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【GRACHAN58】極真世界王者=上田幹雄のMMA2戦目が決定。韓国のソン・ムジェと対戦

【写真】上田のプロ2戦目がグラチャンのケージに決まった。世界王者とはいえ別競技、基礎工事となる時間を大切にしてほしい (C)MMAPLANET

8日(火)、12月4日(日)に千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示10ホールで開催されるGRACHAN58に極真空手・第12回全世界空手選手権大会優勝の上田幹雄が韓国のソン・ムジェと対戦することが発表された。

2013年に全日本ウエイト別、2018年に全日本、2019年に世界大会を制し、2021年4月に百人組手に挑戦も60人目でドクターストップとなり八巻建志以来となる史上2人目の極真グランドスラムを逃した上田は、昨年9月にMMA転向を発表した。


その5カ月後にMMA転向を発表し、BRAVE所属なり今年の4月にRIZINでデビュー戦を戦った上田。しかし、高阪剛の右フックに倒されパウンドアウト負け──打撃で敗れるという厳しい船出となった。

7カ月を経てケージでMMAを戦うこととなった上田の相手ソン・ムジェは全く実体が知れないが、今回がプロデビュー戦で韓国のセミプロで6戦6勝とリリースには記されている。

既に桜井隆多、荒東英貴、瓜田幸造、ハシモト・ブランドンが出場する無差別級トーナメント準決勝。小島勝志、鍵山雄介、高橋孝徳、崎山勲が戦うフェザー級トーナメント準決勝、
川中孝浩✖渡辺良知のウェルター級戦、ライト級のルクク・ダリ✖林RICE陽太、バンタム級ではチャンピオン伊藤空也とキム・ヒョロンなどが決まっている同大会。今日のリリースでSJJJF(スポーツ柔術日本連盟)提供の柔術マッチ=村田良蔵×田中義篤という柔術マッチが実現することも明らかとなっている。


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【Grachan57】フェザー級王座決定T出場、和田健太郎─02─「屋久島にジムを開き子供達を羽ばたかせたい」

【写真】ぜひとも実現させてほしい将来の展望です。そして、そのためにベルトが必要に (C)GRACHAN

明日4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57。同大会で、Grachanフェザー級王座決定トーナメント1回戦で小島勝志との対戦する和田健太郎インタビュー後編。

本格的にMMAを始めて2年、アマ0勝1敗1分。プロ4勝0敗、3フィニッシュの和田にはチャンピオンになってから、必ず実現させたい夢──いや人生設計が存在した。

<和田健太郎インタビューPart.01はコチラから>


──仕事を覚えて、堂々と練習できる状況を創っていってなおMe,Weで余り練習できなくなったというのは?

「以前は埼玉に住んでいて新宿には通いやすかったのですが、八王子に引っ越して移動手段が車になり、なかなか練習にいけなくなってしまいました。本当は八王子のジムに通うのがベストだったかもしれないのですが……」

──そうですよね。パラエストラ八王子の塩田GOZOさんがショックを受けますよ。なんで新百合なんだって(笑)。

「(苦笑)。渡部修斗選手が声を掛けてくれたのもありますが、仕事の帰りにジムに寄りやすくて」

──その渡部選手とは年齢も違いますが、なぜ親しくなったのですか。

「Me,Weで練習している時にコンバットレスリングに出場して、知り合いました。僕は2016年に68キロ級で全日本で優勝し、2017年には74キロ級で優勝しました。その年に渡部修斗選手が68キロ級で優勝し、世界大会で修斗選手が優勝、僕は準優勝でした」

──その結果を踏まえて、Me,We時代に山﨑代表から本格的にやらないかという話もあったのではないですか。

「は自衛隊の頃に、勝手に出て勝ったみたいな形だったのですが、山﨑さんからはコンバットに関しては『黙っていても、勝つよ』とは言ってもらえていました。あの頃は『週末の練習だけでも、でられるようにしな』という風に言われていました。

Me,Weを離れストライプル新百合ヶ丘に移ったのは、とにかく練習の回数を増やすことができそうだったからで。試合に関しては、アマチュアに出てみて楽しければ良いなっていう感じでした。そうしたらアマで勝っていないのに、プロの試合でオファーを貰ったので折角ならやってみようと思いデビューしたんです」

──アマで勝っていない?

「ハイ。グラチャン・チャレンジで2試合やって、0勝です。最初の試合は打ち合って負けました。2回目は時間切れになり、そうなるとグラチャン・チャレンジは勝敗が付かないんですよ。最初の試合でダメだったところを修正して戦ったのですが、まだ極め力がなかったです」

──プロで4連勝しています。その辺りは克服できたのでしょうか。

「極めとグラウンドの攻撃を覚えることができたことで、ここまでは勝つことができていると思います」

──現状はストライプル新百合ヶ丘だけで練習している形ですか。

「ほとんど、そうですね。修斗選手と新井拓己君と、NEXUSに出ている森永ユキト君と練習していて。たまに原口(央)君のBRAVE世田谷に行かせてもらっています」

──ではキャリア2年目で王座決定トーナメントに出場、しかも本命視されていることに関してはどのように思っていますか。

「思ったより早くチャンスが回ってきたと思っています。こんなに早くに来るとは思っていなかったので、チャンスです」

──初戦の相手である小島選手の印象は?

「打撃が得意な選手です。なので打撃が得意な選手と、寝技が得意な僕とどちらがペースを掴めるのか。あまり打撃に付き合わないようにしないと……という感じです。テイクダウンができれば自分の方がペースを掴んで、勝てるんじゃないかと思っています」

──現状、攻守で打撃の方はどれぐらい身についていると考えていますか。

「3月の試合後に組み技よりも打撃の方の練習を多くしているので、それ以前と比較すると反応とかも良くはなっていると思います」

──ではトーナメントを制し、ベルト巻くという点においての自信のほどは?

