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【UFC299】カザフ・フライ級ツートップの1人=アス・アルマバエフ「ゴールはチャンピオンになること」

【写真】フライ級は要注目ファイターが揃っている(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」。同大会でアス・アルマバエフがCJ・ヴェルガラと戦う。
Text by Manabu Takashima

中央アジアのパワーハウス=カザフスタンから世界最高峰のフライ級に挑むアルマバエフ。同朋のアザット・マクスンはオクタゴン2戦目でキャリア初黒星を喫した。アルマバエフは今回が、2戦目となる。対戦相手のヴェルガラは一昨年の10月に平良達郎に腕十字で一本負けを喫したあとは、2連勝と波に乗っている。

そんなヴェルガラがリトマス試験紙となって、平良の実力対比もできる一戦を前にアルマバエフに初インタビューを試みた。


──今週末、CJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目を戦います。今の心境は?

「全て上手くいっている。パーフェクトだよ。グレートシェイプで、試合でそれを立証してみせる」

──カザフスタン人選手が米国で練習するケースが増えていますが、アスは今回の試合に向けてどこで練習をしてきたのでしょうか。

「練習の多くはカザフスタンのアルマトゥイでやっている。その後、ロシアのオセチアで高所トレーニングをして、キャンプの仕上げは40日間ほどキルクリフFCでやってきた」

──キルクリフFCにフライ級のトレーニングパートナーは、それほどいないかと思うのですが、なぜキルクリフFCで仕上げを?

「キルクリフFCは素晴らしいチームで、ファミリーのような人間関係がある。ファイターもそうだし、最高のコーチが揃っているからだよ。確かにフライ級のファイターは少ないから、僕は主にバンタム級の選手と練習をしてきた」

──そのキルクリフFCでは日本人選手も練習していますが、交流はありましたか。

「タカヤ・スズキ、若くて元気な日本人選手と仲が良くなったよ」

──鈴木選手が初日にKOされたという話が伝わってきたのですが、ひょっとしてアスが張本人とか?

「ノー、ノー。そんなことないよ(笑)。彼は若くて、良いヤツだ。練習を手伝ってもくれたけど、実際はそれほど一緒にトレーニングはしていないんだ。今回の対戦相手と彼はスタイルが違うからね」

──了解しました。ところでアスは、いつMMAを始めたのでしょうか。

「子供の頃から、多くのスポーツを経験してきたなかで2013年にMMAの練習を始めた。MMA以外の格闘技だとコンバット柔術をやっていたよ」

──コンバット柔術!! エディ・ブラボーが考案した掌底有りの柔術というわけではないですよね?

「違うよ。コンバット柔術は、とてもコンバットサンボに似ているスポーツだ。道着を着て、打撃も投げもある」

──実は2年前にBRAVE CFでアスの試合を見たことがあります。UFCへの道は色々と存在していますが、アスが中東のプロモーションで戦った意味は?

「凄く良い経験ができた。しっかりと、自分の戦いができたことも良かったと思っている」

──同じカザフスタンのフライ級ファイターであるアザット・マクスンが、UFC2戦目でキャリア初黒星を喫しました。彼の敗北をどのように考えていますか。

「アザットとは凄く仲が良いけど、所属ジムは違うんだ。もちろんカザフスタンのファイターだから応援しているし、前回の敗北は相手が強かった。何よりアザットは高いポテンシャルの持ち主で、これからもっと成功を収めていくと思っている」

──では対戦相手のCJ・ヴェルガラの印象を教えてください。

「良いファイターだ。ただ僕は経験値も高いし、勝負の鍵はもう把握している。レスリングが僕の長所だからね。これまで人生を賭けて練習を続け、UFCと契約した。この次の試合は、過去のファイトと同じように一つの試合でしかない。僕のゴールはチャンピオンになることだ」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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【UFC299】39歳、UFC36戦目=ガムロ戦へ。ドスアンジョス「ゴールはベルトじゃない。ビクトリーだ」

