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45 BELLATOR o カイオ・ボハーリョ ゲガール・ムサシ ジェイソン・ジャクソン ジョン・ソルター マイケル・ペイジ

Bellator CS4:メインカード第3試合・ドゥグラス・リマ vs. アーロン・ジェフリー

ミドル級。

ウェルター級王者リマ、ミドル級に上げて同時二冠を狙ったがゲガール・ムサシに判定負けすると、そこからヤロスラフ・アモソフ、マイケル・ペイジ、ジェイソン・ジャクソンに敗れ4連敗。体重オーバーもあり、前戦からミドル級に上げている。昨年5月のミドル級初戦でカステロ・ファン・スティーニスに判定勝ちし、ミドル級のランキングに入っている。36歳。

カナダのジェフリーはCage Furyでミドル級王座を獲得し、2021年にコンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。その後Bellatorに参戦し、ここまで3勝2敗。負けた相手はいずれも元タイトル挑戦者のジョン・ソルターとファビアン・エドワーズ。31歳。

ジェフリー距離を詰めるとシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。リマのガードに。インサイドから体を起こさずパウンドを入れるジェフリー。下からのリマのヒジでカットしたのか出血している。ケージまで移動したリマ。立たせないように脇を差してパンチを入れるジェフリー。バックに回る。スタンドバックに。コントロールしながらパンチを入れるジェフリー。残り45秒。リマの立ち際にヒジを入れるとタックルへ。四つで受け止めたリマ。ゴング。

1Rジェフリー。

2R。圧をかけるジェフリーだが、リマのジャブで腰が落ちた。前に出るリマだが、ジャブを突く。ジェフリーまた前に出てタックル。ケージに押し込む。テイクダウンを狙うジェフリー。一度離れてまたタックルに。ケージでこらえるリマ。離れ際にまたタックルに入るが、リマはこらえながらブラウン肘連打。離れたジェフリー。またタックルに来たジェフリー。受け止めてパンチを入れるリマ。ジェフリー四つに組んでヒザ。ダブルレッグに入るジェフリーだが、リマケージでこらえた。そのままゴング。

2Rはリマか。

3R。パンチで出るジェフリー。リマまたケージを背負う。膝着きタックル。シングルレッグから倒したジェフリー。背中を付けたリマ。ジェフリーインサイドからパウンドを入れていく。ケージで体を起こそうとするリマだがジェフリーが起こさせない。背中を向けて立ったがジェフリーのヒザをもらう。膝を着いたリマをバックコントロール。残り45秒で正対したリマ。離れたが、ジェフリーすぐにまたタックル。ケージでこらえるリマ。またテイクダウンしたジェフリー。パウンドを落とす。タイムアップ。

判定三者29-28でジェフリー勝利。

地味な戦いぶりに会場からブーイングを浴びると中指を立てるジェフリー。

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AB o UFC キック ダニエル・ロドリゲス ネイト・ディアス マイケル・ペイジ

UFC305:第8試合・リー・ジンリャン vs. カルロス・プラチス

ウェルター級。メインカードで唯一オセアニア勢の絡まない試合。

中国人UFCファイターのパイオニア・ジンリャン。フィジカルと打撃の強さで、中国人男子ファイターで初めてランキング入りしたが、そこから2勝3敗で、ランキングからも外れている。前回は2022年9月で、当初トニー・ファーガソンと対戦予定だったが、計量後にファーガソンがネイト・ディアスと対戦することになり、試合シャッフルの結果、180ポンドのキャッチウェイトでの試合を予定していたダニエル・ロドリゲスと10ポンドの体重ハンデで試合を行うことになり、健闘したもののスプリット判定負け。今回は約2年ぶりの試合。36歳。

ブラジルのプラチスは今年UFCデビューしたばかりで、2月と6月にKO勝ちし、早くも今年3試合目。現在9連勝中で、8連続KO勝ち中のストライカー。UFCでもトレヴィン・ジャイルスとチャールズ・ラドキからダウンを奪ってのKO勝ち。31歳。

