<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.2R4分10秒 by RNC
マルコ・ブレノ(ブラジル)
距離を詰めたブレノに対し、サバテーロは足を使いながら右ローを繰り出す。ブレノの右ストレートをブロックしたサバテーロは、ダブルレッグで組みつく。バックを狙うも、ここはブレノが離れた。左右に回りながら右ローを放つサバテーロだったが、ダブルレッグで飛び込むもブレノにスプロールされてしまう。
前に出るブレノが右ストレートを伸ばし、クリーンヒット。サバテーロもカーフキックからシングルレッグ、ダブルレッグと仕掛け、遂にシングルレッグからケージ際でブレノに尻もちを着かせた。しかしブレノが立ち上がり、パンチの打ち合いからブレノがシングルレッグで入り、テイクダウンを奪う。
サバテーロはスイッチからバックに回り、ケージ際でバックコントロールへ。コツコツとヒザを打ち込み、顔面へも右ヒザを伸ばす。ブレノは何かをレフェリーにアピールするも、ここはレフェリーに何のアクションも見られない。サバテーロがグラウンドに引きずりこみ、バックマウント→四の字ロックからRNCを狙う。ブレノは1分近くこの状態を凌ぎ、ラウンド終了のゴングを聞いた。
2R、前に出るブレノが左フックを当てた。左ジャブを突くサバテーロ、ブレノは相手の左フックをかわし、距離を取ってから再びショートレンジに戻る。サバテーロも右ストレートを当てて、サークリングする。サバテーロのダブルレッグをスプロールしたブレノが、パンチで攻め込んでいく。顔面に何発も食らったサバテーロはダブルレッグへ。テイクダウンからケージ際で抑え込む。
パスしたサバテーロがマウントから、ケージに背中を着けているブレノを肩固めで抑え込もうと仕掛ける。さらに左足を掛けてバックコントロールへ。バックから左右のパンチを打ち込まれたブレノが正対すると、サバテーロはそのままマウントへ移行した。ブレノは亀の状態から前転、サバテーロの足を取ってヒザ十字を狙う。
これを凌いだサバテーロが、すぐさまブレノの首に腕を回す。RNCは凌がれたが、マウントを奪ってパウンドを連打し、バックマウントに移行するとRNCを極めた。
勝利したサバテーロはFワードを連発しながらマゴメド・マゴメドフの名前を挙げ、6月16日の地元シカゴ大会出場をアピールした。