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45 MMA Report Ring Championship05 ソン・ミンソォ ブログ 和田教良

【RING C05】ソン・ミンソォのTDに苦しい展開も、終了間際のスイープで和田がスプリット判定勝ち

<フライ級/5分3R>
和田教良(日本)
Def.2-1
ソン・ミンソォ(韓国)

開始早々、和田が距離を詰めていく。吉田開威から学ぶ空手の構えか。ソン・ミンソォも前に出て蹴りを散らすが、距離をつくった和田がダブルレッグからドライブする。ケージ際でボディロックに切り替えた和田がグラウンドに持ち込んだ。ソン・ミンソォがハーフガードから潜るも、和田の右ヒジを受ける。ソン・ミンソォの左足を抱えて動きを押さえている和田が、右ヒジで削りながらパスを狙う。

ハーフで耐えるソン・ミンソォ。和田が右腕を取ってアームバーからキムラの体勢に。パスしてサイドに回るが、腕を抜かれてしまう。サイドでしっかりと押さえこむ和田は、苦しそうな表情を浮かべるソン・ミンソォの右腕を再びキムラで抱える。腕を抜かれるとノースサウス、亀になった相手のバックに回った。右足を差し込んでから四の字フック→オタツロックで削りながら、右腕でソン・ミンソォのアゴを絞め上げていく。パンチで削りながらRNCのチャンスをうかがう和田が、バックのまま初回を終えた。

2R開始早々、和田がシングルレッグで組みつき、左腕を差し上げてドライブした。ケージ際でボディロック&小外刈りで崩していく。ソン・ミンソォの顔面に左ヒザを突き刺したが、その瞬間にソン・ミンソォが立ち上がる。しかし和田もケージに押し込み、左ヒザを顔面に突き上げた。ソン・ミンソォが切り返してバックに回り、投げを打った和田のバックに回る。バックマウントを整えたソン・ミンソォは、反転しようとした和田からマウントを奪取する。しかし、すぐさま立ち上がった和田。ソン・ミンソォはシングルレッグでグラウンドに戻す。和田は右足のラバーガードで固める。

苦しそうな表情を浮かべるソン・ミンソォ。ここは首を抜いて立ち上がり、再びトップに戻った。和田はZハーフから左ヒジを突き上げる。頭をおっつけるソン・ミンソォがパスを狙うも、和田がハーフで凌ぐ。ソン・ミンソォは左ヒジと左パウンドを放つが、和田の顔面には届かず。立ち上がったソン・ミンソォがパスを狙ったところにペダラーダを当てたが、サイドに回られてしまった。それでもパスは許さず。ガード&ペダラーダで凌いだ。

最終回、ケージ中央で和田がシングルレッグを潰される。パスしたソン・ミンソォに対し、和田はスクランブルからトップへ。ソン・ミンソォも立ち上がり、和田をケージに押し込みながらダブルレッグに切り替えた。右腕を差し上げながら背中を着けた和田は、ギロチンを狙うも極め切れず。グラウンドヒザを受けながらスクランブルに持ち込むと、ソン・ミンソォが立ち上がった。ケージ中央からソン・ミンソォがダブルレッグでドライブし、ケージ際で尻もちを着かせる。両足を畳まれた和田は、左腕を差し上げてスイープに成功する。ハーフのソン・ミンソォを削り、トップをキープして試合終了のゴングを聞いた。

1Rは和田、2Rはソン・ミンソォのラウンドだ。3Rをどう判断するか――裁定は和田のユナニマス判定勝ちに。辛くも勝利し、連敗を脱した和田は吉田開威とともに笑顔でカメラに収まった。


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【RING C05】日本勢と戦うキム・ウンソン&ソン・ミンソォ with シン・ユミン=RING C注目選手の意気込み

【写真】右のリングガールの女性は名前は失念してしまったが、かつはRoad FCでリングガールだった女性で日本語と中国語を操る才女 (C)MMAPLANET

本日20日(日・現地時間)に韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールで開催されるRing Championship05の計量が行われた。
text by Manabu Takashima

日本から出場する國頭武はRING Championshipバンタム級王座決定トーナメントの準決勝でキム・ウンソンと。和田教良はソン・ミンソォと対戦する。ここでは彼らと共に、同じく王座決定戦Tでボォレット・ザマンベコフと戦うシン・ユミンというRING で期待される――パブリック計量直後の――3選手に、試合に向けて意気込みを訊いた。


國頭武と戦うキム・ウンソンはグレコがベースで国内外で活躍し、世界ジュニア選手権で2位の実績を持つ。そんなレスラー生活は大学までと区切りをつけ、卒業にMMAに転じている。

現在3勝0敗でデビュー戦は8秒で秒殺KO勝ち収めているキム・ウンソンは公開計量を終え、「体調はいつも通り、ベストを維持できるよう努めてきました。國頭選手はインタビューでグラップリングで勝負をしたいと言っていましたが、自分はレスラーの端くれではありますが、打撃に自信があるので組みつくことは困難だと思います。メインイベントなので、判定までいかずに初回で終わらせます」とあふれ出る自信を隠そうとは一切していなかったばかりか、「RING Championshipは自分も含め、若くて勢いのある選手が揃っているのでこれからどんどん大きくなるので、注目してください」とホームリングの将来性まで言及した。

和田と戦うソン・ミンソォはアマキックで韓国の国家代表だったが、早々に立ち技格闘技に見切りをつけプロ4勝0敗でMMAに転向し現在2勝0敗という戦績を残す。

「調子はメチャクチャ良くて、コンディションはこれ以上ないぐらいの状態です。Road to FCで活躍していたパク・チャンス先生にレスリングをしっかりと叩き込まれてきたので、和田選手の組みを切る自信はあります。ただ和田選手は以前は髭を生やしていのたに、今日は綺麗になっていて凄く良い感じになっていました。だけど自分が勝ちます」と意気込み(?)を話したソン・ミンウォは、将来は大きな舞台を目指すと明言しつつも「他の団体名を言葉にするのはRING Championshipに失礼なので控える」とのことだった。

カザフスタンのボォレット・ザマンベコフと戦うシン・ユミンは、「相手が思ったより小さかった」と安堵の表情浮かべた。そのシン・ユミン自身は12キロの減量をして計量をパス。「これから9キロぐらいは戻るはずです。ウェルラウダ―として成長したところを見て欲しいです。将来はUFCやONEという国際的な舞台で戦うことを目標にしていますが、今はとにかくRINGのベルトを巻くことしか考えていないです」とトーナメント準決勝に向け、抱負を語った。

■RING C05 視聴方法(予定)
10月20日(日)
午後7時00分~ RING Championship YouTubeチャンネル

■RING C05対戦カード

<Ringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン:61.3キロ
國頭武:61.5キロ

<Ringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン:61.25キロ
ボォレット・ザマンベコフ:61.5キロ

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン:83.9キロ
マクシム・ミクティプ:84.2 キロ

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ:57.5キロ
和田教良:57.2キロ

<ウェルター級/5分3R>
ムン・ジュンヒ:77.3キロ
パク・ジフワン:76.75キロ

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45 MMA MMAPLANET o Ring Championship05 ROAD FC YouTube キム・ウンソン シン・ユミン ソン・ミンソォ チャンネル パク・サンヒョン 佐々木信治 修斗 和田教良 國頭武 海外 神田T800周一 野尻定由