【写真】300回大会に加速。豪華カードのなかで、ドスアンジョス×ガムロがプレリミという凄まじさ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」で元世界ライト級王者ハファエル・どすアンジョスが、マテウス・ガムロと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ライト級からウェルターと転向を2度繰り返してきたドスアンジョスが、39歳にして1年8カ月振りにライト級で戦う。そして、この試合がUFCで36戦目となるベテランは、6試合契約を結び上を今でも目指している。


──ハファエル、今週末にマテウス・ガムロと対戦します。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は6日に行われた)。

「最高だよ。ライト級に戻し、素晴らしいキャンプができた。土曜日への準備はできている」

──今、言われたようにライト級に戻しました。1年8カ月ぶりの155ポンドですが、39歳のファイターが階級を下げることは多くはないかと思います。

「UFCがライト級で戦うことを望んだ。それに僕自身、ウェルター級では小さいことは承知していたる。165ポンド、スーパーライト級があれば丁度良いんだけどね。でも、そんな階級はなくて、ウェルター級では小さすぎる。また上を目指すなら、ライト級の方が自分に合っているだろうしね」

──ここまで進化したMMAで1階級の差が7キロというのは、大きすぎますよね。

「その通りだと思うよ。UFCが考えを変えてくれれば、僕はスーパーライト級で戦うよ。ただし、減量は順調だ。ウェルター級で戦う時と比較すると、時間をかけて落としている。ウェルター級だとキャンプ中も、食べる量も多い。ライト級で戦う時は、そういうわけにはいかない。でも前にライト級で戦った時よりも減量は上手くいっているよ」

──対戦相手の比較ではなくて、自分の動きとしてウェルター級とライト級ではどちらが良いと思っていますか。

「ライト級は完璧だ。上手く、減量が進めばね。エディ・アルバレスやトニー・ファーガソンと戦った時は、そうじゃなかった。減量が最悪で、パフォーマンスにも影響を与えてしまった。ウェルター級でも、マイケル・キエーザ戦は減量に失敗して、完調には程遠い試合をしてしまった。今回はさっきも言ったように、順調に体重が落ちている。この調子だと、オクタゴンのなかでも100パーセントの力を発揮できるだろう」

──技術だけでなく、減量方法も進化しているように思います。

「そうだね。ノヴァウニオンのアンドレ・ペデネイラスの指導を受けると、以前とは全く違って上手く体重が落ちるようになった。栄養士からアドバイスを受け、しっかりと栄養を摂ることもできているしね。それに汗をかくためのアイテムも進化している。最終日、ドライアウトの日にはアルミニウムのカバーも使うし、凄く助かっているよ」

──そして、土曜日の試合はUFCで35戦目となります。

「ただただハッピーだよ。家族と幸せに生活できる基盤を築けた。まずそこが一番大切な部分で。とにかく、この人生を楽しめている。それに39歳になり、36戦目になってもUFCは僕にマテウス・ガムロのような強い選手を当ててくれる。ただキャリアを楽しむだけじゃない。今も競争力があって、ハードトレーニングを続けることができている。それをUFCも理解してくれているんだ。これだけタフな相手を用意しているということは、今も僕がコンペティティブだと評価してくれているからだ。

まぁ、あと数年したら最後はレジェンドファイトも経験してみたいけどね(笑)。ただ、どうなってもUFCにイージーファイトはないからね。常に若いファイターが虎視眈々とこの座を狙っている。それがUFCだから」

──達成感を感じることはないですか。

「自分のキャリアには満足している。でも、まだできる。終わっていない。神がこのヘルシーな体を与えてくれた。このまま前進を続け、強くなり続ける。UFCとも6試合の契約を結んだ。しっかりとボディケアをしているし、上を目指していることを週末に証明してみせる」

──おお、素晴らしいです。ではガムロの印象を教えてください。

「トップファイターだよ。レスリング、柔術、ともに優れている。ただし、彼は最高のハファエル・ドスアンジョスの強さを味わうことになるだろう。今回、僕は自分のルーツに戻ろうと思っているんだ」

──というと?

