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【LFA163】河名マストに完勝したアライジャ・ジョンズが、ハビエル・ガルシアとフェザー級王座決定戦

【写真】アライジャの兄マイルズ・ジョンズはLFAバンタム級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCにステップアップ。現在4勝2敗だ(C)LFA

21日(金・現地時間)にテキサス州ベルトンのベルカントリー・エクスポセンターでLFA163「Johns vs Garcia」が開催される。

同大会のメインで現UFCファイターのガブリエル・サントスが返上したLFAフェザー級王座を賭けてアライジャ・ジョンズとハビエル・ガルシアが戦う。

ジョンズは昨年8月のLFA138で河名マストに完勝したことが強く印象に残るファイターだ。今年2月にマリオン・サントスと戦う予定だったが試合が流れ、実に11カ月振りのファイトが王座決定戦となる。


対するガルシアはこれが2度目のベルトを賭けた戦い。前回は2021年8月にシンゾー・マチダの弟子ブルーノ・ソウザとの王座決定戦に判定負けを喫している。実はソウザはガルシアとのタイトル戦前にジョンズをスプリットながら判定で下している。

言わば今回のタイトル戦はソウザに敗れた者同士の一戦となる。そのソウザは今、テイクダウンやパウンド有りのカラテ・コンバットを主戦場しているが、UFCは0勝2敗でリリースされている。

ソウザのUFCでのパフォーマンスが目を曇らせ、ジョンズは河名にとって安パイと見られていた。しかし、蓋を開けてみれば河名のテイクダウン狙いを防ぎ、倒されても必ずといって良いほどスクランブルで立ち上がるか、スイッチでリバーサルに成功するなど、レスリング力を見せつけた。

その間にサウスポーの構えからストレート、左ハイを幾度となくクリーンヒットさせ、米国MMAのレベルの高さを河名を通してJ-MMA界に再確認させたジョンズ。彼と同様に、ガルシアもソウザに負けているからといって過小評価はできない。

キャリア10勝(※5敗)中、一本勝ちが6度のガルシアはディープハーフを厭わず使う柔術ベースのファイターだ。レスリングも駆使するが、組んでからは自ら背中をつけてバックに回る動きや、引き込んでハーフでワキを差してリバーサルと、テイクダウンよりも一度下になる技術が軸にある。

とはいえ打撃とテイクダウンの防御力の強さを誇るジョンズのフィジカルを制する技術&体力がガルシアにあるのか。3つの一本勝ちはバックを制してのRNC、残り3つは下になってから三角絞めが2度と肩抜き後転式腕十字が1度。

スタミナが十分にあり、汗を掻く前だとガルシアの一本勝ちもあり得るが、試合が進むほどジョズが優位に立つことが予想されるフェザー級王座決定戦だ。

また今大会のプレリミでは二宮城太がMMA3戦目に挑む。二宮城光――円心会館・館長を父に持ち、MMAのなかで父の空手の代名詞といえるサバキを実践しようという二宮は、LFA138 でRNCで下って以来の再起戦となる。

まずは組みへの対応から、サバキMMAがどれだけ体現できるようになっているか。リアルな浪漫をMMAに持ち込む二宮だ。

なお20日(木・同)の計量では第6試合からコメインの3試合でジョニー・フーパー、マテウス・ペヘイラ、アンヘル・アルバレスの3選手が体重オーバーとなり、キャッチウェイト戦に変更されている。

■視聴方法(予定)
7月22日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA163対戦カード

<LFAフェザー級王座決定/5分5R>
アライジャ・ジョンズ(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<157ポンド契約/5分3R>
ウィリアム・スタークス(米国)
ジョニー・フーパー(米国)

<147.8ポンド契約/5分3R>
ランドリー・ワード(米国)
マテウス・ペヘイラ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
アンヘル・アルバレス(キューバ)
ミルコ・トクト(ペルー)

<フライ級/5分3R>
ケヴィン・フェルナンデス(米国)
ハビエル・セペダ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイラー・フェアチャイルド(米国)
アリク・ロペス(米国)

