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【Bloom FC01】Progressルール福岡初戦は、TD&バックでムクロックがミーチャムに逆転ポイント勝利

【写真】ムクロックが安定したポジショニングを見せた(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
ムクロック(日本)
Def.8-4
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)

ムクロックが頭を触りにいくと、ミーチャムは低い体勢から腕を伸ばしていく。ミーチャムが右腕を差し上げてケージに押し込んだ。さらにミーチャムがシングルレッグで入ると、ムクロックがミーチャムの右腕をキムラで抱えてグラウンドへ。腕十字からキムラを仕掛けるが、ミーチャムがトップに回って2pを得る。

ハーフガードのムクロックを抑え込むミーチャムが、ボトムからキムラを狙ったムクロックのバックを奪取して2pを追加した。バックマウントから首を狙うミーチャムのクラッチをカットするムクロックが正対してトップへ。ここでムクロックに2pが入る。ムクロックはパスガードからバックを狙う。両足を差し入れて左腕をミーチャムの首に回していくなか、ムクロックにバックの2pが加わり、ポイントで追いついた。

最終回、ムクロックが足払いでテイクダウンを奪い2pを得て逆転した。パスからサイドを奪ったムクロックが、左腕を枕にして抑え込む。ミーチャムがハーフガードに戻したが、ムクロックがパスする――という展開が続く。ラウンド中盤にミーチャムがクローズドガードへ。

しかしムクロックが再び足を一本越える。さらにパスするがミーチャムがハーフに戻した。残り1分でパスからマウントを狙ったムクロックに対し、ミーチャムがうつ伏せに。バックマウントを奪いダメ押しの2pをゲットしたムクロックが、左腕でミーチャムの顔面を絞め上げるも極めることはできず。ポイント8-4でムクロックが勝利した。


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【Fight&Life & Bloom FC01】19日は地方の日!! で上田祐起と対戦、原田惟紘「福岡は持ってこいですよ」

【写真】昨日行われた計量を61.6キロでパスしている原田。下にある取材時(※9月13日)の様子と比較しても、どれだけ過酷な減量しているのかが理解できる(C)BLOOM FC

本日19日(日)は地方の日!! 札幌でPFC31、青森県五所川原でGFGが4年振りに開催され、福岡ではBLOOM FC旗揚げ戦が開かれる。

ここでは現在発売中のFight&Life#99で11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで旗揚げ戦が開催されるBloom FCに関連し、地方都市の独立プロモーションの有りかたに関してのレポートが掲載されているが、誌面上ではその一部しか掲載できなかった原田惟紘のインタビューをお届けしたい。

同大会の第2部コメインで上田祐起と対戦する原田。北九州は黒崎に自らのジム=G-Freeを構える彼のBloom FCに対する期待と自らの戦いへの意気込みをお伝えしたい


――2019年6月、闘裸男が初めて九州でケージMMAを開催した際にG-Freeを訪れさせていただき、原田選手がジムも落ち着いたら実戦に戻るという話をされていましたが、その後コロナが起こり実に5年振りの試合となります。

「そうですね。パンクラスにずっと出させていただいていて、それからも出させてほしいとお願いはしていました。でもコロナになり、やはり関東在住の選手が中心となることは理解できていましたが、自分のなかでもう一度戦いたいという気持ちがあったので、指導をしながらでも、自分の練習にも力を入れてきました。なので今回、試合の機会をいただいたのでしっかりと戦いたいと思います。

10何年振りなんですよ、福岡で試合をするのは。修斗やマイナーだった時のGladiator福岡大会でデビューしたばかりの頃に何回が試合をさせてもらって。10何年振りの地元での試合ということで、生徒たちもライブで試合が見られると本当に期待してくれているので、自分の戦う姿を見せて刺激を与えたいと思います」

――MMA界も通常運転となった2022年、そして今年と試合の機会がなかったことはどのように思われていますか。パンクラスで試合ができないのであれば、闘裸男の福岡大会で試合がしたいというような気持ちはなかったですか。

