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ACA ACA162 BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UAEW UFC アザマット・カレフォフ アブバカル・バガエフ オシムコン・ラクモノフ クレベル・ソウザ ディエゴ・ブランダォン ビベール・トゥメノフ フィリッピ・ペレイラ ランス・パーマー

【ACA162】総額1000万ドル。ACAの全階級GP、フェザー級準々決勝にランス・パーマー登場

【写真】元UFCファイターの参戦より、ある意味さらに楽しみなパーマーのACA登場だ (C)PFL

本日2日(土・現地時間)、既にプレリミファイトが始まっているが──ロシアはクラスノダールのバスケットホールでACA162 「Tumenov vs Palmer」が開催される。
Text by Manabu Takashima

ロシア最恐MMAプロモーションは今年に入り、フライ級からヘビー級までの全階級で8人制GPトーナメントを開き、総額1000万ドルをプールしたと発表していた。

現状、ライト級以外の7階級でトーナメントは進行中で本日の大会ではフェザー級、ウェルター級、そしてフライ級の準々決勝が1試合ずつ組まれている。


BellatorのワールドGPと同様にチャンピオンも参加する同GP、フェザー級では準々決勝で王者アレクヒョン・スリマノフがイスラム・オマロフに敗れ、王座陥落。新王者オマロフはアブドゥルラクマン・デュダエフからTKO勝ちを収めたアレクセイ・ポルプニコフの挑戦を準決勝で受けることになっている。

ルイス・ハファエル・ラウレンティノを初回KOで倒したクルバン・チェギボフとのセミファイナルで戦う権利を賭けて、今大会で相対するのがビベール・トゥメノフとランス・パーマーだ。

言わば最もハードルの高いフィーダーショーといえるACAに、元WSOF世界フェザー級王者で2度のPFL世界チャンピオンのパーマーが参戦することは驚きだ。PFLフェザー級を2018年と2019年に制し、コロナでシーズンが中止された2020年を終えUFCへの転向を図ったパーマーだが、契約&法的にPFL離脱はならず、2021年&2022年は精機のないファイトに終始した。

そのパーマーが最後のPFL出場から、1年2カ月を経てロシアで再起戦を戦う。優勝賞金も当然、魅力的だったのだろうが、この場に足を踏み入れるだけでパーマーは往年の才気を取り戻しているに違ない(と信じたい)。対するトゥメノフはキャリア12勝2敗で、26歳の新鋭だ。

現王者のオマロフには判定負けを喫しているが、ディエゴ・ブランダォンからKO勝ち、別山で準決勝進出を決めているポルプニコフからもレフェリーストップで勝利している。怒涛のダブルレッグでドライブ&執拗なケージレスリングと、回転力のあるパンチは人智を越えたパワーを秘めている。

打撃はトゥメノフが上。5Rの長丁場で、クリンチやテイクダウン&スクランブルの削り合いを制するのはどちらになるのか。非常に興味深い、米露対決といえる。

またウェルター級は準々決勝後半の山、2試合が残っている状態で今大会では元UFCファイターのミシェウ・プラゼレスが、アブバカル・バガエフと対戦する。

さらにイムラン・ブカエフから、クルバン・ガジエフにベルトの持ち主が代わったフライ級では、最後の準々決勝にアザマット・カレフォフが登場し、タジキスタンのオシムコン・ラクモノフと戦う。

かつてHEATで春日井たけしに勝利しているカレフォフはACAフライ級王座を2022年2月に獲得し、2度の防衛後に返上。フリーランスとなってUAEWに戦いの場を求めた。バンタム級でフィリッピ・ペレイラを下したカレフォフだが、結果的に古巣に戻りフライ級王座の奪還に乗り出すことに。

無類の爆発力と、北米の5回戦で見られるペース配分無用──初回から飛ばしまくる魔法のような5R戦が見られるのがACAだが、果たしてGP戦はどのような戦い模様となるのか。