「柔術だよ。寝技に力を入れ、レスリングもやってきた。ガムロを相手にレスリングでもやり合えることを見せ、上を目指す。今はタイトルを意識することはないけど、勝ち続ければまたそういう機会が巡ってくるだろう。ただ一度は世界のベルトを巻いたから、そこに固執することはない。それよりも、可能な限り勝ち続けたいんだ。もちろん、キャリアを続けるうえで目標は必要だ。ただし僕のゴールはベルトではなくビクトリーなんだ。勝ち続ければ、自然とベルトには手が届く。とにかく勝ち続けるためのに戦い続ける」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■ UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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45 AB F1 MMA News o SAINT UFC YouTube   ケビン・ホランド ショーン・オマリー ソン・ヤードン ダスティン・ポイエー ピョートル・ヤン マイケル・ペイジ マルロン・ヴェラ 体組成

『UFC 299: O’Malley vs. Vera 2』前日計量動画

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean O’Malley (135) vs. Marlon Vera (135) – for bantamweight title
・Dustin Poirier (156) vs. Benoit Saint-Denis (155) – five rounds
・Kevin Holland (170) vs. Michael Page (170)
・Gilbert Burns (171) vs. Jack Della Maddalena (170)
・Yadong Song (136) vs. Petr Yan (135)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Jailton Almeida (261) vs. Curtis Blaydes (257)
・Maycee Barber (125) vs. Katlyn Cerminara (125)
・Rafael dos Anjos (156) vs. Mateusz Gamrot (156)
・Pedro Munhoz (135) vs. Kyler Phillips (135)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6 p.m. ET)

・Ion Cutelaba (205) vs. Philipe Lins (206)
・Michal Oleksiejczuk (185) vs. Michel Pereira (186)
・Robelis Despaigne (261) vs. Josh Parisian (266)
・Asu Almabaev (126) vs. CJ Vergara (127)*
・Maryna Moroz (126) vs. Joanne Wood (125)

 『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』前日計量結果。メインカードは全員パス。アーリープレリミナリーカードでC.J.ヴェルガラが127ポンドと1ポンドオーバー。出場給の30%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。イオン・クテラバが凄いです。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・オマリー vs. マルロン・ヴェラはオマリー支持8人、ヴェラ支持3人。

・ダスティン・ポイエー vs. ベノワ・サンデニはポイエー支持6人、サンデニ支持5人。

・ケビン・ホランド vs. マイケル・ペイジはホランド支持5人、ペイジ支持6人。

・ギルバート・バーンズ vs. ジャック・デラ・マッダレーナはバーンズ支持8人、マッダレーナ支持3人。

・ピョートル・ヤン vs. ソン・ヤードンはヤン支持3人、ソン支持8人。続きを読む・・・
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AB MMA o UFC YouTube カイラー・フィリップス カーティス・ブレイズ キック ショーン・オマリー ジャック・デラ・マダレナ ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マイケル・ペイジ マリナ・モロズ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

UFC299:オッズ/予想と展望

ショーン・オマリー 1.35
マルロン・ヴェラ 3.30
ダスティン・ポワリエ 2.80
ブノワ・サン・デニ 1.46
ケビン・ホランド 1.74
マイケル・ペイジ 2.14
ギルバート・バーンズ 2.24
ジャック・デラ・マダレナ 1.68
ピョートル・ヤン 1.85
ソン・ヤドン 1.98
カーティス・ブレイズ 1.87
ジャイルトン・アウメイダ 1.95
ケイトリン・サーミナラ 2.64
メイシー・バーバー 1.51
マテウス・ガムロット 1.24
ハファエル・ドス・アンジョス 4.10
ペドロ・ムニョス 3.05
カイラー・フィリップス 1.40
ミシェウペレイラ 1.60
ミハル・オレクシェイチュク 2.40
ロベリス・デスパイネ 1.29
ジョシュ・パリジアン 3.50
C.J.ベルガラ 4.30
アスー・アルマバイエフ 1.24
ジョアン・ウッド 2.85
マリナ・モロズ 1.44
イオン・クテラバ 1.77
フィリペ・リンス 2.10

