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45 AB F1 MMA o PFL TOMA   キック セドリック・ドゥンベ ビソングール・シャンソウディノフ

『PFL Europe 1(2024)』試合結果/ハイライト動画

フィガロブックス おいしいフランスおいしいパリ(Figaro Books)


PFL Europe results, live stream: Doumbé vs. Chamsoudinov(MMAFighting)
Main Card (MMA Fighting, 2:30 p.m. ET)

・Baysangur Chamsoudinov def. Cédric Doumbé via TKO (referee stoppage) at 1:21 of Round 3

・Abdoul Abdouraguimov def. Jack Grant via split decision (30-27, 28-29, 29-28)

・Ibrahim Mane def. Chequina Noso Pedro via split decision (29-28, 28-29, 29-28)

・Ignacio Capella def. Yazid Chouchane via KO (uppercut) at 2:31 of Round 2

・Jakub Kaszuba def. Kane Mousah via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

Preliminary Card (11 a.m. ET)

・Daniele Miceli def. Yassin Najid via sub (Von Flue choke) (R1, 0:27)

・Islem Masraf def. Mickael Groguhe via first-round KO (R1, 0:10)

・Patrick Habirora def. Claudio Pacella via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28)

・Connor Hughes def. Anatolij Baal via first-round TKO (1:13)

・Daniele Scatizzi def. Alex Chizov via sub (heel hook) (R1, 1:59)

・Florim Zendeli def. Tomasz Langowski via sub (rear-naked choke) (R1, 4:11)

・Kevin Del def. Younes Najid via sub (kneebar) (R1, 1:10)

 3月7日にフランス・パリのアコー・アリーナで開催された『PFL Europe 1(2024)』の試合結果。PFL Europeシリーズは4階級で8人トーナメントが行われ、今大会はウェルター級とライト級トーナメントの準々決勝の他にワンマッチも多数行われています。

 メインイベントのビソングール・シャンソウディノフ vs. セドリック・ドゥンベは、ドゥンべが試合中にガラスの破片を踏んだので外すために一旦試合を止めることを要求したものの、認められずにレフェリーストップで試合終了という何ともバツの悪い結果に。他にもイスレム・マスハフ vs. ミカエル・グログエで、グログエが何もすることなく10秒で左ハイキックを浴びてKO負けというこれまた不可解な試合がありました。


 ビソングール・シャンソウディノフ vs. セドリック・ドゥンベ フィニッシュシーン。


 イスレム・マスハフ vs. ミカエル・グログエ フィニッシュシーン。続きを読む・・・
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45 GLORY MMA MMAPLANET o PFL   キック セドリック・ドゥンベ ビソングール・シャンソウディノフ 太田忍 平本蓮

【PFL Euro2024#01】ガラスの破片が指に?! キック✖レスリングは沸点直前に世にも奇妙な幕切れに

【写真】例えばの話で──階級は違うが、平本蓮が太田忍と戦ってこれができるのか──というMMAをドゥンベは見せていた。そしてシャンソウディノフが求めるファイトマネー増額も然り。銭の取れるMMAだった(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
ビソングール・シャンソウディノフ(フランス)
Def.3R1分21秒by TKO
セドリック・ドゥンベ(フランス)

キック王国、GLORY世界王者だった知名度は抜群のドゥンベがアコー・アリーナの満員のファンの大声援が迎えられる。同じフランス国籍を持つシャンソウディノフに大ブーイングが浴びせられるなど、館内は異様な雰囲気だ。

前足重心で低い姿勢のドゥンベが、まず左ボディを伸ばす。右ローをキャッチしてテイクダウンに成功したシャンソウディノフに、ドゥンベがバタフライガードから即立ち上がる。ドゥンベのジャブに、シャンソウディノフが右オーバーハンドを合わせようとする。ドゥンベは右カーフ、シャンソウディノフが左ローを掴んで、2度目のテイクダウンを決める。

