――元のチームを見返してやろう、と。

「はい。そんな気持ちでバスケを続けても楽しくないないだろうと思っていた時に、毛利道場に入りました。とにかく体は動かしていたいので、フィットネスジムを探して。あの頃はバスケを続けたいという気持ちもありつつ、道場に通うようになりました」

――そこからMMAでプロデビューするまで、どのような経緯があったのでしょうか。

「最初は週2回のフィットネスクラスだけで、ミットを打つのがメインのクラスだったんですよ。その後にあったのが、プロの人もいるキックボクシングのクラスで。『次のクラスにも参加してみなよ』と誘われて、モジモジしながら参加してみたのが最初です(笑)」

――社会人チームでバスケをプレーしていたのであれば、他の一般会員さんよりも体力や体の動かし方などは、HIME選手のほうが上だったのではないですか。

「動けるね、体力はあるねとは言われていました。でも自分の中ではメッチャ辛かったです。バスケとは使う筋肉が違うというか、瞬発力から筋持久力に変わるので。ただ、飲み込みは速かったみたいで、例えば寝技の練習でエビをやってみても困ることはなかったですね」

――やはり凄い。しかし、その時点ではまだ選手になろうとは思っていなかったのですね。

「ジムに入ってから半年ぐらいで、アマチュアDEEPに出るお話をもらったんですよ。同じ時期に入会した、ちーちゃん……和田千聖選手の試合があって『同じ大会に出る?』と声をかけてもらいました。

その試合で負けて、『もっとMMAをやりたい』と思って、アマ修斗にも出たあとDEEPジュエルスでプロデビューすることに――ただ、当時はプロ選手になりたいと思っていたわけではないんです。そんな気持ちのまま、プロの肩書がついたというか……」

――そのなかでプロデビュー翌年には長いリーチを生かしたパンチ中心のファイトスタイルで、前年にDEEPジュエルスのアトム級王者となっていた大島選手に、ノンタイトル戦で勝利しました。もともと格闘技経験がないなかで、なぜ打撃中心のファイトスタイルを選択したのでしょうか。

「自分の中では、選択したわけではないんですよね。大島選手との試合も『打撃が得意だから打撃で行く』のではなく、『寝技じゃ絶対に勝てないから打撃で――』という感覚に近いですね(苦笑)」

――えっ! そうだったのですか。

「もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした。だから藤田さんとの試合もバック奪取からコントロールしたり、本野さんとの試合でもグラウンドの展開があって」

――そういえば……大島戦以降は打撃の印象が強すぎて、HIME選手のグラウンドについて頭から抜けていました。本野戦ではボトムからの展開もありましたし。

「アハハハ。まぁ『グラウンドもゼロではない』というぐらいで。寝技も好きなんですよ」

――一方で大島戦の後は桐生選手に秒殺KO勝利を収めたものの、続いて万智戦とパク・シウ戦で連敗を喫しました。

「万智選手との試合は負けたことより、自分のやりたいことが出せなかったことが悔しいです。それと、あの試合から『もっとグラップリングをやりたい』と思いました。パク・シウさんとの試合も『打撃の試合になるだろう』と期待してもらっていましたけど、実際は打撃勝負ではなくMMAで負けたわけですよね。パク・シウさんも試合前から『私がMMAで勝ちます』と言っていましたし」

――……。

「今、ストライカーとして評価してくれるのは嬉しいです。でもやっぱりトータルで強くなりたいですね。パク・シウさんは本当に圧も凄くて、こちらが打撃で行きたくても行けませんでした。でも逆に、あのプレッシャーを受けて『KOできなかったけど、KOされなかった。もう怖いものはない』と思ったんですよね。負けたけど凄く自信になった試合でした」

――なるほど。その自信を胸に、中井りん選手の対戦相手として立候補したと。

「行けるだろ、みたいな(笑)」

――実際のところ中井戦で敗れはしましたが、HIME選手がパンチで中井選手を削ることができていました。打撃の面で何か新しく取り組んだことはありましたか。

「打撃の当て方ですね。それまでは『綺麗に速く打つ』というイメージでパンチを打っていました。でも最近は、相手の急所を自分の拳の効くところで殴ることを意識しています」

――拳の効くところ、つまりナックルを正確に当てるということですね。

「そうです。おかげで左ジャブを効かせることができるようになりましたね。中井選手との試合でも左ジャブと右アッパーを出していて――そこから右ストレートを当てたかったです。でも『このスタイルで、この距離を保つことができたら』という手応えはありました。

階級が上の選手で、負けたけど試合をやって良かったと思います。あれだけプレッシャーが凄い選手と向かい合って、自分もパンチで攻め込むことができました。『これでまた49キロで試合をしたら、どうなるんだろう?』と楽しみです」

――次の試合は49キロ契約で、「ストライカー対決」と言われています。

「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくないです。ストライカーである自分も好きではあるんですけど(笑)」

――今はストライカーの自分と、寝技をやりたい自分では、どちらが上ですか。

「あぁ、際どい! どっちなんでしょうね。今はストライカーの自分のほうが好きかもしれないけど、綺麗に寝技で極めることがあれば、また変わると思います」

『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と

――なるほど。ちなみに対戦する彩綺選手がブレイキングダウン出身であることについて、何か意識したりはしますか。

「特にないですね。『次の相手は?』と訊かれて『ブレイキングダウンに出ていた彩綺選手だよ』と答えたほうが分かってもらえることもある程度で。もうDEEPジュエルスで何戦もしている選手ですし、私たちが戦うのはMMAなので。自分もMMAで勝ちます」

――最後に、HIMEというリングネームの由来は何なのでしょうか。

「バスケの時のコートネームがHIMEだったんですよ。バスケでは試合中、互いに呼びやすいよう2文字ぐらいの名前をつけることがあって、それをコートネームと言うんです。大学でコートネームを決める時、私はカッコいいのが良かったのに、先輩が悪ふざけで『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と言ってきて」

