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【RIZIN45】クレベル・コイケ戦前の斎藤裕─01─RIZIN LIFEを振り返る「プレッシャーというより、責任感」

【写真】斎藤裕は、ジェネラルの認知度が上がっても斎藤裕だった (C)MMAPLANET

31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45で、斎藤裕がクレベル・コイケと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

斎藤のインタビューがMMAPLANETに掲載されるのは、3年9カ月振りとなる。2020年から修斗世界フェザー級王者としてRIZINに出場し、斎藤を取り巻く環境は大きく変わった。朝倉未来を下し、さらにRIZINのベルトを巻きメインイベンターとなったことで、ただのイチ選手ではなくなった――と本人は語る。そんな斎藤がRIZIN出場以降から現在まで、抱えてきた想いを語ってくれた。


――MMAPLANETにとって斎藤裕選手の単独インタビューは2020年3月29日に行われる予定であった、修斗世界フェザー級王座防衛戦(※コロナ禍のため試合は実現せず)以来となります。

「お久しぶりです! MMAPLANETさんには修斗の頃から取材していただいて。その後はRIZINがリングだったので――」

――まずは経緯説明から、ありがとうございます(笑)。斎藤選手は主戦場をRIZINに移し、格闘技キャリアも大きく変化したのではないでしょうか。

「結構変わりましたね。良くも悪くも目立つようになってしまい、生活はしづらくなっています。生活圏でも面が割れているようなものなので、下町だとお店に行ったら僕だとバレてしまうとか(苦笑)」

――街で「あぁ、斎藤裕がいるぅ~」と声をかけられたり(笑)。

「アハハハ。僕は耳が沸いているので、変装していてもバレるんですよ。もうプライベートはない感じですね」

――街中で声をかけられた時は、握手やサインを求められると対応するのですか。

「僕は対応しますよ(笑)。失礼な人に対しては『ちょっとどうかな……』と思うことはありますが、常識のある人には対応します」

――一番驚いたのは、RIZINに主戦場を移してからYouTubeをはじめSNSでの発信を頻繁に行うようになったことです。

「あぁ、そうですね。そういう形で発信していかないといけない立場になって――あんまりSNSでの発信というのは得意ではないけど、なんとか続けています」

――斎藤選手の場合はSNSで有名になって試合の機会を得ているのではなく、試合をして有名になることによりSNSで発信しなくてはいけない立場になったという印象があります。

「その違いはあるかもしれないですね」

――RIZINをはじめ、国内のMMAを盛り上げていかなければいけないという意識が以前よりも高まったのでしょうか。

「RIZINで摩嶋選手に勝ち、2戦目でベルトを賭けて朝倉未来選手と対戦することになりました。あの状況まで行ったことにより、自分は世間と戦わなくてはいけなくなって――その状況は受け入れるしかないと思いました。朝倉選手に勝ってチャンピオンとして試合をしていかないといけないし、世に向けて発信することは仕事としてもやっていかなければいけない、と考えるようにはなりましたね」

――一方で、練習環境や技術的な変化はありますか。

「練習に関しては、いろんなところに行って自分に必要なことをやるようにしています。より明確に、よりギュッと詰めて練習する。自分が必要なことだけをやるので無駄がない。それだけ合理的になってきたとは思います。次のクレベル選手もそうですが、本当にやり甲斐のある選手と対戦させてもらっていて、どんどん自分に足りないものを身につけていかなければいけない。試合ごとに技術の上積みはやっているつもりです」

――まだ修斗がケージで公式戦を開催する前でも、斎藤選手はリングで戦いながらもケージが見える稀有なファイターでした。距離の取り方、組み手、テイクダウンそしてグラウンドのコントロールは、まさにケージのそれだったと思います。RIZINに出場し、ケージからリングで戦うようになり、技術的に変化させてきたものはありますか。

