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MMA MMAPLANET o UFC UFN210 アレン・アメドフスキー アンドレ・フィーリ キック グレゴリー・ホドリゲス コリー・サンドハーゲン ジェイク・シールズ ジャビッド・バシャラット ジョセフ・パイファー ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン トニー・グレーブリー トレヴィン・ジレス ビル・アレジオ ホドリゴ・ナシメント ボクシング マフクアンドレ・バリユー ローマ・ルックンブンミー

【UFN210】グレーブリーと対戦、ジャビッド・バシャラット「他のバンタム級ファイターとは違う」

【写真】明晰な頭脳と、タフな精神を持っていそうなジャビッド・バシャラットだった(C)MMAPLANET

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN210:UFN on ESPN+68「Sandhagen vs Song」でジャビッド・バシャラットがトニー・グレーブリーと対戦する。

アフガン生まれ、7歳の時に英国へ移住したバシャラットは、弟のファリドが前回のコンテンダーシリーズでUFCとの契約を実現させた。ファイトウィークに弟が人生を賭けたし勝負に挑む。その事実はジャビッドの心理状態にどのような影響を与えたのか等を尋ねた


――2度目のUFCでの試合を土曜日に控えているなか、昨夜のコンテンダーシリーズでは弟さんのファリドが試合をしました。自身の試合があるなかで、弟の人生が懸かった試合がある。戦いになかなか集中できなかったのではないでしょうか。

「もちろん、弟の試合のことは気になったよ。でも、これまでに何度も同じに日に戦う経験を子供の頃からしてきた。同じ週ではなく、同じ日にね。そうやって僕らはキャリアを積んできた。今回は僕にとっても、弟にとっても人生で一番大きな試合という状況だけど慣れたものだよ。こういうのはね。

それに弟の力を信じていたし、間違いなく勝ってUFCと契約できると思っていた。だから何もマイナスになることはなかった。ファリドには『契約が懸かっているからと言って、何か余分なことをする必要はない』と伝えていたんだけど、しっかりとそのアドバイスを守っていたよ。サブミッションやKOが望まれているのは分かっている。でも、弟のスタイルは綺麗で、普通にやれば詰まらない試合にはならない。だから無理矢理フィニッシュを狙い過ぎて、いつもと違う動きをする必要なんてないんだ」

──コンテンダーシリーズだからといって、自分のスタイルを変えてはいけないと。

「もちろん、退屈な試合をしてはいけない。ファリドは普段から、動きで人々を魅了できる。だから、自分の良さを失わないで戦うことが必要だったんだ」

──実際判定勝ちでしたが、フィニッシュできなかったことで契約できないかもという不安はなかったですか。

「ほとんどなかった。弟はやり過ぎることなくフィニッシュを狙っていたし、相手はタフだったからね。いつもフィニッシュできるわけがない。コンテンダーシリーズではフィニッシュが必要というのはその通りだ。でも、狙いすぎてペースを乱した結果、隙ができて負ける選手もいる。当然、安全に戦うことは大切だけど、そこに重きを置きすぎた試合をしてはダメだ。気を抜かないよう、フィニッシュを狙う。そういう試合をファリドはしていたよ」

──結果、UFCとのサインを勝ち取りましたが、ファリドの勝利はジャビッドの背中をさらに押してくれたでしょうか。

「もちろん、そうなったよ。もう弟の試合のことを考えないで済むしね。今はリラックスして、自分の試合に集中している。ただ弟と一緒に勝つことをモチベーションにしていたわけじゃない。戦うのは僕本人、他からモチベーションが得られるようは求めていない。それでも一緒に練習して、弟が自分の戦いをして勝ったのだから、自分もそうできると信じているよ」

──ところでジャビッドはアフガニスタン生まれですが、英国育ちだそうですね。

「20年前、7歳の時にアフガニスタンを離れた。アフガニスタンは内戦状態が続いており、家族が安全に生活できる環境がなかった。父は国を離れることを決め、まずはパキスタンの難民キャンプに身を置き、そこからロンドンに移り住んだんだ。アフガニスタンにいる時は体だけでなく、メンタル面でも常に生き残ることを考えて、凄くタフになれた。そしてロンドンでマーシャルアーツに出会って、新しい人生を見つけることができたんだ。英国が、ロンドンが僕らの人生を変えてくれた。感謝してやまないよ」