<フェザー級/5分3R>
エリック・オーウェンス(米国)
二宮城太(米国)

<ミドル級/5分3R>
ズマラー・アーチャー(米国)
オセイオモン・オイイェムホンラン(米国)

<バンタム級/5分3R>
イアン・エングブロック(米国)
ジョン・ベケット(米国)

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MMA MMAPLANET o UFN215 マイルズ・ジョンズ ヴィンス・モラレス

【UFN215】我慢、我慢。一線を越えないファイトでジョンズが、モラレスから3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ヴィンス・モラレス(米国)

間合いを測る両者、40秒を経過してジョンズが前に出てワンツー、届かず右ローを蹴る。モラレスの左ジャブに右を当てたジョンズは、ゆっくりとした流れのなかで右を被弾しそうになる。モラレスは右前蹴りが届かず、右オーバーハンドもジョンズが距離を取る。互いに隙を与えない我慢比べが続き、極端に手が少ない試合に。互いに左フックを振るうが、クリーンヒットはなく時間が進む。ジョンズが踏み込んで右オーバーハンド、かわしたモラエスは残り30秒のダブルレッグも切る。最後の10秒で左フック、右ボディフックをジョンズが入れ。最終局面でモラレスが左フックをヒットした。

2R、ジャブを伸ばす両者。初回よりもやや近めの距離に立つものの様子見の展開にそれほど変わりはない。ジョンズがシングルのフェイク、反応したモラレスが下がる。ジャブの差し合い、ローから左と互いに同じ手順で攻め手を増やす。と、そこでシングルレッグに出たジョンズだが、モラレスはケージに押し込まれて足を抜いて離れる。と、ジョンズにアイポークがあったと試合が中断する。

再開後、鼻血が見られるジョンズはジャブをもらい、圧を高めて右を振るう。モラレスは一瞬のクリンチから離れて左ジャブを見せる。右カーフを蹴ったジョンズに対し、モラレスは前蹴りもなかなかエンジンはかからないファイトが続く。ワンツーの右を当てたジョンズが、左を振るってこのペースのなかでペースを握っている。ラウンド終了真木愛和にシングルからダブルレッグでスラム、ジョンズがラウンドをまとめた。

最終回、ジャブから右を伸ばすモラレス。ケージを背負って回る中で、右を当てる。ジョンズはシングルレッグで反対側のケージまでドライブし尻もちをつかせる。すぐにモラレスが立ち上がり、離れたジョンズがジャブを当てる。ジョンズはカーフを蹴り、モラレスはパンチから蹴りのコンビでミドルを入れる。ジョンズのオーバーハンドは空振りとなり、モラレスがワンツーを届かせる。と、ジャブと同じリズムでシングルに入ったジョンズだが、モラレスは切って間合いを取る。残り2分、シングルでケージにモラレスを押し込んだジョンズだが、キムラから離れられる。

すぐにシングルに出たジョンズ、このまま時間を使って逃げきりをはかる。キムラでテイクダウンを耐えたモラレスは、最後に胸を合わせていったが、もう一度ジョンズが背中に回って時間に。制空権を守る戦い、相手の懐に踏み込むのはジョンズのテイクダウンのみという試合は、そのジョンズが3-0で勝利した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN215 アンドレ・フィアーリョ イオン・クテレバ ザルガス・ズマグロフ ジェニファー・マイア ジャック・デラ・マダレナ セルゲイ・スピヴァク チャールズ・ジョンソン テレザ・ブレダー デリック・ルイス ブレディ・ヒースタンド マイルズ・ジョンズ マリア・オリヴェイラ マリナ・モロズ ムスリム・サリコフ リッキー・トゥルシオス リー・ジンリャン ワルド・コルテスアコスタ ヴィンス・モラレス