「大きいところでいうとRIZINはユニファイドルールではなく、採点基準としては打撃が優先されますよね。RIZINのファンの方々は、組み技や寝技の攻防よりも打撃のような派手な攻防を好むことは、自分でも理解していて。リングで戦うことも含めて――自分が求めているものとは少し違うかもしれないけれども、RIZINやお客さんが求めているものに応えられるようにしているのは確かです。ただ、今年に入って久しぶりにケージで戦い、『ケージで戦うのも悪くないなぁ』と思いました(笑)」

――アハハハ。斎藤選手がケージで戦うのは2019年9月の高谷裕之戦以来、3年7カ月振りでした。

「機会があれば、どんどんケージでも戦いたいと思うぐらいでしたよ」

――久しぶりにケージで試合を行い、リングとの違いは感じましたか。

「LANDMARKの平本戦は、修斗時代と同じ試合をしようと考えていました。特に大きな違いはないかもしれないです。ユニファイドであろうと、そうでなかろうと、対応できる選手は何でも対応できると思っています。ベラトール勢もA・Jマッキーとかパトリシオは、RIZINルールに対応していたじゃないですか」

――確かに。斎藤選手の場合はRIZINルールで勝つ、あるいはファンに受け入れられるためのシフトチェンジは、早々に実現できていたのでしょうか。

「摩嶋戦の勝ち方のイメージが強いのか、自分の中でも初参戦で『サッカーボールキックや四点ヒザがあるルールでも対応できるんだなぁ』と思いました。摩嶋選手ほどの強い相手で、新しいルールでも自分の動きや技が出せるタイプなんだなと、改めて気づきましたね」

――摩嶋戦であの勝ち方をして、朝倉未来とケラモフを連覇し、いきなりピークが来ました。その時に取り巻く環境は変わったのですか。

「そうですね。僕としては住む場所は変わっていないし、もともと生活にお金が掛からないタイプなので、自分の中では特に変わっているとは意識していなかったです。でも周りの目は違っていて、特に朝倉選手に勝った時は周りの世界がひっくり返ったような感じでした。僕としても少し戸惑いはありましたよね。『そこまで騒がなくても……』という(苦笑)」

――RIZINでは3連勝から3連敗を喫しています。特に2021年10月の牛久絢太郎戦から、朝倉未来選手との再戦、牛久選手との再戦まで半年間で3試合というのは、スパンが短いように思っていました。

「牛久選手との初戦の時は、本来なら朝倉選手に勝ったクレベル選手と対戦するのが当然の流れではありました。しかしクレベル戦は実現されず――でも10月、11月、そして大晦日と興行は決まっていく。特に10月は自分の防衛戦のメインの興行で。立場上、自分がやらなければいけない。自分はもう『ただのイチ選手ではない』という自覚はありました。あの頃から少し流れが変わってきたかな、とは思います」

――ご自身の中でプレッシャーや重圧のようなものはありましたか。チャンピオンとして興行に穴は空けられないという。

「それはプレッシャーというより、『責任感』という言葉が正しいかもしれないですね。あれだけの規模の興行でメインイベントを務める立場上、責任感を持って臨むしかない」

――正直なところ、牛久選手にKO負けを喫した2カ月後に朝倉未来選手との再戦というのは、本来なら組まれるはずのないマッチアップだと思います。

「あぁ、う~ん……」

――それでも朝倉選手との再戦に臨んだのは、先ほど仰った「責任感」によるものだったのですか。

「あの時のことで言うと、僕は牛久選手にカットして負けたんですね。なかなか練習にも戻れないし、じゃあ次戦は……と不透明な状態になりました。さらに、あの時はコロナ禍のために12月から海外から選手が入れなくなってしまった。すると日本国内の選手だけで試合を組むしかない。あの時はまだフジテレビが生中継していましたし」

