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45 AB BELLATOR LFA LFA188 MMA MMAPLANET o UFC YouTube キック ケイシー・ケニー ケイシー・タナー ジェレル・ホッジ ジョン・スウィーニー スティーブン・トンプソン ズヴァイアド・ラジシュビリ ダニエル・アルゲータ ハファエル・ド・ナシメント ボクシング ムイン・ガフロフ リチャード・パレンシア リッキー・シモン レアンドロ・イーゴ レスリー・ヘルナンデス 上久保周哉

【LFA188】ワンダーボーイとマチダカラテの威を借りた、スウィーニー×ナシメントのバンタム級頂上決戦

【写真】LFA史上、2度目のバンタム級王座防衛戦に挑むスウィーニー (C) LFA

12日(金・現地時間)、アリゾナ州チャンドラーのヒラリバー・リゾーツ&カジノ・ワイルドホースパスでLFA188「Sweeney vs Do Nascimento」が開催される。
Text by Manabu Takashima

今大会のメインは王者ジョン・スウィーニーに挑戦者ハファエル・ド・ナシメントが挑むLFAバンタム級選手権試合だ。2017年1月に設けられた同王座だが、正規と暫定と合わせスウィーニーは10人目のチャンピオンながら、防衛戦を行うのは第2代王者のリッキー・シモン以来2人目となる。


文字通りLFAバンタム級王座はメジャーへのチケットとなっており、初代王者のレアンドロ・イーゴを始めリチャード・パレンシア、ジェレル・ホッジの3選手がBellatorとサイン。

この他、先に記したシモンに続きマイルス・ジョンズ、ケイシー・ケニー、ズヴァイアド・ラジシュビリ、ダニエル・アルゲータ、ムイン・ガフロフと6人のチャンピオンがUFCへステップアップを果たしている。

キャリア13勝3敗のチャンピオンはワンダーボーイ・スティーブン・トンプソン門下で、チャレンジャーのド・ナシメントは9勝2敗でマチダカラテの所属──だからといって、空手家対決というわけではない。

スウィーニーは回転系の蹴りを時折り見せ、その片鱗はうかがえるかもしれないが、4つのKO勝ちはスイッチスタンスから放たれるリーチの長さが武器のパンチによるものだ。サイドキックを見せることもほぼなく、パンチで圧を掛けるのがスウィーニーのスタイルといえる。

一方、ド・ナシメントもマチダ門下に加わったのはLAに移り住んだ2年前で、ややワイドスタンスな下半身はシンゾー・マチダによってアップデートされたものかもしれないが、上半身の動きはほぼボクシングといっても過言でない。

なによりド・ナシモントの強味はグラップリングで、テイクダウンからバックを奪取してRNCでふぃんっしゅというのが、彼にとって最上の勝利のパターンといえる。同様にスウィーニーも3つの一本勝ちと、総合力の高さを誇る。

いわばワンダーボーイとマチダカラテの威を借りたトータルファイター対決といえるバンタム級選手権試合。打に比重が置かれるのが王者スウィーニーで、グラップリング勝負を賭けると思われるのが挑戦者ド・ナシメント──いずれによ、勝てばUFCを見えてくるLFAバンタム級戦線こそ、上久保周哉がロックオンした戦場、その頂上決戦は超チェックが必要だ。

■視聴方法(予定)
7月13日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA188メイン対戦カード

<LFAバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・スウィーニー(米国)
[挑戦者]ハファエル・ド・ナシメント(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
チアゴ・ベーロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ホセ・デルガド(米国)
ルカス・ファリア(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
ジャッジ・ジョホン(フランス)

<ライト級/5分3R>
セドリック・カタンバ(コンゴ民主共和国)
スタンリー・ドアシンヴィル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
トーマス・パウウェル(リベリア)

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AB AJ・マッキー BELLATOR F1 ISAO MMA o PFL ジェイソン・ジャクソン スミコ・イナバ チムール・カイズリエフ ティム・ワイルド デニス・キルホルツ パッチー・ミックス ピーター・バウシュト ヤーソラフ・アモソフ ラフェオン・スタッツ ラマザン・クラマゴメドフ リチャード・パレンシア

Bellator301:オッズ

ヤーソラフ・アモソフ 1.23
ジェイソン・ジャクソン 4.40
セルジオ・ペティス 2.60
パッチー・ミックス 1.52
ラフェオン・スタッツ 2.20
ダニー・サバテロ 1.70
AJ・マッキーJr 1.39
シドニーアウトロー 3.10
パトリッキー・フレイレ 5.70
アレクサンデル・シャブリ 1.15
タイレル・フォーチュン 1.60
マルセロ・ゴルム 2.40
デニス・キルホルツ 2.30
スミコ・イナバ 1.65
チムール・カイズリエフ 1.25
ジャスティン・ゴンザレス 4.10
アーチー・コーガン 1.09
ピーター・バウシュト 8.00
ケリー・テイラー・メレンデス 1.44
サブリエ・セングル 2.85
マテウス・マトス 1.43
リチャード・パレンシア 2.90
マイク・ハメル 1.46
ティム・ワイルド 2.80
イスラム・マメドフ 1.68
キリス・モタ 2.24
コディ・ロー 1.36
ジェフェウソン・ポンチス 3.25
ラマザン・クラマゴメドフ 1.13
ランデル・ウォレス 6.25
イーブス・ランドゥー 1.49
ISAO 2.70