【UFN215】フィアーリョと対戦、散打王ムスリム・サリコフ─02─「散打ファイターではダメなんだ」

【写真】非常にゆったりした感のあるサリコフ。殺気を全く纏わない強者 (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)はネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN215:UFN on ESPN+73「Lewis vs Spivak」が開催され、アンドレ・フィアーリョと対戦するムスリム・サリコフ・インタビュー後編。

リー・ジンリャン戦の敗北からの再起戦となるサリコフだが、そのジンリャン戦での準備不足の厳禁はロシア人ファイターあるあるというべきビザ取得に起因していた。ロシア・ダゲスタンの歴史に名を残す散打ファイターは、38歳になってなお純粋に強さを求めるウォリアーだった。

<ムスリム・サリコフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ではムスリムはなぜMMAに転向したのでしょうか。ヴォルク・アターエフやザビット・マゴメドシャリポフと比べても、圧倒的に散打の世界で成功を収めており、その実績だけで散打界で大御所としてやっていけたのではないですか。

「ただ僕がウォリアーだからだよ。ベストファイターと戦いたい。僕はいつだって引退できる。でも毎日のようにスクールに行って、コーチと会って、皆と練習する日々を送りたい。まだハングリーなままなんだよ。だからMMAに転向したんだ。グセインはちょっと年を取ったけど、今もスクールに来てアドバイスをくれるよ。動きよりも、言葉で僕をサポートしてくれている。

もう僕も十分に経験を積んできたから、トレーニングに関しては自分のやり方が確立しているしね。そして試合前になるとATTに行って、ファイトキャンプを行っている。ATTはベストのMMAジムだよ」

──過去5年間負け無しだったのですが7月にリー・ジンリャンに敗れ、今回の試合は仕切り直しの一戦にになります。

「とても大切な試合になる。この試合で勝てば、UFCでの未来が広がる。ただし負けても……何も失うモノはない。UFCがチャンスをくれれば、また戦う。僕はウォリアーのままだから。ただし、今回の試合は前回とは違ってベストシェイプだ。リー・ジンリャン戦は、満足いく調整ができなかった。

ビザが取れず、試合の10日前になってようやく手にすることができたんだ。大切な調整の時期にビザを取るために色んなところに足を運びまくった。最終的にアルメニアまで行ってようやくビザを取得できたんだ」

──アルメニア……。それは大変でした。つまりATTでファイトキャンプを張ることもできなかったわけですね。

「今、ロシア人がビザを取るのはちょっと大変だからね。それでも最後のパンチを被弾するまで、僕の方が試合は優勢だった。あの状態で戦っても、最初の2Rを取ることができた。でも一発で逆転負けした。それがMMA。一発で勝負が決まる。アレがラッキーパンチとは言わない。彼が僕をKOしたんだ。そして今回はずっと体調が良い。もっと良い戦いができる」

──フィアーリョの印象を教えてください。

「フィアーリョは良い選手だ。若くて、常にフィニッシュを目指している。好きなタイプなファイターだよ。彼も僕もフィニッシュを狙うから、激しい試合になる。大歓迎だ」

──フィアーリョはリー・ジンリャンと同じキルクリフCFで練習している選手です。ムスリムのデータを共有しているのではないでしょうか。

「全く問題ない。あの体調の悪さで2Rまで僕が勝っていた相手から情報を得ていても、今回の僕の調子はまるで違うからね。フィアーリョがリー・ジンリャンのチームメイトということは全く気にならないよ。

ベストチームであるATTで、10週間も最高のチームメイトとしっかりと練習できた。何も恐れるものはない」

──ムスリムはパンチと蹴りが連動しており、抜群の距離とタイミングの取り方ができます。今回のフィアーリョ戦、キーポイントはどこになると考えていますか。

「全てだよ。これはMMAだからね。コンプリートファイターにならなければいけない。散打ファイターではダメなんだ。レスリングも柔術も理解して、戦う必要がある。コンプリートファイターになるためにレスリングと柔術に力を入れてきた。しかも、素晴らしいコーチに恵まれているから、メキメキと力をつけている。MMAで勝つには、コンプリートファイターでなければいけない」