――……。

「そんなことは、選手である僕が考えなくてもいいとは思います。でもRIZINを存続させていくためには興行を成立させないといけない。そんななかで僕もRIZINサイドと話し合いを持ち、いろいろ話をしていくなかで『これも自分の役割なのかな』と思ったんです。これまで多くの先輩方が、それでも試合をしてきてバトンを繋いできてくれたわけじゃないですか。そう思うと、今は自分がその役割を担うべきなんだなと思いました」

<この項、続く>


■視聴方法(予定)
12月31日(日)
午後1時00分~ABEMA
午後1時30分~U-NEXT、RIZIN100CLUB
午後2時00分~スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN45対戦カード

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
堀口恭司(日本)
神龍誠(日本)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]フアン・アーチュレッタ(米国)
[挑戦者]朝倉海(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
斎藤裕(日本)

<フェザー級/5分3R>
平本蓮(日本)
YA-MAN(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
山本美憂(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
上田幹雄(日本)

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
ヴィンス・モラレス(米国)

<フライ級/5分3R>
扇久保博正(日本)
ジョン・ドッドソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<65キロ契約/5分2R>
皇治(日本)
三浦孝太(日本)

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
安西信昌(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
ヒロヤ(日本)

<特別ルール・ライト級/5分2R>
安保瑠輝也(日本)
久保優太(日本)

<フェザー級/5分3R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
新居すぐる(日本)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<54キロ契約/5分3R>
那須川龍心(日本)
シン・ジョンミン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
YUSHI(日本)
平本丈(日本)

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【RIZIN.45】皇治、芦澤竜誠を“魚例え”で挑発!?「しっかり神経締めする」 朝倉海との幻のMMAマッチに実現意欲も 『RIZIN.45』公開練習

大みそかに行われる『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)で、ついにMMAデビューすることが決定した“俺たちのスーパースター”こと皇治(34)。対戦相手がサッカー元日本代表の三浦知良選手の息子である三浦孝太(21)となったことで、世間的にも大きな話題となった。

●『RIZIN.45』対戦カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
・65キロ級(5分2ラウンド)
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・フェザー級
平本蓮 vs. YA-MAN
・70キロ級(5分2ラウンド)
安保瑠輝也 vs. 久保優太
・60キロ級キックルール(OFG)
篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
・バンタム級
平本丈 vs. YUSHI
・フライ級
新井丈 vs. ヒロヤ
・54キロ級
那須川龍心 vs. シン・ジョンミン
・バンタム級
元谷友貴 vs. ヴィンス・モラレス

◆会場チケット発売中
PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEにて

#皇治 #芦澤竜誠 #朝倉海 #RIZIN #RIZIN45

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【RIZIN45】元谷友貴が元UFCファイターのモラレスと対戦、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×ジョンミンが決定

【写真】11月のDEEPではCOROにTKO勝利した元谷。6年連続での大晦日出陣となった(C) MMAPLANET

18日(日)、ABEMAで放送されたRIZIN特番にて、12月31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45の追加カード発表された。

大会まで約2週間、新たに元谷友貴×ヴィンス・モラレス、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×シン・ジョンミンの3カードが追加された。元谷のRIZIN参戦は今年5月の朝倉海戦以来、約7カ月ぶり。11月にDEEPでCOROと再起戦を行い、TKO勝利を収めてのRIZIN凱旋となる。

(C)Zuffa/UFC

一方のモラレスはレスリング出身で、2018年11月からはUFCに参戦して8戦3勝5敗のレコードを残しているファイター。今年5月にはXMMAで石原夜叉坊と対戦し、2Rに右のオーバーハンドを効かせると、アナコンダチョークで一本勝ちを収めている。現在は朝倉海のスパーリングパートナーとして来日中で、今回のRIZIN参戦が決まった。

元谷がRIZINを離れている間、RIZINバンタム級では岡田遼とのパンクラス×修斗王者対決に勝利した中島太一、初参戦で太田忍を下した佐藤将光、ツイスターで2連勝した後藤丈治らが台頭している。同日にはフアン・アーチュレッタVS朝倉海のバンタム級タイトル戦が組まれており、元谷×モラレスは2024年のタイトル戦線浮上をかけた一戦だ。