■視聴方法(予定)
9月2日(土・日本時間)、
午後10時30分~ ACA TV

■メインカード対戦カード

<ACAフェザー級GP準々決勝/5分5R>
ビベール・トゥメノフ(ロシア)
ランス・パーマー(米国)

<ACAウェルター級GP準々決勝/5分5R>
アブバカル・バガエフ(ロシア)
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)

<ACAフライ級GP準々決勝/5分5R>
アザマット・カレフォフ(ロシア)
オシムコン・ラクモノフ(タジキスタン)

<ミドル級/5分3R>
クレベル・ソウザ(ブラジル)
アルテム・フロロフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
オレッグ・オレニチェフ(ロシア)
アンデウソン・ゴンサウベス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
エルヴィン・マシャード(ブラジル)
ムラット・アブデュラエフ(ロシア)

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o PFL UFC キック タイラー・ダイヤモンド ダニエル・ピネダ チョ・ソンビン ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

PFL2023#4:セミファイナル・モヴィッド・ハイブラエフ vs. タイラー・ダイヤモンド

フェザー級

2021年のウィナー、ダゲスタンレスラーのハイブラエフ。2019年のPFLでは準決勝でダニエル・ピネダにKOされたが、ピネダの禁止薬物陽性のためにノーコンテストとなっている。2021年は全試合判定で、ランス・パーマー、ブレンダン・ラウネーン、クリス・ウェイドらを下して優勝。4月の初戦は工藤をテイクダウンからドミネイトして完勝。しかし現在3点のみで、今回も判定勝ちで6点獲得しても、工藤を1Rフィニッシュしたウェイドより下位となり、予選落ちの可能性があるため、フィニッシュを狙いたい。32歳。

タイラー・ダイヤモンドは欠場選手に変わって2戦目から出場。TUF27に出場したが一回戦負け、UFC本戦に出場したがブライス・ミッチェルに敗れてUFC契約ならず。PFLには2021年に出場し、チョ・ソンビンに判定勝ちしたがラウネーンに2-0判定負け。それ以来、2年ぶりの試合となる。決勝トーナメント進出には1Rフィニッシュがマスト。32歳。

間合いを詰めるダイヤモンド。ハイブラエフまずは距離を取るが、ケージまで後退。ワンツーを入れたハイブラエフ。ぐらついたダイヤモンドに飛び膝を放った。また出ていくダイヤモンド。左フックをヒット。ハイブラエフまた下がってサークリング。ハイブラエフ右ハイ。ワンツー。前に出るのはダイヤモンドだが、下がって間合いに入らせず、先に打撃をヒットさせていく。ワンツーを入れたハイブラエフ。右。テンカオ。また右。右をヒットさせたハイブラエフ。ダイヤモンドタックル。切ったハイブラエフ。両膝をついているダイヤモンドをがぶって首を抱える。立ったダイヤモンド。大内テイクダウンを狙ったが倒せず。離れた。ダイヤモンドカーフキック。蹴られて一回転したハイブラエフ。残り10秒でハイブラエフ飛び膝!ダイヤモンド後方にダウン!パウンドラッシュ。しかしゴング。

1Rハイブラエフ。

2R。いきなりシングルレッグでテイクダウンしたハイブラエフ。ハーフで固める。ガードに戻したダイヤモンド。本来ならキープで問題ないポジションのハイブラエフだが、フィニッシュが必要なために固めるだけでなく攻めていく。上半身を固めると足を一本超えてハーフに。しかし残り1分。肩固めのセットそしたハイブラエフ。絞める。タップアウト!