――アハハハ! ゆくゆくはMMAのリングネームがTONOになる可能性もあったのですね。

「いやぁ、そうなると選択肢は一つしかないじゃないですか。でも当時から私はボーイッシュで、『見た目がボーイッシュでコートネームがHIMEなら笑いが取れるじゃん』という先輩の言葉に乗ってしまいました(笑)。今もリングネームがHIMEなのにストライカーで、あの時にHIMEを選んで良かったと思います」

■DEEP JEWELS46視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP JEWELS46 対戦カード

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
スーリ・マンフレディ(フランス)

<49キロ契約/5分3R>
HIME(日本)
彩綺(フリー)

<アトム級/5分3R>
村上彩(日本)
桐生祐子(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
知名眞陽菜(日本)

<60キロ契約/5分2R>
斎藤百湖(日本)
MANA(日本)

<アトム級/3分2R>
LIBBY(日本)
須田美咲(日本)

<バンタム級/5分2R>
Te-a(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アトム級/5分2R>
上瀬あかり(日本)
サラ(日本)

<フェザー級/5分2R>
超弁慶(日本)
近藤セリナ(日本)

■DEEP Tokyo Impact2024#04視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後12時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#04対戦カード

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
梶本保希(日本)

<フライ級/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
原虎徹(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
濱口奏琉(日本)

<フライ級/5分2R>
松岡疾人(日本)
安永吏成(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
渡邉龍太郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野新太(日本)
石塚一(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
湯浅帝蓮(日本)

<68キロ契約/5分2R>
滝田J太郎(日本)
宮本誠一(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<フェザー級/5分2R>
アシルベック(ウズベキスタン)
雄大(日本)

<フライ級/5分2R>
武利侑都(日本)
濱口麗地(日本)

<ライト級/5分2R>
宇良拳(日本)
渡部智偉(日本)

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45 DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP TOKYO IMPACT2024#01 DREAM MMA MMAPLANET o 山口コウタ 漆間將生

【DEEP Tokyo Impact2024#01】DEEP初参戦、漆間將生が山口のTDを切って削って――パウンドで殴り勝ち

【写真】幸先良いDEEP初戦となった漆間(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分2R>
漆間將生(日本)
Def.2R4分17秒by TKO
山口コウタ(日本)

DEEP初参戦となった元格闘DREAMERSの漆間に対し、サウスポーの山口が左ハイからテイクダウンへ。漆間はケージを使い頭を押してヒジを落とし、パンチに移行する。ボディロックの山口は、立ち上がって胸を合わせた漆間を小外も、逆に漆間がテイクダウンを決める。右腕を差してきた山口は殴る漆間が、攻勢に出る。殴られながら立ち上がろうとする山口だが、頭で固定されパンチを打たれる数が多い。残り2分30秒でスタンドに戻った山口は小手を取り、バックを許さない。

山口が体を入れ替えて、大内刈りテイクダウンを決める。バックを伺う山口に対し、漆間が正対して顔面にヒザ蹴り×2発も片ヒザがマットについており反則でブレイクが掛かる。山口に回復時間が与えられ、漆間はイエローカードが提示された。残り42秒で再開となり、右を当てた漆間が組みつく。山口が体を入れ替え、時間となった。

最終回、ジャブを伸ばす漆間にダブルレッグを仕掛けた山口がスクランブルでバックを伺う。ウィザーで耐える漆間は、ボディロック&小外で倒される。バックを取らせないようマットに背中をつけた漆間は一転、背中を見せて立ち上がる。山口は正対してダブルレッグと執拗に攻め立てるも、漆間は胸を合わせて立ち上がり、距離を取るとローを蹴る。山口のダブルで尻餅をついた漆間だが、シングルに移行してきたところで頭を押さえてパンチを打ち付ける。足を抜き逆にバックに回った漆間に対し、今度は山口がマットを背中をつける。左右のパウンドを落とした漆間は、レッスルアップからシングルにもサイドについてパンチを連打すると――レフェリーが試合を止めた。


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45 AB DEEP DEEP JEWELS DREAM KOMA MMA MMAPLANET o RIZIN キック ハルク大城 パンクラス ボクシング 三村亘 佐伯繁 前薗渓 劉獅 山口コウタ 山本有人 平本丈 杉山廣平 松田亜莉紗 栗山葵 漆間將生 瀧口脩生 瀧澤謙太 鈴木琢仁 風我 飴山聖也

【DEEP Tokyo & Osaka Impact2024#01】大阪インパクトと東京インパクトのカードが続々と決定

【写真】松田は西で。前薗は東で(C)MATSUNAO KOMATSU & SHOJIRO KAMEIKE

1月29日(月)、DEEPより3月17日(日)に大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

そしてDEEP JEWELSストロー級チャンピオン松田亜莉紗が、チャンピオンとして初めての試合をノンタイトルの3回戦&初の国際戦として臨むことが決まった。


対戦相手はマドンナ・ザ・ロケット。アムを筆頭にタイのザ・ロケット集団はゲオチャイ、アンドレ、ダイヤモンドローズ、ノーパン、プリンセスらがDEEPで戦っているが、そのアム以外は白星がない。前例からいえばマドンナも、苦戦は必至というところか。半面、チャンピオンとはいえキャリアは2年の松田は試合毎に穴が見つかる肯定にあるため、思わぬ落とし穴があるかもしれない。

とはいえ組んでからのパンチ=ダーティーボクシングとパウンドの強烈さは、松田がグラップリングの基礎をしっかりと叩きこまれているからこその強味だ。マドンナ・ザ・ロケット──佐伯繁代表によると「ロケット軍で一番の美女」──がそこに対応できるようだと、今後のDEEP JEWLESタイ勢の核となるルーキーが現れたことになる。