ベテランで元ランカーのジンリャンに対し、プラチスがオッズではフェイバリット。

間合いに入れないジンリャン。リーチが長いプラチスの間合いの外なので、飛び込まないと打撃がヒットしない。ローで牽制する両者。プラチスカーフキック。詰めてきた。ケージを背負うジンリャンだが、プラチスはローで攻める。パンチで出たジンリャンだが、プラチスがすぐにバックステップで距離を取る。プラチス左。頭をかすめてジンリャン膝を着く。すぐ立った。プラチス左ハイ。また詰める。インロー。ジャブ。左ストレート。ケージを背負うジンリャン。ジンリャンパンチで出る。手数を増やしてきたが、またケージを背負ったジンリャン。左がヒットしジンリャンダウン!立ったがなおも狙っていくプラチス。ジンリャン前に出ていくが、右をもらいぐらついた。ホーン。

1Rプラチス。

2R。カーフを蹴るジンリャンだが、プラチスの前蹴りが顔面にヒット。左ハイ。さらに左ストレート。ジンリャンは前に出ていくが、距離を取られてパンチが届かない。ローの蹴り合い。プラチスのパンチが顔面を捕らえる。詰めてきた。ジンリャン右フックをヒット。しかし詰めたプラチスがテンカオをヒット。もらったが組み付いたジンリャン。離れた。プラチススーパーマンパンチ。またスーパーマンパンチ。左ハイ。もらったが出ていくジンリャン。左がヒットしジンリャンダウン!立たせるプラチス。とどめを刺しに行く。ケージを背負うジンリャン。プラチスの左がヒット。さらに左フックを打ち込むとジンリャンダウン!KO!

ダウンを奪ったのはすべて左。これでUFC3連続KO勝利。ウェルターならマイケル・ペイジとやっても面白い。

2年ぶり復帰のジンリャンはキャリア初のKO負け。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC303 イアン・ギャリー キック ギャリー マイケル・ペイジ

【UFC303】14戦14勝のギャリーが1・3Rにバックをとってマイケル・ペイジに判定勝利

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マイケル・ペイジ(英国)

ペイジがガードを下げた半身の構えでスイッチしながらサイドキックを狙う。ギャリーは左ミドルを見せて、右の前蹴り。ペイジは右ストレートで飛び込む。ギャリーはペイジのサイドキックをキャッチしてテイクダウンすると、ペイジはケージに身体を預けて立ち上がろうとする。

ギャリーは自分の足でペイジの足をフックして寝かせつつバックへ。足を四の字フックしてRNCを狙い、パーム・トゥ・パームで首を絞める。これを必死に外すペイジだが、ギャリーは足のクラッチを外さずにバックキープを続ける。この態勢のままラウンド終了を迎えた。

2R、ペイジは1Rほど半身に構えず、前に出て右ストレート。ギャリーは左手を伸ばして、ペイジのパンチをバックステップとスウェーでかわす。ギャリーが前に出て左ミドル、ギャリーの右カーフにワンツーを狙う。ペイジはジャブを突いて右フック。ギャリーはそこに合わせて両差しで組みつく。

ギャリーはペイジをケージに押し込んでボディと足にヒザ蹴り。ここでギャリーは自ら引き込んでペイジの左足に足関節へ。ギャリーはしつこく足を狙わずに距離を取って立つ。ペイジはサウスポーに構えて左ストレートと右フック、右のサイドキック、飛びヒザ蹴り。構えをオーソドックスに戻して左フック、飛び込んで右フック。ギャリーも左フックとスピニングバックキックを狙うが空振りに終わる。