「ありましたよ、ありました。ありました。正直、今年中にパンクラスに呼んでいただけなければ他団体でという気持ちはありました。だから今回、Bloom FCからパンクラスで戦っている選手との試合の話をいただいたので、『よろしくお願いします』と言いました」

――正直、4年前に福岡のジムを回らせてもらった時に、東京で試合をする場合はそれぞれのプロモーション間の行き来は難しいとしても、試合経験をつむために福岡では好きに試合ができないモノかと素直に思っていました。そういう状況で修斗でもパンクラス、DEEPでもないBloom FCが発足したことをどのように感じていますか。

「自分だけでなく、福岡で育った選手にとってもチャンスですし、そういう機会を創っていただいたことも道場主としても感謝しています。わざわざ東京に行かなくても、福岡で戦ってちゃんと実力を見せれば海外へ行ける環境が整えば、選手としてもそうだし道場主としても本当にありがたい話なので、盛り上がって欲しいです。だからこそ、そこで役立てれば良いかなと思っています。

やっぱりこれまで自分や今回、一緒に出る上田(将年)選手も福岡でアマチュアとして戦い、東京の団体でプロという資格をいただいて――福岡で何戦か経験し、良い試合をしてチョット東京に呼んでもらう。東京で実力を見せないと、話がもらえないという状況でした。それが福岡で力を見せれば直で海外への切符がもらえるという話になれば、選手としては嬉しいですからね」

――旗揚げ戦では国際戦も組まれました。

「今はリニューアルしたGLADIATORですが、前の態勢の時の福岡大会なんて韓国からとんでもない選手が来ていました。僕自身、キャリア2年目とかでクォン・アソル選手と戦っていますし。戦極とかに出ていた選手がポーンと呼ばれて福岡で試合をすることあったので、韓国勢の強い選手を呼ぶのであれば福岡は持ってこいですよね。

そういう風にBloom FCが盛り上がれば、逆に東京の選手に『こっちに来いよ』、『良い選手がいるから』と福岡に来て戦ってもらうようになってほしいです。東京の選手のほとんどが、計量の日に水抜きしながら飛行機に乗って、隣の席でお茶を飲むおばちゃんに殺意を抱いたことなんてないと思うんです(笑)。何の罪もないのですが、隣でアイスクリームを食べられると本当に殺意が芽生えてくるんです(笑)」

――あはははは。

「東京で育った選手は、そんな経験はないと思うんです。水を抜いた状態で飛行機に乗って、気圧の変化とかメチャクチャきついんですよ。そういうことを経験するのも、東京の選手にとって良いことなんじゃないですかね」

――そんな希望が持てる福岡産MMA大会が始まるわけですが、コロナを経て福岡のMMAの普及はどのような状況でしょうか。

「4年前と比べると、MMAの競技人口は弱冠増えているかと思います。うちのジムでもクラスに参加する人数が増えています。うちのジムもオープン1年でコロナになり、3年間ずっと足踏み状態が続きました。職場からジムに行かないで欲しいということで休会や退会される方もいました。それが今年になってコロナが5類認定となったので、自分としてはオープン2年目のつもりでいます。5類にかわってから参加人数も、どんどん増えきているのでこれからですね」

――この間は現役ファイターよりも、選手育成の方に気持ちも入っていましたか。

「そうですね。試合に出られるような生徒が育ってくると、同じ階級に自分がいるのは邪魔かなとか思うこともありました。でも戦う姿を見せることが、指導という面でも一番良いかなと考えるようになったんです。自分もあと何試合できるか分からないですし、最後の姿を今頑張っている子たちに見せて燃え尽きたいとうい気持ちです。なので、しっかりとやっていきたいです。

練習もジム生のなかで一番やっていると思います(笑)。生徒たちと比較して、誰よりもやっています。そのなかで実際に試合が決まると、気持ちも上がりますし。ただ練習量をこれ以上増やすと、体が壊れると思います。もともと練習量は多いので、試合までこれまで通り練習して気持ちを創っていきます」