この他、女子では2回戦で栗山葵がMANAと対戦する59キロ契約マッチやアマを含め7試合が決まっている。一方、男子のカードは3回戦で三村亘✖劉獅のフェザー級、2回戦では鈴木琢仁✖角野晃平のウェルター級など11試合、計18試合のラインナップとなっている。

アマ時代に平本丈にKO勝ちを収めている飴山聖也が、井上暉也を相手に3度目の正直でプロ初勝利となるか。西の実力者=瀧口脩生が、ロケット軍団に負けじと増殖中のグラップリングシュートボクサーズジム軍団からRIZIN帰りの銀グラップリングシュートボクサーズジムを迎え撃つ一戦も注目だ。

また3月24日のDEEP TOKYO IMPANCT2024#01の対戦カードも──杉山廣平✖風我のトップ返り咲きを目指すフライ級永遠に続くサバイバル3回戦を筆頭に、10試合が1月27日(土)に明らかとなっている。

気になるのは元パンクラシストで、KROSS X OVERでMMAとキックの二冠王となったハルク大城の初出場だ。2018年3月に瀧澤謙太に敗れ、MMAから距離を置いていた大城はキック、ムエタイ、シュートボクシングと立ち技に専念していたが、昨年6月にMMAに戻ってくると11月にKROSS X OVERのバンタム級のベルトを巻いている。山本有人戦の勝敗もちろん、パフォーマンス次第でトップ戦線返り咲きが見えてくる──そんなハルクのDEEP初陣となる。

初参戦でいえばバンタム級で山口コウタと対戦する、漆間將生も気になる存在といえよう。格闘DREAMERS出演から、パンクラスでは3勝4敗と思うような結果を残すことができなかった漆間が、DEEPで同じような状況にある山口とのマッチアップ。戦場を変える、外敵を迎え撃つ──という状況は、キャリアのアクセントとなる戦いだけに、現状を打破するために両者とも落とせない一戦となろう。

また大阪大会で5連勝中の前薗渓が、待望の東京での初試合を迎える。柔道とグレコローマンレスリングで培った組みの強さが、関東初お目見えとなる。が、対戦相手のアシルベックは今話題の中央アジア=ウズベキスタン人ファイターだけに、前薗の最大の長所が潰される可能性もあるタフなマッチメイクといえるだろう。

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DEEP DEEP Tokyo Impact DJ.taiki MMA o ONE TATSUMI   パンクラス 上田直毅 五明宏人 劉獅 山口コウタ 梶本保希

『DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND』試合結果

SAS・特殊部隊式 図解徒手格闘術ハンドブック:護身術テクニック501


▼第14試合 メインイベント DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.55kg
[判定3-0] ※30-27×29-28×2
×上田直毅(パラエストラ東京/インプルーブ株式会社) 61.55kg

▼第13試合 セミファイナル DEEP フェザー級 5分2R
〇五明宏人(トラフォース赤坂)66.3kg
[1R 4分59秒 TKO] ※左ストレート→パウンド
×劉獅(KIBA マーシャルアーツクラブ)66.2kg

▼第12試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇ユータ&ロック(秋本道場 jungle junction)66.15kg
[判定3-0] ※20-18×3
×TATSUMI(ネックス)66.2kg

▼第11試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇木下カラテ(和術慧舟會 HEARTS) 66.05kg
[1R 1分30秒 TKO] ※パウンド
×梶本保希(パラエストラ八王子)66.1kg

▼第10試合 DEEP ライト級 5分2R
〇岩倉優輝(NICE BAD GYM)70.7kg
[1R 3分59秒 TKO] ※パウンド
×後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)70.7kg

▼第9試合 DEEP ライト級 5分2R
〇山本颯志(トラフォース赤坂)70.8kg
[判定3-0] ※20-18×3
×前田啓伍(Tristar Gym)70.15kg

▼第8試合 DEEP 68kg以下 3分2R アマチュア SPルール
〇信原空(トライフォース赤坂) 67.8kg
[1R 0分12秒 KO]
×Mr.サタン(フリー)67.2kg

▼第7試合 DEEP フライ級 5分2R
×根本元太(パラエストラ柏)57.1kg
[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト坂本
〇坂本 岳(フリー)57.15kg

▼第6試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇相本宗耀(ROOM)65.9kg
[2R 3分25秒 TKO]
×森 俊樹(MYD)66.2kg

▼第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
×山口コウタ(パラエストラ八王子)61.55kg
[1R 2分45秒 ギロチンチョーク]
〇清太郎(K-clann)61.25kg

▼第4試合 DEEP ストロー級 5分2R
〇佑勢乃花(フリー)52.25kg
[1R 1分27秒 アームロック]
×石井涼馬(パラエストラ柏)52.6kg

▼第3試合 DEEP ウェルター級 5分2R
〇マッスル岩倉(Tristar Gym)76.7kg
[1R 4分54秒 TKO]
×宇土冬真(TURNING POINT)77.5kg

▼第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇岩見 凌(KIBA マーシャルアーツ) 61.55kg
[2R 0分36秒 リアネイキドチョーク]
×川瀬大祐(fightbase 都立大) 61.6kg

▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
〇濱口麗地(K-Clann)57.05kg
[2R 3分48秒 リアネイキドチョーク]
×浅井優一(MYD)56.7kg

 9月10日に東京・ニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND』の試合結果。メインイベントはDJ.taikiが上田直毅に判定勝ち。セミファイナルは五明宏人が劉獅に1R TKO勝ちしています。続きを読む・・・
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【DEEP Tokyo Impact2023#05】計量終了 上田直毅を迎え撃つDJ.taiki「ここで負けられない。いつも通りの心境」