「結構ありますね。そんなに実力差があるトーナメントだとは思っていないので。一戦一戦、自分の強味を前に出していければ可能性は全然あると思います」

──トーナメント出場選手のなかで一番の強敵は誰だと捉えていますか。

「自分的には小島選手も強いですけど、こないだは負けてしまった高橋孝徳選手とか……スタンドとグラウンドのバランスが凄く良いと思うので。本来の力を出してくれば強敵になると思います」

──今年で30歳ですが、MMAファイターとしての目標はどこに置いていますか。

「自分が選手として、どんどん上に行くという目標はないです。続けて、勝っていけば上の方で戦えるようになるというぐらいで。それ以上にどこかの団体のチャンピオンになることを目標としていました。

『チャンピオンになって屋久島に帰る』と親父に言っているので。今回のトーナメントでチャンピオンになってMMAを続けるなら、続けて。どんどん上のステージに行ければ行きたいです。ただ一番したいことは、屋久島にジムを創ることなんです。

そのために力をつけて、ベルトという箔が欲しい。現役生活に関しては屋久島に戻ってみないと分からないのですが、続けられるなら続けます」

──屋久島に戻ることが、和田選手の人生設計なのですね。

「ハイ、屋久島で子供たちにレスリングとMMAを教えたいです。大人の人も僕のジムで体を動かして欲しいですし。それでも、やっぱり子供たちに指導したいのが一番ですね。僕が高校を卒業した頃に、レスリングを指導してくれた方がジムを閉めて屋久島を離れてしまって。あの環境を復活させたいと考えています。

やっぱり僕自身、レスリングに出会ってなかったから普通に野球か何かやって、そのまま高校を卒業して屋久島で家業を継いでいたと思います。レスリングを習ったおかげで、東京の大学に行って、今もMMAがデキています。屋久島出身のMMAファイターは、僕以外いないと思いますし。

子供たちを高校に送り出したいですし、レスリングとMMAで屋久島から色々な世界に子供たちが羽ばたいていければと思っています」

──素晴らしいです。なんか世界で戦いたいというよりも、良い話が聞かれたような気がします。

「ありがとうございます(笑)。自分が戦うことに関しては、積み上げていけば結果としてどこかで戦えると考えています」

──では最後に日曜日の試合に向けて、意気込みをお願いします。

「トーナメントの最初の試合。大切な試合なので、できればKOか一本で勝ちたいです」

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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Grachan57 MMA MMAPLANET o PRIDE キック ボクシング ラデック 二ノ宮徳昭 今市凌太 佐々木克義 修斗 和田健太郎 小島勝志 崎山勲 杉本静弥 村田俊 松井斗輝 桜井隆多 高橋孝徳 高須将大

【Grachan57】F級王座決定T本命&オールドルーキー=和田健太郎─01─「MMAを始めたのは2020年7月」

【写真】1992年12月14日、屋久島生まれの和田。その知られざる格闘家人生とは……(C)GRACHAN

4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で組まれたGrachanフェザー級王座決定トーナメント1回戦で、小島勝志との対戦する和田健太郎。

和田は昨年4月のプロデビューから4連勝中、キャリア1年半満たない優勝候補だ。今年30歳を迎えるオールド・ルーキーの格闘技歴をまずは尋ねた。


3丁目の茶川竜之介風な感じもする和田(C)MMAPLANET

──プロデビューから1年4カ月、キャリア5戦目でフェザー級王座決定戦トーナメントとなった和田選手です。ただ、プロデビューは28歳とかなり遅めですね。

「MMAを本格的に始めたのは、2020年の7月ぐらいなんです。もともとはMe,Weの一般会員で少しノーギ・グラップリングやキックボクシングの練習していたのですが、余りジムに行くこともできていなくて。そんな時に知り合いだった渡辺修斗選手が『ウチに来れば?』と誘ってくれて、ストライプル新百合ヶ丘に移ってからMMAの練習を始めました」

──Me,Weで練習していたということですが、それまで格闘技歴というのは?

「一応、小学6年生から大学までレスリングをやっていました」

──あぁ、なるほど。そのような下地があったのですね。小学6年生でレスリングを始めたきっかけは何だったのですか。

「僕は屋久島の出身なのですが……」

──えっ、屋久島というのはあの世界自然遺産の屋久島ですか。

「ハイ」

──申し訳ありません、屋久島のことが何も分かっていないのですが、キッズレスリングができる環境があったということですね。勝手ながら、自然の宝庫という印象しかなかったものですから。

「でも、そんなもんですよ。自然しかないです(笑)。自分が6年生の時にたまたま東京からレスリングを指導してくれる人が引っ越してきました。父親と見学に行って、それで始めた感じです。本当は自分はやりたくなかったのですが、親父に『やってみろ』って言われて……」

──すぐに中学になりますが、そのままレスリングを続けたということですね。

「そうですね。小学生の時に、レスリングの大会に出ても1度も勝てなくて。そのまま辞めるのは嫌で、レスリングを続けることにしました。中学では、本当は部活に入らないといけないのですが『部活はせずにレスリングをやります』って伝えて」

──結果、大学までレスリングを続けていたということは中学の時には結果を残せたということですね。

「中学の時は九州では勝てましたが、全国では全然勝てなかったです。それでも鹿児島の鹿屋中央高校というレスリングの強豪校から推薦がもらえて進学しました」

──鹿屋といえば、原口兄弟の出身地だったかと。

「ハイ。実家があるあたりですけど、彼らは樟南高校という鹿児島でもう一校あるレスリングの強豪校で、僕らの高校のライバル校に通っていたはずです」

──なるほどぉ。では高校時代の成績は?