――では今回戦う上田選手の印象を教えてください。

「どこかに偏っている選手でなく打撃も寝技もできる。極めて勝ってもいますし、自分の得意分野と合致するので面白い試合になると思います。打撃に関してもそうだし、寝技になったら寝技になっても取りに行くような――アグレッシブな回転のある試合になるんじゃないかと期待しています」

■視聴方法(予定)
11月19日(日)
第1部:午後12時15分~THE 1 YouTubeチャンネル
第1部:午後4時15分~ THE 1 YouTubeチャンネル

■ Bloom FC01対戦カード

■第2部

<バンタム級/5分2R>
河野慶樹(日本)
荒木雄登(日本)

<バンタム級/5分2R>※
NAO(日本)
後藤優弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
出田貴大(日本)
RAGO(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
上田祐起(日本)

<フェザー級/5分2R>
盛坪チャッピー大樹(日本)
柿原”RR”昇汰(日本)

<フライ級/5分2R>
柴山鷹成(日本)
真生(日本)

<フライ級/5分2R>
平賢二郎(日本)
陸虎(日本)

■第1部

<フェザー級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

<ライト級/5分2R>
平川杏平(日本)
髙橋惺哉(日本)

<63キロ契約/5分3R>
持田哲兵(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
米倉大貴(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング無差級/5分2R>
中村勇太(日本)
小次郎(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)
ムクロック(日本)

<フライ級/5分2R>
koki(日本)
下田洋介(日本)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(日本)
田上健太(日本)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

※はヒジ無し

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【Bloom FC01】一足早く―福岡発、世界へ。本田良介「勝ちさえすれば生活できる環境を手にできた」

【写真】溌溂としていた本田良介(C)MMAPLANET

19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで旗揚げ戦が開催されるBloom FCの旗揚げ戦が行われる。地方在住の選手に定期的に試合機会を与え、文字通りBloom FCで開花し直接世界を目指す。そんな目標を掲げるBloom FCの旗揚げ戦を前に、福岡からタイのプーケットに生活拠点を移すのが、本田良介だ。

修斗からDEEPで活躍し、フライ級GPでは準優勝に終わったものの実力者ぶりを国内MMAに浸透させた。そんな本田がMMAで食っていくために、本当の意味でプロとして生きていく基盤を築くためにタイガームエタイのトライアウトを受け、合格。ビザ取得と引っ越しのために帰郷していた――一足先に福岡から世界に飛び出る本田をインタビューした。


――Bloom FCは「首都圏を経由せず、世界へ」というスローガンを掲げていますが、タイガームエタイでの本格的な練習が控えている(※取材は9月13日に行われた)本田選手は、この活動をどのように捉えていますか。

「嬉しいです。ちゃんと認知されていってほしいです。MMAの底上げになると思うので。地元にプロモーションがあるというのは、やはり違っています。僕も東京にいた時は距離感も近くて、試合に出ることを現実的に捉えることができていました。Bloom FCが定着すれば選手が経験を積めますし、熱がある選手が多いので九州の選手には絶対にプラスだと思います」

――福岡から遠征する場合、海外の大会のように4日、5日というファイトウィークがあるわけではなくてほとんどのケースが計量当日に現地入りというのが日本の通常のプロモーションのスケジュールです。最小限の移動で計量&ファイトがこなせる首都圏在住者と比較して絶対的なハンデです。

「前日の宿泊は自費だったりしますしね。減量&計量を家族がいる場所で行えるのと、地方から出ていくのとは違います。プロ1、2戦目の選手なんかが福岡で手厚いサポートがあるなかで減量、計量、リカバリーから試合に臨めて経験を積む。そこを経て違う場所に遠征をするのが、本来は普通の流れですしね」