3R、オーソドックスのペイジに対し、ギャリーは右カーフを蹴る。ペイジは前蹴りと左フック、サウスポーにスイッチする。ギャリーはパンチから右ミドル。ペイジがパンチで前に出ていくと、組みついたギャリーがやや引き込み気味に下になる。ギャリーはクローズドガードで足を四の字クラッチし、ペイジはそのままトップキープする。ギャリーが足のクラッチを外すとペイジが立ち上がり、試合がスタンドに戻る。

ギャリーの立ち際にハイキックを蹴ったペイジは右フック、ジャブと右フック。そこにギャリーがダブルレッグを合わせて、四つん這いになるペイジにバックへ。両足をフックして、腰を上げるペイジの背中に覆いかぶさるようにバックキープする。ここでギャリーが細かくパンチを落とし、試合終了となる。1・3Rにバックキープに成功したギャリーがペイジを判定で撃破。プロ戦績を15戦15勝とした。


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【UFC303】バンタム級の新鋭ペイトン・タルボット「安全なポイントゲームなんて、やりたくない」

【写真】スクショを撮る際に、5秒以上も目を剝いて待ってくれていたタルボット。実はいいヤツ (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、米国ネヴァダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されるUFC303「Pereira vs Prochazka 2」で、ペイトン・タルボットがヤニス・ゲムリと戦う。
Text by Manabu Takashima

2023年のコンテンダーシリーズでUFCと契約し、2試合連続でKO勝ちのタルボット。キャリアは8戦8勝、負け無しの新鋭は自らの一番の武器はペースだと言い切った。


MMAに求められるのは、アクションだから

――今週末にヤニス・ゲムリ戦を控えたペイトンです。調子はいかがですか(※取材は26日に行われた)。

「最高だよ。ヤニス・ゲムリとは良い顔合わせだと思う。殴り合って、エキサイティングなファイトをするよ」

──UFCで2度戦って2つのKO勝ち、判定勝ちだったコンテンダーシリーズのファイトも素晴らしいパフォーマンスでした。そんなペイトンのことを我々は、まだまだ分かっていないのですが、なぜMMAを始めたのですか。

「2017年、18歳の時にコナー・マクレガーの影響を受けて、試しにジムに行くようになった。すぐにマーシャルアーツに夢中になったよ。トレーニングをしていると、試合に出るようになって。そうなると、日に日にMMAへの想いが強くなっていった」

──MMAを始める前に格闘技の経験はあったのでしょうか。

「凄く小さな時にボクシングをやったことがあったけど、全然ダメで2カ月ほどで辞めてしまった。経験という経験があったのはレスリングだけで。レスリングはハイスクールを中心に4年ほどやっていた。けど、コレといって目立った戦績は残していない」

──それでもレスリングというベースがあったのですね。ファイトスタイルから、打撃系格闘技の経験の持ち主だと勝手に思っていました。

「う~ん、打撃が自分の一番の武器だとは思っていないよ」

──そうなのですか。

「僕の武器は体力だ。ハイペースで15分間、戦い続けることができる。結果、対戦相手は疲れて僕の打撃の餌食になるんだ」

──まさに現代MMAの申し子ですね。

「だって皆、それが見たいだろう? テイクダウンをされて、ガードの中に相手を入れて止まるなんて試合は誰も見たくないはずだ。MMAに求められるのは、アクションだから。それにケージのなかでは動きが多い方が、勝つ確率も高くなる。だから、常に動いてペースの速い試合を心掛けている」

──そして、フィニッシュを狙うのがコンテンダーシリーズ世代ですね。

「もちろん、フィニッシュを狙うのは当然だ。もともと、組んで倒してコントロールする試合なんか、好きじゃなかったし。そうやって勝つファイターがいることは分かっている。それはそれで構わないけど、そんなことがしたくてMMAを戦っているわけじゃないから。

結果的に僕は自分がやりたいことをするためにオクタゴンに上がっている。それこそが、コレをやって金を稼ぐのに相応しいファイトだと思っている。安全なポイントゲームなんて、やりたくない」

