カテゴリー
Gladiator015 MIKE MMA NavE 一慶 原口央 天草ストロンガー四郎 宮城友一 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】釜谷真、RNCで敗れ引退。バンタム級は空位。原口&NavE、藤井がタイトル戦の勝者に

【写真】4つのベルトを賭けた戦い、それぞれも悲喜こもごもが見られた(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176box でGLADIATOR015が開催された。

バンタム級王者の竹本啓哉が計量失敗で、タイトル剥奪→釜谷真が勝利した場合のみ王者誕生という変則王座決定戦がメインで組まれ、セミでフェザー級、さらにフライ級とミドル級と4つのタイトル戦が行われた。


メインのバンタム級変則王座決定戦は、初回に竹本が釜谷をRNCで落とし一本勝ち、規定によりノーコンストとなりグラジエイター・バンタム級王座は空位のままに。

そして試合後に釜谷は引退する意向を明らかとした。

フェザー級選手権試合は、初回から原口央がMIKEをテイクダウン&バックからの攻撃で圧倒すると、2R開始早々ヒザ蹴りに姿勢を乱したチャンピオンに思い切りパウンドを打ちつけた原口がそのままパウンドの連打でTKO勝ちし、新チャンピオンに。

MIKEもまた今後について「柔術でもやろうかな」とMMAから撤退するように感じられる言葉を残している。

大会ベストバウトとなったフライ級選手権試合は、初回にダウンを喫した王者NavEが、宮城友一のカーフで右足を相当に痛めながらも2Rにテイクダウンからバック奪取し五分の展開に持ち込む。

そして勝負の最終回も勝負どころでテイクダウン&トップで競り勝ち王座防衛に成功した。

ミドル級選手試合は初回に一慶が小外刈りからマウントを奪うなどリードしたが、2R開始まもなくに藤井章太左フック一発でKOし、6年半ぶりのグラジエイター出場で王座初防衛に成功した。

※Gladiator015の詳細は後日アップします。

■Gladiator015試合結果

<Gladiatorバンタム級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
NC ※1R3分24秒by RNC
釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
原口央(日本)
Def.2R0分11秒by TKO
MIKE(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
NavE(日本)
Def.3-0
宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
藤井章太(日本)
Def.2R0分29秒by KO
一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
神田T-800周一(日本)
Def.3-0
上田祐起(日本)

<フェザー級/5分2R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
Def.1R3分50秒by RNC
天草ストロンガー四郎(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
Def.1R1分57秒by TKO
中園健太(日本)

<バンタム級/5分2R>
左海清之(日本)
Def.1R0分52秒by腕十字
田中スネ夫ハヤト(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
Def. 2R2分23秒by Technical judgement 3-0
塩津良介(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
Def.3-0
丸山幹太(日本)

<フライ級/5分2R>
杉岡トキア(日本)
Def.1R2分08秒by RNC
谷口武(日本)

The post 【Gladiator015】釜谷真、RNCで敗れ引退。バンタム級は空位。原口&NavE、藤井がタイトル戦の勝者に first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator015 MIKE MMA NavE 一慶 修斗 原口央 天草ストロンガー四郎 宮城友一 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】宮城友一の挑戦受けるNavE「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ること」

【写真】チャンプチャンプ対決、グラジの顔とグラジ愛を賭けた一戦へ (C)MMAPLANET

いよいよ本日26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で、Gladiatorフライ級王者NavEがGladiatorライトフライ級チャンピオン宮城友一の挑戦を受ける。

今大会では自らが昨年、三重県名張市にオープンしたN TRUSTから伊賀ゴリがデビューするNavEは、違った意味でも特別な時を刻む大会を控え、「選手は自分のために戦う」と言い切った。

計量直後に行ったNavEインタビューをお送りしたい。


──計量とフェイスオフを終えた直後ですが、今の気持ちは?

「また試合が来たなっていう気持ちですね。

フライ級は2年ぶりで減量がなかなか……当日の1階級上の方が楽は楽ですけど、こっちの方が試合やっていう感覚ですかね。水抜きしたほうが、気合も入るんでしょうかね」

──宮城選手は修斗と並行して戦い、この間も試合数を積んできたのに対し、NavE選手はそれこそ2年で2試合目です。

「2月の時は明らかに試合勘を失っていました。コロナになって初めての試合で、ジムもオープンしたばかり、手術明けでもあって色々なことが重なって全てが悪い方向に重なっていたので、勝てたことがホントに幸いでした。負けなくて良かった」

──それから7カ月、今回の調整の方は?

「もうジムの方が落ち着いたので、格闘家人生で過去最大に練習できたと思います。毎日、強度は強弱があっても毎日動くという行為はジムを開いてから初めて可能になったので。プロ練習はM3FITでMIKE選手と週一でしたけど、そこでガツガツとやってきました。僕も30歳越えて、スパーリングを週に何度もやると逆に疲労が凄かったので、ガチガチの練習は週に1度にして、それでもN TRUSTにも柔道で全国大会に出た者とか、90キロある人間がいるので、普通に四つ組をしても部分で強度の高さはありますし、補強もかねた練習はできました」

──今大会ではN TRUSTから伊賀ゴリ選手がデビューしますね。

「ウチのジムで一生懸命やっていた子が、デビューを迎えるのは感慨深いです。名張在住として、隣の伊賀市からMMA選手が生まれることは本当に嬉しいです」

──ではタイトルマッチの日にセコンドも?