【RING C05】バンタム級T準決勝へ、國頭武「練習で楽はしない。シンドイところで頑張らんと勝てない」

【写真】パブリック計量にて。しっかりと仕上がっている(C)MMAPLANET

20日(日・現地時間)、韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールでRing Championship05で開催され、同バンタム級王座決定トーナメント準決勝で國頭武がキム・ウンソンと戦う。
Text by Shojiro Kameike

昨年12月に野尻定由を下し、修斗でランキング入りしたなか、なぜ國頭は韓国で戦うことを選択したのか。そこには師であり7月に現役を引退した佐々木信治が見せてきた戦いがあった。さらに「昨日の敵は今日の友」――自身の課題をクリアすべく、昨年8月に敗れている神田T800周一との練習についても語った(※取材は10月15日に行われた)。


――今年4月、トーナメント初戦のパク・サンヒョン戦は相手の体調不良で中止となりました。そもそもRING Cへの参戦は、いつ頃決まったのでしょうか。

「試合の1カ月ぐらい前ですね。その時は他の試合の話もなかったですし、断る理由もなかったのでオファーを受けました」

――昨年、野尻選手に判定勝ちして修斗のランキングに入りました。そうなると次も修斗で試合をしてランキングを上げ、いずれベルトに……という気持ちはなかったですか。

「もちろん、その気持ちはありました。野尻選手に勝った時も『これでランキングに入る。修斗で上がっていく』というイメージは持っていました。そこにRING Cのオファーが来て――仕事の都合で試合に出るのが難しい時はあります。でも、出られる試合を断るのは逃げたような感じがして。今後もずっと自分の中に『逃げた』という気持ちが残ってしまうと思うので、基本的にオファーは断りたくないです」

――それでこそファイターです! 國頭選手にとっては初めて海外で戦うということも大きかったですか。

「はい。佐々木さんがRoad FCで戦っている時に、現地へ応援に行ったり、セコンドにつかせてもらっていました。現地で会場の盛り上がりを感じて、韓国で試合をすることに憧れがあったんです」

――しかし、その初戦は相手が「減量時に倒れた」とのことで直前に中止に……。

「ビックリした、というのが一番大きかったです。急きょ代わりの対戦相手を探してくれたようですけど、やっぱり急すぎて見つからずに。

試合ができなかったのは残念でした。でもトーナメントだから次の試合があるのも確定していたし、『今回は次の対戦相手の動きをしっかり見よう』と気持ちを切り替えることができました」

――結果、試合期間が空くこととなりました。

「もともと4月、7月、12月というスケジュールでトーナメントが行われると聞いていました。でも会場の関係で予定がズレてしまったそうで。もし最初から準決勝が10月だと分かれば――その間に他の大会に出ることはOKを貰っていたんです。でも、なかなか開催が決まらず、結果的に期間が空いてしまいましたね」

――4月は試合をしていないので、実質的に野尻戦以降10カ月のブランクです。

「これだけ試合間隔が空いたのは初めてです。でも『もしかしたら試合があるかもしれない』と考えながら調整し続けていました。体重も以前は一気に落とすことが多かったんですよ。でも今回は少しずつ絞ることができて、今までで一番コンディションが良いです。逆に良かったというか(笑)」

――4月から10月までの間に見直した面はありますか。

「僕ってメチャクチャ運動神経が悪くて……。これまで道場の練習のほかに、自宅でウェイトトレーニングをやっていたんです。でもそれは単に体を大きくしていただけで。今回は重量だけを追い求めるのではなく、『どう体を使えば効率的に動かせるか』と勉強しました。おかげで、今まで穴だった打撃が伸びていることは実感しています。

あと際の部分ですね。今回も組んで寝技になったら勝てると思っています。でも相手は力が強そうだし、壁の攻防で細かい打撃とかを練習しています」

――神田戦、野尻戦どちらもタフファイトでした。ノンストップで面白い試合ではあったものの、毎試合これを続けられるかどうか。

「理想はスクランブル合戦ではなく、抑えて殴って極めることです。寝技のコントロールは練習していて、それも見直してきました。バックを取られても逃げられることが多かったですし。ノンストップの攻防になるのは、相手を抑えきれていないわけなので」

――そんななかで、最近は神田選手と一緒に練習しているのですか。

神田T800周一との広島ネットワーク(C)TAKESHI KUNITO

「試合で負けた瞬間に『神田さんと練習したい』と思いました。神田さんをしっかりコントロールできるようになれば、メチャクチャ強くなるんじゃないか――と。でも神田さんは巧すぎて、なかなか押さえ込みきれないです」

――いつから神田選手と練習し始めたのでしょうか。

「最初は去年の12月、レオスに行ったんですけど、いらっしゃらなくて。自分も連絡していなかったんですけど(苦笑)」

――神田選手と練習するために行ったのに、本人に連絡していないとは(笑)。

「しかも2回も(笑)。神田さんが今年ジムをオープンしたじゃないですか。その時に『一緒に練習させてもらいたい』と連絡して、そこから月1~2回行かせてもらっています。それ以上のペースで行くと、お互いに慣れてしまうと思うので。

今は道場だと、佐々木(信治)さん以外はコントロールできることが多いんですよ。でも神田さんは自分が押さえ込もうとしても、常にギリギリのところで逃げる。その練習動画を視返しながら、『ここはいけんかったな』と自分の雑だった部分が見えてきます。

自分がシンドイ時に神田さんはシンドイことをしてくるんです。自分もそこで『もう一つやってたろう』という気持ちになりますね。練習で楽はしない。そのシンドイところで頑張らんと自分は勝てないと思うので」

――なるほど。4月は試合が中止になりましたが、RING Cというイベントの印象はいかがですか。

「まだキャリアの浅いけど、その分若くて勢いのある『ここから強くなるだろう』という選手が多かったですね。トーナメントに出ているなかで一人、カザフスタンの選手だけ何か違いましたけど」

――ボォレット・ザマンベコフですね。

「あの選手だけ違いますよね。とはいえ他の選手も韓国MMAらしいアグレッシブで」

――では準決勝で対戦するキム・ウンソンの印象を教えてください。

國頭は61.5キロ、キム・ウンソンは61.3キロで毛量をパスしている(C)MMAPLANET

「まだ粗さはありますけど、体つきを観ても分かるとおり、打撃の破壊力は凄いです。あれは一発もらったら倒されてしまうと思いますね」

――レスリングベースで、まさに「腕っぷしが強い」タイプではありますね。

「そうですね。あのパンチはガードしていても効かされてしまうので、そこは気をつけたいです。あと組んでも四つが強そうで、その組みにどう対処するかを考えています」

――なるほど。2024年は師である佐々木信治さんの現役引退もありました。

「結構前から『次が最後なのかな……』と思いながら、佐々木さんの応援に行っていて。だから覚悟はしていました。14年ぐらい一緒にいて、ずっと近くで見させてもらいました。佐々木さんの試合に向かう姿とか、戦っている姿、試合に対する覚悟とかを勉強させてもらい――寂しい気持ちはありますけど、佐々木さんには感謝しかないです。

