【写真】この撮影後、伊澤はドクターペッパーをゴクリ。かつて日本のエース、水垣偉弥はリカバリー時にコーラを愛飲していたことが思い出された(C)MMAPLANET
23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 104 でDEEP JEWELSストロー級チャンピオンの伊澤星花が49キロ契約マッチでパク・シウと戦う。
僅かキャリア3戦目でチャンピオンベルトを巻いた伊澤にとって、過去最強の相手は打撃という要素でMMAファイターとして試金石となるファイトだ。
この大一番を前にして、計量終了直後もリラックスし大物感を漂わせる伊澤に話を訊いた。
──今回49キロ契約、ストロー級より3キロ軽いわけですが、減量の方は順調でしたか。
「これまで減量なしで52キロで試合をしてきて、今回も3キロぐらいしか落としていないので全然問題はなかったです」
──普段は減量をしていなかったのですね。では、MMAでは初めて減量になったと。
「ハイ。ただ水抜きもないですし、体力にも問題ないです。
甘いモノを我慢して練習していると、これぐらいに落ちるので本当に体調も良いです。52キロの時は腹筋とかも全然でないので、今はちょっとお腹が割れていて嬉しいです」
──キャリア4戦目、チャンピオンとしてパク・シウと戦う。果たしてあのパンチを被弾した時、これまで通りに戦えるのかという点が鍵になってくるかと思います。
「試合では打撃を受けたことはないですけど、練習では顔に痣ができるぐらい被弾しているので。受ける時にちゃんと気合を入れてパンチを見ておけば、KOとかはされないですし、見てさせいればしっかりとディフェンスもできるので、そこまで怖くはないです」
──横田さんからもお墨付きをもらっていますか。
「試合でも自信を持ってやって良いと言ってもらえました。ずっとサウスポーの選手としか試合をしてこなかったのですが、横田さんからは『オーソの選手とも戦うことになるから』ということで、かなり早い段階からオーソドックス対策をしてきていたんです。
前の試合が終わった直後から、オーソドックスを想定して練習してきたのですが、『最初は全然できていなくて自信もなかった。でも最近は動き方も考え方もちゃんと分かってきてているので、自信を持ってやって良い』と」
──それこそ、自信になる言葉ですね。伊澤選手は練習してきたことを試合でも試したいと思う方ですか。
「毎回そうですが、MMAをしたいと思っています。その時、その時で最善を尽くす。例えば明日の試合で距離を取られて打撃戦になったら、しっかりと打撃で応戦しようと思っています。接近したら組んで倒していく。その時々でベストの戦い方を選んでいきたいと思っています。まだどういう展開になるかは分からないですけど、組みに拘るという気持ちはないです」
──ではパウ・シウの攻撃で最も警戒しているのは?
「スイッチしてからの三日月蹴りと、普通に右ストレート。組みに行った時のカウンター狙いのストレート。この2つを意識しています」
──伊澤選手は打撃ではオーソですが、組みは右手でも左手前でも組んでいるように見受けられます。
「組む時は右・左に関係なく練習してきたので、どちらが前でも組めます。打撃のオーソのまま左手でも、踏み込んで右手でも」
──聞けば聞くほど、ポテンシャルを感じます。それでも4戦目でパク・シウと戦うことをどのように自己評価していますか。
「トントン拍子ですね(笑)」
──今回、水抜き無しで49キロを700グラム下回っていました。今後、アトム級で戦うこともありますか。
「落そうと思えば、落とせます。でも最終的に世界で戦っていきたいので、世界にはないアトム級よりも、体を創ってストロー級で戦っていきたいです。世界で戦うには体を大きくして、減量してストロー級になる必要があると考えています。筋肉をつけて、落としてストロー級で戦っていこうと思います」
──男女揃って、もっとも将来を期待される存在になりつつあります。この試合では、どのような戦いをしたいと思っていますか。
「今回は相手がストライカーだということで注目されていると思うので、MMAとして組み技だけでなくMMA全体で伊澤星花は強いというのを証明したいと思います」
■視聴方法(予定)
10月23日(土)
午後5時55分~PPV SPWN
午後5時55分~PPV dwango
■ DEEP104計量結果
<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
福田龍彌:57.2キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
鈴木琢仁:70.35キロ
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.6キロ
米田奈央:77.5キロ
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花:48.35キロ
パク・シウ:49.0キロ
<ライト級/5分2R>
大木良太:70.75キロ
石塚雄馬:70.6キロ
<フライ級/5分2R>
久保健太:57.05キロ
鶴屋怜:56.95キロ
<フェザー級/5分2R>
高橋辰也:65.7キロ
木下尚祐:66.3キロ
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