「いえ、就かないです。自分の試合になると、自分ことで精いっぱいなので。今月はフィジカルとかのパーソナルもお断りをさせてもらって……やっぱり、試合ってそんなに甘くないので」

──明日の試合、どのような試合になると予想していますか。

「宮城選手は申し訳ない言い方やけど、地味強です。何が強いというのではなくて、削ってきますよね。ほとんどが判定勝ちで、フィニッシュ力はないと思います。だから自分が負けるなら削られて、ズルズルと判定で負けるんかなって。フィニッシュ決着になるなら、僕の方がフィニッシュ力もあると思います。

そこも宮城選手も対策していると思うので。でも、分かられていても極めてしまうのが技やと思っているので、自分の試合をやり通します。僕も投げ技や極め技を持っているので、そこは警戒してくるでしょうけど、その上でぶち投げてやろうという気持ちはあります。しっかりとワキを差して切ってくるタイプやと思いますけど、そこの勝負ですね」

──今回4つのタイトルマッチ、チャンピオンの覇権争いという見方もできます。

「う~ん、そうですね。チャンピオンにならせてもらって長いですし、グラジエイターの顔とまでは言えないですけど……自分がグラジエイターの顔といえる選手になれれば良いですね」

──そのために作戦ということではなく、どのような試合をしたいですか。

「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ることです(笑)」

──良い言葉です。

「本当にそれだけです。頑張れなかったときに負けているので、頑張ることです。頑張り切れたときは、競り勝てます」

──頑張る理由に、ジムのため、会員さんのためという部分も出てきますか。

「まぁ、基本は自分のためです。僕が負けても皆は応援してくれるやろうし、勝ったら喜んでくれる。だから選手であるときは、自分のために頑張ります」

■Gladiator015計量結果

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:62.65キロ→62.1キロ
[挑戦者] 釜谷真:61.0キロ

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE:65.75キロ
[挑戦者] 原口央:65.45キロ

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE:56.55キロ
[挑戦者] 宮城友一:56.50キロ

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太:83.8キロ
[挑戦者] 一慶:83.5キロ

<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.1キロ
神田T-800周一:61.15キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎:66.75キロ→65.8
チハヤフル・ズッキーニョス:65.65キロ

<ライト級/5分2R>
石田拓穂:71.0キロ
中園健太:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト:60.95キロ
左海清之:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.15キロ
塩津良介:64.65キロ

<フライ級/5分2R>
丸山幹太:56.4キロ
松原聖也:56.4キロ

<フライ級/5分2R>
谷口武:60.7キロ
杉岡トキア:61.0キロ

The post 【Gladiator015】宮城友一の挑戦受けるNavE「僕の作戦はいつも決まっていて、頑張ること」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator015 MIKE MMA NavE   ブログ 一慶 原口央 宮城友一 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】計量終了 竹本啓哉が計量ミスで王座剥奪。釜谷真戦は変則バンタム級王座決定戦に

【写真】計量後のタイトル戦出場選手の記念撮影に竹本の姿はなかった (C)MMAPLANET

明日26日(日)に大阪府豊中市の176box で開催されるGLADIATOR015の計量が、25日(金)に同市のスモーカージムで行われた。

ミドル級、フライ級、フェザー級、バンタム級の4階級のタイトル戦が組まれた今大会、メインで釜谷真の挑戦を受ける予定だった竹本啓哉が計量失敗で、タイトル剥奪→釜谷が勝利した場合のみ王者誕生という変則王座決定戦が実施されることに。


今朝、名古屋を発つ時点で1.5キロオーバーという話が伝わっていた竹本は厳しい表情で計量会場に到着し、抗原検査を終えると計量台へ。

結果は62.65キロと1.45キロオーバーで、2時間後の再計量に挑むこととなった。タイトル戦出場選手の記念撮影も欠席し、サウナに向かった竹本だが再計量でも900グラムオーバー、規定の1キロ以内だと試合を行うことが可能な体重まで落としたが、タイトルは剥奪となった。

明日の試合は3Rのラウンドマストの合計点から2Pを減点される状態で竹本は変則王座決定戦に挑み、彼が勝利すると試合はノーコンテスト→王座は空位に。釜谷が勝利した場合のみ新チャンピオンが生まれる。

竹本といえば、本計量で失敗するが再計量では落としきる印象が強かったが、今回はそこがクリアできなかった。他のタイトル戦出場選手は、全員クリアしており、4大タイトル戦は少々形式と趣向が変わったが、4試合実行される。

なおライト級でチハヤフル・ズッキーニョスと戦う天草ストロンガー四郎も66.75キロで本計量でクリアできなかったが、再軽量は65.8キロで無事パスしている。

■Gladiator015計量結果

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:62.65キロ→62.1キロ
[挑戦者] 釜谷真:61.0キロ