──今はそのロンドンを離れて、ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習していますね。

「ロンドンを離れたわけじゃない。練習のために来ているんだ。ボクシング、キックボクシング、柔術、レスリングと全ての面で上達させるには、上のレベルでの練習が必要だった。コンテンダーシリーズに出た時にエクストリーム・クートゥアーで練習させてもらい、UFC PIも知った。『あぁ、ここだ。次のレベルに行くには、ここで練習するしかない』と思った。ただ僕はいつも練習しているから、ずっとラスベガスにいることになる(笑)。

楽ではないね。生活のコスト、練習をするのも金が必要だ。そうやって10カ月やってきたので、なかなかハードだよ。でも、将来に向けて僕のスキルは朝の練習ごと、夜の練習ごとに進化している。ジェイク・シールズとデイビー・クーパーのお陰でね」

──バシャラット兄弟の試合を見ていると、しっかりと自分をコントロールして、やるべきことがクリアになって戦うことができているように感じます。

「試合中は何を考えようが、何が起こるか分からないことを理解しているんだ。だから、弟の試合でもコーナーに就くことはない。僕の戦いは僕の戦いで、弟の戦いは弟の戦いだ。集中力を切らさないよう戦うだけなんだ。それは僕の生い立ちのなかで、身に着けることができた能力なのかもしれない。

自分が何をしないといけないのか。自分のすべきことに集中している。運よく、ここまで無敗でこられたけど、自分のやるべきことをやって負ければ、そこから学ぶことは大いにあるはずだ。自分のやるべきことができず、全力で戦えない方が敗北よりも良くないことだと思う。こんな風だから試合前は凄くナーバスになってしまうんだ。

相手を恐れているからじゃない。自分の全てを出して戦えるかどうかという部分で神経質になる。僕が人生を賭けて練習してきたことを、15分で出し切れるのか。出し切れないことを考えると、怖いんだ。簡単なことじゃないからね、相手がいて。その相手も同じに様に全てを賭けて僕を倒そうとしているわけだから」

──ところでエクストリーム・クートゥアーでは、日本人選手と練習することもありましたか。

「イエス、イエス、イエス。タツロー・タイラ、リョー・オカダ。それとレイだ。凄く気持ちの良い連中だよ。リョーはベリーナイスガイだ。そして、皆よく練習をするし。良い練習ができた。レイも良い選手だ。将来有望だよ。レイは練習をしっかりして、パーティーもせず練習で何がデキて、何がデキなかったかをしっかりと分かっていた。とてもスマートだ」

──怜選手は前の日曜日に日本で試合をして、1RでTKO勝ちしています。ジャビッドも続きたいところですが、グレーブリーは力強いテイクダウンを持つレスラーです。ジャビッドは彼に対して、どのようなアドバンテージを持っていると考えていますか。

「全てだ。僕は全てにおいて彼を上回っている。レスリングですら、ね。レイに尋ねてくよ。どれだけ僕はレスリングが強いかのを(笑)。僕はウェルラウディット・ファイターだ。レスリング、グラップリング、打撃、全て僕の方が上だよ。彼はレスリングがベースだから、テイクダウンを狙ってくるだろう。でも、受けて立つよ。テイクダウンを奪われることはない。試合を見て欲しい。

土曜日は、僕が他のバンタム級ファイターと違うところを見せるよ。いつまでもランク外やランクの下の方で戦うつもりもない。すぐにランキングを上げて、大きな契約をして、ビッグマネーを手にするよ(笑)。もちろんタイトル挑戦がすぐに実現するとは思っていない。でも、まだ時間も残されているし、急がない。それに本音をいえばトニー・グレーブリーは最もハードな相手だ。KOパワーがあるし、レスリングが強い。でも何を恐れていない。自分がどれだけのものか、トニー・グレーブリーと戦った確認するんだ」

■視聴方法(予定)
9月18日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN210対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ(米国)
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ビル・アレジオ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
ジョセフ・パイファー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボザー(カナダ)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
パット・サバティーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス(米国)
ルイス・コウシー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
サラ・マクマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
デニース・ゴミス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
ダニエル・セジューベル(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
マリア・アガポヴァ(カザフスタン)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モッタ(ブラジル)
キャメロン・ヴァンキャンプ(米国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 ビル・アレジオ