──ムスリム、今日は試合前にもかかわらず、貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

「日本のファンに散打とコーチの歴史、我々のスクールの話をすることができて良かった。グセインはソビエト共産党政府の目を逃れて空手の稽古をしていた。彼がソ連政府に目をつけられながら、諦めずに稽古を続けたからこそ、今のスクール、今の僕がある。それを皆に分かってもらいたい。僕も日本を尊敬している。グセインが侍、日本人、空手についていつも話をしてくれた。そんな日本のファンに僕の試合を楽しんでもらいたい」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン(米国)
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ダニー・ロバーツ(英国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マリナ・モロズ(ウクライナ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ケヴィン・ナタヴィダッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)
ヴァネッサ・デモポウロス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファルニ・ガルシア(メキシコ)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
テレザ・ブレダー(チェコ)

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MMA MMAPLANET UFN200 ジョン・カスタニエダ マイルズ・ジョンズ

【UFN200】ジョンズをカウンターで疲弊させ。ヒザ蹴りから肩固めでカスタニエダが見事な一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
ジョン・カスタニエダ(米国)
Def.3R1分38秒by 肩固め
マイルス・ジョンズ(米国)

サウスポーの構えで左の蹴りを使うカスタニエダ。ジョンズはローにパンチを合わせようとする。ローにワンツーを合わせ、左をヒットさせたジョンズは構えを変えるカスタニエダに惑わされず右を決める。カスタニエダは振りが大きくなり、さらにアイポークがあったと試合が中断。再開後、左に回るジョンズに対しカスタニエダが左ストレートを打ちながら追いかける。左ハイ、右ロー、右フックを入れたカスタニエダは、パンチ、ハイからローで楔を入れる攻撃パターンか。

ジョンズも右を返し、左ローに右をカウンターで打ち込むと左フックを入れる。一進一退、前に出るのはカスタニエダでジョンズは蹴り終わりや蹴りにフックを合わせる。残り30秒、カスタニエダが左ハイ2つ、右ミドルを見せ時間に。手数でカスタニエダが取ったか。

2R、開始直後にカスタニエダの左ローが急所に入り、試合が中断する。直ぐにリスタートとなり、ジョンズはミドルを捌いてワンツーで前に出る。このワンツーを続けたジョンズは、ボディから顔面とパンチを打ち分け、右フックを決める。ここからも右ストレート、左フックを決めたジョンズに対し、カスタニエダは前に出て殴れるという状況になっている。

それでも右ハイをガードの上から当てて前に出たカスタニエダが、自分のペースで打撃戦に持ち込もうとする。ケージを背負った状態からジョンズはステップインしてワンツーも、明らかに疲れてきた。打っては殴られるのはジョンズになり、左ボディフックで流れを変えようとする。カスタニエダがテイクダウン狙いを切って、圧力を掛ける右をヒットさせる。動きが乱れたジョンズは、後方にバランスを崩しガードを取る。

カスタニエダは頭を頬に押し付け、左足を抜く。ハーフから肩固め狙いはジョンズが察知するがエルボーを落としスタンドに戻るや、ジョンズの立ち上がり際にパンチからハイを放つ。ケージに詰まったジョンズは左ストレートを被弾し、右を返したところで時間を迎えた。

3R、カスタニエダは左右の蹴りを見せ、テイクダウンのフェイクから左を伸ばす。ジョンズもローにパンチを合わせようとするが、右を受けて下がる。構えが小さくなったジョンズに組み、ヒザを打って離れたカスタニエダがワンツーから再びヒザを頭部に突き上げる。後方に倒れたジョンズを殴り、抑えたカスタニエダが肩固めをセットアップ。動けないジョンズが落ち、カスタニエダが見事な一本勝ちを手にした。

「マイルズ・ジョンズはファイターで、常に前に出てくる。最初は我慢して2Rはカウンターで削り、3Rに疲れることが分かっていた。この試合が契約最後の試合、更新されることを願っているよ」と勝者は話した。


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MMA UFC UFC265 アンデウソン・ドスサントス ブログ マイルズ・ジョンズ