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE:65.75キロ
[挑戦者] 原口央:65.45キロ

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE:56.55キロ
[挑戦者] 宮城友一:56.50キロ

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太:83.8キロ
[挑戦者] 一慶:83.5キロ

<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.1キロ
神田T-800周一:61.15キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎:66.75キロ→65.8
チハヤフル・ズッキーニョス:65.65キロ

<ライト級/5分2R>
石田拓穂:71.0キロ
中園健太:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト:60.95キロ
左海清之:61.2キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.15キロ
塩津良介:64.65キロ

<フライ級/5分2R>
丸山幹太:56.4キロ
松原聖也:56.4キロ

<フライ級/5分2R>
谷口武:60.7キロ
杉岡トキア:61.0キロ

The post 【Gladiator015】計量終了 竹本啓哉が計量ミスで王座剥奪。釜谷真戦は変則バンタム級王座決定戦に first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator015 Interview J-CAGE NavE ブログ 宮城友一

【Gladiator015】フライ級王者NavEに挑戦、宮城友一─02─「達郎君たちと練習しているんだから大丈夫」

【写真】非常に人間味のある言葉が続く宮城友一インタビューでした (C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorフライ級王者NavEに挑むライトフライ級チャンピオンの宮城友一インタビュー後編。

自分に自信を持つまで時間が掛かるという宮城だが、今回のタイトル挑戦に関しては自信を持って臨むことができているという。その一因が今やワールドクラスに駆け上がった平良達郎を含む、THEパラエストラ沖縄でのプロ練習だった。

<宮城友一インタビューPart.01はコチラから>


──NavE選手と戦う前に、西村戦をクリアできたことは大きいですね。

「大きかったです。NavE選手に関しては、僕がフライ級のベルトを獲りたいとはずっと思っていて、自分的にはやるつもりでいました。だから4月の沖縄の大会があって、この試合が決まったのはタイミング的にも良かったです」

──NavE選手の印象は?

「NavE選手は打撃も上手ですが、勝負どころでは組んでくる。純粋に寝技が強い。そんな感じですかね」

──取材を通してですが、自分への信頼度は宮城選手よりNavE選手の方が上のように感じます。実は不安に思っていることも、口にしていないだけかもしれないですが。

「う~ん、そうなると僕とはタイプが違いますよね(笑)」

──そんなNavE選手とのタイトル戦に向け、どのような準備をしてきましたか。

「作戦は砂辺さんとそれなりに立てて、局面を切り取った対策練習もしていいます。パラエストラ沖縄でのプロ練習に参加し、松根先生のアドバイスを貰う──そういう意味では、これまでと同じですね」

──平良達郎選手があっという間に強くなったことで、練習の強度が上がってきたということはないですか。

「パラエストラのプロ練に関しては、かなりハードです。実際に僕が若い子たちに合わせて、ずっと1週間を彼らと同じペースでやっているとコンディションを崩すというのは感じています。なのでパラエストラでの練習がきつい分、他で抑えるように配分をしています。そうですね……パラエストラは本当にきついです(笑)。だからこそ達郎君と練習していると、これ以上はないということは思います」

──やはり平良選手は強いですか。

「強いです……強い(笑)。ヤバイです。ホントにヤバい。だからパラエストラに行って、彼と練習できることは凄く大きいです」

──平良選手とはグラップリングスパーを行っているのですか。

「いえ、基本はMMAスパーリングをやっています」

──では打撃も含んでいると。

「ハイ。達郎君は組みへの自信があるから、打撃という局面を切り取っても難しい相手です。それにMMAの打撃でなくて、純粋な打撃も凄く上達しています。砂辺さんとも『達郎君の打撃は、〇〇や✖✖がこういう風に良いよねぇ』とか普通に話していますし。打撃だけの達郎君の技術も、凄いと思います。

それに達郎君だけでなく、南風原吉良斗君とかも凄く組みが強いですし。彼らと練習しているんだから、自分も大丈夫だっていう気持ちは凄くあります。4月の試合でやるべきことができて、この感じて練習できているので流れが良いです。そういう意味では自信がついてきているんじゃないかと思います」

──その自信を実戦に生かせるのか。そこですね。今回の試合、どのような部分が大切になってくるでしょうか。

「自分で……なんていうか……、自分でチャンスを創って、そのチャンスのタイミングで仕留める。そのことを今回の試合では、凄く意識しているので。そのために──しっかりと倒すために、自分から動いて仕留められる時に仕留める。

ホントにザックリしたことなんですが(笑)、それが僕が積み上げてきたことなので。そこをやり切っていきたいですね。それが1Rにチャンスが訪れるかもしれないし、凄く時間が掛かる可能性もあります。そこも全部含めて、自分で創って、その創ったチャンスを逃さない感じです(苦笑)。どう言ったら良いか、余り上手く説明できないですけど」

──同じことを繰り返しましたしね(笑)。

「アハハハハ。自分が信じられなくなるようなことがあったら、砂辺さんを信じて戦います。でも、今回に関してはインタビュー中にずっと不安そうな、自信がないということを言ってきたのですが、自信はあります」

──おおっ!! 