日本のアニメから受けた影響も絶大だよ

──それこそ、コナー・マクレガーに感化されてMMAを始めたペイトンらしいファイト・フィロソフィーですね。

「実際にMMAのトレーニングを始めてからも、コナーから受けた影響は大きい。あとはマックス・ホロウェイ、そしてネイト・ディアズ……でも、子供の頃に日本のアニメから受けた影響も絶大だよ(笑)。ドラゴンボールZに、幽遊白書からファイティング・スプリットとは何かを学んだんだ」

──なるほどぉ。では日本のMMAに興味を持ったことは?

「それは……余りないかなぁ。なんか、凄いステージがあって、ダンスをしたりしているのは受けたけど(笑)。ファイターでは、UFCとサインをしたばかりの……。そう、カイ・アサクラだ。彼のハイライトは見たよ。良い選手だよね」

──では同じバンタム級でUFCデビューを果たし、連勝中の中村倫也選手の印象を教えてください。

「う~ん、ちょっと分からないなぁ……。あのレスラーかい?」

──そうです、レスリングがベースです。

「まぁ、視界に入ってくれば気にかけるようにするよ」

──……押忍。では、土曜日に戦うゲムリの印象は?

「きっと、たくさん蹴ってくるだろうね。そしてカウンターの一発を狙って、我慢強く戦ってくるはずだ。ちょっとフラストレーションがたまる試合になるかもね。あの動きを僕のグルーブに誘い込むのは、ちょっと面倒くさいと思う。

ちょっと変な打撃だろう? なんか蹴りとパンチのコンビネーションがおかしいんだよ」

──確かに。構えも特徴的で。ただ、時折り力強いクリンチゲームも展開します。

「あんまり寝技の展開は見たことがないけど、上半身を固める組みを使うのは確かだ。でも、あんな風に固めてくるとスタミナを無駄にするだけだ。そこから先は、彼のやりたい試合にはならない。まぁ、何分間も相手をケージに押し込むようなヤツだよ。

だからこそ、動きまくって肉弾戦を皆に見てもらいたい。まだ僕のことを認識していないファンがいれば、きっと考え方が変わる試合になる。もう意識しないわけにはいかなくなるよ。しっかりと皆が喜ぶ試合をし続けるよ」

──その先に狙うは、タイトル挑戦と。

「そうだね、上手くいけば1年半後ぐらいにはトップに立っているだろう」

──ペイトン、今日はインタビューに時間を割いてくれてありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「ハイ。アリガトゴザイマス。オヤスミ」

■視聴方法(予定)
6月30日(日・日本時間)
午前7時分~UFC FIGHT PASS
午後11時~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■ UFC303対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ポアタン・フェレイラ(ブラジル)
[挑戦者] イリー・プロハースカ(チェコ)

<ライト級/5分3R>
ブライアン・オルテガ(米国)
ディエゴ・ロピス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
メイシー・シェエソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
マイケル・ペイジ(英国)

<ミドル級/5分3R>
ジョー・パイファー(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R
カブ・スワンソン(米国)
アンドレ・フィーリ(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ヤニス・ゲムリ(フランス)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン・ゴメス(米国)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
マルティン・ブダイ(スロバキア)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
鶴屋怜(日本)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
ヴィニシウス・オリヴェイラ(ブラジル)

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BELLATOR o UFC キック クレイグ・ジョーンズ ドゥグラス・リマ マイケル・ペイジ

UFC on ABC6:第4試合・リナト・ファクレトディノフ vs. ニコラス・ダルビー

ウェルター級。

ロシアのファクレトディノフはUFCデビューから3連勝でランキング入り。昨年11月の前戦はエリゼウ・ザレスキと対戦したが、2Rまでテイクダウンと大振りな打撃で攻めたものの、3Rに消耗してザレスキの猛攻を受け、なんとか凌いで3Rを10-8で落としてのドロー。今年に入ってからはグラップリングマッチで2試合しており、元Bellatorミドル級王者のドゥグラス・リマに判定勝ちしたが、クレイグ・ジョーンズには三角絞めで一本負け。その間、マイケル・ペイジらがランキングに入ってきたため、ランキングから押し出されている。コンバットサンボがバックボーンで、ロシア選手権準優勝。32歳。