現時点で発表されているBellator最後のイベント。年内はもう無さそうだが、ほぼ本決まりと言われているPFLの買収が完了した後も、しばらくは(契約消化もあり)イベントは続くと見られている。今回も、契約消化目的で大量の試合が組まれている。

メインのウェルター級タイトルマッチは、27戦全勝のアモソフが大幅フェイバリット。セミバンタム級王座統一戦は、GP優勝で暫定王者のミックスがフェイバリット。7年半ぶりのBellator出場となる第1試合のISAOはBellator4勝1敗(ただし、すべてヨーロッパ大会でヨーロッパ勢との対戦)のイーブス・ランドゥー相手にアンダードッグ。

GPの試合で5Rマッチにもかかわらず、ワンマッチのマッキー vs. アウトローやスタッツ vs. サバテロより前に組まれているパトリッキー vs. シャブリは、一回戦でムサエフに勝っているシャブリが、サトシに勝っている元王者パトリッキーに対し大幅フェイバリット。

mmajunkie.usatoday.com

計量結果。パッチー・ミックスは初回計量でオーバーしたものの、再計量でクリア。ケリー・メレンデスのみリミットをオーバーしている。

第1試合開始は18日朝7時。プレリムは4時間で11試合組まれているが、時間の都合上入り切らなかったものは全試合終了後のポストリムファイトに回される(U-NEXTでは後日配信となる)。

速報します。

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CJ・ハミルトン MMA MMAPLANET o キック リチャード・パレンシア

【Bellatror286】パレンシアが自らのカーフで左足を負傷し、効かされたハミルトンにTKO負け

<バンタム級/5分3R>
CJ・ハミルトン(米国)
Def.2R0分12秒by TKO
リチャード・パレンシア(米国)

サウスポーのハミルトンがサイドキックを繰り出す。さらに左ハイを見せたハミルトンに対し、パレンシアも一瞬のスイッチで内回し蹴りを繰り出す。両者の接触がほぼないまま、90秒が経過する。ハミルトンのスイッチしての右ハイをブロックしたパレンシアが、距離を詰めてクリンチへ。ハミルトンは体を入れ替えるが、回ったパレンシアが間合いを取り直す。

右を放ち、組もうとしたパレンシアが前方にバランスを崩す。すぐに立ち上がったパレンシアは左ミドルをキャッチしシングルレッグ、ハイクロッチでケージにハミルトンを押し込む。ダブルに移行させないハミルトンが、体を入れ替えたところでヒザ蹴りを急所に当てられうめき声を漏らしてヒザから崩れる。再開後も間合いの測り合いが続き、ハミルトンがサイドキックを見せるが、右を被弾する。直後にダックアンダーからバックに回ったハミルトンは前方にパレンシアを崩す。すぐに立ち上がったパレンシアが胸を合わせたところで時間になった。

2R、スイッチしたパレンシアが左カーフを蹴ってバックステップした瞬間に、後方にバランスを乱し試合続行不可能に。このカーフでハミルトンもスネにダメージを負ったようだが、蹴ったパレンシアが自滅した形で勝負は決した。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator286 CJ・ハミルトン LFA MMA MMAPLANET o アダム・ボリッチ アーロン・ピコ イスラム・マメドフ ウラディミール・トコフ エンリケ・バルゾラ ガジヒ・ラバダノフ ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・ケネディ スパイク・カーライル スミコ・イナバ ニック・ブラウン パトリシオ・フレイレ ファリド・バシャラット フアン・アルチュレタ ベラトール ベンソン・ヘンダーソン ペドロ・カルバーリョ ランス・ギブソンJr リチャード・パレンシア

【Bellator286】Bellatorの未来予想図?! プレリミのウィルソン、ギブソンJr、パレンシア、イナバに注目!!

【写真】正念場といえるジェイジェイ・ウィルソンのウラディミール・トコフ戦 (C)BELLATOR

大会スタートが間近に迫ってきたBellator286「Pitbull vs Borics」。1日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチのロングビーチ・コンベンション&エンターテイメントセンターで開催される同大会は、粒ぞろいのメインカード4試合だけでなく、これからのBellatorを占う上で非常に楽しみな選手がプレリミカードで多く見られる。

そんなプレリミ・メインは1月にベンソン・ヘンダーソンに不可解と表現しても良いスプリット判定負けを喫したイスラム・マメドフが、ニック・ブラウンと対戦するライト級マッチだ。

LFAライト級王者からベラトール入りしたブラウンは、地味目な風貌とは対照的に足関節でも一本を取れるグラップラー。レスリングではマメドフが上だからこそ、ブラウンの下になり際が気になる一戦といえる。