「自信を持ってNavE選手に挑みます。そういうところを皆に見てほしいです」

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

The post 【Gladiator015】フライ級王者NavEに挑戦、宮城友一─02─「達郎君たちと練習しているんだから大丈夫」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator015 MIKE MMA NavE 一慶 井上啓太 修斗 原口央 天草ストロンガー四郎 宮城友一 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】フライ級王者NavEとチャンプチャンプ対決、宮城友一─01─「砂辺さんが自信を」

【写真】アスファルトへの根を張るガジュマルが大好きだという宮城。ガジュマルのように力強いファイター人生を送ることができるか。大切な一戦だ(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一が、Gladiatorフライ級王者NavEに挑む。

コロナ禍でグラジエイターが活動を停止していた間、ZSTや修斗でも積極的に試合をしてきた宮城は、手痛い連敗も経験した。自分への自信を創れなかった2試合を経て、今年4月に地元・沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した宮城をインタビュー。

西村戦を経て、宮城は組みという部分でも、NavEとのチャンプチャンプ対決に自信を持って挑めるようになっていた。


──1週間後にNavE選手の持つGladiatorフライ級王座に挑戦します(※取材は9月19日に行われた)。大阪でグラジに出場するのは、2019年4月以来になります。

「そうですね。東京ではGrachanとの合同興行でグラジエイターに出たのですが、大阪は横溝選手と戦った時以来ですね。大阪と和歌山で6試合ぐらいグラジエイターに連続で試合を組んでもらって、大阪に行くのが普通になり、好きになっていたので、この間は寂しかったですね。大阪でグラジエイターの試合に出るのは、凄く嬉しいです」

──グラジエイターが去年の2月大会から、今年の2月までコロナの影響で大会を開いていませんでした。そして2月と6月に2大会があったのですが、宮城選手の出場はなかったです。

「ハイ、4月に沖縄で松根さんが修斗の大会を開き、そこに自分が出ることはかなり前から決まっていたので、年に2回の沖縄での修斗は沖縄の人に試合を見てもらえるので貴重な機会だと思っています。それもあって、今年は4月の大会を優先しましたけど、グラジエイターのタイミングはいつも意識はしていました」

──グラジエイター愛が強い宮城選手ですから。

「多分、もの凄く強いのですが、それを何度もインタビューで話すのもどうかと(笑)」

──ただ、今回はそれだけグラジへの想いがある宮城選手が、コロナ禍の昨年の8月にZSTでNEXUSのフライ級王者だった駒杵崇大選手に敗れ、12月にも修斗の高松大会でも新鋭の宇田悠斗選手に敗れた。グラジのベルトを持つ身として、この2敗をどのように捉えていますか。

「自分個人としても、足踏み……後退をしまったと思っています。同時に僕は勝手にですが、グラジエイターの看板を背負っているつもりで戦っていたので、あそこで負けたのはグラジエイターに申し訳ないです」

──駒杵選手にしても、宇田選手にしてもグラジエイターで戦ってきた相手よりも、力がある選手だと自分は思っています。あそこで勝っていると、個人として評価が違って来たかと。

「この2戦は相手が強くて負けてしまいましたが、自分自身を信じ切ることができなかったという後悔があります。相手が強いという評価を僕のなかでしてしまっていて、自分の自信を創り切れなかった」

──特に宇田選手との試合では、成長してきたMMAの打撃と組みのコンビネーションがなかったです。

「相手のスピードやパワーというものに対し、大丈夫だ、一方的にやられないんだと確認できるまでに時間が掛かってしまう。そういうところが、僕にはあります。それがこの歳になるまで、なかなか勝てなかった原因だと自分では分析しているんです。

自分に自信を持つのに時間が掛かります。砂辺(光久)さんとも宇田君との試合のあとに話をしました。1Rが終わってインターバル中に砂辺さんから『もう分かっただろ。行けるよね』という指示がありました。そこで僕は『大丈夫です』と答えたのに、何もせずにまたインターバルを迎えてしまって。砂辺さんも、そこが理解できなかったはずです」

──砂辺選手自身は自分に自信を持って戦っているのではなくて、練習をしてきた松根さんや、コーナーについている勝村さんの言葉を信じて戦っている。なぜ、宮城選手は自分の言葉を信じてくれないんだということ気持ちなのではないでしょうか。

「あっ……。本当にそうですね。それは……今、その通りだと思って合点がいきました。あぁ、そうだ。本当に」

──とはいえ4月の修斗で西村大地選手という、宮城選手にとっては嫌な組手をする選手に3-0の判定勝ちを収めることができました。

(C)TOYOSATO TAKEAKI

「西村選手は僕にとっては、難しい相手だと思っていました」

──ハイ、彼のMMA観にあって組みつくことが正義で、宗教です。そこに一心不乱になれる選手はストライカーの宮城選手は嫌な相手です。

「あの試合も砂辺さんと話をして、松根さん選手も『大丈夫なんだよ』と言ってくれて。西村選手の組みに対して、丁寧に対応できたのは砂辺さんが僕の自信を創ってくれたからなんです。僕は投げられまくって、倒されまくるイメージを払拭できないでいたんです。あのイメージのまま試合を迎えていたらマズかったですけど、練習で対策して、大丈夫なんだってことを刷り込んでくれました」