【写真】一戦一戦が大勝負のキャリアになったDJ.taiki(左)。九州合宿の成果を見せられるか (C)Takumi Nakamura

明日10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05&DEEP JEWELS42「10th Anniversary」の計量が、9日(土)に新宿区のホテルローズガーデンにて行われた。

DEEP Tokyo Impact 2023#05のメインイベントで上田直毅を迎え撃つDJ.taikiは、計量後に「福岡で合宿をやってきたので、その成果を見せたい」と語った。


改めてDJ.taikiに話を聞くと、最近は「関東を離れて集中して練習をやりたい」という理由で、試合前に九州で約一週間の短期合宿を慣行。午前中は山道でロードワーク、夜はカルペディエム福岡、MMA Rangers Gym、G-faceなど幾つかのジムを回っているという。

対戦相手の上田は15歳下で、中学生時代にDJ.taikiの試合を見てきた世代だ。そんな上田を迎え撃つDJ.taikiは「ここで負けられないし、それはいつもと一緒。そういう意味ではいつも通りの心境ですよ。あとはいかにコンディションのいい自分を見せられるか。そこです」とベテランらしく語った。

2月のDEEPフェザー級暫定王座決定戦での神田コウヤ戦を含めて連敗中の五明宏人、7月に初黒星を喫したユータ&ロック、6月RIZINで元K-1王者・久保優太に敗れて以来の木下カラテなど再起戦組が多いなか、第6試合で根本元太と対戦する坂本岳に注目したい。

坂本はレスリングとMMAを並行して学び、中学時代にはアマチュアで井上直樹とも対戦経験を持つ。

高校入学後はレスリングでの活動に集中し、名門・山梨学院大学に進学。2021年には全日本大学グレコローマン選手権3位に入賞している。

今回がプロデビュー戦でもある佐藤は「全試合のなかで一番面白い試合をして圧倒します」と意気込みを語った。

なおブレイキングダウン出身の信原空と対戦するMr.サタンはコスプレやモノマネ以上に、計量時に試合コスチュームを脱ぐ際、同時にアンダーパンツも脱げそうになるアクシデントで会場をざわつかせた。

■ DEEP Tokyo Impact 2023#05対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki:61.55キロ
上田直毅:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.30キロ
劉獅(日本):66.20キロ

<フェザー級/5分2R>
ユータ&ロック:66.15キロ
TATSUMI:66.20キロ

<フェザー級/5分2R>
木下カラテ:66.05キロ
梶本保希:66.10キロ

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝:70.70キロ
後藤亮:70.70キロ

<ライト級/5分2R>
山本颯志:70.80キロ
前田啓伍:70.15キロ

<アマ68キロ契約/3分2R>
信原空:67.80キロ
Mr.サタン:67.20キロ

<フライ級/5分2R>
根本元太:57.10キロ
坂本岳:57.15キロ

<フェザー級/5分2R>
相本宗耀:65.95キロ
森俊樹:66.20キロ

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ:61.55キロ)
清太郎:61.25キロ

<ストロー級/5分2R>
佑勢乃花:52.25キロ
石井涼馬:52.60キロ

<ウェルター級/5分2R>
マッスル岩倉:76.70キロ
宇土冬真:77.50キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:61.55キロ
川瀬大祐:61.60キロ

<フライ級/5分2R>
濱口麗地:57.05キロ
浅井優一:56.70キロ

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【DEEP Tokyo Impact2023#05】抜擢=DJ.taiki戦へ、実業団MMA戦士=上田直毅「労働時間は他の半分」

【写真】MMAPLANET初登場。てきぱきと話せる=情報処理能力に優れている?? (C)TAKUMI NAKAMURA

10日(日)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05にて、上田直毅がDJ.taikiと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

上田は空手・柔術を学び、キッズ修斗を経てプロの道に進む。キャリア初期は黒星先行だったが、2019年8月以降の戦績は8勝1敗と覚醒し、敗れた相手ものちにUFCと契約する風間敏臣という堂々たる成績を残している。現在は企業のサポートを受けて選手活動を続けるという環境に身を置き、DEEPトップ戦線への浮上、大舞台での活躍を目指す。


――DEEP3戦目でDJ.taiki選手と対戦が決まった上田直毅選手です。これまでのキャリアのなかで最も実績と知名度がある相手との試合が決まりました。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか。

「すごく嬉しかったですね。DJ選手は僕が総合を始める前、小学校4~5年の時にDREAMで戦っているところを見ていた選手で。僕がDEEPに出るようになって、いつかやるのかなと思っていたんですけど、本当にやることになってびっくりしています」

――あまり自分が対戦するとは思っていなかった相手ですか。

「はい。DJ選手はベテランですし、自分がやる相手ではないと思っていました。ただDEEPに出始めて、DJ選手も試合で勝っていたので、もしかしたら…と思っていたぐらいです」

――対戦相手としてのDJ選手にはどんな印象を持っていますか。

「打撃が強い選手ですよね。総合のベテラン選手ですが、キックルールで王者クラスともやっているし、打撃は警戒しています。また組み技や寝技の展開も場数を踏んでいるので、そこにも警戒したいです」

――DJ選手は打撃に目がいきがちですが細かいテイクダウン・組み技にも強さがある選手だと思っています。その上でどんな勝つイメージを持っていますか。

「特に勝ち方にこだわりはなくて、一つの作戦に固執せずに枝分かれで考えているので柔軟に対応して勝ちたいです」

――過去最も実績と知名度がある相手で、この試合の結果が上田選手の今後にも大きく影響すると思っています。どんな試合をしたいですか。

「ここの勝ち負けで今後の自分が上に行けるかどうか。負ければ仕切り直し、一本かKOで勝てばDEEPでもっと上の相手と戦えるだろうし、さらに大きな舞台で試合するチャンスが見えてくるかなと思います」