「団体で全国3位とインターハイで2年生の時に全国3位でした。高校生の時に自分が勝てなかった選手が2人いて、それが太田忍選手と高橋侑希(2017年世界選手権フリー57キロ級優勝。東京五輪出場)選手だったんです」

──なんと。それでも3位も立派な成績です。そして大学へと。

「ハイ。大東文化大学という一応1部リーグに属しているのですが、優勝とかには絡めない大学でレスリングを続けました。大学の時は、個人戦は内閣総理大臣杯で5位が最高位です」

──当時、MMAへの興味というのは?

「修斗で試合をしていた中村憲輔選手が、大学の先輩で。練習に来てくれた時に、少しMMAの話を聞いた記憶はあります。あと小さいときに道場でPRIDEのビデオが流れていました。ただ、僕自身はMMAに興味があったわけでなく、全く見ていなかったです」

──大学卒業後からMMAの練習までも時間がありますが、その間もレスリングを続けていたのですか。

「いえ、レスリングは大学で一区切りをつけて自衛隊に試験を受けて入隊し、4年ほど自衛官をしていました。練馬駐屯地にいて、Me,Weに入会して練習をするようになっていました。実は1年目で自衛隊は辞めて転職して、Me,Weでもっと格闘技の練習をしようと思ったのですが、親の同意書がもらえなく除隊できませんでした」

──えっ? 自衛隊を辞めるのには親御さんの同意書が必要なのですか?!

「そうなんです。もう20歳過ぎて、大人なのに……。自分の場合はMMAを始めたいと馬鹿正直に親に伝えてしまって、同意書がもらえなくなりました(苦笑)」

──Me,Weではノーギ・グラップリングとキックを少々やっていたと言われていましたが、プロのMMAファイターになりたいという意志はあったのですか。

「そうですね。ハイ、レスリングが生かせるのは、そこだと思ったので。ずっと辞めると言い続けていたら、タイムリミットを設けることを条件に26歳になって親も同意してくれました」

──それでもMe,We時代にはMMAに挑まなかったですね。

「ハイ。自衛隊を辞めて、最初のうちはいつも練習に参加できていましたけど、転職して他の仕事を始めると、仕事も覚えていない状態でMMAの練習をしたいというのは筋が通っていないと思って。仕事を覚えてから、練習を再開しようという感じで仕事に集中するようにしていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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DEEP Grachan57 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC   パンクラス ボクシング ラデック 二ノ宮徳昭 今市凌太 佐々木克義 修斗 内田タケル 小島勝志 崎山勲 平良達郎 杉山廣平 杉本静弥 村田俊 松井斗輝 桜井隆多 高橋孝徳 高須将大 鶴屋怜 鶴屋浩

【Grachan57】パラ千葉のフライ級ファイター達─01─松井斗輝「辞めていく人を見て、自分は違うと…」

【写真】左から平良、内田、松井、杉山、鶴屋怜のパラ千葉&沖縄のフライ級ファイター達。松井は1999年9月8日生まれ、試合の4日後に23歳になる (C)MMAPLANET

9月4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で、松井斗輝が二ノ宮徳昭と対戦する。

名門パラエストラ千葉ネットワークでもまれる松井は、昨年9月のプロデビューから現在3連勝中だ。ボクシング出身で当然のように光る打撃の持ち主だが、最近ではレスリング力も攻守ともに伸びている。

そんな松井を巡るパラエストラ千葉ネットはこれから試合を控えたフライ級ファイターが揃っている。松井を皮切りに11日にパンクラスに鶴屋怜とDEEPに杉山廣平が出場し、19日の修斗で内田タケルが戦う。そんなフライ級の精鋭が集まる同ジムに、8月30日より1週間の予定で、姉妹ジム=THEパラエストラ沖縄所属のUFCファイター=平良達郎が、10月のオクタゴン第2戦を前に出稽古にやってきた。

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭に、それぞれの試合に向けて話を訊いた。第一弾はMMAPLANET初登場、松井のMMAファイターになるまで歩みを尋ねた。


──MMAを始めようと思ったのは?

「ボクシングをやっていたのですが、MMAにずっと興味を持っていました。大学を卒業したらMMAを始めようと思っていて、でも大学を辞めることになり、そのタイミングでMMAに転向しました」

──もともと生まれはどちらだったのですか。

「兵庫県の姫路市です」

──あっ、そうなのですか。自分は神戸なのですが……姫路はちょっと柄が悪いなという印象があります(笑)。姫路の皆さん、スミマセン。

「アハハハハ」

──では姫路時代にボクシングを始められたわけですね。

「ハイ、小学4年生からグローブ空手を始めて……」

──姫路でグローブ空手といえば日進会館ですか。

「そうですっ!! ショッピングモールのなかで水泳とか、色々と運動ができる施設があり、そのなかでキッズ空手を友達がやっていて、僕も始めました。」

──関西グローブ空手の雄の出身だったのですか。日進会館では小学生もグローブで顔面有りなのでしょうか。

「ハイ、そうです。でも4年生から6年生までしかやっていなくて、遊びみたいなものでした。当時、MMAやボクシングを視るということは一切なくて、ただ友達が空手をやっていたから興味を持っただけで。でも6年生ぐらいになると、辞めていく子が増えます。中学生になると部活動も始まるし、同い年の子は誰もいなくなってしまったんです。

