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【Shooto2022#05】計量終了 復活の根津✖平川より後で組まれた、内藤弟✖キャリア1年の山内渉!!

【写真】修斗が時折り組む、キャリア差マッチ。壮絶な結果になることもあるが、果たして……(C)THEONE

明日16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#05の計量が、本日15日(土)に港区の10KOLで行われた。

メインの女子スーパーアトム級で戦う黒部三奈✖パク・ソヨンを始め──第1試合のキッズ修斗以外に出場する9試合、18人の選手は全て計量をクリアした。


今回、修斗公式戦では2019年11月の倉本一真戦以来2年8カ月振り、MMA自体も2020年9月のRoad to ONE=今成正和戦から、1年10カ月間ブランクが空いた元環太平洋バンタム級チャンピオンの根津優太が平川智也と対戦するが、この両者の再戦をセミ前に追いやり、フライ級で内藤頌貴✖山内渉が組まれている。

根津にブランクがあるため、世界10位の平川とランク外の対決よりも、内藤が5位で山内が9位ということでランク的にはそうあるべき試合順かもしれないが、山内は昨年の7月大会でプロデビューをしたばかり今回が4試合目となる。

格闘DREAMERSで注目され、盟友・齋藤奨司とともに番組終了後はEXFIGHTでなくFIGHT FARM所属に戻り、プロキャリアを歩み始めた。今大会にも出場する齋藤が4月にPOUNDSTORMでパンクラス1位の風間敏臣をヒザ蹴りで破る金星を挙げており、山内のキャリア差を越えたアップセットを目指す。

とはいえ、齋藤が勝利した風間はパンクラス・トップファイタアーだがキャリア2年の新鋭だ。対して内藤は2013年から修斗のリング&ケージに上がってきただけに、この試合で遅れをとることは断じて許されないと思っているはず。特に昨年10月にRIZIN LANDMARKで1階級上のバンタム級とはいえ、渡部修斗にダースチョークで敗れており、プロ1年生の山内との対戦を受けた時点で──内藤の相当な覚悟が伝わってくる試合といえる。

さらには、その齋藤に対して──FORCEだけでなくNEXUSでもキャリアを積んできた高岡も一階級上の試合へのスクランブル発進で、4月の齋藤の立場になるよう一発を狙っているはず。

このバンタム級の一戦も高岡の意地が何かを起こす可能性も十分にある。

■視聴方法(予定)
7月16日(日)
午後6時00分~ABEMA格闘CH
             
■Shooto2022#05計量結果
※赤字の選手はクリックするとインビューに

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈:49.9キロ
パク・ソヨン:49.7キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:61.2キロ
根津優太:61.1キロ

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河:83.8キロ
イム・ドンジュ:83.3キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.0キロ
高岡宏気:60.8キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.8キロ
木下タケアキ:65.8キロ

<49キロ契約/5分2R>
永尾音波:49.0キロ
北野きゅう:48.9キロ

<2022年度新人王決定T1回戦 女子ストロー級/5分2R>
柳仙香:52.0キロ
ソルト:52.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
佐々木駿友:56.5キロ

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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 児山佳宏

【The Shooto Okinawa05】児山佳宏、シングルレッグとトップコントロールで5年4カ月振りの勝利

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
工藤圭一郎(日本)

いきなり飛び込んで、フックを振るう工藤に対し、児山は組んでいく。ケージに工藤を押し込んだ児山がシングルレッグで、引き当てテイクダウンを奪う。ボディロックでスクランブルを許さなかった児山はハーフで抑えて、左腕でワキを差して圧をかける。フルガードに戻した工藤をガードで中で枕で固定した児山が、頭を上げてコツコツとパンチを落とす。

児山は右足を抜いてハーフで抑え、右のパンチを打っていく。腰を切れない工藤は下のままラウンド終了を迎えた。

2R、初回と同じように距離を詰めた工藤だが、自ら右ハイでスリップし児山にトップを許す。工藤はケージを蹴ってバックを伺うが、児山は下にされず向き合ってレッスルアップ、シングルで押し込んで前方に送りバックを伺う。もう1度シングルの形になり、アンクルピックの児山の頭部に工藤がエルボーを落とす。ヒザをついてケージにもたれる形の工藤は、右を差したいところだ。