ハイブラエフ、5点獲得で8点。決勝トーナメント進出決定。

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Gladiator Gladiator020 MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2023#01 UAEW UFC アレハンドロ・フローレス アンドレ・ハリソン エウベウチ・バーンズ キック クリス・ウェード ダニエル・トーレス チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン マルロン・モラエス モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー ロブ・ウィルキンソン 中川皓貴 工藤諒司

【PFL2023#01】PFL開幕戦で工藤諒司が19勝0敗1分のハイブラエフと対戦。グラジ王者チョ・ソンビンも出場

【写真】これはまた凄まじい相手との対戦が決まった工藤だ(C)PFL

16日(木・現地時間)、4月14日(金・同)にネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン=キックオフ大会の追加カードと出場参加選手が発表され、工藤諒司が2021年シーズン優勝者モヴリッド・ハイブラエフと対戦することが明らかとなった。

2023年シーズンはフェザー級とライトヘビー級が開幕戦となり、2022年フェザー世界王者のブレンダン・ラウネーンがマルロン・モラエス、同ライトヘビー級世界王者ロブ・ウィルキンソンがチアゴ・マヘタ・サントスという両UFCベテランと戦うことが既にアナウンスされていた。

昨年ベスト4の工藤の継続参戦は決定事項だったが、レギュラーシーズンは2戦しか実施されないなかで、初戦がハイブラエフとのマッチアップとは如何に彼が世界の高みで戦っているのかの表れだ。

しかも前述したラウネーン✖モラエス、そして昨年の準優勝で工藤を準決勝で破ったバッバ・ジェンキンスがもう1人のベスト4=クリス・ウェードと対戦する一番に並び、工藤✖ハイブラエフはESPNで中継されるメインカードに組み込まれている。


重量級大好き米国にあって今大会のメインカードはライトヘビー級が2試合、フェザー級が3試合となっている。それだけ注目度の高い階級で、2度目のシーズン挑戦となる工藤。しかしハイブラエフは簡単な相手でない。どころか非常に厳しい相手といえる。

キャリア19勝0敗1分──ロシアは北コーカサス、ダゲスタン生まれの32歳。同地のファイターの多くに見られるフリースタイルレスリングから格闘技を始めたハイブラエフも、コンバットサンボに転身しMMAという路を選択した。

アブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフの指導の下、キャリア11連勝でONEと契約し、現UFCファイターのエウベウチ・バーンズを破るも僅か1試合でアジアを去り、母国で1試合を挟むとPFL 2019年シーズンに臨んだ。

初戦でデイモン・ジャクソンをヒザ蹴りで10秒KOという衝撃的な北米デビューを果たしたハイブラエフだったが、続くアンドレ・ハリソン戦はドロー、シーズン準々決勝でダニエル・ピエダのフックで沈みシーズン制覇はならなかった(※後にピエダがテストで陽性となり結果はノーコンテストに)。

初めてキャリアの挫折を経験したハイブラエフだが、UAEWを経て2021年シーズンに挑むとランス・パーマー戦ラウネーン戦ウェード戦などをクリアしPFLの頂点に立つ。連覇が期待された2022年シーズンは負傷欠場となり、今回の工藤戦が1年半ぶりの実戦復帰だ。

いわば工藤は優勝候補筆頭と対戦するわけだが、ポジティブに考えるとここで勝てば2年連続プレーオフ進出に大きなアドバンテージを持つことになる。ばかりか、他の選手にとってもハイブラエフの敗北はシーズン制覇の道を幾分か優しくするものだ。

レスリング&コントロールに徹して来られると、正直分は相当に悪いだろう。ただし、ハイブラエフが打撃で攻めてくるなら今や工藤は左右の両方の拳でノックダウンを奪うことができる。つまりは、テイクダウンを如何に切るかが鍵となってくる。

そして、テイクダウンを許してもスクランブルに持ち込み、凌ぐ。ハイブラエフを動かして疲れさせる。フィニッシュ勝利にはボーナスという利点があるが、工藤は15分のフルファイトで10分間は我慢の展開──残りの5分でボーナス1Pが付随するフィニッシュ勝利を目指すぐらいの開き直った心理状態から準備を始め、徐々に勝機が増す戦術を確立させていって欲しい。

