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【UFN171】レイ・ボーグと戦うリッキー・シモンに聞いた、コンディションとLFAでの経験

UFN171【写真】無観客、最低限の人数でイベントが開催が続く場合、バーチェル・メディアデーが引き続き行われると非常にありがたい (C)Zuffa/UFC

13日(水・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで引き続き開催されるUFN171:UFN on ESPN+29「Smith vs Teixeira」のバーチャル・メディアデーが11日(月・同)に行われた。

MMAPLANETではレイ・ボーグと対戦するリッキー・シモンに、新型コロナウィルス感染拡大とロックダウン下にあって、通常時のパフォーマンスを期待できるのか。そしてLFAという登竜門での経験が彼に何をもたらせたのかを尋ねた。


──リッキー、あなたのストロング・ポイントはペースとスタミナにあると思います。しかし、UFC249で戦った多くの選手が本来の動きではなかったです。気持ちは見せていたとしても。リッキーはこのハードな状況でどのような試合を見せたいと思いますか。

「ジムは閉まり、トップレベルでの選手でもベストシェイプではないだろう。でも僕はずっと、シェイプを保ってきていつでも戦えるようにしてきた。こういう機会が巡ってくることを待ち望み、準備してきたんだ。今、このような状況で試合機会を手にできる選手は少ない。僕はこの機会を得ることができたのだから、しっかりと戦いたいと思う」

──日本では昨年11月からようやくUFC Fight PassでLFAが視聴できるようになったのですが、リッキーはLFAでの経験をどのように捉えていますか。

「LFAではタイトル戦で5分✖5Rマッチを2度戦えた。UFCで8試合戦っているチコ・カムスと戦ってベルトを巻き、2度目は秒殺KOできた。5Rを1度戦い、5分✖5R用のトレーニングを2度できたことで、僕はよりデンジャラスなファイターになれたんだ」

※レイ・ボーグ✖リッキー・シモンの見所はコチラから

■UFN171計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス: 205ポンド(92.99キロ)
グローバー・テイシェイラ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー: 240.5ポンド(109.08キロ)
ベン・ロズウェル: 265 ポンド(120.2キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・トバー: 156ポンド(70.76キロ)
アレキサンダー・フェルナンデス: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
レイ・ボーグ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・シモン: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
カール・ロバーソン: 187.5ポンド(85.04キロ)
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 238ポンド(107.95キロ)
フィリッピ・リンス: 236ポンド(107.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 156ポンド(70.76キロ)
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)
サラ・モラス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハンター・アジャー: 145ポンド(65.77キロ)
ブライアン・ケレハー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 232ポンド(105.23キロ)

<ライト級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 155.5ポンド(70.53キロ)
オマール・モラレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

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【UFN171】計量終了 大増量OSPがマスク姿で計量台に。ロバーソンが体重オーバー

12日(火・現地時間)、13日(水・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFN171:UFN on ESPN+29「Smith vs Teixeira」の計量が行われた。

先週末に開かれたUFC249ではジャカレ・ソウザのコロナウィルス陽性という衝撃的なニュースが伝わってきたが、今大会のチェックでは現時点でポジティブだった選手や関係者が出ていない。


そんなか公式計量はヘビー級に階級をあげ、ベン・ロズウェルと対戦するオヴァンス・サンプレーのみがマスク着用でスケールに乗っている。またミドル級でマーヴィン・ヴェットーリと対戦するカール・ロバーソンが2.5ポンド・オーバーだった。

全選手の計量結果は以下の通りだ。

■UFN171計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス: 205ポンド(92.99キロ)
グローバー・テイシェイラ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー: 240.5ポンド(109.08キロ)
ベン・ロズウェル: 265 ポンド(120.2キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・トバー: 156ポンド(70.76キロ)
アレキサンダー・フェルナンデス: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
レイ・ボーグ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・シモン: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
カール・ロバーソン: 187.5ポンド(85.04キロ)
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 238ポンド(107.95キロ)
フィリッピ・リンス: 236ポンド(107.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 156ポンド(70.76キロ)
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)
サラ・モラス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハンター・アジャー: 145ポンド(65.77キロ)
ブライアン・ケレハー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 232ポンド(105.23キロ)

<ライト級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 155.5ポンド(70.53キロ)
オマール・モラレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

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【UFN171】水曜日のUFC、注目はグライディングMMAレイ・ボーグ✖ハイプMMAリッキー・シモン!!

Ricky Simon【写真】とにかく動き回るシモンをボーグは、封じ込めることができるか (C)LFA

8日間でUFC3連戦。第2弾= UFN171:UFN on ESPN+29「Smith vs Teixeira」が、13日(水・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで引き続き開催される。

UFCのイベントは格でいえばPPVショー、ESPN中継大会、そしてESPN+配信大会と格付けが存在しているが、今回はESPN+大会でニューノーマル時代にあって、UFC的には日常を取り戻すべきイベントという見方もできる。

またズッファではWEC時代にVersus(現NBC Sports Network)大会を水曜日に開いていたことはあるが、この曜日に行うこと自体がコロナ以前ではまずなかった選択だろう。そんな水曜日のUFCで組まれたバンタム級のレイ・ボーグ✖リッキー・シモンは、MMAの変化を感じさせるという点で注目される。