【UFC265】マイルズ・ジョンズ、左ボディフック→右フックでドスサントスをパーフェクトKO

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
Def.3R1分16秒by KO
アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)

慎重な立ち上がりのなかで、ドスサントスがローや左ハイを繰り出す。ジョンズもローを返し、左フックから左ジャブを届かせる。ドスサントスは右ローから右ストレートも、ジョンズが左フックを合わせる。ジャブから走りこんで右オーバーハンドを伸ばしたジョンズが、右カーフローを決める。左リードジャブが良いジョンズ、直後のローで姿勢を乱したドスサントスが構えを変える場面も。

完全に左足を効かされているドスサントスは、オーソに戻してパンチを伸ばしていくがジャブからローを蹴られ再びスイッチする。サウスポーでは攻撃のないドスサントスに対し、ジョンズは右ストレートを伸ばし、テイクダウン狙いを切る。右を当て、ワンツー、ドスサントスのステップインをダッキングでかわして、距離をとったジョンズは左に回りながら関節蹴りを右足に決めて時間となった。

2R、足を引きずってコーナーに戻ったドスサントスは、ローで左ヒザのじん帯を負傷している可能性もある。サウスポーで右を伸ばすドスサントスに、ジョンズは右をヒットさせる。ここから左フック、右ストレートをヒットさせたジョンズは、ヒザ蹴りを受けても左ボディフックから右を入れる。

さらにボディと見せて右を2発入れたジョンズは、ドスサントスのテイクダウン狙いを切り一瞬のオーソに右ローを決める。崩れてサウスポーに構えなおしたドスサントスは左ボディフックを受け、テイクダウン狙いを2度切られる。ジョンズが左に回ると、ドスサントスは後ろ手に組み挑発する。ムッとした表情を浮かべたジョンズが左リードジャブから右ストレート、さらに右ハイを見せる。右足にも右ローを走らせたジョンズが、右ストレートをヒットすると、ケージに詰まったドスサントスのテイクダウン狙いを切り、右オーバーハンドを狙った。

最終回、ハグから戦闘を再開した両者。ドスサントスの右ロー2発に、ジョンズは右ストレートを2発見舞っていく。さらにワンツーから右を入れたドスサントスは、近距離で打ち返すドスサントスにボディフックから右を見せると、同じ動きを繰り返し──右フックがドスサントスの顔面を打ち抜く。

腰から崩れ落ちたドスサントスを見て、レフェリーが試合を止めた。見事なコンビネーションでのKO勝ちに「ゲームプランはただターゲットを見つけることだった。足だと思えば足を狙い、右のパンチ、ディショットを使った。そして頭を狙った。コーチを信じている、誰とでも戦う」と話した。


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BELLATOR Fury FC48 LFA MMA UFC   マイルズ・ジョンズ リヴァイ・モウルズ 石原夜叉坊

【Fury FC48】仏の顔は何度まで? 5度目の正直、石原夜叉坊がテキサスで猛者モウルズと再起戦

【写真】 勝って、話を聞かせてほしい──夜叉坊だ(C)MMAPLANET

25日(日・現地時間)、テキサス州ヒューストンのナイトクラブ=エスケーペード2001で開催されるFury FC48に石原夜叉坊が参戦し、リヴァイ・モウルズと対戦する。

Fury FCは2013年に活動を開始したテキサス州を本拠とするプロモーションで、米国西部を代表するフィーダーショーだ。


今年1月にプロ修斗に8年4カ月ぶりに出場を果たしたものの祖根寿麻に敗れ、UFCリリース後の1年11カ月振りのファイトを落とした夜叉坊。その後、ホームといえるカリフォルニア州サクラメントのチーム・アルファメールに戻り、5月にはグラップリングマッチに出場も、ここでも敗北を喫している。