(C)KSW

メインカードの3試合以外のフェザー級レギュラーシーン出場選手も注目だ。

まず昨年工藤にKO負けしているアレハンドロ・フローレスと元KSWフェザー級王者ダニエル・トーレスがプレリミでマッチアップされている。

2021年1月トーレスは当時、欧州で最強非UFCファイターという評判だったサラディーヌ・パルナスを右フックの上腕がテンプルをかすめるパンチでKOし、ベルトを巻いている。

工藤という物差しがあるフローレスとの試合で、トーレスの力量を測ることができる一番といえる。また対戦相手は未定だが、今回のリリースでチョ・ソンビンのシーズン出場も明らかとなっている。

元UFCファイターで、2021年シーズン以来のPFL参戦が決定したジョ・ソンビンは1月22日のGladiator020で中川皓貴を2分12秒でKOし、フェザー級のベルトを巻いたばかりだ。

そのフェザー級を越えた──ウェルター級を思わせる体躯で、北米再チャレンジを決めたチョ・ソンビン。PFLのマッチメイク次第で工藤との対戦をあり得るだけに、彼の試合も見逃せないシーズン開幕戦となる。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 RYO YouTube   アンソニー・ペティス クリス・ウェード デニス・ゴルソフ バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー 工藤諒司

『2022 PFL 5』試合結果/ハイライト動画

2022 PFL 5 live and official results(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN)

・Matheus Scheffel def. Bruno Cappelozza via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Stevie Ray def. Anthony Pettis via submission (modified body lock) – Round 2, 3:57
・Klidson Abreu def. Renan Ferreira via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Chris Wade def. Kyle Bochniak via TKO (head kick, punches) – Round 1, 1:10
・Ante Delija def. Shelton Graves via unanimous decision (29-27, 29-27, 29-27)
・Bubba Jenkins def. Reinaldo Ekson via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Denis Goltsov def. Maurice Greene via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

PRELIMINARY CARD (ESPN+)

・Lance Palmer def. Sheymon Moraes via unanimous decision (29-28, 29-28, 30-27)
・Juan Adams def. Sam Kei via TKO (punches) – Round 2, 2:30
・Ryoji Kudo def. Alejandro Flores via knockout (punch) – Round 1, 2:52
・Brendan Loughnane def. Ago Huskic via unanimous decision (30-27, 29-28, 29-28)


【PFL2022#05】英国でプレーオフ控えるラウネーンは、判定勝ちで3P獲得に留まり計6Pに(MMAPLANET)

【PFL2022#05】工藤諒司、右オーバーハンドでフローレスをKO=6P奪取。プレーオフ進出決定!!(MMAPLANET)

【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定(MMAPLANET)

【PFL2022#05】計算通りのTD&コントール・ゲームでジェンキンスがエクソン下し3P加算、プレーオフへ(MMAPLANET)

【PFL2022#05】クリス・ウェードが1R1分10秒でバチニアックをKO=1位通過。工藤は準決でジェンキンスと(MMAPLANET)

【PFL2022#05】プレーオフ進出のペティスが、レイのボディロックで肋骨痛めタップ。準決勝で再戦(MMAPLANET)

 6月24日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2022 PFL 5』の試合結果。今大会は主にヘビー級とフェザー級の試合が行われ、ヘビー級はマテウス・シェッフェル、クリドソン・アブレウ、アンナ・デリア、デニス・ゴルソフ、フアン・アダムスが勝利。フェザー級はクリス・ウェイド、バッバ・ジェンキンス、ランス・パーマー、工藤諒司、ブレンダン・ラウネーンが勝利。ライト級が1試合行われスティーヴィー・レイがアンソニー・ペティスにモディファイド・ボディロックで勝利しています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
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o UFC ランス・パーマー

PFL 2022#5:第8試合・クリス・ウェイド vs. カイル・ボクニエク

フェザー級

昨年準優勝のウェイド。初戦は2018・2019ウィナーのランス・パーマーに判定勝ちして3点獲得。34歳。

UFCボクニエクは初戦ババ・ジェンキンスに判定負けで0点。35歳。

詰めていくボクニエク。ワンツーがヒット。ウェイドタックルに。シングルレッグから倒したが押さえ込まれる前に立ったボクニエク。また出ていく。が、インローで足を効かされる。またインロー。気にしているボクニエク。今度は左ハイ!側頭部にヒットしボクニエクダウン!バックに回ったウェイドがパウンド!KO!