──レスリングをやるわけではなく、宮城選手のタイクリンチを生かした組技で対抗し、自らもテイクダウンが取れていました。

「打撃を捨てて組んでくる相手に、あの対処ができて自分がテイクダウンができたことは、凄く自信になりました。NavE選手もそういう選手だし、この自信を持ったまま行けるので、打撃の方ももう1回しっかりと踏み込めると思います」

<この項、続く>

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

The post 【Gladiator015】フライ級王者NavEとチャンプチャンプ対決、宮城友一─01─「砂辺さんが自信を」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator015 MIKE MMA NavE 一慶 井上啓太 修斗 八木敬志 原口央 宮城友一 手塚基伸 竹本啓哉 藤井章太 釜谷真

【Gladiator015】釜谷真が竹本啓哉の持つバンタム級王座挑戦。藤井章太は7年振りの出場

【写真】これは楽しみなタイトル戦だ (C)MMAPLANET

30日(月)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR015を追加カードが発表された。

既にフェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央、フライ級選手権試合=王者NavE✖宮城友一が組まれることが決まっている同大会で、さらに2つのタイトルマッチ──バンタム級とミドル級のベルトを賭けた対戦が決まった。


バンタム級は今大会のメインとなり、チャンピオン竹本啓哉に釜谷真が挑戦し、ミドル級は藤井章太に一慶がチャレンジする。

竹本は8月のGladiator49で手塚基伸に敗れたばかりだが、2度目の王座防衛戦が再起戦となった。釜谷にとっては2019年10月の昇侍戦以来、1年11カ月振りの実戦復帰だ。この間、10年以上拠点としていた東京から故郷の京都に戻り、SWAG GYM KYOTOという自らのジムを開いた釜谷にとって、ジムでの活動を勢いづけるためにもベルトを巻きたいところだ。

またフィジカルと並び、打撃が課題とされる竹本ではあるが、実のところグラップラー対決よりも、ストライカーとの対戦に燃えるという思考の持ち主だ。打撃系ファイターに対し、『柔術で勝つ』という異種格闘技的MMAを要望してきた竹本。グラップラーやスクランブラーとの対戦が続いたため、ここは燃える防衛戦となろう。

とはいっても、釜谷は十分に組み技も積み上げてきたものがある。大きな夢を持つ、小さな男は「そんなもん、ギロチン極めたるわ」という意気込みで、地元・関西でのベルト奪取に勢いづいているに違いない。38歳、キャリア55戦目の釜谷は経験値、対戦相手の質のどちらも竹本を上回る。とはいっても、ケージのなかは1✖1で2021年9月26日の強さが勝敗を決める場だ──釜谷がこれからの先の皮算用は忘れ、目の前に相手に集中しないと、足元をすくわれる、いや背中を取られ続ける可能性も十分にある。

ミドル級チャンピオンの藤井は、その王座奪取は2015年2月で旧体制時代のこと。新生Gladiatorには初出場となる藤井は、山口での初めての修斗公式戦=闘裸男22を最後に、3年間ケージに上がっていなかった。

対して一慶は2年2カ月振りのグラジ出場で、ベルトに挑むこととなった。一慶もその後パンクラスで1試合を挟み、実戦から遠ざかっており、コロナパンデミック以降は初めての試合となる。両者とも、この間のつもりに積もった想いをケージの上でぶつける試合となるに違いない。

またグラジから8月のグラチャンに出場し、高橋譲斗に敗れた上田祐起の仕切り直しは、これもグラジ&パンクラスで3連敗中、1年7カ月ぶりのグラジ参戦となる神田T-800周一との対戦に決まった。両者揃って背水の陣、これ以上相手の勝ち名乗りは聞いていられないマッチアップとなった。

IBJJF競技柔術で実績を残しながら、MMAでも戦い6月大会でDREAMERS出演、八木敬志をヒールで一蹴した井上啓太が連続参戦、石田拓穂と対戦する一番も楽しみだ。

The post 【Gladiator015】釜谷真が竹本啓哉の持つバンタム級王座挑戦。藤井章太は7年振りの出場 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
DEEP DEEP103 KOMA MMA RIZIN UFC 伊藤裕樹 修斗 宮城友一 杉山廣平 駒杵嵩大

【DEEP103】DEEP初陣で杉山廣平と対戦、駒杵嵩大─02─「全部Bランク。負けるわけにはいかない」

【写真】2019年11月にNexusフライ級王者になった時の駒杵。もっと試合が見たい選手だ(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、杉山廣平と対戦する駒杵嵩大インタビュー後編。

ZSTで竿本樹生に敗れ、MMAファイターとして限界を感じた駒杵がたどり着いたのは、修斗世界バンタム級王者(当時)佐藤将光との練習だった。
ここでは、佐藤との練習で得たMMAファイターとしての自信、そして杉山戦とその先ある世界へ懸ける想いを聞いた。