修斗世界ストロー級&フライ級王者・新井丈とヒロヤの一戦も決まった。新井は昨年9月に猿丸ジュンジを下して修斗世界ストロー級王座に就くと、今年11月には山内渉をKOしてフライ級王座も戴冠。修斗史上初の2階級同時戴冠を達成した。

一方のヒロヤは朝倉未来1年チャレンジ一期生で、2003年7月からRIZINに参戦し、伊藤裕樹と中村優作に連敗しているものの、いずれもスプリット判定によるもので健闘が光った。修斗で11連勝してRIZIN初参戦となる新井と結果こそ出ていないもののRIZINで戦績を積むヒロヤという対照的なキャリアを歩んできた2人のマッチアップだ

また会見前日のRISE両国大会でRIZIN参戦&MMA挑戦をアピールした那須川龍心の出場も正式に決まり、韓国のシン・ジョンミンと対戦することもアナウンスされた。

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【RIZIN】修斗2階級王者 新井丈緊急参戦!ヒロヤと対戦!


大晦日のRIZIN.45まであと2週間。ABEMAで放送されたアベマでRIZIN 5 minutesの中で追加対戦カードが発表されました。

【57kg契約】
新井丈(和術慧舟會HEARTS)
ヒロヤ(ジャパントップチーム)
YUSHIとTwitterで舌戦を繰り広げてきた修斗2階級王者の新井。試合が流れたかと思いきや急転直下の大晦日参戦。しかもブレイキングダウン派から支持され、MMAマニアから疑問視されるヒロヤをぶつけてくるとは絶妙のマッチメイク。ケンカの間合いでにじり寄ってパンチで仕留める新井に対して体格で上回るヒロヤは得意のタックルでグラウンドに張り付けておけるかどうか。背後にいる両選手の支持は悲痛な歓声とどよめきが今から楽しみです。でも、RIZINで1回も勝てない選手が出場出来る大晦日って一体なんなんでしょう。そして番組内でヒロヤが紹介された後に朝倉未来がVTRでコメント。。。保護者登場みたいでめちゃくちゃカッコ悪かったぞ。。。


【バンタム級】
元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
ヴィンス・モラレス(Syndicate MMA)
ATTに移籍後、COROを一蹴して大晦日参戦に名乗りを挙げていた元谷。その対戦相手にUFC3勝5敗の実績を持つモラレスをぶつけてくるとは情け容赦ない。実績的にはUFCで負け越してはいるものの、2018年~2022年までUFCと契約して8試合を重ねてきた実力は侮れません。UFCの公式サイトによると、レスリングの州王者、アマチュアボクシングのタイトルも持ち、ブラジリアン柔術青帯も持っているとの事。要は何でも出来ると。オールラウンダーの元谷と全局面でハイレベルな試合になりそう。


【54kg契約】
那須川龍心(TEAM TEPPEN)
シン・ジョンミン(韓国)
昨日開催されたRISEの試合後、RIZIN参戦をアピールしていた龍心。兄の天心と同じくキックとMMAの二刀流の道を歩むという事か。ぶっちゃけRISEでの戦績や試合内容はよくわかりませんが、ミルコ・クロコップよろしくMMAに参戦をきっかけにブレイクする可能性もあるわけで、どんな動きを見せてくれるのか。対戦相手も龍心と同じくMMA初戦のキックボクサー。用意ドンのスタートラインでいいじゃありませんか。

ABEMAの放送内でヒロヤが小
今回発表された3カードを含めて全17試合。これは8時間興行間違いないか。いよいよ師走らしくなってきた。
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MMA MMAPLANET o キック ブルーノ・ソウザ ヴィンス・モラレス 石原夜叉坊