――若手に試合機会が与えられると同時に、盟友・上田選手が地元で国際戦を戦います。

「九州の大会に上田選手が出る。味が出て、良いなと思います」

――タイガームエタイ所属になった本田選手ですが、いつの日か福岡で、グラップリングでも良いので上田選手と揃い踏みなど期待したいです。

「そうですね。色々な可能性が出てくると思います。そういう意味でも僕自身、タイガームエタイ所属選手なれて良かったです」

――そもそも本田選手がタイガームエタイのトライアウトを狙おうと思ったのは、いつ頃なのでしょうか。

「DEEPフライ級GPで優勝できなくて、悔しくて。これからどうしようかと考えていた時に、何かに挑戦しないとやっていられないという気持ちになって。もともと練習で3、4回と行っていて良い練習環境だと思っていたタイガームエタイとコンタクトを取ると、トライアウトがあることを知り、『やるしかない』と挑戦することにしました」

――GP直後はどのようなキャリアの再構築を考えていましたか。

「次はRIZINとか言われたりもしましたが基本、思った通りにならない。だから何も考えていなかったです。RIZINからオファーをいただけるとしたら、それは周囲も関係していることですし。待っていて何もしないのではなくて自分は自分で、常に行動していないといけない。動いてこそ、チャンスが広がる。次はどこで戦うとかよりも、とにかく練習をして強くならないといけない。そのなかでトライアウトに挑戦する――チャレンジをすること自体が良いなと思いました」

――どのような境遇を手に入れるためにトライアウトを受けたのでしょうか。

「最初に聞いたのは練習ができて住む場所と食事が保障されるということです。そしてタイガームエタイのマネージメントを受けることができる」

――サラリーがあるということではない?

「給与を手にできる――それはファイトの機会を創ってくれることだと理解しています(笑)。戦わないと給料はもらえない。それが僕らの仕事なので」

――実際にトライアウト期間というのは?

「5月7日の試合後……17日にトライアウトを受けることにして、合格したのが6月24日でした。やはり日本とは気候が違うので、慣らすために早く入って18日から6日間のトライアウトを受けました」

――どのような点をチェックされたのですか。

「全部です。寝技、打撃、レスリング、フィジカル。トライアウトに参加する選手やジムの選手と練習して。後半はトライアウト中のメンバーだけになっていました」

――何人でトライアウトを?

「書類選考で選ばれて現地でトライアウトを受けたのが、32人で。ムエタイとMMAで5人が合格しました」

――国籍的には?

「ダゲスタンを始めロシア系、イラン、UAEやサウジアラビア、中東の国の選手も多かったです。それとカザフスタン、キルギス――モンゴルや中国、韓国はいなかったです。日本人は山口(怜臣)選手も受けていました。でも、何をチェックされて合否があったかは僕も不明です(苦笑)」

――そしてマネージメントもタイガームエタイとなったと。

「だからといって、日本で試合をしないということはないです。DEEPの佐伯さんも『試合が決まったら教えて』と言ってくれていて。佐伯代表と直接やりとりができるのも、タイガームエタイ所属になった利点かなって思います」

――意中のプロモーションはありますか。

「シンプルに言えばお金を稼げるところ……です。そうなると国外が最初にくるかと思っています。ファイトマネーがないと生活ができない状況になったので(笑)。日本にいると海外で戦う機会は、今よりずっと少なかったので視野も狭くなっていたと、今は思えます。日本では海外からのオファーは普通ではないので、それだけのビジョンを描くことができないですよね。だから、今はそういう海外の試合から引っかかればなって思っています」

――思い通りにならないと明言していましたが、希望は持ってほしいです。

「ハイ。タイガームエタイはONEともしっかりと話ができますし、フライデーファイトでも出られるところに出たい。そこで知名度を上げて、しっかりと稼げるような選手になる。やんわりやっていこうかなっていうのではなくて、タイガームエタイでちゃんと練習してMMAで食っていく。そう明確に考えるようになりました」

――契約期間はどれぐらいですか。

「最初は1年契約、そこからは希望更新です」

――タイガームエタイで強くなれる手ごたえの方は?