同じライト級ではジェイジェイ・ウィルソンが、仕切り直しの一戦でウラディミール・トコフという同じく新鋭と戦うマッチアップが見られる。

ワールドGP出場のペドロ・カルバーリョを破り、フェザー級の超新星として注目されるようになったキウイファイターだが、体が大きくなりライト級転向を決める。が、その初陣でガジヒ・ラバダノフのTD&コントロールに敗れた。

モダン柔術から、VTを想定したオールドスクール柔術の手ほどきを受け、ノーギ柔道をも取り入れたウィルソン。経験値は自身よりやや少なく、対戦相手のクオリティもやや低いトコフを相手に、簡単に下になるようでは厳しい試合となる。

さらにライト級ではデビュー以来6連勝中のランス・ギブソンJrも出場し、ドミニク・クラークと戦う。

NHB世代のランス・ギブソンを父に持ち、競技として洗練される以前──喧嘩や決闘の香りがする時代のMMAのスキルを父から受け継いだ。そんなギブソンJrだけに、そろそろもう1段階上の相手との試合が見てみたい。それゆえにしっかりとフィニッシュが求められるクラーク戦だ。

バンタム級ではLFAバンタム級王者からサークルケージに進んだリチャード・パレンシアが気になる。

キャリア10勝0敗のパレンシアが、ベラトールで勝ち切れていないCJ・ハミルトンを相手にどのようなパフォーマス&可能性を見せることが可能か。パレンシアとLFA王座を争ったアラン・バゴッソはコンテンダーシリーズでファリド・バシャラットに完敗を喫しており、ハミルトン戦は査定マッチと受け取ることもできる。トップをやりあえるという期待を見る者に抱かせる勝利が、パレンシアには必要となる。

女子ストロー級のスミコ・イナバも見逃せない。この情報化社会にあって、今も未知の日系ハワイアン戦士は、2年前のプロデビュー以来、全ての試合をベラトールで戦い4試合連続フィニッシュ勝利中だ。

今回の相手は黒星先行のナディーン・マンディアウだけに、現時点のイナバの持ち味である超アグレッシブファイトのデモンストレーションとなるのか。

■視聴方法(予定)
10月2日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■ Bellartor286計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.6ポンド(65.58キロ)
[挑戦者]アダム・ボリッチ: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr: 155.8ポンド(70.66キロ)
スパイク・カーライル: 156.6ポンド(71.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ジェレミー・ケネディ: 145ポンド(65.77キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
フアン・アルチュレタ: 141ポンド(63.95キロ)
エンリケ・バルゾラ: 137.4ポンド(62.22キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ニック・ブラウン: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン: 156ポンド(70.76キロ)
ウラディミール・トコフ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
カジムラット・バスタエフ: 186ポンド(84.37キロ)
ハリド・ムルタザリエフ: 185.2ポンド(84.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ナディーン・マンディアウ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ライアン・ライリー: 144ポンド(65.31キロ)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr: 155.4ポンド(70.48キロ)
ドミニク・クラーク: 158.2ポンド(71.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マックス・ロスコフ: 155.4ポンド(70.48キロ)
マイク・ハメル: 155.6ポンド(70.57キロ)

<バンタム級/5分3R>
リチャード・パレンシア: 136ポンド(61.69キロ)
CJ・ハミルトン: 135.2ポンド(61.32キロ)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世: 136ポンド(61.69キロ)
ミゲール・ペインバート: 131ポンド(59.42キロ)

<ライト級/5分3R>
ケオニ・ディッグス: 155.6ポンド(70.57キロ)
ヒカルド・セイシャス: 156ポンド(70.76キロ)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator286 CJ・ハミルトン MMA MMAPLANET o RIZIN   アダム・ボリッチ アーロン・ピコ イスラム・マメドフ エンリケ・バルゾラ ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・ケネディ ジャスティン・ゴンザレス スパイク・カーライル スミコ・イナバ パトリシオ・フレイレ フアン・アルチュレタ ランス・ギブソンJr リチャード・パレンシア

【Bellator286】計量終了 充実のメインカード。アーロン・ピコ✖ジェレミー・ケネディは見逃し無用

【写真】タイトルマッチもそうだが、ピコ✖ケネディはマストウォッチだ(C)BELLATOR

1日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチのロングビーチ・コンベンション&エンターテイメントセンターで開催されるBellator286「Pitbull vs Borics」の計量が9月30日(金・同)に行われた。

メインはイベント名にあるように王者パトリシオ・フレイレにアダム・ボリッチが挑むBellator世界フェザー級選手権試合。チャンピオンが144.6ポンド、挑戦者が145ポンドで計量を終え、セレモニアル計量でのフェイスオフではしっかりと握手を交わした。

改めて両者が並ぶと、身長差が浮き彫りとなっているが、それ故にパトリシオがレベルチェンジで組みやすいのか。そのタイミングでヒザ神のヒザ蹴りが炸裂するのか──非常に楽しみだ。