ウェイド6点獲得で9点。現時点で1位に。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 キック シェイモン・モラエス ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
シェイモン・モラエス(ブラジル)

サウスポーのパーマーが左オーバーハンドから組み付いてバックに回ってテイクダウン。そのままバックマウントに入ろうとしたが、モラエスが上を向いてハーフガードを取る。ボディロックでパスをしたパーマーは、マウントに移行する。腰を押してヒップエスケープのモラエスは必死にハーフに戻す。背中を見せたモラエスを殴り、その背中をマットにつかせて再びマウントへに取ったパーマーが力強いパウンドを落とす。

ここもモラエスが必至に足を戻したが、パーマーのトップコントロールが続き圧倒的に支配した。とはいえこれでパーマーの6P奪取はなくなった。

2R、開始直後にダブルレッグでテイクダウンを奪ったパーマーは、スクランブルで立ち上がろうとするモラエスをボディロックで捕らえてケージに押し込む。モラエスは必死の形相でスタンドに戻り胸を合わせてヒザ蹴り、離れたパーマーが左を入れる。モラエスは右カーフ、動きが止まったパーマーに右を当ててハイキックを狙う。上下に蹴りを散らし、左オーバーハンドに右を合わせたモラエスだが、パーマーがここで魂のダブルレッグでテイクダウンを奪う。このままケージに押し込んだパーマーが、意地のコントロール状態でラウンドを終えた。

最終回、ここも左を振って組み付いたパーマーが、シングルに移行するがテイクダウンを即奪うことはできない。離れたパーマーは右にダブルを合わせてテイクダウンを決める。モラエスは背中をつけた状態で、ガードを取り下から殴る。

抑えきることができないパーマーは、間合いができるとここもダブルレッグで倒す。モラエスも一旦背中をつけるという流れになり、試合の大勢は見えてきたか。スクランブルでバックを取ったパーマーが両足をフック、体を捻って胸を合わせにきたモラエスの背中に張りつく。極めは許さないモラエスは、このままタイムアップを迎える。

パーマーが意地の判定勝ちも、両者が1勝1敗の3Pに留まり工藤に続き、ブレンダン・ラウネーンのプレーオフ進出が決まった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05   アレハンドロ・フローレス アンソニー・ペティス アンテ・デリア クリス・ウェード サバ・ボラギ シェイモン・モラエス スティービー・レイ デニス・ゴルソフ ハウシュ・マンフィオ バッバ・ジェンキンス ブルーノ・カッペローザ ブレンダン・ラウネーン ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン ランス・パーマー 工藤諒司

【PFL2022#05】計量終了 逆転トップ4へ、工藤が計量パス。進出済ペティスは、フィニッシュ必至のレイと

【写真】公式計量結果は145.4ポンド、モック計量では145.5は発表された工藤。正式結果とモック計量が読み上げられた体重が一致しない選手が数多く見られた……どういうこと?  ちなみに左が本計量で、右がセレモニアル計量時の工藤だ(C)PFL

23日(木・現地時間)、24日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

ヘビー級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦=2戦目は行われる今大会、当確マークが1人も出ていないフェザー級ではボストン・サルモンとサバ・ボラギが欠場し、ヘイナウド・エクソンとアゴ・フスキッチがライトチャンスをそれぞれバッバ・ジェンキンス、ブレンダン・ラウネーンと戦う。

クリス・ウェードはカイル・バチニアックと、アレハンドロ・フローレスは工藤諒司とのマッチアップ。さらシェイモン・モラエスはランス・パーマーと、全て3Pを持つ選手と0Pのファイターの顔合わせとなっている。