僕もそのタイミングで、長谷川穂積さんを見てボクシングをやりたいと思うようになっていました」

──同じ兵庫県民ですし。長谷川選手は千里馬神戸ボクシングジムから、真正ボクシングジムに所属していましたね。

「ハイ、僕も長谷川穂積さんのジムに通うとしたのですが、ちょっと遠かったので(苦笑)」

──姫路と東灘では……。片道1時間半から2時間ぐらい掛かってしまいますね。

「ハイ。なので地元の木下ボクシングジムに入会しました」

──ボクシングジムだと中学生の練習生はいたのですか。

「その頃から、どんどん増えていった感じでした。やっぱり長谷川選手の影響だったと思います。それから大学2年生までボクシングをやっていました」

──ずっと姫路で、ですか。

「中学生の間は木下ボクシングジムで練習して、試合に出ても大した成績は残せなかったのですが、ジムの推薦で高校は岡山の関西(かんぜい)高校に進学できました。清水聡(ロンドン五輪銅メダリスト、OPBF東洋太平洋フェザー級&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者)さんがいた高校です」

──おお。では高校でのボクシングの成績の方は?

「一番良かったのは、国体の56キロ級で3位になっています」

──素晴らしい。ところで高校の時から減量をしているのですか?

「ハイ。6キロほどですけど。でもボクシングの場合は当日計量なので、少ししんどかったです(苦笑)」

──結果、大学進学もボクシングで?

「ハイ、そうです。大学はボクシング部自体は強くないのですが、スポーツ推薦で西宮の関西(かんせい)学院大学に進学できました」

──えぇ、関学に進学できたのに途中で退学してしまったのですか! そんな……関学の卒業証書を持っていれば、関西では就職で困ることもなかったのではないですか。

「……(苦笑)。それは回りにも言われています。ボクシングばかりやっていて、全然講義に出ていなくて。単位が全く取れない状態でした」

──スポーツ推薦の学生も、単位を普通に取る必要があったのですか。

「ハイ。関学は他と学生と同じように普通に単位は取らないとダメでした」

──そうなるとスポーツ推薦の学生はしんどいかもしれないですね。ただ、退学するほどだったのですか……留年ではなくて。

「ハイ、2年生を2回ぐらい同じ学年をやり直さないといけない状態でした」

──なんとも……勿体ない。それでボクシングにも見切りをつけたと?

「そうですね。RIZINで朝倉兄弟を見て、もうMMAをやりたいという気持ちになっていました。大学生の時はボクシングとMMAの練習を並行で卒業までやろうと思っていたのですが、学校を辞めたのでこっちに出てきてMMAでやっていこうと決めました」

──関西(かんさい)ではなく、パラエストラ千葉ネットでMMAファイターを目指したのは?

「やるなら一番強いところでやりたいと思って、5つほどジムのリストを創ってこっちに来ました。最初にパラエストラ柏に見学に来て、即決めました。鶴屋さんから『打撃ができるから、寝技をやれば強くなる。ここでやれば間違いない』と言っていただいて。実は結構不安だったのですが、その言葉でやろうと思えました」

──そんな無責任な!!(笑)。

「アハハハハ」

──親御さんは何と言われていましたか。関学を辞めて、MMAをやるために千葉へ引っ越す息子に対して。

「全部決めた後に、話しました。少し反対はされましたけど、そこまでやっていたので。もう何も言ってこなかったです」

──そういう気概でやってきてなお、長続きしない人が殆どだと思います。

鶴屋浩 そうですね。あの頃は1カ月8人とかプロになりたいですって入門してきて。でも、残って1人か2人でした。ただ松井に関しては、覚悟が違うと分かりました。

──と言う言葉が師匠から聞かれましたが。

「嬉しいです。ただ僕も辞めていく人達を見て──自分は違うという気持ちでいました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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Grachan56 HEAT50 MMA MMAPLANET o アンディコング イゴール・タナベ ラデック 佐々木克義 大搗汰晟 小島勝志 崎山勲 村田俊 鍵山雄介

【Grachan56】大阪~札幌~千葉。フェザー級&無差別級T初戦決定。50歳=櫻井隆多がラデックと対戦!!

【写真】正直、無謀だ。でも、自分で決めたことを全うしてほしい (C)MMAPLANET

8月7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan56及び、8月28日(日)=札幌市のグローヴビスアクアスタイル」大会、9月4日(日)=千葉市CG幕張ベイパークアリーナで開催される無差別級とフェザー級の王座決定トーナメント1回戦の全容が明らかとなっている。

昨年8月に続き、大阪単独興行となるGrahan56では無差別級Tは荒東”怪獣キラー”英貴✖岡本純一郎、フェザー級Tは鍵山雄介✖大搗汰晟という2試合──そして優勝候補の大阪在住ファイターの登場となった。


3週間後の北海道大会は会場の都合もあり、ケージではなくリング使用イベントとなり、無差別級Tでズール✖ハシモト・ブランドン戦が組まれている。

さらに1週間後の千葉大会は無差別級Tが2試合とフェザー級Tでは3試合がマッチアップされた。

フェザー級の3試合は小島勝志✖和田健太郎、高橋隆徳✖村田俊、崎山勲✖萩原一貴、無差別級は瓜田幸造✖佐々木克義、そして櫻井隆多✖ラデックが決まった。

HEAT50でイゴール・タナベと対戦予定だったが、負傷欠場→代役出場のアンディコングが体重オーバーで結果として試合が中止となってから4カ月、驚きの無差別級トーナメント出場だ。50歳を迎えてなお、イゴールと戦うつもりだった櫻井は「何歳になっても落ち着くことはない」と戦闘意欲を示していたが、繰り返し無差別級T出場は驚きだ。