<駒杵嵩大インタビューPart.01はコチラから>


――竿本選手に敗れて、自分に足りないものが分かったということでしょうか。

「打撃が全然ダメでしたね。ちゃんと習っているわけではないから、どうしても力が入ってしまったり……。しっかり指導者の方に教えてもらわないといけないと思って、その頃に佐藤さんと練習させていただくようになったんです」

――現在、駒杵選手が所属しているジムFight Base都立大代表の佐藤将光選手ですね。

「佐藤さんはもう、キレが全然違いました。全局面で戦えるトップファイターで。練習で自分が投げようとした時、バックに回られたりとかしました」

――五輪を目指す柔道家だった駒杵選手すら、そういうことがあったのですね。

「そうやって佐藤さんと練習しながら、ちゃんとMMAをやらないと今後は勝っていけないと思ったんです。最初は坂口道場一族で練習させていただいたんですが、佐藤さんがジムを出されるというので、『僕もついていきます!』とお願いしました」

――佐藤選手との練習や指導を通じて、現在は打撃のほうも自信がついてきたのでしょうか。

「はい。でも、試合では打撃戦をやってみたいと思っていたんですけど、佐藤さんからは『驕らず、しっかり勝つことに集中しろ』と言われました。グラップラーが打撃戦を挑んで、KO負けする試合も多いじゃないですか。今はしっかり打撃をやりながら、どんな形でテイクダウンの強さを生かして戦いたいと思っています」

――以降は戦いの場をNexusに移して、2019年にはNexusフライ級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いています。

「あの頃は、とにかく竿本選手にリベンジしたいという気持ちが強くて。そこで、Nexusのトーナメントで優勝したら竿本選手と再戦……という話になったんです」

――駒杵選手がNexusのトーナメントに出場した時、「ZST推薦選手」となっていたのは、そのような経緯があったのですね。

「はい。同じトーナメントに出る選手の試合映像を見ても、自分は勝って当たり前だと思いました」

――Nexusのベルトを巻いたとき、応援してくれている人たちの反応はどうでしたか。

「喜んではくれましたけど、そこまで大きくは変わらなかったですね。僕の目標はもっと高いところにあるし、友人からもそんな高みを求められているように感じています」

――なるほど。Nexusのトーナメント優勝後、2020年3月にZSTで竿本選手との再戦が組まれたものの、コロナ禍で大会が中止になりました。その後、同年5月にGladiatorスーパーフライ級王者の宮城友一選手と対戦して、腕十字で一本勝ちしています。

「あの試合も気持ちは同じでした。ここで負けているわけにはいかない。練習でも、自分がどんどんレベルアップしているのは感じているので」

――そして今回、DEEP初参戦で杉山廣平選手と対戦することになりました。

「DEEPからオファーを頂いたことは、すごく嬉しいし、ありがたいですね。このご時世で、大会数も少なくなっているし、そこで僕を選んでいただいたのは光栄です」

――対戦相手の杉山廣平選手は、駒杵選手が目指す舞台の一つRIZINにも出場経験があります。

「そうですね。でも杉山選手はRIZINに出て負けているので(今年3月に伊藤裕樹と対戦し、1R TKO負け)、その杉山選手に自分が負けるわけにはいかないです」

――そのような想いでいる対戦相手、杉山選手の印象を教えてください。

「MMAとして全部できる選手だとは思うんですけど、抜けている部分がない。バランスは良いけど、全てが平均的。Aランクがなくて全部Bランク、という感じです。ここで勝って、DEEPのベルトにも絡んでいきたいですね」

――ちなみに、杉山選手は両肩にあるタトゥーも印象的ですが……。

「あぁ、そうですね。僕は柔道をやっていたし、タトゥーは入れていないですけど、地元の友達は同じような感じです。母親にMMAをやると伝えた時、『タトゥーは入れないでね』と言われました(苦笑)」

――最近はタトゥーが目立つMMAファイターも多いですからね。

「はい……。正直言うと、僕も地元にいた頃は、親に迷惑をかけるようなこともありました」

――……。

「地元の友達と一緒に騒ぎを起こしたりとか(苦笑)。でも両親はずっと僕を応援してくれて、柔道を辞めてMMAをやることになっても反対せず、今でも応援し続けてくれています。それは地元の友達も同じで、みんな僕のことをサポートしてくれている。そういう人たちのために、負けるわけにはいきません」

――今、駒杵選手がMMAで目指しているものは何ですか。

「僕は柔道でオリンピックを目指していました。今そのレベルで活躍している同級生に負けないよう、MMAでいえばUFCやRIZINとか、さらに高いレベルを目指していきます」

The post 【DEEP103】DEEP初陣で杉山廣平と対戦、駒杵嵩大─02─「全部Bランク。負けるわけにはいかない」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Gladiator014 Gladiator015 MIKE MMA NavE 原口央 宮城友一