――上田選手は空手・柔術がバックボーンということですが、どちらを先に始めたのですか。

「小学1年生から先に空手を始めました。最初は寝技に興味はなかったのですが、テレビでDREAMを見ているうちに6年生ぐらいから総合の魅力に気づいて、中学1年生でパラエストラ東京に入会して、柔術も始めました」

――空手を始めるきっかけはなんだったのですか。

「もともとK-1を見たり、格闘技には興味がありました。また父親がやらせたがりなところもあって、近所の空手道場に連れて行ってもらって入会しました」

――空手をやっていたにも関わらず、なぜ総合に興味を持ったのですか。

「当時は総合の選手がK-1に出て、勝つこともあったじゃないですか。そういう姿を見て『総合の選手は相手のフィールドでも勝つんだ』と思って。しかも本来は打撃だけじゃなくて投げ技や寝技もできる。それがすごいなと思って、自分も総合をやってみようと思いました」

――ちなみに空手はフルコンタクト空手だったのですか。

「僕がやっていたのは梁山泊空手という空手で、防具空手やグローブ空手の練習をやっていました」

――総合をやるうえでパラエストラ東京を選んだ理由は?

「家から一番近い道場で、中井先生の存在が理由ですね。当時の僕は中井先生のことを知らなったのですが、父親から『中井代表は格闘技界のレジェンドだぞ!』と言われて。その道場に入るのが一番いいだろうという結論になりました」

――MMAの練習を始めたのはいつからですか。

「柔術と並行してキッズ修斗もやっていて、当時から試合にも出ていました。なので空手がきっかけではありますが、中学からMMAのキャリアはスタートしています」

――当時好きだったMMAファイターはいますか。

「パラエストラに入った頃にUFCのゲームを買って、そこでやたら強い選手がいて、どうしても倒せない選手がいたんですよ。それがGSPだったんです(笑)」

――ゲームで知ったのが先だったんですね(笑)。

「はい。当時地上波でK-1やDREAMは見ていたのですが、UFCは見たことがなかったんです。それで映像を入手して『GSPってどんな選手なんだろう?』と思って、実際に見たら本当にすごい選手で驚きました(笑)」

――上田選手のプロデビュー戦は2014年2月にZSTがやっていたSWAT!という大会になるんですよね。

「はい。17歳の時にプロデビューしました。最初に立てた目標は総合のチャンピオンとムンジアルで優勝することの2つだったのですが、柔術をやっていくうちにムンジアル優勝は無理だと思い、総合に絞りました」

――デビューしたからのキャリアを振り返ると、2019年5月までは黒星が先行していたにも関わらず、その時の8月から連勝街道に突入します。どのような変化があったのですか。

「5月の試合に負けたあと、パラエストラ浦安に出稽古に行くようになり、今もセコンドについてもらっているジェイクムラタさんと練習するようになったんです。浦安でムラタさんと毎週MMAスパーをやらせてもらい、そこから変わりましたね」

――村田選手、浦安での練習は何が良かったのでしょうか。

「今思うと、ムラタさんとは色々と相性が合ったのかなと。試合前にはこういう相手だからこういこうみたいなことをざっくり打ち合わせて作戦も立ててもらっています」

――そこから6連勝するわけですが、何か手応えがありましたか。

「3連勝まではなんとも思わなかったんです、『勝てるようになったな』くらいで。でも4連勝くらいから『何か変わってきているかも』と思うようになり、石渡伸太郎さんの引退興行(2022年1月)に出るときにMMA用のレスリングの練習や打ち込みを始めました。それまでは打撃プラス柔術みたいなスタイルでしたが、レスリングを始めてようやくMMAっぽい動きができるようになったと思います」

――2020年12月にTTF Challenge 09に出てから石渡伸太郎 引退興行まで約1年間のブランクがありますが、これは何が理由だったのですか。

「僕は大学院に通っていて、その試験を受けるために試合を休んでいました。試験が終わって、それまで主戦場だったZSTに出たいと思っていたら、大会自体が行われなくなっていて。他の団体からも幾つか声をかけてもらっていたのですが、なかなか試合が決まらなくて。そこで最終的に石渡さんの引退興行で試合が決まりました」

――その大会ではバンタム級の1DAYトーナメントが行われ、のちにUFCと契約する風間敏臣選手と対戦しています。試合は三角絞めで一本負けしていますが、この試合はターニングポイントになったのではないですか。

「そうですね。結果は残念でしたが、決勝で風間選手とやれたことは大きな経験です」

――風間戦のあとはDEEPで2連勝しているので、2019年8月以降の戦績は8勝1敗です。この4年間で唯一の敗戦は風間戦ということになります。

「あの時、2つ作戦があって、その1つを実行したんです。僕としてはその作戦を実行して負けるようなら完敗だと思える試合でした。僕は試合になると自分のパフォーマンスを出すことを最優先に考えていて、それを出して負けるなら、どうあがいても勝てないということだと思っているんですね。だから自分のパフォーマンスを出せないことが一番ダメだと思っているし、風間戦ついては僕の完敗でした。ただ自分と試合をした選手がUFCのような大きな舞台で戦っている姿を見ると、自分もそうなれる可能性があると思っています」

――上田選手は所属名が「パラエストラ東京/インプルーブ株式会社」になっていますが、普段はインプルーブ株式会社で働きなら練習や試合をしているそうですね。これは実業団のようなシステムなのですか。

「そうですね。労働時間でいうと他の社員の約半分くらいにしてもらい、仕事以外は練習してもいいという条件になっています」

――あまり例がない雇用形態だと思うのですが、どういった経緯で決まったのですか。

「もともとインプルーブがRIZINなど格闘技関連の協賛をやっていて、自社からRIZINに出る選手を探したいということになったそうなんです。ちょうど自分も練習時間に融通をきかせてもらえる会社を探していて、人材系の会社が僕とインプルーブを結び付けてくれて、面接を受けて採用していただきました」