メインは昨年8月にバンタム級王者になったオマリーの初防衛戦。相手はエクアドル初のUFCタイトル挑戦者となるマルロン・ヴェラ。王者オマリーが過去唯一敗れているヴェラにリベンジしたいという希望があり組まれた。

オマリー自身が語るように、過去にヴェラがオマリーに勝っていなかったら、このタイミングでのタイトル挑戦はありえなかった。ヴェラは1年前にコーリー・サンドヘイゲンに敗れた後、昨年8月の前戦で、当時ランキング10位のペドロ・ムニョスに勝っただけ。1位ドバリシビリ、3位サンドヘイゲンの方が挑戦者としてふさわしかったし、仮に組まれていたら、オマリーがアンダードッグになっていたかもしれない。

前回のオマリー vs. ヴェラは4年前で、1Rにオマリーが右足を負傷してダウンしたところにパウンドをもらってのKO負け。アクシデント的ではあったが、2Rにヴェラのカーフキックをもらってスイッチしてから右足の動きがおかしかったので、ただの事故とも言えない。

そこまでの打撃戦はほぼ五分だったが、オマリーにとって相性はいい相手。ヴェラは前回敗れたサンドヘイゲン戦はスプリット判定だったが、終始打撃で圧される展開で、メディアのジャッジは7割がフルマークでサンドヘイゲン、2割が49-46でサンドヘイゲンを支持する内容だった。

オマリーKO勝ちと予想。

セミ前ではMVPことマイケル・ペイジがついにUFCデビュー。相手はランキング13位のケビン・ホランド。ランク上のギルバート・バーンズ vs. ジャック・デラ・マダレナより後に組まれている好待遇。

ホランドはミドル級時代に5連勝してメインイベンターとなったが、テイクダウンされるとザルという弱点を露呈。ウェルターでの試合ではここまで4勝2敗で、敗れた相手はスティーブン・トンプソンとマダレナ。レベルが上のストライカー相手に星を落としている。

ペイジは「インパクトがある勝利をする能力」については全MMAファイターの中でも屈指だが、格下にも凡戦をすることもあり、UFCウェルター級でどこまで上がっていけるかは未知数。グラップラー相手だと勝ったとしても持ち味を出せない場合が多く、今回の相手ホランドはランカーの中でもっとも手が合う相手となる。しかしあくまで下位ランカー。UFCとしても、このあたりには勝ってもらわないと困るというマッチメイクだろう。

他団体の大物がUFCで力を出せないUFCジッターの影響もあるのか、オッズはペイジがアンダードッグ。ホランドに勝てないようだと、今後ランク外レベルの相手としか当てていけなくなるし、最低でも今回くらいは勝ってもらいたい。

第1試合開始は10日8時。速報します。

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45 AB F1 MMA o UFC YouTube   ショーン・オマリー ヘンリー・セフード マルロン・ヴェラ

『UFC 298』メラブ・ドヴァリシュヴィリに負けたら引退を公言していたヘンリー・セフードが早くも引退撤回「このままでは終われないと思った」

勝つまでやめない!勝利の方程式 (中公文庫)


ヘンリー・セフード「メラブ・ドヴァリシュヴィリに負けたら2度目の引退をする」「この試合はオール・オア・ナッシングだ」(2024年02月16日)

 こちらの続報。『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でメラブ・ドヴァリシュヴィリに判定負けしたヘンリー・セフードですが、




 自身の公式YouTubeで以下のコメント。

「このままでは終われない。どうしても無理だ。確かに俺は負けた。だが、あんな負け方は納得できない。負けたこと自体は気にしていない。多分、自分のやったこと、つまり疲れたから相手をノックアウトしようとしなかったとか、そういうことが本当に気になってる。今日は、引退発表の準備をしていたんだ。数日前、俺は文字通り引退についてのビデオを作り、家族、友人、みんなへの感謝のメッセージを言っていた」

「しかし、そこからダニエル・コーミエやクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンといったリスペクトするレジェンドたちと話をした。そこで、お前は世界ナンバー1の男(アルジャメイン・スターリング)にスプリットデシジョンで負けて、ほぼ世界最強の男(メラブ・ドヴァリシュヴィリ)と戦った。これがショーン・オマリーやマルロン・ヴェラと戦う機会があれば、イージーファイトになるだろうと言われた」