UFC終盤から4連敗中の夜叉坊が、北米MMAで再起を賭ける一戦だが、対戦相手のモウルズは一筋縄にいかない──というよりも相当な手練れだ。

まだ26歳ながら戦績は14勝4敗で2014年のLegacy FCにおけるプロデビュー戦でエイドリアン・ヤナスを下している。Legacy FCとRFAの合体後、LFAでは3勝2敗──だが、その相手はマイルズ・ジョンズとラフェオン・スタッツというUFCとBellatorで結果を残しているファイターだ。

MMAファイターとしては殴って、テイクダウン、コントロールができるモウルズは、基本オーソドックスのファイターだがサウスポーの左ストレートに、右のカウンターを合わせるのが上手い。この右は夜叉坊を苦しめる可能性は十分にある。

とはいっても今の夜叉坊に求められるのは、対戦相手では彼が自分自身に勝てるかどうか。いってみれば気分よく自分の戦いができれば、モウルズをKOできる力を持っている。一方で、しんどい試合になった時にどこまで粘ることができるか。

この間のアルファメールでのトレーニングで、如何に心身ともにタフさを身につけているのか。しんどくない=楽に勝てるのが一番、そうでない時に夜叉坊が何を見せることができるか。仏の顔は何度まで? 自分と向き合う5度目の正直だ。

■視聴方法(予定)
7月26日(月・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS

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MIKE MMA UFC   マイルズ・ジョンズ

『UFC on ESPN 26』直前で中止になったマイルズ・ジョンズ vs. アンデウソン・ドス・サントスが『UFC 265: Lewis vs. Gane』で仕切り直しマッチ

『UFC on ESPN 26』マイルズ・ジョンズ vs. アンデウソン・ドス・サントスが直前で中止に(2021年07月18日)

 こちらの続報。


 『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』で予定されていたマイルズ・ジョンズ vs. アンデウソン・ドス・サントスのバンタム級マッチがドス・サントス陣営に新型コロナウィルスの陽性反応が出たことから直前で中止になっていましたが、8月7日にテキサス州ヒューストンで開催する『UFC 265: Lewis vs. Gane』で改めて対戦することをMMAFightingが確認したとのこと。続きを読む・・・
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MMA UFC UFC ESPN26 アラン・ボドウ アンデウソン・ドスサントス イスラム・マカチェフ ジェレミー・スティーブンス セルゲイ・モロゾフ チアゴ・モイゼス ホドリゴ・ナシメント マイルズ・ジョンズ マテウス・ガムロ マリオン・ルノー ミーシャ・テイト

【UFC ESPN26】喧嘩組技師マテウス・ガムロ、ジェレミー・スティーブンス戦へ「3R、ドミネイトしたい」

【写真】KSW時代にクレベル・コイケ、マンソール・ベルナウイ、ノーマン・パークらと国際戦で勝利してからのUFC入りだったマテウス・ガムロ(C)Zuffa/UFC

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN26でマテウス・ガムロが、ジャレミースティーブンスと戦う。

KSWフェザー級&ライト級王者として、ADCCに出場経験もあるグラップラーながら、近年は打撃中心の非常に荒々しい試合をしてきたガムロ。トラッシュトークを仕掛けた対戦相手に、ケージの中で謝罪を求めるなど、ちょっと面倒くさい性格の持ち主かと想像していたが、全くケージの中とは雰囲気が違っていた。

ポーランド国内で確固たる地位を築いたガムロが、UFCで戦う意義とは──。


──2016年10月、ヘナト・ゴミス戦でクロスヒールからサドル&内ヒールを極めて以来、インタビューをしたいと思っていたマテウスの話をついに聞くことができて非常に嬉しいです。

「おお、ありがとう。そんな頃から僕の試合を視てくれていたなんて、逆に僕の方こそ嬉しいよ」

──UFCで3試合目になり、ようやく実現しました。今の状態は?