――就職すると練習時間が削られる、フリーターで練習時間を確保すると生活が苦しい。学生時代が一番充実した練習できたという話はよく耳にします。上田選手は安定した基盤のうえで練習ができているようですね。

「はい。学生の時とほぼ練習時間が変わらず、今までと同じルーティンで練習できるのはありがたいです。僕の選手活動も応援してもらっていて、本社は大阪にあるんですけど、東京の営業所からだけでなく、本社からも応援に来てもらえます。本当に今の環境には感謝しています」

――相手含めていままで一番注目される試合だと思いますが、今回のDJ戦ではどんな試合を見せたいですか。

「僕はみなさんに知られている選手じゃなくて、逆にDJ選手はずっと長くやっていて知名度がある選手です。その相手にいい勝ち方をすれば僕の知名度も上がると思うし、大きな舞台で試合できるチャンスも増えると思います。試合としては僕は空手と柔術をやっていたので、打撃も寝技もどちらも見せられる試合をしたいです」

――今の上田選手にとってはRIZIN出場が最大の目標ですか。

「はい。RIZINだったり、大きな舞台に行けば他の団体のトップ選手と戦えると思うので楽しみです。またDEEP3戦目で元チャンピオンのDJ選手を当ててもらえて、期待してもらえているのかなと思います。DEEPの佐伯代表や周りの方には感謝しているので、その感謝の気持ちを胸に良い試合を見せたいです」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後12時20分~DEEP チャンネル-YouTube

■ DEEP Tokyo Impact 2023#05対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
上田直毅(日本)

<フェザー級/5分3R>
五明宏人(日本)
劉獅(日本)

<フェザー級/5分2R>
ユータ&ロック(日本)
TATSUMI(日本)

<フェザー級/5分2R>
木下カラテ(日本)
梶本保希(日本)

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝(日本)
後藤亮(日本)

<ライト級/5分2R>
山本颯志(日本)
前田啓伍(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
信原空(日本)
Mr.サタン(日本)

<フライ級/5分2R>
根本元太(日本)
坂本岳(日本)

<フェザー級/5分2R>
相本宗耀(日本)
森俊樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ(日本)
清太郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
佑勢乃花(日本)
石井涼馬(日本)

<ウェルター級/5分2R>
マッスル岩倉(日本)
宇土冬真(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
川瀬大祐(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口麗地(日本)
浅井優一(日本)

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『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』&『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』試合結果


▼第8試合 DEEP ライト級 5分3R
〇野村駿太(BRAVE)70.75kg
[判定3-0] ※29-28×3
×川名 TENCHO 雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)70.65kg

▼第7試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇雅 駿介(CAVE)61.65kg
[判定3-0] ※19-18×3
×内山拓真(ボンサイ柔術)61.70kg

▼第6試合 DEEP ライト級 5分2R
〇泉 武志(FIGHTER'S FLOW)70.75kg
[判定3-0] ※20-18×3
×井上竜旗(AACC)70.65kg

▼第4試合 DEEP ライト級 5分2R
〇岩倉優輝(NICE BAD GYM)70.50kg
[2R 4分08秒 TKO] ※左フック
×森 俊樹(MYD)70.80kg

▼第3試合 DEEP フライ級 5分2R
〇濱口奏琉(パラエストラ和泉)57.20kg
[判定3-0] ※20-18×3
×武利侑都(KRAZY BEE)57.05kg

▼第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
×清太郎(K-clann)61.15kg
[2R 1分27秒 リアネイキドチョーク]
〇諏訪部哲平(IGGY HAND’S GYM)61.10kg

▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
〇亀田一鶴(和術慧舟會 HEARTS)57.00kg
[1R 0分42秒 TKO]
×浅井優一(MYD)56.80kg

▼アマチュアファイト
DEEP JEWELS ストロー級 3分2R
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)51.90kg
[判定1-2]
〇横瀬美久(BELVA)51.10kg

 3月25日にニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』の試合結果。メインイベントは野村駿太が川名 TENCHO 雄生に判定勝ちしています。第5試合で予定されていた島袋チカラ vs. RYOGAはRYOGAが減量中に病院搬送され中止になっています。


▼第8試合 DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.70kg
[判定3-0] ※29-27×2, 29-28
×鹿志村仁之介(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)61.10kg

▼第7試合 DEEP フライ級 5分3R
〇駒杵嵩大(fightbase 都立大)57.00kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×風我(フリー)57.00kg

▼第6試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM)47.75kg
[2R 0分53秒 リアネイキドチョーク]
×桐生祐子(FourRhombus)48.10kg

▼第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇木下尚祐(和術慧舟會 GODS)61.75kg→再計量61.70kgでパス
[判定3-0] ※20-18×3
×朝比奈龍希(トラフォース赤坂)61.65kg

▼第4試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇窪田泰斗(FourRhombus)61.15kg
[判定2-1] ※19-17×2, 18-18マスト海飛
×海飛(和術慧舟會 HEARTS)62.30kg→15時30分までの再計量62.2kg
※500g超過で-2Pからスタート。海飛勝利の場合はノーコンテスト

▼第3試合 DEEP 55kg以下 5分2R
〇マサト・ナカムラ(レンジャージム)57.95kg
[1R 1分45秒 リアネイキドチョーク]
×高柳京之介(K-clann)57.90kg

▼第2試合 DEEP ライト級 5分2R
〇倉本大悟(トラフォース赤坂)70.75kg
[判定3-0] ※19-19マスト倉本×2, 20-18
×前田啓伍(Tristar Gym)70.15kg