韓国でラストファイトを行った師・佐々木信治と。次は自身が韓国でチャンスを掴むか(C)MMAPLANET

今、RINGのトーナメントにも出場しています。今まで僕が佐々木さんの背中を見てきたように、これから佐々木さんの戦っている姿を見られない子たちに、僕が背中を見せていくのが佐々木さんへの恩返しだと思っています」

■RING C05 視聴方法(予定)
10月20日(日)
午後7時00分~ RING Championship YouTubeチャンネル

■RING C05対戦カード

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
國頭武(日本)

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
ボォレット・ザマンベコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン(韓国)
マクシム・ミクティプ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ(韓国)
和田教良(日本)

<ライト級/5分3R>
ムン・ジュンヒ(韓国)
パク・ジフワン(韓国)

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【RING C05】韓国でソン・ミンソォと対戦、和田教良「吉田君に教えてもらった距離感でーー」

【写真】チェ・ドンフン戦とオドゴンバートル戦を経て、リラックスかつ落ち着いているようにも見える(C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日・現地時間)、韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールで開催されるRing Championship05で、和田教良がソン・ミンソォと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

「あの時、逃げなければよかったと後悔しながら生きるのは嫌で」――和田は今年7月、一度は断ったオトゴンバートル・ボルドバードル戦に挑み、KO負けを喫している。2月のチェ・ドンフン戦に続き2連敗となった和田が、再起戦の場所に選んだのは韓国のケージだった。漢・和田は言う。「やるしかない。結構、自信があるんです」。


――和田選手が韓国で試合に臨むと聞いて驚きました。今回のRING C出場は、どのような経緯で決まったのでしょうか。

「寒天(たけし)さんに『韓国でフライ級の試合に出る選手を探している』という話が来て、『僕がやりたい』と思いました。これで外国人選手との試合は4戦連続になりますが、とにかく楽しみです」

――今回は和田選手にとって初の海外試合で、しかも敵地で戦います。オトゴンバートル戦を一度断った時は「前回(チェ・ドンフン戦)は負けていて、今回は落としたくないと思った」とのことでした。その後、改めてオトゴンバートル戦のオファーを受けたわけですが、状況は同じというよりも現在2連敗中です。

「確かに今回の相手は2戦しかしていなくても、強いかもしれないですからね。そこは、やってみないと分からないです。ただ、やるしかない。今回は結構、自信があるんです」

――というと?

「オトゴン戦の前から、吉田開威君に距離の取り方を教えてもらい、だんだん分かりつつあるんですよ。でもオトゴン戦では、それを出すことができなくて。負けて少し休憩してから練習を再開し、距離の取り方が良くなってきています」

――そうだったのですね。試合前のインタビューではオトゴンバートル対策があると仰っていました。オトゴンバートルが距離を詰めて来ると右クロスやスピニングバックフィストを合わせていましたが、対策とはその距離の取り方だったのですか。

「そうなんです。負けちゃいましたけど。スピニングバックフィストは当たって、相手も耳から出血していましたね。僕も致命傷を与えた感覚はありました。でも吉田君みたいに上手くはいかんかったです」

――一昨日(※取材は10月8日に行われた)、吉田選手が右スピニングバックエルボーでKO勝ちしました。和田選手があのスピニングバックエルボーやスピニングバックキックの練習相手になっていたとか。

「アハハハ、そうなんですよ。吉田君、素晴らしかったですね。本当に良かったです。自分もその吉田君に教えてもらっている距離の取り方が身についてきて、自信になっています。2度も負けておいて言うのも何ですけど(苦笑)。オトゴン戦の試合映像を視返すと、通じていた部分もありました」

――なるほど。

「今までの試合は距離が設定できていなかったので、練習してきた技が生きないことが多すぎました。結局、組んだ時しか練習したことを生かせないという……。でもやっと練習してきた距離の合わせ方ができてきて。この間、福田龍彌の試合(瀧澤謙太戦)を視ながら『龍彌、足の使い方が巧いな』って理解できるようになったんです。だから、今は凄く格闘技が楽しいですね。細かいことは表に出せないけど、吉田君に試合と同じ距離感を教えてもらっています。彼は教え方も上手で」

――試合と同じ距離感、というのは……。

「以前の自分は、もっと距離が近かったんですよ。やっぱり練習と試合では、殴られる強度が違うじゃないですか。練習だと相手は100パーセントの力で殴ってこない。だから自分も打撃を出せていたし、組むことができていて。でも試合になると違う。その乖離を理解できてきたので、今は練習でもより楽に組めるようになりました」

――次の対戦相手、ソン・ミンソォはその距離をつくりやすいファイターでしょうか。

「相手どうこうより、今回は自分次第ですね。これは自分が勝たないといけない試合やと思っています。相手はレスリングも強いけど、組んできてくれたら僕が持っていける。いつもは、僕のほうが不用意な距離で突っ込んで行っていました。それがなくなり、しっかりと練習してきた動きができたら――あとは自分との戦いです。この試合で勝って、次は空手の試合に臨みたいです」

――……空手の試合!?

「実は硬式空手の試合に出る予定です。寝技のために柔術の試合に出るような感覚で、打撃を磨くために空手の試合に出てようと。硬式空手はMMAに近い距離ですし。今教わっている空手の距離感を掴めているかどうか確認したいので出場します。その前に次の試合は、しっかりフィニッシュしてきます。これからは塩漬けファイターを卒業して、フィニッシュを増やします!」

■RING C05 視聴方法(予定)
10月20日(日)
午後7時00分~ RING Championship YouTubeチャンネル

■RING C05対戦カード

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
國頭武(日本)

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
ボォレット・ザマンベコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン(韓国)
マクシム・ミクティプ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ(韓国)
和田教良(日本)

<ライト級/5分3R>
ムン・ジュンヒ(韓国)
パク・ジフワン(韓国)

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45 Gladiator Gladiator028 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 Road to UFC UFC YouTube ウー・シャオロン キック チャンネル 上田祐起 南友之輔 吉田開威 和田教良 太田忍 平良達郎 木村柊也 海外 竹中大地

【Gladiator028】蹴り、突き、寝技——吉田開威が語る右回転ヒジKOへの道「技は打ち込みと度胸」

6日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されたGladiator028で、吉田開威が上田祐起を右スピニングバックエルボーでKOした。
Text by Shojiro Kameike

1Rから組みの展開で押されながらも、凌ぎ続けた吉田が2R残り6秒で逆転勝利。6月の中国WKG&M-1、ウー・シャオロン戦に続くKO勝ちの裏にあった自身の成長と課題とは――。試合翌日、吉田が道場主を務める空手道剛柔流朋武館高岳支部を訪ねた。


MMAでも思いっきり軸足を廻すことができるようになっています

――昨日は見事なKO勝ち、おめでとうございます。全試合終了後、上田選手のために救急車が呼ばれていました。試合終了後からしばらく経ってからダメージが表面化したようですが……。

「はい、それは聞きました。でもフィニッシュのスピニングバックエルボーではなく、足先蹴り(そくせんげり)がボディに入った時のダメージだったようですね。自分でも『温かい生肉を神経の通っているナイフで貫き通した』というような感触がありました」