残り2分を切り、ブレイクが掛かると工藤が左右のフックで児山をケージに追い込む。児山はここもシングルレッグを仕掛け、ケージに押し込みテイクダウンを決める。ここもハーフで抑えた児山が最後の10秒で左右のパンチを振るう。

最後の最後にスクランブルから立ち上がった工藤だが、児山が判定3-0で4年4カ月振りの実戦で5年4カ月振りの勝利を手にした。


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【The Shooto Okinawa05】木内SKINNY ZOMBIE崇雅。いざ沖縄へ─01─「ハッキリ勝敗をつけてナンボ」

【写真】沖縄勢、そして旭那拳にとってリベンジ戦を受ける形での沖縄での戦いになるスキニーゾンビ (C)TAKEAKI TOYOSATO

14日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA05で、木内SKINNY ZOMBIE崇雅がアウェイの地に乗り込み、地元Theパラエストラ沖縄所属の旭那拳と対戦する。

両者は2018年4月に東京で一度対戦しており、その時は木内がRNCで勝利している。そんな旭那戦も含めて、木内の試合にアップダウンの激しい激闘が多い。それは木内の下になるスタイルも関係しているのだが、打撃とテイクダウンが主体の現代MMAにあって、木内の拘りとは――。


――昨年11月、当真佳直戦で一本勝ちして以来の試合を、再び沖縄の地で迎えます。2試合連続、敵地での試合になりますね。

「アハハハ、そうですね。でも過去に中国で試合をさせていただいたりとか(2017年に2回、中国WLFに出場している)、アウェイの過酷な状況には慣れていますから」

――まず木内選手といえば、SKINNY ZOMBIE(スキニーゾンビ)というニックネームが気になります。その由来は何なのでしょうか。

「もともとパンクラスに出ていた時につけていただいたものなんです。阿部博之選手と対戦した時(2021年11月に判定負け)、メチャクチャ殴られながら僕が盛り返す内容で、お客さんから御捻りが飛ぶぐらい盛り上がって。その試合内容から、スキニー・ゾンビってつけていただきました」

――なるほど。劣勢からゾンビのように盛り返すスタイルから、そのニックネームが付けられたことは分かります。しかしスキニーというのは……。

「周りからは、スキニーは悪口じゃないのかって言われました(笑)。でも、僕も気に入って、そのまま使わせてもらっています。WLFに出た時もTシャツにSKINNY ZOMBIEって入れていたら、現地でレフェリーや他の選手に結構ウケたんです。見た目通りで(笑)」

――確かにインパクトがあって、印象に残るリングネームです。もちろんゾンビのように蘇る試合内容も印象に残るのですが、そのような展開になる要因の一つは、グラウンドで下になることが多い点ではないでしょうか。

「それはあります。ただ、MMAという競技自体が成熟しているわけではないので、必ずしもキレイな打撃をやって、テイクダウンして抑えて――というスタイルでやらないといけない、ということではないと思うんですよね。UFCでもトニー・ファーガソンやシャーウス・オリヴェイラのようなスタイルの選手がトップにいるので」

――2人とも、あのスタイルでUFCのベルトを巻きましたからね。

「試合では一本を取りたい、KOしたいという気持ちが強いです。ただ、今は随所でポイントも抑えていかないといけないとは思っています。特に修斗で3Rの試合に出るようになってから、その点は気を付けるようになりました」

――修斗では現在、西川大和選手の下になるスタイルが話題になっています。

「修斗の採点基準自体は変わってきていると思うんですよ。ただ、他の大会よりはテイクダウンを重視しているのかなって思います。西川選手もベルトを獲った試合では、下からダメージを与えていても取られたラウンドがありましたし。

先日の修斗でも、高橋SUBMISSION選手が下からアタックしていて、判定はどうなるのかなと思っていました。でも上のポジションを守った山内選手にポイントが付いていたので、今もトップが強い傾向は変わらないんだと思っています。

僕が飯野タテオ選手と対戦した時(2019年6月、2度目の対戦時)も、修斗の採点基準には『ダメージを優先する』といった旨の文言があったので、自分としては下から殴ってダメージを与えることを重視していました。でも結果は、テイクダウンで優位だった飯野選手の判定勝ちでしたから、そこは考えていかないといけないですね」

――もう1点、木内選手のようにアップダウンの激しい試合だと、スタミナなどの消費もリスクではあります。

「はい……ガス欠になった時が怖いですね。飯野選手との2度目の試合では、ガス欠を起こしてしまって。僕の中では、すごく勉強になりました。そこからフィニッシュを狙いながら、ペース配分には気を付けるようにしています」

