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【DWTNCS S04 Ep10】ロンダの盟友マシアスの柔道に、パウラはシュートボクセ流首相撲で組み勝ち大勝

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
ポーリーン・マシアス(米国)

ロンダ・ラウジーの柔道仲間だったマシアス、対するパウラはシュートボクセ・ファイターだ。サウスポーのマシアスが右をジャブ、パウラは遠い距離から右を2発打ち込む。アッパーを見せ、組ませないよう戦うパウラが右から左フックを打っていく。マシアスはダブルレッグを組みつき、ジャンピングガ―ドのように足を絡ませたパウラを豪快に大腰で投げ切る。

パウラは体を捩じり、上四方から逃れると立ち上がって離れる。マシアスは右フックを空当てダブルレッグ、2度に渡りテイクダウン狙いを切ったパウラはがぶってアナコンダチョークへ。肩にヒザを入れるパウラに対し、マシアスは頭部にヒザをもらわないようヒザ、両手をマットにつける。尻をマットにつけたマシアスだが、組みにアジャストを加える背中をつけ足をフックするが極め切ることはできなかった。

2R、パウラがミギミドルハイを2発、打撃戦に削られてきた感のあるマシアスはワンツーで殴られクリンチも、投げを打つことはできない。フックを見せて離れたマシアスに右ミドルを決めたパウラは、ボディから顔面にパンチを打ち込む。マシアスはダブルレッグ&小外掛けでテイクダウンも、三角狙いで足を抜いてスタンドに戻ってしまう。

この局面で寝技を続けることを選択できなかったのは痛い。パウラは右ストレートから、距離が近づくとミドルに続きヒザをボディに突き刺す。直後にダブルに切れがなくなったマシアスは首相撲からエルボー、ヒザを受けると引き込んで足関狙いに。鉄槌を落とし正対したパウラが、上体を起こして右のパウンドを3発打ち込む。マシアスはクローズドを取り、腕十字狙いも中途半端でエルボーを打たれ厳しい展開となった。

最終回、右を振るって組んだパウラがケージにマシアスを押し込み、ヒザを突き上げる。さらにエルボーを入れたパウラは、胸を合わせた状態でもマシアスに組み負けず右エルボーを顔面に打ち込む。右エルボーを入れて離れたパウラはローから右ハイ。これは空振りになると、マシアスが左ミドルを決める。しかし、組んで倒せないマシアスはボディへのヒザをケージ際に10発以上と蹴り込まれる。フラフラになったマシアスは、組みに全く力がなくなる。

残り1分、左右のヒザ、エルボーでマシアスをケージに押し込んだパウラは、首相撲で柔道を制し一方的な展開に持ち込む。ヒザを受けた体を宙に浮くようにあったマシアスは、最後までたち続けたが、判定で勝ち目はなかった。


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