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UFC on ESPN+105:第3試合・コーディ・ステーマン vs. ダモン・ブラックシア

バンタム級

ステーマンはレスリングを活かした押さえ込みを武器に、前座戦線では好成績を上げたが、相手のレベルが中堅~ランカークラスに上がると、タックルを切られて攻め手がなくなる展開に陥りがちで、戦績も頭打ちに。かつて引き分けた(内容ではほぼ勝っていた)ソン・ヤドンが打撃のフィニッシュ力を武器にランキング戦線で戦えているのとは対照的。現在ダグラス・シウバ・デ・アンドラージとタイラー・ラピルスに敗れて2連敗中。試合当日に誕生日を迎えて35歳になる。

ブラックシアは12勝中一本勝ちが8回の寝技師。ホゼ・ジョンソン戦ではUFC3人目となるツイスター勝利も飾っているが、ここまでの戦績は2勝3敗1分と負け越し。前戦はレスラーのモンテレ・ジャクソンに開始直後のパンチをもらって意識を飛ばされての秒殺KO負け。30歳。

前後に細かいステップを踏むステーマン。飛び込むフェイント。詰めてきたブラックシアにパンチの連打をヒット。ミドルを蹴るブラックシア。ステーマン飛び込んでワンツー。また飛び込んでワンツー。ブラックシアは飛びヒザを見せる。さらにワンツー。ステーマンが飛び込んでくるとテンカオを合わせる。ケージを背負ったステーマンに飛びヒザ!さらにパンチ連打を打ち込みヒット。ステーマンタックルに入るが、ブラックシアがぶるとバックに回る。首を狙った。正対したステーマンだがブラックシアギロチン!マウントにして絞める。がっちり入っているように見えるが耐えているステーマン。外れたがバックに回ったブラックシア。リアネイキドチョーク。喉元に入りタップアウト!

ブラックシア、UFC戦績は3勝3敗1分の5割だが、3勝はすべてフィニッシュしての勝利。飛びヒザを効かせてからチャンスを逃さず仕留めに行った。

ステーマンは3連敗。自らの誕生日を飾れず。年齢的にも厳しい状況に。

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【UFC ESPN57】「レスリング、レスリング、レスリング」バックを制したアルマバエフがジョンソンを下す

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ホゼ・ジョンソン(米国)

身長で下回るアルマバエフがガードを固めて右ローを打つ。ジョンソンはプレスをかけ、アルマバエフにケージを背負わせて左ジャブを突く。サークリングするアルマバエフに対し、ジョンソンが右を振るった。ジョンソンの右カーフキックを受けて、アルマバエフがバランスを崩す。ジョンソンの右前蹴りをキャッチしたアルマバエフは、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。背中を着かされたジョンソンは、スイープを狙うも失敗。下からパンチを打ち込み、再びアルマバエフを足で浮かせる。

耐えたアルマバエフがパスを狙うと、アルマバエフは三角をセットアップする。これを振りほどいたアルマバエフが、パウンドの上下に散らして削る。しかし手数が少ないアルマバエフに対し、ジョンソンがスイープを仕掛けた。アルマバエフは立ち上がってバックに回る。一度倒したあと、立ち上がったジョンソンの背中に乗っかり、スタンドのまま右腕を首に回した。RNCは極められなかったが、バックコントロールからジョンソンにヒザを着かせる。ラウンド終了までアルマバエフが組みでコントロールした。

2Rもジョンソンが前に出る。アルマバエフは右スピニングバックキックから距離を取り、シングルレッグで組みついた。これをカットしたジョンソンがトップを奪い、マウントから三角をセットアップする。足を組んでから背中を着け、ケージ際で絞め上げるジョンソン。頭を引きつけるも、アルマバエフが耐える。頭を抜いたアルマバエフがバックに回った。

バックマウントから右腕を首に回すもRNCは極められず。しかしトップを奪い、三角対策か足をケージに向けてパウンドを落としていく。ジョンソンもアルマバエフの体を浮かせるも、スイープには至らない。アルマバエフがパスを狙い、亀になったジョンソンからバックを奪う。アルマバエフがRNCを狙いながらパンチを打ち込んでラウンドを終えた。

最終回、ジョンソンが左ジャブを突くも、1R~2Rほどの勢いはない。アルマバエフが右スピニングバックキックから組みつき、バックに回る。しかし切り返したジョンソンがマウントを奪い、暴れるアルマバエフに対してバックマウントに移行した。四の字フックで組んだジョンソンを振り落とせずも、反転したアルマバエフがトップへ。右オーバーフックでディフェンスするジョンソンに、アルマバエフがパウンドを落としながら足を一つ越えた。

さらにバックに回ったアルマバエフが四の字フックからパンチで削り、右腕を首にねじ込む。アルマバエフがRNCで絞め上げると、アゴの上だがジョンソンの目に力がなくなる。アルマバエフは左腕を回してパームトゥパームに切り替えた。凌ぐジョンソン。アルマバエフが再び右腕に戻して絞め上げたところでタイムアップに。

フルマークの判定で勝利したアルマバエフは、試合後に「レスリング、レスリング、レスリング」とゲームプランを語り、次の対戦相手としてカイ・カラフランスの名前を挙げた。


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