櫻井の正確な通常体重は分からないが、ラデックは完全なヘビー級で、体格差は絶対だ。ラデックのその場で打つの左の威力と、前蹴りを切り崩す術を櫻井は持っているのか。五十路のチャレンジに要注目だ。

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Gladiator018 MMA MMAPLANET o Progress RIZIN YouTube   パンクラス 中川皓貴 原口央 小島勝志 遠藤来生

【Gladiator018】ノンタイトル戦で原口央と対戦、中川皓貴「僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれ」

【写真】再計量でクリアした中川が原口をフェイスオフ(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のメインイベント=フェザー級ノンタイトル戦で中川皓貴がフェザー級王者の原口央と対戦する。

会場の空気を盛り上げる神戸reliableの若きエースは、悪夢の連敗からの脱却をRIZIN TRIGGERで果たした。そんな中川にとってチャンピオンとの対決は、ベルトが掛かっていてもなくても同じだけ思いもの。応援してくれるファンのことを一番に考えた試合をすることが、良い動きに通じる中川に試合前の心境を訊いた。


――原口央選手との対戦が迫ってきた中川選手ですが(※取材は6月23日に行われた)、今年1月にグラジエイターで冨田翔市選手に判定負け。昨年6月にパンクラスで遠藤来生選手にキャリア初黒星を喫して以来の再起戦を落としたという状況になっていました。

「遠藤選手との試合は……アレはホンマに練習したことが最初は出せていたけど、緊張していたからか体力の消耗が激しくて。勿体ない試合をしたというか、あそこは簡単に取ってパンクラスのランキングにポンポンと入って、グラジエイターでもベルトを獲ってサクっとフェザー級の上位にいくというプランが全て崩れてしまいました。遠藤選手に負けた時は、だいぶ凹みましたね。あれ以来パンクラスから声が掛からなかったですし、仕事が忙しいせいで……練習もあまりできない時期もあって。

言い訳になっちゃいますけど、冨田選手との試合はほとんど練習ができていなかったです。ちょっとモチベーションが下がっていた時でもあったし、自分がやらないといけないことをやられて……。余計に焦ったのもありました。どう対処したらよいのかって。気持ちが空回りして、だいぶ崩れてしまいましたね」

――しかし日本のMMA界のおかしなところで、2連敗を喫した1カ月後にRIZIN TRIGGERで小島勝志選手との試合が決まりました。結果的には日本一の大会で復活勝利を挙げることができました。

「グラジエイターでの試合が終わって、すぐにオファーがあったんです。でも最初は(reliable田中淳)代表は、僕を出させるつもりはなかったです。冨田戦とかしょうもない試合をして……気持ちが入っていなかったですし。『しょうもない試合をするぐらいなら、出ん方がエェ』って」

――らしい言葉です。

「本当に代表らしくて。あの一言でだいぶ目が覚めました。会場まで来てもらって、お金も払ってくれている人たちがいるのに、ちゃんと盛り上がる試合をしないといけないです。代表はソコを一番大切にしている人なので。僕も気持ちを切り替えることができました。『もうやるしかない』って。怖いとか言うてないで、もう行くしかないっていう気持ちでした。

でも内心はメチャクチャ怖かったです。前の日とか吐きそうなぐらいになっていて、ホテルに泊まっていても神戸に帰りたくて……」

――それまでも、試合前に恐怖を感じていたのでしょうか。

「いえ、これまではなかったです。また負けたら3連敗で、あの大きな舞台で負けたらもう終わりやと思っていましたし。この連敗まで負けたことがなかったから、そういう気持ちになることが理解できていなかったです」

――そこを乗り越えて完全にコントロールして判定勝ちでした。

「あそこで精神的に恐怖心を乗り越えることができたのは大きかったです。吹っ切れたら動きも過去一番っていうぐらい良かったですし。やらなアカンことが全部できました。まだ極めきれていないのが課題ですけど……」

――MMAに対してモチベーションが戻ってきましたか。

「やっぱりRIZINで勝つとチヤホヤされるんで(笑)。ここで頑張らなアカンと思いました」

――それから5カ月ほど試合間隔があいて、今回のGladiatorフェザー級チャンピオンの原口央選手とノンタイトル、2回戦での対戦となりました。

「いあぁ、ちょっと意味不明かなって。向こうはグラジエイター初参戦でタイトルマッチをして。自分は何試合してきたんやって話なんですけど。そこはメッチャ思いました。ただ この試合がタイトルマッチでないのは、前の試合で負けているからということだったので、それはそうです。言い返せないです。

勝っているのにノンタイトルとかだったら、『やりません』って言えますけどね」

――以前も言っていたように、今もグラジのベルトは欲しいのでしょうか。

「そうですね、とりあえず1回は巻いておこうと思っています」

――では原口選手の印象は?

「レスリング主体でテイクダウンと寝技が凄くキチンとしている選手やと思いました」

――「塩試合は塩漬けされる方が悪い」という発言をインタビューでしていました。私は実はその言葉は好きなのですが、現実問題としてreliable勢とは真逆の考えになるかと。

「 それはダサいですよ。チャンピオンらしいことを言えよって。煽りVでもチャンピオンやけど挑戦者のつもりとか言っていましたけど、いやいやいや……。お前、チャンピオンの自覚を持ってチャンピオンらしくしろと言いたいです」

――ではノンタイトルから、タイトル戦という風に考えていますか。

「う~ん別に……何回も試合する必要もないんで。僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれれば、と。ノンタイトルだろうが、負けたらベルトを失うぐらいの覚悟で来てくれないと、こっちも戦う意味がないんで。今回は自分らしい動き、RIZINの時以上の動きをして応援してくれる人を盛り上げたいです。それが一番です」