勝ち点を持っている組だが、フィニッシュ負けすると逆転され、判定勝ちの合計6Pでは他の4選手がフィニッシュ勝利すれば脱落という──究極のフィニッシュ必須対戦となっているフェザー級だ。

セレモニアル計量では、逆転トップ4入りを狙う工藤は一礼をして、ステージに登場。計量台の上でガッツポーズを取った。続いてカウボーイハットを被って現れたフローレスと、フェイスオフでは握手をガッチリと計3度かわし、それぞれ左右に分かれた。

フェザー級の選手にインタビューはなく、コメインでスティーブー・レイと対戦するアンソニー・ペティスが、モック計量とフェイスオフ後にインタビューを受けた。

既にペティスは6Pでプレーオフ進出を決めており、この試合でレイが3R2分30秒秒以内にフィニッシュ勝利すれば、現在4位の前年王者ハウシュ・マンフィオを弾き出して、4位でプレーオフ出場となる。

そのレイは「僕はいつだってフィニッシュを狙っているし、ここを勝ち抜ける。12分半以来に勝たないといけないけど、さっきも言ったようにどの試合もフィニッシュをしようと戦ってきた。そうやって勝てるよ」とインタビュー話した。

■視聴方法(予定)
6 月25 日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

■PFL2022#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 237.2ポンド(107.59キロ)
マテウス・シェッフェウ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
カイル・バチニアック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 246.8ポンド(111.94キロ)
シェルトン・グレイブス: 265.6ポンド(120.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ヘイナウド・エクソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 244.2ポンド(110.76キロ)
モーリス・グリーン: 241.4ポンド(109.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
シェイモン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
サム・ケイ: 240ポンド(108.86キロ
ジュアン・アダムス: 266ポンド(120.65キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
アゴ・フスキッチ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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【PFL2022#05】プレーオフ進出へ、フィニッシュ必至の工藤諒司。十分に可能性のあるフローレス戦決定

【写真】乾坤一擲勝負となる──工藤のフローレス戦(C)PFL

26日(木・現地時間)、PFLが6月24日(金・同)にジョージア州アトランタのエリート・アリーナで開催するPFL2022#05の対戦カードを発表した。

ヘビー級とフェザー級の2巡目、レギュラーシーズン最終戦で工藤諒司がメキシコ人ファイターのアレハンドロ・フローレスと対戦することが決まった。


第1戦ではフィニッシュ決着がなかったフェザー級のランキングは以下の通り。

1位 3p シェイモン・モラエス
2位 3p アレハンドロ・フローレス
3位 3p クリス・ウェード
4位 3p バッバ・ジェンキンス
5位 3p ブレンダン・ラウネーン
6位 0p 工藤諒司
7位 0p カイル・バチニアック
8位 0p ランス・パーマー
9位 0p サバ・ボラギ
10位0p ボストン・サルモン

そして工藤✖フローレス以外のカードはラウネーン×サルモン、パーマー✖モラエス、ジェンキンス✖ボラギ、ウェード✖バチニアックとなっている。

つまり全5試合が3P獲得ファイターと0Pの顔合わせとなっており、現時点で全選手にトップ4入り=プレイオフ進出の可能性が残されている。とはいえ2連勝をすれば上位5選手は最低でも合計6Pとなるため、工藤をはじめ0Pファイターはボーナス獲得のフィニッシュが必要となってくる。

2連勝の可能性が高いのはウェード、ラウネーン、ジェンキンスの3選手で、首位モラエスが下り坂傾向の2度の世界王者パーマーとの一戦でどのような結果になるかで、ランキングの順位は大きく変動が見られることになる。

工藤の場合は1R勝利で6P、2R勝利で5P──準決勝へのボーダーは、やはりこの辺りと予想される。取らぬ狸の皮算用ではなく、プレイオフ進出のための戦術が必要となってくるだろう。

