<バンタム級/5分3R>
ショーン・バンチ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
フィルダフス・ハサノフ(ウズベキスタン)
フィラデルフィア在住のウズベキスタン人ファイター=ハサノフが、BellatorからUAEWを経てEagle FCに辿り着いたバンチに対し、左ローを蹴ってケージの前を右に移動する。待ちの姿勢から右を伸ばしたバンチは、そこに左を合わされそうになって下がる。ミドル、ローと蹴るハサノフはやや引けた感のある構えで左ハイを蹴られるが、このタイミングでテイクダウンを決める。
スクランブル狙いをがぶったバンチはギロチン、立ち上がったハサノフの腹にヒザを2発突き上げる。ハサノフは離れてジャブを伸ばし、バンチが右を合わせようとする。右を伸ばそうとしスリップしたハサノフを再びがぶりで捕えたバンチはスネや太腿にヒザをうちつける。最後はワキ腹にパンチを入れたバンチが初回を取った。
2R、スピニングバックフィストが届かなかったハサノフは、ケージの前を回りつつバンチの右をかわす。バンチの右に右を合わせたハサノフは、足が泳ぐバンチに左ハイを決める。前方に崩れたバンチのバックを取ったハサノフが、後方からパンチ、ヒザを入れる。バンチが立ち上がって胸を合わせると、ハサノフは離れて後ろ回し蹴りを狙う。続く左ジャブで腰から崩れたバンチは、すぐに立ち上がったが手を出すことできない。
それでもカハサノフは左に回り、カウンター狙いに徹して戦う。自然、時間が過ぎバンチが右を振るって前に出る。ワンツーを放って、離れるハサノフはシングルをスプロールして左ローと決めに行くことはなく、最後に後ろ回し蹴りから左を伸ばしてラウンドを締めくくった。
最終回、バンチがジャブで前に出る。ハサノフはケージの前を回って待ちのファイトに。バンチはダブルを切られ、ハサノフが左ハイを狙う。ここはブロックできたバンチは回り続けるハサノフに右オーバーハンド──も、左のカウンターが待ち受けている。間合いを取り直してなお、左を被弾したバンチだが、右フックに組みつきバックに回る。ウィザーから立ち上がろうとしたハサノフだが、ワキを潜ったバンチが手を払ってスクランブルを許さずバックコントロールへ。
ハサノフの立ち上がる力を利して、後方に豪快なテイクダウンを決めたバンチがバックコントロール&パンチで攻勢に。スクランブルに持ち込めず、ヘキサゴン中央で下になったハサノフはキムラを仕掛け時間を迎えた。
結果──初回と最終回を取ったバンチ、2Rとビッグラウンドとできなかったハサノフから判定勝ちを手にした。