――reliableの選手の試合が終わると、観客席の何割かが記念写真で会場から出て行ってしまうので、今回は最終試合で良かったです。

「アハハハ。今回もたくさん応援にきてくれて、チケットが手に入らない人もいたぐらいで。またRIZIN TRIGGERを狙いつつ――パンクラス、東京には一回はやり返しにいきます。その時がくれば」

――では最後に改めて意気込みの方をよろしくお願いします。

「RIZINの時より成長していると思うので、強くなったところを見てほしいです」


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Column MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02   アキラ キック クレベル・コイケ 中川皓貴 佐々木憂流迦 倉本一真 内山拓真 加藤ケンジ 原虎徹 吉野光 小島勝志 山本空良 渡慶次幸平 遠藤大翼 鈴木琢仁

【RIZIN TRIGGER02】試合結果 クレベル劇勝、倉本圧勝。中川皓貴と上野光は快勝!!

【写真】会見で挑発しあったアキラと鈴木は、前者が凱歌が挙がっている(C)MMAPLANET

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナでRIZIN TRIGGER02が行われ、メインでは初回をピンチを乗り越えたクレベル・コイケが佐々木憂流迦をRNCで仕留めた。

セミでは倉持一真が加藤ケンジに圧勝、GP後のバンタム級戦線参入に虎視眈々の新顔では、吉野光と内山拓真が勝利を収め、グラチャン×グラジエイターと煽られた小島勝志と中川皓貴のフェザー級戦はグラジ=中川がグライディングファイトで快勝している。

RIZIN TRIGGER02
<フェザー級/5分3R>
○クレベル・コイケ(ブラジル)2R3分21秒
RNC
詳細はコチラ
×佐々木憂流迦(日本)
<バンタム級/5分3R>
○倉本一真(日本)1R4分15秒
TKO
詳細はコチラ
×加藤ケンジ(日本)
<ライト級/5分3R>
○アキラ(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×鈴木琢仁(日本)
<フェザー級/5分3R>
○山本空良(日本)1R0分35秒
KO
詳細はコチラ
×新居すぐる(日本)
<73キロ契約/5分3R>
○渡慶次幸平(日本)2R2分31秒
TKO
×ハリー・スタローン(ブラジル)
<キック100キロ契約/3分3R>
○マウンテンRYUGO(日本)1R2分38秒
KO
×笹田勝俊(日本)
<62キロ契約/5分3R■>
○吉野光(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×遠藤大翼(日本)
<フェザー級/5分3R>
○中川皓貴(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×小島勝志(日本)
<バンタム級/5分3R>
○内山拓真(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×原虎徹(日本)
<キック65キロ/3分3R>
○竹内皇貴(日本)3R
判定
×北川裕紀(日本)
<キック58キロ/3分3R>
○松井大樹(日本)3R
判定
×MASANARI(日本)
<キック59キロ/3分3R>
○大樹(日本)3R
判定
×仲川広汰(日本)
<キック66キロ>
○桃翔(日本)2R0分13秒
TKO
×伊藤勇大(日本)


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MMA MMAPLANET o RIZIN 中川皓貴 小島勝志

【RIZIN TRIGGER03】左ミドルを効かせた中川皓貴が、TDコントロール&パウンドで小島勝志を破る

<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
Def.3-0
小島勝志(日本)

ローにワンツーを合わせにいった中川、小島はカーフを蹴る。右を見せ、次の前進で組みついた中川がケージに押し込む。体を入れ替えた小島は内股を防ぎ、離れる。打撃の間合いでジャブ、右カーフを蹴った中川の踏み込みに、小島もカーフを蹴り込む。中川は左ミドルを効かせ、前に出る。離れてもう1度左ミドルを入れた中川が右オーバーハンドを当てる。さらに左ミドルを続ける中川が、ジャブもヒットさせる。

ローの蹴り合いから、右を当てた中川が左ミドルで小島のガードを下げさせ、右オーバーハンドから返しの左フックを打ち込む。後方にバランスを崩した小島に首相撲&ヒザ蹴り、さらに大外刈りで倒した中川は立ち上がってきてもヒザをボディや腿に続ける。さらに頭部にもヒザを2発突き上げた中川が、初回を完全にリードした。

2R、流れを変えようと左ミドルを蹴った小島だが、中川が右を当てて組みテイクダウンへ。尻もち状態で鉄槌を放つ小島は、両足を束ねられ尻もちをつかされる。バック狙い、下になってもハーフでひっくり返した中川がトップでパウンドを打っていく。

背中だけは向けない小島に対し、中川は頭を抱え、ボディを殴る。両足を束ねて右フックをテンプルに入れた中川が、小島の右手を背中越しに取り左手で殴りつつ、パシオロックのように腕を極めに掛かる。そのままローマウントに入った中川は、腕をリリースしてマウントを完成──腰を押してきた小島のバックに回る。立ち上がりながら前方に落としに掛かる小島だが、中川は絞めへ。背中を取り直し、リセットした中川が背中をマットにつけてバックマウント、絞めは防がれたエルボーを入れてさらにリードを広げた。

最終回、中川が左ミドルを入れ、蹴りに右を合わせてトップを取る。左右のパンチを打った中川は、小島にラバーガードを取らせずパンチを続ける。フックガード、ケージに押し込まれた小島はクローズドに移行し、立ち上がることはできない。右足を越した中川が半身の小島のボディを殴り、顔面にヒザを打っていく。スクランブルでヒザ狙いの小島に対し、中川はダブルレッグからバックへ。

小島のキムラ狙いも、倒してマウントを取ることで回避した中川がパンチを打ちつける。残り1分、肩固めを狙いつつ殴る中川は、上体を起こしたパンチに切り替える。「固めるな」という師匠、じゅんのアドバイスにパンチを振り下ろした中川は試合終了と同時に叫び声を挙げた。