「なれます。それはどこにいても、そう思ってやってきました。福岡では自分で練習時間を創ってもパートナーがなかなか揃わないので、思い通りの練習ができていたとは言い難いです。皆、生活があるので。そのなかで僕はもっと練習したいと思っていたので、常にトレーニングパートナーが存在するだけで違ってきます。

一つのジムにレスリングの先生、寝技の先生、打撃の先生、MMAの先生が揃っていて、色々な体格、色々な国の選手がいる。強くなるかどうかでいえば、向うは強くなりやすい環境じゃないのかなって思います。トライアウトで合格したメンバーはロシア人、カザフスタン人、キルギス人、ウクライナ人、そして日本――僕らはチームとしてやっていきます」

――ロシア人選手とウクライナ人選手が……。

「ウクライナの選手は英語が分かって、ロシア人選手に通訳してあげて。凄く仲良くやっています。バンタム級以下が4人で。あっ、僕は小さいから選ばれたのかも。ライト級やウェルター級がたくさんいたけど、合格者は小さい選手が多かったので」

――いやぁ、強くなれそうですね(笑)。

「ハイ(笑)。最高の練習場所、格闘技をやりたい場所をチャレンジし、試されて手にすることができました。これでやっとプロらしくなれた。勝ちさえすれば生活できる。そのためだけの環境を手にできたと思います。皆が見て、楽しいなと思ってもらえる試合を世界でやりたいです」

■ Bloom FC01対戦カード

■第2部

<フライ級/5分2R>
市川剛希(日本)
荒木凌(日本)

<バンタム級/5分2R>
河野慶樹(日本)
荒木雄登(日本)

<バンタム級/5分2R>※
NAO(日本)
後藤優弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
出田貴大(日本)
RAGO(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
上田祐起(日本)

<フェザー級/5分2R>
盛坪チャッピー大樹(日本)
柿原”RR”昇汰(日本)

<フライ級/5分2R>
柴山鷹成(日本)
真生(日本)

<フライ級/5分2R>
平賢二郎(日本)
陸虎(日本)

■第1部

<フェザー級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

<ライト級/5分2R>
平川杏平(日本)
髙橋惺哉(日本)

<63キロ契約/5分3R>
持田哲兵(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
米倉大貴(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング無差級/5分2R>
中村勇太(日本)
小次郎(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)
ムクロック(日本)

<フライ級/5分2R>
koki(日本)
下田洋介(日本)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(日本)
田上健太(日本)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

※はヒジ無し

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【Fight&Life & Bloom FC01】「海外で活躍するまでの道のりを福岡で完結できるように」(奥宮ハント)

【写真】両者の想い。それは選手に試合機会を与え、実力のある若い選手たちが現役生活を続けられるようになること(C)MMAPLANET

今月 23日(月)発売予定のFight&Life#99で11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで旗揚げ戦が開催されるBloom FCに関連し、地方都市の独立プロモーションの有りかたに関してのレポートが掲載される。

首都圏を起因とするプロモーションの盾の関係、そして同地における垣根を取っ払い福岡、そして九州の選手たちの成長に欠かせない──試合機会を与えることを唯一&絶対の目標として活動を開始するBloom FCの発足に向けて、福岡県下のMMA関係者の声を拾った。

誌面上ではその一部しか掲載できなかった彼らの言葉をここでお伝えしたい。その第一弾はBloom FC実行委員会の中心となる奥宮ハント&鬼木貴典、両氏のインタビュー。Bloom FCの旗揚げの上にある想いを語ってもらった。


――Bloom FCの旗揚げが決まりました。ハント選手が既存のプロモーションの壁を無くして、九州の強化に乗り出す。アマチュアでなくプロ興行を開始しようと思うようになったのはいつ頃からでしょうか。

ハント もともとやろうと思っていたのですが、5月の(プロ修斗公式戦)闘裸男にうちの選手が5人ほど出させてもらって。それでも、出られない選手もいました。試合がしたくても、その機会がない。そういう選手が年に1回、福岡では山本(陽一)さんが闘裸男を開いてくれても出てきてしまいます。1年中練習しているのに、試合の機会がないというのは本当に可哀想で。