――凄い表現ですが、感触のイメージは伝わってきます。ボディ、内臓のダメージであれば、時間が経って表れてくるのも理解できますね。

足先蹴りは1Rと2Rに一度ずつ確認できる。2Rの蹴りで感触があったという(C)SHOJIRO KAMEIKE

「ズボッと刺さってはいなかったけど、『これは効いたな』という感覚はありましたね。あれがズボッと刺さっていたら、その場で倒れていたと思います。外れていても、それだけ威力があることは分かったので、この蹴りを完成させていきたいです」

――6月は中国で一撃KO勝ちを収めています。あの時も左ハイをブロックされたものの、そのまま相手が倒れました。

「僕もあの左ハイで倒れるとは思っていませんでした。まず作戦として、距離を測るために出した左ハイだったんです。前日の公開計量で、相手がメチャクチャ度の強い眼鏡をかけているのを父が見て『これは遠いところは見えていない』と思ったそうなんです。

それを聞いて――試合前日から、ひたすら遠い間合いからの蹴りの打ち込みをやっていました。ただ、さっきも言ったとおり最初の左ハイで倒れるとは思っていなかったです。相手はブロックしていたし『蹴りを受けられてしまった』という感触で。と思っていたら、そのまま後ろに倒れていったので、『えっ!?』と思いました。

今まで空手で、面を付けている相手をKOする感覚は持っていたんです。面があるからメチャクチャ深く、ガッツリ当てて、ようやく倒れるという感覚で。でも面を付けていない相手を倒すことができた――自分の蹴りが思ったよりも威力があるんだな、って初めて知りました」

――シャオロン戦前のインタビューでは、「空手ではKOできているけど、MMAでは判定続きだから倒したい」と言っていました。これまでMMAの試合で出していた蹴りと、シャオロン戦の左ハイでは何か違いがあったのでしょうか。

「あの左ハイは、軸足を廻す空手の蹴りなんですよ。遠い間合いから軸足を180度廻して、ヒザをグイッと前に出して、真正面に蹴っていくいような感じです。

上田戦では左ミドル、右ハイと軸足を廻して打ち込んだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

以前はMMAで蹴りを出すと掴まれそうだと思って、アマチュアの頃から全く蹴りを出せませんでした。寝技を全くやっていなかったので『蹴りを掴まれて倒されたら終わりだ』と。寝技の練習をすることで、その気持ちはどんどん減ってきて、MMAでも思いっきり軸足を廻すことができるようになっています。腰を入れて軸足を廻すことによって軸が残っているから、すぐ体勢を戻すことができて組みにも対応できるように練習しています。そこは進化した部分ですね」

――ということは昨日の試合でも、組まれた時に凌げる自信はあったのですね。

まだまだグラウンドに課題は残るが、徐々に成長は見せている(C)SHOJIRO KAMEIKE

「自信はありました。たとえば1Rにバックを奪われた時も、まずは落ち着いてワンハンドを外すことができました。練習では元谷(友貴)さんのワンハンドを受けているんですよ」

――元谷選手が太田忍戦で極めたようなワンハンドのRNCを……。

「そうです。元谷さんや寒天(たけし)さんのワンハンドは本当に強くて。それを受けていたおかげで、バックを奪われて四の字フックの体勢は辛いけど『両手で取られなければ耐えられる』と思いました。だから落ち着いて片手を外していったんです」

――上田選手の四の字フックに対しては?

「1Rは割とフックが硬かったです。でもカーフが効いて、2Rは動きが落ちていましたよね。試合中はずっと我慢していたのかもしれないけど、試合後に話をしたら『カーフがメチャクチャ痛かった』と言っていました。自分も2Rにトップを取り返した時は結構、無理やりな形ではあって。だけど『カーフが効いているから四の字フックはズレる。これは無理やりでも脱出できる』と感じていたんですよ」

――1Rにスタンドでオタツロックを組まれた時も、吉田選手は落ち着いているように見えました。

この形に入る練習ではなく、逃れる方法を練習していたのか(C)SHOJIRO KAMEIKE

「実は寒天さんをはじめ巧い人に、練習であの形をやってもらったことがあるんです。平良達郎選手のようにガッチリと形に入れば、完全にヒザが壊れてしまうことは分かりました。本来、スタンドの状態でガッチリと入ってしまったら、座って解除しないといけないんですよね。でも完全な形にはなっていなかったので、スタンドで正対しました。NTT(Nagoya Top Team=寒天練習)で受けていたおかげです」

――練習でやられて分かることは多いと思います。吉田選手の場合、NTT後のSNSは「またやられた」「まだまだ弱すぎる」という内容しか投稿していません。

「もう本当にやられまくっていますよ。寝技の練習では、ひたすら技を掛けられ続けて、ひたすら負けています」

――しかし凌ぐ自信はついてきたことで、寝技で勝負しようとは思いませんか。

「それは考えていないですね。僕のゴールはスタンドだと決まっています。そのために寝技も凌げるようになってきました。グラップラーを相手に寝技で勝負しても意味がないですからね。相手が打撃主体の選手であれば、そこは考えますけど。

というのも、MMAにおいて寝技で実績を出している選手のレベルに僕が追いつくことはあっても、そのレベルを超えることはないんですよ。でも超えないと極めるまでにはいかない。組みでグチャグチャになった状態では、今は採点に影響を及ぼさないですし。だから最後も、回ってトップを取った時は絶対に立とうと思いました」

Ares王者ユヌソフの試合からインスピレーションを受けました

――なるほど。スタンドの打撃でいえば、今回はいつもよりストレート系のパンチを、踏み込んで打っていました。

「今回は前に出て、パンチを当てに行こうとしました。同じ大会に出ていた木村柊也選手とか、南友之輔選手もそうですけど……ああいう一撃KOをやってみたいんですよね」

――おぉっ、その2選手を意識しますか。

パンチも間合いも課題のひとつ(C)SHOJIRO KAMEIKE

「僕自身、今までは下がりながらパンチを合わせることが多かったんです。そのほうが得意なので。だけど、今までパンチでは倒し切れていない。自分のパンチに威力があったとしても、それを当てることができていない。だから今回は当てに行く、倒しに行くことをイメージして打ち込みをやっていました」

――ただ、そのパンチにカウンターを合わされる場面も多かったです。

「効いてはいなくても印象が悪いですよね。今までは完全に間合いを取り切ってかた動いていたのが、今回はだいぶ距離を近くしました。特に1Rは積極的にKOを狙いましたけど、ラウンドを取られてしまって。これは無理だと思い、2Rは間合いを取り切ってからスタートしたんです。1Rめは大きく振りすぎてしまったことが反省点でした。でも試してみたかったので。

たとえば相手がチャンピオンや海外の強豪だと、その試合で試しはできないじゃないですか。今回は試す場であり、今は積み上げる時期だと思っていました。とにかく今回は、フィニッシュに繋がる手の技を試したいと思っていて。最後のスピニングバックエルボーも練習していたんですよ」

――1Rと2Rは組みで取られた。これは「たられば」ですが、もしそのスピニングバックエルボーが当たらず最終ラウンドに持ち込まれた場合は、どのような展開になっていたでしょうか。

「その場合、最終ラウンドは完全に空手をやるつもりでした。用意してきた技は、たくさんあったんです。寝技にならないことを前提に、用意してきた技の中からどれを使うか。そのまま行っても負けるので、一撃で倒すことを考えていたと思います。

そこで変にワーッと前に出ていくと、また組まれるリスクがありますよね。とにかく間合い感覚だけでいえば負けることはない。倒しに行かず、ポイントゲームに徹すれば負けることはない。そこに徹しながらKOできる筋を探そうという感じでした」

――それは組みの展開で凌ぐことができる手応えを得たと同時に、中国で倒す感触を得たからこそできる戦いですよね。では、いくつも技を用意してきたなかで、最後にバックエルボーを選択した理由は?