今大会は前フェザー級王者のAJ・マッキーJrがライト級でRIZINでも活躍したスパイク・カーライルと対戦するが、そのカーライルの計量失敗でキャッチウェイト戦で戦うこととなった。

また当初の予定ではバンタム級戦だったフアン・アルチュレタ:✖ エンリケ・バルゾラの一番もファイトウィークになり 141ポンド契約に変更されている。

141ポンド丁度だったアルチュレタと、137.4ポンドだったバルゾラ。この計量結果からみても体重を落とせない状況に陥っていたのはアルチュレタだったことは明白だ。そんな両者もしっかりと手を合わせてステージを後にしている。

粒ぞろいのメインカードにあって、マニア垂涎のマッチアップはアーロン・ピコ✖ジェレミー・ケネディのフェザー級マッチといえる。

殴って良し、倒して良し。MMAファイターとして理想的に各局面での地力が高いピコだが、なぜかMMAとしては穴があるのか手痛い黒星を喫することが多かった。そんな穴を埋めるべき、ジャクソン&ウィンクMMAで再生されたピコは、フィニッシャーの側面を残したまま、レスリング軸の手堅さを見せるようになり現在6連勝中だ。

特にジャスティン・ゴンザレス戦のゲームのまとめ方は、本来の意味でピコらしさを封印したことで、彼が上位陣に再び挑む状況にあることを知らしめた。

そんななかでのミスター・ウェルランディッドと呼んでも過言でないケネディとの一戦は見逃せない。もともとケネディも殴ってKO、テイクダウンからパウンドアウト、さらに一本勝ちができるオールラウンダーだ。とはいえ、ピコと比べると一つのエレメントでの強さは見劣りする。

とはいえ、全ての要素を混ぜ合わせた──結合ではなく、融合というべきMMAの完成度の高さではケネディはピコを上回る。特に、そのねちっこい展開における耐久性の高さがケネディの17勝3敗という戦績を支えている。

ピコとしては、タイトル戦線に名乗りを挙げるには、このタイプのファイターに勝利することが必須。もちろんハイライトリール的なKO勝ちも可能だが、そこに至るプロセスが打撃と組みの両面で、精神面も含め虚と実を交えた総合力争いであれば、ピコのMMAファイターとしての完成度はさらに上がる。

真のトップへの最後の一里塚に対し、ピコがどのようなMMAを仕掛けるのか、見極めたい。そんな両者、セレモニアル・フェイスオフの時点になってなお上背で優るケネディよりも、ピコの方が目の周囲がくぼんでおり、ハードな減量がなされたことが想像できる。ピコ✖ケネディは減量、リカバリー、戦術、技術、精神力、全てが問われるインディヴィジュアル総力戦だ。

■視聴方法(予定)
10月2日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■ Bellartor286計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.6ポンド(65.58キロ)
[挑戦者]アダム・ボリッチ: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr: 155.8ポンド(70.66キロ)
スパイク・カーライル: 156.6ポンド(71.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ジェレミー・ケネディ: 145ポンド(65.77キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
フアン・アルチュレタ: 141ポンド(63.95キロ)
エンリケ・バルゾラ: 137.4ポンド(62.22キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ニック・ブラウン: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン: 156ポンド(70.76キロ)
ウラディミール・トコフ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
カジムラット・バスタエフ: 186ポンド(84.37キロ)
ハリド・ムルタザリエフ: 185.2ポンド(84.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ナディーン・マンディアウ: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ライアン・ライリー: 144ポンド(65.31キロ)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr: 155.4ポンド(70.48キロ)
ドミニク・クラーク: 158.2ポンド(71.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マックス・ロスコフ: 155.4ポンド(70.48キロ)
マイク・ハメル: 155.6ポンド(70.57キロ)

<バンタム級/5分3R>
リチャード・パレンシア: 136ポンド(61.69キロ)
CJ・ハミルトン: 135.2ポンド(61.32キロ)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世: 136ポンド(61.69キロ)
ミゲール・ペインバート: 131ポンド(59.42キロ)

<ライト級/5分3R>
ケオニ・ディッグス: 155.6ポンド(70.57キロ)
ヒカルド・セイシャス: 156ポンド(70.76キロ)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator286 CJ・ハミルトン MMA MMAPLANET o アダム・ボリッチ アーロン・ピコ イスラム・マメドフ エンリケ・バルゾラ キック ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・ケネディ スミコ・イナバ パトリシオ・フレイレ フアン・アルチュレタ ベラトール ボクシング ランス・ギブソンJr リチャード・パレンシア

【Bellator286】アダム・ボリッチの挑戦を受けるパトリシオ・フレイレ「彼の攻撃は届かない」

【写真】すっかりと落ち着き、アダルトな雰囲気を醸し出すようになったパトリシオ (C)MMAPLANET

1日(土・現地時間)、カリフォルニア州ロングビーチのロングビーチ・コンベンション&エンターテイメントセンターで開催されるBellator286「Pitbull vs Borics」。大会名の通り、メインではBellator世界フェザー級王者パトリシオ・フレイレが、アダム・ボリッチの挑戦を受ける。