【A1C14】大きな差のない試合展開も――夜叉坊がソウザに判定で敗れる

<バンタム級/5分3R>
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
石原夜叉坊(日本)

サウスポーの夜叉坊はガードを低く構え、関節蹴りを見せる。ソウザもバックステップで距離を取り、右ロー・右ミドルを蹴り返す。

互いに間合いを測る時間が続くなか、徐々に夜叉坊が前に出て左のインローを蹴る。夜叉坊が左ストレートを見せ、ソウザも右を返すが、これはどちらも当たらない。ラウンド終盤は夜叉坊がプレッシャーを強め、ソウザがケージ内をサークリングする展開が続いた。

2R開始直後にソウザが踏み込んでの右ストレートを当てて前に出る。夜叉坊もソウザのインローに右フックを合わせ、左ストレートを当てるが、組みついたソウザが夜叉坊をケージに押し込む。

ソウザはヒジを入れながらテイクダウンを仕掛ける。夜叉坊は距離を作ってボディにヒザ蹴り、そのまあソウザのクリンチを切って離れる。

試合がスタンドに戻ると夜叉坊はインロー、フェイントを入れての左ボディストレート。ソウザは右ストレートを見せつつ、右ストレート→右ハイキックのコンビネーションを見せる。ソウザが距離を詰めると夜叉坊はカウンターの左ストレートを狙う。

3R、夜叉坊が右の関節蹴りを見せつつ左ミドル。そこから左ハイにつなげる。ソウザがそのタイミングで距離を潰してテイクダウンし、がぶった状態からバックへ。RNCを狙うソウザに対して夜叉坊も正対。ソウザが背中を見せながら立ち上がり、試合はスタンドの攻防に戻る。

ソウザが右ミドルを蹴ると、左ストレートで飛び込む夜叉坊。ソウザがサウスポーにスイッチして左ストレート。構えを戻して右を打ち込む。夜叉坊も右フック返す。

ソウザがマットに手をついてのハイキック=センチャイキックを見せるが当たらない。最後はソウザが右ストレート、夜叉坊が左ストレートで打ち合うがどちらもクリーンヒットはない。

大きな差のない試合展開だったが判定はソウザに軍配が上がり、夜叉坊は5月のヴィンス・モラレス戦に続いて2連敗となった。


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【A1C14】ユライア・フェイバー率いるA1Cで夜叉坊が、元LFA王者でマチダ空手の後継者と対戦

【写真】既に今年3戦目と、なかなかのペースで実戦経験を積んでいる夜叉坊とKarate Combatから復帰となるソウア(C)MMAPLANET&LFA

2日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロスアンゼルスのコマース・カジノで開催されるUrijah Faber’s A1 Combat14「Sanchez vs Hoch」に石原夜叉坊が出場し、ブルーノ・ソウザと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2021年1月のプロ修斗公式戦出場以来、北米フィーダーショー・シーンのFury FC、A1C、XMMA、Up Next Fightingなどで7試合を戦い3勝3敗1分と奮闘を続ける夜叉坊が、5月のヴィンス・モラレス戦の敗北からカムバック戦を戦う。


対戦相手は、そのモラレスに続き元UFCファイターのソウザだ。LFAフェザー級王者からUFCに進んだソウザだが、2連敗でリリースされるとKarate Combatと契約。45度の壁に囲まれたスクウェアマット上で3分3R、道着の下のみ着用でヒザとヒジは反則、組みはOKでパウンドを落とせる時間は5秒というルールで戦ってきた。

シンゾー・マチダの愛弟子のソウザは、伝統派空手のようなステップと距離から、接近戦になるとフック系のパンチを振るストライカーだ。実はこのソウザは、松嶋こよみがDEEP初出場の際に、日本人の対戦相手が見つからず国際戦にカードがシフトされた時、真っ先にマネージメント契約を結ぶBlack houseに出場が打診されたのが、ソウザだった。結果的にKarate Combatとの契約が残っておりDEEP出場はなかった。