鬼木 リアルな話をするとフォーマットのあるモノを福岡に持ってこようと、ハントのケツを叩いていました。フォーマットがあるところの方が、一から創るよりも楽です。選手も集まってくる。僕らはサポートをするだけで大会が成立します。

ハント ただ、それだとオファーを待っている状態なんですよね。

鬼木 どこのプロモーションで戦うか、それは選手が成長してから決めることで。そこに行き着くまで経験がないと、選手を続けることができないです。加えて上昇志向のある選手が海外で戦いたいと考えた場合、これだけ選手も増えてきた中で首都圏の大会のオファーを待っている状態では、経験を積めない。ならば福岡で独立プロモーションとして活動できないか、そこをハントと話しました。

ハント 最初はデキるのか、不安でした。でも試合機会がないから、オファーがあれば戦う。そうなった時に、もうその団体でしか戦えないのか。それだと結局、オファー待ちという状況は変わらなくて。

──最初にSEXした相手と結婚しないといけないのか、ということですね。

ハント (苦笑)。

鬼木 まぁ、まぁ、まぁ、そういうことですね。

──結婚という契約がないのであれば、ずっと一緒にいる必要はない。

ハント 何も分からない若い選手ですし、試合で生活が成り立つわけでもないので。

──ただし、格闘技界でアクションを起こすとポジティブなだけでなく、ネガティブなリアクションも起こるものです。

ハント とにかく九州の皆さんの協力が必要になってきますから、そこはしっかりと説明をして活動理由を話して協力をしていただければと。特に闘裸男はずっと昔から大会を開いてくれていたので、ウチのジムからもBloom FCだけということでなく、これまで通り選手を送り出したいですし。自分のやる大会にも、闘裸男に出ている選手に出て欲しいです。選手が行き来できる、そういう環境にしたいです。

福岡は選手も交流しているし、皆、仲が良いです。何よりも、福岡は選手も増えて試合機会がない選手がいるのだから覚悟を持って動き出さないといけない時が来たと思っています。

──自分が前回、取材をさせてもらった4年前と比較して選手人口は増えているのでしょうか。

ハント かなり増えています。やっぱりRIZINの影響もありますし、一般に格闘技が広まったというのはあります。うちのジムもRIZINに出たいと思っている選手が、UFCに出たいと思っている選手より多いと思います。

鬼木 そこはそこで良いと思います。日本で一番大きな大会ですし。そこで戦うと目立つ。注目されますから。それは凄く大切なことです。そして、選手も戦績を積めば方向性も変わることがあると思います。

ハント それに本田(良介)君のようにタイガームエタイの所属になって、世界を目指している選手もいますし。世界を目指す選手も増えてくると思います。だからこそ、国際戦も組んで行きますし。海外の選手と戦えるのは、本当に選手にとって良いことなので。

外国人選手も上に行きたい。チャンスを求めて日本にやってくるはずです。海外にチャレンジをしに来るので、絶対に気持ちが強いです。そういう選手と戦って、経験を積んで強くなって欲しい。そうですね、そういう経験を積んで欲しいですね。上田(将年)選手がモンゴルの選手と戦いますが、若い選手も影響を受けるはずです。単純に福岡では国際戦をライブで見る機会は滅多になかったので。そういう試合を見ることで、モチベーションになります。上田選手もこれからの選手に背中を見せるためだけに戦うわけじゃないですけど、この試合があることは若い選手のためになると思っています。

──イベントとしては、どのような構成に?

ハント 基本はプロ興行でメインは5分3R、5分2Rは若い選手たち、これからの選手たちをフューチャーして経験を積んでもらう。九州に根付く大会にするというのが一番で。MMAだけでなくグラップリング、柔術と色々な道場が参加できるイベントにして九州の格闘技を盛り上げたいです。

鬼木 今、福岡の選手は東京の大会に出たいと思っています。パンクラスのネオブラ、DEEPのFKTに渡航費を払って参加していく。それがBloom FCで逆転現象、東京から参加してくる大会にしたいです。逆に東京からお金を払ってでも、新人戦を戦いたい。そういう選手が出てきた時が、Bloomの勝ちだと思っています。