「あれは選択したのではなく、自然に出ました。上田選手の左は、序盤はジャブを突いてくるけど、疲れて来るとフックが多くなるんです。今回はそのフックを振ってくるところに合わせる練習をしていました。

フランス支部を持つ朋武館。今年8月、現地修行の際にソラヌフとMMAの練習も行っていた(C)GOJUーRYU HO-BUKAN

今回の試合の前にフランスへ練習に行ったんですよ。そこでAresバンタム級王者のアブバカル・ユヌソフと練習して。彼がベルトを獲得した時の試合映像を視たら、フィニッシュが右スピニングバックエルボーだったんです。『これをやりたい!』とインスピレーションを受け、自分の形に落とし込んで、ひたすら打ち込みをしました。

練習では和田教良さんや寒天さんに、大きく振ってもらって、その中に入ってバックエルボーかバックスピンキックを打つ。いろんな相手、いろんなシチュエーションでやってもらっていて、自宅でもミットで打ち込みをやりました。僕の中で技というのは、どれだけ打ち込むか――それと、度胸なんですよ」

――打ち込みと度胸!

「まず技は無意識で出るまで打ち込みをやります。あとはそれを出す度胸ですね」

――そこまでプランが固まっていたのであれば、上田選手にバックを取られた時も「とにかく疲れてくれ」と……。

「アハハハ。それはないけど――スタンドバックを取られたのは、半分わざとです。あまり良くないけど、『立った状態であれば負けない』とは思っています。でも考えていたより上田選手のテイクダウン能力が高くて、倒されてしまいました。『まだまだ全然ダメだ』と思って、今日は朝から柔術の練習に行ってきたんですよ」

――えっ、試合の翌日に!?

試合翌日から練習~空手の指導。昇段審査が近いため指導にも熱が入る(C)SHOJIRO KAMEIKE

「はい。朝は柔術、昼はMMAの練習をして、夜の指導に来ました(笑)」

――もう次に向けて進んでいるわけですね。上田戦後にはマイクを渡され、タイトルマッチについて発言しました。

「どうなんでしょうね? チャンピオンの竹中大地選手はRIZIN出場を希望していて、すぐグラジの防衛戦をやろうという雰囲気ではないですよね」

――順番でいえば7月にテムーレンをKOした南選手のベルト挑戦もありますし。11月にはRIZIN名古屋大会が行われますが、たとえばRIZINに興味はないのですか。

「そういえば今日、カードが発表されていましたよね(※取材開始直前、RIZIN公式YouTubeチャンネルでRIZIN LANDMARK10の対戦カードが発表されていた)」

――はい。

「一緒に練習している人の試合は聞いていましたけど……自分はRIZINより、開催されるならRoad to UFCを目指したいですね。海外で戦うならフライ級まで体重を落とせるかどうかもテストしています」

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45 AB K-MMA MMA MMAPLANET o Ring Championship05 Road to UFC UFC YouTube オトゴンバートル・ボルドバートル キム・ウンソン シン・ユミン ソン・ミンソォ ブログ 和田教良 國頭武

【RING C05】伝説の再興?! 國頭&和田が参戦、K-MMA大会の注目はシン・ユミン&ソン・ミンソォ

【写真】左がシン・ユミン、右がソン・ミンウォ。玉石混交・日韓MMA交流が盛んとなっているが、彼らの実力のほどは? (C)RINC C

20日(日・現地時間)、韓国はインチョンのサンサンプラットフォーム・ウェーブホールでRing Championship05が開催される。
text by Manabu Takashima

第4回大会から半年の間に人材育成大会=Challenge League、9月にはバンコクでフェアテックスと合同イベントを開くなど将来性を重視するRing C本戦は、4月大会から引き続きRING Championshipバンタム級王座決定トーナメントの準決勝が実施され、初戦がパク・サンヒョンの計量失敗で不戦勝となった國頭武がキム・ウンソンと戦う。

また和田教良も同プロモーション初出場となり、フライ級戦でソン・ミンソォと相対することも決まっている。そんななか、ここでは新興プロモーションに出場する韓国勢の注目株にスポットを当てたい。


(C))KMF

1人目は、シン・ユミンだ。

國頭とは別山の準決勝でカザフスタンのボォレット・ザマンベコフと戦うシン・ユミンは、11月にRoad to UFC決勝を控えたチェ・ドンフンのスパーリングパートナーで、Team MADポハン所属。同ジムのキム・インス監督は「実直な人間で体力が優れている。MMAファイターとしては何でもできるウェルラウンダーで、ステップが良くグラウンドも上手い」と愛弟子を評している。

実際、戦績は5勝0敗で、既にKMF(Korea Mixed Martial Arts Federation)のフェザー級のベルトを巻いている。5勝のうち3試合がパウンドでのKO勝ちで、パワフルな寝技が持ち味だ。

もう一人、注目したいのが和田と戦うソン・ミンソォだ。MMA自体はまだ3戦目(2勝0敗)だが、キックボクシングでは韓国の国家代表でテイクダウンの防御を見につけてMMAに対応している。

ハイペースで打撃を繰り出し、クリンチになってもヒザ蹴りを駆使してケージレスリングを戦い、自らテイクダウンを奪う姿勢も持つ。和田としては2月のチェ・ドンフン、7月のオトゴンバートル・ボルドバートル戦の経験がどう生きるのか、興味深い一番だ。

今大会は1933年7月8&9日にインチョンで開催された京仁対抗武道演技をオマージュしたイベントとして、大会前日には同所でブラジリアン柔術等の他の格闘技の試合も行なわれる。京仁対抗武道演技は柔道、ボクシング、フェンシングなどさまざまな武術や体育技能が披露された大会だったという言い伝えがあり、なんでも韓国で初めてボクシング✖柔道の異種格闘技戦が組まれた伝説の格闘技大会らしい。

1933年といえば日本による日韓併合、韓国からすれば日帝時代に当たる。同国の教科書では日帝強占期とされる時代に行われた格闘技の祭典を振り返る。民間レベルでは友好でしかない両国の関係がある今だからこそ、あの時代の格闘技を我々も探求し、触れる機会となるだろう。

■ RING C05対戦カード

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
國頭武(日本)

<Rringバンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
ボォレット・ザマンベコフ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
ユン・ジェウン(韓国)
マクシム・ミクティプ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ソン・ミンソォ(韓国)
和田教良(日本)

<ライト級/5分3R>
ジョン・ジェイル(韓国)
イ・フンソク(韓国)

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45 Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET NavE o オトゴンバートル・ボルドバートル キック 和田教良