「メラブ・ドヴァリシュヴィリは必ずしもノックアウトのパワーや精度があるわけではないが、彼の敷居の高さ、ペースを上げ続ける能力、自分の力を出し切らないペースを保つ能力にやられた。だが、このままでは終われない」

「復帰しないのがベストだった。なぜならトップのまま引退したからだ。そもそもなぜ引退したのか? 俺は全てを成し遂げたし、モチベーションがなかった。残りの人生、ファイターとしてトップに立ちたい。ハビブ・ヌルマゴメドフと同じようにできたら最高だ。これだけは言っておくが、実際に挑戦したことのない選手には常に『もしも』がつきまとうということだ。俺の立場で言えることは、ショーは続くということだ」

「デイナ・ホワイトの言う通り、俺は3年間を棒に振った。全盛期の3年間? ああ、彼に言わせておくよ。今となっては、土曜日に感じたこと、すでに起きたこと、そして心理的に『くそっ、こいつらの言ってたことは正しいのか? 他に方法はないのか?』と思ってしまう。もし全てを変えることができたら、俺は多分復帰しなかっただろう。だが戻って来てしまった。だからこそ、このままで終わるわけにはいかない」

「だから俺は今日ここで前言を撤回し、ファンのみんな、家族、友人、俺を嫌っている人たちに、このままでは終われないと言っている。そしてみんな、控えめに言っても、トリプルCはまだ終わっていない」
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45 AB F1 MMA o UFC YouTube   コリー・サンドハーゲン ショーン・オマリー ヘンリー・セフード マルロン・ヴェラ

ヘンリー・セフード「メラブ・ドヴァリシュヴィリに負けたら2度目の引退をする」「この試合はオール・オア・ナッシングだ」

令和の虎 人生はAll or Nothing




 『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でメラブ・ドヴァリシュヴィリと対戦するヘンリー・セフードが以下のコメント。

「この試合はオール・オア・ナッシングだ。チームのみんなと話し合った時に『ゴールドか、破滅かだ』と言った。全てを勝ち取るか、全く勝ち取れずに出て行くかだ。そこで辞める」

「俺はこのスポーツに真剣に取り組んでいるから、そのタイムラインとプレッシャーを自分に課している。みんなから『お前は以前も引退したじゃないか』って言わそうだが、あの時はやるべきことは全てやった気がしたし、これ以上何を証明すればいいんだ? と思った。今は、ちょっとした怒りがモチベーションになっている」

「(負けたら)100%引退する。大きなプレッシャーだよ。戦わなきゃいけないからな。こういう条件を自分に課さなきゃいけない。ただ戦うためだけに戦い続けるつもりはない。俺は闘争心が強すぎるんだ。世界一になりたい。ベルトが欲しいし、もうひとつのベルト(フェザー級)も本当に欲しい。そこが俺のいる場所だ。それが手に入らないなら、何もいらない。一度引退したのは、お金の問題だけではなかった。モチベーションの問題も合った。デイナ・ホワイトには、2つのベルトを防衛した後にファイトマネーを少しでもアップしてもらいたかったが、それが現実だ。彼のことは尊敬している」

「僕とメラブの試合は135ポンドで最高の試合だ。こっちが真のタイトルマッチだ。ショーン・オマリーは(ランキング)6位の相手を選び、コリー・サンドハーゲンに50-45で負けた男を選ぶだろう。そんなんでどうしてタイトルに挑戦できるんだ? ナンセンスだが、理由は分かる。この世界は演劇やエンターテインメント的な部分があるし、ショーンはそれを作り出すことができたチャンピオンになればそういう影響力を持つことができる。俺の中では、この試合の方が世界最強を決める試合だ」