フェザー級では3度目の王座奪取を4月に果たしたフレイレは、通算7度の王座防衛に成功している。そして第3次王朝としては初防衛戦となるボリッチ戦を今週末に控えたパトリシオ・フレイレにインタビューを試みた。


──パトリシオ、久しぶりです。

「ブラザー、調子はどうだい?」

──絶好調ですよ。メディア対応など忙しい日に、パトリシオがインタビューを受けてくれたので。

「当然だよ。日本からのインタビューを受けることは、僕にとっても光栄なことだからね」

──ありがとうございます。土曜日の夜にアダム・ボリッチの挑戦を受けます。今の調子はいかがですか。

「アダム・ボリッチはとても才能のあるファイターで、優れたキックボクサーだ。柔術やレスリングも駆使して戦いたい。もう、準備はできているよ。チャンピオンとして、グッドシェイプを保ち、良い時間を過ごし今もここにいる。次も良い試合にしたい」

──ところで4月にAJ・マッキーに勝った試合は、ジャッジの裁定結果について色々な意見が聞かれました。

「確かに試合は裁定にもつれ込んだけど、完全に僕が勝っていた。接戦になれば人々が判定について色々なことを意見するのは、ごくごく普通のことだ。でも、僕が勝っていたことは間違いない」

──ファンはKOや一本というフィニッシュが求めますが、25分間の戦いはスマートである必要があります。前回の世界戦は、どのようなゲームプランだったのでしょうか。

「ゲームプランは勝つこと。勝ち方は問題じゃなかった。いつだって戦術を用いている。あの時はテイクダウンされないように戦うことが第一だったんだ。そしてパンチとキックを当てること。試合中、そこを徹底していた」

──では現状、ベラトールのフェザー級戦線で最強のチャレンジャーであるボリッチの印象を教えてください。

「彼のキックは、巧くて力強い。気を付けないといけない。でも、そこはしっかりと練習してきた。パンチも強いけど、僕ほどパワフルじゃない。テイクダウンできるかどうか分からないし、キックボクシングマッチになると思う。まぁ、試合が始まってどうなるか──だね」

──ボリッチはフェザー級でも特に大きいかと思います。

「その通りだ。ボリッチはデカい。背が高くて、少し瘦せているかな。でも、これまでにそういう相手とは何度も戦ってきた。僕のキャリアは、そういう選手との戦いの連続だったからね」

──リーチが長いですが、どのような距離で戦うことになると思いますか。

「長い距離からパンチを届かせることができるから、しっかりと距離を取らないといけない。そして左右への動きも必要になってくる。そうやって動き続けて、相手のパンチにカウンターを入れる距離を測って戦うよ。僕がやるべき動きをすれば、彼の攻撃は届かない。踏み込んで戦うことはできなくなる」

──ところでボリッチにインタビューをした時に「もともとAJよりもパトリシオと戦いたかった」と言っていました。パトリシアはレジェンドで、ベラトールMMAの歴史そのものだから。そして、その遺産を受け継ぐのが自分だと。

「そういってくれることは感謝している。ただし、僕の後継者になるには経験の差は明白だよ」

──ボリッチが25分間を戦ったのは確か1度だけですが、パトリシオは16度の5分✖5R制の試合で、7度フルラウンドで戦っています。

「ずっとチャンピオンだったから、5Rまで戦うことはなくても、25分間を戦う準備は何度もしてきた。そのためには5R、6Rというスパーリングを何度もこなす必要がある。経験上、3Rと5Rでは全く戦いの質が変わってくるんだ。そういうことを知り抜いていると思っているし、25分間を戦えるだけ準備はしてきたよ。土曜の夜は攻める姿勢、動きの多い戦いを皆に見てもらう。そしてヤツをぶっ殺すよ」

──では最後にU-NEXTの中継で今回のタイトル戦を視聴するファンに日本のファンに一言お願いします。

「全ての日本のファンを愛している。いつの日か、日本で戦いたいと思っている。それが僕の夢なんだ。サンキュー」

──ムイト・オブリガド。

「アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
10月2日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator286対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者]アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
スパイク・カーライル(米国)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
フアン・アルチュレタ(米国)
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
ニック・ブラウン(米国)

<ライト級/5分3R>
マックス・ロスコフ(米国)
マイク・ハメル(米国)

<バンタム級/5分3R>
リチャード・パレンシア(米国)
CJ・ハミルトン(米国)

<ミドル級/5分3R>
カジムラット・バスタエフ(ロシア)
ハリド・ムルタザリエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
ウラディミール・トコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr(カナダ)
ドミニク・クラーク(米国)

<女子フライ級/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
ナディーン・マンディアウ(ベルギー)