【Gladiator027】和田のカウンターを防ぎ、オトゴンバートルが左ハイからパウンド&ヒジでTKO勝ち

【写真】このポテンシャル――さらに大きなインパクトを残した(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
Def.1R2分59秒 by TKO
和田教良(日本)

和田がガードを固めて距離を詰めた。オトゴンバートルの左ジャブに対し、和田が右カーフを蹴る。しかしオトゴンバートルがプレスをかけて和田にケージを背負わせた。オトゴンバートルのパンチに対し、和田が右ストレートを合わせる。オトゴンバートルが右スピニングバックキックからパンチ連打を浴びせると、和田がダブルレッグで組んだ。

ダブルレッグを切ったオトゴンバートルにケージへ押し込まれた和田だが、差し返して反対に押し込でいく。ここでなんとケージを背負ったオトゴンバートルが和田の左足をすくってグラウンドに持ち込むも、ここはスタンドに戻った。

打撃戦から和田がテイクダウンを狙う。ダブルレッグを潰したオトゴンバートルがトップから鉄槌を落とすも、和田が潜りからスクランブルへ。立ち上がり、左腕を差し上げてケージに押し込む。オトゴンバートルは離れ際にパンチを浴びせた。離れると和田が右ハイを見せる。

オトゴンバートルがワンツーから右ストレート、さらに左ハイに繋げてダウンを奪う。ハーフガードで潜る和田に、オトゴンバートルがパウンドとヒジの連打を浴びせる。和田の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

オトゴンバートルの大きなパンチと蹴りに、和田はインサイドからカウンターを合わせにいった。そのためかオトゴンバートルの振りがコンパクトになり、和田は最後の左ハイを被弾したともいえる。

TKO勝ちを収めたオトゴンバートルは「今日は2度目のグラジエイター参戦で、何とか勝つことができました。NavE選手、早く戦いましょう!」と、フライ級トーナメント決勝で戦うNavEを挑発した。


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45 Gladiator Gladiator027 MMA オトゴンバートル・ボルドバートル ブログ 和田教良

【Gladiator027】「自分に対して恥ずかしかった」和田教良がオトゴンバートル戦を受けた理由と勝算

【写真】和田教良という漢の生き方(C)MMAPLANET

7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027で、和田教良がオトゴンバートル・ボルドバートルと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

当初はNavEとのフライ級トーナメント決勝=同級王座を争うはずだったオトゴンバートルと、ノンタイトル戦で激突することになった和田。このオファーを聞いた時、最初は断ったという。なぜ改めてオトゴンバートルと戦うことを決めたのか。その理由に和田の生き方が表れている。


『あの時、逃げなければよかった』と後悔しながら生きるのは嫌で

――先日、和田選手のガイオジムで練習している吉田開威選手が中国で見事なKO勝ちを収めました。

「あぁ! 凄かったですね」

――今ちょっと緊張気味の和田選手が、一瞬にして笑顔になりました。お二人の関係性がよく分かります。

「僕は岩盤浴しながら試合を視ていたんですよ。KO勝ちの瞬間、思わず叫んでしまってお店から怒られました(笑)」

――アハハハ! では本題ですが、今回はオトゴンバートルと対戦します。和田選手にとって、このオファーは意外ではありませんでしたか。

「意外でしたし、オトゴンバートル戦のオファーが来た時、1日考えて一度は断りました」

――えっ!? 一度断った、とは……。

前回の試合は負けていて、今回は落としたくないと思いました。でも断ってから後悔の気持ちが大きくなって、櫻井(雄一郎グラジ代表)さんに『やはりオトゴンバートルと試合させてください』と連絡したんです。自分は強い相手に対して逃げた――引退して十年後に『あの時、逃げなければよかった』と後悔しながら生きるのは嫌で」

――今の和田選手にとって、MMAを戦ううえでの目標は何なのですか。

「後悔しない。やり切る。それがMMAをやるうえでの自分の目標です。そのなかでベルトが欲しいという気持ちだったり、今回のように強い相手と対戦したいという想いがあります」

――だからこそ、最初はオトゴンバートル戦のオファーを断った自分が許せなかったのでしょうか。

クボケン(久保健太)さんとの試合を視ると、正直メチャクチャ怖いです。まだ全貌が見えていないのに、もの凄く評判も高いじゃないですか。まだどこまで強いか分かっていない。それこそ将来的にUFCで戦うようなレベルの選手やと思うんですよ」

――確かに久保健太選手との試合は「これがプロ2戦目の選手か……」と思いました。

「一方で自分は前回負けていて、今度は勝っておきたいという気持ちはありました。オファーを頂いた時に『試合するなら他の選手がいい』と思ったことは事実です。でも、それでは絶対に後悔することになる。だから自分としては『戦う場に戻ってきた』という感じです」

――これだけ評判が高いオトゴンバートルと対戦することを、チャンスだと捉える選手もいるでしょう。すでにNavE選手とベルトを賭けて戦うことは決まっていて、そのオトゴンバートルに勝てば自分がタイトルに絡むことができるようになるチャンスです。

「仰るとおり、ここで僕が勝てば――NavE選手とオトゴンバートルのトーナメント決勝が行われたあと、その勝者と僕が対戦することになるとは思います。でも自分がベルトに挑戦できるとか何とかは頭になかったですね。とにかく強い相手から逃げたことが恥ずかしい。何よりも自分に対して恥ずかしいと思いました」

――……。

「一度逃げたことで、自分に対して自信がなくなったんですよ。今後もMMAを続けるかどうか、ということまで考えました。『ここで逃げるぐらいなら、もう自分は現役を続けるべきじゃない』と……。

自分がオトゴンバートルと対戦するのは、無謀と言われるかもしれません。でも勝負事だから勝敗は、あくまで結果じゃないですか。それよりも戦う舞台に立たない自分自身が恥ずかしかったです」

弱い自分を克服するためには、強い相手に勝つしかない

――ファイターであれば全員が、その気持ちを持っていてほしいと思うところはあります。

「でも、よく噛ませ犬のようなマッチメイクがあるじゃないですか。『噛ませ犬のほうは、どんな気持ちなんやろうな』って思うんです。言っていることが違うかもしれないけど、勝算ゼロの試合はやるべきではない、と考えていて」

――……ということは、オファーを断ったあとにオトゴンバートルに対して勝算を見つけたのですか。

「実は……う~ん、何て言うのかな……、……」

――見つけたのですね。

「ちゃんと対策をして、それがハマれば勝てると思います。一度オファーを断ったあと、チームメイトに訊いてみたんですよ。さらに自分で一晩――それこそ寝ずに考えて。

たぶん今回倒さないと、もう誰も勝てなくなるぐらい強い選手やと思うんです。まだプロ3戦目で、成長具合も凄いでしょうし。だから今回潰しておきたいです」

――今後オトゴンバートルがUFCに行って、「今まで一番強かった相手は?」と訊かれた場合に和田選手の名前が出たら、それだけでお酒を美味しく飲めるでしょう。

「アハハハ! そうですね。僕、ずっと『練習では強いけど、試合に出ると緊張しすぎてしまう』と言われてきました。前回の負けもそうやったんです。ケージに入った瞬間、何か舞い上がってしまい……。だから今、寒天(春日井”寒天”たけし)さんとも話をして、メンタル面を上げてもらっています」

――そうだったのですね。確かにフィニッシュシーンは、和田選手がなぜか一瞬止まってしまったように見えました。

「そこを見逃さなかったチェ・ドンフンが強かった、ということですよね。自分の中でコンディションは、メチャクチャ良かったです。でも人から、そういうふうに言われて『あぁ自分はそうやったんや』と。弱い自分を克服するためには、強い相手に勝つしかない。今回は勝つなら、フィニッシュするしかないと思っています」

――というと?