その後、シウバはKarate Combatのルイス・ホシャ戦で敗れ1年5カ月振りのMMAが、A1 Combatでの夜叉坊戦となる。LFAとUFCではフェザー級、Karate Combatではライト級とほぼノーマルで戦ったこともあるソウザが、今回はバンタム級で戦う。夜叉坊としては、慎重な探り合いという展開はマチダ・カラテの庭といえるので、大胆な攻撃とテイクダウンを織り交ぜるMMAを披露することを期待したい。

なお今大会のメインはメキシコのUltimate Warrior Challenge、Combat Globalで戦績を積み、LFAでも1勝を挙げているアレックス・サンチェスが、ライト級王座決定戦でエディ・ホクと戦う一戦だ。キャリア13勝3敗のボクサーMMAファイターのサンチェスと、ベアナックルファイトも経験しているホク。

ホクは2014年からMMAは7年のブランクがあり、6年振りの実戦はMMAでなくベアナックル・ボクシングだった。

以前は組みと打撃をミックスしたファイターだったホクだが、今ではバチバチのブロウラーになっている公算も高い。とはいえチャンピオのレベルが、プロモーションのレベルを図る物差しになる。今後、夜叉坊に続き日本人選手の出場も噂されるA1 Combatのチャンピオンシップの質は──いかに。

■視聴方法(予定)
9月3日(日・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass

■ 主な対戦カード

<A1Cライト級王座決定戦/5分3R>
アレックス・サンチェス(メキシコ)
エディ・ホク(米国)

<フライ級/5分3R>
アイマー・ヘルナンデス(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・フィゲロア(米国)
シェラード・ブラックレッジ(米国)

<バンタム級/5分3R>
スティーブ・モラ(米国)
ジェイムス・ギドリー(米国)

<フライ級/5分3R>
クリストファー・クルーズ(米国)
ミゲール・セハ(米国)

<バンタム級/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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MMA o ONE UFC   ヴィンス・モラレス 石原夜叉坊

『XMMA 6』石原夜叉坊 vs. ヴィンス・モラレス ハイライト動画

5.3『XMMA 6』で石原夜叉坊が元UFCファイターのヴィンス・モラレスと対戦(2023年04月19日)

 こちらの続報。


 5月3日にサウスカロライナ州マートルビーチのT・ローデス・マートルビーチ・スポーツセンターで開催された『XMMA 6: Bash at the Beach』で行われた石原夜叉坊 vs. ヴィンス・モラレスのハイライト動画。

XMMA 6 - Bash at the Beach(Sherdog)

 全試合結果はこちらを参照。



 試合後の石原夜叉坊。キング・モー、ヴィンス・モラレスとのショット。続きを読む・・・
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【海外MMA】XMMA 6: BASH AT THE BEACH 石原夜叉坊 試合結果


アメリカのサウスカリフォルニア州で開催されたMMAイベントXMMA 6: Bash at the Beachに日本から石原夜叉坊(チーム・アルファメール)が参戦。UFCをリリースされたヴィンス・モラレスとバンタム級ワンマッチで対戦しました。

試合は開始直後にタックルでテイクダウンを許した夜叉坊。バックも取られて絶体絶命のピンチを迎えますが正対して脱出に成功。スタンドに戻るとローや膝、ジャブを当てて攻勢に転じてラウンドを終えました。

2Rも打撃でペースを握ると思いきや、ローに合わせてカウンターのパンチを被弾。ダウンを喫するとモラレスはグラウンドに持ち込み、じわじわとダースチョーク。これが極まると夜叉坊はタップせずに失神。無念の一本負けを喫しました。

なんだかんだで元UFCファイターの地力を見せられた感ありあり。テイクダウンも出来るし、打撃でダウンも取れる。そして極める事も出来る。そんなファイターがごまんといるわけで、UFCやBellatorで勝つ事がどれだけ難しいか。。。改めて見せつけられました。