――そのファイトスタイルについて、憧れているファイターなどはいるのですか。

「もともと格闘技にハマったキッカケが、PRIDEのノゲイラなんですよ」

――アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミノタウロですか。

「はい。ノゲイラがコールマンに勝った時(2001年9月)、下になって殴られているノゲイラが三角絞めでコールマンからタップを奪って。あの試合を見た時から、関節技への憧れが強く残っているんです。格闘技って、ハッキリ勝敗をつけてナンボかなと思っています」

――ただミノタウロのファイトスタイルに憧れながら、柔術はやっていないのですよね。

「はい。柔術ではないです。大澤ケンジさんのMMA原理主義というわけではないですけど、最強を決めるルールはMMAかなと思って、最初からMMAです。ノゲイラや桜庭和志さんのような関節技のインパクトが、すごく強くて」

――PRIDEでミノタウロの試合を見るまでは、格闘技経験はなかったのですか。

「格闘技はやっていなかったです。中学の時は陸上部に入っていましたけど、高校は帰宅部で(笑)。高校三年生の時にPRIDEを見て――僕は出身が静岡県なんですけど、地元にあった和術慧舟會駿河道場に入りました」

――和術慧舟會駿河道場! そういえば、佐々木憂流迦選手もデビュー当初は相当なグラップリング寄りの選手でした。憂流迦選手も和術慧舟會駿河道場の出身ですから、何か交流はあったのでしょうか。

「あぁ、そうですね。佑太君(佐々木憂流迦の本名は佐々木佑太)とは、彼が駿河道場に入門する前から知っていて、地元ではゴリゴリに練習していました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月14日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)

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【The Shooto Okinawa05】11月恒例の修斗沖縄大会で木内✖旭那。児山佳宏が4年振りの復帰戦

【写真】木内戦は旭那にとって個人的、そして沖縄勢としてリベンジの機会となる (C)(C)TAKEAKI TOYOSATO&MMAPLANET

Theパラエストラ沖縄より、11月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるプロ修斗公式戦「THE SHOOTO OKINAWA vol.5」の対戦カードが発表されている。

ケージ導入から2年、コロナ禍でも昨年11月と今年の4月と沖縄及び九州な地方在住の選手に経験を積ませるために松根良太氏が主催してきた修斗沖縄大会の全容が見えてきた。


まず沖縄大会出場も3度目を迎える旭那拳がストロー級3回戦で木内SKINNY ZOMBIE崇雅と対戦する。昨年12月の高松大会で安芸柊斗に敗戦も、4月の沖縄に続き6月には大阪のSustain興行でマッチョ・ザ・バタフライを破り、2連勝中の旭那は2018年4月に木内と対戦してRNCで一本負けを喫している。

沖縄勢としても木内は昨年の11月大会で当真佳直を同じくRNCで下しており、宿敵といっても良い存在になっている。その木内戦を含め、沖縄大会で連敗中の当真は金内サイダー雄哉と対戦。CROSS LINEとパラエストラ沖縄、外に向かっては一致団結しつつ、地元では決して負けたくない面子の掛かったファイトとなる。

この他、悲願のMMA初勝利を目指す若山達也、地元博多大会の延期で沖縄でプロ2戦目を戦うMMA RANGERS GYMの泰斗ら沖縄&九州勢のなかに懐かしい名前を見ることができる。

2017年7月の長田拓也戦以来、4年振りの実戦復帰となる児山佳宏がフェザー級2回戦で工藤圭一郎と対戦することが決まった。

修斗からCage Forceでキャリアを重ねた児山は、Cage Force時代には弘中邦佳とライト級王座決定戦を戦い判定負け、修斗に戻ってからも同じく弘中の持つ世界ライト級(※当時はウェルター級)王座に挑戦経験を持つ。

その後、パンクラス& WSOF GCで戦績を重ね、再び修斗へ。ダメージの蓄積も目立つようになり、青井人、先に挙げた長田戦で連敗し一旦はケージを下りた。40歳のカムバック、そして2度目のフェザー級転向。気持ちも体もリフレッシュしたであろう児山が、沖縄からどのようなラストロードを歩み始めるか、トピックとなる試合が組まれた。

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