デンマークのダルビーは、一度リリースされた後、2019年のデンマーク大会でUFC再デビュー。それ以降6勝1敗1NCと大きく勝ち越し。前戦ではキャリア無敗のボンフィム兄弟の弟と対戦。事前のオッズでは大幅なアンダードッグだったが、序盤のボンフィムの攻めを凌ぐと、失速したボンフィムをケージに追い込んでパンチ・膝を打ち込み、最後はボンフィムが足関を狙ってきたところにパウンドを打ち込みビッグアップセット勝利。現在4連勝中。39歳。

オーソドックスのファクレトディノフに対し、スイッチを繰り返すダルビー。パンチから四つに組んだダルビーがダブルアンダーフックでクラッチするとケージに押し込む。ヒザをボディに入れるダルビー。首相撲から入れ替えたファクレトディノフが離れる。ダルビーは左右のパンチからカーフキック、左ハイ、前蹴りと繋ぐ。ファクレトディノフがタックルへ。ダルビーの左足をキャッチしてテイクダウンを狙うが、ダルビーはケージでこらえる。入れ替えて離れるダルビーだが、ファクレトディノフの右フックをもらってヒザを着く。すぐに立ち上がるも、ファクレトディノフがケージまで追い込んで左右のフックを連打。クリンチで凌いだダルビー。残り30秒で離れると、ダルビーが左右のパンチを出していくが、徐々に圧を掛けられケージまで後退。そこに飛び膝を放ったファクレトディノフ。1R終了。

1Rはダウンも奪ったファクレトディノフのラウンド。

2R。ダルビーが左右のパンチで先手を取るが、ファクレトディノフがプレッシャーを掛けてケージまで下がらせる。前に出ようとしたダルビーにカウンターのタックルでテイクダウンを奪うが、ダルビーはケージを使って立つと、両脇を差して入れ替える。引き剥がしたファクレトディノフ。ファクレトディノフの右フックをかいくぐってタックルに入ったダルビーが両脇を差してケージに押し込む。押し込みながらヒジを入れるダルビー。放して左右のパンチを打ち込んだダルビー。さらに首相撲からヒザを入れ離れる。ファクレトディノフは消耗したのかスローダウン。ダルビーが左右のパンチを打ち込むとまたケージに押し込む展開へ。離れたダルビーに左右のパンチをヒットさせたファクレトディノフ。ダブルレッグへ。ケージ際で倒したファクレトディノフに対し、ダルビーはケージを背負って立ち上がろうとする。ダルビーが立ち上がった直後に2R終了。

2Rはほぼ互角。

3R開始直後にタックルに入ったファクレトディノフ。スタンドバックを奪うが、ケージ際で正対したダルビー。押し込んでテイクダウンを狙うファクレトディノフに首相撲からヒザを入れたダルビー。ファクレトディノフ再びタックルへ。ダブルレッグで尻もちをついたダルビー。ケージを使って立ち上がるダルビー。離れ際にパンチを入れたファクレトディノフ。ダルビーがすぐにパンチで詰めてくるが、ファクレトディノフが再びタックルでテイクダウン。ダルビーがスイッチでバックを取り返すも、ファクレトディノフはすぐに立ち上がり離れる。再びタックルに入るファクレトディノフ。ケージに押し込むが入れ替えたダルビー。残り40秒で離れた。またタックルに来たファクレトディノフにヒザを合わせたダルビー。四つでケージに押し込む。残り15秒で離れ、両者ともに大振りの打撃を放つ。打ち合いのままタイムアップ。