【Gladiator015】9月に仕切り直しのMIKE vs原口央。NavEと宮城友一がチャンプチャンプ対決

【写真】オリジナル新生グラジエイター・ファイター同士、チャンプチャンプ対決が決まった(C)MMAPLANET

2日(金)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR015を開催と第一弾のカード発表あった。

先日の6月27日大会=GLADIATOR014が人材育成イベントだったのに対し、次回大会はフェザー級とフライ級のタイトルマッチが組まれることが明らかとされた。


フェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央は、今年2月大会の再戦となる。

前回の対戦では試合開始直後に原口の蹴ったローがMIKEの急所を直撃し、試合続行不能に。僅か12秒でノーコンテストになった。7カ月を経て、両者が再び拳を交えることになる。

フライ級は王者NavEに、宮城友一挑戦する。つまり、ライトフライ級王者がフライ級王座に挑戦するチャンプチャンプ対決だ。コロナ禍の活動停止から、リスタートを切った2月大会でNavEは藤田健吾と対戦。初回にダウンを喫する危ない場面を経て、組み勝った形で当日計量のバンタム級マッチで勝利している。

一方、宮城はグラジ王者としてZSTや修斗にも出場し続けており、大阪でのグラジ出場は2019年4月以来、実に2年5カ月ぶりとなる。その宮城、コロナ禍ではZSTでNexusフライ級王者の駒杵崇大、修斗高松大会=闘裸男✖FORCEで宇田悠斗に連敗、厳しい時間を過ごし、今年4月の地元沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した。

徹底して組みを狙う西村に組み負けすることなく、要所で打撃を入れるファイトはNavEとの対戦を考えると、再び宮城に自信を与えるきっかけになっただろう。挑戦者を受ける立場のNavEとしても、組みに対応した上で丁寧な打撃を使える宮城との対戦は、MMAファイターとして次の段階にステップアップを図るために、乗り越えないといけない。

関西の老舗系ジムからの出場も増えてきたグラジにあって、この4選手は奈良、東京、三重、沖縄からの参戦となる。特にNavEと宮城は「新生」という言葉がついて回っていた頃からグラジでキャリアを積んできた──櫻井チルドレンといっても過言でない選手だ。そんなベルトを巻いた者同士のタイトル戦はグラジエイターにとって節目となるマッチアップとなるだろう。

The post 【Gladiator015】9月に仕切り直しのMIKE vs原口央。NavEと宮城友一がチャンプチャンプ対決 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
J-CAGE Report Shooto Okinawa04 ブログ 宮城友一 西村大地

【The Shooto Okinawa04】壁レスで倒し勝った宮城友一が、西村大地にフルマーク判定勝ちで連敗脱出

<61.2キロ契約/5分3R>
宮城友一(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
西村大地(日本)

サウスポーに構えた宮城、真っすぐ組みついた西村がケージに押し込んでいく。1分でブレイクが掛かり、左カーフローを宮城が蹴る。そして左ハイを繰り出す。さらにローからハイを見せる宮城に対し、西村は組みつくタイミングを測っているか。半分を過ぎ、西村がケージに宮城を押し込みヒザを太腿に入れる。

すぐにブレイクが掛かり、西村が右を伸ばす。宮城は左フックをから左前蹴り、そして左カーフを蹴る。上下を散らして、腹を蹴り、パンチを伸ばす宮城が距離を掴んだか。詰めることができない西村にローを続け、ハイを狙う。西村も3Rに組めるようにスタミナ配分をしたようにも感じられる初回だった。

2R、左ストレートを当てた宮城に対し、西村が組んでケージに押し込む。初回と違い、低い組みを見せた西村だが、宮城が体を入れ替えてヒザを繰り出す。もう一度押し込み返した西村だが、またもブレイクが命じられる。と、西村のローが急所に入り試合が中断する。再開後、西村がクリンチへ。差してもクラッチを組まず、壁レスに攻防を遮断する宮城はスペースを作る。西村が首相撲からヒザ、肩パンチ。宮城もヒザを返し、ブレイクに。

残り70秒、組みに来た西村に対し、宮城も攻めの組み手に。押し返した西村が首相撲&ヒザからダブルレッグ。反応した宮城は、防御だけでなく逆にボディロックテイクダウンを決めて、ポイントメイクした。

最終回、まず宮城が左を当て、さらに左フックをヒットさせる。西村はクリンチも離れた宮城が左ミドル、そしてヒザをボディに入れる。西村もヒザを返し、小外掛けから体を入れ替えてケージに押し込んでいく。宮城はボディロックから、テイクダウンしバックに回ると両足をフックする。

西村は胸を合わせて、立ち上がり金網に押し込みヒザを繰り出す。テイクダウンが欲しい西村だが、宮城はここも両ワキを差し、ヒザを入れる。西村は首相撲からのダブルレッグを察知され逆に倒される。胸を合わせたまま立ち上がった西村だが、残り時間は1分に。

四つ組みから、宮城はダブルアンダー。西村が一本戻したところでブレイク。残り30秒だが、またも西村は組みを選択する。ケージに押し込んだ宮城がヒジを入れてタイムアップに。フルマークで宮城が完封勝ちし、連敗脱出となった。


The post 【The Shooto Okinawa04】壁レスで倒し勝った宮城友一が、西村大地にフルマーク判定勝ちで連敗脱出 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview J-CAGE Preview Shooto Okinawa04 ブログ 宮城友一 平良達郎 西村大地