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MMA MMAPLANET o UFN215 マイルズ・ジョンズ ヴィンス・モラレス

【UFN215】我慢、我慢。一線を越えないファイトでジョンズが、モラレスから3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ヴィンス・モラレス(米国)

間合いを測る両者、40秒を経過してジョンズが前に出てワンツー、届かず右ローを蹴る。モラレスの左ジャブに右を当てたジョンズは、ゆっくりとした流れのなかで右を被弾しそうになる。モラレスは右前蹴りが届かず、右オーバーハンドもジョンズが距離を取る。互いに隙を与えない我慢比べが続き、極端に手が少ない試合に。互いに左フックを振るうが、クリーンヒットはなく時間が進む。ジョンズが踏み込んで右オーバーハンド、かわしたモラエスは残り30秒のダブルレッグも切る。最後の10秒で左フック、右ボディフックをジョンズが入れ。最終局面でモラレスが左フックをヒットした。

2R、ジャブを伸ばす両者。初回よりもやや近めの距離に立つものの様子見の展開にそれほど変わりはない。ジョンズがシングルのフェイク、反応したモラレスが下がる。ジャブの差し合い、ローから左と互いに同じ手順で攻め手を増やす。と、そこでシングルレッグに出たジョンズだが、モラレスはケージに押し込まれて足を抜いて離れる。と、ジョンズにアイポークがあったと試合が中断する。

再開後、鼻血が見られるジョンズはジャブをもらい、圧を高めて右を振るう。モラレスは一瞬のクリンチから離れて左ジャブを見せる。右カーフを蹴ったジョンズに対し、モラレスは前蹴りもなかなかエンジンはかからないファイトが続く。ワンツーの右を当てたジョンズが、左を振るってこのペースのなかでペースを握っている。ラウンド終了真木愛和にシングルからダブルレッグでスラム、ジョンズがラウンドをまとめた。

最終回、ジャブから右を伸ばすモラレス。ケージを背負って回る中で、右を当てる。ジョンズはシングルレッグで反対側のケージまでドライブし尻もちをつかせる。すぐにモラレスが立ち上がり、離れたジョンズがジャブを当てる。ジョンズはカーフを蹴り、モラレスはパンチから蹴りのコンビでミドルを入れる。ジョンズのオーバーハンドは空振りとなり、モラレスがワンツーを届かせる。と、ジャブと同じリズムでシングルに入ったジョンズだが、モラレスは切って間合いを取る。残り2分、シングルでケージにモラレスを押し込んだジョンズだが、キムラから離れられる。

すぐにシングルに出たジョンズ、このまま時間を使って逃げきりをはかる。キムラでテイクダウンを耐えたモラレスは、最後に胸を合わせていったが、もう一度ジョンズが背中に回って時間に。制空権を守る戦い、相手の懐に踏み込むのはジョンズのテイクダウンのみという試合は、そのジョンズが3-0で勝利した。


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【UFN215】フィアーリョと対戦、散打王ムスリム・サリコフ─02─「散打ファイターではダメなんだ」

【写真】非常にゆったりした感のあるサリコフ。殺気を全く纏わない強者 (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、アンドレ・フィアーリョと対戦するムスリム・サリコフ・インタビュー後編。

リー・ジンリャン戦の敗北からの再起戦となるサリコフだが、そのジンリャン戦での準備不足の厳禁はロシア人ファイターあるあるというべきビザ取得に起因していた。ロシア・ダゲスタンの歴史に名を残す散打ファイターは、38歳になってなお純粋に強さを求めるウォリアーだった。

<ムスリム・サリコフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ではムスリムはなぜMMAに転向したのでしょうか。ヴォルク・アターエフやザビット・マゴメドシャリポフと比べても、圧倒的に散打の世界で成功を収めており、その実績だけで散打界で大御所としてやっていけたのではないですか。