29-28ダルビー、29-28ファクレトディノフ、29-28ファクレトディノフ。スプリットでファクレトディノフがUFC戦績を4勝1分とした。ダルビーは連勝が4でストップ。

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45 AB MIKE MMA o ONE UFC   エディ・アルバレス ジェイク・ポール ボクシング マイケル・ペイジ ルーク・ロックホールド

7.20 ジェイク・ポール vs. マイク・ペリーが決定/ポールは11.15 マイク・タイソン戦と連戦に

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7.20 ジェイク・ポール vs. マイク・タイソンがタイソンの体調不良で延期に/両者がコメント(2024年06月01日)

 こちらの続報。


 ジェイク・ポール vs. マイク・タイソンが7月20日から11月15日に延期されるとのこと。会場は当初の予定通りテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアム、配信もNetflixと変わりません。


 その後、7月20日にジェイク・ポール vs. マイク・ペリーが行われることが発表されています。会場はフロリダ州タンパのアマリー・アリーナでDAZNが配信するとのこと。ポールは連戦となります。

 マイク・ペリーはUFC時代は戦績7勝8敗の中堅ファイターに過ぎませんでしたが、ベアナックル・ボクシングに活路を見出すとBKFC戦績5勝0敗の快進撃。勝った相手もマイケル・ペイジ、ルーク・ロックホールド、エディ・アルバレス、チアゴ・アウベスと錚々たるメンツです。以前からジェイク・ポール戦をアピールしていましたが、タイソン戦の延期により念願叶いました。続きを読む・・・
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AB o UFC ニック・ディアス マイケル・ペイジ

UFC302:第10試合・ケビン・ホランド vs. ミハル・オレクシェイチュク

ミドル級。ホランドウェルター級の15位。

ホランドは3月の前戦ではUFCデビュー戦のマイケル・ペイジと対戦。ストライカー対決だったが打撃では押され気味で、2Rにはテイクダウンからチョークを仕掛けてあわやの場面を作ったものの、3Rに失速し判定負け。当初、8月にニック・ディアスと対戦するオファーを受けていたが、もっと早く試合をしたいとのことでオファーを拒否(ディアスは後にビセンテ・ルーケと対戦することが発表)。今回のオファーは階級上のミドル級契約だったが、早期の再起戦を選択した。31歳。

ポーランドのオレクシェイチュクは逆にライトヘビーから落としてきて、ここまで3勝2敗。前回はミシェウペレイラにチョークで落とされ秒殺一本負け。UFCでの7勝中6KO、5敗中4一本負けと、ホランド同様グラウンドに穴があるストライカー。29歳。

オッズは実質階級下だがランカーのホランドがフェイバリット。

ホランドがオーソ、オレクシェイチュクはサウスポーで構える。左を入れたオレクシェイチュク。詰めていきパンチを打ち込む。下がって回るホランド。ジャブを打ち込むが、右の蹴りに左フックを合わせられダウン!上からパウンドを入れるオレクシェイチュク。ホランドガードから腕十字へ。迂闊に取られたオレクシェイチュク。仰向けになって完全に腕を伸ばされたが、ポイントがずれているのかタップしない。ホランド脇に抱えて抱え十字に。まだタップしないオレクシェイチュクだが、レフェリーハーブ・ディーンが止めた。

ストップに抗議するオレクシェイチュク。ポイントがずれていたのかもしれないが、あれだけ完璧に腕を伸ばされたのなら止められても仕方ない。

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45 AB F1 o UFC   ケビン・ホランド マイケル・ペイジ ミシェウ・ペレイラ ミハウ・オレキシェイジュク

6.1『UFC 302』でケビン・ホランドとミハウ・オレキシェイジュクが対戦

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 UFCが6月1日にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催する『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でケビン・ホランド vs. ミハウ・オレキシェイジュクのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ホランドは3月の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でマイケル・ペイジに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCウェルター級ランキング15位。今回2年8ヶ月ぶりのミドル級復帰戦です。

