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【ONE FF47】小川翔、ONE初勝利を目指して激闘派・ヌンパンニャーと対戦。スアキム、コンペットも出場

【写真】8月のペットガーフィールド戦も大激闘となった小川だが勝利には及ばず。3戦目での初勝利を目指す。(C)ONE

12日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 47。ONEとして2024年の開幕戦となる今大会には日本の小川翔が参戦する。

Text by Takumi Nakamura

スーパーレックVS武尊の記者会見の翌日、ルンピニースタジアムで小川がONE3戦目を迎える。昨年6月からONE Friday Fightsに参戦している小川だが、ここまでの戦績は2戦2敗と黒星が続いている。


ONEデビュー戦となったトンサヤーム戦では1・2Rにポイントをリードされ、3Rに猛反撃するも判定負け。2戦目のペットガーフィールド戦も1Rにダウンを奪われたあと、猛反撃に転じるも一歩及ばず。小川にもファイトボーナスが贈られる激闘だったが勝利には手が届かなかった。小川は後半に強いタフさ・粘り強さという持ち味を見せて試合内容でファンを魅了するも、勝ち星に手が届いていない状況だけに、今回こそ結果を残したいところだろう。

対戦相手のヌンパンニャー・イーグルムエタイもパンチ&ヒジとローキックを主体とする好戦的なファイターで、ONE初参戦ではアリ・ハーン・エルゲショフをローキックで粉砕。小川と激闘を展開したペットガーフィールドとも対戦し、ヒジでペットガーフィールドの顔面を2か所も切り裂く打ち合い・切り合いを繰り広げ、小川と同じく敗れてもなおファイトボーナスを手している。

両者ともに似たファイトスタイルとキャリアの積み方、つまり試合内容だけでなく勝利が求められる状況だけに、真っ向勝負以外で勝ちにつながるポイントをどこに作るかに注目したい一戦だ。

また今大会には那須川天心と2度対戦したスアキム・ソー・ジョー・トンプラジン、金子晃大&玖村将史と対戦したコンペット・フェアテックスも出場し、日本大会を前に日本のファンにも見所の多いラインナップとなっている。

■放送予定
1月12日(金・日本時間)
午後9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF47対戦カード

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン(タイ)
アレクセイ・バリカ(ロシア)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
コンペット・フェアテックス(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
プンルアン・バーンレンバー(タイ)
フアム・フェリペ(ブラジル)

<ムエタイ136ポンド契約/3分3R>
デントゥントン・シンハ・マウイン(タイ)
ペットシリチャイ・デペッチシリトン(タイ)

<ムエタイ113ポンド契約/3分3R>
クンスック・ソー・デチャパン(タイ)
ヌラペット・ケラスポーツ(タイ)

<ムエタイ120ポンド契約/3分3R>
ジョムホート・VK・カオヤイ(タイ)
カンレック・ソー・チョーミーチャイ(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
フェラーリ・フェアテックス(タイ)
アンター・カセム(ベラルーシ)

<キックボクシング・ライト級/3分3R>
アレクシ・ニコラ(フランス)
マゴメド・マゴメドフ

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
ヌンパンニャー・イーグルムエタイ(タイ)
小川 翔(日本)

<ムエタイ130ポンド契約/3分3R>
エリアス・カセム(アルジェリア)
アピワット・ソー・ソンヌック(タイ)

<MMA・フライ級/3分3R>
イリムビェク・アキルベク・ウフール(キルギス)
ハリーム・ナズルロエフ(タジキスタン)

<MMA・フライ級/3分3R>
クーパー・ロイヤル(豪州)
カムロンベク・オルチコフ(ウズベキスタン)

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【ONE FF30】小笠原瑛作がONEデビュー戦、小川翔、リカルド・ブラボ、日本ゆかりのファイターが続々参戦

【写真】小笠原(左)がONE初参戦、小川(右)はONE初勝利を目指しての参戦となる(C)ABEMA

 25日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 30。今大会では小笠原瑛作のONEデビュー戦をはじめ、日本とゆかりのあるファイターが多数参戦する。

 小笠原は2011年のプロデビュー以降、REBELS&KNOCKOUTを主戦場に戦い、タイ人選手とも数多く対戦。今年3月のKNOCKOUT代々木大会では、ルンピニースタジアム3階級王者&2022年ムエタイMVPのロンナチャイから金星を挙げた。

 小笠原と対戦するヨッドウィッタヤ・ペッチョンプーも今回がONE初参戦。まだメジャータイトルの獲得はなく、今年2月のRWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)では、武尊とK-1で拳を交えたヨーキッサダーと対戦。試合はヨーキッサダーの圧力に押され、2Rに右フックでKO負けという結果に終わっている。

 これまでの小笠原の実績、そして小笠原がONEのベルトを狙う以上、ヨッドウィッタは取りこぼしすることなく勝利を収めたい相手。結果だけでなくインパクトも欲しいONEデビュー戦だ。

 小笠原とともに参戦するもう一人の日本人=小川翔は6月ONE Friday Fights 21に続いて2度目の参戦となる。前回のトンサヤーム戦では、1・2Rにポイントをリードされ、3Rに猛反撃するも判定で星を落とした。

 今回の対戦相手=ペットガーフィールド・ジットムアンノンはヒジ・ヒザなど近い距離での攻防を好み、攻撃を被弾するリスクはあるが、距離を取られて攻防を遮断される可能性は少ない。小川としては得意のローキックでONE初勝利を掴みたいところだ。

 アルゼンチン出身・日本在住のリカルド・ブラボも今回がONE初参戦。昨年からウィラサクレック・フェアテックスに所属し、RISE・NO KICK NO LIFEで戦ってきたブラボが、ルンピニースタジアムでムエタイルールでの試合に挑む形だ。

 しかも対戦相手のデンパノム・プラン26は6月にブラジルのエメルソン・ベントーを下して、ルンピニースタジアムのミドル級王座に就いたばかり。ブラボが持ち前の攻撃力とウィラサクレック会長のもとで学んだムエタイ技術の融合で現役ルンピニー王者から勝利を挙げられるか。

 また2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで芦澤竜誠と対戦したシルビュー・ヴィテズも登場する。芦澤戦では1RKO負けに終わったヴィテズだが、その後はムエタイルールで勝ち星を重ねて、今年1月からONEに参戦。ヨードレックペットとセクサンという強豪に挑んで敗れたものの、いずれも激闘を展開して評価を高めた。

 6月ONE Friday Fights 23で豪州のリバー・ダスからONE勝利を収めると、今大会ではONE FRIDAY NIGHTの常連ファイターで、2020年ムエタイMVPのコンクライ・エニームエタイと対戦する。

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