「爆発力は凄まじいと思うので、そんな相手をフルラウンド抑え続けるのは難しいです。だから判定で勝つために漬けようとしていては勝てない。逆に漬けようとしたら立たれて、また漬けようとしたら――僕のほうが削られる可能性が高いですよね。細かいことは言えないけど、オファーを断ったあとに考えて、受けた後に対策をつくり直してきました」

――これは無謀な挑戦ではなく、「当たって砕けろ」という試合でもない。和田選手にとっては、しっかりと対策を立てて臨む一戦です。

「はい、今は『逃げなくて良かった』と思っています。もっと賢い生き方もあるかもしれないですけど」

――人間であれば、目の前の困難から逃げたくなる時があって当然です。しかし後悔すると分かっているのに困難から逃げることが、賢い生き方なのでしょうか。

「いやぁ、ここで勝ったら絶対に再戦はあると思うんですよ。その再戦が怖いです(苦笑)」

――どういうことですか(笑)。

「今回考えている対策が次の試合でハマッても、再戦では決まらないと思います。一回こっきりの作戦です。その一回をバッチリ次の試合に持ってきますよ!」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027 計量結果

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:61.1キロ
[挑戦者] 竹中大地:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.9キロ
アドニス・セビジェーノ:65.8キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.0キロ
中川晧貴:66.1キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄:66.1キロ
パク・サンヒョン:67.4キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔:66.0キロ
田口翔太:65.7キロ

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル:56.9キロ
和田教良:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.8キロ
土本暉弘:61.2キロ

<81キロ契約/5分2R>
森井翼:80.6キロ
織田ジュラシック:80.8キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.0キロ
澤田政輝:56.8キロ

<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.3キロ
福井竜郎:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ:57.1キロ
カーヴィ:56.6キロ

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太:65.6キロ
鶴屋健人:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.5キロ
上野滉太:60.7キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.3キロ
友實竜也:70.5キロ

<フライ級/5分1R>
藤原浩太:55.9キロ
小早川大地:56.1キロ

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45 AB Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC UFC YouTube しゅんすけ アドニス・セビジェーノ エンフオルギル・バートルフー オトゴンバートル・ボルドバートル ジャダンバ・ナラントンガラグ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル ハンセン玲 ハンセン玲雄 パク・サンヒョン ボクシング 上田祐起 中川晧貴 和田教良 土本暉弘 森井翼 水野翔 河名マスト 澤田政輝 田口翔太 磯嶋祥蔵 竹中大地 竹本啓哉

【Gladiator027】捲土重来、ダギースレン・チャグナードルジ「今回こそは――という気持ちで」

【写真】この体躯。リカバリーはどれほどなのだろうか (C)MMAPLANET

明日7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027で、戦いの火蓋が切って落とされるフェザー級次期挑戦者決定トーナメント。その準々決勝でダギースレン・チャグナードルジがアドニス・セビジェーノと戦う。
Text by Manabu Takashima

昨年の王座決定トーナメントに出場したMGL-1FCフェザー級王者のダギースレンは、準決勝でチハヤフル・ズッキーニョスとの激闘を制し、決勝進出も計量失敗で不戦敗に。試合はノンタイトルで行われ、判定負けを喫した。

もう日本で戦えないかもしれないという想いだったダギースレンに届いたセカンドチャンスは、上にあるように挑戦者決定トーナメントの準決勝――そしてチーム・ラカイ・ファイターとの対戦だった。10カ月振りのMMAに向けて、ダギースレンはどのような想いでいるのかを尋ねた。


──昨年9月以来の来日が決まりました。そしてMMAを戦うのもその時以来で約10カ月ぶりとなります(※取材は6月6日に行われた)。

「王座決定戦で減量に失敗して、もう日本で試合はできないのではないかと心配していたので、このオファーを貰った時は本当に嬉しかったです。ホッとしました。GLADIATORでフェザー級トーナメントに出るのは2度目ですし、前回の反省を生かして戦いたいと思います。去年の10月からも仕事をしながらトレーニングという日々を送り、体重が増えないように注意をしてきました。

もう絶対に計量失敗を繰り返したくないですし、ナラントンガラグ先生からも強く言われました。今は今回こそはという気持ちで、練習に励んでいます」

――ダギースレンの師匠であるジャダンバ・ナラントンガラグがあの試合以降、実戦から離れても一旦底上げをしていくという方針を取っていたようですね。

「全体的に強くなっていると思います。以前は空振りが多かったので、特にストレートの精度を上げたいと思ってトレーニングを積んできました。この間、MMAの試合はしていなかたったのですがシュートボクシングの試合で出て、グラップリングのトーナメントにも参加しました。

打撃、組み技の実戦に挑戦したことで経験を積めました。特にSBで戦う時にヒジやヒザ蹴り、そして打撃から組んで投げるという練習を積んだことは、凄くMMAに生きると思います。パンチの精度を上げて、そこから組んでいくというMMAに必要な流れが成長しているはずなので。そこから先という部分で、トーナメントでは入賞できなかったですが、グラップリングの試合に出たことも役立っています」

――今回こそという気持ちが大きいということですが、去年の王座決定トーナメントに出場していた河名マスト選手がRoad to UFCで戦っていることをどのように思っていますか。

「ニャムジャルガル(トゥメンデムベレル)もそうですし、河名マスト選手もそう。GLADIATORのチャンピオンになってRoad to UFCに出場した選手を間近で見てきました。そういう風なことが身近で起きたことは、凄く刺激になっています。今回こそは絶対に優勝して、チャンピオンになって自分もRoad to UFCに行きます」

――準々決勝の相手はフィリピンのアドニス・セビジェーノです。

「ONEで戦っていた選手なので、素直に嬉しいです。セビジェーノ選手と戦って勝てば、自分の評価が上がります。なのでしっかりと研究し、対策を立てて練習をしています」

――チームメートのエンフオルギル・バートルフーが1年前に勝っていますが、何かアドバイスはありましたか。

「ハイ。四つ組の防御は強いけど、足へのテイクダウンには脆かった。そう聞いているので、しっかりと練習しています。立ち技で優勢に立って、組んでテイクダウンをしたいと思っています」

――昨年のトーナメントで勝利したチハヤフル・ズッキーニョス選手が「去年の自分とは違う。ダギースレンと戦いたい」と言っています。彼も同じ日に準々決勝で中川晧貴選手と戦います。

「そういう風に自分を意識してくれるのは、嬉しいです。ズッキーニョス選手と戦った時には、下がる場面がありました。これからは前に出て戦いたいと思っているので、あの時の自分よりも今の自分の方が遥かに強いです。そこはズッキーニョス選手とトーナメント準決勝で拳を交えることになれば、しっかりと証明したいです」