 オレキシェイジュクは同じく3月の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でミシェウ・ペレイラに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA o PFL UFC アレクセイ・クンチェンコ キック マイケル・ペイジ

PFL2024#3:第10試合・ローガン・ストーリー vs. シャミル・ムサエフ

ウェルター級リーグ戦。

元Bellator暫定王者のストーリー。最終ランキングは2位で、PFL出場ウェルター級選手では最上位。レスリングではNCAAディヴィジョン1で3位。Bellatorで育成されたが、ヤロスラフ・アモソフに判定負けでMMA初黒星。その後王者となったアモソフがロシアのウクライナ侵攻に伴い活動休止すると、22年5月にマイケル・ペイジと暫定王座決定戦で対戦。ペイジをテイクダウンで封じ込んで判定勝ちし、暫定王座を獲得した。しかし昨年2月のアモソフとの統一戦では判定負けしている。17勝中9KOで一本勝ちはなし。31歳。

ロシアのムサエフは今年のレギュラーシーズンで数少ない新規契約組。M-1チャレンジで5戦全勝すると、ポーランドのKSWに主戦場を移し、そこでも3勝0敗1分け。前戦はロシアのRCCで、UFCで岡見にも勝っているアレクセイ・クンチェンコと対戦し、1RKOしている。16勝0敗1分けで、16勝中9KO勝ち。30歳。

前に出ていくストーリー。ムサエフサークリングで距離を取る。ケージに詰めてタックルに入るストーリー。ボディロック。ケージでこらえるムサエフ。外掛けでテイクダウンを狙うが倒せず。ムサエフ腰が重い。差し返して押し返す。離れたストーリー。すぐに詰めていくが、ジャブをヒットさせるムサエフ。またケージに詰めてパンチを入れるストーリー。右を打ちながら出る。ケージを背負い続けているムサエフ。右フックを出したストーリーにジャブを入れるムサエフ。なおも詰めるストーリー。左をヒット。ムサエフバックスピンキック。ボディに入りスリップダウンしたストーリー。距離を詰めるムサエフにタックル。切られた。ムサエフボディ。パンチをヒットさせる。ストーリーちょっと打撃をもらっていたがまた出ていく。が、ジャブをもらい止まった。下がったところにワンツーを入れるムサエフ。ケージを背負って止まったストーリーにパンチのラッシュからヒザ!なんとかガードしてしのぐストーリー。パンチをもらって片膝を着いたストーリーだがゴング。

1Rムサエフ。ヤロスラフ・アモソフにしか負けていないストーリーを1R終盤は圧倒。

2R。あえて前に出てきたストーリーだがムサエフのパンチを貰いダウン!ムサエフパウンド!背中を向けて立とうとしたストーリーの脇の下からアッパーを打ち込むと意識が飛んでKO!

メジャーデビュー戦となるムサエフ、元Bellator暫定王者を2RKOし5点獲得。一気に今大会台風の目に。

Bellatorサイドのトップ選手だったストーリーだがまさかのKO負け。決勝進出以前に、まず2ヶ月後の2戦目に出場できるのかどうか。

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BELLATOR MMA o PFL キック マイケル・ペイジ

PFL2024#3:第8試合・ゴイチ・ヤマウチ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級リーグ戦。Bellator時代の2022年に対戦した両者のリマッチがなぜかPFLで組まれた。

当初フェザー級だったゴイチは減量が厳しくなりライト→ウェルターと転向。しかし178cmはウェルター級では相当小柄で、ウェルターだと体も絞りきれていないように見える。ウェルターで2連勝後、昨年3月にマイケル・ペイジと対戦したが、ローキック一発でゴイチの膝が外れTKO負け。多分にアクシデント的な決着ではあったが。今回はそれ以来の試合。31歳。