【UFC ABC03】三角絞めを凌がれたバーンズ弟が、急降下。動けず、立てず戦闘不能でアレジオに敗れる

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
Def.2R1分15秒by TKO
エウベウチ・バーンス(ブラジル)

前蹴りから組んだバーンズが、ヒザ蹴りをキャッチされ体を入れ替えられる。ボディロックから後方に倒れ込むようにテイクダウンしトップを奪たバーンズは、マウント狙いから反転したアレジオの動きに合わせてバックへ。前方に落とされながら三角絞め。そのまま腕を伸ばしに掛かったバーンズは、下からエルボーを打っていく。

再び腕を伸ばしに掛かったバーンズだが、鉄槌で殴られヒザを肩に受けるとオモプラッタに切り替える。バーンズの体を跨ぐようにハーフでトップを取ったアレジオは腕を抜いて、抑えると左のパンチを落とす。下からのパンチをかわし、左右の拳を入れたアレジオに対し、バーンズはハイガードからのオモプラッタへ。これを防いだアレジオが、スクランブルで後方から殴るつける。立ち上がると思いきや、引き込んだバーンズは、必死にクローズドガードを取る。アレジオは立ち上がり、スタンドで待ち受ける。まさに嫌々立ち上がったバーンズは、直ぐに組んで後方に倒れ込む。引き込みもならずトップから殴られたバーンズは、ラウンド終了後もすぐに立ち上がれなかった。

2R、開始前にドクターチェックを受けたバーンズは、試合が再開されると蹴り足を掴んでバックに回るが、アレジオが即胸を合わせハイガードに鉄槌を落としていく。ハーフからクローズドのバーンズは、消耗が激しい。アレジオは立ち上がって、肩口に蹴りを入れると足関節狙いを防ぎ鉄槌を落として立ち上がる。

顔面を踏みつけそうになったアレジオは、立ち上がってバーンズを待ち受ける。すぐに立ち上がらないバーンズを見て、レフェリーが試合を止めた。ヒザの古傷がパンクしたのか、心がパンクしたのか。「三角はタイトじゃなかった」とアレジオは話した。


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INVICTA MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 アマンダ・レモス アレックス・ヴォルカノフスキー エミリー・ダコーテ シャルル・ジョーダン ジェシカ・ペネ ジャイー・ロドリゲス ジャック・ショア スムダーチー ダスティン・ストーツフス チョン・ダウン ビル・アレジオ ブライアン・オルテガ ボクシング マックス・ホロウェイ マット・シュネル ミーシャ・テイト リッキー・シモン リー・ジンリャン 岡見勇信 水垣偉弥

【UFC ABC03】Fight Night以上PPVよりマニア好み。チョン・ダウン、岡見越えなるか。ミーシャの今は?

【写真】フライ級でミーシャは頂点を狙えるようなパフォーマンスを見せることができるか(C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)にニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナで開催されるUFC on ABC03「Ortega vs Rodriguez」の計量が15日(金・同)に終了し、出場全24選手全員がクリアしている。

東部時間帯でプレリミは午前スタートとなるNY真昼の決戦、メインはフェザー級のブライアン・オルテガ✖ジャイー・ロドリゲスという再起戦対決となった。


(C)Zuffa/UFC

オルテガは昨年9月にアレックス・ヴォルカノフスキーのベルトに挑戦して敗北、ロドリゲスは昨年11月のマックス・ホロウェイに敗れて以来の実戦復帰となる。

いわば同階級のトップツーの軍門に下った両者にとって、頂点を目指す権利を再度得るための過酷なサバイバルマッチだ。ボクシング&柔術、削って極めるオルテガに対し、独特のテコンドームーブで変幻自在な打撃に加え、下になっても極めのあるロドリゲスの対戦は、スタンドで蹴りの間合いが続かない限り、立ちもグラウンドもダイナミックな攻防に発展すること間違いないだろう。

とはいえ、大切な試合を落としてからの再起戦、動きが固くなり思い切りの良さが抑えられるファイトになる可能性もあるが……。セレモニアル計量では「試合がどうなるのかは分からない。でもウォーになることは確かだ」とロドリゲス。一方のオルテガも「メキシコからNYへ、イッてしまっているウォリアーのお出ましだよ。バチバチの戦いになるよ」と話した。