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DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02   アキラ キック クレベル・コイケ ボクシング 中川皓貴 佐々木憂流迦 修斗 倉本一真 内山拓真 加藤ケンジ 原虎徹 吉野光 小島勝志 山本空良 平本蓮 渡慶次幸平 遠藤大翼 遠藤来生 鈴木琢仁

【RIZIN TRIGGER02】計量終了 上位4カードのマイク。小島×中川のグラチャン×グラジ対決に注目

【写真】ここからどういう展開が見られるようになるのか(C)RIZIN

22日(火)明日23日(水・祝)に静岡県袋井市のエコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGGER02の計量が行われた。

上位4カードに出場する選手はフェイスオフ後に意気込みを以下のように話している。

山本空良
「前回は全然良い試合ができなかったんで、今回はアグレッシブに攻めて1R一本、KOを狙っていくので宜しくお願いします」
新居すぐる
「同じ同郷の道産子対決なので楽しみです。道産子同士頑張りましょう。僕の必殺ハイキックをお見舞いさせてもらいます。押忍」

鈴木琢仁
「アキラ選手、明日試合が終わったらボコボコになって病院に運ばれると思いますけど、お見舞いでバナナいっぱい持っていくんで。安心してボコボコにされてください」
アキラ
「失神させます」

倉本一真
「明日は皆さんの度肝を抜いたKOをします」
加藤ケンジ
「前回のTRIGGERに続きオファーを頂きありがとうございます。明日の試合も前回と同様に自分の得意なところを出してKO勝ち、まぁ寝技的にも練習してきたのでソレを見てもらえればと思います」

佐々木憂流迦
「明日は2月23日、RIZIN開幕一発目ということでホントこの大会に出る全選手が凄い途轍もない気持ちを持って挑むと思うんで、凄い大会になると思います。会場に来られない方もPPVを買って応援してくれると嬉しいです。そしてメインイベント、僕がしっかり勝ってぶち上げようと思うので、ぜひ明日はお楽しみにしていてください」
クレベル・コイケ
「明日、皆できれば応援して。お願いします。私ここの静岡で試合に出るので、私の静岡もりあげたいです。皆、できればPPV勝ってお願いします。私の憂流迦で、明日絶対に良い試合です。ポペガー(※極める)」

マイクがなかったMMAで注目したいのが小島勝志と中川皓貴の一戦と内山拓真×原虎徹、この2試合だ。


小島と中川、前者はグラチャンを主戦場にキャリアを積み上げているファイターで現在3連勝中だ。対して後者はグラジエイターで期待されてきたが、パンクラスの遠藤来生戦とグラジでの冨田翔市戦と競り負けてきた。連敗でTRIGGERという舞台に挑む中川も、4連勝としたい小島も団体は背負っていないだろう。

ただし、ファンの目はグラチャンかグラジかという視点で見て然り。試合に勝敗はつきもの、TRIGGERというケージの中が各プロモーションの接点となり、ホームにお土産を持って帰るのかどちらになるのか。何より、今後彼らのようなファイターがホームとTRIGGERの行き来でなく、横の繋がりに発展してほしいという願望も踏まえ、試合後の両者の歩みまでもが興味深い一戦だ。

内山と原のファイトは、DEEP浜松大会で育った内山が首都圏のDEEPで戦う原との対戦機会を、これからのDEEPバンタム級戦線で存在感を増すために、いかに有効活用するか。

ボクシングの上手さに定評がある原だが、実際には幼少期より極真空手、柔術、修斗、レスリングと数多くの格闘技経験がある若き武芸百般だ。そのキッズの頃から知り合いの那須川天心、平本蓮らが主演としてスポットを浴びる場に駆け上がるために、ここで躓くことはあってはならない。奇しくもプロ3戦目で初黒星をつけられた吉野光も、同じ大会に出場する。

原として内山の夢を打ち砕き、DEEPに戻って来る必要がある試合といえよう。

■視聴方法(予定)
2月23日(水・祝)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~RIZIN VR
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER02計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:65.75キロ
佐々木憂流迦:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.8キロ
倉本一真:60.95キロ

<ライト級/5分3R>
アキラ:70.7キロ
鈴木琢仁:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる:65.8キロ
山本空良:65.9キロ

<73キロ契約/5分3R>
渡慶次幸平:72.85キロ
ハリー・スタローン:72.6キロ

<キック100キロ契約/3分3R>
笹田勝俊:92.65キロ
マウンテンRYUGO:95.7キロ

<バンタム級/5分3R>
遠藤大翼:61.5キロ
吉野光:61.8キロ

<フェザー級/5分3R>
小島勝志:65.65キロ
中川皓貴:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
内山拓真:61.0キロ
原虎徹:60.6キロ

<キック65キロ/3分3R>
北川裕紀:64.8キロ
竹内皇貴:60.6キロ

<キック58キロ/3分3R>
MASANARI:57.85キロ
松井大樹:58.0キロ

<キック59キロ/3分3R>
大樹:58.9キロ
仲川広汰:58.8キロ

<キック66キロ/3分3R>
伊藤勇大:59.65キロ
桃翔:60.0キロ

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【RIZIN TRIGGER02】RIZINケージ第2弾、追加カード発表ーーアキラと鈴木琢仁によるライト級戦

【写真】YouTubeでバナナを食べ続けているアキラに対して鈴木もバナナで応戦--(C) MMAPLANET
2日(水)、RIZINが記者会見を開き、RIZIN TRIGERR02の追加対戦カードを発表した。