「絶好調だよ。これから減量があるけどね(笑)(※取材は現地14日に行われた)。ジェレミー・スティーブンスのようなビッグネームと戦えることにエキサイトしているよ。この素晴らしい機会を得て、ハードトレーニングをしてきた。

ジェレミーは本当に経験豊かなファイターだ。凄くパンチ力がある。でも、穴もあるからストライカー✖レスラーのタフな戦いになるだろう。オクタゴンで彼と向き合うことが楽しみでならないよ」

──マテウスの最近の試合を見ているとレスラーというか、もうグラップラーではなくてストライカーのように感じます。

「サンキュー。僕らはコンプリートファイターにならないといけない。そのために毎日ハードな練習をしてきた。勿論、最高の試合結果はKOしたり、一本勝ちすることだけど、ジェレミーのような相手と戦うのだから、どんな局面になっても大丈夫なように準備してきたよ。

3R、15分間ドミネイトしたいと思う、ベスト・バージョンのマテウス・ガムロを見てほしい。ジェレミーのようなタフな相手と戦うために、僕はUFCにやってきたんだ」

──ポーランド国内では最高の知名度を誇るKSWでトップ中のトップとして戦ってきたマテウスですが、今言われたように強い相手を求めてUFCと契約したということでしょうか。

「KSWはポーランドだけでなく、ヨーロッパ最大の団体だよ。素晴らしい大会を続けてきたし、2階級のベルトを巻いてKSWの歴史を創ったことは誇りに思う。でもファイターにとっては、UFCが最大・最強のプロモーションなんだ。UFCのチャンピオンが、本当の意味で世界チャンピオンだ。僕はその座を狙うために、UFCと契約したんだよ。

国内で人気者になるのも良いだろう。でも世界的に見えてみると、結局のところUFCファイターが一番知名度が高いんだ」

──そのUFCデビュー戦ではまさかの判定負け、2戦目で初勝利を手にしました。初戦は戸惑うことなどあったのでしょうか。

「ファイターとしては、やることは変わらない。ケージのなかで戦うだけだよ。ただUFCで初めて戦った時は3カ月で3試合目だったから、ちょっと体がくたびれていたね。それにあの試合はグラム(クタテラデス)に負けたわけじゃない。ジャッジに負けたと思っている」

──裁定に納得がいっていないということですね。

「もう終わったことだけど、そういうことだよ」

──そのあたりは、ケージの中で見せる勝利へ拘りとちょっとした荒々しさを思い起こさせますが、普段は全く違う雰囲気なのですね。

「アハハハハ。そりゃそうだろう」

ZOOMインタビューでは、かなり厚めのレンズを眼鏡をかけていたガムロ

──正直ノーマン・パーク戦の時のような感じだと、インタビューしづらいなと思っていました(笑)。

「僕はごくごく普通の人間だよ(笑)。ノーマン・パークはトラッシュトークが過ぎた。それに対して、こっちも応えただけだから。ノーマン・パークはああやって試合を盛り上げようとしていることも分かっているけど、やり過ぎた。僕には家族がいて、子供が2人いる。だから、普通の父親でいたいんだ。口撃するなら、戦う相手だけを標的にすれば良い。

でもアイツは僕の家族にまで、色々と言った。あれは許される行為じゃないよ。ノーマン・パークにとっては、それもゲームの一環なんだろうけど、許されることと許されないことがあるからね」

──だから決着戦を終えて、マイクで謝罪を求めたのですか。

「僕と彼は友達でもなんでもない。でも、一言謝ってくれれば、それで終わりにデキる。握手して、ありがとうって言えるようになるんだ。僕は自分の道を進み、ノーマン・パークにはノーマン・パークの人生を進んで欲しい。でも、そう思えるようになるためにも謝罪は必要だったんだ」

──なるほど、ケジメだったのですね。なんとなくマテウス・ガムロという人が分かったような気がします。ところで、UFCにはドゥリーニョのようにMMAとグラップリングを並行して戦う選手もいますが、マテウスは以前のように組技マッチを戦うことはないのでしょうか。

「もちろん組技は今でも大好きだし、MMAのなかでまたレッグロックを極められるように練習も続けている。僕は過去にADCC欧州予選で2度勝って、ムンジアルにも2度出ている。柔術のことは今でも愛しているし、全てのサブミッションが大好きだ。