<バンタム級/5分3R>
ボビー・セロニオ3世(米国)
ミゲール・ペインバート(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ライアン・ライリー(米国)

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【LFA123】1年間で10勝、12-0 の21歳=マイロン・サントスがLFA初陣で元TUFのエルゲーダと対戦

【写真】これまでと同じようなファイトをエルゲーダ相手にデキるようなら、サントスは田中にとって強敵になる(C)LFA

4日(金・現地時間)にインディアナ州ハモンドのホースシュー・ハモンド・カジノでLFA123「Argueta vs Santos」が開催される。

シカゴと州境を挟んだハモンドはイリノイ州がMMAを認める以前から、シカゴエリアのファイターがIRON HEART CROWNなどで戦ってきたMMA歴の長い街だ。そんなハモンドでのLFAでは、メインとコ・メインでバンタム級の試合が組まれている。

ダニエル・エルゲーダ×マイロン・サントス、アスカル・アスカル×リスクルベク・イブライモフの2試合の勝者は、LFAバンタム級王者リチャード・パレンシアが年頭にBellatorと契約を果たしたため、これから田中路教とベルトを争うライバルになる可能性が高い。


いわばベルトを賭けた戦いへの選考会ともいえる2つのカード、最大の注目は21歳&12勝0敗のマイロン・サントスだろう。ジェシカ・アンドレジの同門のサントスは、2019年3月のプロMMAデビューから、コロナ・パンデミック発生の翌2020年3月までに10試合の経験を積み、10勝で6つのフィニッシュ勝ちを手にしている。

どっしりとした構えでパワフルな打撃を繰り出すサントスは、急いで戦わない一方で瞬発力とスピードも十分にある。それでいて、じっくりと戦えるのが最大の強味だ。そんなサントスと戦うダニエル・エルゲーダは、LFAとCombate Americasで主にキャリアを積み、TUF29に出演したマッチョ・グラップラーだ。

フレームの大きさではサントスに遅れを取るが、低い姿勢で組みつくとワキを潜ってバック奪取、もしくはテイクダウンをしてパス狙いからバックという風に、エルゲータは背中を取ることで活路を見出そうとすることが予想される。

サントスに非凡さを感じるのは組んでくる相手に対し、ジャブ、ヒザ、そしてKOパワーのある右ストレートをカウンターで打ちこめる点だ。とはいってもこれまでの対戦相手の多くは経験値が高くないファイターで、負け越している相手も含まれている。よってTUF29ベテランで、6勝0敗のエルゲータと戦うことでサントスの実像が分かる。そんな見方が成り立つ顔合わせだ。

なおコ・メインのバンタム級ではパレスチナ人ファイターのアスカル・アスカルとキルギスのリスクルベク・イブライモフが相対する。

ねちっこい攻めが信条のアスカルを、如何にイブライモフがジャブで突き放し、テイクダウン狙いをスプロールできるか。いずれにせよ、消耗戦になることは間違いない。

■視聴方法(予定)
2月5日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■LFA123対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・エルゲーダ(米国)
マイロン・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
アスカル・アスカル(パレスチア)
リスクルベク・イブライモフ(キルギス)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ストリーカー(米国)
ミゲール・ジャコブ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ペイトン・ブレジンスキー(米国)
コディ・デイヴィス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ホルストン・ウィリアムス(米国)
ローガン・ネイル(米国)

<フェザー級/5分3R>
アルベルト・ロドリゲス(米国)
ボー・サマニゴ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・リーニー(米国)
ケヴィン・フェルナンデス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイラー・ハフネグル(米国)
ゲイブリエル・モタ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ラブリック(米国)
アレクサンダー・ケカ(米国)

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【LFA119】バンタム級王座決定戦=ベゴッソ✖パレンシアで、田中路教のターゲットが確定する?!

【写真】フィーダーショーの王座決定戦はコンテンダーシリーズ、そしてUFCのプレリミの質が求められる (C)LFA

3日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナ・フェデラル・シアターでLFA119「Silveira vs Revel」が行われる。

メインは9月のLFA115でLFAライトヘビー級王座に就いたジョシュ・シルヴェイラがミドル級との二冠を目指し、ジャレッド・レヴェルとミドル級王座決定戦に挑む一戦だ。

そしてコ・メインではUFCへステップアップを果たしたズヴァイアド・ラジシュビリが返上したLFAバンタム級のベルトを賭けてリチャード・パレンシアと、アラン・ベゴッソが対戦する。


LFAバンタム級といえば田中路教が、UFCに戻るために選んだ舞台。その王者が新たに誕生するということは、田中のターゲットが確定することになる──と思いきや、ベゴッソはチーム・アルファメールの盟友で練習仲間でもある。

この辺りを田中に尋ねると「アランがチャンピオンになったら、彼がUFCにステップアップすることを待ちます。僕はチームメイトとは戦うつもりはない」とのこと。

今は一時帰国中の田中だが、LFA117での勝利後にチームメイトのサポートをするといっていたのが、このベゴッソのことだった。ブラジルはサンパウロ出身、26歳のベゴッソはムエタイベースで、以前は対角線コンビネーションも見せていた。