「俺の目標は、言ったら多くのの誹謗中傷を受けそうだが、今でも145ポンドだ。俺はすでに135ポンドを征服し、防衛している。前回の試合はスプリットデシジョンで負けたけど、上の階級に行くという目標は揺らいでいない。メラブに勝って、ショーン・オマリー vs. マルロン・ヴェラの勝者に勝って、145ポンドのベルトは誰が持っていても欲しい。俺がコンバット・スポーツで積み重ねてきた栄誉と功績を考えれば、否定することはできないと思う」

「それを手にすることができないのであれば、俺はそれを望んでいなかったということだ。なぜ復帰戻したかというと、もう一度やれると思ったからだ。だが今は自分次第だ。戻って、全てを手に入れるか、全く欲しくなくなるかだ。世界で一番になるか、そうでないかだけだ」
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3.9『UFC 299』でショーン・オマリー vs. マルロン・ヴェラのバンタム級タイトルマッチ/前回(3年7ヶ月前)はヴェラ勝利

リベンジ・マッチ [Blu-ray]


 デイナ・ホワイトが3月の『UFC 299』でショーン・オマリー vs. マルロン・ヴェラのバンタム級タイトルマッチを行うことを発表。日付も会場も未定ですが、日付は3月9日になると言われています。

 オマリーは8月の『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』でアルジャメイン・スターリングの王座に挑戦し2R TKO勝ちし新チャンピオンになって以来の試合で1つの無効試合を挟んで5連勝中。今回が初防衛戦。

 ヴェラは同じく8月の『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』でペドロ・ムニョスに判定勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング6位。

 両者は2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』で対戦して以来3年7ヶ月ぶりの再戦で、この時はヴェラが1R TKO勝ち。今のところオマリー唯一の黒星です。続きを読む・・・
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UFC292:メインイベント・アルジャメイン・スターリング vs. ショーン・オマリー

バンタム級タイトルマッチ5分5R。

王者スターリングは減量苦を理由に、この試合を最後にフェザー級転向が噂されており、バンタム級は同門のランキング1位・メラブ・ドバリシビリに譲る意向。その最後の相手がオマリーに。話題性ではかと一番だが、スターリングにとってはオッズで過去のタイトル戦でもっとも大差でフェイバリット。とはいえ、やる前から勝負が見えているというほどのオッズ差ではない。過去3度の防衛戦のうち、ディラショーが負傷で自滅した試合以外はいずれもスプリット判定になる接戦。五輪金メダリストセフード相手に互角以上に渡り合ったスタンドレスリング、バックを取ると逃さないキープ力が武器。34歳。

オマリーも前戦でヤンと対戦。ランカー相手の勝利がない二桁ランカーが、いきなりランキング1位と対戦するというマッチメイクで、圧倒的不利を予想されていたが、スプリット判定勝ちでアップセット勝利。ただ、メディアのジャッジ全員がヤンを支持する疑問の判定だったが。ヤンのテイクダウンを切って打撃を効かせる場面もあり、予想以上の実力を見せたことも確か。長身・長いリーチを活かした打撃が武器。組まれた時、スターリングのテイクダウンをどこまで凌ぐことが出来るか。28歳。

入場する王者スターリングにけっこうブーイング。オマリー人気もあるが、スターリングをまだ王者として認めていない層がいるのか。

距離を取るオマリー。前蹴りで牽制しつつ詰めていくスターリング。ロー。飛び込むフェイントを見せるオマリー。ボディを打ち込んだオマリー。前蹴りヒット。オマリーが前に出てきて、スターリングが距離を取る展開に。また出てきたスターリング。サークリングしつつジャブを一発ヒットさせたオマリー。またオマリーが詰める展開。前蹴り。スターリングはロー。オマリーもローを返す。ケージ際をサークリングするスターリング。オマリー牽制しつつ手は出さない。残り1分。残り30秒でスターリングが出てきた。初めてタックルに。左腕で片足をホールドしつつケージに押し込みなが右でパンチを入れる。ホーン。

1R最後の攻防でスターリングか。両者まだ自分の武器を隠したまま様子見。スターリングは組み、オマリーはストレート。

2R。オマリー蹴りを出したがスリップダウン。すぐ立つがスターリングそこにタックル。しかしオマリーケージでこらえて離れた。スターリング詰める。パンチで飛び込むスターリングだが、そこにオマリーの右!もらってスターリングダウン!効いている!オマリー鉄槌。スターリング足でディフェンスしようとするが顔面にもらっている。そのまま横について鉄槌を入れる。レフェリー止めた!