ドゥンベはここもバタフライガードを取るが、シャンソウディノフが左足を抜く。スクランブルのドゥンベはバックにつかれて前転から立ち上がるが、背中を譲った状態が続く。シャンソウディノフはケージにドゥンベを詰め、クレイドルからダブルレッグに移行して3度目のテイクダウンを決める。蹴り上げからスタンドに戻ったドゥンベをボディロックでスラムしたシャンソウディノフ。ドゥンベはここも立ち上がり、間合いを取り直す。残り30秒、左ジャブを伸ばすドゥンベに対し、右を当てたシャンソウディノフが初回を取った。

2R、初回より近い位置でジャブを伸ばすシャンソウディノフ。左リードフック、ジャブを繰り出すドゥンベが圧を高める。シャンソウディノフもボディにボディを打ち返し、その圧に飲み込まれないように戦う。パンチを怖がらないシャンソウディノフと、テイクダウンを警戒こそしても逃げのファイトにならないドゥンベ──しっかりとMMAが成立している。と、テイクダウン狙いに左を合わせたドゥンベは姿勢を乱したにシャンソウディノフジャブから、ここでもローを繰り出す。

さすがにローは減ったが、ドゥンベはジャブで前に出る。強烈な勢いのフックに、シャンソウディノフがダブルレッグへ。左を差し、ケージを利して倒されないドゥンベに対し、シャンソウディノフが自ら離れる。ドゥンベは圧を掛け続け、右をヒット。シャンソウディノフの質量、明白に落ちる。左右に回るシャンソウディノフは、テイクダウン狙いも右を被弾しラウンドを失った。

最終回、引き続き低い獅姿勢で左から右を伸ばしたドゥンベは、シャンソウディノフのテイクダウンを切ってついにコンビを決める。強烈な圧を受けたシャンソウディノフがステップバック、ドゥンベはここに追撃の右を伸ばす。と、1分を経過したところでドゥンベが左足を指さし、レフェリーに何やら話しかける。試合続行を命じられたドゥンベは、ここで前に出なくなる。と、引き続き左足に関して何かを伝えようとするドゥンベに対し、レフェリーが試合続行不能と判断して、試合をストップ。

騒然とする場内でレフェリーは試合を続けろと言ったが、そうしなかったとドゥンベに説明。そのドゥンベは左足の親指に不具合が生じ、タイムアップを要求していた模様だ。

何か反則行為があったわけでない、体の負傷にタイムが与えられるという慣例はMMAにはない。が、突然の閉幕に観客は大ブーイングを注いだ。

「試合を止めたいなんて思わなかった。見ての通りね。今も痛いんだけど……僕は嘘つきじゃない。小さなガラスの破片が、足に刺さっている。どこで踏んだのか……ケージの中なのか……とにかく、ただ破片を取り出したかっただけなんだ。でもレフェリーが試合を続けろというから従った。対戦相手も、僕の足に何かあることを確認して『取り出せよ』と言って攻めてこなかったんだ。僕らは動きを止めて、レフェリーを見たら試合を止められた。何て言ったから良いか分からない……」という英語の説明にブーイングのファンに対し、ドゥンベは苦笑いを浮かべフランス語で再度状況を話した。

その説明をシャンソウディノフも笑みを浮かべながら聞くという、世にも奇妙な幕切れとなってしまい──当然のようにドゥンベは再戦を要求。シャンソウディノも「セドリックはキックのレジェンドで尊敬している。こんな勝ち方は望んでいなかった。もちろん、再戦をしたいから、もっと高いファイトマネーを用意してくれ」とコメントした。


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【PFL Euro2024#01】計量終了 ドゥンベ✖シャンソウディノフ、2分18秒も視線を外さず!!