田中をして「何でもできる。下も上手い」というストライカーは、遠い距離でオーバーハンドやカーフという今流の打撃を見せ、近い距離でもコンビネーションを駆使し、左ボディフックを打ち抜ける。

接近戦でボクシングを見せるということは組みにも自信がある表れだろう。

ここでいう組みとは防御のこと。近々のサマルベク・サビルション・ウウル戦ではシングルにギロチンを合わせて一本勝ちしている。この試合ではカニハサミを仕掛けるなど、組まれてからの強さを見せていた。

キャリア6勝1分で負け無しのベゴッソとベルトを賭けて戦うパレンシアはメキシコ系の米国人ファイターで戦績は9勝0敗だ。

LFAやCombateを主戦場にしていたが、2018年から今年の1月まで2年3カ月ほどのブランクもあった。そのLFAとCombateでの勝利は1つのRNCによる一本勝ち以外は、3勝が判定勝ちとかなり手堅い試合をする。

打撃に関しては、特にその傾向が強くベゴッソに対しても、遠目の距離で様子を見る展開が増えそうだ。それでいて組んで倒してからのコントロールは強く、ベゴッソが受けや下からの寝技を過信するようだと漬けられて終わるということも有り得る。

メキシコ系米国人とブラジル人、無敗同士の王座決定戦はUFCへのステップアップを狙う選手たちのアベレージが理解できる試合にとなるであろう。

田中、ソン・ヤードンと並ぶトムソン(C)MICHINORI TANAKA

またこの日は田中やベゴッソの同門19歳の豪州人ファイター=アイザック・トムソンがプロ3戦目、LFA初陣をドリアン・ラモスと戦う。

田中をして「最も将来性を感じる」と言わしめるトムソンは、14歳で空手の黒帯を巻き、豪州のWAKO K-1ルールの王者にもなっている。

MMAの世界の伝播と浸透の証こそ、トムソンのような若い選手が母国を飛び出し、米国の名門で人生を賭けた勝負に出ている点にある。そういう意味では、トムソンのLFA初陣こそ北米MMAの今──が見えるだろう。

■視聴方法(予定)
12月4日(土・日本時間)
正午~UFC Fight Pass

■LFA119 対戦カード

<LFAミドル級王座決定戦/5分5R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
ジャレッド・レヴェル(カナダ)

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
リチャード・パレンシア(米国)
アラン・ベゴッソ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ドリアン・ラモス(米国)
アイザック・トムソン(豪州)

<ライト級/5分3R>
クリス・レンテリア(米国)
オースティン・ウォームス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・ウォーターズ(米国)
オヴィヂオ・ボヨルケス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
モーゼス・ディアズ(米国)
ジョンソン・ナソナ(スーダン)

<ミドル級/5分3R>
エリック・フィンブレス(米国)
オサマ・アワダーラ(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
セドリック・カタンブワ(米国)
レイ・オズボーン(米国)

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LFA98 other MMA Report ブログ リチャード・パレンシア

【LFA98】一発の急所へのヒザで減点喫したリチャード・パレンシアが、手堅い打撃戦でサウディノの下す

<バンタム級/5分3R>
リチャード・パレンシア(米国)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
ジェイムゾン・サウディノ(ブラジル)

サウディノの右ローに左フックを合わせたパレンシアは、続く右ローをキャッチし左肩を押してテイクダウンを決める。ケージ際で背中をつけたサウディノは腰を切って腕十字を狙いつつハーガードで。腰を上げたパレンシアは殴ってサウディノの立ち上がり際に、一気にバックに回る。

両足のフックから着地したパレンシアは、後方からヒザを入れてリリースする。サウディノの右ハイもブロックされ、パレンシアがワンツーを振るう。カーフを蹴り合った両者、左の蹴りにパレンシアは右オーバーハンドを合わせたが、追い打ちを掛けようとしたところでダブルレッグでていうダウンを許す。

パレンシアは即立ち上がり、クリンチでヒザを突き上げる。これが急所を直撃してサウディノが、悶絶&うつ伏せをキャンバスに倒れこむ。と、パレンシアはペナルティで1Pを失う。一発の不可抗力の急所蹴りには、珍しい裁定だ。再開後、ワンツーで左フックを入れたパレンシアは、しっかりとボディを殴り、左フックへ。サウディノは右カーフ、パレンシアは右ローを返し、ダブルレッグでギロチンを合わせ切れないままケージに押し込まれる。頭を刈ってハイクロッチを切ったパレンシアは、片足を取られた状態で頭を抱えようとしたところで初回が終わり、オープンスコアで減点が響きジャッジ3者が9-9をつけた。

2R、パレンシアは左ジャブを伸ばし、サウディノの右ロングフックはバックステップでかわす。ここから間合の測り合いが続き、パレンシアが左ジャブから右フックを振るう。ローにフックを合わせることが多いパレンシアは、サウディノの後ろ回し蹴りもかわし右フックを打ち込む。