そんな工藤と対戦するフローレスはキャリア21勝3敗、テコンドーからムエタイを経てMMAに転じると、Combate Americasでキャリアを積んだ。その後フローレスは2020年のコンテンダーシリーズに挑み、Titan FC王者ハファエル・アウベスのギロチンに下りUFCとの契約を逃す。

そしてローカルショーで再起を果たし、昨年の10月にPFLデビュー戦の勝利で2022年シーズン参加を決め、初戦はボラギに判定勝ちを収めている。

上下と内と外を打ち分けるフローレスは、テンポよく戦っている際は拳と蹴りの動きが連動し、さらには一挙動で動くため予測が難しい打撃を使う。

と同時に蹴りの後など隙も見せるフローレスだけに、そこにパンチ、あるいはテイクダウンを工藤を見せてリズムを狂わせたい。そうなると蹴りは体重が浮き、パンチとの連動もストップ、特に力の伝わっていない高い位置への蹴りはテイクダウン、カウンターの両方で工藤の攻めるポイントになるだろう

フローレス戦はとにかく、フィニッシュ勝利しかない工藤。ならば前回のラウネーン戦のように初回にチャンスが訪れるなら全力でフィニッシュする姿勢を持ちたい。

テイクダウン狙い+パンチ、オーバーハンドのステップイン&ダブルレッグ、工藤はどちらも十分に取れるチャンスがある。第1試合出場予定ということもあり、できれば2Rまでのフィニッシュ──最低でも4P獲得という状態まで人事を尽くし──あとは他の試合結果次第、天命を待ちたい工藤だ。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#02 キック クリス・ウェード ランス・パーマー

【PFL2022#02】完全無欠のポイントアウト。用意周到マネージメントMMAで、ウェードがパーマーに完勝

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ランス・パーマー(米国)

サウスポーのパーマーに対し、ウェードがスイッチスタンスで挑む。左リードフックのウェードが距離を詰めて前蹴り。そこにパーマーが左を合わせる。ここでアイポークがあったとパーマーがアピールして試合が中断する。再開後、ウェードが左右のロー、ヒダリサイドキックを入れる。パーマーが左ストレートをヒットさせ、ウェードが後方にバランスを崩す。それでも前に出るウェードが右ジャブを2発入れ、左ハイキック&左ミドルへ。蹴りを多用するウェードに対し、パーマーが見さされている時間が続く。

踏み込んで左オーバーハンドを当てたパーマーが足を使って攻め急がない。前に出せて左狙いのパーマーは、右ハイをガードしスピニングバックキックをかわす。ローからハイ、フックと左側から攻撃するウェードが最後にオーソで右サイドキックを入れた。

2R、左内回し上段蹴りを見せたウェードは、パーマーのダブルレッグを切って逆にケージに押し込む。ヒザをボディに入れたウェードは、ダブルアンダーフックから押し返してきたパーマーの左を被弾して離れる。パーマーはローをキャッチして左を当て、ステップインにカウンターを合わせていく。ローの蹴り合いからパーマーの左オーバーハンドは空振りに。ウェードは組みに行かず、打撃勝負だ。左を見せて右を当てたウェードは、スーパーマンパンチをかわす。残り10秒、先手争いのまま5分が終わった。

最終回、ジャブから右を伸ばすウェード。さらに左右ローを蹴って微差を取っていく。追いかけて左を伸ばすパーマーも、テイクダウン防御有りきの打撃を繰り返され組みに行けない。そのなかで右を当てるなど、スコアリングするウェードがワンツーを当てる。と、パーマー渾身のダブルレッグにもギロチンから立ち上がるなど、用意周到なウェードは倒す、フィニッシュするという意味では何にも無しのMMAを非常に上手くマネージメントしている。

組みが切れることで機能するマネージメントMMAで優位に立つウェードに対し、パーマーの往年の爆発力がない。ウェードは右を見せて、後ろ回し蹴りを決めた。絶妙なディフェンシブ・アタッカーぶりを見せたウェードが、最後の10秒で左ストレートを被弾するが、危ない場面がないままタイムアップを迎えた。