【The Shooto Okinawa04】平良達郎がメインを身贔屓(!!)予想。「宮城選手が3RにRNCを極めて一本勝ち」

【写真】昨年はZSTと修斗で連敗、GLADIATORスーパーライト級チャンピオンは先輩想いのスーパーノヴァの期待に応えることができるか(C)MMAPLANET

18日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA#04のセミファイナルで宮城友一が大阪プロシューター西村大地と対戦する。

メインに続きスーパーノヴァ平良達郎が、「沖縄贔屓」目線で、練習仲間でもある宮城友一と西村の一戦を語った。
Text by Shojiro Kameike


――メインに続き、次はセミファイナルについて見どころをお願いします。沖縄の宮城友一選手が、大阪の西村大地選手を迎え撃つ試合です。

「宮城選手とも普段、一緒に練習させてもらっています。僕にとっては、雲の上の存在というか……」

――雲の上の存在!!

「宮城選手は、自分がプロシューターになった頃、すでにチャンピオン(グラジエーター第3代ライトフライ級王者)になっていました。その前に、VTJでの試合が、すごく印象深いんです」

――2015年10月のVTJ沖縄大会で、ぐっさん選手にRNCで勝利しています。

「あの時、僕はまだパラエストラ沖縄に入ったばかりで、出場選手も松根(良太)さんぐらいしか知らなかったんですよ。そこで宮城選手が豪快な勝ち方をして、宮城選手のことを知ってから、宮城選手は雲の上の存在なんです」

――なるほど。そんな宮城選手の印象を教えてください。

「宮城選手は、オーソドックスでもサウスポーでも戦うことができます。もともとキックボクサーで、すごく打撃が強いんですけど、特に足が硬くて」

――足が硬い?

「ハイ。スネが硬くて、蹴られるとメチャクチャ痛いんですよ。MMAファイターとしては珍しいぐらい蹴り技も豊富で、かつスネが硬くて痛い、というのが一番の印象です」

――加えて、RNCでの一本勝ちすることも多いですね。

「はい。前回のプロ修斗沖縄大会でも、大里洋志選手にRNCで勝ちました。打撃だけじゃなくRNCなどグラウンドの極めも持っています。立ち技はすごくキレイで、ガードをしっかりと上げながら、相手の攻撃を捌いて自分の打撃を当てる。あるいは打撃で圧をかけつつ、相手がテイクダウンに来たら寝技もできるよ、っていう。とても引き出しが多い選手ですね」

――対戦相手の西村大地選手についてはご存じですか。

「試合の映像を見たことがあります。僕、試合映像を見るのが好きで、ジム以外の選手の映像も結構見ているんですよ」

――では西村選手の印象も教えてください。

「テイクダウンが強い選手ですよね。自分が見た試合では、しつこくテイクダウンを狙い続けていました。今回の試合って3Rですよね?」

――はい、3Rです。

「もし2Rだったら、西村選手がアタックし続けて判定勝ち、という結果もあると思うんです。でも3Rとなると――これは沖縄贔屓みたいになっちゃうんですけど、良いですか(苦笑)」

――もちろんです(笑)。

「2R後半から、西村選手が疲れてきたところに、宮城選手がプレッシャーをかけていく。そして、西村選手が宮城選手の打撃を嫌がって、テイクダウンを狙いに行ったところに、宮城選手が潰してバックを取りRNCを極める。そんな試合展開が頭に浮かびます」

――宮城選手は3Rの試合経験が豊富なのに対して、西村選手が3Rフルに戦ったのは、前の試合(2020年12月、TTFチャレンジ。上田直毅に判定負け)のみです。その経験の差が、勝敗に影響してくるのでしょうか。

「そうですね。宮城選手が経験値で有利だと思います。沖縄贔屓ですみません(苦笑)」

――いえいえ、その沖縄贔屓目線で、他にも注目の選手はいますか。

「第6試合に出る、旭那拳選手ですね。僕にとって一番身近な、ジムの先輩なんです。旭那選手は、前の試合で安芸柊斗選手にKO負けしていて、今回は復帰戦になります。プレッシャーもあると思うんですけど、それを跳ねのけて、勝ってほしいです」

■視聴方法(予定)
4月18日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE


             
■The Shooto OKINAWA#04対戦カード

<61.2キロ契約/5分3R>
Lyo,o(日本)
TARKER(日本)

<61.2キロ契約/5分3R>
宮城友一(日本)
西村大地(日本)

<56.7キロ契約/5分2R>
旭那拳(日本)
九州力(日本)

<59.0キロ契約/5分2R>
当真佳直(日本)
内田タケル(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
綿谷誠(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
キシシ(日本)
波平コング(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
若山達也(日本)
新垣健司(日本)

<56.7キロ契約/5分2R>
わっしょい内田(日本)
大城匡史(日本)

The post 【The Shooto Okinawa04】平良達郎がメインを身贔屓(!!)予想。「宮城選手が3RにRNCを極めて一本勝ち」 first appeared on MMAPLANET.