<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ(ロシア)
Def.3R1分9秒by KO
アレッシオ・デキリコ(イタリア)
前蹴り、右ハイから右ローを繰り出すデキリコに対し、サウスポーのコピロフは左ストレートをヒットさせる。様子見の展開となり、圧を掛けるコピロフだがデキリコもダブルのフェイクからローからパンチを打っていく。コピロフの左に右を返すデキリコは、ローを蹴られても、右ミドルを蹴り返す。左ミドルをスリップし姿勢を乱したコピロフ、ここで距離を詰めようとしたデキリコも足を滑らせた。
残り2分、デキリコのダブルを切り右ジャブを入れたコピロフが左ミドルを蹴り込む。さらにローにワンツーを合わせると、ステップイン&右エルボーを狙う。振りが大きく姿勢が乱れるデキリコは右を被弾し、左ハイはブロックもテイクダウン狙いを防がれ圧され気味の時間が続く。コピロフは跳びヒザをキャッチされシングルレッグを仕掛けらるが、ここも足を抜き最後はケージを背負ってラウンド終了を迎えた。
2R、コピロフのワンツーに、デキリコもワンツーで前へ。デキリコのフック気味のコンビに対し、コピロフは単発ながら左ストレートを入れる。さらにワンツーを入れたコピロフは、シングルレッグを切る。続けてジャブを当てたコピロフだが、デキリコが右ストレートを当てて前に出る。コピロフがフックを返し、流れを譲らない。と、デキリコはここでダブルへ。ケージを背負ったコピロフがヒザを突き上げて、離れようとする。懸命に押し込むデキリコは小手で阻まれ、コピロフは回って離れると左ミドルを決める。
左フックを被弾したデキリコは、ヒザ蹴りが空を切り尻もちをつく。立ち上がって右ヒザを入れたデキリコは、前に出て右フックを振るう。下がるようになったコピロフは、ヒザが効いたか。それでも左をヒットさせたコピロフだったが、時間を気にする素振りを見せた。
最終回、両者の距離が近づきデキリコのフックが決まる。コピロフがワンツーを返し、跳びヒザをかわして左ミドルを蹴り込む。さらにワンツーを続け、ミドルから左を伸ばすコピロフは下がったデキリコにワンツーからスリー、ガードが下がったところにワンツーを続ける。前方に崩れ落ちたデキリコを見て、レフェリーが即試合を止めた。
「最終回は決めないといけないと思って戦った」とコピロフは試合を振り返った。