結果、3-0で快勝したウェードだが勝者インタビューは行われなかった。これでレギュラーシーズン1戦を終え、全て判定決着ということで工藤もプレイオフ進出の可能性は──数字上、対戦相手にもよるが3P獲得ファイターにフィニッシュ勝利で近づく可能性が十分に残っている。


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【PFL2022#02】計量終了 工藤諒司が出場するフェザー級=「群雄割拠」by クリス・ウェード

【写真】本計量では1ポンドの差があったが、ラウネーンは本格的にフィジカルを鍛えてきたという(C)MMAPLANET

27日(水・現地時間)、28日(木・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催されるPFL2021#02の計量が行われた。

計量失敗はマイナス1Pと、即プレーオフ進出に黄信号が灯るPFLだけにフェザー級に出場するファイターは、工藤諒司も含め1人も体重オーバーは見られなかった。


その工藤は日の丸の入ったPFLのグレーのショーツを履き、ブレンダン・ラウネーンと視線を逸らさずフェイスオフを終えた。

ラウネーンは「去年と比較して全面的に強化してきたけど、特にフィジカル・コンディショニングの面で専門のコーチをつけたことが一番の違いかと思う。ここまでしっかりとプログラムを組んで、トレーニングしたことはなかった。ベストバージョンのラウネーンを見せることができると思う。自信? 去年はチャンプにスプリットで負けただけだし、自信を持ったまま2022年シーズンを迎えているよ」とインタビューで話した。

コメインは昨年準優勝のクリス・ウェード✖2018年&2019年世界王者ランス・パーマーの一戦。この両者もフェイスオフ後にしっかりと握手し、肩を抱いて別れると「今年は過去最高のシーズンになるだろうね。この環境にも慣れてきたしね。準備はこれまで以上にできている。でも、なんといってもフェザー級は群雄割拠だ。ランスはPFL史上、最も偉大なファイターの1人だ。僕はウェルラウンダーと戦いと思って来たし、準備はできているよ」とウェードがコメントした。

また昨年の初戦でパーマーを破っている元BRAVE CFフェザー級王者のバッバ・ジェンキンスは、カイル・バチニアック戦を明日に控え、「去年の自分の試合映像をチェックして、どこがいけなかったのかを確認してきた。スタミナトレも増やし、栄養面もしっかりとケアしてきたから、去年よりグッドシェイプだ。去年は2度の世界チャンピオンを倒すという最高のスタートを切ったが故に、賞金のことを考えたり、ケージの外に注意が行ってしまった。チャンピオンを倒してもハングリーでいて、しっかりと集中すべきだったんだ。今年はハンブルかつハングリーさを維持したい」と語った。

この他WSOFでバンタム級のタイトルコンテンダーだったシェイモン・モラエスとチャレンジャシリーズでサインしたボストン・サルモンの1戦や、メキシコのクリーンなストライカー=アレハンドロ・フローレス✖ドイツのレスラー=サバ・ボラギ戦が初戦で組まれたフェザー級。粒揃いの選手が揃った同階級で、工藤はどのような結果を残すことができるのか──まず初戦のポイントゲットに期待したい。

■視聴方法(予定)
4月29日(金・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2022#02計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 235ポンド(106.59キロ)
スチュアート・オースチン: 245.8ポンド(111.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
クリス・ウェード: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分5R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 260.4ポンド(118.11キロ)
ジャマル・ジョーンズ: 237.2ポンド(107.59キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 247.4ポンド(112.21キロ)
コディ・グッデール: 253.2ポンド(114.84キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 247.2ポンド(112.12キロ)
マテウス・シェッフェウ: 251.6ポンド(114.12キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)
カイル・バチニアック: 144.4ポンド(65.49キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アダム・ケレッシュ: 239.6ポンド(108.68キロ)
クリジソン・アブレウ: 249.2ポンド(113.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス: 145.2ポンド(65.86キロ)
ボストン・サルモン: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 146ポンド(66.22キロ)
サバ・ボラギ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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