そんなセレモニアル・フェイスオフで見せたロドリゲスの気合と、T-Cityの落ち着き様を見る限り期待を裏切らないギリギリの戦いを両者は覚悟しているようだった。

(C)Zuffa/UFC

マンハッタンから30キロのNY真昼の決戦。

ショーン・バーゴ✖シャルル・ジョーダン、ジャック・ショア✖リッキー・シモンのように打撃、組みでがっぷり四つの真っ向勝負など、Fight Night以上──PPVよりマニアックというMMAファンには楽しみな対戦カードが揃っている。

(C)Zuffa/UFC

と同時にどうしても気になるのが、メインカードにリー・ジンリャンとスムダーチーという中量級と軽量級の中国人ファイターが2人も登用されていることだ。

UBSアリーナが隣接するクイーンズだけで中国系米国人は20万人住んでおり、お隣のブルックリンも15万を超える同朋が生活している。

(C)Zuffa/UFC

とはいって、ご当地ファンの導入狙いではプレリミ出場で十分なはず、やはりUFCの同国市場への期待の表れととれるだろう。

そのメインカードにはMMA復帰戦から3戦目、フライ級に階級を落としたミーシャ・テイトが2016年11月のMSG以来、5年8カ月振りのNYで戦う。意気込みは実に潔い、ただし動きが落ちていることは否めないミーシャ。スケールでもお馴染みの力こぶにキスのポーズを披露したが、ローレン・マーフィー相手にどこまで全盛期に近いパフォーマンスを披露できるか。

(C)Zuffa/UFC

アジア系ではなんといってもチョ・ダウンに注目だ。

1ドローを挟んでいるとはいえ現在オクタゴンで4連勝中、ライトヘビー級ということを考えればMMA版漢江、いやアジアの奇跡と言っても過言でない。チョ・ダウンが今大会でダスティン・ジャコビーを破れば5連勝と岡見勇信を抜き、水垣偉弥に並ぶことになる(※蛇足ながら岡見の偉大さは4連勝以外に、3連勝を3度している点にも表れている)。

(C)Zuffa/UFC

オープニングマッチにはInvicta FCからストロー級世界王者のエミリー・ダコーテがステップアップ、。

女子MMAファイターにとってインヴィクタからUFCは王道のステップアップ方法だっただけに、注目のダコーテの初陣──と、第1試合からヘッドラインまで、本当にMMAが好きなファンにとって非常に楽しみなラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
7月17日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ABC03計量結果

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
スムダーチー: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・バーゴス: 145.8ポンド(66.13キロ)
シャルル・ジョーダン: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
ミーシャ・テイト: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ダルシャ・ランジョンブラ: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
エウベウチ・バーンス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドワイト・グラント: 184.4ポンド(83.64キロ
ダスティン・ストーツフス: 185.6ポンド(84.18キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ: 115.8ポンド(52.52キロ)
エミリー・ダコーテ: 115.6ポンド(52.43キロ)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship UFC UFC ABC03 エウベウチ・バーンズ ビル・アレジオ

【UFC ABC03】23カ月振りの再起戦、エウベウチ・バーンス「サンフォードMMA? キルクリフFCだよ」

【写真】組みの強さは絶対。課題は打撃よりも、スタミナと思われるが……果たして(C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナでUFC on ABC03「Ortega vs Rodriguez」が開催され、エウベウチ・バーンズが1年11カ月振りの実戦でビル・アレジオと対戦する。

ONE ChampionshipからTitan FCを経て、UFCを契約し兄ドゥリーニョの後を本格的に追い始めたバーンズが、なぜ2年もオクタゴンを離れていたのか。対戦相手の急な変更に関して心情を尋ねると、彼のMMAを戦う気構えが伝わってきた。


──23勝0敗のクセイン・アスカボフと対戦予定が、ビル・アレジオに代わりました。いつ頃、知りましたか。

「先週の土曜日だから、試合の1週間前だね。アスカボフはレスラーでありグラップラーで、アレジオはストライカーだ。でも相手は関係ないよ。ケージの中に入ってから、自分のやるべきことは変わらない。チャンピオンは相手を選ばない。僕はUFCのチャンピオンになるつもりだし、対戦相手の変更は問題ないよ。ただアレジオをフィニッシュする。アグレッシブに戦って、終わらせる。それが土曜日に僕がやるべきことなんだ」