オマリーがバンタム級タイトル獲得。新時代到来。

パンチで飛び込んできたスターリングにバックステップしながらの右。マクレガーがアルドをKOしたパンチを彷彿させる一撃。試合後にはかつて唯一敗れているマルロン・ヴェラに「12月戦おう」とアピール。

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【UFC】速報中!UFC 292: Sterling vs. O’Malley

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本日もMMAイベント花盛り。夜は後楽園ホールでFighting NEXUS、広島ではolors & TORAO 30が開催されますが午前中はUFC。マサチューセッツ州ボストンTDガーデンでUFC 292: Sterling vs. O'Malleyが開催されます。メインはアルジャメイン・スターリング×ショーン・オマリーのバンタム級タイトルマッチ。下馬評では王者スターリングが圧倒的優位と言われていますが、スター性の高いオマリーが思わぬアップセットを巻き起こすか。胸騒ぎがしないわけでもない一戦。今回もU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【バンタム級】
○マルロン・ヴェラ(エクアドル)
(判定3-0)
×ペドロ・ムニョス(ブラジル)
1R、前半はムニョスが圧力をかけて積極的に手数を出す。カーフキックを何発もヒットさせ、間合いを詰めてパンチを出す。ヴェラはカーフを掴みに掛かるがムニョスは回避。スタンドの状態が続くと徐々にヴェラが反撃開始。前に出るムニョスに対して首相撲からの膝や遠距離からの前蹴り、関節蹴りをヒット。終了間際にはカウンターのフックでグラつかせてラウンドを終えた。
2R、終始スタンドの展開。ムニョスにカーフキックを中心に間合いを詰めて左右のパンチを振るう。ヴェラは長いリーチを活かして遠距離からのパンチをヒットさせて手数を稼ぐ。後半は至近距離でのボクシングの展開。ハイレベルな甲乙つけ難い接戦のままラウンド終了。
3R、ヴェラがアクセルを踏んだか手数を積極的に手数を出す。右ストレートでムニョスをグラつかせる。ムニョスはタックルでごまかして難を逃れる。しかしヴェラは左ジャブにボディも織り交ぜて有効打をヒット。だがムニョスは打たれ強い。決定的なダメージをもらわず後半は前進してパンチを打ち返して反撃。互いに決定打がないまま試合終了。判定はヴェラに軍配。いやはや地味流れもレベルの高い試合だった。


【バンタム級】
×ダモン・ブラックシア(米国)
(判定0-3)
○マリオ・バティスタ(米国)
1R、打撃の交差から組み付いたブラックシアが上手く組み付いてケージに押し込む。そこから持ち上げてテイクダウンに成功。だがバティスタは下から激しく動いてスタンドに脱出。スタンドに戻ると打撃戦を経てブラックシアが胴タックルでスタンドでバックに周る。そのままグラウンドに引きずり込むがバティスタは正対して脱出。しかしブラックシアはしつこくタックル。するとバティスタがタックルを切ってギロチン。あわやの場面だったがブラックシアは首を抜いてラウンドを終えた。
2R、一転して終始スタンドの展開。逆にバティスタが積極的に組み付いていく。しかしお互い腰が重く、差し合いで膠着する時間が増える。終盤になると逆にブラックシアがタックル。一瞬バティスタが尻餅をついたがすぐに立ち上がってスタンドの展開。お互い決め手がないままラウンド終了。
3R、前に出てパンチを振るうのはバティスタ。ケージに押し込んでパンチを出す。さらにはタックルで組み付く。い一度は脱出されたが、二度目のトライで組み付くと反り投げのようにテイクダウンに成功。バックに周ってグラウンドをコントロール。ブラックシアはスタミナが切れたか動きが鈍い。終了間際になんとか脱出。スタンドの攻防になるとブラックシアのパンチがヒット。バティスタは転倒。ブラックシアが上になろうとするが、バティスタはスルッと身体を入れ替えてバティスタ上になって試合終了。微妙は判定はバティスタに軍配。
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MMA o UFC イグナシオ・バハモンデス ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネス カイラー・フィリップス カールストン・ハリス キック ジョゼ・アルド ダスティン・ジャコビー ピョートル・ヤン マルロン・ヴェラ モフサル・エフロエフ ロブ・フォント