【写真】正面を向いても、インタビューが始まっても両者は視線をぶつけ合い続けた(C)MMAPLANET

7 日(木・日本時間)、フランスはパリのアコー・アリーナで開催されるPFL Euro2024#01の計量が6日に行われている。
Text by Manabu Takashima

4階級、8人制トーナメントを4イベントで消化するPFL欧州シリーズの開幕戦はウェルター級とライト級の2つのトーナメントの準々決勝が計8試合、メインとコメインはウェルター級のワンマッチが組まれるなど、計12試合に出場する24人のファイターは、誰も計量をオーバーする選手はなかった。


アコー・アリーナがソールドアウトとなった欧州シリーズのメインはGLORY世界ウェルター級王者からMMAに転向して、6戦目のドゥンベに対し、テイクダウンと投げを得意とするシャンソウディノフの一戦。フランス国籍のカメルーン人✖チェチェン人の対戦は、フェイスオフ後に正面を向いての撮影になっても目を外さない。

「最後に一言を」と司会に言われシャンソウディノフが「俺は超強いぞ」と言えば、ドゥンベは「タフなことは分かっているし、戦うことが楽しみ。KOする」と、ここも視線を外さずコメントをした。

さらにドゥンベは後ろ歩きでステージの端まで移動しつつ、シャンソウディノフと視線をぶつけ続ける。

と、トゥンベはステージ中央まで戻り2度目のフェイスオフへ。ついにはダン・ハーディーが両者を分けるまで2分18秒も視線を合わせ続けた。

■視聴方法(予定)
3月8日(金・日本時間)
午前0時45分~U-NEXT


■ PFL Euro2024#01計量結果

<ウェルター級/5分3R>
セドリック・ドゥンベ: 170.2ポンド(77.2キロ)
ビソングール・シャンソウディノフ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブドゥル・アブラギモフ: 169.7ポンド(76.97キロ)
ジャック・グラント: 169.3ポンド(76.79キロ)

<ウェルター級T準々決勝/5分3R>
イブラヒム・マネ: 170.8ポンド(77.47キロ)
シェキナ・ノーソ・ペドロレ: 169.9ポンド(77.06キロ)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
ヤジッド・シュシャン: 154.7ポンド(70.17キロ)
イグナイシオ・カペラ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
ヤクブ・ギャズバ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ケイン・マウサ: 155.9ポンド(70.71キロ)

<ウェルター級T準々決勝/5分3R>
ヤシン・ナジド: 170.9ポンド(77.51キロ)
ダニエレ・ミチェーリ: 169.7ポンド(76.97キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ミキャエル・グログエ: 261.9ポンド(118.79キロ)
イスレム・マスハフ: 260.2ポンド(118.02キロ)

<ライト級/5分3R>
パトリック・アビホハ: 156ポンド(70.76キロ)
クラウディオ・パチェッラ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
コナー・ヒューズ: 155.7ポンド(70.62キロ)
アナトリ・バアル: 154.9ポンド(70.26キロ)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
アレクサンドル・チノフス: 154.9ポンド(70.26キロ)
ダニエレ・スカティッチ: 154.3ポンド(69.98キロ)

<ウェルター級T準々決勝/5分3R>
トマシュ・ワンゴフスキ: 169.5ポンド(76.88キロ)
フロリン・ゼンデリ: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ミドル級/5分3R>
ユネス・ナジド: 186ポンド(84.37キロ)
ケヴィン・デル: 185ポンド(83.91キロ)

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45 AB BELLATOR GLORY MMA MMAPLANET o PFL アレックス・ポアタン キック セドリック・ドゥンベ ダコタ・ディチェバ ティム・ワイルド ビソングール・シャンソウディノフ ボクシング

【PFL Euro2023#01】PFLヨーロッパはパリから。欧州のアレックス・ペレイラ=セドリック・ドゥンベ登場

【写真】キックで75勝、45KOのKO勝利の元GLory世界王者。こういうところを掘り続けられると、大変なことになるッ!!(C)PFL

18日(木・現地時間)にPFLが、PFL Europe 2024シーズン初イベントを3月7日(木・同)にフランスはパリのアコー・アレナで開催し、カード第一弾としてウェルター級のセドリック・ドゥンベ✖ビソングール・シャンソウディノフを組むことを発表している。
Text by Manabu Takashima