フライ級では世界王座に挑み、デメトリウス・ジョンソンの伝説となるバックスープレック十字で敗れたボーグは、今回から2度目のバンタム級転向を計り、シモンとの対戦を迎える。シモンはコンテンダーシリーズ勝利からLFAを選択、バンタム級王座を獲得してUFCとの契約を勝ち取った。オクタゴンでは3連勝後にユライア・フェイバーに敗れ、ロブ・フォントにはファイト・オブ・ザ・ナイト獲得も判定負けし、2連敗でボーグと戦うこととなった。

ボーグのMMAはやや遠めの距離で打撃と組みを融合させ、テイクダウンを仕掛けコントロールするというモノ。一発でテイクダウンできなければケージに押し込み、尻もちをつかせては立たせないようトライし、立ち上がる際にバックに回る。詰めて、組んで、抑えて削る。ここからフィニッシュに持ち込んだのは、UFCでは7つの勝利のうち最初の2試合のみ。キムラとRNCによる2つの一本勝ちも、ベストファイト・オブ・ザ・ナイト獲得はない──ボーグのグライディングMMAを顕著に表しているといえるだろう。

一方のシモンもMMAキャリアの序盤には4連続TKO勝ちをし、KOTC、Titan FC時代に肩固めとRNC、UFCではギロチンで一本勝ちがあるもの、決してフィニッシャーというわけではなく、ボーグと同様に消耗戦を勝ち切るというファイターだ。ただし、シモンのMMAはボーグのグライディングとは正反対、動き続け、相手も自分も止まらない。相手が動きを止めれば勝利を手にし、自分が止まれば試合を落とす。その結果、UFCでもファイト・オブ・ザ・ナイトで2度ボーナスを手にしている。

ややサイドに開いたワイドスタンス、胸も開き気味のシモンは、下半身と上半身が連動していないような動きで、圧力をかけては近距離でアッパー、フック、オーバーハンドを左右から繰り出す。イクダウンも豪快なリフトアップ系が多く、落としても特にコントロールに拘るわけではないのが特徴だ。相手がスクランブルを狙うなら、すぐにスタンドに意識を切り替え、立ち上がらない対戦相手にはトップでスペースを空けて抑え、パンチを入れる。

よって相手は殴られながらも、スタンドに戻る機会が巡ってくる。このように相手を動かせ、自分も動きながら、接近戦で打撃を入れるのがシモンの戦い方だ。何よりも打撃戦で、距離が近いこともあり、相手の攻撃を被弾することが少なくない。殴り、殴られる消耗戦で勝ち切るスタイルが、ユライアには一発を効かされ、フォント戦ではよりダメージを受ける結果となった。

同じ削るファイトでも、詰めて、相手の自分の思うように反応させるボーグと、シモンのそれはまるで違う。コンテンダーシリーズ時代のファイターという一言で括るのは乱暴だが、UFC首脳はコンテンダーシリーズでグライディングで勝ったと契約することはまずない。そんな時代のMMAはコンテンダーシリーズやLFAで攻撃>防御のガチャガチャMMAを生み、シモンはさらに一歩踏み込み反撃上等のハイプMMAを戦う。

結果として心身ともに消耗する両者の戦い、新型コロナウィルス感染者の感染拡大とシャットダウンという期間が、彼らの信条とする戦いにどのような影響を与えるのか。UFC249を見ても、出場選手のコンディションは非コロナの時代とは明らかに差があった。

戦い方は対極でも、自らの体も苛めることは変わりない両者。初回から普段のような動きができるのか、あるいは60パーセントから70パーセントぐらいの動きで、3R全般を見ているのか。とにかく仕上がりが大きくモノをいう異文化MMAのぶつかり合いとなる。

■UFN171対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス(米国)
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
ベン・ロズウェル(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・トバー(米国)
アレキサンダー・フェルナンデス(米国)

<バンタム級/5分3R>
レイ・ボーグ(米国)
リッキー・シモン(米国)

<ミドル級/5分3R>
カール・ロバーソン(米国)
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
チアゴ・モイゼス(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
シジャラー・ユーバンクス(米国)
サラ・モラス(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ハンター・アジャー(米国)
ブライアン・ケレハー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
イケ・ビジャヌエバ(米国)

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UFN171:UFN on ESPN+29「Smith vsTeixeira」(5月13日) 対戦カード セミでヴァンフルー✖ゴゴ!!

UFN171【写真】セミでOSPがヘビー級に階級をあげて、ロズウェルと対戦。ヴァンフルー✖ゴゴ──チョーク合戦は見られるか(C)MMAPLANET & KIETH MILLS

2020年5月13日(水・現地時間)
UFN171:UFN on ESPN+29「Smith vsTeixeira」
フロリダ州ジャクソンビル
ヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナ

■視聴方法(予定)
5月14日(木・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス(米国)
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
ベン・ロズウェル(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・トバー(米国)
アレキサンダー・フェルナンデス(米国)

<バンタム級/5分3R>
レイ・ボーグ(米国)
リッキー・シモン(米国)

<ミドル級/5分3R>
カール・ロバーソン(米国)
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
チアゴ・モイゼス(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
シジャラー・ユーバンクス(米国)
サラ・モラス(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ハンター・アジャー(米国)
ブライアン・ケレハー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
イケ・ビジャヌエバ(米国)