「ただ僕がウォリアーだからだよ。ベストファイターと戦いたい。僕はいつだって引退できる。でも毎日のようにスクールに行って、コーチと会って、皆と練習する日々を送りたい。まだハングリーなままなんだよ。だからMMAに転向したんだ。グセインはちょっと年を取ったけど、今もスクールに来てアドバイスをくれるよ。動きよりも、言葉で僕をサポートしてくれている。

もう僕も十分に経験を積んできたから、トレーニングに関しては自分のやり方が確立しているしね。そして試合前になるとATTに行って、ファイトキャンプを行っている。ATTはベストのMMAジムだよ」

──過去5年間負け無しだったのですが7月にリー・ジンリャンに敗れ、今回の試合は仕切り直しの一戦にになります。

「とても大切な試合になる。この試合で勝てば、UFCでの未来が広がる。ただし負けても……何も失うモノはない。UFCがチャンスをくれれば、また戦う。僕はウォリアーのままだから。ただし、今回の試合は前回とは違ってベストシェイプだ。リー・ジンリャン戦は、満足いく調整ができなかった。

ビザが取れず、試合の10日前になってようやく手にすることができたんだ。大切な調整の時期にビザを取るために色んなところに足を運びまくった。最終的にアルメニアまで行ってようやくビザを取得できたんだ」

──アルメニア……。それは大変でした。つまりATTでファイトキャンプを張ることもできなかったわけですね。

「今、ロシア人がビザを取るのはちょっと大変だからね。それでも最後のパンチを被弾するまで、僕の方が試合は優勢だった。あの状態で戦っても、最初の2Rを取ることができた。でも一発で逆転負けした。それがMMA。一発で勝負が決まる。アレがラッキーパンチとは言わない。彼が僕をKOしたんだ。そして今回はずっと体調が良い。もっと良い戦いができる」

──フィアーリョの印象を教えてください。

「フィアーリョは良い選手だ。若くて、常にフィニッシュを目指している。好きなタイプなファイターだよ。彼も僕もフィニッシュを狙うから、激しい試合になる。大歓迎だ」

──フィアーリョはリー・ジンリャンと同じキルクリフCFで練習している選手です。ムスリムのデータを共有しているのではないでしょうか。

「全く問題ない。あの体調の悪さで2Rまで僕が勝っていた相手から情報を得ていても、今回の僕の調子はまるで違うからね。フィアーリョがリー・ジンリャンのチームメイトということは全く気にならないよ。

ベストチームであるATTで、10週間も最高のチームメイトとしっかりと練習できた。何も恐れるものはない」

──ムスリムはパンチと蹴りが連動しており、抜群の距離とタイミングの取り方ができます。今回のフィアーリョ戦、キーポイントはどこになると考えていますか。

「全てだよ。これはMMAだからね。コンプリートファイターにならなければいけない。散打ファイターではダメなんだ。レスリングも柔術も理解して、戦う必要がある。コンプリートファイターになるためにレスリングと柔術に力を入れてきた。しかも、素晴らしいコーチに恵まれているから、メキメキと力をつけている。MMAで勝つには、コンプリートファイターでなければいけない」

──ムスリム、今日は試合前にもかかわらず、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

「日本のファンに散打とコーチの歴史、我々のスクールの話をすることができて良かった。グセインはソビエト共産党政府の目を逃れて空手の稽古をしていた。彼がソ連政府に目をつけられながら、諦めずに稽古を続けたからこそ、今のスクール、今の僕がある。それを皆に分かってもらいたい。僕も日本を尊敬している。グセインが侍、日本人、空手についていつも話をしてくれた。そんな日本のファンに僕の試合を楽しんでもらいたい」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ダニー・ロバーツ(英国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マリナ・モロズ(ウクライナ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ケヴィン・ナタヴィダッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴァネッサ・デモポウロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファルニ・ガルシア(メキシコ)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
テレザ・ブレダー(チェコ)

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