▼第1試合 DEEP バンタム級 5分2R
×岩見 凌(KIBA マーシャルアーツ)61.50kg
[2R 0分49秒 リアネイキドチョーク]
〇山口コウタ(パラエストラ八王子)61.65kg

▼DEEP ウェルター級 3分2R アマチュア特別ルール
〇YUGO(BreakingDown)77.50kg
[1R 2分38秒 TKO] ※パウンド
×TAKASHI・鈴木貴士(K-Clann)74.55kg

 同じくニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』の試合結果。メインイベントはDJ.taikiが鹿志村仁之介に判定勝ちしています。続きを読む・・・
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【DEEP TOKYO IMPACT2023#01】川名雄生と戦う、野村駿太「行けるという気持ちだけです」

【写真】気落ちを高めるということでなく、確かな自信が感じられた(C)MMAPLANET

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023 1stで、川名TENCHO雄生と戦う野村駿太。

伝統派空手からMMAへ転向し、昨年はDEEPで2勝を手にした。キャリア4勝1敗、6戦目でキャリア30戦越えの川名と試合に臨む──MMAファイター野村の心境を尋ねた。


――今週末、試合が迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「昨日で体を動かすのは終えて、今日から体重調整に入ります(※取材は22日に行われた)」

──伝統派空手の大会は無差別というイメージなのですが、空手時代に減量の経験はあったのでしょうか。

「体重別の大会もありましたけど、基本は体重制ではないので空手時代に減量の経験は殆どなかったです。体重別の時も1、2キロをスッと落として出るみたいな感じで。階級を合わせるために落とす程度、減量をして体格差のアドバンテージを考えるというレスリングやMMAのような考え方は空手ではなかったです。当日計量ですし、なかには凄く落とす人もいましたが、結果が伴っているようには見えなかったですね」

──ではMMAに転じて、減量に戸惑うことはなかったですか。

「デビュー戦の頃は知識もないなかで、77キロから落としていました。ただ真似ただけで『落ちるだろう』って感じで。あとは気合で落として、脱水症状みたいになっていました(苦笑)。計量を終えて水を飲んでも、全部汗で出てしまうような感じで『これは良くない』と思いました。あれから色々な人にアドバイスを貰ったり、自分で研究をして自分に合った減量ができるようになっています。

今は普段の体重も増えて、10キロぐらい落としていますね。でも胃が強いのか、リカバリーでも普通に食事ができますし、減量は自分に優位になっていると思います。試合までの期間でこのタイミングでは〇キロにして、この時期にはこういうモノを食べようという風に機械的で落とせています。苦じゃないとは言えないですけど、恐れはなくなりました。もうここまで来たら、水抜きを頑張るだけです」

──昨年はDEEPで戦うようになり、泉武志戦と小金翔戦で勝利しました。しっかりと経験が積め、結果も残せたかと。

「レスラーの泉選手、リーチのあるオールラウンダーの小金選手。練習をしていて『こういう選手と戦ったどうなるんだろう?』と思っているタイプの選手と、良いタイミングで戦わせてもらえました。MMAって年間で3試合か4試合までしか戦えないので、不安な部分も多かったですけど、あの2試合で通用するところがあって自信になりましたし、課題も見つけることができました。小金選手との試合は1Rで倒せないといけなかったし、泉選手との試合はレスリングを気に過ぎて……気持ちが出ていなかったです。だからこそ結果を出せて上で戦うにはもっと努力が必要だと思えたので、そこも良かったです」

──では川名選手の印象を教えてください。

「修斗のチャンピオンで、RIZINでもジムの先輩の武田(光司)さんと戦っていて、実績も経験もある選手だと思います。一発で試合を決めることもできるので、そこはチョット気を付けたいです。ただ、今の自分の練習でできていることを出せば、しっかりと倒せるという自信があります。それだけの選手と練習していますし、行けるという気持ちだけです」

──ここで勝つと、タイトルも見えてくるかと思います。

「5月に大原選手と上迫選手のタイトルマッチがあるので、タイミングが合えばベルトを狙いたいです」

──先ほど名前が出た武田選手が、RIZINに参戦中です。同じ階級の先輩がいることは、何か進路に関係してきますか。

「武田さんはRIZINで戦っていますが、自分はRoad to UFCに挑戦したいという気持ちがあります」

──なるほどぉ。そうだったのですね。実はRIZINに話を振ろうと思ったのは、宇佐美正パトリック選手が活躍しており、そこへ誘導しようとしていました(笑)。

「アハハハ。パトリック選手には負けていますし、あの大きな舞台で良い勝ち方ができている選手なので刺激になります。周囲もパトリック選手の試合があると、そこに触れてきますし(笑)。それこそ自分が『もっと』と思える気持ちの一つが、パトリック選手の活躍でもあります」

──パトリック選手と戦った時とは、野村選手は違うファイターになったかと。

「あの時は空手家で、今はMMAファイターの野村駿太になれたと思っています。空手家の野村駿太が、ボクサーのパトリック選手と戦った試合でした。もし次に戦うことがあれば、MMAファイター同士として戦いたいです」

──押忍。では最後に川名選手との試合に向けて意気込みのほどをお願いします。

「実績も名前もある選手なので、ここでしっかりと勝って上で戦えるようにします」

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午前11時40分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
野村駿太(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
内山拓真(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
井上竜旗(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
RYOGA(日本)

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝(日本)
森俊樹(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
武利侑都(日本)

<バンタム級/5分2R>
清太郎(日本)
諏訪部哲平(日本)

<フライ級/5分2R>
亀田一鶴(日本)
浅井優一(日本)

DEEP TOKYO IMPACT2023#02

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
風我(日本)

<女子アトム級/5分2R>
須田萌里(日本)
桐生祐子(日本)

<バンタム級/5分2R>
木下尚祐(日本)
朝比奈龍希(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
海飛(日本)