UFC on ESPN50:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.29
ロブ・フォント 3.70
ジェシカ・アンドラージ 3.85
タティアナ・スアレス 1.28
ダスティン・ジャコビー 2.30
ケネディ・エンジーチュクー 1.65
ディエゴ・ロペス 1.56
ギャビン・タッカー 2.45
タナー・ボーザー 1.65
アレクサ・カムール 2.30
イグナシオ・バハモンデス 1.43
ルドビト・クライン 2.90
カイラー・フィリップス 1.51
ラオーニ・バルセロス 2.64
ジェレマイア・ウェルズ 1.77
カールストン・ハリス 2.10
ビリー・クアランティー1.56
デイモン・ジャクソン 2.50
ショーン・ウッドソン -
デニス・ブズカ -
コーディ・ダーデン 2.60
ジェイク・ハドリー 1.52
オデー・オズボーン 2.60
アスー・アルマバイエフ 1.52

メインではMMA全勝のハビブ・ヌルマゴメドフのいとこ・ウマル・ヌルマゴメドフが、バンタム級タイトル戦線の門番・サンドヘイゲンに挑戦する試合が組まれており、勝てばヌルマゴメドフ一族2本目のUFCタイトル挑戦のチャンスだったが、ウマルが負傷欠場。再来週のUFC292でソン・ヤドン戦が組まれていたが、同じ頃にヤドンが欠場し相手がいなくなったロブ・フォントが2週間前倒しして出場し対戦することに。試合までの日程が短くなったことで、バンタム級ではなく140ポンドのキャッチウェイトで行われる。

元キック世界王者サンドヘイゲンはピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦では後半打撃で押される展開で判定負けしたが、その後2連勝。前回はマルロン・ヴェラ相手にタックルからのテイクダウン主体で攻め、MMAファイターとしての成長を見せた。

そのヴェラに完敗しているフォント。その前にはジョゼ・アルドにも敗れていて2連敗していた中迎えた前戦は無敗の下位ランカー・エイドリアン・ヤネスの挑戦を受ける試合になったが、ボクサーのヤネスに打撃で打ち勝って1RKO勝ち。しかし今回もまた、下位ランカーのソン・ヤドンと対戦する予定だった。ヤドン欠場のおかげで上位ランカーと対戦するチャンスが巡ってきた。

ヴェラに打撃で打ち負けたフォントと、打撃で打ち勝ちながらテイクダウンでも攻めたサンドヘイゲン。緊急出場ということもあり、オッズは大差でサンドヘイゲン。

サンドヘイゲン判定勝ち。

セミは2月に3年8ヶ月ぶりに復帰したタティアナ・スアレスがランキング5位のアンドラージと対戦。もともとランキング2位まで行って、タイトル挑戦目前での長期欠場だったので、ここで勝てば次にタイトル挑戦のチャンスが回ってきてもおかしくない。

セミ前ではディエゴ・ロペスUFC2戦目を行う。ロペスは5月に試合1週間前に緊急の代役でUFCと契約。いきなり無敗のランキング10位モフサル・エフロエフと組まれたが、1Rに腕十字、終了間際に膝十字を極めかけ、負けたものの評価を上げた。今回はUFC4勝2敗で中堅のタッカーとの試合が組まれている。

他にも、プレリムからランキング入り目前の選手が出場。今回はベガスのAPEXではなく、テネシー州ナッシュビルでの客入りイベントのため、カードの質が高い。というかAPEXのカードが悪すぎるので、もうちょっとバランスをとって欲しい。

第1試合開始は6日朝7時から。速報します。