――押忍。では最後に今回のトーナメントに掛ける気持ちをお願いします。

「大会当日、一番評価されるベストバウトをしたいです。打撃、レスリング、寝技、全ての局面で圧倒します」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027 計量結果

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:61.1キロ
[挑戦者] 竹中大地:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.9キロ
アドニス・セビジェーノ:65.8キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.0キロ
中川晧貴:66.1キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄:66.1キロ
パク・サンヒョン:67.4キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔:66.0キロ
田口翔太:65.7キロ

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル:56.9キロ
和田教良:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.8キロ
土本暉弘:61.2キロ

<81キロ契約/5分2R>
森井翼:80.6キロ
織田ジュラシック:80.8キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.0キロ
澤田政輝:56.8キロ

<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.3キロ
福井竜郎:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ:57.1キロ
カーヴィ:56.6キロ

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太:65.6キロ
鶴屋健人:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.5キロ
上野滉太:60.7キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.3キロ
友實竜也:70.5キロ

<フライ級/5分1R>
藤原浩太:55.9キロ
小早川大地:56.1キロ

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45 AB Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET o ONE YouTube   しゅんすけ アドニス・セビジェーノ エンフオルギル・バートルフー オトゴンバートル・ボルドバートル ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル ハンセン玲 ハンセン玲雄 パク・サンヒョン ボクシング 上田祐起 中川晧貴 和田教良 土本暉弘 森井翼 水野翔 澤田政輝 田口翔太 磯嶋祥蔵 竹中大地 竹本啓哉

【Gladiator027】ダギースレンと対戦、アドニス・セビジェーノ「チーム・ラカイの誇りを持って勝つ」

【写真】ガッツリしたタイプのセビジェーノ。今ではディープハーフからスクランブルなどグラップリングもお手のものだ(C)MMAPLANET

明日7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027でアドニス・セビジェーノが、ダギースレン・チャグナードルジとフェザー級次期挑戦者決定トーナメント準決勝で対戦する。
Text by Manabu Takashima

Road to ONEフィリピンからONEと契約も、結果を残せずキャリアの仕切り直しに。来日も5月の前回大会でビザ取得が間に合わず、ここも仕切り直しとなった。対戦相手のダギースレンは、ONEで敗れたエンフオルギル・バートルフーの同門。フィリピン#01MMAジムを代表して、シャンダスMMAへのリベンジと果たし、日本での成功を望むチーム・ラカイの新鋭をインタビューした。


モンゴル人選手と戦うのは、僕の運命だよ(笑)

──5月5日に来日する予定でしたが、ビザの問題で来日できず。7月7日に約2カ月遅れでGLADIATOR初参戦が決まりました(※取材は6月12日に行われた)。

「次の試合に向けて、とてもエキサイティングしているよ」

──その次戦はワンマッチと違ってトーナメントの一戦、準々決勝です。このオファーがあった時、どのように思いましたか。

「凄くエキサイトしたよ。僕は自分がトップに立てると信じているから。このトーナメントで優勝するよ」

──日本で初めての試合です。日本のMMAの印象を教えてください。

「日本のアスリートが、凄くタフなことは分かっている。MMAのレベルもとても高いから、絶対に軽く考えることはない。そのためにずっと練習を続けてきたんだ」

──今大会の対戦相手はモンゴル人選手です。日本でモンゴルの選手と戦うことをどう考えていますか。

「簡単な試合にはならない。でも、日本で強い姿を見せたい。勝利を手にするのは僕だよ」

──エンフオルギル・バートルフーに敗れているアドニスにとっては、チームメイトのダギースレンと戦うことは一種のリベンジマッチになります。

「モンゴル人選手と戦うのは、僕の運命だよ(笑)。だから勝利を手にするために毎日ハードトレ―ニングを続けてきたんだ」

──エンフオルギルに敗れてから、おおよそ1年。この間、どれだけ成長したと思っていますか。

「この間、強くなるために毎日のようにハードな練習を繰り返してきた。トップファイターになるためにね。今のアドニスと去年のアドニスは別人だよ」

──MMAファイターとして長所はどこだと、自身で思っていますか。

「きっとボクシングだね。そしてレスリング。今は凄く強くなっている」

──セブ島出身のアドニスですが、バギオやトリニダートのあるベンゲット州は高地です。スタミナの強化にもなったのではないでしょうか。

「今、ここにいて僕のスタミナが強化されたことは100パーセント間違いない。毎日、心肺機能を鍛えている。チームの皆と週に4度、ここより高度の高い山に行って心肺機能のトレーニングをしているんだ。絶対にスタミナ切れをすることはないよ」

──ONEで戦ってきた時のフェザー級は70キロで、水抜き減量が禁止されていました。今回は北米MMAルールのフェザー級でドライアウトがOKの66キロ。この計量方法の違いに戸惑うことはないですか。

「今回の試合はハイドレーション・テストがないから、減量にも凄く自信を持っている。このやり方だと、66キロへの減量はとても簡単だからね。ハイドレーションありで70キロで戦うよりも、ハイドレーション・テストがなくて66キロに落とす方が、試合当日もよく動けるはずだ。ハイドレーション・テストは本当にストレスだったからね(笑)」

──ではダギースレンの印象を教えてください。

「きっと、僕のことをKOしようと思っているだろうね。同じだ。僕も彼をKOしたいと思っている(笑)」

──この試合はトーナメントの準々決勝です。ダギースレン以外にも6人の参加選手がいます。一番、警戒している選手は誰になっていますか。

「あぁ、誰だっけ? 5月に戦う予定だった日本人選手って?」

──チハヤフル・ズッキーニョス選手ですね。

「そうそう、彼と戦いたいね」

──アドニスがダギースレンに勝ち、ズッキーニョス選手が初戦に勝てば準決勝で戦うことになりますね。

「レッツゴー、やろうぜ(笑)」

──では今回のトーナメントで勝つ自信のほどは?

「100パーセント、自信があるよ。絶対に勝つ」

──では、どのような試合を日本のファンに見せたいと思っていますか。

「見ていて楽しい試合をするから、注目してほしい。最高のパフォーマンスをこの試合で見せたい。僕はチーム・ラカイを誇りに思っているから、その誇りを持って今回の試合に勝つ」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027 計量結果

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉:61.1キロ
[挑戦者] 竹中大地:61.1キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.9キロ
アドニス・セビジェーノ:65.8キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.0キロ
中川晧貴:66.1キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄:66.1キロ
パク・サンヒョン:67.4キロ

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔:66.0キロ
田口翔太:65.7キロ

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル:56.9キロ
和田教良:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.8キロ
土本暉弘:61.2キロ

<81キロ契約/5分2R>
森井翼:80.6キロ
織田ジュラシック:80.8キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.0キロ
澤田政輝:56.8キロ

<バンタム級/5分2R>
上田祐起:61.3キロ
福井竜郎:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ:57.1キロ
カーヴィ:56.6キロ

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太:65.6キロ
鶴屋健人:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.5キロ
上野滉太:60.7キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.3キロ
友實竜也:70.5キロ

<フライ級/5分1R>
藤原浩太:55.9キロ
小早川大地:56.1キロ

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