Bellatorの買収と、2月24日のサウジアラビアにおけるPFLとBellatorの王者対決PPV大会「PFL Champion vs Bellator Champion」の早々の実現。MMA界を席巻するPFLにとって6つの軸の一つであるPFL International Leaguesの一環として、昨年から活動しているPFL Europeのカレンダーがレギュラーシーズンに先立ち明らかとなった。

PFL Euro 2ndシーズンはパリでスタートを切り、7月8日に英国/イングランドのニューカッスル大会、9月28日には英国/スコットランドのグラスゴー大会を経て、日時&開催地未定の決勝大会が行われることに。つまりPFL League Seasonがレギュラーシーズン2戦(6イベント)+プレーオフ(3イベント)&フィナーレ(1イベント)の10大会で構成されるのと違い、ユーロシーズンは4イベントで成り立っている。

PFL Euro2023はバンタム級、ライト級、女子フライ級、そしてライトヘビー級の4階級で8人トーナメント戦として実施され──バンタム級ではドイツのクルシェド・カホロフ、ライト級はポーランドのヤクブ・キャスバ、女子フライ級は英国のダコタ・ディチェバ、ライトヘビー級はスロヴェニアのヤコブ・ネドーが制し、それぞれが優勝賞金10万ドルを獲得している。


今年、トーナメントが組まれる階級は現時点で分かっているのは、昨年は実施されなかったウェルター級の1階級のみで、出場選手はライト級王者カズバの名前が挙げられているが、他の3階級と出場ファイターのアナウンスはこれからとなる。

欧州全域からファイターが集まっていた2023年シーズンだが、ヨーロッパはBellatorがもとから英国のみならず、アイルランドやイタリア、フランスでマーケットを開拓してきた土地だ。昨年もダブリン、パリと2大会を開き、2022年はミラノ、ダブリン、ロンドン、パリで合計5大会を行っている。それらの大会にはいわゆる欧州枠とされる選手が出場しており、北米イベントに進出するファイターを見出してきた。

フェザー級のキアラン・クラーク(アイルランド)、ジョシュ・オコーナー(英国)、アザエラ・アジョウジ&イーブ・ランジェ(フランス)、ライト級のティム・ワイルド(英国)、ウェルター級のルカ・ポリク(モルドバ)らはPFL Euroのラインナップに加わるようだと、優勝候補に十分になり得る。果たして、他の3階級と出場選手がどのような顔ぶれとなるなるのか非常に楽しみな2024年のPFL欧州の戦いだ。

その戦いの幕開けで早々に決定したセドリック・ドゥンベ✖ビソングール・シャンソウディノフ。ドゥンベはカメルーン出身で、時期で有名なフランス中部リモージュを拠点とする。

昨年9月のPFL欧州デビュー戦となったジョーダン・ゼボ戦で09秒左フックでKO勝ちというインパクトを残したドゥンベのMMAレコードは5勝0敗で、全試合がKO勝ちとなっている。前述した左フックは大外を回るロングと、ワキをしめてコンパクトに射貫くケースがあり、とにかくスピードが半端ない。

顔面のみならず、腹を効かせた後の仕上げはヒザ蹴りや上への蹴りが流れるように繰り出される──この辺りはさすが元GLORY世界ウェルター級王者で83戦75勝7敗1分、45のKO勝ちを誇る強豪キックボクサーだっただけのことがある。

欧州&PFL版、アレックス・ポアタンといっても過言でないドゥンベに相対するシャンソウディノフは、パリ在住のチェチェン人ファイター。戦績は8勝0敗でAres FCウェルター級戦線で活躍してきた。上背はないが、ボクシング&レスリングと柔道の足技を融合させ、グラウンドで強力なパウンドとエルボーを持つ。

ドゥンベにとって、リーチの差はあっても潜るようなテイクダウンを持つシャンソウディノフは分の良い相手なのか、それとも苦手とするタイプなのか。MMAファイターとして総合力が問われる対戦であり、またこのような選手をしっかりとフランス・パリ大会で重用できるのはPFLの市場が多岐に渡っている表れといえる。

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