嫌がったように見えたサウディノ、下がってケージを背負うとパレンシアが左フックを飛び込みに合わせる。さらにパレンシアは右ローで削り、右ミドルもこの蹴りはバランスが良くない。サウディノは前に出るとカウンターを被弾するなかで攻めあぐね、パレンシアもカウンター狙いが目立つラウンド終盤となり、19-18✖3で試合をリードすることとなった。

最終回、フックの応酬のなかでローを出し合った両者。ジャブとロー、フックのパレンシアが、カーフのみのサウディノをリードする展開は手数で前者の優勢が続く。前蹴りをキャッチして押し倒し、立ち上がり際に蹴りを見舞ったパレンシアはソリッドが試合を続ける。残り90秒、内回し蹴りからボディショットを入れたパレンシアは、そのまま距離をコントロールし、ガードの上から右ハイを蹴り込む。

一瞬のスイッチからオーソに戻し、ワンツー。パンチの回転力を上げたパレンシアは、最後はスイッチを織り交ぜ遠い位置で回転系の攻撃のフェイクで流し、3-0の判定勝ちを手にした。

2年振りの試合で勝利したパレンシアは「この間も練習を続け、成長してきた。フライ級に落とすことはもうしない、バンタム級が僕の階級だ」と話した。


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LFA98 News other MMA ジョシュア・フレムド タバタ・ヒッチ ブルーノ・オリヴェイラ. ブログ リチャード・パレンシア

【LFA98】計量終了 タバタ・ヒッチが2戦目。要注目はバンタム級のリチャード・パレンシア

【写真】キャリア8連勝となるか、注目のリチャード・パレンシア (C)LFA

28日(木・現地時間)、29日(金・同)にカンザス州パークシティのハートマン・アリーナで開催されるLFA98「Fremd vs Oliveira」の計量が行われた。

今大会のメインはミドル級のジョシュア・フレムド✖ブルーノ・オリヴェイラ戦。

プリリミ2試合を含む全9試合に出場18名中、メインカードのライト級でダコタ・ブッシュ戦が組まれたオースチン・クレムが1.6ポンド、プレリミ・ミドル級でオビンワ・アイクバナと対戦するダン・オラヒガが2.8ポンド・オーバーとなっている。


日本のSEI☆ZAで活躍したタバタ・ヒッチが、LFA2戦目に挑む。とはいえ対戦相手のヴェネッサ・マリー・グライムスはここまでキャリア1勝5敗の選手だけに勝利はデフォルトで、内容&フィニッシュが求められるマッチアップだ。

上位カードは10戦前後の試合経験で、大きく勝ち越している選手たちの対戦となっているなか、バンタム級でジェイムゾン・サウディノと戦うリチャード・パレンシアは7勝0敗のファイターだ。今回はLFAでは3戦目、Combate Americasにも出場経験がある。

オーソドックの構えで、左リードフック、右ストレートが鋭く、ゴゴチョークやギロチンなどスタンド&フロント系のサブミッションでキャリアの序盤では高いフィニッシュ力を見せてきた。ここ2試合は競り勝つ試合が続いているように、ボクシング&レスリングにサブミッションを加えたスタイルで、手堅く戦うこともできる。

上位陣はUFCで戦う力が十分にあることはリッキー・シモン、マイルズ・ジョンズ、そしてケイシー・ケニーが示しているLFAバンタム級戦線にあってバレンシアが見せるのは──瞬発力、それとも持久力か。今回の試合は王者ズヴァイアド・ラジシュビリへの挑戦権獲得へ向け、マンド・グティエレス、アラン・ベゴッソらをリードできるかという一戦になる。

■視聴方法(予定)
1月30 日(土・日本時間)、
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA98計量結果

<ミドル級/5分3R>
ジョシュア・フレムド: 185.6ポンド(84.18キロ)
ブルーノ・オリヴェイラ: 185.2ポンド(84.0キロ)

<ライト級/5分3R>
JJ・オカノヴィッチ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ルカス・クレイ: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
リチャード・パレンシア: 136ポンド(61.69キロ)
ジェイムゾン・サウディノ: 135.4ポンド(61.41キロ)

<ライト級/5分3R>
ダコタ・ブッシュ: 156ポンド(70.76キロ)
オースチン・クレム: 156.6ポンド(71.03キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115.4ポンド(52.34キロ)
ヴェネッサ・マリー・グライムス: 115.4ポンド(52.34キロ))

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョシュア・ダシルヴェイラ: 200.6ポンド(90.99キロ)
マット・ポール: 202.8ポンド(91.98キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ザック・ポーガ: 204.6ポンド(92.8キロ)
アシュビー・トーマス: 198.2ポンド(89.9キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダン・オラヒガ: 187.8ポンド(85.18キロ)
オビンワ・アイクバナ: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリサ・チャベス: 126ポンド(57.15キロ)
マリソル・ルエラス: 126ポンド(57.15キロ)

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