ネイマンはエリオの兄カーロスの息子・ホブソンの娘カーラ・グレイシー柔術8段のマーシオ・スタンボウスキーの間に生まれた子で、物心付く前から柔術を始めた。柔術の実績は茶帯で世界選手権3位、黒帯ではノーギ世界選手権で3位。柔術MMAは叔父ヘンゾ・グレイシーの元で学んでいる。WSOFでデビュー後はBellatorで育成されるが、デビューから8戦まではプロテクトされており、明らかに格下相手との対戦のみ。9戦目のウェルター級GP一回戦からの戦績は4勝4敗。典型的柔術家で、テイクダウンできれば強いが、テイクダウンを奪えないレスラー相手だとタックルを切られてジリ貧になる。35歳。

1度目の対戦は、序盤からゴイチがパンチを効かせる展開で、寝技には付き合わず、ネイマンがパンチで出ようとしたところにアッパーを打ち込み、ダウン後のパウンドでゴイチがKO勝ちした。ネイマンにとってはキャリア唯一のフィニッシュ負けとなる。

やはり腹周りが太めのヤマウチ。パンチからネイマンの蹴りをキャッチしたが放した。ネイマンが組みに行くが、ヤマウチケージに押し込む。パンチを入れて離れたヤマウチ。プレスするヤマウチ。ヒザを入れたネイマンがテイクダウンしたが、グラウンドには行かず立たせた。ワンツーを入れるヤマウチ。ネイマンもらった。ケージ際をサークリング。タックルを受け止めるヤマウチ。ネイマンまたタックルに入るが距離が遠く切られた。ヤマウチクリンチアッパー。ネイマン飛びつき腕十字。しかし肘を抜いて離れたヤマウチ。左が入るネイマンダウン気味に倒れた。残り1分。ヤマウチまたグラウンドに付き合わず立たせた。パンチで出たネイマンだがヤマウチの左フックがヒット。タックルを切る。ゴング。

1Rヤマウチ。前回同様、打撃のレベルに差がある。

2R。詰めていくヤマウチ。ネイマン下がってサークリング。打撃もタックルも防がれて手詰まりになってきた。詰めてパンチを入れるヤマウチ。ネイマンが組もうとすると引き剥がす。バックキックを見せたネイマン。ヤマウチもバックキックを出したがキャッチされた。テイクダウンしてグラウンドに持ち込もうとしたネイマンだが、ヤマウチすぐに立って離れた。スタンド。カーフキック。ジャブ。ネイマンもカーフ。ネイマンクリンチアッパー。強いパンチを入れたが、ヤマウチが出るとまたサークリングして下がる。残り1分。右を一発当てたネイマン。詰めてきたヤマウチ。ワンツーがヒット。距離を取り離れるネイマン。ゴング。

2Rヒット数の差はそこまでないが、ヤマウチのラウンドか。

3R。また詰めるヤマウチ。ネイマンのタックルを首を抱えてがぶるが放す。ヤマウチ詰めてパンチの連打をヒット。ネイマンの蹴り足をキャッチ。振りほどいたネイマン。詰めていくヤマウチ。ネイマンタックルも切られる。ネイマン右をヒット。前蹴り。キャッチしてそのまま右を入れたヤマウチ。飛び込んだところで組もうとしたネイマンだが組めず。タックルに入ったネイマン。受け止めたヤマウチだが引き込んだネイマン。ヤマウチハーフで枕を取って押さえ込む。パウンドを入れるヤマウチ。ハーフで固めた。会場はブーイング。ネイマン下で動かず。勝っていると思っているわけではないだろうが…。タイムアップ。

29-28×3でヤマウチ勝利。2Rはネイマンだったが、基本的にはヤマウチペースのまま判定勝ち。3ポイント獲得。

本人が望んだかどうかわからないリベンジ戦だったが、前回と同じように打撃で押されてグラウンドに付き合ってもらえない展開で判定負け。