<55キロ契約/5分2R>
マサトナカムラ(日本)
高柳京之介(日本)

<ライト級/5分2R>
倉本大悟(日本)
前田啓伍(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
山口コウタ(日本)

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【DEEP】速報中!DEEP TOKYO IMPACT 2022 4th ROUND

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さてさてお昼に引き続き新宿FACEから速報中!DEEP TOKYO IMPACT 2022 4thの速報をお届けします。メインは富松恵美(パラエストラ松戸)×桐生祐子(フリー)の女子マッチ。復活を遂げた桐生に対して今やDEEP JEWELSの門番的な役割になってきた富松が立ちはだかる面白いマッチメイク。全11試合を電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 DEEP JEWELS アマチュアSPルール 54kg契約】
◯HONAMI(リバーサルジム戸塚グランドスラム)
(判定2-1)
;×SARAH(Fight Base都立大)
1R、スタンドでプレッシャーをかけるのは SARAH。ローを起点に手数を出す。対するHONAMIは組みつくと押し倒すようにテイクダウン。バックに回るが SARAHはスタンドに脱出。それでもHONAMIはまたも組み付いてテイクダウンしラウンドを終えた。
2R、開始直後の差し合い。HONAMIが首投げでテイクダウン。しかし SARAHはすかさずバックに回る。ポジションをキープして腕十字。しかしHONAMIは回避すると逆に三角絞め。スクランブルの展開。終盤は SARAHが脚を掛けてテイクダウンして試合終了。判定はスプリットでHONAMIに軍配。


【第2試合 DEEP JEWELS アマチュアSPルール 46kg契約】
◯ジャカ季美香(SONIC SQUAD)
(判定2-1)
×河合瑠菜(禅道会駒ヶ根道場)
1R、開始直後の差し合い。首投げで河合がテイクダウン。しかしジャカはバックを狙いつつ、下から脚を効かせて次の展開を作ろうとする。スタンドに戻ると今度はジャカがテイクダウン。グラウンドを制圧してラウンドを終えた。
2R、パンチを振るって前に出る河合。ジャカは組み付いてテイクダウン。河合はすぐに立ち上がるが、グラウンド状態のジャカの顔面に反則となるパンチを入れてしまいイエローカード。再開するとやはりジャカが組み付いてテイクダウン。グラウンドを優位に進めて試合終了。判定はスプリットでジャカ。


【第3試合 バンタム級】
◯山口コウタ(パラエストラ八王子)
(判定3-0)
×コマネチ竜太(Y&K MMA ACADEMY)
1R、コマネチはロー、ハイと果敢に打撃を出す。効いたと見るや飛び膝。しかし山口はこれを受け止めると長い差し合いの末にテイクダウン。腕を固定してパウンドと肘打ち。マウントに移行してさらに鉄槌。バックに回ってチョークを仕掛けるがコマネチは耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、開始直後に山口の片足タックル。コーナーに追い込むがコマネチの腰は重くブレイク。再開するとまたも山口は組みつく。コーナー際で長い差し合い。するとコマネチが逆に押し倒してテイクダウン。だが山口はすぐにするっと立ち上がって組み付き試合終了。判定は山口に軍配。


【第4試合 フェザー級】
◯鷹辰(和術慧舟會HERAT)
(判定3-0)
×デオ・レバナ(K-Clann)
1R、開始直後から鷹辰はイケイケ。ローを皮切りにミドル、ボディストレートを効果的に蓄積。さらに左のパンチでレバナを仰け反らせる。そこからコンビネーションのタックルで2度のテイクダウンに成功。最後は上をキープしてラウンド終了。
2R、開始直後にタックルでテイクダウンしたのは鷹辰。ポジションを移してサイドから腕十字!だがレバナは脱出。スタンドに戻ると鷹辰はまたもタックルでテイクダウン。マウントを奪取すると再度腕十字!極まったかに見えたがレバナはこれも脱出。スタンドに戻ると足を止めて激しい打ち合いの末にタイムアップ。判定は鷹辰。


【第5試合 フェザー級】
×佐藤勇駿(K-Clann)
(判定0-3)
◯五明宏人(トライフォース赤坂)
1R、互いに後ろ回し蹴りを繰り出すなどアグレッシブな立ち上がり。打撃の交差から五明がニータップでテイクダウン。ポジションを固めて時間が経過。しかし佐藤は下からの蹴り上げで脱出。スタンドに戻ると打撃の交差でラウンドを終えた。
2R、開始直後から互いにテイクダウンを取り合う激しい展開。それぞれすぐに立ち上がる。スタンドでバックに回った五明がそのままグラウンドに引きずり込む。しかし佐藤はこれも脱出。スタンドで膝蹴りを連打するが五明は組み付いてテイクダウン。決定打こそないが効果的に倒して試合終了。判定は五明に軍配。


【第6試合 60kg契約】
◯力也(KING OF LIBERTY)
(1R TKO)
×KENTA(K-Clann)
1R、開始直後のファーストコンタクト。力也のワンツーがクリーンヒット。グラつくKENTAだが何とか組みつく。力也は振り払ってさらにパンチを振り回す。ことごとくヒットして腰砕けになったKENTAを見てレフェリーが試合を止めた!力也が圧勝。


【第7試合 フライ級】
◯ヒロヤ(トライフォース赤坂)
(1R ノースサウスチョーク)
×ひろと(夕月堂本舗)
1R、パンチの交差からスタンドでバックに回るひろと。そのままグラウンドに持ち込むがヒロヤはすぐに立ち上がる。逆にヒロヤが組みつくとリフトしてテイクダウン。徐々にポジションを移行すると上四方の体勢からノースサウスチョーク。これでひろとはタップ。ヒロヤが鮮やかに極めた。