──対戦相手の変更にも、まったく動揺する感じもないですね。

「全くね。相手がどうであれ、重要なことはしっかりと準備ができているか。試合をするうえで一番大切なことをパーフェクトにこなせたから、全く動じることはなかったよ。僕のMMAデビュー戦は3日前に決まった。2戦目は5日前だったよ。

日々、自分を磨いて技術をしっかりと身につけていれば、何も問題ない。この間も打撃、レスリング力を伸ばしてきた。もちろん、柔術はこれまで通り僕の一番の武器だ。後は戦うだけさ」

──ところで前回の試合は2020年8月でした。約2年間、実戦から遠ざかっていましたが、どういう事情があったのですか。

「ヒザの状態が、深刻に悪化したんだ。手術をして、去年の7月のビリー・クウァンティロとの試合をキャンセルした。そしてリハビリに努めている期間中に、ジムを開いた」

──えっ、そうだったのですか。

「ザ・ウェイ・マーシャルアーツという柔術ジムをフロリダのランタナに創ったんだよ。道場をオープンさせてからしばらくは、そこの時間を費やし自分の練習はできなかった。というよりも、人生を賭けて創ったジムだから当然だよね。そしてヒザも良くなり、ジムの順調だから、4、5カ月前にケージに戻って戦うことを決めたんだよ」

──MMAのトレーニングは、サンフォードMMAで行っているのですか。

「そうだよ。でも、ジムの名前は変わった。もうサンフォードMMAじゃなくて、キルクリフ・ファイトクラブだ。でもチームのメンバーも、コーチも変わりない。建物も施設も、設備も変わらない。ただ、名前が変わっただけで。

MMAのトレーニングはキルクリフFCで行い、柔術はザ・ウェイ・マーシャルアーツでやっているよ。最高レベルのトレーニングパートナーに囲まれ、兄もいるしサイド・サパロフもコーナーに就いてくれる。今回の準備ではアンドレ・ハリソンが本当に助けてくれた」

──ACLの手術後は、感覚が違うという選手が多いです。その辺りはいかがですか。

「ヒザは新しくなった。しっくり来ているよ。もちろん、100パーセントじゃない。でも、今の状態で無理なく戦えるファイトを心掛ける。そして、結論としてこれまでと同じように戦えると思っている。

スタイルは同じでも、能力は上がっている。僕はもうただのグラップラーじゃない。MMAファイターとしての全てのスキルを使って土曜日は勝ちたいと思っている。もちろん、グラウンドに持ち込むと問題なくフィニッシュできるしね」

──お兄さんのドゥリーニョがケージのなかで見せる打撃と同等のモノを、エウベウチに期待して良いですか。

「同じレベルにあることは期待してもらって良いよ。ただし、兄とはスタイルは違う。ドゥリーニョは中間距離と接近戦を好むけど、僕はリーチが長いし距離は同じじゃない。でも、同じだけの技量は身に着けている。兄は僕よりパワーがある。僕の安定感とスピードで勝負する。

当然、僕のグラップリングはアレジオを大きく上回っている。すぐに組んで寝技に持ち込むのが、一番手っ取り早い。でも、打撃も試してみたい。そして必要になればグラウンドに持ち込もうと思う。アレジオもリーチがあるけど、それほど違いはない。彼の距離は僕の距離だ。それに距離はそれほど重要じゃない。大切なのはタイミングだから。そこは十分に準備してきたよ」

──ドゥリーニョは既に世界王座にも挑戦しています。チャンピオンを目指すと言っていましたが、どのようにステップアップを図っていきたいと思っていますか。

「無理から急がないよ。与えられた試合を1試合、1試合と勝ち続ける。今、どこの位置にいようが勝っていると、上にいくだけだから。今、UFCフェザー級という山の中腹まで来た。今は頂点が見える場所に来た。ここからだよ、本格的に頂点を目指すのは。今年中に、より自分の居場所を明確にしたい」

──エウベウチ、今日はありがとうございました。

「こちらこそ。僕は柔術という東洋のマーシャルアーツを代表してUFCで戦っているつもりだ。土曜日の試合は、ぜひ僕のサポートを日本のファンにしてほしい。そして、僕のインスタをチェックしてほしい。アリガト!!」

■視聴方法(予定)
7月17日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC Fight Pass

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