2月23日(水・祝)、静岡県袋市エコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGERR02の追加対戦カード(MMA)は、<71キロ契約>アキラvs.鈴木琢仁、<73キロ契約>渡慶次幸平vs.ハリー・スタローン、<61キロ契約>内山拓真vs.原虎徹、<66キロ契約>小島勝志vs.中川皓貴、<62キロ契約>遠藤大翼×吉野光の5試合だ。



記者会見にはアキラ、鈴木琢仁、渡慶次幸平、そして吉野光が出席。各選手、次のように語っている。

アキラ
「お久しぶりです。武蔵むらやまクリニックのアキラです。今回このようなカードを組んでくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございます。僕に失神KO勝ちをさせるために鈴木選手という弱い相手との試合を組んでくださって、ありがとうございます。鈴木選手も今回、失神するために出てきてくださり、本当にありがとうございます。ちゃんとタップしてくれれば離すので、安心してください」

鈴木琢仁
「RIZINファンの皆さん、初めまして。今をときめくボンサイ柔術所属、ボンサイ柔術茶帯、そしてボンサイ柔術日本人最強(関根“シュレック”秀樹さん除く)鈴木琢仁です。今回、RIZINに初参戦させていただくことになりました。RIZINではボンサイ柔術で培った寝技、柔術をお見せしたいと思います。
前回は去年の10月に、北岡悟選手というレジェンドに勝つことができました。キャリアの中でも大一番で勝つことができて、すごく自信にはなりました。ただ、今回のアキラ選手は、僕のキャリアの中でも一番の強敵といっても過言ではないので、さらに自信を持って臨みたいと思います」

渡慶次幸平
「本当に人生ってうまくいかないなと、この間の沖縄大会で思い知ったばかりです。夢と希望を持って東京に出てきて、すぐホームレスになって、結婚して子供が出来て――。やっとラウェイでRIZINに呼んでもらえるようなファイターになって故郷で試合をしたんですが、早々にやられてしまい、すごく悔しい日々を過ごしています。その試合に負けた当日、大原君(対戦相手の大原樹里)に『稽古をつけてくれ』とお願いしました。そこからずっと、パンクラスイズムさんとKIBAでトレーニングさせてもらっています。その日から今、確実に強くなっているので、すごく自信があります。それはケージの中で証明するだけなので、この闘志が消えるまで、しっかり戦い続けたいと思います。応援よろしくお願いします」

ハリー・スタローン
「今までの試合は家族のもとに無事に帰ることや、職場に無傷で出勤することなど、自分にリミッターをつけている状態で戦っていました。しかし次に試合をする時はそのリミッターを外して、自分は死んでもいいぐらいの気持ちで戦うことを決めていました。そこにRIZIN出場のお話をいただいたので、この試合では先のことを考えずに死ぬ気でやります。自分とやる相手が可哀想に思います」

遠藤大翼
「格闘技に出会ってから自分の人生が変わりました。性格や考え方、人との付き合い方、謙虚さ、他にもいろいろとあります。このような素敵なスポーツを少しでも多くの方に知っていただきたい、楽しさや恰好良さを伝えていきたい、と思っています。今回参戦するにあたって、当ジムの子供たちや会員の皆さんに、ただの指導者ではなくて選手としての顔も見てもらいたいと思いました。いぶし銀の渋さを伝えられたらと思っています」

吉野光
「僕はあまり知名度がなくて、きっとRIZINファンの皆さんはRIZINバンタム級トーナメントに出ている選手がトップで、日本で一番すごい選手だと思っているかもしれないんですけど、日本にはまだ強い選手がたくさんいます。僕はその中でも強い選手だと思っているので、試合当日は僕の強さを見せたいと思います。よろしくお願いします」

小島勝志
「RIZINファンの皆様、初めまして。GRACHANから来ました、スタイルプラスジムの小島勝志です。まずこの試合を組んでいただき、RIZIN、格闘技関係者の皆様ありがとうございます。僕は山梨県で日々活動しており、格闘技が盛んではない山梨県に総合格闘技を文化として残したいという思いで選手をやりながらジム経営をしています! 地方でもRIZINみたいな大きな舞台に出場できること、地方でもこんな強い奴がいるんだということを、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。僕はストライカーなので当日は僕の打撃に注目して見てください。バチバチの打撃でKOして勝ちますので、応援よろしくお願いします」

中川皓貴
「今回は初めてのRIZINという大きな舞台で試合をさせていただくチャンスをもらえて、緊張など色々とありますが自分らしく試合ができたらなっと思います! 会場を盛り上げられるように頑張ります!」

内山拓真
「ボンサイ柔術の内山拓真です。今回、自分は運と所属ジムのネームバリューだけで参戦できたと思っています。ボンサイといえばサトシ、クレベルばかりが注目されていて、僕たち若者組は鬱憤が溜まっているので、ここで一本、KOで勝って実力を証明したいと思います。自分はボンサイ仕込みの寝技はもちろんですが、これまで都内のジムやハワイのUnited MMAでも練習を積んできました。他のボンサイファイターとは違ったスタイル、面白い戦いを見せられると思います。ぜひ期待しておいてください」

原虎徹
「RIZINファンの皆様、初めまして。CAVE所属、石渡伸太郎YouTubeチャンネルメンバーの原虎徹です。子供の頃から真剣に格闘技に取り組んできました。その技術の高さ、ポテンシャルの高さを見せつけたいです。去年のバンタム級GP、石渡さんの言葉を借りて言うならば、“偽物がチョロチョロ”していたので、この試合に勝ち、そういう選手を倒しに行きます。次の試合を期待してもらえるようなパフォーマンスをお見せします」

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