──そのためにも継続開催。そこが一番大切になってくるかと。

ハント そうですね。まずは年に2度は開催して、それを3回、4回と増やしていきたいです。選手が出たいと思う大会にしていくために演出も派手にして、大きな会場もゆくゆくは借りていければ良いかなと思っています。

一番良いのは選手が海外で活躍するまでの道のりを福岡で完結できるようになること。今は東京、大阪の大会で出向かないと海外や次の舞台に繋がらないのが現状です。修斗、パンクラス、DEEPで戦わないとその先はない。それを福岡で勝ち上がって海外に行ける。地元で試合をして実力をつけて、そのまま上の舞台に行くことができれば一番です。それは福岡だけでなく、日本中の都市がそうなれば。東京と変わらないだけ他の都市でも強くなっていける。そういう道を創ることができれば一番良いと考えています。

※Fight & Life格闘紀行:福岡偏「福岡でMMA独立プロモーション、Bloom Fighting Championshipテイクオフ!!」が掲載されるFight&Life#99は10月23日(月)に発売です。

■ Bloom FC01現時点の決定対戦カード

■第2部
<フライ級/5分3R>
上田将年(G-face TEAM/緒⽅道場)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(G-face)
上田祐起(総合格闘技道場reliable)

<フライ級/5分2R>
荒木凌(ロータス福岡古賀道場)
市川剛希(MAXジム)

<フライ級/5分2R>※
荒木雄登(LIBRE)
河野慶樹(G-face)

<フェザー級/5分3R>
出田貴大(G-face)
RAGO(ロータス福岡古賀道)

■第1部

<バンタム級/5分3R>
持田哲兵(MMA RANGERS GYM)
TBA

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT)
清水洸志(MMA RANGERS GYM)

<フライ級/5分2R>
koki(MMA RANGERS GYM)
下田洋介(095BJJ⻑崎柔術/和術慧⾈會総本部)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(MMA RANGERS GYM)
田上健太(フリー)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(DESTINY JIU-JITSU)
森本健介(毛利道場)

<バンタム級/5分2R>※
オガワ ワタル(MMA RANGERS GYM)
松本雄斗(美咲)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(095BJJ⻑崎柔術)
ムクロック(DESTINY JIU-JITSU)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
米倉大貴(IGLOO)

※はヒジ無し

※Fight & Life格闘紀行:福岡偏「福岡でMMA独立プロモーション、Bloom Fighting Championshipテイクオフ!!」が掲載されるFight&Life#99は10月23日(月)に発売です。

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【Bloom FC01】「どこからでも極めを」米倉大貴✖「組み技も面白いと」野瀬翔平の組み技戦決定!!

【写真】福岡で、この試合が組まれるのは本当に意義があることだ(C) MMAPLANET

17日(火)、BLOOM FC実行委員会より11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールで開催されるBloom Fighting Championshipの追加カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

同大会の旗揚げ戦は2部制で行われ、夜の部はメインのフライ級3回戦=上田将年✖ツェルマー・オトゴンバヤルのフライ級3回戦、同じく3回戦でバンタム級の原田惟紘×上田祐起。昼の部ではバンタム級3回戦=持田哲平×オトゴンスレン・スフバット、ライト級2回戦で清水洸志✖深見弦汰が組まれることが明らかとなっていた。

今回決定したのは第2部のMMAマッチ3試合と第1部のMMA戦=4試合に加え、Progress提供フォークスタイルグラップリング2試合だ。

そのグラップリングマッチ、フェザー級で野瀬翔平と米倉大貴という注目の一番が組まれることとなった。


福岡県直方市出身、プロシューターでRoad to UFC出場経験のある野瀬が、組み技とはいえ旗揚げ大会に出場することは同大会に花を添えることになる。ばかりか、プログラップリングとして米倉とのマッチアップは、同地の柔術&グラップリング界にとっても画期的といえるだろう。