KSW時代は大会のなかでグラップリングマッチも戦っている。でも、今はMMAにフォーカスしたい。MMAとグラップリング、2つのゴールを持つと、練習スケジュールもMMA用とグラップリング用に分けないといけなくなるし。やることが増えて混乱してしまう。そんな風にならないためにもゴールはを1つしか持たない。UFC世界ライト級のベルトというね」

──そのためにも、スティーブンス戦に勝利してステップアップしたいです。土曜日はどのような試合をファンに見せたいですか。

「皆にはファッ〇ン・ウォーを見せたい(笑)」

──マテウス、今日はありがとうございました。激しい試合と足関節、期待しています。

「僕の方こそインタビューをしてくれて、ありがとう。キョージ・ホリグチ、そしてクレベル・コイケという友人がいる日本のことが僕は大好きなんだ。日本のファンにも僕の試合を見て応援してほしいね」

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS


■UFC ESPN26計量結果

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
チアゴ・モイゼス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ: 186ポンド(84.37キロ)
ダスティン・ストーツフス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 146ポンド(66.22キロ)
ガブリエル・ベニテス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 171ポンド(77.56キロ)
プレストン・パーソンズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス: 115.5ポンド(52.38キロ)
モンステラ・ルイス: 113.5ポンド(51.48キロ)

<バンタム級/5分3R>
カリド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)
マイルズ・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
フランシスコ・フィゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)
マルコム・ゴードン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ホドリゴ・ナシメント: 259ポンド(117.48キロ)
アラン・ボドウ: 246ポンド(111.58キロ)

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【UFC ESPN26】計量終了 ホドウフォの再起戦、プレリミ・バンタム級ウォーズ2試合に注目!!

【写真】メインで対戦するマカチェフとモイゼスのフェイスオフ(C) Zuffa/UFC

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN26「Makahachev vs Moises」の計量が行われた。

先週のPPV大会はTモバイル・アリーナの1万5000人の観客が集まって開かれたが、今回はAPEXの無観客収録大会として実施される。

メインは合計10連勝となるライト級の一番。ロシアのイスラム・マカチャフは2015年5月のUFC初登場以来、8勝1敗で現在は7連勝中、対するブラジルのチアゴ・モイゼスはオクタゴン4勝2敗ながら3連勝中だ。

計量後のフェイスオフではモイゼスが笑顔を浮かべ、マカチェフが無表情だったが、正面を向いての撮影になるとマカチェフの方から肩を組んで写真に収まっていた。


メインカードの2月にまさかのギロチンチョークで、アンソニー・ヘルナンデスにMMA初黒星を喫したホドウフォ・ヴィエイラがダスティン・ストーツフスを相手に再起戦に挑む一戦。

プレリミではトップ15圏外の熾烈かつワールドクラスのサバイバル戦が繰り広げられているバンタム級の2試合=カリッド・タハ✖セルゲイ・モロゾフ、アンデウソン・ドスサントス✖マイルズ・ジョンズに注目したい。

欧州=タハ、中央アジア=モロゾフ、ブラジル=ドスサントス、米国=ジョンズ──世界最高峰で最も層の厚い階級で、インパクトを残すファイターは誰になるのか──。

なお今大会の計量結果は以下の通り、体重オーバーは1人もいなかった。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN26計量結果

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
チアゴ・モイゼス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ: 186ポンド(84.37キロ)
ダスティン・ストーツフス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 146ポンド(66.22キロ)
ガブリエル・ベニテス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 171ポンド(77.56キロ)
プレストン・パーソンズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス: 115.5ポンド(52.38キロ)
モンステラ・ルイス: 113.5ポンド(51.48キロ)

<バンタム級/5分3R>
カリッド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)
マイルズ・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
フランシスコ・フィゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)
マルコム・ゴードン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ホドリゴ・ナシメント: 259ポンド(117.48キロ)
アラン・ボドウ: 246ポンド(111.58キロ)

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