野瀬は柔術の練習も並行して続けており、MMAの試合を見てもグラップリングの強さは誰もが理解している。その野瀬だが、当初は近々の予定でMMAファイトがあるかもしれないという状況だったので、Progress実行委員会の長谷川賢はヒール禁止でMMAファイターとの試合を組むこともできるという提案をしていた。そこで野瀬の師である弘中邦佳氏の返答は「ヒール有りで、相手は強い柔術家をお願いします」というものだった。

とはいえBLOOM FC旗揚げ戦の翌週にはシンガポールでADCCアジア・オセアニア予選が行われ、12月はIBJJFノーギ・ワールドもあることで──この強い柔術家という要求はハードルの高いモノと考えられていた。

しかし、そのADCC予選を控えた米倉は「プロの試合に出てファイトマネーを遠征費に充てたい」と大乗り気で野瀬戦のオファーを快諾した。

道着でJBJJF全日本選手権・黒帯ライトフェザー級、同じくノーギでもエキスパート・ライトフェザー級を制している米倉にとって、MMAにおけるフェザー級契約は4キロほど重い桂さんになる。ただしADCCの最軽量クラスは66キロで、体重の面での米倉は野瀬を試し斬りの相手に選んだともいえる。

Progressのフォークスタイルグラップリングはケージがあり、引き込むと対戦相手に2P献上、下の選手がスクランブルからスタンドに戻って離れると1Pが挽回できるなど、独自のポイント制を採用している。

とはいえADCCも後半はポイント制で引き込むと-1点となり、延長戦ではレスリング&スクランブルが重要視されるだけに、米倉としては、このルールもプレADCCという見方が成り立つ。それ以上に米倉が2Pを相手に与えても下から足関節を狙うことは十分に考えられるだけに、野瀬としても純粋グラップリングでの防御能力が問われる一戦になる。

ここでは今回の試合に向けて、両者の意気込みを紹介したい。

米倉大貴
「どこからでも極めを狙っていける自信はあるので、今回もそれを見せられればと思っています」

野瀬翔平
「BLOOM FCの掲げている福岡・九州から世界へという言葉通り、対戦相手の米倉選手はグラップリングで世界レベルの選手だと思います。ここで勝って世界で活躍出来るグラップラーになります。当日は組み技も面白いと思ってもらえるような試合をしますので是非とも注目、そして応援の程宜しくお願い致します」

今回の発表ではProgress提供試合ではムクロックとスターリング・ベアー・ミーチェムのウェルター級マッチも決まっている。柔道家のムクロックはアマ修斗中国選手権ウェルター級優勝、MMAでは2勝0敗。柔術でも今年の西日本選手権の青帯ミドル級&無差別級を制している。

対して095長崎柔術所属のミーチャムは、昨年のアマ修斗ミドル級優勝でプロ修斗デビューも済ませている──長崎の離島に住む米国人選手だ。ミーチャムの長崎からの参戦も、BLOOM FCの活動開始理由である九州の底上げというテーマに合致している。

首都圏の団体の枠を取っ払った地方都市ベースのMMAプロモーション、J-MMA界に一石を投じるBLOOM FC旗揚げ戦の現時点の決定ラインナップは以下の通りだ。

■ BLOOM FC01対戦カード

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
上田祐起(日本)

<フライ級/5分2R>
荒木凌(日本)
市川剛希(日本)

<フライ級/5分2R>※
荒木雄登(日本)
河野慶樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
出田貴大(日本)
RAGO(日本)

■第1部

<バンタム級/5分3R>
持田哲兵(日本)
オトゴンスレン・スフバット(モンゴル)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<フライ級/5分2R>
koki(日本)
下田洋介(日本)

<フライ級/5分2R>
堺龍平(日本)
田上健太(日本)

<フライ級/5分2R>※
林大輝(日本)
森本健介(日本)

<バンタム級/5分2R>※
オガワ ワタル(日本)
PITBULL YUTO(日本)

<Prgressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分2R>
スターリング・ベアー・ミーチャム(米国)
ムクロック(日本)

<Prgressフォークスタイルグラップリング・フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
米倉大貴(日本)

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